JPH08326823A - 位置依存型ダンパ - Google Patents
位置依存型ダンパInfo
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- JPH08326823A JPH08326823A JP15388795A JP15388795A JPH08326823A JP H08326823 A JPH08326823 A JP H08326823A JP 15388795 A JP15388795 A JP 15388795A JP 15388795 A JP15388795 A JP 15388795A JP H08326823 A JPH08326823 A JP H08326823A
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Abstract
ら伸長側と圧縮側に変位した場合の減衰力特性を、前者
では伸側がソフトで圧側がハードに、また、後者の場合
には伸側がハードで圧側がソフトになるように、それぞ
れ独立して任意に設定することができるようにする。 【構成】 圧縮動作時においてのみピストン8でハード
の減衰力を発生するオイルダンパAと、逆に伸長動作時
においてのみピストン8でハードの減衰力を発生するオ
イルダンパBを並列に組み合わせて一組とし、これらオ
イルダンパA,Bのシリンダ1側にピストン8を迂回す
るオイルの流れ用のバイパス油路22を、前者のオイル
ダンパAにあってはピストン8の中立位置の近傍から圧
縮側に亙って、また、後者のオイルダンパBに対しては
反対に伸長側へと亙ってそれぞれ形成する。
Description
速やかに減衰するための位置依存型のオイルダンパに関
し、さらに詳しくは、ピストンの中立位置近傍における
発生減衰力をソフトに保つと共に、当該中立位置近傍を
挟んで両側での発生減衰力を自動的にハードに切り換え
得るようにした、特に、乗り物などのシート用サスペン
ションへの使用に好適な位置依存型ダンパに関する。
パとしては、例えば、図5に示すようなものが知られて
いる。
ダa内をピストンbで二つの作動油室U,Lに区画し、
当該ピストンbに伸側減衰力発生バルブcと作動油室U
側に向って開く圧側背面バルブdをそれぞれ配設してい
る。
協同してこれら両者の間にリザーバ室Rを構成し、この
リザーバ室Rと作動油室Lとの間にベースバルブfが介
装してある。
側のバルブ類と対応して圧側減衰力発生バルブgと作動
油室L側に向って開くチェックバルブhをそれぞれ配設
している。
傍におる壁面を外方に膨出してバイパス油路iを形成
し、このバイパス油路iの部分をピストンbが摺動する
ときにのみ、当該バイパス油路iを通して作動油室U,
Lを互いに連通するようにしてある。
動を受けてシリンダaとピストンbが、図示の相対位置
関係(通常の使用状態である1Gの状態)からバイパス
油路iを越えて作動油室U側(伸長側)または作動油室
L側(圧縮側)に変位したとする。
がピストンbにより塞がれて、当該バイパス油路iによ
る両作動油室U,Lの連通が遮断される。
いは圧縮側への変位の何れの場合にあっても、伸長動作
に伴って作動油室U内のオイルを作動油室Lへとピスト
ンbに設けた伸側減衰力発生バルブcを押し開いて押し
出し、当該伸側減衰力発生バルブcを通るオイルの流動
抵抗で伸側減衰力を発生する。
出体積分に相当する量のオイルをリザーバ室Rからベー
スバルブfのチェックバルブhを開いて作動油室Lへと
吸込み、シリンダa内の容積増加に伴うオイルの不足分
を補う。
は逆に、作動油室L内のオイルを作動油室Uへとピスト
ンbに設けた圧側背面バルブdを押し開いて押し出し、
当該圧側背面バルブdを押し開くオイルの流動抵抗で作
動油室L内のオイル圧力を上昇させる。
浸入体積分に相当する量のオイルをリザーバ室Rへとベ
ースバルブfの圧側減衰力発生バルブgを押し開いて押
し出し、これら圧側背面バルブdと圧側減衰力発生バル
ブgとの相乗作用によるオイルの流動抵抗で圧側減衰力
を発生する。
