JPH08327209A - 冷蔵ショーケース - Google Patents

冷蔵ショーケース

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JPH08327209A
JPH08327209A JP13544195A JP13544195A JPH08327209A JP H08327209 A JPH08327209 A JP H08327209A JP 13544195 A JP13544195 A JP 13544195A JP 13544195 A JP13544195 A JP 13544195A JP H08327209 A JPH08327209 A JP H08327209A
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Tatsuo Saeki
龍雄 佐伯
Tomio Suyama
富夫 陶山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結露に起因する諸問題を解決すると共に、陳
列室内に照明光を十分導くことが可能な冷蔵ショーケー
スを提供する 【構成】 陳列室102の前側及び後側を除いた、上
側、左右両側及び下側には、冷気循環通路120が配設
されている。冷気循環通路上部120aを画成するガラ
ス板204aの下面は、露を陳列室の底板123の所定
位置に落下させるように傾斜している。更に、陳列室上
方に位置するガラス板及びガラスホルダ204bと、陳
列室上方に位置するフロントガラス138とが透明であ
る。以上によって、結露が生じても、露が被陳列物上に
落下して品質が損なわれることが防止され、また、外部
からの照明光が豊富なため、陳列室内が明るく見える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陳列室の周囲に、冷気
が循環するための冷気循環通路が配設された冷蔵ショー
ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】実公平6−23900号公報には、従来
の冷蔵ショーケースの一例が開示されている。図4に総
括的に符号1により示したこの冷蔵ショーケースは、陳
列室2内の清掃を容易にするとともに、陳列室2内の雰
囲気の乾燥・自然対流・凝結等の発生を防止することを
目的としている。この目的を達成するために、同冷蔵シ
ョーケース1は、次のような構造を有していた。前面に
外側フロントガラス38を備えた外箱の底面を形成する
断熱構造体21と、内部に被陳列物を収容する内箱の底
板23との間に、冷気吐出通路20が形成されている。
冷気吐出通路20は、断熱構造体の凹所に形成された冷
却器室に連通している。内箱の側板(図示せず)、内側
フロントガラス39及び天板36に沿って画成された冷
気循環通路29,40は、冷気吐出通路20に連絡して
いる。冷蔵ショーケース1が作動されると、冷却器室か
ら出た冷気は、冷気吐出通路20及び冷気循環通路2
9,40を循環して、内箱内、すなわち陳列室が間接的
に冷却される。
【0003】冷蔵ショーケース1の外箱の上面は、同外
箱のサイドフレーム(図示せず)の各上端に左右両端が
接続されたトップフレーム35を有する。冷蔵ショーケ
ース1の外部と陳列室2との間には、外側フロントガラ
ス38及び内側フロントガラス39を構成している合計
3つのガラス板が設けられている。上記冷気循環通路4
0は、外側フロントガラス38と内側フロントガラス3
9との間に画成されている。外側フロントガラス38
は、上述したように冷気循環通路40を画成する関係
上、断熱性をよくするため、複層(2枚の)ガラス板で
あって、その下端は、断熱構造体21により支持され、
左右両端は、外箱のサイドフレームに係合している。ま
た、内側フロントガラス39は、その下端は、内箱の底
板23により支持され、左右両端は、内箱の側板に係合
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、冷蔵
ショーケース1の外部と陳列室2との間には、合計3枚
ものガラス板があるため、光が幾分吸収されて透過性が
悪くなり、陳列室2内が暗くなりがちであった。このた
め、例えば、被陳列物が生鮮食品である場合には、鮮度
が落ちて見える等、被陳列物の印象が悪化することがあ
り、顧客の被陳列物への購買意欲を低下させる原因にな
ることがあった。更に、陳列室2の上方に、光を通さな
い部分(トップフレーム35等)があることも、陳列室
2内を暗くすることの1要因であった。また、内側フロ
ントガラス39及び内箱の天板36における陳列室2側
