JPH08325244A - アルコキシトリアゾリノン類の製造方法 - Google Patents

アルコキシトリアゾリノン類の製造方法

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JPH08325244A
JPH08325244A JP7266124A JP26612495A JPH08325244A JP H08325244 A JPH08325244 A JP H08325244A JP 7266124 A JP7266124 A JP 7266124A JP 26612495 A JP26612495 A JP 26612495A JP H08325244 A JPH08325244 A JP H08325244A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 工業的規模で実施できるアルコキシトリアゾ
リノン類の製法。 【解決手段】 イミノ炭酸ジエステルおよびカルバジン
酸エステルを−20℃〜+120℃において反応させ、
そしてこの工程でR2−OHを排除しながら生成するセ
ミカルバジド誘導体を、適宜、塩基の存在下で20℃〜
150℃においてR3−OHを排除しながら環化縮合反
応に付し、そして最後に、生ずる化合物[R1=Hであ
る式(I)]の5−アルコキシトリアゾリノンを、適宜
塩基の存在下で0℃〜150℃において式R1−Xのア
ルキル化剤と反応させ、(I) のアルコキシトリアゾリノン類(除草剤活性化合物の製
造のための中間体として使用できる)が非常に良好な収
率で且つ高純度で得られる。[式中R1,R2はアルキ
ル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル等;
3はアルキル、アリールまたはアリールアルキル;を
表す]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、大部分のものが既知でありそし
て農業化学的活性化合物の製造のための中間体として使
用できるアルコキシトリアゾリノン類の新規な製造方法
に関し、該方法は工業的規模で実施することもできる。
【0002】アルコキシトリアゾリノン類および複数の
それらの製造方法はすでに既知である(J. Indian Che
m. Soc. 6 (1929), 565-575; J. Chem. Soc. Perkin I
1973,2644-2646; Arch. Pharm. 307 (1974), 889-891;
EP-A 477646; EP-A 507171参照)。しかしながら、これ
らの既知の合成方法はアルコキシトリアゾリノン類を非
常に不満足な収率でしか与えない。
【0003】さらにジアゾメタン(CH2CN2)を用い
てウラゾールまたは4−メチルウラゾールをメチル化す
ることにより5−メトキシ−4−メチル−2,4−ジヒ
ドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オンを製造
することも知られており[F.Arndt et al, Rev. Fac. S
ci. Istanbul 13A, pp.127〜144 (1948)参照]、この方
法は高収率のトリアゾリノンを与えるがそれは工業的規
模で実施することができない。
【0004】今回、一般式(II)
【0005】
【化8】
【0006】[式中、R2は各場合とも場合により置換
されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、
シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリールま
たはアリールアルキルを表す]のイミノ炭酸ジエステル
を、適宜反応助剤の存在下でそして適宜希釈剤の存在下
で−20℃〜+120℃の間の温度において、一般式
(III)
【0007】
【化9】
【0008】[式中、R3は各場合とも場合により置換
されていてもよいアルキル、アリールまたはアリールア
ルキルを表す]のカルバジン酸エステルと反応させ
(「第一反応段階」)、そしてこの工程で生成する一般
式(IV)
【0009】
【化10】
【0010】[式中、R2およびR3は上記の意味を有す
る]のセミカルバジド誘導体および/または対応する互
変異性化合物を、20℃〜150℃の間の温度におい
て、適宜中間体の単離後に、適宜塩基の存在下でそして
適宜希釈剤の存在下で、環化縮合反応に付し(「第二反
応段階」)、そして最後に、生ずる一般式(V)
【0011】
【化11】
【0012】[式中、R2は上記の意味を有する]のア
ルコキシトリアゾリノンおよび/または対応する互変異
性化合物を、0℃〜150℃の間の温度において、適宜
塩基の存在下でそして適宜希釈剤の存在下で、一般式
(VI) R1−X (VI) [式中、Xはハロゲンまたは基−O−SO2−O−R1
たは−O−CO−O−R1を表し、そしてR1は各場合と
も場合により置換されていてもよいアルキル、アルケニ
ル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアル
