JPH08326278A - Oa用床パネル - Google Patents

Oa用床パネル

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JPH08326278A
JPH08326278A JP7155392A JP15539295A JPH08326278A JP H08326278 A JPH08326278 A JP H08326278A JP 7155392 A JP7155392 A JP 7155392A JP 15539295 A JP15539295 A JP 15539295A JP H08326278 A JPH08326278 A JP H08326278A
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leveling
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Tetsuomi Yagi
哲臣 八木
Masahiko Miyahara
雅彦 宮原
Isao Inoue
伊佐男 井上
Masahiro Samejima
正弘 鮫島
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Suminoe Textile Co Ltd
Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
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Suminoe Textile Co Ltd
Meiji Rubber and Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 十分な強度を有し、床面に対して水平を出し
易いとともに、施工及び配線の容易なOA用床パネルを
提供するものである。 【構成】 平面方形状の上板の下面四隅部に荷重用脚部
と、前記荷重用脚部よりもわずかに高さの高い水平出し
用突出部とを設け、前記水平出し用突出部の先端部には
弾性キャップを嵌着してなり、前記上板の下面には荷重
用脚部よりも高さの低いリブを設け、前記上板には複数
の透孔を穿設するとともに、各側端縁にはそれぞれ突部
と凹部を形成したことを特徴とする。そして、前記水平
出し用突出部は荷重用脚部の内外いずれの側に設けても
よい。また、積み重ねたとき水平出し用突出部を嵌合す
る嵌合穴を上板の上面に設け、上板の略中央部に配線用
コンセント口を設けることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワープロ、コンピュ
ーター、通信機器等のOA用機器の設置用床構造として
好適なOA用床パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ワープロ、コンピューター、通信
機器等のOA用機器の発達、普及は目覚ましいものがあ
る。このOA機器の発達、普及に伴い多数の電源コード
や接続ケーブルを室内に配設されることになる。これら
の電源コードを床上に這はせておくと、美観を損ねるば
かりでなくつまずいて怪我をしたり、OA機器の故障の
原因となる。そこで、これらの多数の配線を床下に収納
する床パネルが提案されている。例えば、公知例1とし
て、特開平5−10023号公報に記載されている「O
A用床構造の施工方法」における床パネルがある。この
床パネルは、図16に示すように、床下地板1の正面ま
たは下面のどちらか一方の面に、所定間隔をおいて任意
の位置で切除可能な凸状部2を複数形成してなるもので
ある。そして、これらの床パネルを床面上に載置し、隣
り合う凸状部2間の溝3に配線4を収納し、所望個所で
凸状部2の一部を切除し、この切除部を通して配線を隣
接する溝に導いて配線を縦横に行い、この床パネルの上
に中間部材を介するかまたは介することなく床仕上材を
敷設するものである。
【0003】また、公知例2として、図17及び図18
に示す床パネルがある。図17は上面斜視図、図18は
下面斜視図である。この床パネルは、桟5、5aからな
る床部6の下面の四隅とその中間部、及び中央部にそれ
ぞれ脚部7を設け、下面に設けた補強リブ群8によって
補強されている。即ち、補強リブ群8は前記各脚部7を
連結する補強リブ9、補強リブ10と、さらに、前記補
強リブ9の中間位置で連結する縦リブ11、横リブ1
2、斜めリブ13からなり、補強リブ9は3本平行に設
けてなる。そして、前記補強リブ群8のうち前記脚部7