の表面には、内外の温度差によって、結露が生じること
がある。内側フロントガラス39の表面に生じた露は、
顧客にとって陳列室内の被陳列物が見えにくくなるとい
う問題を起こし、一方、内箱の天板36の表面に生じた
露は、自重によって被陳列物上にも落下することがある
ため、同被陳列物の品質を低下させることがあった。ち
なみに、現状では、冷気循環通路29,40等に循環さ
せる冷気の量を制限して、上記結露の問題に対応してい
るが、その結果として、被陳列物の冷却不足という別の
問題が発生するため、根本的な解決手段とはなっていな
い。従って、本発明は、上述した結露に起因する諸問題
を解決すると共に、陳列室内に照明光を十分導くことが
可能な冷蔵ショーケースを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の冷蔵ショーケースは、陳列室の前側のガラ
ス構造が2枚のガラス板からなり、冷気循環通路は、前
記陳列室の前記前側を除いた、該陳列室の上側、左右両
側及び下側に設けられている。また、前記冷気循環通路
を画成する壁体のうち前記陳列室の上側に位置する部分
の前記壁体と、前記冷蔵ショーケースの筺体のうち該陳
列室の上側に位置する部分の前記筺体とが透明材料から
形成されていてもよい。更に、前記陳列室の上側に設け
られた前記冷気循環通路を画成する前記壁体の下表面に
は、凝結した露を該陳列室の床面の所定位置に落下させ
るための誘導斜面が形成されていてもよい。前記誘導斜
面は、親水性が強い材料からなる。請求項3に記載の冷
蔵ショーケース。
【0006】
【作用】上述の構成を有する本発明の冷蔵ショーケース
において、陳列室の前側を除いた周囲にある冷気循環通
路内に冷気が循環されると、陳列室の雰囲気が間接的に
冷却される。このとき、陳列室の前側には冷気循環通路
がないため、同陳列室の前側のガラス板には結露が生じ
にくく、しかも、前記ガラス板を三層ガラス構造にする
必要がなくなり、光の透過性が増す。したがって、顧客
から陳列室内がよく見える。更に、陳列室の上方から
も、外部からの照明光が入ってきて、陳列室内が明るく
見える。また、陳列室の上側にある冷気循環通路を画成
する壁体の表面に生じた露は、該壁体の下表面に親水性
の強い材料で形成された誘導斜面によって誘導され、被
陳列物が置かれていない陳列室の床面に落下する。
【0007】
【実施例】本発明の好適な実施例について添付図面を参
照して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一又は対
応部分を示すものとする。図1は、本発明の実施例に係
る冷蔵ショーケース101全体の概略を示す斜視図であ
る。冷蔵ショーケース101は、上部は陳列室102に
なっており、下部は機械室103になっている。陳列室
102は、被陳列物を収納するための空間で、機械室1
03は、一般的な冷凍回路及びその付随機器を収容する
ための空間である。機械室103は、一体の壁体によっ
て画成されている。このため、部品点数が少なくなるこ
とで、製造コストが低減されている。また、機械室10
3を画成する壁体の下面には、冷蔵ショーケース101
を所定の床若しくはカウンター等に載置した際、冷蔵シ
ョーケース101が滑ったり、揺れたりすることがない
よう、防振ゴム156が貼り付けられている。防振ゴム
156は、冷蔵ショーケース101の前側及び後側に各
1本ずつ合計2本あって、冷蔵ショーケース101の幅
方向の左右両端にわたって貼り付けられている。また、
これ以外の態様として、防振ゴム156を直接機械室1
03を画成する壁体の下面に貼り付けずに、図示しない
脚部材を介して貼り付けてもよいし、場合によっては、
防振ゴム156に代えて、図示しない脚部材だけが設け
られていてもよい。
【0008】次に、各部の詳細な説明を行う。図2は、
図1に示されるII−II線に沿って、冷蔵ショーケー
ス101を縦方向に切断し、矢印の方向から見た場合の
断面図である。図3は、図1に示されるIII−III
線に沿って、冷蔵ショーケース101を横方向に切断
し、矢印の方向から見た場合の断面図である。機械室1
03には、圧縮機116及び凝縮器119等からなる冷
凍回路や、陳列室102内の水を外部に排出するための
排水ホース149が設けられている。陳列室102は、
下面の底板123と、両側面の側板124と、前面のフ
ロントガラス138(冷蔵ショーケースの筺体)と、後
面のスライド扉111とからなる。底板123は、冷蔵
ショーケース101の前面側(すなわちフロントガラス
138側)が下方に位置するように傾斜している。冷蔵
ショーケース101の使用中には、底板123の上に、
