JP2008292120A - 冷蔵ショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】収納室に収納した物品の劣化を抑制する冷蔵ショーケースを提供する。
【解決手段】冷蔵ショーケースは、物品を収納する収納室22と、収納室22の内部雰囲気との熱交換により物品を冷却する冷却プレート36と、冷却された冷却プレート36から発生する結露水や除霜水等の水を受容するドレンガイド54を備える。前記ドレンガイド54は、前記冷却プレート36の下方に臨み、水を受容する水受部58を備え、該水受部58は、長手方向に沿って略水平に延在すると共に、該長手方向の両端部58a,58aが収納室22の内部側壁22aから離間されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、飲食店等のカウンタに設置されて、収納した物品を展示しつつ冷蔵する冷蔵ショーケースに関するものである。
食品や飲料品等の物品を冷蔵保存する冷蔵ショーケースとしては、例えば寿司屋等のカウンタに設置され、収納した寿司ネタ等の生鮮食材を展示しながら冷蔵保存するネタケースと呼ばれるものがある(特許文献1参照)。冷蔵ショーケースには、断熱構造とされた箱体の内部に、生鮮食材や飲料等の物品を冷蔵保存する収納室が画成されると共に、該収納室の内部上方に配設した冷却プレートの上面に、冷却装置に接続する冷却器が接触するよう配設され、該冷却器に冷媒を循環供給して冷却プレートを冷却することで収納室を冷却するよう構成されている。
前記冷蔵ショーケースは、前述したように冷却プレートにより冷却された収納室内の空気により物品を冷却する構成であるので、冷却プレートに経時的に霜が付いて次第に湿度が下がり、収納した物品が乾燥して鮮度が低下してしまう問題を内在していた。前記収納室内の乾燥を抑制する方法として、例えば物品を収納する収納室とは別に、該収納室を覆う冷気循環経路を形成し、該冷気循環経路に冷気を循環させることで、収納室を間接的に冷却する冷蔵ショーケース(特許文献2参照)や、湿度を有する外気を自然対流等の利用によって導入する方法がある。
特開平2007−6971号公報 特開平8−3272098号公報
しかし、特許文献2に開示の冷蔵ショーケースでは、冷気循環経路を循環する冷気による間接冷却であるため、収納室内の冷却不足を生じる虞がある。また構造が複雑になるため、製造コストが嵩んでしまう問題も指摘される。一方、自然対流等の利用により外気を導入する方法では、該外気の導入量は僅かであって、冷却によって発生する霜に起因する湿度低下を抑制するのに充分ではない。また、強制的な外気取り込みを行なうと、収納室22内の温度も上昇してしまうため、温度上昇により該収納室22内に収納される物品が劣化してしまう問題がある。
すなわち本発明は、従来の技術に係る冷蔵ショーケースに内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、収納した物品の劣化を抑制し得る冷蔵ショーケースを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る冷蔵ショーケースは、
箱体の内部に画成されて物品を収納する収納室と、収納室の内部に配設され、冷却装置をオン制御したときに冷却されて該収納室の内部雰囲気との熱交換により収納室内を冷却する冷却部材とを備え、前記冷却装置をオン・オフ制御することで収納室内の温度を一定に保持するようにした冷蔵ショーケースにおいて、
前記収納室の内部に、前記冷却装置をオフ制御した後に前記冷却部材から発生する水を受容して貯留する貯留部材を配設したことを特徴とする。
従って、請求項1に係る発明によれば、冷却部材から発生する水を貯留部材に貯留する構成としたから、簡単な構成で収納室内の湿度を保持して、該収納室内に収納される物品の鮮度の低下を抑制することができる。
請求項2に記載の発明では、前記貯留部材は、前記冷却部材の下方に臨み、前記水を受容する水受部を備え、該水受部の長手方向に沿って略水平に延在すると共に、該水受部の長手方向の端部は、前記箱体を構成して収納室内部に露出する構成部材から離間していることを要旨とする。
従って、請求項2に係る発明によれば、貯留部材に水が一定量貯留された後に略全量が排水されるから、該貯留部材に残留する水に起因する凍結破壊・雑菌繁殖等をなくし得る。
請求項3に記載の発明では、前記水受部における端部の前記構成部材からの離間距離は、前記水受部に所定量の水が貯留されたときの水の表面張力によって端部から突出する水が該構成部材に接触する寸法に設定されることを要旨とする。
