JPH08327372A - 光ファイバジャイロ - Google Patents

光ファイバジャイロ

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JPH08327372A
JPH08327372A JP13061395A JP13061395A JPH08327372A JP H08327372 A JPH08327372 A JP H08327372A JP 13061395 A JP13061395 A JP 13061395A JP 13061395 A JP13061395 A JP 13061395A JP H08327372 A JPH08327372 A JP H08327372A
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serrodyne
dither
optical fiber
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Toshiyuki Muroi
利幸 室井
Mikio Morohoshi
幹雄 諸星
Yoshiaki Imamura
良明 今村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】セロダインループにディザ信号を付加する方式
のセロダイン変調方式の光ファイバジャイロにおいて、
ディザ信号の振幅を小さくすることを目的とする。 【構成】第1の例では、ディザ回路は同期検波器の出力
信号を入力する低域フィルタと該低域フィルタの出力信
号と直流除去器を経由して供給されたディザ信号とを加
算する加算器と該加算器の出力信号を入力するPI(比
例+積分)回路とを有する。第2の例では、ディザ回路
は同期検波器の出力信号と直流除去器を経由して供給さ
れたディザ信号とを加算する加算器と該加算器の出力信
号を積分する積分器を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば航空機、船舶、
自動車等の角速度計として使用して好適な光ファイバジ
ャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバジャイロは角速度を計測する
装置として広く使用されており、小型で且つ高い信頼性
を有する長所がある。光ファイバジャイロは光のサグナ
ック効果(サニャック効果ともいう。)を利用して角速
度を計測するように構成されている。干渉型の光ファイ
バジャイロでは、複数回巻かれた光ファイバループより
なる1本の長い光路を互いに反対方向に光を伝播させ、
斯かる2つの伝播光の干渉光に現れる位相差より角速度
を求める。干渉型の光ファイバジャイロとして、例えば
位相変調方式、斯かる位相変調方式を改良したセロダイ
ン変調方式等がある。
【0003】図5を参照してセロダイン変調方式の光フ
ァイバジャイロを説明する。この例は本願出願人と同一
の出願人によって平成3年6月4日に出願された特願昭
3−132989号(特開平4−369421号)に記
載されたものである。詳細は斯かる出願を参照された
い。
【0004】光ファイバジャイロ装置は、半導体レー
ザ、発光ダイオード等の発光器1と検出光を電流に変換
する受光器2と1本の光ファイバを複数回巻いて形成さ
れた光ファイバループ3と偏光子4と光ファイバを伝播
する光を合成し又は分岐する第1及び第2のカプラ5、
6と光ファイバループ3の両端にそれぞれに設けられた
位相変調器8及びセロダイン変調器9とを有する。
【0005】発光器1より出力された光は第1のカプラ
5及び偏光子4を経由し、第2のカプラ6によって2つ
の伝播光に分岐され、光ファイバループ3を互いに反対
方向に伝播する。即ち、一方は光ファイバループ3を右
周りに伝播し、他方は左周りに伝播する。
【0006】光ファイバループ3に外から角速度Ωが加
わると、サグナック効果によって、光ファイバループ3
内を互いに反対方向に伝播する光の間に位相差Δθが生
じる。斯かる位相差Δθは角速度Ωに比例し、次の式で
表される。
【0007】
【数1】Δθ=(2πDL/λc)Ω