キル、アリールまたはアリールアルキルを表す]のアル
キル化剤と反応させる(「第三反応段階」)ことを特徴
とする、一般式(I)
【0013】
【化12】
【0014】[式中、R1およびR2は上記の意味を有す
る]のアルコキシトリアゾリノン類の製造方法が見いだ
された。
【0015】驚くべきことに、一般式(I)のアルコキ
シトリアゾリノン類が本発明に従う方法により大部分の
既知の合成方法より相当高い収率で得られる。
【0016】「ジアゾメタン方法」(F. Arndt et al,
1. c)と比べて、本発明に従う方法の決定的な利点はそ
れを工業的規模で実施できることである。
【0017】特に驚異的であるとみなすべきことは、第
三段階における式(V)の化合物のアルキル化が4−位
置のN原子上で高度に選択的に進行しそして他のいずれ
のN原子上またはカルボニル酸素上でも進行しない事実
である。
【0018】これに関しては、「アルキル化」および
「アルキル化剤」(VI)という語はここでは一般的語と
して使用され、従ってR1の上記の定義から生ずる全て
の可能性を明らかに含んでいる(すなわち、R1=アル
キル、シクロアルキルおよびアリールアルキルの他に、
1はアルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよび
アリールでもある)。
【0019】必要な式(II)および(III)の出発物質
は製造するのが比較的簡単な安価な化学物質であるた
め、並びに本発明に従う反応が円滑に且つ高収率で進行
するため、本発明に従う方法は先行技術に有益な利点を
与えるものである。
【0020】本発明に従う方法の可能な一態様では、全
ての段階を「一容器反応」として、すなわち中間体の中
間的単離なしに、実施することができる。
【0021】本発明は好適にはR1が各々の炭素数が6
までであり且つ各々が場合によりハロゲンもしくはC1
−C4-アルコキシにより置換されていてもよいアルキ
ル、アルケニルまたはアルキニルを表すか、或いはシク
ロアルキル部分中の各々の炭素数が3〜6でありそして
適宜アルキル部分中の炭素数が1〜4であり且つ各々が
場合によりハロゲンもしくはC1−C4-アルコキシによ
り置換されていてもよいシクロアルキルまたはシクロア
ルキルアルキルを表すか、或いはアリール部分中の各々
の炭素数が6もしくは10でありそして適宜アルキル部
分中の炭素数が1〜4であり且つ各々が場合によりカル
ボキシル、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C1−C4-アル
キル、C1−C4-ハロゲノアルキル、C1−C4-アルコキ
シ、C1−C4-ハロゲノアルコキシもしくはC1−C4-ア
ルコキシ-カルボニルにより置換されていてもよいアリ
ールまたはアリールアルキルを表し、R2が各々の炭素
数が6までであり且つ各々が場合によりハロゲンもしく
はC1−C4-アルコキシにより置換されていてもよいア
ルキル、アルケニルまたはアルキニルを表すか、或いは
シクロアルキル部分中の各々の炭素数が3〜6でありそ
して適宜アルキル部分中の炭素数が1〜4であり且つ各
々が場合によりハロゲンもしくはC1−C4-アルコキシ
により置換されていてもよいシクロアルキルまたはシク
ロアルキルアルキルを表すか、或いはアリール部分中の
各々の炭素数が6もしくは10でありそして適宜アルキ
ル部分中の炭素数が1〜4であり且つ各々が場合により
カルボキシル、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C1−C4-
アルキル、C1−C4-ハロゲノアルキル、C1−C4-アル
コキシ、C1−C4-ハロゲノアルコキシもしくはC1−C
4-アルコキシ-カルボニルにより置換されていてもよい
アリールまたはアリールアルキルを表す式(I)の化合
物の製造に関する。
【0022】本発明は特にR1が各々が場合により弗
素、塩素および/もしくは臭素、メトキシまたはエトキ
シにより置換されていてもよいメチル、エチル、n−も
しくはi−プロピルまたはn−、i−、s−もしくはt
−ブチルを表すか、或いは各々が場合により弗素、塩素
および/もしくは臭素により置換されていてもよいプロ
ペニル、ブテニル、プロピニルまたはブチニルを表す
か、或いは各々が場合により弗素、塩素、臭素、メチル
またはエチルにより置換されていてもよいシクロプロピ
ル、シクロブチルまたはシクロプロピルメチルを表す
か、或いは各々が場合によりカルボキシル、シアノ、弗
素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチ
ル、メトキシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフ
ルオロメトキシ、メトキシカルボニルまたはエトキシカ
ルボニルにより置換されていてもよいフェニルまたはベ
ンジルを表し、そしてR2が各々が場合により弗素、塩
素および/もしくは臭素、メトキシまたはエトキシによ
り置換されていてもよいメチル、エチル、n−もしくは
i−プロピルまたはn−、i−、s−もしくはt−ブチ