人口芝200を敷いておくほうが望ましい。人口芝20
0については、後述する動作の説明中にも記載するが、
底板123上に落下する水滴が、底板123の上記の傾
斜にしたがってフロントガラス138側に流れるとき
に、底板123上に置かれた被陳列物を濡らさないよう
にするためのものでもある。したがって、上記と同様な
作用を持つものを人口芝に代えて使用することもある。
また、図3に示されるように、本実施例の底板123
は、機械室103内にある機器の配置の都合によって、
一部分が陳列室102の内部側に突出している。左右の
側板124は、底板123の両端からそれぞれ上方に延
びていて、後述するサイドカバー104の上部近傍に接
合されている。
【0009】フロントガラス138は、図2に示される
ように、ほぼ水平の上側部分から緩やかに下方に曲がっ
た前側部分からなるほぼ横“く”字形の断面の複層(2
枚の)ガラスである。フロントガラス138の上端は、
スライド扉111の上方に固定され、その下端は、底板
123の前縁近傍に固定される。フロントガラス138
を構成する2枚のガラスのうち、外側の外側ガラス部1
38aと、内側の内側ガラス部138bとの間には、断
熱空気層138cがある。外側ガラス部138aと内側
ガラス部138bとの間隔は、陳列室102の前に冷気
循環通路を画成するガラス板があった上記従来の技術の
冷蔵ショーケースに比べて、広くなっている。これによ
って、断熱性が向上するため、省エネルギにつながる。
外側ガラス部138aの内側には、熱反射フィルム(図
示せず)が貼付されているが、このフィルムは、ガラス
の破損時に備え安全性を向上させる役目もある。ちなみ
に、本実施例のように外側ガラス部138aと内側ガラ
ス部138bとの間隔を広げる代わりに、陳列室102
の容積を増大させて利用することも可能である。フロン
トガラス138の上端及び下端には、外側ガラス部13
8aと内側ガラス部138bとの間に挟まれるように、
乾燥剤202が設けられている。スライド扉111は、
陳列室102の被陳列物等の出し入れを行うための引き
戸である。スライド扉111の上下端は、所定のレール
溝に収納されていて、左右に摺動可能に支持されてい
る。
【0010】陳列室102の前面とスライド扉111を
除いた周囲には、冷気循環通路上部120a、冷気循環
通路側部120b及び冷気循環通路下部120cからな
る冷気循環通路120が配設されている。冷気循環通路
上部120aは、内側ガラス部138bの上側部分の下
面に沿って、冷蔵ショーケース101の幅方向に延びる
通路であり、その両端が冷気循環通路側部120bに連
通している。冷気循環通路上部120aは、内側ガラス
部138bの下面に接触若しくは近接して配設されるガ
ラスホルダ204b(壁体)と、ガラスホルダ204b
に支持されるガラス板204a(壁体)とから画成され
ている。尚、本実施例の冷気循環通路上部120aの通
路断面積は、上記従来の技術にもの比べて、大きくして
ある。冷気循環通路上部120aの下面には、凝結した
露を、被陳列物が置かれていない底板123上の位置の
真上まで誘導して、落下させるための誘導斜面が設けら
れている。具体的には、冷気循環通路上部120aを画
成する壁体の下部であるガラス板204aが、前端より
も後端の方が下方に位置するように傾斜してガラスホル
ダ204bに支持されている。ガラス板204aの後端
は、スライド扉111に近接している。ガラス板204
aの後端には、図2に示されるように、露受け樋204
c(誘導斜面)が設けられている。露受け樋204c
は、陳列室102の幅方向にわたって延びているが、露
受け樋204cの両端と陳列室102の左右の側板12
4(図3参照)との間は、僅かに隙間がある。露受け樋
204cは、陳列室102のほぼ中央に位置する部分が
最も高くなっていて、陳列室102の左右の側板124
(図3参照)に向かって下方に傾斜している。したがっ
て、後述するが、この露受け樋204cに集まった露
は、左右どちらかの側板124に向かって流れる。ガラ
ス板204aは、それ自体が親水性が強い材料から形成
されていてもよいが、少なくともその下表面は親水性の
強い材料で形成されている。本実施例は、その1例とし
て、少なくとも下表面が粗面であるいわゆる“すりガラ
ス”を用いている。このため、ガラス板204aの傾斜
の角度をそれ程大きい角度とする必要がなくなり、スラ
イド扉111の開口を大きくとることができるので、被
陳列物の出し入れの際に、ガラス板204aの後端が邪
魔になることがない。また、本実施例のガラスホルダ2
04bは、ガラス若しくは透明樹脂等からなる。
【0011】冷気循環通路側部120bは、図3に示さ