【0008】ここに、Dは光ファイバループ3のループ
径、Lは光ファイバループ3の長さ、λは発光器1から
出力される光の波長、cは光速、Ωは光ファイバループ
3のループの中心軸線周りの角速度を表す。
【0009】セロダイン変調方式によると、光ファイバ
ループ3を右周りに伝播する光と左周りに伝播する光は
位相変調器8及びセロダイン変調器9によってそれぞれ
位相変調される。光ファイバループ3を右周りに伝播す
る光EC は、光ファイバループ3の入口でセロダイン変
調器9によってセロダイン変調され、光ファイバループ
3の出口で位相変調器8によって位相変調される。光フ
ァイバループ3を左周りに伝播する光ECCは、光ファイ
バループ3の入口で位相変調器8によって位相変調さ
れ、光ファイバループ3の出口でセロダイン変調器9に
よってセロダイン変調される。
【0010】光ファイバループ3を右周りに伝播した光
C と左周りに伝播した光ECCは第2のカプラ6に導か
れる。第2のカプラ6に導かれる2つの光EC 、ECC
次のように表される。
【0011】
【数2】 EC =E0 sin(ωt−Δθ/2+β0 +αT ) ECC=E0 sin(ωt+Δθ/2+βT +α0
【0012】ここに、E0 は振幅、ωは光の周波数に対
する角周波数、tは時間、Δθ/2はサグナック効果に
より生じた位相差、β0 及びβT は位相変調器8によっ
て生成された位相差、α0 、αT はセロダイン変調器9
によって生成された位相差である。
【0013】斯かる2つの光EC 、ECCは第2のカプラ
6によって合成され、干渉光が生成される。斯かる干渉
光は第1のカプラ5を経由して受光器2によって検出さ
れる。受光器2によって検出される干渉光の強さIは次
の式によって表される。
【0014】
【数3】 I=2E0 2〔1+cos(Δθ+βT −β0 +αT −α0 )〕 =2E0 2〔1+cos(Δθ+Δβ+Δα)〕
【0015】
【数4】Δβ=βT −β0 Δα=αT −α0
【0016】ここにΔβは位相変調器8によって生成さ
れた位相差、Δαはセロダイン変調器9によって生成さ
れた位相差である。Δαはセロダイン位相差と称され
る。
【0017】位相変調器8による位相変調は角周波数ω
m の基準周波数の正弦波を使用して行われる。斯かる場
合、位相差βT 及びβ0 は次の式によって表される。
【0018】
【数5】βT =βsin(ωm t+ωm ・τ/2) β0 =βsin(ωm t−ωm ・τ/2)
【0019】ここに、βは定数、τは光が光ファイバル
ープ3を伝播するのに要する時間である。この式より位
相差βT とβ0 の差を求めると次のようになる。
【0020】
【数6】 Δβ=βT −β0 =2βsin(ωm ・τ/2)・cosωm t =z・cosωm
【0021】zは位相変調度と称され、位相変調器8に
供給される電圧信号の大きさによって変化する。位相変
調度zは次の式によって表される。
【0022】
【数7】z=2βsin(ωm ・τ/2)
【0023】数6の式の位相差Δβを数3の式の右辺に
代入して展開する。受光器2によって検出される干渉光
の強さIは次の式によって表される。
【0024】
【数8】I=2E0 2〔1+cos(Δθ+Δα){J0
(z)+2Σk=1 2k(z)cos2k・ωm t}−2
sin(Δθ+Δα)Σk=0 2k+1(z)sin(2k
+1)ωm t〕
【0025】EO は光の強さに関係する定数、ωm は位
相変調器8によって付与された角周波数、zは位相変調
度、J0 、J1 、J2 、・・・はベッセル関数、tは時
間である。
【0026】数8の式は次の数9の式のように表され
る。
【0027】
【数9】I=I0 −I1 sinωm t+I2 cos2ω
m t−I3 sin3ωm t+I4cos4ωm t+・・
【0028】但し、I0 、I1 、I2 、I3 、I4 は次
の数10の式によって表される。尚、I0 は直流成分、
1 は1倍波成分、I2 は2倍波成分、I3 は3倍波成
分等と称される。
【0029】