ルを表すか、或いは各々が場合により弗素、塩素および
/もしくは臭素により置換されていてもよいプロペニ
ル、ブテニル、プロピニルまたはブチニルを表すか、或
いは各々が場合により弗素、塩素、臭素、メチルまたは
エチルにより置換されていてもよいシクロプロピル、シ
クロブチルまたはシクロプロピルメチルを表すか、或い
は各々が場合によりカルボキシル、シアノ、弗素、塩
素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メト
キシ、エトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメ
トキシ、メトキシカルボニルまたはエトキシカルボニル
により置換されていてもよいフェニルまたはベンジルを
表す式(I)の化合物の製造に関する。
【0023】例えば、イミノ−炭酸ジメチルおよびカル
バジン酸エチル並びに臭化メチルを出発物質として使用
するなら、本発明に従う方法の工程は下記の反応式によ
り概略記載することができる:
【0024】
【化13】
【0025】式(II)は一般式(I)の化合物の製造の
ための本発明に従う方法で出発物質として使用されるイ
ミノ炭酸ジエステル類の一般的定義を与えるものであ
る。式(II)において、R2は好適にまたは特に式
(I)の化合物の記載に関して以上でR2に対して好適
であるかまたは特に好適であるとしてすでに挙げられて
いる意味を有する。
【0026】式(II)の出発物質は既知であるかおよび
/またはそれ自体が既知である方法により製造すること
ができる(Chem. Ber. 120 (1987), 339-344; 製造実施
例参照)。
【0027】式(III)は本発明に従う方法でその他に
出発物質として使用されるカルバジン酸エステル類の一
般的定義を与えるものである。式(III)において、R3
は好適には場合によりC1−C4-アルコキシにより置換
されていてもよいC1−C4-アルキルを表すか、或いは
フェニルまたはベンジルを表し、特にメチル、エチル、
メトキシエチル、エトキシエチルまたはフェニルを表
す。
【0028】式(III)の出発物質は有機合成のための
既知の化学物質である。
【0029】R2がフェニルを表し且つR3がメチルまた
はt−ブチルを表し、R2が2.2.2−トリクロロエチ
ルを表し且つR3がメチル、エチルまたはt−ブチルを
表し、そしてR2が2.2.2−トリフルオロエチルを表
し且つR3がメチル、エチルまたはt−ブチルを表す式
(IV)の化合物を除く、本発明に従う方法の第一段階で
中間体として製造される式(IV)のセミカルバジド誘導
体は新規である。
【0030】異なる方法により製造されるこれらの8種
のセミカルバジド誘導体はすでに記載されている(G. Z
inner, Arch. Pharm. 307, p.889-891 (1974)参照)。
【0031】R2がメチル、エチル、フェニル、3−メ
チルフェニル、2,4−ジメチルフェニルまたは3−t
−ブチルフェニルを表す式(V)の化合物を除く、本発
明に従う方法の第二段階で中間体として製造される式
(V)の5−アルコキシトリアゾリノン類は新規であ
る。
【0032】各場合とも互いに異なる方法で製造される
これらの6種のアルコキシトリアゾリノン類はすでに記
載されている(R2=CH3に関してはJ. Chem. Soc., P
erkin Trans. I, p.2644-2646 (1973);R2=C25に関
してはArch. Pharm. 307, p.889-891 (1974); R2=C6
5および上記の置換されたフェニルに関してはDE-A-19
40 367参照)。
【0033】式(IV)の新規なセミカルバジド誘導体お
よび式(V)の新規なアルコキシトリアゾリノン自体も
本発明の主題である。
【0034】式(VI)は本発明に従う方法でその他に出
発物質として使用されるアルキル化剤の一般的定義を与
えるものである。式(VI)において、R1は好適にまた
は特に式(I)の化合物の記載に関して以上でR1に対
して好適であるかまたは特に好適であるとしてすでに挙
げられている意味を有する。
【0035】本発明に従う方法を実施するために適する
希釈剤は(全ての反応段階において)一般的な有機溶媒
である。これらには特に、脂肪族、脂環式もしくは芳香
族の場合によりハロゲン化されていてもよい炭化水素、
例えばベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロ
ロベンゼン、ジクロロベンゼン、石油エーテル、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、クロロホルム、
テトラクロロメタン;エーテル類、例えばジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒ
ドロフランまたはエチレングリコールジメチルエーテル
もしくはエチレングリコールジエチルエーテル;ケトン
類、例えばアセトン、ブタノンまたはメチルイソブチル
ケトン;ニトリル類、例えばアセトニトリル、プロピオ
