JPH08326418A - 電動間仕切装置 - Google Patents
電動間仕切装置Info
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- JPH08326418A JPH08326418A JP7156884A JP15688495A JPH08326418A JP H08326418 A JPH08326418 A JP H08326418A JP 7156884 A JP7156884 A JP 7156884A JP 15688495 A JP15688495 A JP 15688495A JP H08326418 A JPH08326418 A JP H08326418A
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- clutch
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- panel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 モーターの駆動により走行する走行装置を安
定して方向転換でき、また停電時等の非常時において手
押しによるパネルの移動が容易に行うことができる電動
間仕切装置を提供すること。 【構成】 パネル7に内装されたモーターと、走行装置
12の駆動手段とを連係する駆動軸13の途中にクラッ
チ機構が設けられており、このクラッチ機構は、前記モ
ーターと駆動軸13の連係をモーターへの通電時は維持
し、モーターへの非通電時は解除する機能を有するよう
になっているため、回動レール3による走行装置12の
回転時のパネル7の揺動を確実に防止できるとともに、
停電時においてもパネル7を手動で容易に移動できる。
定して方向転換でき、また停電時等の非常時において手
押しによるパネルの移動が容易に行うことができる電動
間仕切装置を提供すること。 【構成】 パネル7に内装されたモーターと、走行装置
12の駆動手段とを連係する駆動軸13の途中にクラッ
チ機構が設けられており、このクラッチ機構は、前記モ
ーターと駆動軸13の連係をモーターへの通電時は維持
し、モーターへの非通電時は解除する機能を有するよう
になっているため、回動レール3による走行装置12の
回転時のパネル7の揺動を確実に防止できるとともに、
停電時においてもパネル7を手動で容易に移動できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動間仕切装置におけ
る走行装置の駆動装置の構成に関する。
る走行装置の駆動装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各間仕切パネルの走行方向を転換
可能とした電動間仕切装置は公知であり、例えば図2、
3に示されるように、天井01に固着された互いに直交
する間仕切レール02と収納レール03との交差部に、
各レールのいずれかと選択的に直線状に整合する回動レ
ール04を、駆動装置05により例えば90゜水平旋回
可能として設け、複数の間仕切パネル06に駆動軸07
まわりに回動自在に設けた走行装置08を、パネル06
内に固設されたギヤードモーター09を介して前記駆動
軸07を回動させることで前記各レールに沿って自走し
うるように設け、走行装置08が回動レール内04に位
置している状態で、回動レール04を旋回させるものが
ある。
可能とした電動間仕切装置は公知であり、例えば図2、
3に示されるように、天井01に固着された互いに直交
する間仕切レール02と収納レール03との交差部に、
各レールのいずれかと選択的に直線状に整合する回動レ
ール04を、駆動装置05により例えば90゜水平旋回
可能として設け、複数の間仕切パネル06に駆動軸07
まわりに回動自在に設けた走行装置08を、パネル06
内に固設されたギヤードモーター09を介して前記駆動
軸07を回動させることで前記各レールに沿って自走し
うるように設け、走行装置08が回動レール内04に位
置している状態で、回動レール04を旋回させるものが
ある。
【0003】この種の電動間仕切装置では、回動レール
04を旋回可能としている垂直な垂直軸010の軸心
と、走行装置08に間仕切パネル06を回動自在に吊下
する駆動07の軸心とが一致するように、センサー等に
より走行してきた走行装置08を回動レール04内に停
止させている。
04を旋回可能としている垂直な垂直軸010の軸心
と、走行装置08に間仕切パネル06を回動自在に吊下
する駆動07の軸心とが一致するように、センサー等に
