JPH08326724A - 釘 - Google Patents

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JPH08326724A
JPH08326724A JP16781495A JP16781495A JPH08326724A JP H08326724 A JPH08326724 A JP H08326724A JP 16781495 A JP16781495 A JP 16781495A JP 16781495 A JP16781495 A JP 16781495A JP H08326724 A JPH08326724 A JP H08326724A
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JP
Japan
Prior art keywords
head
nail
thickness
outside diameter
driving
Prior art date
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Pending
Application number
JP16781495A
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English (en)
Inventor
Akio Tanaka
秋男 田中
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Individual
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Individual
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 破壊し易い取付部材を相手部材に打ち付ける
時、その取付部材の破損を防止する機能をもつ安価な新
型の釘を提供する。 【構成】 釘の頭部を薄い傘状に成形することにより、
その頭部に皿ばねと同等の機能を持たせ、そのばね効果
を利用して釘の打ち込み完了時に取付部材に与える過大
な衝撃を緩和出来るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば薄いセメント瓦の
ように釘の打ち込み時に破損し易い取付部材をその相手
部材の野地板に確実強固に打ち付けるため、釘の頭部下
面がその弱い取付部材に完全に密着するまで釘を打ち込
んだ場合でも、その取付部材の破損を防止出来る緩衝機
能を持つと同時に、安価に大量生産出来る特長を持つ釘
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は打ち込み時に、上記のような弱い
取付部材の破損を防止する機能を持つ釘が無いため、釘
の打ち込み終了直前には釘の打込残寸法を注視しつつハ
ンマーの打撃力を微妙に加減し、釘の頭部下面が取付部
材の表面に接触した瞬間に打ち込みを停止すると言う厄
介な作業の必要があったので、熟練した技能者が作業を
行っても所要時間が長く掛かったり密着不足になったり
する難点があり、それでも往々にして取付部材を破損し
てしまう場合が多かった。その危険を回避するための一
手段として、高価でかつねじ込みに手間が掛かる木ねじ
を使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】釘の打ち込み完了時に
釘の頭部下面が、屋根瓦のような破損し易い取付部材の
表面に密着する状態まで打ち込んだ時でも、その接触圧
力が過大にならないようにする必要があり、なおかつ屋
根瓦の打ち付けには多量の釘が必要なので、釘の価格を
安くかつ大量生産出来るようにしなければならないと言
う問題点がある。
【0004】本発明は従来の技術が抱えている上記のよ
うな問題点を一挙に解消して、釘の打ち込み作業が容易
で、しかも打ち込み後の保持力が充分ある上、能率よく
大量生産出来る安価な新型の釘を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】その具体的な方法として
釘の頭部を外径が大きく薄い傘状とすることにより、打
ち込み時にその頭部が皿ばねと同様に変形して緩衝効果
を発揮し、釘の頭部下面と取付部材上面との接触圧力が
過大にならないようにすると同時に、その簡単な形状構
造により従来の普通釘と同様に安価に大量生産出来るよ
うにする。
【0006】上記のような緩衝効果を持たせるため、釘
の頭部下面に必要な強度と弾性のあるプラスティック材
等の緩衝材を付加する方法も考えられるが、屋根瓦の取
り付けのような場合には次々と上に部分的に重ねてゆく
ので、上下の瓦の隙間を極力小さくして雨水の逆流を防
止する必要があり、重なった瓦の間に挟まれることにな
る釘の頭部の厚さは、出来るだけ薄く保たなければなら
ない関係上、かなりの肉厚が必要な弾性体の部品を付加
することは不可能であるだけでなく、価格面でもその追
加コスト分だけ高価になるので益々不利となり、この方
法は実際上採用することは出来ない。
【0007】
【作用】上記のような大径の傘状に成形した薄い頭部を
持つ本発明の釘を打ち込むと、最初に傘状頭部の最も薄
くて変形し易い外縁部下面が取付部材の表面に接触して
取付部材を相手部材に軽く押し付け、その後付根部下面
が取付部材の上面に密着するまで打ち込んでも、傘状頭
部の皿ばね機能によって釘と取付部材間に過大な接触圧
力が発生することが防止出来て弱い取付部材でも破損し
ないので、必要な最小限度の押付力で相手部材に安全確
実に取り付けられる。なお釘の頭部下面全体が取付部材