ニトリルもしくはベンゾニトリル;アミド類、例えば
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセト
アミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチル−ピロ
リドンまたはヘキサメチル燐酸トリアミド;エステル
類、例えば酢酸メチルまたは酢酸エチル;スルホキシド
類、例えばジメチルスルホキシド;アルコール類、例え
ばメタノール、エタノール、n−もしくはi−プロパノ
ール、n−、i−、s−もしくはt−ブタノール、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル;これらと水との混合物、或いは純粋な水が包含され
る。
【0036】アルコール類、例えばメタノール、エタノ
ールまたはn−もしくはi−プロパノールが第一段階で
希釈剤として特に好適である。
【0037】本発明に従う方法の第一段階は好適には適
当な反応助剤の存在下で実施される。適当な反応助剤は
好適にはプロトン酸、例えば塩酸、硫酸、燐酸、炭酸、
酢酸、プロピオン酸、ピバリン酸、メタンスルホン酸、
安息香酸、ベンゼンスルホン酸およびp−トルエン−ス
ルホン酸、並びに適宜重合体状の酸または酸性イオン交
換体である。
【0038】本発明に従う方法の第一段階において特に
好適な反応助剤はピバリン酸、酢酸および(水性)塩酸
である。
【0039】本発明に従う方法の第二および第三段階は
塩基の存在下で実施される。適当な塩基は全ての一般的
な有機または無機塩基である。これらには、例えば、ア
ルカリ土類金属またはアルカリ金属の水素化物、水酸化
物、アミド、アルコレート、酢酸塩、炭酸塩または炭酸
水素塩、例えば水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、
ナトリウムメチレート、ナトリウムエチレート、カリウ
ムtert-ブチレート、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウ
ム、酢酸カルシウム、酢酸アンモニウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリ
ウムまたは炭酸水素アンモニウム、並びに塩基性有機窒
素化合物、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,
N−ジメチル−ベンジルアミン、ピリジン、N−メチル
ピペリジン、N,N−ジメチルアミノピリジン、5−エ
チル−2−メチル−ピリジン、ジアザビシクロオクタン
(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DBN)また
はジアザビシクロウンデセン(DBU)が包含される。
【0040】本発明に従う方法の第二段階で塩基として
特に好適なものはアルカリ金属アルコレート、例えばナ
トリウムメチレートまたはナトリウムエチレート、およ
びアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウムまた
は水酸化カリウムであり、各場合とも適宜適当なアルコ
ール中または水中に溶解されている。
【0041】本発明に従う方法の第一段階を実施する時
には、反応温度は実質的な範囲内で変えることができ
る。一般的には、該方法は−20℃〜+120℃の間の
温度において、好適には−10℃〜90℃の間の温度に
おいて、特に0℃〜60℃の間の温度において実施され
る。
【0042】本発明に従う方法の第二段階を実施する時
には、反応温度は実質的な範囲内で変えることができ
る。一般的には、該方法は20℃〜150℃の間の温度
において、好適には30℃〜90℃の間の温度におい
て、特に40℃〜80℃の間の温度において実施され
る。
【0043】本発明に従う方法の第三段階を実施する時
には、反応温度は実質的な範囲内で変えることができ
る。一般的には、該方法は20℃〜150℃の間の温度
において、好適には30℃〜90℃の間の温度におい
て、特に40℃〜80℃の間の温度において実施され
る。
【0044】本発明に従う方法の全ての段階は一般的に
は大気圧で実施される。しかしながら、該方法を一般的
には0.1バール〜10バールの間の加圧下でまたは減
圧下で実施することもできる。
【0045】式(I)の化合物の製造のための本発明に
従う方法を実施するには、1モルの式(II)のイミノ炭
酸ジエステル当たり0.5〜1.2モルの、好適には0.
8〜1.1モルの式(III)のカルバジン酸エステルおよ
び適宜1.0〜3.0モルの、好適には1.05〜1.50
モルの式(VI)のアルキル化剤が使用される。
【0046】本発明に従う方法の好適態様では、式(I
I)および式(III)の出発物質並びに適宜反応助剤を適
当な希釈剤中で混合しそして出発物質が事実上存在しな
くなるまで要求される温度において撹拌する。式(IV)
の中間体を次に一般的方法で、例えば混合物を濃縮し、
残渣を例えばメチルt−ブチルエーテルの如き有機溶媒
で温浸し、そして吸引濾過することにより、単離するこ
とができる。或いは、式(IV)の中間体を−適宜上記の