【数10】 I0 =2E0 2{1+J0 (z)cos(Δθ+Δα)} I1 =4E0 21 (z)sin(Δθ+Δα) I2 =4E0 22 (z)cos(Δθ+Δα) I3 =4E0 23 (z)sin(Δθ+Δα) I4 =4E0 24 (z)cos(Δθ+Δα)
【0030】図6にセロダイン変調器9によって生成さ
れる位相差α0 、αT 及びセロダイン位相差Δαの波形
を示す。図6Aに示すように、位相差信号α0 、αT
振幅2π、周期TS の鋸歯状波である。図6Bに示すよ
うにセロダイン位相差信号Δαは交互に値がαS とαS
−2πに変化する周期TS の矩形波である。1周期T S
において、時間τだけΔα=αS −2π、時間TS −τ
だけΔα=αS となる。αS は鋸歯状波の勾配に比例
し、次の式によって表される。
【0031】
【数11】αS =2πτ/TS =2πfS τ
【0032】TS は位相差信号Δαの周期、fS (=1
/TS )は位相差信号Δαの周波数、τは光ファイバル
ープ3を光が伝播するのに要する時間である。
【0033】セロダイン変調方式では、数10の式の1
倍波成分I1 がゼロとなるように、即ち、sin(Δθ
+Δα)=0となるように、セロダイン変調器9によっ
て伝播光は位相変調される。従って、セロダイン変調器
9を含むフィードバックループ、即ち、セロダインルー
プの安定点ではΔα=−Δθである。
【0034】Δα=αS =2πτ/TS とすると、正負
の符号を無視して、Δθ=2πτ/TS となる。これを
数1の式に代入すると、次の式が得られる。
【0035】
【数12】Ω=λcτ/DLTS =λcτfS /DL
【0036】再び図5を参照する。光ファイバジャイロ
は更に電流電圧変換器7と信号発生器11と同期検波器
12とディザ回路15、20、21とセロダイン波信号
発生回路16、18、19とカウンタ17とを有する。
ディザ回路15、20、21は第1の積分器15と加算
器20及びディザ信号発生器21とを含む。セロダイン
波信号発生回路16、18、19は第2の積分器16と
リセット回路18と2π基準器19とを含む。
【0037】電流電圧変換器7は数8の式又は数9の式
によって表される電流信号を電圧信号に変換する。同期
検波器12は信号発生器11より出力された角周波数ω
m の基準信号を入力して数10の式の1倍波成分I1
検波する。従って、同期検波器12は1倍波成分I1
含む電圧信号VS を生成しそれを第1の積分器15に供
給する。
【0038】図7を参照してディザ信号VD の機能を説
明する。図7は、第1の積分器15の出力信号VOUT
ディザ信号発生器21によって生成されたディザ信号V
D 及び加算器20の出力信号、即ち、第2の積分器16
の入力信号VINの波形を示す。ディザ信号VD は、一定
の周期で正負に値が交番変化する正弦波の如き信号であ
り、加算器20によって第1の積分器15の出力信号V
OUT に加算される。それによって、等価的に入力角速度
ΩE が付加された状態が創りだされる。ディザ信号VD
を付加することによって、真の入力角速度ΩA の値が小
さい場合であっても、スケールファクタ誤差及び不感領
域を除去することができる。
【0039】加算器20の出力信号VINは第2の積分器
16に供給される。第2の積分器16の出力信号はリセ
ット回路18にフィードバックされ、リセット回路18
は2π基準器19によって生成された2π信号と第2の
積分器16の出力信号を比較する。リセット回路18
は、積分器16の出力信号の値が増加又は減少して±2
πになったらリセット信号を生成し、積分器16の出力
信号をリセットする。こうして、第2の積分器16から
は図6Aに示す如きセロダイン変調信号(但し、正負に
符号が変化する。)が生成され、斯かるセロダイン変調
信号はセロダイン変調器9に供給される。
【0040】カウンタ17によって計数されるパルス数
は、真の入力角速度ΩA に相当するパルス数ばかりでな
くディザ信号VD によって等価的に付加された角速度Ω
E に相当するパルス数を含む。
【0041】しかしながら、ディザ信号VD は符号が交
番的に変化する周期信号であるため、ディザ信号VD
相当するパルス数を相殺させて真の入力角速度ΩA だけ
を取り出すことができる。また、ディザ信号発生器21
における温度変化や部品誤差又はバラツキに起因してデ