より走行してきた走行装置08を回動レール04内に停
止させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに走行装置08がパネル06を吊支する駆動軸07の
回転により走行するようになっている場合、図3に示さ
れるように回動レール04内に停止した前記走行装置0
8の向きが、回動レール04の旋回により変えられて
も、ギヤードモーター09の減速機構の抵抗により駆動
軸07は回転しないため、走行装置08に駆動力が与え
られることになり、回動レール04内を移動してしま
う。
うに走行装置08がパネル06を吊支する駆動軸07の
回転により走行するようになっている場合、図3に示さ
れるように回動レール04内に停止した前記走行装置0
8の向きが、回動レール04の旋回により変えられて
も、ギヤードモーター09の減速機構の抵抗により駆動
軸07は回転しないため、走行装置08に駆動力が与え
られることになり、回動レール04内を移動してしま
う。
【0005】このため、回動レール04の旋回時にパネ
ル06を吊支する駆動軸07が回動レール04の旋回中
心をなす垂直軸010からずれてしまい、パネル06が
大きく揺動して方向転換後にその向きが正常とならず、
パネル06の収納等に支障をきたすことがあった。
ル06を吊支する駆動軸07が回動レール04の旋回中
心をなす垂直軸010からずれてしまい、パネル06が
大きく揺動して方向転換後にその向きが正常とならず、
パネル06の収納等に支障をきたすことがあった。
【0006】また、特に制御システムに不具合が生じた
り、停電等によりモーター09に電力を供給できなくな
り、手押しによりパネル06を移動する必要がある場
合、ギヤードモーター09の減速機構の抵抗により移動
に大きな力が必要となり、大変であった。
り、停電等によりモーター09に電力を供給できなくな
り、手押しによりパネル06を移動する必要がある場
合、ギヤードモーター09の減速機構の抵抗により移動
に大きな力が必要となり、大変であった。
【0007】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、モーターの駆動により走行する走行装置を
安定して方向転換でき、また停電時等の非常時において
手押しによるパネルの移動が容易に行うことができる電
動間仕切装置を提供することを目的としている。
れたもので、モーターの駆動により走行する走行装置を
安定して方向転換でき、また停電時等の非常時において
手押しによるパネルの移動が容易に行うことができる電
動間仕切装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電動間仕切装置は、レール内を走行する走
行装置に吊支されてなる複数のパネルからなり、パネル
に内装されたモーターの作動により走行する走行装置を
有する電動間仕切装置であって、前記パネルに内装され
たモーターと、走行装置の駆動手段とを連係する駆動軸
の途中にクラッチ機構が設けられており、このクラッチ
機構は、前記モーターと駆動軸の連係をモーターへの通
電時は維持し、モーターへの非通電時は解除する機能を
有するようになっていることを特徴としている。
に、本発明の電動間仕切装置は、レール内を走行する走
行装置に吊支されてなる複数のパネルからなり、パネル
に内装されたモーターの作動により走行する走行装置を
有する電動間仕切装置であって、前記パネルに内装され
たモーターと、走行装置の駆動手段とを連係する駆動軸
の途中にクラッチ機構が設けられており、このクラッチ
機構は、前記モーターと駆動軸の連係をモーターへの通
電時は維持し、モーターへの非通電時は解除する機能を
有するようになっていることを特徴としている。
【0009】本発明の電動間仕切装置は、前記クラッチ
機構を電磁クラッチとし、モーターへの通電回路と電磁
クラッチへの通電とを連係させるとともに、前記モータ
ーをギヤードモーターとすることが好ましい。
機構を電磁クラッチとし、モーターへの通電回路と電磁
クラッチへの通電とを連係させるとともに、前記モータ
ーをギヤードモーターとすることが好ましい。
【0010】本発明の電動間仕切装置は、クラッチの動
力側接続部をモーターの回転軸の先端側に取り外し可能
に係止し、クラッチの被動力側接続部をモーター本体側
に設けるとともに、前記回転軸に回動自在に周設され駆
動軸と連係する駆動歯車または駆動プーリーをクラッチ
の被動力側接続部に係止することが好ましい。
力側接続部をモーターの回転軸の先端側に取り外し可能
に係止し、クラッチの被動力側接続部をモーター本体側