希釈剤の1種中に溶解されていてもよい−塩基で処理し
そして中間体を単離せずに混合物を反応が終了するまで
環化縮合のために必要な温度において撹拌することもで
きる。最後の反応段階を実施する前に、式(V)の中間
体を単離しないことが好ましい。しかしながら、それは
所望により例えば混合物を濃縮し、残渣を飽和塩化ナト
リウム水溶液中に加え、混合物をほぼ等モル量の例えば
塩酸如き酸で処理し、混合物を吸引濾過にかけそして固
体生成物を乾燥することにより、単離することもでき
る。生じた生成物をアルキル化するためには、それを好
適には上記溶媒の1種中に加え、そして混合物を塩基お
よび式(VI)のアルキル化剤で処理し、そして反応が終
了するまで要求される温度で拡販する。
【0047】或いは、式(IV)の中間体を一容器方法で
アルカリ性閉環によりそしてできれば溶媒交換後にアル
キル化剤(VI)と直接反応させて、単離後に、アルコキ
シトリアゾリノン(I)を与えることもできる。
【0048】或いは、中間体を単離せずに全合成順序を
実施することもできる。
【0049】式(I)の生成物を単離するための処理は
一般的方法により実施できる。例えば、混合物を濾過
し、そして濾液を濃縮し、残渣を例えば塩化メチレンの
如き有機溶媒中に加え、そして混合物をシリカゲル上で
濾過する。溶媒を減圧下における蒸留により注意深く除
去した後に、式(I)の生成物が残渣として得られる。
【0050】或いは、アルキル化反応が起きた後に反応
混合物を各々の溶媒中で還流温度に加熱することができ
そして無機物質を熱時濾過により分離することができ
る。溶媒の部分的な蒸留除去により場合により最初にさ
らに強く濃縮されていてもよい濾液を冷却することによ
り、生成物(I)が沈澱として得られ、それを吸引濾過
しそして乾燥する。
【0051】本発明に従う方法により製造される式
(I)の化合物は除草剤活性化合物の製造のための中間
体として使用することができる(EP−A 47764
6およびEP−A 507171参照)。
【0052】
【実施例】製造実施例: 実施例1
【0053】
【化14】
【0054】段階1および2:53.6g(0.5モル)
のカルバジン酸エチルを100mlのメタノール中に溶
解させ、そして1.0g(0.01モル)のピバリン酸を
加え、213gのイミノ炭酸ジメチル(0.55モル)
のメタノール中23%強度溶液を0℃においてゆっくり
計量添加した。混合物を0℃において2時間そして20
℃においてさらに6時間撹拌した。90gのナトリウム
メタノレート(0.5モル)のメタノール中30%強度
溶液を次に加え、そして反応混合物を55℃において1
5時間撹拌した。それを引き続き濃縮し、残渣を150
mlの飽和塩化ナトリウム水溶液の中に加え、そして
0.5モルの濃塩酸を0℃において滴々添加した。0℃
における10分後に、混合物を吸引濾過しそして得られ
た固体を乾燥した。
【0055】38.9g(理論値の68%)の融点22
0℃の5−メトキシ−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,
4−トリアゾール−3−オンが得られた(純粋物質含有
量を測定した後)。
【0056】段階3 10.0g(87ミリモル)の5−メトキシ−2,4−ジ
ヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オンを1
20mlのアセトニトリル中に溶解させ、そして12.
6g(91ミリモル)の炭酸カリウムを加えた後に、1
1.5g(91ミリモル)の硫酸ジメチルを55℃にお
いて滴々添加した。反応混合物を55℃において2時間
撹拌しそして次に濾過した。濾液を濃縮し、残渣を塩化
メチレン中に溶解させ、そして混合物をシリカゲル上で
濾過した。溶媒を減圧下での蒸留により濾液から注意深
く除去した。
【0057】残渣を水から再結晶化させた。
【0058】8.4g(理論値の73%−第三段階で使
用された出発物質を基にして)の融点148℃の5−メ
トキシ−4−メチル−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,
4−トリアゾール−3−オンが得られた。
【0059】実施例2(第三段階だけ)
【0060】
【化15】
【0061】10.0g(70ミリモル)の5−プロポ
キシ−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾー
ル−3−オン(実施例V−1参照)を120mlのアセ
トニトリル中に溶解させ、そして10.1g(73ミリ
モル)の炭酸カリウムを加えた後に、9.2g(73ミ
リモル)の硫酸ジメチルを55℃において滴々添加し
た。反応混合物を55℃において6時間撹拌しそして次
に濾過した。濾液を濃縮し、残渣を塩化メチレン中に溶
解させそして溶液をシリカゲル上で濾過した。溶媒を減
圧下での蒸留により濾液から注意深く回収した。
【0062】10.5g(理論値の90%)の4−メチ
ル−5−プロポキシ−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,