従来タイプにおける位置依存型のオイルダンパJにあっ
ては、シリンダaとピストンbの相対関係が中立位置X
から伸長側或いは圧縮側の何れの側に変位した場合にあ
っても、同一の伸側減衰力発生バルブcと同じく同一の
圧側背面バルブdおよび圧側減衰力バルブgが働いて減
衰作用を行うことになる。
う伸側および圧側減衰力特性は、上記伸長側或いは圧縮
側への変位に関係なく両者の場合で同一の特性となり、
これら伸側および圧側減衰力特性をそれぞれの場合に応
じて独立して任意に設定することができない。
っては、振動理論上からシリンダaとピストンbが中立
位置Xの状態である静的な釣合位置を境にして伸長側に
変位した場合には、伸側減衰力がソフトで圧側減衰力が
ハードとなり、圧縮側に変位した場合には、逆に伸側減
衰力がハードで圧側減衰力がソフトになることがオイル
ダンパとしての制振効果を高める上で望ましい。
変位に関係なく伸側および圧側減衰力特性が同一の特性
となる上記従来例のオイルダンパJでは、充分な減衰作
用を発揮し得ないという不都合な点を有する。
合位置から伸長側と圧縮側に変位した場合の伸側および
圧側減衰力特性をそれぞれ独立して任意に設定すること
のできる新規の構成を備えた位置依存型ダンパを提供す
ることである。
明において、圧縮動作時にのみピストンでハードの減衰
力を発生するオイルダンパと、逆に伸長動作時において
のみピストンでハードの減衰力を発生するオイルダンパ
を並列に組み合わせて一組とし、これらオイルダンパの
シリンダ側にピストンを迂回するオイル流れ用のバイパ
ス油路を、前者のオイルダンパにあってはピストンの中
立位置近傍から圧縮側に亙って、また、後者のオイルダ
ンパに対しては反対に伸長側へと亙ってそれぞれ形成す
ることにより達成される。
て、両オイルダンパは、外部からの振動を受けて互いに
同期しつつ伸縮動作を行い、通常の使用状態である1G
の状態から伸長側または圧縮側に変位する。
のオイルダンパのピストンのみがバイパス油路を越えて
当該バイパス油路をもたないシリンダの壁面と対向し、
逆に圧縮側に変位した場合には、後者のオイルダンパの
ピストンのみがバイパス油路をもたないシリンダの壁面
と対向する。
に変位した状態で伸長動作した際には、前者のオイルダ
ンパは、ピストンがシリンダ側のバイパス油路をもたな
い壁面と対向して相対変位するとはいえ、もともと圧縮
動作時にのみハードの減衰力を発生して伸長動作時には
減衰力を発生しない構造となっているので殆ど抵抗なく
伸長動作する。
減衰力を発生する構造になっている後者のオイルダンパ
は、シリンダ側のバイパス油路とピストンが互いに対向
状態を保ったまま伸長動作する。
伸側減衰力を発生することなくバイパス油路を通して流
れるオイルの流動抵抗でソフトの伸側減衰力を発生し、
かくして、これら前者のオイルダンパと後者のオイルダ
ンパとでトータルとしての伸側発生減衰力をソフトに保
つ。
ると、後者のオイルダンパは、この場合にあっても、依
然としてシリンダ側のバイパス油路とピストンを対向状
態に保ったまま圧縮動作するために、前記伸長動作時と
同様にしてソフトの圧側減衰力を発生するに過ぎない。
がピストンをシリンダ側のバイパス油路をもたない壁面
と対向させつつ圧縮動作して本来の圧側減衰力を発生
し、これら前者のオイルダンパと後者のオイルダンパと
でトータルとしての圧側発生減衰力をハードに保つ。
ぞれ圧縮側に変位して伸縮動作したときには、上記で述
べた伸長側への変位時とは逆に両オイルダンパが作用的
に互いに入れ換わって動作する。
イルダンパは、もともと圧縮動作時にのみハードの減衰
力を発生する構造となっているうえに、しかも、シリン
ダ側のバイパス油路とピストンが互いに対向して動作す
ることになるために殆ど抵抗なく伸長動作する。
減衰力を発生する構造になっている後者のオイルダンパ
は、ピストンがシリンダ側のバイパス油路をもたない壁
面と対向して伸長動作することから本来の伸側減衰力を
発生し、これら前者のオイルダンパと後者のオイルダン
パとでトータルとしての伸側発生減衰力をハードに保