ィザ信号VD に変動があっても、斯かる変動分は互いに
相殺するから出力角速度信号に影響を与えることはな
い。尚、カウンタ17の詳細は上記出願を参照された
い。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】従来のセロダイン変調
方式の光ファイバジャイロ装置では、ディザ信号VD
付加することによってセロダインループに等価的に入力
角速度を付加するから、同期検波器12の出力信号VS
は、セロダインループが安定点に達するまでは、実際の
入力角速度ΩA に対する追従偏差分VS (ΩA )とディ
ザ信号VD によって生成された等価的な角速度ΩE に対
する追従偏差分VS (ΩE )とを含む。これを式で表せ
ば次のようになる。
【0043】
【数13】VS =VS (ΩA )+VS (ΩE
【0044】従って、セロダインループの安定点では、
実際の入力角速度ΩA に対する追従偏差分VS (ΩA
はゼロとなるが、ディザ信号VD によって生成された等
価的な角速度ΩE に対する追従偏差分VS (ΩE )が常
に存在する。従って、同期検波器12の出力信号VS
ゼロとならない。
【0045】同期検波器12の出力信号VS は第1の積
分器15によって積分され、その出力信号VOUT は加算
器20に供給される。加算器20は、第1の積分器15
の出力信号VOUT とディザ信号VD を加算する。加算器
20の出力信号、即ち、第2の積分器16の入力信号V
INは次のようになる。
【0046】
【数14】VIN=VOUT +VD =VOUT (ΩA )+V
OUT (ΩE )+VD
【0047】右辺の第1項のVOUT (ΩA )は実際の入
力角速度ΩA に相当する成分、第2項のVOUT (ΩE
はディザ信号VD によって生成された等価的な角速度Ω
E に相当する成分、第3項のVD はディザ信号発生器2
1より出力されたディザ信号である。セロダインループ
の安定点では、第1項のVOUT (ΩA )は一定となる。
【0048】加算器20において、第1の積分器15か
ら出力された角速度信号VOUT (Ω E )はディザ信号V
D を打ち消すように作用する。図7に示すように、第2
の積分器16の入力信号VINはディザ信号VD に比較し
て、その振幅は相対的に小さい。第2の積分器16の入
力信号VIN、即ち、セロダインループに付加するディザ
信号は、ディザ信号発生器21によって生成されたディ
ザ信号VD そのものではなく、加算器20の出力信号V
INである。
【0049】入力角速度Ωが小さな値でもスケールファ
クタ誤差及び不感領域の発生を有効に除去するために
は、ディザ信号VD によって生成された等価的な角速度
ΩE の追従偏差分VS (ΩE )(数13の式の右辺の第
2項)の大きさを一定値以上にする必要があり、第2の
積分器16の入力信号VINの振幅を一定値以上にする必
要がある。そのためには、ディザ信号発生器21によっ
て生成するディザ信号V D の振幅値を比較的大きくする
必要があった。
【0050】しかしながら、ディザ信号VD の振幅値を
大きくすると、ダイナミックレンジが制限されたり、セ
ロダインループを正確に安定点に到達させることができ
ない等の欠点が生ずる。
【0051】例えば、第2の積分器16の入力信号
IN、即ち、セロダインループに付加するディザ信号
は、数14の式によって表されるように、第1の積分器
15の出力信号VOUT とディザ信号VD の和である。従
って、ディザ信号の振幅値を大きくすると、第1の積分
器15の出力信号VOUT (ΩA )の割合が小さくなり、
第1の積分器15の出力信号VOUT のダイナミックレン
ジが制限される。
【0052】また、同期検波器12の出力信号VS は数
13の式によって表されるように、実際の入力角速度Ω
A に対する追従偏差分VS (ΩA )とディザ信号VD
よって生成された等価的な角速度ΩE に対する追従偏差
分VS (ΩE )との和である。従ってディザ信号VD
振幅値を大きくすると、同期検波器12の出力信号V S
にてディザ信号に対する追従偏差分VS (ΩE )の割合
が大きくなり、実際の入力角速度ΩA に対する追従偏差