を連結する補強リブ9と補強リブ10の下面は、脚部7
の近傍で傾斜しており、従って、各脚部7間では凹状に
形成されている。前記構成の床パネルを使用するには、
床面に脚部7を載置して敷き並べ、床面と補強リブ群8
との間の空隙に脚部7間から電源コードを通して配線す
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知例の床パネルには次のような問題があった。即ち、公
知例1にあっては、隣接する溝3間への配線は凸状部2
を任意の位置で切除することによって行うことができる
ものの、切除する手間がかかるとともに、予め配線の位
置を決定した上で、それに合わせて床パネルを敷設する
際に凸状部2を切除して配線をする以外には、床パネル
を敷設した後に配線することは不可能である。また、床
面は必ずしも水平な平滑面ではないから、凸状部2の全
面が床面に載置されることはない。従って、凸状部2の
一部が浮いた状態となってガタが生じ、歩行音が出るお
それがある。
【0005】公知例2にあっては公知例1と異なり、脚
部7間に空隙が設けられているので床パネル敷設後にも
縦横に配線が可能であり、しかも桟とリブ構造であるか
ら隙間から電源コードの方向を見ながら配線することが
可能である。しかしながら、脚部7は四隅とその中間部
にも設けられているので、脚部の間隔が狭くなり配線
時、電源コードを通し難いという問題がある。また、9
つの脚部からなるから、公知例1と同様に全部の脚部が
床面に載置されるとは限らず、従って浮いた脚部によっ
て歩行音が出やすいという問題がある。また、9つの脚
部によって支持するので十分な耐荷重性、曲げ強度を有
するものの、それだけ重量がアップしコスト高となる。
【0006】また、公知例2では、図17に示すよう
に、補強リブ9は平行であって、しかも3本平行に設け
られているから、脚部7における連結部分の各補強リブ
間は袋小路14となっている。このために、矢印方向か
ら脚部7間に電源コードを差し込むと、電源コードの先
端部は必ずしも脚部7間を直線状に進むものではないか
ら、斜めに行く先端部が袋小路14に入ってその都度や
り直さなければならず配線に時間がかかるという問題が
ある。さらに、公知例1、2とも床パネルの側面は平滑
であるから、床面に敷き並べる際に位置決めされず施工
しにくいという問題がある。
【0007】
【発明の目的】この発明はかかる現況に鑑みてなされた
もので、十分な強度を有し、床面に対して水平を出し易
いとともに、施工及び配線の容易なOA用床パネルを提
供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために次のような構成とした。即ち、この発明の
請求項1に係るOA用床パネルは、平面方形状の上板の
下面四隅部に荷重用脚部と、前記荷重用脚部よりもわず
かに高さの高い水平出し用突出部とを設け、前記水平出
し用突出部の先端部には弾性キャップを嵌着してなり、
前記上板の下面には荷重用脚部よりも高さの低いリブを
設け、前記上板には複数の透孔を穿設するとともに、各
側端縁にはそれぞれ突部と凹部を形成したことを特徴と
する。また、請求項2に係るOA用床パネルは、前記水
平出し用突出部を荷重用脚部の内側に設けたことを特徴
とする。また、請求項3に係るOA用床パネルは、前記
水平出し用突出部を荷重用脚部の外側に設けたことを特
徴とする。また、請求項4に係るOA用床パネルは、積
み重ねたとき水平出し用突出部を嵌合する嵌合穴を上板
の上面に設けたことを特徴とする。また、請求項5に係
るOA用床パネルは、上板の略中央部に配線用コンセン
ト口を設けたことを特徴とする。また、請求項6に係る
OA用床パネルは、前記配線用コンセント口を円環状リ
ブの内側上部に段部を形成するとともに、180度隔て
た位置に蓋を固定するための挿入部を設けることによっ
て形成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】従って、この発明の請求項1にあっては、床面
にはまず水平出し用突出部が載置し、一定の荷重がかか
ったときに先端部の弾性キャップが圧縮されて荷重用脚
部が載置するから、水平出しが容易であり、十分な耐荷
重、曲げ強度を有する。荷重用脚部は四隅部に4個設け
るだけであるから、脚部間を大きくすることができ配線
時のケーブル等の差し込みに有利である。また、上板に
穿設した複数の透孔によって配線の状態を確認すること
ができ、側端縁の突部と凹部は敷き並べる際に互いに嵌
合して位置決めとなるとともに、移動防止として機能す