4−トリアゾール−3−オンが非晶質生成物として得ら
れた。
【0063】実施例3
【0064】
【化16】
【0065】(「ワン−ポット法」)42.8g(0.4
モル)のカルバジン酸エチルを40mlのメタノール中
に加え、そして0.44モルのイミノ炭酸ジメチルのメ
タノール溶液128.4mlを加えた後に、0℃に冷却
した。0.8mlの濃塩酸(0.08モルのHCl)の添
加後に、混合物を0℃において2時間そして次に20℃
においてさらに24時間撹拌した。89.5gのナトリ
ウムメチレート(0.42モルのNaOCH3)のメタノ
ール溶液を引き続き計量添加し、そして混合物を55℃
〜60℃において12時間撹拌した。それを次に20℃
に冷却し、そして37.9g(0.4モル)の硫酸ジメチ
ルを滴々計量添加した。反応混合物を40℃において2
時間撹拌し、さらに3.8g(0.04モル)の硫酸ジメ
チルを加え、そして撹拌を40℃において2時間続け
た。混合物を次に水ポンプ真空下で濃縮し、残渣を12
0mlの水中に加え、そして混合物を濃塩酸を用いて氷
浴中で酸性化した。結晶状で得られた生成物を吸引濾過
により単離した。
【0066】33.7gの5−メトキシ−4−メチル−
2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3
−オン(含有量:90%、収率:全段階にわたり理論値
の59%)が得られた。
【0067】下記の実施例4〜6は一容器方法における
第二および第三段階の実施法を示している。
【0068】
【化17】
【0069】実施例4:臭化メチルを用いるメチル化 50g(0.306モル)のN′−(α−アミノ−α−メ
トキシ−メチレン)−ヒドラジン−N−カルボン酸エチ
ル(含有量:98.5%)を20.4g(0.321モ
ル)の水酸化カリウムの220mlのメタノール中88
%強度溶液に加え、そして混合物を55℃において一夜
撹拌した。メタノールを次に真空中で除去し、残渣を3
00mlのプロピオニトリルに加え、−10℃に冷却
し、32g(0.336モル)の臭化メチルを縮合させ
そして混合物を55℃において自生圧力下で6時間撹拌
した。圧力容器を次に減圧し、反応混合物を還流温度に
加熱しそして不溶性の臭化カリウムから熱時に濾別し
た。濾液を約100mlに濃縮し、−15℃に冷却し、
この工程中に沈澱した生成物を濾別しそして真空中で乾
燥した。
【0070】28.8g(理論値の72%)の融点14
6℃の5−メトキシ−4−メチル−2,4−ジヒドロ−
3H−1,2,4−トリアゾール−3−オン(標準に対す
るHPLCによる含有量:99%)が得られた。
【0071】実施例5:臭化メチルを用いるメチル化 70g(0.428モル)のN′−(α−アミノ−α−メ
トキシ−メチレン)−ヒドラジン−N−カルボン酸エチ
ル(含有量:98.5%)を28.4g(0.446モ
ル)の水酸化カリウムの300mlのメタノール中88
%強度溶液に加え、そして混合物を55℃において一夜
撹拌した。溶媒を次に真空中で除去し、残渣を250m
lのメチルイソブチルケトンに加えそして−10℃に冷
却し、44.4g(0.467モル)の臭化メチルを縮合
させ、そして混合物を55℃において自生圧力下で6時
間撹拌した。
【0072】収率を測定するために、圧力容器の圧力を
下げた後に、混合物を蒸発乾固しそして粗製生成物(重
量:103.6g)をるつぼ中に粉砕した。
【0073】標準に対する5−メトキシ−4−メチル−
2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3
−オンの含有量:47重量%(理論値の89%の収率に
相当する)、 KBrの含有量:45.2重量%。
【0074】実施例6:硫酸ジメチルを用いるメチル化 50g(0.306モル)のN′−(α−アミノ−α−メ
トキシ−メチレン)ヒドラジン−N−カルボン酸エチル
(含有量:98.5%)を20.4g(0.321モル)
の水酸化カリウムの250mlのメタノール中88%強
度溶液に加え、そして混合物を55℃において一夜撹拌
した。それを次に濃縮し、残渣を270mlのメチルイ
ソブチルケトンに加え、そして40.5g(0.321モ
ル)の硫酸ジメチルを2時間にわたり滴々添加した。添
加が完了した後に、さらに混合物を55℃においてさら
に2時間撹拌し、そして次に元の量の約1/3に濃縮
し、そして固体を濾別した。無機物質をフィルター残渣
から除去するために、固体を200mlのプロピオニト
リルと共に加熱還流しそして熱時に濾別した。濾液を蒸
発させそして固体残渣を真空中で乾燥した。
【0075】29.2g(理論値の69.5%)の5−メ
トキシ−4−メチル−3H−1,2,4−トリアゾール−
3−オン(含有量:94%)が得られた。
【0076】式(IV)の中間体 実施例(IV−1)
【0077】
【化18】
【0078】21.1g(0.2モル)のカルバジン酸エ
チルを20mlのメタノール中に加え、そして61.3
mlの305g/lのジエステル含有量(=0.21モ
ルのジエステル)を有するイミノ炭酸ジメチルのメタノ
ール溶液を加えた後に、混合物を0℃に冷却した。0.