に設けるとともに、前記回転軸に回動自在に周設され駆
動軸と連係する駆動歯車または駆動プーリーをクラッチ
の被動力側接続部に係止することが好ましい。
【0011】本発明の電動間仕切装置は、レール途中に
は走行装置を方向転換できる回動レールを有しており、
この回動レールには前記駆動軸と回動レールの垂直軸と
が一致した位置で走行ローラを係止する係止手段が形成
されていることが好ましい。
は走行装置を方向転換できる回動レールを有しており、
この回動レールには前記駆動軸と回動レールの垂直軸と
が一致した位置で走行ローラを係止する係止手段が形成
されていることが好ましい。
【0012】
【作用】パネルに内装されたモーターと、走行装置の駆
動手段とを連係する駆動軸の途中にクラッチ機構が設け
られており、このクラッチ機構は、前記モーターと駆動
軸の連係をモーターへの通電時は維持し、モーターへの
非通電時は解除する機能を有するようになっているた
め、回動レールによる走行装置の回転時のパネルの揺動
を確実に防止できるとともに、停電時においてもパネル
を手動で容易に移動できる。
動手段とを連係する駆動軸の途中にクラッチ機構が設け
られており、このクラッチ機構は、前記モーターと駆動
軸の連係をモーターへの通電時は維持し、モーターへの
非通電時は解除する機能を有するようになっているた
め、回動レールによる走行装置の回転時のパネルの揺動
を確実に防止できるとともに、停電時においてもパネル
を手動で容易に移動できる。
【0013】クラッチ機構を電磁クラッチにすれば、停
電により自動的にクラッチが解除され、特別な制御が不
要となる。
電により自動的にクラッチが解除され、特別な制御が不
要となる。
【0014】クラッチの動力側接続部をモーターの回転
軸の先端側に取り外し可能に係止し、クラッチの被動力
側接続部をモーター本体側に設けるとともに、前記回転
軸に回動自在に周設され駆動軸と連係する駆動歯車また
は駆動プーリーをクラッチの被動力側接続部に係止する
ようにすると、クラッチの取り外し、クラッチ内のクラ
ッチプレートの交換や点検等のメンテナンスが容易に行
える。
軸の先端側に取り外し可能に係止し、クラッチの被動力
側接続部をモーター本体側に設けるとともに、前記回転
軸に回動自在に周設され駆動軸と連係する駆動歯車また
は駆動プーリーをクラッチの被動力側接続部に係止する
ようにすると、クラッチの取り外し、クラッチ内のクラ
ッチプレートの交換や点検等のメンテナンスが容易に行
える。
【0015】回動レールに走行ローラを一時的に係止す
る係止手段を設けるようにした場合、走行装置の停止と
同時にクラッチの解除でフリーになった走行ローラは、
係止手段に確実に追従し軸一致がより正確に達成され
る。
る係止手段を設けるようにした場合、走行装置の停止と
同時にクラッチの解除でフリーになった走行ローラは、
係止手段に確実に追従し軸一致がより正確に達成され
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1は本発明の一実施例を示すもので、まず1
は天井2内のはり(図示せず)等に固着された箱状の吊
支部材を構成する底板の一部であり、3は該底板1より
吊支された回動レールである。この回動レール3は、天
井2下面に互いに直交状に配設された間仕切レール4と
収納レール(図示せず)との交差部に設けられている。
また前記箱状吊支部材内には、前記回動レール3を回動
させる駆動装置等が内設されている(図示せず)。
すると、図1は本発明の一実施例を示すもので、まず1
は天井2内のはり(図示せず)等に固着された箱状の吊
支部材を構成する底板の一部であり、3は該底板1より
吊支された回動レールである。この回動レール3は、天
井2下面に互いに直交状に配設された間仕切レール4と
収納レール(図示せず)との交差部に設けられている。
また前記箱状吊支部材内には、前記回動レール3を回動
させる駆動装置等が内設されている(図示せず)。
【0017】本実施例においては、前記回動レール3が
90゜水平旋回することにより、収納レールに沿って走
行してきたパネル7を、間仕切レール4のいずれかに選
択的に受け渡しすることができるようになっている。
90゜水平旋回することにより、収納レールに沿って走
行してきたパネル7を、間仕切レール4のいずれかに選
択的に受け渡しすることができるようになっている。
【0018】回動レール3の上面中央には、中心に軸孔
5aを有する回動軸5が固着され、この回動軸5は、底
板1の貫通孔1aを挿通して垂下し、外向のフランジ部
6aを底板1の内面にボルト止めされた筒状の保持部材