分VS (ΩA )の割合が小さくなる。
【0053】こうして、実際の入力角速度ΩA に対する
追従偏差分VS (ΩA )に対して十分な増幅ができない
ため、セロダインループを正確に且つ迅速に安定点に到
達させることができず、その結果として微小な入力角速
度を正確に検出することができない欠点があった。
【0054】本発明は斯かる点に鑑み、セロダインルー
プにディザ信号を付加する方式のセロダイン変調方式の
光ファイバジャイロにおいて、ディザ信号の振幅を小さ
くすることを目的とする。
【0055】本発明は斯かる点に鑑み、セロダインルー
プにディザ信号を付加する方式のセロダイン変調方式の
光ファイバジャイロにおいて、同期検波器12の出力信
号ににて、ディザ信号に対する追従偏差分VS (ΩE
の割合を小さくし、実際の入力角速度ΩA に対する追従
偏差分VS (ΩA )の割合を大きくすることを目的とす
る。
【0056】本発明は斯かる点に鑑み、セロダインルー
プにディザ信号を付加する方式のセロダイン変調方式の
光ファイバジャイロにおいて、セロダインループを正確
に且つ迅速に安定点に到達させ、微小な入力角速度を正
確に検出することができるようにすることを目的とす
る。
【0057】
【課題を解決するための手段】本発明によると、例えば
図1に示すように、光源と、光ファイバループと、該光
ファイバループ内を互いに反対方向に伝搬する第1及び
第2の伝播光を正弦波信号によって位相変調する位相変
調器と、上記第1の伝播光と第2の伝播光の干渉光を検
出する受光器と、上記受光器の出力信号を入力して同期
検波する同期検波器と、該同期検波器の出力信号を入力
するディザ回路と、該ディザ回路の出力信号を入力して
鋸歯状のセロダイン波を生成するセロダイン積分器を含
むセロダイン波発生部と、上記セロダイン波によって上
記第1及び第2の伝播光を位相変調するためのセロダイ
ン変調器と、を含み上記干渉光に発生するサグナック位
相差Δθより角速度Ωを求めるように構成された光ファ
イバジャイロにおいて、上記ディザ回路は交番振動する
ディザ信号を発生するディザ信号発生器と上記同期検波
器の出力信号を入力する低域通過フィルタと該低域通過
フィルタの出力信号と上記ディザ信号を加算する加算器
と該加算器の出力信号を入力して比例及び積分演算する
PI回路とを有することを特徴とする。
【0058】本発明によると、例えば図3に示すよう
に、光源と、光ファイバループと、該光ファイバループ
内を互いに反対方向に伝搬する第1及び第2の伝播光を
正弦波信号によって位相変調する位相変調器と、上記第
1の伝播光と第2の伝播光の干渉光を検出する受光器
と、上記受光器の出力信号を入力して同期検波する同期
検波器と、該同期検波器の出力信号を入力するディザ回
路と、該ディザ回路の出力信号を入力して鋸歯状のセロ
ダイン波を生成する積分器を含むセロダイン波発生部
と、上記セロダイン波によって上記第1及び第2の伝播
光を位相変調するためのセロダイン変調器と、を含み上
記干渉光に発生するサグナック位相差Δθより角速度Ω
を求めるように構成された光ファイバジャイロにおい
て、上記ディザ回路は交番振動するディザ信号を発生す
るディザ信号発生器と上記同期検波器の出力信号と上記
ディザ信号を加算する加算器と該加算器の出力信号を積
分するディザ積分器とを有することを特徴とする。
【0059】本発明によると、光ファイバジャイロにお
いて、上記セロダイン波発生部は、上記セロダイン積分
器の出力信号をフィードバック入力し上記セロダイン積
分器の出力信号が2πを超えたときにリセット信号を生
成しそれを上記セロダイン積分器に出力するリセット回
路と、を有することを特徴とする。
【0060】本発明によると、光ファイバジャイロにお
いて、上記ディザ信号発生器の出力側には直流成分を除
去するための直流除去器が設けられていることを特徴と
する。
【0061】
【作用】図1に示す本発明の第1の例では、加算器20
にて加算される低域フィルタ23の出力信号VF は直流
除去器22の出力信号VD を打ち消すように作用する。
低域通過フィルタ23の遮断周波数fC は直流除去器2
2の出力信号VD の周波数fD より小さい値に設定され