つ。
ると、前者のオイルダンパは、この場合にあっても、依
然としてシリンダ側のバイパス油路とピストンを対向状
態に保ったまま圧縮動作するために、前記伸長動作時と
同様に殆ど抵抗なく圧縮動作する。
シリンダ側のバイパス油路をもたない壁面と対向して圧
縮動作するとはいえ、圧縮動作側には減衰力を殆ど発生
しない構造となっているために、これら前者のオイルダ
ンパと後者のオイルダンパによる圧側発生減衰力はトー
タルでソフトとなる。
わせて一組とすることにより、静的な釣合位置から伸長
側に変位した場合には、伸側ソフトで圧側のみハードの
減衰力特性を、また、圧縮側に変位した場合には、伸側
のみハードで圧側ソフトの減衰力特性となる。
きの圧側減衰力特性と伸側減衰力特性は、両オイルダン
パのシリンダ側に設けるバイパス油路の位置と、それぞ
れのオイルダンパにおける圧側発生減衰力と伸側発生減
衰力を任意に選ぶことで互いに相手側に何等の影響をも
与えることなく設定される。
パス油路の位置と圧側および伸側発生減衰力とを個々に
独立して設定することで、より優れた減衰作用をもつ位
置依存型ダンパとすることができる。
明する。
一組とし並列に組み合わせて使用されるそれぞれのオイ
ルダンパA,Bを示している。
1と、当該シリンダ1を取り巻いて同芯に配置したにア
ウターシェル2とを有し、これらシリンダ1とアウター
シェル2の上端はベアリング3とシール4を納めたシー
ルケース5によって密封されている。
プ6で密閉されていると共に、シリンダ1の下端には、
ベースバルブ7が嵌着して設けてあり、シリンダ1は、
この下端に嵌着したベースバルブ7を介してボトムキャ
ップ6の内面にセンターリングして押付けられている。
ダ1との間にリザーバ室Rを区画形成すると共に、リザ
ーバ室Rは、ベースバルブ7を介してシリンダ1の下部
に通じることになる。
に挿入されていて、このピストン8でシリンダ1内を上
部作動油室Uと下部作動油室Lとに区画している。
ンロッド9は、ベアリング3とシール4およびシールケ
ース5を貫通して外部へと突出し、このピストンロッド
9の上端とボトムキャプ6を通して振動する二部材間に
装着される。
ト10と圧側ポート11を有し、伸側ポート10の下端
には、下部作動油室L側へと向って開くチェックバルブ
12が、また、圧側ポート11の上端には、圧側背面バ
ルブ14がそれぞれ設けられている。
軸方向に貫通する伸側ポート16と圧側ポート17が設
けられており、伸側ポート16の上端には、下部作動油
室L側に向って開くチェックバルブ18が、また、圧側
ポート17の下端には、圧側減衰力発生バルブ19がそ
れぞれ配設してある。
側の圧側背面バルブ14とベースバルブ7側の圧側減衰
力発生バルブ19とが作用する圧縮動作時においての
み、これら圧側背面バルブ14と圧側減衰力発生バルブ
19との協同作用でハードの減衰力を発生するオイルダ
ンパとして働くことになる。
使用されるもう一方のオイルダンパBは、これまで述べ
てきたオイルダンパAと比べて、シリンダ1に設けたバ
イパス油路22の配設位置とピストン8の伸側および圧
側ポート10,11に配設した各バルブの種類を異に
し、その他の点では全く同一の構成をとっている。
2にみられるように、シリンダ1に対してスリット20
とカバー21とでつくるバイパス油路22を中立位置X
の近傍から伸長側に亙って形成してある。
0の下端には、チェックバルブ12の代わりに伸側減衰
力発生バルブ13が、また、圧側ポート11の上端に
は、圧側背面バルブ14の代わりに上部作動油室U側に
向って開くチェックバルブ15がそれぞれ配設してあ
る。
作動時にピストン8側の伸側減衰力発生バルブ13でハ
ードの減衰力を発生すると共に、圧縮作動時にはベース
バルブ7側の圧側減衰力発生バルブ19でソフトの減衰
力を発生し、先に述べたオイルダンパAとは逆に、伸長
動作時においてのみハードの減衰力を発生するオイルダ
ンパとして働くことになる。
一組とし並列に組み合わせて使用した場合の作動につい
て説明する。
での伸縮動作時。