従って、請求項3に係る発明によれば、貯留部材に貯留される水の表面張力を好適に利用して、該貯留部材に一定以上の水を貯留し得ると共に、該水を構成部材に伝わらせて排出することができる。
本発明に係る冷蔵ショーケースによれば、簡便な構造で収納した物品の乾燥による劣化を抑制し得る。
次に、本発明に係る冷蔵ショーケースにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。
図1に示す如く、実施例の冷蔵ショーケース20は、生鮮食材や飲料等の物品を冷蔵保存する収納室22と、この収納室22を冷却するための圧縮機や凝縮器等の冷却装置が配設される機械室(何れも図示せず)とが隣接して設けられている。収納室22は、外装と内装との間にウレタンフォーム等の断熱材を充填して断熱構造とされた箱体24の内部に画成される。そして、冷蔵ショーケース20をカウンタ等に載置した際に、客先に臨む箱体24の前側に前面開口部24aが開設され、該開口部24aに透明なフロントガラス26が嵌め込まれて、収納室22の内部が前方外部から見えるようになっている。前記箱体24の後面側には、収納室22に対する物品出入口24bが開設されている。この物品出入口24bには、上下をレール30,30で保持された一対のスライド扉32,32が幅方向にスライド自在に配設されている。そして、スライド扉32,32を左右方向にスライドして物品出入口24bを開放することで、収納室22に対する物品の出し入れを許容するよう構成される。
前記箱体24における収納室22の上側に形成される上部断熱部34の下面に冷却プレート(冷却部材)36が配設され、該冷却プレート36には、冷却装置に接続する上部冷却器(冷却器)38が上部断熱部34の内部において接触している。そして、上部冷却器38に冷媒を循環供給することで冷却される冷却プレート36によって、収納室22を冷却するよう構成されている。また、前記箱体24における収納室22の下側に形成される下部断熱部40の上面には、収納室22の底面を画成する底板42が配設されている。この下部断熱部40には、前記冷却装置に接続する下部冷却器44が底板42と接触するよう蛇行状に配設され、下部冷却器44に冷媒を循環供給することで底板42を冷却して、収納室22を間接的に冷却するようになっている。
そして、前記上部冷却器38および下部冷却器44によって収納室22を制御下に冷却すべく本実施例に係る冷蔵ショーケース20は、該下部冷却器44の裏側の所要位置に温度サーミスタ(図示せず)を備えており、このサーミスタからの温度情報を基に圧縮機をオン・オフ制御し、収納室22内を設定温度に保持する制御運転が可能なように構成されている。なお、底板42は、前記物品出入口24b側から前面開口部24a側に向けて下方傾斜し、該底板42に載置された簀の子46の上に陳列した物品を前側から見易くしている。また、底板42の傾斜下端側には排水口42aが設けられ、この排水口42aに接続して下部断熱部40内に配設された排水管48を介して、収納室22内に溜まった水を冷蔵ショーケース20の外部に排出し得るようになっている。
前記冷却プレート36は、前側から後側に向けて下方傾斜すると共に、後端縁には上方に向けて折曲形成された取付板(取付部材)36aが設けられ、該取付板36aの上端が箱体24を構成するトップフレーム50に係合保持されている。取付板36aには、図2に示す如く、物品出入口24bに対応する裏面側の夫々に、左右方向に離間して一対の被係合部としてのカラー52,52が突設されている。カラー52は、後端側が開口する有底円筒形状で、その有底部が取付板36aにリベット等の固定手段により固定される。なおカラー52は、取付板36aから離間するにつれて直径が大きくなるよう設定されて、取付板36aに近接する小径部52aに、後述する係合部60が係脱自在に係合するようになっている。
前記冷却プレート36の取付板36aには、貯留部材としてのドレンガイド54が着脱自在に配設されている。ドレンガイド54は、上下方向に延在する取付部56と、該取付部56の下端から前方に延出する水受部58とから基本的に構成される(図2参照)。そして、ドレンガイド54の取付部56を冷却プレート36に取付けることで、水受部58が冷却プレート36の下方に臨むようになっており、該冷却プレート36から発生する結露水および除霜水等の水(以下、単に水と云う)を確実に受容し得るように構成されている。