4mlの濃塩酸(0.004モルのHCl)を次に加
え、そして混合物を0℃において6時間そして20℃に
おいてさらに15時間撹拌した。さらに2.9mlのイ
ミノ炭酸ジメチルのメタノール溶液を加えた後に、混合
物を20℃においてさらに6時間撹拌した。それを水ポ
ンプ真空下で濃縮し、残渣を220mlのt−ブチルメ
チルエーテルと共に撹拌し、そして結晶性生成物を吸引
濾過により単離した。
【0079】30.1g(理論値の90%)のN′−(α
−アミノ−α−メトキシ−メチレン)−ヒドラジン−N
−カルボン酸エチルが得られた(含有量:96.1
%)。
【0080】1H NMR(ジメチルスルホキシド−
6):1.165ppm(3H,三重項);3.573p
pm(3H,一重項);3.994ppm(2H,四重
項);5.887ppm(2H,一重項);8.475p
pm(1H,一重項)。
【0081】実施例(IV−2)
【0082】
【化19】
【0083】21.1g(0.2モル)のカルバジン酸エ
チルを20mlのメタノール中に加え、そして61.3
mlの305g/lのジエステル含有量(=0.21モ
ルのジエステル)を有するイミノ炭酸ジメチルのメタノ
ール溶液を加えた後に、混合物を0℃に冷却した。2m
lのメタノール中の0.24g(0.004モル)の酢酸
を次に滴々添加した。混合物を0℃において6時間そし
て20℃においてさらに15時間撹拌した。それを次に
水ポンプ真空下で濃縮し、残渣をt−ブチルメチルエー
テルと共に撹拌し、そして結晶性生成物を吸引濾過によ
り単離した。
【0084】30.8g(理論値の93%)の融点13
4℃のN′−(α−アミノ−α−メトキシ−メチレン)−
ヒドラジン−N−カルボン酸エチル(含有量:97.5
%)が得られた。
【0085】実施例(IV−3)
【0086】
【化20】
【0087】6.0g(0.041モル)のイミノ炭酸ジ
プロピルおよび4.07g(0.038モル)のカルバジ
ン酸エチルを20mlのメタノール中に溶解させ、そし
て0.19g(0.0019モル)のピバリン酸の2ml
のメタノール中溶液を20℃において滴々添加した。混
合物を20℃においてさらに15時間撹拌した。それを
次に水ポンプ真空下で濃縮し、残渣を30mlのt−ブ
チルメチルエーテルと共に撹拌し、そして結晶性生成物
を吸引濾過により単離した。
【0088】5.54g(理論値の75%)の融点10
0℃のN′−(α−アミノ−α−n−プロポキシ−メチ
レン)−ヒドラジン−N−カルボン酸エチル(含有量:
96.7%)が得られた。
【0089】実施例(IV−4)
【0090】
【化21】
【0091】26.8g(0.25モル)のカルバジン酸
エチル(含有量:97%)および48.4g(0.30モ
ル)のイミノ炭酸ジ−n−プロピル(含有量:90%)
を最初に120mlのn−プロパノール中に室温におい
て加え、そして1.53g(0.015モル)のピバリン
酸の40mlのn−プロパノール中溶液を1.5時間に
わたり滴々添加した。添加が完了した後に、混合物をさ
らに一夜撹拌し、そしてさらに4.8g(0.03モル)
のイミノ炭酸ジプロピルおよび0.5gのピバル酸を次
に反応混合物に加えた。室温においてさらに4時間撹拌
した後に、混合物を濃縮し、残渣を250mlの石油エ
ーテルで処理し、室温において1.5時間撹拌し、そし
て生成物を濾別した。
【0092】41.75g(理論値の88.1%)のN′
−(α−アミノ−α−n−プロポキシメチレン)ヒドラジ
ン−N−カルボン酸エチル(含有量:98.7%)が得
られた。
【0093】式(V)の中間体 実施例(V−1)
【0094】
【化22】
【0095】6.82g(0.0349モル)のN′−
(α−アミノ−α−n−プロポキシ−メチレン)−ヒドラ
ジン−N−カルボン酸エチルを40mlのメタノール中
に加え、そして7.6gの0.0366モルのナトリウム
メチレートのメタノール中溶液を20℃において滴々添
加した。混合物を55℃において12時間撹拌した。そ
れを次に水ポンプ真空下で濃縮し、そして氷冷却しなが
ら濃塩酸を加えることによりpHを6にした。結晶状で
得られた生成物を吸引濾過により単離した。
【0096】3.47g(理論値の69.5%)の融点1
56℃の5−プロポキシ−2,4−ジヒドロ−3H−1,
2,4−トリアゾール−3−オンが得られた。
【0097】実施例(V−2)
【0098】
【化23】
【0099】19.5g(0.115モル)のN′−(α
−アミノ−α−メトキシ−メチレン)−ヒドラジン−N
−カルボン酸エチル(含有量:94.6%)を20ml
のメタノールおよび30mlの水の混合物の中に加え、
そして10.8gの45%強度水酸化ナトリウム水溶液
(0.12モルのNaOH)を加えた後に、混合物を5
5℃において16時間撹拌した。それを次に水ポンプ真
空下で濃縮し、残渣を30mlの水中に加え、氷冷却し
ながら濃塩酸を加えることにより混合物を酸性化し、そ
して結晶状で得られた生成物を吸引濾過により単離し
た。
【0100】10.0g(理論値の76%)の5−メト
キシ−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾー
ル−3−オンが得られた。
【0101】実施例(V−3):ワン−ポット法におけ
る段階1および2
【0102】
【化24】
【0103】50g(0.345モル)のイミノ炭酸ジ
−n−プロピル(含有量:99.2%)および33.7g
(0.314モル)のカルバジン酸エチル(含有量:9
7%)を最初に130mlのn−プロパノール中に加
え、そして1.6g(0.0157モル)のピバリン酸の
20mlのn−プロパノール中溶液を室温において1.