上部作動油室U内のオイルをバイパス油路22と併せて
ピストン8の伸側ポート10からチェックバルブ12を
開いて下部作動油室Lに流しながら伸長動作する。
内のオイルをバイパス油路22からのみ下部作動油室L
へと向って流生しながら上記オイルダンパAと同期して
伸長動作する。
Bは、シリンダ1からピストンロッド9が退出していく
のに伴い、当該ピストンロッド9の退出体積分に相当す
る量のオイルをリザーバ室Rからベースバルブ7のチェ
ックバルブ18を開いてそれぞれ下部作動油室Lに吸い
込み、そのときにシリンダ1内に生じるオイルの不足分
を補償する。
8の伸側ポート10を通るオイルの流動抵抗でソフトの
減衰力を発生しつつ、また、オイルダンパBは、殆ど減
衰力を発生することなくそれぞれ伸長動作してトータル
としての伸側減衰力をソフトの状態に保つ。
記とは逆に、オイルダンパAが、下部作動油室L内のオ
イルをバイパス油路22からのみ上部作動油室Uへと流
しながら圧縮動作すると共に、オイルダンパBが、下部
作動油室L内のオイルをバイパス油路22と併せてピス
トン8の圧側ポート11からチェックバルブ15を開い
て上部作動油室Uへと流しながら互いに同期して圧縮動
作する。
A,Bは、ピストンロッド9の浸入体積分に相当する量
のオイルを下部作動油室Lからベースバルブ7の圧側減
衰力発生バルブ19を押し開いてそれぞれリザーバ室R
に押し出し、そのときにシリンダ1内に生じるオイルの
過剰分を補償する。
としてベースバルブ7の圧側減衰力発生バルブ19を通
るオイルの流動抵抗でソフトの減衰力を発生し、トータ
ルとしての圧側減衰力をソフトの状態に保ちつつ圧縮動
作することになる。
時には、伸側および圧側減衰力が共にソフトの減衰力特
性となる。
伸縮動作時。
位したときには、一方のオイルダンパAのピストン8が
シリンダ1側のバイパス油路22をもたない壁面と対向
して相対変位を行うだけで、他方のオイルダンパBは、
依然としてシリンダ1側のバイパス油路22とピストン
8が対向した状態を保って伸縮動作する。
ダンパAは、上部作動油室U内のオイルをピストン8の
伸側ポート10からチェックバルブ12を開いて、ま
た、オイルダンパBは、バイパス油路22を通してそれ
ぞれ下部作動油室Lに流す。
ダンパB側のバイパス油路22を通るオイルの流動抵抗
でトータルとしての伸側減衰力をソフトの状態に保ちつ
つ伸長動作する。
は、ピストンロッド9の退出体積分に相当する量のオイ
ルをリザーバ室Rからベースバルブ7の伸側ポート16
に設けたチェックバルブ18を開いて下部作動油室Lに
吸い込み、シリンダ1内のオイルの不足分を補う。
移ると、オイルダンパAは、ピストン8の圧側ポート1
1から圧側背面バルブ14を押し開いて下部作動油室L
内のオイルを上部作動油室Uに押し出しつつ圧縮動作す
る。
ンダ1側のバイパス油路22とピストン8が対向したま
ま下部作動油室L内のオイルを当該バイパス油路22か
らのみ上部作動油室Uに流して圧縮動作する。
A,Bは、ピストンロッド9の浸入体積分に相当する量
のオイルを下部作動油室Lからベースバルブ7の圧側減
衰力発生バルブ19を押し開いてリザーバ室Rに押し出
し、シリンダ1内のオイルの過剰分を補償する。
ルダンパAが圧側背面バルブ14とベースバルブ7の圧
側減衰力発生バルブ19との協同作用でハードの減衰力
を発生するのと共に、オイルダンパBがベースバルブ7
の圧側減衰力発生バルブ19でソフトの圧側減衰力を発
生し、両オイルダンパA,Bは、トータルとしての圧側
減衰力をハードの状態に保って圧縮動作する。
側がソフトで圧側がハードの減衰力特性となる。
伸縮動作時。
位した場合には、前記とは逆に、オイルダンパAのピス
トン8がシリンダ1側のバイパス油路22と対向して相
対変位を行うのに対し、他方のオイルダンパBのピスト
ン8がシリンダ1側のバイパス油路22をもたない壁面
と対向して相対変位を行う。
ルダンパA,Bは、下部作動油室L内のオイルをベース
バルブ7の圧側減衰力発生バルブ19からリザーバ室R