図3に示す如く、ドレンガイド54が冷却プレート36に取付けられ、収納室22内に配設された際に、前記水受部58は、長手(冷蔵ショーケース20の左右)方向に沿って略水平、すなわち殆ど傾きがない状態に延在するよう構成されている。また、前記水受部58における長手方向の両側の端部58a,58aは、夫々箱体24を画成する構成部材であり、収納室22内に露出している内部側壁22a,22aから離間するように位置決めされている。すなわち、水受部58の長手方向の寸法は、内部側壁22a,22aの離間間隔より短かく設定される。そして、本実施例において、前記端部58aと内部側壁22aとの離間距離Dは、前記水受部58に所定量の水が貯留されたときの水の表面張力によって端部58a,58aから突出する水が該内部側壁22aに接触する寸法、本実施例においては3mmに設定されている。このように長手方向に沿って略水平で、かつ端部58a,58aが内部側壁22a,22aから離間する水受部58により、冷却プレート36から受容した水は一定量になるまでは貯留され、当該一定量を超えると該端部58a,58aから内部側壁22a,22aを伝わって、底板42から前記排水口42aおよび排水管48を介して機外に排出されるようになっている。
また水受部58は、ドレンガイド54が冷却プレート36に取付けられた際に、前端縁の高さ位置が後端縁の高さ位置より高くなるように構成されると共に、前後方向の略中間部において下側に凹んだ形状となっている。このような構成により、冷却プレート36からの水が前方に漏れ出さず好適に貯留される。そして前記端部58a,58aは、水受部58の上面と側面とが形成する角度が90度以下になるようにされている(図2参照)。
前記ドレンガイド54は、取付部56に設けた一対の係合部60,60を介して冷却プレート36のカラー52,52に取付けられるよう構成される。ここで係合部60は、図4に示す如く、カラー52における小径部52aが収容可能な内径寸法に設定された係合孔部60aと、該係合孔部60aから上部開口までの間に形成され、前記小径部52aの直径より小さな離間間隔で対向する係合突部60b,60bとから構成される。
そして、カラー52に対して下側から近接させた係合部60における係合突部60b,60bの間に、該カラー52を強制的に通過させて係合孔部60aに収容することで、カラー52の上側に係合突部60b,60bが係合した状態で、冷却プレート36にドレンガイド54が取付けられる。また、ドレンガイド54を冷却プレート36から取外す際には、カラー52を、ドレンガイド54の係合突部60b,60bの間を強制的に通過させて離脱させることにより行なわれる。
(実施例の作用)
次に、前述した実施例に係る冷蔵ショーケース20の作用につき説明する。なお、実施例に係る冷蔵ショーケース20は設定温度を維持するように圧縮機のオン・オフを繰り返す制御運転中であり、圧縮機が駆動されて冷却装置での冷媒の循環を開始し、上部冷却器38および下部冷却器44に冷媒が供給されて冷却プレート36が冷却されている状態にあるものとする。冷却装置がオン制御されて冷却中の冷却プレート36には、収納室22内の空気中の水分が霜として付着し、該冷却装置がオフ制御される冷却休止中に該霜が溶けて水が発生する。
前記冷却プレート36に発生した水は、図5に示す如く、該冷却プレート36の後方へ向けた下方傾斜により次第に後端に集まる。集まった水は、自重により冷却プレート36から垂れて水受部58内に受容される。このとき、収納室22内の空気の湿度は冷却運転によって徐々に低下していくが、水受部58では該空気から冷却により奪われた水が貯留されて蒸発に供されるため、該湿度の低下が抑制される。すなわち、収納室22内に収納された物品の取り出し等によって該収納室22内に導入される水分に係る湿度等だけでなく、冷却プレート36から発生する水を水受部58に貯留することで蒸発させて、積極的に湿度を高める構成となっているので、湿度低下が抑制できる。前記水受部58に貯留されて蒸発に供される水の量は、収納室22内の湿度を平衡させようと乾燥度合いに応じて適宜増減するが、基本的に圧縮機のオフ制御中に発生する水の量より少ない。従って、冷蔵ショーケース20の運転を継続すると、次第に水受部58に貯留される水の量が増加していく。