れるように、陳列室102の側板124の外側に沿って
設けられており、側板124と、サイドフレーム125
と称する板状部材との間に画成されている通路である。
左右の冷気循環通路側部120bの下端は、冷気循環通
路下部120cに連通している。サイドフレーム125
の外側には、冷気循環通路側部120bと外部との間で
熱の伝達がないように、断熱材126が設けられてい
る。更に、断熱材126の外側には、断熱材126を覆
うサイドカバー104が配設されている。
【0012】冷気循環通路下部120cは、底板123
の下面に沿って、冷蔵ショーケース101の幅方向に延
びる通路である。冷気循環通路下部120cと、機械室
103との間には、断熱材121が設けられている。し
たがって、機械室103の熱が、冷気循環通路下部12
0cや底板123に伝わりにくくなっている。断熱材1
21には、上方が開口した所定の容積の凹所が形成され
ていて、その凹所の中には、圧縮機116や凝縮器11
9とともに上述した冷凍回路を形成するエバポレータ1
15及びファンモータ114が機械室103から断熱さ
れた状態で設置されている。そして、ファンモータ11
4は、エバポレータ115により、冷却された気体(冷
気)を、図3に矢印で例示する方向に循環させる。ま
た、図2に示されるように、断熱材121の前部には、
排水ホース149の一端が接続する排水口147が穿設
されている。そして、排水口147の上方に位置する冷
気循環通路下部120cの前方部分には、排水経路16
6が形成されている。排水経路166は、上記冷気が逃
げることがないよう、冷気循環通路下部120c内とは
筒状の壁で完全に隔てられいて、冷蔵ショーケース10
1の使用時には、排水口147に陳列室102内の冷気
の漏れを防ぐことができる栓166aが取り付けられて
いる。
【0013】次に、本実施例の冷蔵ショーケース101
がどのように使用されるかについて説明する。冷蔵ショ
ーケース101は、フロントガラス138側に顧客がい
て、スライド扉111側に店員がいるように配置され
る。陳列室102内の底板123上には、被陳列物が置
かれている。この被陳列物は、スライド扉111から出
し入れされる。陳列室102の前面及びスライド扉11
1を除いた周囲にある冷気循環通路120内には、エバ
ポレータ115により冷却された気体(冷気)が、ファ
ンモータ114によって循環されている。したがって、
陳列室102内の雰囲気は、この冷気によって間接的に
冷却される。同雰囲気が、ある程度冷却されると、冷気
循環通路上部120aのガラス板204aには、結露が
生じる可能性がある。このとき、凝結した露は、ガラス
板204aが上記の所定の傾斜を有しているため、図2
の矢印に示すようにガラス板204aの後端へと流れ
る。尚、ガラス板204aの下表面は、親水性が強い材
料から形成されているため、露が、ガラス板204aの
後端に到達する途中で、下方の底板123上に落下する
ことはない。ガラス板204aの後端に誘導された露
は、露受け樋204cに集められ、上述した露受け樋2
04cの傾斜によって、そこから左右のどちらかの側板
124に向かって流れる。露受け樋204cの左右両端
に達した水は、僅かな隙間を介して近接する側板124
に移り、側板124を伝って下方に流れる。側板124
を流下して底板123に達した水は、底板123の傾斜
によって、下方すなわち底板123の前部に向かって流
れる。このとき、途中にある陳列室102内の被陳列物
は、人口芝200上に置かれているので、底板123か
らわずかに浮いたような状態にある。したがって、底板
123を流れる水が、被陳列物に接触して品質の低下を
起こさせるようなことはない。
【0014】底板123を流れる水は、前部に到達する
と、そこに設けられた排水経路166の開口に流入し、
栓166aがあるために、一旦そこに貯められる。そし
て、同水は、陳列室102等の清掃の際に、栓166a
を取り外して、排水口147及び排水ホース149を通
って外部に排水される。尚、フロントガラス138(内
側ガラス部138b)の陳列室102側には、冷気循環
通路が設けられていないため、結露が発生しにくくなっ
ている。また、蛍光灯等の照明によって、冷蔵ショーケ
ース101の上方から照射される光は、フロントガラス
138や、ガラス板204a及びガラスホルダ204b
からなる冷気循環通路上部120aが透明であるため、
途中で遮られることなく、陳列室102に届く。したが
って、陳列室102内にある被陳列物は、新鮮な色艶を
した状態で、客の前に陳列される。
【0015】尚、上記実施例によって説明してきた本発