に押し出してオイルの体積補償を行いつつ、かつ、オイ
ルダンパAが下部作動油室L内のオイルをバイパス油路
22から、また、オイルダンパBがピストン8の圧側ポ
ート11からチェックバルブ15を開いてそれぞれ上部
作動油室Uに流す。
してベースバルブ7の圧側減衰力発生バルブ19による
オイルの流動抵抗で圧側減衰力をソフトの状態に保ちつ
つ圧縮動作する。
移ると、オイルダンパAは、依然としてシリンダ1側の
バイパス油路22とピストン8が対向したまま、上部作
動油室U内のオイルを当該バイパス油路22から下部作
動油室Lに向って流しつつ伸長動作する。
側ポート10から伸側減衰力発生バルブ13を押し開い
て上部作動油室U内のオイルを下部作動油室Lに押し出
しつつ伸長動作する。
A,Bは、ピストンロッド9の退出体積分に相当する量
のオイルをリザーバ室Rからベースバルブ7の伸側ポー
ト16に設けたチェックバルブ18を開いて下部作動油
室Lに吸い込み、シリンダ1内のオイルの不足分を補
う。
ルダンパAが殆ど減衰力を発生することなく、オイルダ
ンパBのみがピストン8の伸側減衰力発生バルブ13で
ハードの減衰力を発生し、両オイルダンパA,Bは、ト
ータルとしての伸側減衰力をハードの状態に保って伸長
動作する。
記圧縮側への変位時とは逆に伸側がハードで圧側がソフ
トの減衰力特性となる。
ときの圧側減衰力特性と伸側減衰力特性は、オイルダン
パA,Bのシリンダ1に設けるバイパス油路22の位置
と、オイルダンパAにおけるピストン8の圧側背面バル
ブ14とベースバルブ7の圧側減衰力発生バルブ19、
および、オイルダンパBにおけるピストン8の伸側減衰
力発生バルブ13のそれぞれのバルブ特性とによって決
まる。
れの設置位置と各バルブ13,14および19のバルブ
特性は、互いに他に対して何等の影響をも与えることな
く設定可能である。
の設置位置と、伸側減衰力発生バルブ13,圧側背面バ
ルブ14および圧側減衰力発生バルブ19のバルブ特性
を個々に独立して設定し、それによって、より優れた減
衰作用をもつ位置依存型ダンパとすることが可能にな
る。
ンパA,Bにあっては、バイパス油路22をシリンダ1
に穿ったスリット20とそれを覆うカバー21とで構成
したが、当該スリット20をシリンダ1に穿った上下の
油孔に代えてもよく、或いは図5の従来例と同じくシリ
ンダ1の壁面を外方に膨出させて形成するようにしても
よいことは勿論である。
て、シリンダ1の壁面を外方に膨出して形成する手段は
加工が面倒で作るのに手数が掛り、また、図1,2のよ
うにスリット20或いは油孔とカバー21を用いる手段
は、当該カバー21の取り付けによってシリンダ1の真
円度に狂いが生じ、ピストン8の動きに支障をきたす恐
れがある。
入れて構成したもので、この実施例にあっては、カバー
21の上下端に内周面側にシール23をもつガイド24
を嵌着し、これらガイド24のシール23でシリンダ1
との間を油密に保ちつつ、当該カバー21をスプリング
25で所定の位置に保持するようにしている。
易になるだけでなく、その取り付けに当ってもシリンダ
1の真円度に何等の影響をも与えないので、オイルダン
パとしての作動性を良好に保つことができる。
として用いる個々のオイルダンパのバイパス油路の位置
と、これに関連して一方のオイルダンパの圧側減衰力特
性と他方のオイルダンパの伸側減衰力特性とを適切に選
定することにより、これらオイルダンパが伸長側と圧縮
側に変位したときのそれぞれの減衰力特性を、互いに他
方に対して何等の影響も与えることなく独立して設定す
ることができる。
トで圧側ハードの減衰力特性を、また、圧縮側への変位
時には逆に伸側ハードで圧側ソフトの減衰力特性をそれ
ぞれ発生して、制振効果に優れた位置依存型ダンパとす
ることが可能になる。
一方のオイルダンパを示す縦断正面図である。
他方のオイルダンパを示す縦断正面図である。
型ダンパの一方のオイルダンパを示す縦断正面図であ
る。
他方のオイルダンパを示す縦断正面図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 圧縮動作時にのみピストンでハードの減