実施例の冷蔵ショーケース20では、水受部58が長手方向に沿って略水平に延在している。このため、前記水受部58に貯留される水は、該水受部58の長手方向の何れの方向にも殆ど流れず、かつ水が発現する表面張力によって、図6および図7に示すように、該水受部58上で長手方向に亘って均一に水面高さを上昇させて貯留量を増加させる。このとき、水受部58の端部58a,58aでは、貯留された水の増加と表面張力とによって、該水の両端部が該水受部58の長手方向外方(以下、単に外方と云う)に向けて膨らんで突出した形になるが、実施例の冷蔵ショーケース20では、水受部58の端部58a,58aは内部側壁22a,22aから離間しているので、該貯留された水が直ぐに該内部側壁22a,22aを伝わって機外へ排出されることがない(図7参照)。
例えば、一般的な冷蔵ショーケース20における収納室22内の設定温度を7℃とするオン・オフ制御運転では、オン時間10分程度、オフ時間15分程度を繰り返す制御内容となる。そして、冷却プレート36からの水は、圧縮機のオフ制御時に発生して次第に水受部58に貯留されていき、3〜4回程度の圧縮機のオフ制御によって該水受部58の貯留可能量を超える。すなわち、冷却プレート36から発生する水は、3〜4回程度の圧縮機のオフ制御がなされるまでは水受部58内に増えながら貯留され続けるため、継続的に収納室22内の湿分低下を抑制する。
そして、冷蔵ショーケース20の運転継続によって、冷却プレート36から発生する水の量が水受部58の貯留可能量を超えると、該水の両端部が該水受部58の外方に向けて膨らんで内部側壁22a,22aに接触するに至る。この水と内部側壁22aとの接触により該水の表面張力は破られ、該水は内部側壁22a,22aを伝わって、簀の子46と底板42との間を収納室22の前方へ流れて排水口42aに至り、最終的には排水管48を介して機外に排出されることになる。従って、冷蔵ショーケース20の運転が継続し、冷却プレート36からの発生した水の量が水受部58の貯留可能量を超えても、前述の経路によって機外へ排出されるため、収納室22内部を汚すことがない。また、前述した如く水受部58は長手方向に沿って略水平に延在しているので、貯留された水が内部側壁22a,22aを伝わって排出され始めると、該水受部58内に水が殆ど残留することなく略全量が排出される。すなわち、冷蔵ショーケース20のオン・オフ制御運転が継続すると、適宜水受部58に貯留される水が略全量排出されて入れ替わることになるため、同じ水が何時までも水受部58内に残留されることに起因する凍結破壊や、雑菌繁殖等をなくし得る。
ここで、水受部58に貯留された水の貯留と機外への排出との調整は、該水受部58の端部58a,58aの内部側壁22a,22aからの離間距離Dによってなされ、その距離Dは夫々3mmにされている。この距離Dが3mmを超えると、水受部58に貯留された水の両端部が外方に向けて膨らんで内部側壁22a,22aに接触する前に表面張力が破れて該端部58a,58aから直接または水受部58の裏側に伝わった後、収納室22内に垂れてしまう虞が強くなる。このような事態が発生すると、収納室22に収納された物品に水がかかってしまう等の問題が発生する。言い換えれば、前記端部58a,58aの内部側壁22a,22aからの離間距離Dを3mmとすることで、水受部58の大きさに対して効率的な水の貯留を可能としている。すなわち、前記水受部58の寸法を小さくし得るため、材料コストを抑えることができる。なお、前記距離Dを3mm以下とすることで水受部58への貯水可能量は減るものの、前述した該水受部58に貯留された水の収納室22内への垂れに起因する汚れ等の問題は回避し得る。
また、水受部58の端部58a,58aおよび内部側壁22a,22aを離間させて、その間に隙間を確保することで、指等を引っ掛けることが可能となり、ドレンガイド54の取付・取り外しが容易になる。従って、冷蔵ショーケース20の製造時工程や、ドレンガイド54の清掃等のメンテナンスが簡便に実施可能となり、製造・メンテナンスコストを低減し得る。この場合、ドレンガイド54の製造に必要とされる材料も減少しているので、より安価に冷蔵ショーケース20を製造し得る。
この他、前記端部58a,58aは、水受部58の上面と側面とが形成する角度が90度以下になるように構成されている。このような形状を採用することによって、端部58a,58aに至った水が水受部58の上面以外の部位に接触する可能性を小さくし、該水受部58に貯留される水の表面張力を充分に発揮させ得る。また、水受部58に貯留可能な水の量は、該水受部58の形状、すなわち水受部58における前後方向の略中央部の凹みの大きさ、前端部および後端部の高さ位置の設定によって容易に調整可能である。例えば、前記水受部58の設定を好適化することで、冷却プレート36から発生する水をどの程度貯留した後に機外へ排出させるか等の調整が可能となっている。