ているため、図2に示すように、低域通過フィルタ23
の出力信号VF におけるディザ信号VD によって生成さ
れる追従偏差分V F (ΩE )は、同期検波器12の出力
信号VS におけるディザ信号VD によって生成される追
従偏差分VS F (ΩE )に比べて小さい値となる。
【0062】従って、ディザ信号発生器21によって生
成されるディザ信号VD の振幅は小さな値であってもよ
い。また、加算器20の出力信号VA はPI回路24を
経由して第2の積分器16に供給される。こうして、P
I回路24の出力信号のダイナミックレンジに対する制
限は顕著に改善される。
【0063】図3に示す本発明の第2の例では、加算器
20にて加算される同期検波器12の出力信号VS は直
流除去器22の出力信号VD を打ち消すように作用す
る。図4に示すように、同期検波器12の出力信号VS
は直流除去器22の出力信号V D と同等の大きさの信号
として得られるから、ディザ信号発生器21によって生
成されるディザ信号VD の振幅は小さな値であってもよ
い。また、加算器20の出力信号VA は第1の積分器1
5を経由して第2の積分器16に供給される。こうし
て、第1の積分器15の出力信号のダイナミックレンジ
に対する制限は顕著に改善される。
【0064】
【実施例】図1を参照して本発明によるセロダイン方式
の光ファイバジャイロの第1の例を説明する。本例の光
ファイバジャイロは、図5を参照して説明した従来の光
ファイバジャイロと比較して、ディザ回路の構成のみが
異なり、それ以外は従来の光ファイバジャイロと同様な
構成であってよい。本例では、第1の積分器15の代わ
りに低域通過フィルタ23を設け、加算器20と第2の
積分器16の間にPI(比例+積分)回路24を設け、
更にディザ信号発生器21の出力側に直流除去器22が
設けられている。
【0065】同期検波器12の出力信号VS は数13の
式によって表されるが、低域通過フィルタ23の出力信
号VF についても数13の式と同様な関係によって表さ
れる。低域通過フィルタ23の出力信号VF は、セロダ
インループが安定点に達するまでは、実際の入力角速度
ΩA に対する追従偏差分VF (ΩA )とディザ信号V D
によって生成された等価的な角速度ΩE に対する追従偏
差分VF (ΩE )とを含む。これを式で表せば数13の
式と同様に次のようになる。
【0066】
【数15】VF =VF (ΩA )+VF (ΩE
【0067】従って、セロダインループの安定点では、
実際の入力角速度ΩA に対する追従偏差分VF (ΩA
はゼロとなるが、ディザ信号VD によって生成された等
価的な角速度ΩE に対する追従偏差分VF (ΩE )が常
に存在する。従って、低域通過フィルタ23の出力信号
F はゼロとならない。
【0068】図2に同期検波器12の出力信号VS と低
域通過フィルタ23の出力信号VFとディザ信号発生器
21によって生成されたディザ信号VD0の各波形を示
す。縦軸は同期検波器12の出力信号VS の実効振幅を
1として各波形の振幅を比率で表した値であり、横軸は
時間である。低域通過フィルタ23の遮断周波数fC
ディザ信号VD0の周波数fD より小さな値に設定されて
いる。従って低域通過フィルタ23の出力信号VF は同
期検波器12の出力信号VS に比べて十分小さい振幅を
有する。
【0069】ディザ信号発生器21より出力されたディ
ザ信号VD0は、直流除去器22によって直流オフセット
誤差が除去される。加算器20は、低域通過フィルタ2
3の出力信号VF と直流除去器22の出力信号VD を加
算する。直流除去器22の出力信号VD を加算すること
によって、等価的に入力角速度ΩE が付加された状態と
なる。加算器20にて、低域通過フィルタ23の出力信
号VF は直流除去器22の出力信号VD を打ち消すよう
に作用する。
【0070】加算器20の出力信号VA はPI(比例+
積分)回路24に供給される。PI回路24は、低域通
過フィルタ23の伝達関数と組み合わせることによって
1つの積分機能を提供するような伝達関数を有し、比例
+積分演算をする。PI回路24の出力信号Vは積分器
16に供給される。斯かる積分器16の入力信号VIN