明は、フロントガラス138と冷気循環通路上部120
aだけを透明にすることを限定しているわけではない。
透明にすることが望ましい部材の対象としては、冷蔵シ
ョーケースの型式によって、フロントガラス138や冷
気循環通路上部120a以外にも陳列室102の上方に
位置する部材がある場合には、それらの部材の一部又は
全部を透明材料から形成してもよい。また、陳列室10
2の上方に設けられる本発明の誘導斜面は、本実施例で
は、前端よりも後端が下方に位置するように傾斜する冷
気循環通路上部120aのガラス板204aであった
が、これ以外に、冷蔵ショーケース101の幅方向に関
して、中央部分よりも左右両端が下方に位置するように
傾斜するガラス板であってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、陳列室の前側のガラス構造が2枚のガラ
ス板からなり、冷気循環通路が、前記陳列室の前記前側
を除いた、該陳列室の上側、左右両側及び下側に設けら
れているので、陳列室の前方では結露が生じにくく、し
かも光の透過性が向上するため、顧客にとって、陳列室
内の被陳列物が鮮明に見えるようになる。請求項2に記
載の冷蔵ショーケースによれば、前記冷気循環通路を画
成する壁体のうち前記陳列室の上側に位置する部分の前
記壁体と、前記冷蔵ショーケースの筺体のうち該陳列室
の上方に位置する部分の前記筺体とを透明材料から形成
したため、外部からの照明光が陳列室内に十分届き、陳
列室内が明るく、被陳列物が新鮮に見える。請求項3に
記載の冷蔵ショーケースによれば、前記陳列室の上側に
設けられた前記冷気循環通路を画成する前記壁体の下表
面には、凝結した露を該陳列室の床面の所定位置に落下
させるための誘導斜面が形成されているので、陳列室の
上側に設けられた冷気循環通路を画成する壁体に結露が
生じても、露は、そのまま下方の被陳列物上に落下せず
に、誘導斜面によって、被陳列物の置かれていない所定
の位置にまで誘導される。このため、被陳列物の品質
(鮮度等)が水分によって損なわれることを防止でき
る。請求項4に記載の冷蔵ショーケースによれば、前記
誘導斜面は、親水性が強い材料からなるので、凝結した
露が誘導途中で落下しにくくなり、誘導斜面の傾斜角度
を小さくすることができる。そのため、陳列室内の被陳
列物の出し入れのためにある後方のスライド扉を大きく
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る冷蔵ショーケース全体
の概略を示す斜視図である。
【図2】 図1に示されるII−II線に沿って、冷蔵
ショーケースを切断し、矢印の方向から見た場合の断面
図である。
【図3】 図1に示されるIII−III線に沿って、
冷蔵ショーケースを切断し、矢印の方向から見た場合の
断面図である。
【図4】 従来の冷蔵ショーケースの断面図である。
【符号の説明】
101…冷蔵ショーケース、102…陳列室、120…
冷気循環通路、123…底板(床面)、138…フロン
トガラス(ガラス構造、ガラス板、筺体)、204a…
ガラス板(壁体、誘導斜面)、204b…ガラスホルダ
(壁体)、204c…露受け樋(誘導斜面)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス構造の前側を有する陳列室の周囲
    に、冷気が循環するための冷気循環通路が配設された冷
    蔵ショーケースにおいて、前記ガラス構造は2枚のガラ
    ス板からなり、前記冷気循環通路は、前記陳列室の前記
    前側を除いた、該陳列室の上側、左右両側及び下側に設
    けられていることを特徴とする冷蔵ショーケース。
  2. 【請求項2】 前記冷気循環通路を画成する壁体のうち
    前記陳列室の上側に位置する部分の前記壁体と、前記冷
    蔵ショーケースの筺体のうち該陳列室の上方に位置する
    部分の前記筺体とが透明材料から形成されている請求項
    1に記載の冷蔵ショーケース。
  3. 【請求項3】 前記陳列室の上側に設けられた前記冷気
    循環通路を画成する前記壁体の下表面には、凝結した露
    を該陳列室の床面の所定位置に落下させるための誘導斜
    面が形成されている請求項1又は2に記載の冷蔵ショー
    ケース。
  4. 【請求項4】 前記誘導斜面は、親水性が強い材料から
    なる請求項3に記載の冷蔵ショーケース。
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Cited By (6)

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