6内に、上下1対のベアリング8、8を介して回転自在
に嵌合されている。
5aを有する回動軸5が固着され、この回動軸5は、底
板1の貫通孔1aを挿通して垂下し、外向のフランジ部
6aを底板1の内面にボルト止めされた筒状の保持部材
6内に、上下1対のベアリング8、8を介して回転自在
に嵌合されている。
【0019】回動軸5の軸孔5aには、前記吊支部材内
に内設された回動レール3の駆動装置としてのモーター
9より延設される垂直軸10の下端部が、キー11を介
して相対回転不能に嵌合されている。
に内設された回動レール3の駆動装置としてのモーター
9より延設される垂直軸10の下端部が、キー11を介
して相対回転不能に嵌合されている。
【0020】12は各レール内を走行可能な走行装置で
あり、パネル7が駆動軸13をもって吊り下げられてい
る。この走行装置12を構成する基体14には、前記駆
動軸13がその中央部を上下方向に貫通するように垂直
軸回りに駆動可能に枢着されている。
あり、パネル7が駆動軸13をもって吊り下げられてい
る。この走行装置12を構成する基体14には、前記駆
動軸13がその中央部を上下方向に貫通するように垂直
軸回りに駆動可能に枢着されている。
【0021】駆動軸13の上端には、第1の駆動歯車で
あるかさ歯車15が取付けられており、このかさ歯車1
5の下面にはスラストベアリング(図示せず)が装着さ
れている。そのため駆動軸13により吊り下げられたパ
ネル7の重量による下方への力は、前記かさ歯車15を
介して受けられるようになっている。
あるかさ歯車15が取付けられており、このかさ歯車1
5の下面にはスラストベアリング(図示せず)が装着さ
れている。そのため駆動軸13により吊り下げられたパ
ネル7の重量による下方への力は、前記かさ歯車15を
介して受けられるようになっている。
【0022】前記かさ歯車15は、基体14の側板によ
って枢支された横軸16に固着された第2の駆動歯車で
あるかさ歯車17と噛合し、さらに該かさ歯車17と同
軸の歯車18は、前後走行ローラ19、19の外周面に
形成された歯車20、20と噛合している。
って枢支された横軸16に固着された第2の駆動歯車で
あるかさ歯車17と噛合し、さらに該かさ歯車17と同
軸の歯車18は、前後走行ローラ19、19の外周面に
形成された歯車20、20と噛合している。
【0023】また、基体14の上部に立設される集電体
24は、その先端の集電子24aが各レール上板の内面
に固設される給電・送信バー21に摺接されている。そ
してこの集電体24から延設されるコード25により、
パネル7内のモーター等に電力及び信号が供給されるよ
うになっている。
24は、その先端の集電子24aが各レール上板の内面
に固設される給電・送信バー21に摺接されている。そ
してこの集電体24から延設されるコード25により、
パネル7内のモーター等に電力及び信号が供給されるよ
うになっている。
【0024】走行装置12の基体14より垂下された駆
動軸13の下端は、スラストベアリング26を介してパ
ネル7内のフレーム27に枢着されている。前記駆動軸
13の隣には、減速機構を有するギヤードモーター28
が前記フレーム27を介して固設され、該ギヤードモー
ター28から前記駆動軸13に対して並行に延設される
回転軸29は、ベアリング40を介してフレーム27に
対して回動可能に枢支されている。
動軸13の下端は、スラストベアリング26を介してパ
ネル7内のフレーム27に枢着されている。前記駆動軸
13の隣には、減速機構を有するギヤードモーター28
が前記フレーム27を介して固設され、該ギヤードモー
ター28から前記駆動軸13に対して並行に延設される
回転軸29は、ベアリング40を介してフレーム27に
対して回動可能に枢支されている。
【0025】前記回転軸29の上部には、駆動軸13に
固設された歯車30と噛合する歯車31aを有する回動
体31が、ベアリング32を介して駆動軸13に対して
相対回転可能に取付られている。そして前記回動体31
のさらに上方には、この回動体31と回転軸29との連
結又は解除を行う適宜クラッチ装置(好適には電磁クラ
ッチ)を有するクラッチボックス33が設けられてい
る。このクラッチ装置により、前記回転軸29と回動体
31とが一体あるいは解除により相対回動されるように
なっている。
固設された歯車30と噛合する歯車31aを有する回動
体31が、ベアリング32を介して駆動軸13に対して
相対回転可能に取付られている。そして前記回動体31
のさらに上方には、この回動体31と回転軸29との連
結又は解除を行う適宜クラッチ装置(好適には電磁クラ
ッチ)を有するクラッチボックス33が設けられてい