セロダインループに付加されるディザ信号である。
【0071】入力角速度ΩA が小さな値であってもスケ
ールファクタ誤差及び不感領域の発生を有効に除去する
ためには、同期検波器12の出力信号VS において、セ
ロダインループに付加されたディザ信号によって生成さ
れる等価的な角速度ΩE に対する追従偏差成分VS (Ω
E )の大きさを一定値以上にする必要がある。
【0072】本例によると、低域通過フィルタ23の出
力信号VF におけるディザ信号VDによって生成された
等価的な角速度ΩE に対する追従偏差成分VF (ΩE
は、同期検波器12の出力信号VS におけるディザ信号
D によって生成された等価的な角速度ΩE に対する追
従偏差成分VS (ΩE )に比べて小さい値となる。従っ
て、直流除去器22の出力信号VD は、スケールファク
タ誤差及び不感領域の発生を有効に除去するために必要
とされる追従偏差成分VF (ΩE0)と同等の振幅を有す
る信号であれば十分である。
【0073】従って、本例によると、ディザ信号発生器
21より生成されるディザ信号VD0の振幅を大きな値に
する必要はない。
【0074】図3を参照して本発明によるセロダイン方
式の光ファイバジャイロの第2の例を説明する。本例の
光ファイバジャイロは、図5を参照して説明した従来の
光ファイバジャイロと比較して、ディザ回路の構成のみ
が異なり、それ以外は従来の光ファイバジャイロと同様
な構成であってよい。本例では、第1の積分器15と加
算器20の位置が入れ代わっており、更にディザ信号発
生器21の出力側に直流除去器22が設けられている。
【0075】図4に同期検波器12の出力信号VS とデ
ィザ信号発生器21によって生成されたディザ信号VD0
の各波形を示す。縦軸は同期検波器12の出力信号VS
の実効振幅を1として各波形の振幅を比率で表した値で
あり、横軸は時間である。同期検波器12の出力信号V
S はディザ信号VD0の振幅と略同等な大きさを有する。
【0076】加算器20は、同期検波器12の出力信号
S と直流除去器22の出力信号V D を加算する。直流
除去器22の出力信号VD を加算することによって、等
価的に入力角速度ΩE が付加された状態となる。加算器
20にて、同期検波器12の出力信号VS は直流除去器
22の出力信号VD を打ち消すように作用する。
【0077】加算器20の出力信号VA は第1の積分器
15に供給され、第1の積分器15の出力信号Vは第2
の積分器16に供給される。斯かる第2の積分器16の
入力信号VINがセロダインループに付加されるディザ信
号である。
【0078】本例によると、直流除去器22の出力信号
D は、スケールファクタ誤差及び不感領域の発生を有
効に除去するために必要とされる同期検波器12の出力
信号VS の内の追従偏差分VS (ΩE0)と同程度の振幅
を有する信号であれば十分である。ここで、追従偏差分
S (ΩE0)は数13の式の第2項によって表される変
数の基準値である。
【0079】従って、本例によると、ディザ信号発生器
21より生成されるディザ信号VD0の振幅を大きな値に
する必要はない。
【0080】以上本発明の実施例について詳細に説明し
たが、本発明は斯かる実施例に制限されることなく、特
許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が
可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0081】
【発明の効果】本発明によると、セロダインループにデ
ィザ信号を付加する方式のセロダイン変調方式の光ファ
イバジャイロにおいて、ディザ信号の振幅を小さくする
ことができる利点がある。
【0082】本発明によると、セロダインループにディ
ザ信号を付加する方式のセロダイン変調方式の光ファイ
バジャイロにおいて、入力角速度Ωの値が小さい場合で
あっても、スケールファクタ誤差の発生及び不感領域を
回避することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるセロダイン変調方式の光ファイバ
ジャイロの第1の例を示す図である。