の上面に完全に密着しなくとも必要な保持力を充分発揮
出来る。
【0008】
【実施例】図1(a)、(b)は本発明の実施例を示す
縦断面図である。(a)は普通釘の頭部を傘状に成形し
た例であり、(b)は破損し易いセメント瓦を普通釘が
効かない耐火ボードに打ち付けるのに最適の特殊釘(特
願平6−295506)の頭部を傘状にし、打ち付け時
の瓦の破損を防止する改良例である。図2(a)、
(b)は夫々図1(a)、(b)の下面図であるが、図
2(a)の下面図に示すように頭部1の外縁形状は必ず
しも円形でなくともよく、必要な皿ばね効果を与えるの
に適した自由な形状を選択することが出来る。
【0009】頭部1の外径D、軸部2の外径d、頭部1
の外縁部肉厚t、頭部1の付根部肉厚tは夫々図示
の通りであるが、その相互関係は大略D=2〜3d、t
=0.05〜0.15D、t=1〜2t程度が実
際的に適当な範囲である。
【0010】図3(a)、(b)は夫々図1(a)、
(b)の実施例の釘を使用して、取付部材Pを相手部材
Qに打ち付けを完了した時の状態を示すものであるが、
打ち付けの末期には、頭部1の外縁部が取付部材Pの表
面に軽く接触し、その後は傘状の頭部1が変形して図示
のような平面状に近付くまで打ち込めば完了する。この
時の釘の加圧力は傘状の頭部1の皿ばねとしての緩衝効
果により過大とならず、取付部材Pはこの必要最小限度
の押付力によって、破損することなく安全確実に相手部
材Qに打ち付けられる。
【0011】また本発明の釘を打つ時は、傘状の頭部の
上面が中高の形状になっているので頭部の中心付近を叩
くことが容易で、頭部上面が平面状の従来の釘を打つ時
のように、往々にして頭部外縁を叩いて釘の倒れが生じ
易いと言う現象がなくなることも大きな特長である。
【0012】この特性は釘の打ち直しが実質的に不可能
な耐火材の野地板に打ち付ける図1(b)のような特殊
釘対しては、特に大きいメリットがある。
【0013】図1〜図3において明白なように、本発明
の釘は従来の普通釘或いは特殊釘の頭部の形状を僅かに
変えるだけで、必要な新機能を持たせることが出来るの
で、材料費並びに加工費共に従来の釘と比較してコスト
アップするような要素は全く無く、従って安価に大量生
産が出来ることは詳述するまでもない。
【0014】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明の釘は破
損し易い取付部材を打ち付ける時に、取付部材を破損し
たり釘を打ち損じたりする恐れがなくなり、未熟練の技
能者でも長時間のトレーニングの必要は全然無く、誰で
も最初から簡単に打ち付けが出来るため、従来の各種の
釘の問題点を完全に解消し、かつ安価大量生産が可能な
利点も合わせ持っているので、建築業界にとって極めて
有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の釘の実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】本発明の釘の打ち込み完了状態を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 頭部 2 軸部 3 先端部 D 頭部外径 d 軸部外径 t 頭部外縁部肉厚 t 頭部付根部肉厚 P 取付部材 Q 相手部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釘の頭部外径を釘の軸部外径の大略20
    0〜300%とし、その頭部の外縁部肉厚が頭部外径の
    大略5〜15%の薄肉とすると共に、その頭部の付根部
    肉厚が外縁部肉厚の大略100〜200%まで漸増的に
    変化するように成形し、かつその頭部全体の形状を浅い
    傘状とすることを特徴とする釘。
JP16781495A 1995-05-29 1995-05-29 Pending JPH08326724A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16781495A JPH08326724A (ja) 1995-05-29 1995-05-29

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JP16781495A JPH08326724A (ja) 1995-05-29 1995-05-29

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JPH08326724A true JPH08326724A (ja) 1996-12-10

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ID=15856604

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JP16781495A Pending JPH08326724A (ja) 1995-05-29 1995-05-29

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102078944B1 (ko) * 2018-12-28 2020-02-19 주식회사 다온코리아 케미칼 앵커볼트 유니트

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102078944B1 (ko) * 2018-12-28 2020-02-19 주식회사 다온코리아 케미칼 앵커볼트 유니트

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