る。このクラッチ装置により、前記回転軸29と回動体
31とが一体あるいは解除により相対回動されるように
なっている。
【0026】なお、給電・送信バー21から集電体24
により得た電力及び信号は、コード25より一旦パネル
7内の制御装置(図示せず)を介し、そこからコード3
4、38を介してクラッチボックス33内のクラッチ装
置、及びギヤードモーター28にそれぞれ電力及び信号
を送信できるようになっている。
により得た電力及び信号は、コード25より一旦パネル
7内の制御装置(図示せず)を介し、そこからコード3
4、38を介してクラッチボックス33内のクラッチ装
置、及びギヤードモーター28にそれぞれ電力及び信号
を送信できるようになっている。
【0027】さらに、回動レール3の下板の所定箇所に
形成されたネジ孔の下方からは走行ローラ19の係止手
段としてのボルト35が螺合され、その先端が、回動レ
ール3の下板の内面から適宜長さ突出された位置でナッ
ト36を介して固定されている。このボルト35の突出
長さは、間仕切パネル内のモーターの駆動力による走行
装置12の走行に支障をきたさない程度に設定すること
が好ましい。
形成されたネジ孔の下方からは走行ローラ19の係止手
段としてのボルト35が螺合され、その先端が、回動レ
ール3の下板の内面から適宜長さ突出された位置でナッ
ト36を介して固定されている。このボルト35の突出
長さは、間仕切パネル内のモーターの駆動力による走行
装置12の走行に支障をきたさない程度に設定すること
が好ましい。
【0028】このように下板の内面より突設されたボル
ト35の先端は、回動レール3内において、走行装置1
2の駆動軸13の軸心と、回動レール3の旋回の中心を
なす垂直軸10の軸心とが一致する点に停止した走行装
置12の走行ローラ19に当接、もしくは近接する位置
に形成されている。
ト35の先端は、回動レール3内において、走行装置1
2の駆動軸13の軸心と、回動レール3の旋回の中心を
なす垂直軸10の軸心とが一致する点に停止した走行装
置12の走行ローラ19に当接、もしくは近接する位置
に形成されている。
【0029】このように構成された電動間仕切装置にあ
っては、通常ギヤードモーター28及びクラッチ装置に
電力が供給され、該ギヤードモーター28が作動する
時、その回転軸29と回動体31とがクラッチ装置を介
して連結され、互いに一体的に回動し、同時に歯車30
を介して駆動軸13が回動する。そしてこの駆動軸13
の回動力が走行装置12内の各ギヤを介して走行ローラ
19に伝達され、走行装置12が各レール内を走行する
ようになっている。
っては、通常ギヤードモーター28及びクラッチ装置に
電力が供給され、該ギヤードモーター28が作動する
時、その回転軸29と回動体31とがクラッチ装置を介
して連結され、互いに一体的に回動し、同時に歯車30
を介して駆動軸13が回動する。そしてこの駆動軸13
の回動力が走行装置12内の各ギヤを介して走行ローラ
19に伝達され、走行装置12が各レール内を走行する
ようになっている。
【0030】そしてこの走行装置12が、図1に示され
るように回動レール3内における駆動軸13の軸心と回
動レール3の中心をなす垂直軸10の軸心とが一致する
位置に差しかかると、給電・送信バー21からギヤード
モーター28への電力の供給を一旦停止させる信号が制
御装置により伝達され、走行装置12は停止する。ここ
で同時にクラッチ装置にも信号もしくは電力の供給が停
止され、ギヤードモーター28内の減速機構により回動
不能になっている回転軸29と回動体31との連係が解
除される。ここで、走行ローラ19はフリーな状態にな
るため、ボルト35等の係止手段に好適に追従し、軸心
一致が完全に達成される。
るように回動レール3内における駆動軸13の軸心と回
動レール3の中心をなす垂直軸10の軸心とが一致する
位置に差しかかると、給電・送信バー21からギヤード
モーター28への電力の供給を一旦停止させる信号が制
御装置により伝達され、走行装置12は停止する。ここ
で同時にクラッチ装置にも信号もしくは電力の供給が停
止され、ギヤードモーター28内の減速機構により回動
不能になっている回転軸29と回動体31との連係が解
除される。ここで、走行ローラ19はフリーな状態にな
るため、ボルト35等の係止手段に好適に追従し、軸心
一致が完全に達成される。
【0031】次に回動レール3の旋回に伴い、走行装置
12が方向転換されるわけであるが、この時駆動軸13
は、回動不能の状態の回転軸29に対しては連係が解除
されているため、相対的回転が可能になっており、走行