る。また、請求項2にあっては、荷重用脚部と水平出し
用突出部とが一体化され、配線時ケーブル等を真っすぐ
差し込むことができる。また、請求項3にあっては、水
平出し用突出部を任意の位置に設けることができる。
【0010】また、請求項4にあっては、上板上面の嵌
合穴に水平出し用突出部の下端が嵌合することにより、
積み重ねたときのずれを防止する。また、請求項5にあ
っては、蓋を取り除けば配線用コンセントを取り付ける
ことができる。請求項6にあっては、蓋をわずかに回動
させるだけで着脱することができる。
【0011】
【実施例】以下に、図示する実施例に基づいて説明す
る。図1〜図6はこの発明の実施例1を示し、図1の上
半分は平面図、下半分は底面図、図2は上面斜視図、図
3は下面斜視図、図4は正面図、図5は図1のA−A断
面図、図6は図1のB−B断面図である。床パネル20
は、上板21の下面の四隅部に水平出し用突出部23を
設け、この水平出し用突出部23の対角線上の内側に荷
重用脚部25を設け、荷重用脚部25間は対角リブ27
と上板の側端と平行な平行リブ29で連結するととも
に、水平出し用突出部23を上板21の端縁に設けた端
縁リブ30で連結してなるものである。
【0012】さらに詳述すると、上板21は方形状であ
って、実施例では一辺が250mmの正方形に形成され
ており、各辺には位置決め用の突部31と凹部33がそ
れぞれ四隅部近傍に形成されている。前記突部31と凹
部33は直角な四隅部を介して隣接しているとともに、
平行な辺において対向している。従って、前記突部31
と凹部33は、床面に敷き並べる際に互いに嵌合して位
置決めされるとともに、移動が防止される。この上板2
1の下面四隅部には水平出し用突出部23が設けられて
いる。水平出し用突出部23は、図4〜図6に示すよう
に、中空の円筒体23aの下端に弾性を有するゴムまた
は樹脂製キャップ23bを嵌着してなり、前記キャップ
23bが床面に載置するように形成されている。
【0013】さらに、上板21の上面には、前記水平出
し用突出部23を中空体とし上面を開口することによっ
て、キャップ23bを嵌合する嵌合穴24を形成してな
る。このように、嵌合穴24を形成した場合には、保
管、運搬の際に段積みしてもキャップ23bの先端部が
嵌合することにより、ずれや荷崩れが防止される。前記
嵌合穴24には、完全に下端部まで中空にした形状の
他、キャップ23bが嵌合する凹部を含む。
【0014】前記水平出し用突出部23の対角線上の内
側には荷重用脚部25が設けられている。前記荷重用脚
部25は下面を開口した略五角形の中空体であって角部
の1つを対角において対向させており、OA用機器の荷
重に耐える十分な強度を有している。前記荷重用脚部2
5の高さは水平出し用突出部23のそれよりも低く、荷
重によってキャップ23bが圧縮された後に載置するよ
うに構成されている。従って、床面に敷き並べた際に
は、まず水平出し用突出部23が載置し、ある程度の荷
重がかかった後に荷重用脚部25が載置する。荷重用脚
部25間は4本の対角リブ27とともに、上板21の側
端と平行な平行リブ29によって連結されている。前記
対角リブ27及び平行リブ29の高さは前記荷重用脚部
25よりも低く形成されているが、対角リブ27の先端
部下面は荷重用脚部25の近傍で湾曲しており、また、
平行リブ29のうち先端部が対角リブ27と連結する平
行リブ29の先端部下面も荷重用脚部25の近傍で湾曲
している。
【0015】前記水平出し用突出部23は上板21の端
縁に設けた端縁リブ30で連結され、荷重用脚部25と
は補強板35によって連結され、補強板35は平行リブ
29と端縁リブ30の間に設けた補強リブ37によって
連結されている。さらに、図1または図3に明らかなよ
うに、上板21の下面には端縁と直交する補強リブ39
が設けられており、平行リブ29と補強リブ39によっ
て形成される区室内の上板21には透孔40が穿設され
ている。前記対角リブ27、平行リブ29、端縁リブ3
0、及び補強リブ39はすべて同じ高さであり、従っ
て、床パネルを床面に載置したときに前記リブと床面と
の間には一定の空隙が形成され、荷重用脚部25の間か
らケーブル等を差し込むことが可能である。
【0016】前記構成において、荷重用脚部25は4つ
の脚部でも十分な荷重性を有し、また、4つの脚部で足
りるからケーブル等の差込口を広く取ることができる。
また、荷重用脚部25を内側に設け、さらに対角リブ2
7によって連結することによって荷重用脚部25の連結