【図2】図1に示す第1の例の波形図である。
【図3】本発明によるセロダイン変調方式の光ファイバ
ジャイロの第2の例を示す図である。
【図4】図3に示す第2の例の波形図である。
【図5】従来のセロダイン変調方式の光ファイバジャイ
ロの構成例を示す図である。
【図6】セロダイン変調方式を説明するための説明図で
ある。
【図7】図5に示す従来の例の波形図である。
【符号の説明】
1 発光器 2 受光器 3 光ファイバループ 4 偏光子 5、6 カプラ 7 電流電圧変換器 8 位相変調器 9 セロダイン変調器 11 信号発生器 12 同期検波器 15、16 積分器 17 カンウタ 18 リセット回路 19 2π基準器 20 加算器 21 ディザ信号発生器 22 直流除去器 23 低域通過フィルタ 24 PI回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、光ファイバループと、該光ファ
    イバループ内を互いに反対方向に伝搬する第1及び第2
    の伝播光を正弦波信号によって位相変調する位相変調器
    と、上記第1の伝播光と第2の伝播光の干渉光を検出す
    る受光器と、上記受光器の出力信号を入力して同期検波
    する同期検波器と、該同期検波器の出力信号を入力する
    ディザ回路と、該ディザ回路の出力信号を入力して鋸歯
    状のセロダイン波を生成するセロダイン積分器を含むセ
    ロダイン波発生部と、上記セロダイン波によって上記第
    1及び第2の伝播光を位相変調するためのセロダイン変
    調器と、を含み上記干渉光に発生するサグナック位相差
    Δθより角速度Ωを求めるように構成された光ファイバ
    ジャイロにおいて、 上記ディザ回路は交番振動するディザ信号を発生するデ
    ィザ信号発生器と上記同期検波器の出力信号を入力する
    低域通過フィルタと該低域通過フィルタの出力信号と上
    記ディザ信号を加算する加算器と該加算器の出力信号を
    入力して比例及び積分演算するPI回路とを有すること
    を特徴とする光ファイバジャイロ。
  2. 【請求項2】 光源と、光ファイバループと、該光ファ
    イバループ内を互いに反対方向に伝搬する第1及び第2
    の伝播光を正弦波信号によって位相変調する位相変調器
    と、上記第1の伝播光と第2の伝播光の干渉光を検出す
    る受光器と、上記受光器の出力信号を入力して同期検波
    する同期検波器と、該同期検波器の出力信号を入力する
    ディザ回路と、該ディザ回路の出力信号を入力して鋸歯
    状のセロダイン波を生成する積分器を含むセロダイン波
    発生部と、上記セロダイン波によって上記第1及び第2
    の伝播光を位相変調するためのセロダイン変調器と、を
    含み上記干渉光に発生するサグナック位相差Δθより角
    速度Ωを求めるように構成された光ファイバジャイロに
    おいて、 上記ディザ回路は交番振動するディザ信号を発生するデ
    ィザ信号発生器と上記同期検波器の出力信号と上記ディ
    ザ信号を加算する加算器と該加算器の出力信号を積分す
    る積分器とを有することを特徴とする光ファイバジャイ
    ロ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光ファイバジャイ
    ロにおいて、 上記セロダイン波発生部は、上記セロダイン積分器の出
    力信号をフィードバック入力し上記セロダイン積分器の
    出力信号が2πを超えたときにリセット信号を生成しそ
    れを上記セロダイン積分器に出力するリセット回路と、
    を有することを特徴とする光ファイバジャイロ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の光ファイバジ
    ャイロにおいて、 上記ディザ信号発生器の出力側には直流成分を除去する
    ための直流除去器が設けられていることを特徴とする光
    ファイバジャイロ。
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