装置は回動レール3とともにスムースに方向転換され
る。
12が方向転換されるわけであるが、この時駆動軸13
は、回動不能の状態の回転軸29に対しては連係が解除
されているため、相対的回転が可能になっており、走行
装置は回動レール3とともにスムースに方向転換され
る。
【0032】すなわち、モーター、特にギヤードモータ
ー28への電力が停止されると、回転規制力が働いてし
まい、走行装置12の方向転換中に走行ローラ19に駆
動力が与えられ走行装置12が移動し、パネル7が大き
く揺動して収納に支障をきたすことになるが、本発明に
あっては、ギヤードモーター28への電力供給停止時に
クラッチも解除されるため、安定したパネル7の方向転
換を行うことができる。
ー28への電力が停止されると、回転規制力が働いてし
まい、走行装置12の方向転換中に走行ローラ19に駆
動力が与えられ走行装置12が移動し、パネル7が大き
く揺動して収納に支障をきたすことになるが、本発明に
あっては、ギヤードモーター28への電力供給停止時に
クラッチも解除されるため、安定したパネル7の方向転
換を行うことができる。
【0033】また、本発明のようになっていると、停電
時の非常時において、パネル7を手押しで移動しなけれ
ばならない場合においても、停電によりクラッチが解除
されるため、その移動を小さな力で容易に行うことが可
能となる。
時の非常時において、パネル7を手押しで移動しなけれ
ばならない場合においても、停電によりクラッチが解除
されるため、その移動を小さな力で容易に行うことが可
能となる。
【0034】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0035】例えば、本実施例において、クラッチボッ
クス33は、モーター側の回転軸29上部に設けられて
いるが、駆動軸13の下端に設けてもよい。
クス33は、モーター側の回転軸29上部に設けられて
いるが、駆動軸13の下端に設けてもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0037】(a)請求項1の発明によれば、パネルに
内装されたモーターと、走行装置の駆動手段とを連係す
る駆動軸の途中にクラッチ機構が設けられており、この
クラッチ機構は、前記モーターと駆動軸の連係をモータ
ーへの通電時は維持し、モーターへの非通電時は解除す
る機能を有するようになっているため、回動レールによ
る走行装置の回転時のパネルの揺動を確実に防止できる
とともに、停電時においてもパネルを手動で容易に移動
できる。
内装されたモーターと、走行装置の駆動手段とを連係す
る駆動軸の途中にクラッチ機構が設けられており、この
クラッチ機構は、前記モーターと駆動軸の連係をモータ
ーへの通電時は維持し、モーターへの非通電時は解除す
る機能を有するようになっているため、回動レールによ
る走行装置の回転時のパネルの揺動を確実に防止できる
とともに、停電時においてもパネルを手動で容易に移動
できる。
【0038】(b)請求項2の発明によれば、クラッチ
機構が電磁クラッチであるため、停電により自動的にク
ラッチが解除され、特別な制御が不要となる。
機構が電磁クラッチであるため、停電により自動的にク
ラッチが解除され、特別な制御が不要となる。
【0039】(c)請求項3の発明によれば、クラッチ
の動力側接続部をモーターの回転軸の先端側に取り外し
可能に係止し、クラッチの被動力側接続部をモーター本
体側に設けるとともに、前記回転軸に回動自在に周設さ
れ駆動軸と連係する駆動歯車または駆動プーリーをクラ
ッチの被動力側接続部に係止したことにより、クラッチ
の取り外し、クラッチ内のクラッチプレートの交換や点
検等のメンテナンスが容易に行える。
の動力側接続部をモーターの回転軸の先端側に取り外し
可能に係止し、クラッチの被動力側接続部をモーター本
体側に設けるとともに、前記回転軸に回動自在に周設さ
れ駆動軸と連係する駆動歯車または駆動プーリーをクラ
ッチの被動力側接続部に係止したことにより、クラッチ
の取り外し、クラッチ内のクラッチプレートの交換や点
検等のメンテナンスが容易に行える。
【0040】(d)請求項4の発明によれば、回動レー
ルに走行ローラを一時的に係止する係止手段を設けてい
るため、走行装置の停止と同時にクラッチの解除で走行
ローラがフリーになり、走行ローラが係止手段に確実に
追従し軸一致がより正確に達成される。
ルに走行ローラを一時的に係止する係止手段を設けてい
るため、走行装置の停止と同時にクラッチの解除で走行
ローラがフリーになり、走行ローラが係止手段に確実に
追従し軸一致がより正確に達成される。