部分における袋小路を少なくするとともに、袋小路がで
きたとしても荷重用脚部25の外側とすることができ、
従って、ケーブル等の先端部を入りにくくすることがで
きる。また、透孔40によって差し込まれた電源コード
の状態を床パネル上面から確認することが可能である。
さらに、透孔40によってケーブル等を出すことも可能
である。
【0017】図7〜図8はこの発明の実施例2を示し、
図7の上半分は平面図、下半分は底面図、図8は上面斜
視図である。この実施例2における床パネル20aは、
荷重用脚部を大きく形成し、水平出し用突出部を荷重用
脚部の内側に設けた点において第1実施例と異なってい
る。従って、荷重用脚部の形状と水平出し用突出部の位
置以外の構成は実施例1と同じであるから、前記異なる
点のみを説明し、共通する構成は同一符号を付してその
説明は省略する。実施例2では、五角形リブ25aに連
結する補強リブ39aと、この補強リブ39aから四隅
に至る端縁リブ30aとにより荷重用脚部42となし、
この荷重用脚部42の四隅部の内側に水平出し突出部2
3cを設けてなる。水平出し用突出部23cは荷重用脚
部42からわずかに突出している。端縁リブ30aは水
平出し用突出部23cに向かって途中から傾斜し、五角
形リブ38と連結する補強リブ35aも傾斜させること
によって、キャップ23dを突出させている。
【0018】この実施例2のように、補強リブ39aと
端縁リブ30aを五角形リブ25aと同じ高さとして荷
重用脚部42を形成した場合には、荷重用脚部42の強
度を増大させることができるとともに、四隅部における
袋小路をなくすことができ、ケーブル等の差し込みを一
層容易にすることができる。尚、水平出し用突出部23
cは必ずしも四隅部に設けることを限定するものではな
く、荷重用脚部42の内側であれば任意の位置に設ける
ことができる。また、水平出し用脚部23cの構成は実
施例1と同じであって、先端部にはキャップ23dが嵌
合されており、上面には前記キャップ23cの先端部が
嵌合可能な嵌合穴24が形成されている。
【0019】図9〜図12はこの発明の実施例3を示
し、図9の上半分は平面図、下半分は底面図、図10は
図9のC−C断面図、図11は図9のD−D断面図、図
12は配線用コンセント口に嵌着する蓋である。この実
施例3における床パネル20bは、中央部に配線用コン
セント口を設けた以外は実施例1と同じであるから、前
記異なる点のみを説明し、共通する構成は同一符号を付
してその説明は省略する。上板21の中央部には円形の
配線用コンセント口41が形成されている。前記コンセ
ント口41は上板21の下面中央部に設けた円環状リブ
43の内側の上板21を切り欠いて透孔となし、円環状
リブ43の内側上部に蓋を嵌着するための段部45を形
成してなる。前記円環状リブ43の外側には一定の間隔
をおいてさらに円環状リブ47が設けられており、円環
状リブ43と円環状リブ47は連結リブ49によって連
結されている。
【0020】さらに、前記円環状リブ43には180度
隔てた位置に蓋を固定するための挿入部50が形成され
ている。前記挿入部50は、図11に示すように、前記
円環状リブ43と円環状リブ47の間に上板21を切り
欠いた切欠部51と、円環状リブ43を段部45の高さ
において切り欠いた凹部53と、上板21の下面に設け
た係止リブ55によって形成されている。前記凹部53
は、円環状リブ43の下方から金型を挿入することによ
って成形することができる。上記の通り、挿入部50は
切欠部51から凹部53に連通しているから、蓋周面の
突起を切欠部51から挿入しそのまま回動すると凹部5
3に差し込まれ、係止リブ55によって係止されるか
ら、確実に固定することができる。
【0021】図12は、前記コンセント口41に嵌着す
る蓋の一例を示す斜視図である。蓋57は前記コンセン
ト口41に嵌合し、段部45に載置される大きさであっ
て、周面の180度隔てた位置に前記挿入部50に挿入
可能な突起59が突設されている。前記蓋57の厚さは
前記段部45の高さとほぼ同じであり、突起59は切欠
部51に挿入され凹部53に差し込み可能な大きさに形
成されている。上記実施例3のようにコンセント口41
を設けた床パネル20bにあっては、コンセント口41
と床面との間に一定の空隙を有するから配線用コンセン
トを取り付けることができる。コンセントを取り付けな
いときは蓋57を嵌着して閉じておけばよい。実施例3
においても、荷重用脚部は実施例1の構造に限定される
ものではなく、水平出し用突出部を内側に設けた荷重用
脚部42とすることができるのは当然である。