(変更例)
本発明は、実施例の構成に限定されず、以下の如く変更することも可能である。
(1)実施例では、収納室22内の長手方向には構造部材がなく、単一のドレンガイド54が冷却プレート36の取付板36aに取付けられる構造であったが、本発明はこれに限定されず、例えば図8に示す如く、該収納室22の長手方向の途中に、構造強化や、スライド扉の小型化を目的として中柱(構造部材)28を設け、この中柱28によって物品出入口を左右に分けて2つ(複数)形成した冷蔵ショーケース21にも採用可能である。この場合、水受部58の端部58a,58aの一方は収納室22内に露出する内部側壁22aから、他方は該収納室22内に露出する中柱28の側部28aから夫々距離Dだけ離間するように構成される。
(2)実施例では、ドレンガイド54を構成する取付部56および水受部58における長手方向の両端部が、内部側壁22a,22aから離間していたが、本発明はこれに限定されず、取付部56については内部側壁22a,22a間の離間距離と略同等の長さとして、水受部58の端部58a,58aだけ内部側壁22a,22aから離間させるようにしてもよい。
(3)実施例では、ドレンガイド54の側断面形状は、略J形状(図1参照)とされているが、冷却プレート36からの水を受容して貯留出来る形状であれば特に限定はされない。例えば、水受部58が取付部56の下端部から前方に向かって直線的に上方傾斜した側断面形状でも採用可能である。
(4)実施例では、ドレンガイド54(水受部58)の材質等は特に限定されていないが、貯留される水の表面張力を大きくすべく、撥水性物質を採用したり、該ドレンガイド54の表面に撥水性物質を付与したりしてもよい。
(5)実施例では、冷却部材として、冷却装置に接続する冷却器38に接触している冷却プレート36が採用されているが、本発明はこれに限定されず、収納室22内に直接冷却器38が露出していてもよい。
(6)実施例では、貯留部材としてドレンガイドが採用されているが、本発明はこれに限定されず、冷却部材からの水を貯留できるものであれば、該ドレンガイドと別に設けられたものでもよく、更に配設位置も特定されない。
本実施例に係る冷蔵ショーケースを一部縦断して示す側面図である。 実施例に係る冷蔵ショーケースに配設されるドレンガイドを示す要部概略斜視図である。 実施例に係る水受部を示す正面図である。 実施例に係る取付板のカラーに係合部を係合した状態を示す背面から見た断面図である。 冷却プレートから水受部に水が受容される様子を示す側面から見た説明図である。 水受部に貯留される水の様子を示す側面から見た説明図である。 水受部に貯留される水の様子を示す正面から見た説明図である。 変更例(1)に係る水受部を示す正面図である。
符号の説明
22 収納室、28a 側部(構成部材)、36 冷却プレート(冷却部材)
54 ドレンガイド(貯留部材)、58 水受部、58a 端部(構成部材)

Claims (3)

  1. 箱体(24)の内部に画成されて物品を収納する収納室(22)と、収納室(22)の内部に配設され、冷却装置をオン制御したときに冷却されて該収納室(22)の内部雰囲気との熱交換により収納室(22)内を冷却する冷却部材(36)とを備え、前記冷却装置をオン・オフ制御することで収納室(22)内の温度を一定に保持するようにした冷蔵ショーケースにおいて、
    前記収納室(22)の内部に、前記冷却装置をオフ制御した後に前記冷却部材(36)から発生する水を受容して貯留する貯留部材(54)を配設した
    ことを特徴とする冷蔵ショーケース。
  2. 前記貯留部材(54)は、前記冷却部材(36)の下方に臨み、前記水を受容する水受部(58)を備え、該水受部(58)の長手方向に沿って略水平に延在すると共に、該水受部(58)の長手方向の端部(58a,58a)は、前記箱体(24)を構成して収納室(22)内部に露出する構成部材(22a,28)から離間している請求項1記載の冷蔵ショーケース。
  3. 前記水受部(58)における端部(58a,58a)の前記構成部材(22a,28)からの離間距離(D)は、前記水受部(58)に所定量の水が貯留されたときの水の表面張力によって端部(58a,58a)から突出する水が該構成部材(22a,28)に接触する寸法に設定される請求項1または2記載の冷蔵ショーケース。
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