【0041】また、走行装置の停止と同時にクラッチの
解除で走行ローラがフリーになり、回動レールの傾斜等
で走行装置が移動してしまう危険があるが、回動レール
に走行ローラを一時的に係止する係止手段が設けられて
いるため、この該動作を確実に防止できる。
解除で走行ローラがフリーになり、回動レールの傾斜等
で走行装置が移動してしまう危険があるが、回動レール
に走行ローラを一時的に係止する係止手段が設けられて
いるため、この該動作を確実に防止できる。
【0042】
【図1】本発明の実施例の電動間仕切装置を表わす要部
断面図である。
断面図である。
【図2】従来の電動間仕切り装置を表わす一部断面図で
ある。
ある。
【図3】図2の電動間仕切装置の作用を表わす概略図で
ある。
ある。
1 底板 1a 貫通孔 2 天井 3 回動レール 4 間仕切レール 5 回動軸 5a 軸孔 6 保持部材 6a フランジ部 7 パネル 8 ベアリング 9 モーター 10 垂直軸 11 キー 12 走行装置 13 駆動軸 14 基体 15 かさ歯車 16 横軸 17 かさ歯車 18 歯車 19 走行ローラ 20 歯車 21 給電・送信バー 24 集電体 24a 集電子 25 コード 26 ベヤリング 27 フレーム 28 ギヤードモーター 29 回転軸 30 歯車 31 回動体 31a 歯車 32 ベヤリング 33 クラッチボックス 34 コード 35 ボルト 36 ナット 38 コード 40 ベヤリング
Claims (4)
- 【請求項1】 レール内を走行する走行装置に吊支され
てなる複数のパネルからなり、パネルに内装されたモー
ターの作動により走行する走行装置を有する電動間仕切
装置であって、 前記パネルに内装されたモーターと、走行装置の駆動手
段とを連係する駆動軸の途中にクラッチ機構が設けられ
ており、このクラッチ機構は、前記モーターと駆動軸の
連係をモーターへの通電時は維持し、モーターへの非通
電時は解除する機能を有するようになっている電動間仕
切装置。 - 【請求項2】 前記クラッチ機構を電磁クラッチとし、
モーターへの通電回路と電磁クラッチへの通電とを連係
させるとともに、前記モーターをギヤードモーターとし
た請求項1に記載の電動間仕切装置。 - 【請求項3】 クラッチの動力側接続部をモーターの回
転軸の先端側に取り外し可能に係止し、クラッチの被動
力側接続部をモーター本体側に設けるとともに、前記回
転軸に回動自在に周設され駆動軸と連係する駆動歯車ま
たは駆動プーリーをクラッチの被動力側接続部に係止し
たことを特徴としてなる請求項1または2に記載の電動
間仕切装置。 - 【請求項4】 レール途中には走行装置を方向転換でき
る回動レールを有しており、この回動レールには前記駆
動軸と回動レールの垂直軸とが一致した位置で走行ロー
ラを係止する係止手段が形成されている請求項2または
3に記載の電動間仕切装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7156884A JPH08326418A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 電動間仕切装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7156884A JPH08326418A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 電動間仕切装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08326418A true JPH08326418A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15637505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7156884A Withdrawn JPH08326418A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 電動間仕切装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08326418A (ja) |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP7156884A patent/JPH08326418A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020806 |