【0022】尚、上記実施例において、前記位置決め用
突部31と凹部33は各辺にそれぞれ1つずつ設けたが
複数設けてもよく、その形状も相互に嵌合可能であれば
特に実施例に限定されるものではない。また、水平出し
用突出部は荷重用脚部の内外いずれの側であってもよ
く、また、任意の位置に設けることができる。また、荷
重用脚部25の形状も円形、三角形、四角形等任意の断
面形状とすることができる。また、上板21下面のリブ
は必要に応じて増減、変更が可能であることは勿論であ
る。
【0023】図13〜図15は、四辺に設けた位置決め
用突部と凹部を利用してコード等の配線口を形成する場
合の実施例を示し、それぞれ一部を省略した床パネルの
平面図である。位置決め用突部と凹部以外の構成につい
ては実施例3までと同様であるから、他の構成について
の説明は省略する。図13に示す実施例は、床パネルの
四辺に設ける位置決め用突部31aと位置決め用凹部3
3aの凹凸寸法と幅寸法を配線口を形成するのに十分な
大きさ、例えば、それぞれの寸法を8〜12mmの大き
さとした場合である。前記突部31aは凹部33aに挿
入される大きさであって、ガタの生じない大きさに形成
することが好ましい。そして、一点鎖線で示す他の床パ
ネルと連結する際に、適宜の位置の突部31aの全部ま
たは一部を切り落とし、例えば点線34の部分から切り
落として凹部33a内にできた透孔をコード等の配線口
36とすればよい。従って、突部31aの切り落とし長
さによって配線口の大きさを調節することができる。こ
の実施例では突部31aの適宜の位置に、1以上の切り
落とし用の溝を設けておくことが望ましい。
【0024】図14は、位置決め用突部31bの突出寸
法を凹部33bの凹み寸法よりも予め小さく形成してお
き、連結したときに凹部33b内に透孔を形成し、該透
孔を配線口とするものである。即ち、位置決め用突部3
1bの突出寸法を凹部33bに係止する程度の2〜4m
mとし、凹部33bの凹み寸法を8〜12mmとして、
連結によって形成される4〜10mmの透孔を配線口と
すればよい。このように形成した場合には、床パネルを
確実に連結することができるとともに、同時に配線口を
形成することができる。
【0025】図15は、位置決め用突部31cの先端部
に配線口用凹部32を設け、凹部33cに同じく配線口
用凹部32aを設け、連結した際に配線口用凹部32と
32aによって形成される透孔を配線口とするものであ
る。この実施例の場合には凹部33cの凹み寸法を大き
くすることなく配線口を形成することができる。尚、図
示する実施例では配線口用凹部32と32aは半円形と
し、連結した際に形成される円形透孔を配線口とした
が、凹部は必ずしも半円形に限定されるものではなく、
連結した際に多角形透孔を形成する凹部であってもよ
い。この実施例においても、床パネルを連結すると同時
に配線口を形成することができる。
【0026】
【発明の効果】この発明の請求項1に係るOA用床パネ
ルでは、荷重用脚部とこの荷重用脚部から突出した水平
出し用突出部を設けるとともに、前記水平出し用突出部
の先端部には弾性キャップを設けたので、水平出しが容
易であるばかりでなく、ガタによる歩行音の発生を防止
する。また、4個の荷重用脚部によって十分な曲げ強度
を有し、大きな脚部間と上板の透孔とが相まって配線時
の電源コードを容易に差し込むことができる。また、上
板の側端縁に設けた突部と凹部とは敷き並べる際に互い
に嵌合するから、ずれることなく確実に位置決めするこ
とができ、施工後は移動を防止することができる。ま
た、請求項2に係るOA用床パネルでは、荷重用脚部の
内側に水平出し用突出部を設けたから、荷重用脚部と水
平出し用突出部とが一体化され、四隅部における袋小路
を無くして配線時にケーブル等を真っすぐ差し込むこと
ができる。また、請求項3に係るOA用床パネルでは、
荷重用脚部の外側に水平出し用突出部を設けたから、荷
重用脚部と水平出し用突出部とを任意の位置に設けるこ
とができる。
【0027】また、請求項4に係るOA用床パネルで
は、上板の上面に水平出し用突出部を嵌合する嵌合穴を
設けたので、保管、運搬時に段積みした際に荷崩れを防
止することができる。また、請求項5に係るOA用床パ
ネルでは、上板の略中央部に配線用コンセント口を設け
たので、適宜蓋を取り除くことによって配線用コンセン
トを取り付けることができる。また、請求項6に係るO
A用床パネルでは、配線用コンセント口を円環状リブの
内側上部に段部を形成するとともに、180度隔てた位