衰力を発生するオイルダンパと、逆に伸長動作時におい
てのみピストンでハードの減衰力を発生するオイルダン
パを並列に組み合わせて一組とし、これらオイルダンパ
のシリンダ側にピストンを迂回するオイル流れ用のバイ
パス油路を、前者のオイルダンパに対してはピストンの
中立位置近傍から圧縮側に亙って、また、後者のオイル
ダンパに対しては反対に伸長側へと亙ってそれぞれ形成
したことを特徴とする位置依存型ダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15388795A JP3618827B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 位置依存型ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15388795A JP3618827B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 位置依存型ダンパ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08326823A true JPH08326823A (ja) | 1996-12-10 |
JP3618827B2 JP3618827B2 (ja) | 2005-02-09 |
Family
ID=15572293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15388795A Expired - Fee Related JP3618827B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 位置依存型ダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3618827B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007113717A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | Kayaba Ind Co Ltd | 油圧緩衝器 |
WO2014030557A1 (ja) * | 2012-08-24 | 2014-02-27 | カヤバ工業株式会社 | ダンパ |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP15388795A patent/JP3618827B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
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WO2014030557A1 (ja) * | 2012-08-24 | 2014-02-27 | カヤバ工業株式会社 | ダンパ |
JP2014043873A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Kayaba Ind Co Ltd | ダンパ |
CN104379961A (zh) * | 2012-08-24 | 2015-02-25 | 萱场工业株式会社 | 减震器 |
CN104379961B (zh) * | 2012-08-24 | 2016-04-06 | Kyb株式会社 | 减震器 |
US9422998B2 (en) | 2012-08-24 | 2016-08-23 | Kyb Corporation | Damper |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3618827B2 (ja) | 2005-02-09 |
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