置に蓋を固定するための挿入部を設けることによって形
成したので、蓋をわずかに回動させるだけで容易に着脱
することができ、十分な強度を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示し、上半分は平面図、下
半分は底面図である。
【図2】同じく上面斜視図である。
【図3】同じく下面斜視図である。
【図4】同じく正面図である。
【図5】図1のA−A断面図である。
【図6】図1のB−B断面図である。
【図7】実施例2を示し、上半分は平面図、下半分は底
面図である。
【図8】同じく上面斜視図である。
【図9】実施例3を示し、上半分は平面図、下半分は底
面図である。
【図10】図9のC−C断面図である。
【図11】図9のD−D断面図である。
【図12】配線用コンセント口に嵌着する蓋である。
【図13】位置決め用突部と凹部によってコード等の配
線口を形成する場合を示す一部平面図である。
【図14】位置決め用突部と凹部によってコード等の配
線口を形成する場合の他の例を示す一部平面図である。
【図15】位置決め用突部と凹部によってコード等の配
線口を形成する場合の他の例を示す一部平面図である。
【図16】従来の床パネルを示す説明用下面斜視図であ
る。
【図17】公知の床パネルの説明用上面斜視図である。
【図18】同じく説明用下面斜視図である。
【符号の説明】
20 床パネル 20a 床パネル 20b 床パネル 21 上板 23 水平出し用突出部 24 嵌合穴 25 荷重用脚部 27 対角リブ 29 平行リブ 30 端縁リブ 30a 端縁リブ 31 突部 31a 突部 31b 突部 31c 突部 32 配線口用凹部 32a 配線口用凹部 33 凹部 34 点線 35 補強板 36 配線口 37 補強リブ 38 五角形リブ 39 補強リブ 39a 補強リブ 40 透孔 41 配線用コンセント口 42 荷重用脚部 43 円環状リブ 45 段部 47 円環状リブ 49 連絡リブ 50 挿入部 51 切欠部 53 凹部 55 係止リブ
フロントページの続き (72)発明者 井上 伊佐男 神奈川県足柄上郡開成町延沢1番地 株式 会社明治ゴム化成神奈川工場内 (72)発明者 鮫島 正弘 神奈川県足柄上郡開成町延沢1番地 株式 会社明治ゴム化成神奈川工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面方形状の上板の下面四隅部に荷重用
    脚部と、前記荷重用脚部よりもわずかに高さの高い水平
    出し用突出部とを設け、、前記水平出し用突出部の先端
    部には弾性キャップを嵌着してなり、前記上板の下面に
    は荷重用脚部よりも高さの低いリブを設け、前記上板に
    は複数の透孔を穿設するとともに、各側端縁にはそれぞ
    れ突部と凹部を形成したことを特徴とするOA用床パネ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記水平出し用突出部を荷重用脚部の内
    側に設けたことを特徴とする請求項1記載のOA用床パ
    ネル。
  3. 【請求項3】 前記水平出し用突出部を荷重用脚部の外
    側に設けたことを特徴とする請求項1記載のOA用床パ
    ネル。
  4. 【請求項4】 積み重ねたとき水平出し用突出部を嵌合
    する嵌合穴を上板の上面に設けたことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項に記載のOA用床パネル。
  5. 【請求項5】 前記水平出し用突出部を荷重用脚部の内
    側または外側に設け、前記上板の上面には、積み重ねた
    とき水平出し用突出部を嵌合する凹部を設けるととも
    に、上板の略中央部に配線用コンセント口を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のOA用床パネル。
  6. 【請求項6】 前記水平出し用突出部を荷重用脚部の内
    側または外側に設け、前記上板の上面には、積み重ねた
    とき水平出し用突出部を嵌合する凹部を設けるととも
    に、上板の略中央部に配線用コンセント口を設け、前記
    配線用コンセント口を円環状リブの内側上部に段部を形
    成するとともに、180度隔てた位置に蓋を固定するた
    めの挿入部を設けることによって形成したことを特徴と
    する請求項1記載のOA用床パネル。
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