5時間にわたり滴々添加した。添加が完了した後に、混
合物をさらに室温において一夜撹拌し、そして73.4
g(0.345モルのNaOCH3)のナトリウムメチレ
ートのメタノール溶液を次に滴々添加し、反応混合物を
次に55−60℃において22時間にわたりさらに撹拌
した。溶媒を引き続き真空中で除去し、そして残渣を4
0mlの氷水および160mlのn−ブチロニトリルで
処理し、この混合物を冷却しながら濃塩酸の添加により
酸性化しそして85℃に加熱し、次に二相を分離した。
水相を85℃において各回毎に40mlのn−ブチロニ
トリルを用いてさらに2回処理し(抽出し)、そして一
緒にした有機相を15mlの飽和塩化ナトリウム溶液で
洗浄しそして真空中で蒸発させた。残存固体を300m
lの石油エーテルと共に撹拌しそして生成物を濾別し
た。
【0104】45.7g(使用したカルバジン酸エチル
を基にして、二段階にわたり、理論値の91.1%)の
5−プロポキシ−2,4−ジヒドロ−3H−1,2,4−
トリアゾール−3−オンが得られた(含有量:89.5
%)。
【0105】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0106】1.一般式(II)
【0107】
【化25】
【0108】[式中、R2は各場合とも場合により置換
されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、
シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリールま
たはアリールアルキルを表す]のイミノ炭酸ジエステル
を、適宜反応助剤の存在下でそして適宜希釈剤の存在下
で−20℃〜+120℃の間の温度において、一般式
(III)
【0109】
【化26】
【0110】[式中、R3は各場合とも場合により置換
されていてもよいアルキル、アリールまたはアリールア
ルキルを表す]のカルバジン酸エステルと反応させ
(「第一反応段階」)、そしてこの工程で生成する一般
式(IV)
【0111】
【化27】
【0112】[式中、R2およびR3は上記の意味を有す
る]のセミカルバジド誘導体および/または対応する互
変異性化合物を、20℃〜150℃の間の温度におい
て、適宜中間体の単離後に、適宜塩基の存在下でそして
適宜希釈剤の存在下で、環化縮合反応に付し(「第二反
応段階」)、そして最後に、生ずる一般式(V)
【0113】
【化28】
【0114】[式中、R2は上記の意味を有する]のア
ルコキシトリアゾリノンおよび/または対応する互変異
性化合物を、0℃〜150℃の間の温度において、適宜
塩基の存在下でそして適宜希釈剤の存在下で、一般式
(VI) R1−X (VI) [式中、Xはハロゲンまたは基−O−SO2−O−R1
たは−O−CO−O−R1を表し、そしてR1は各場合と
も場合により置換されていてもよいアルキル、アルケニ
ル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアル
キル、アリールまたはアリールアルキルを表す]のアル
キル化剤と反応させる(「第三反応段階」)ことを特徴
とする、一般式(I)
【0115】
【化29】
【0116】[式中、R1およびR2は上記の意味を有す
る]のアルコキシトリアゾリノン類の製造方法。
【0117】2.R1が各々の炭素数が6までであり且つ
各々が場合によりハロゲンもしくはC1−C4-アルコキ
シにより置換されていてもよいアルキル、アルケニルま
たはアルキニルを表すか、或いはシクロアルキル部分中
の各々の炭素数が3〜6でありそして適宜アルキル部分
中の炭素数が1〜4であり且つ各々が場合によりハロゲ
ンもしくはC1−C4-アルコキシにより置換されていて
もよいシクロアルキルまたはシクロアルキルアルキルを
表すか、或いはアリール部分中の各々の炭素数が6もし
くは10でありそして適宜アルキル部分中の炭素数が1
〜4であり且つ各々が場合によりカルボキシル、シア
ノ、ニトロ、ハロゲン、C1−C4-アルキル、C1−C4-
ハロゲノアルキル、C1−C4-アルコキシ、C1−C4-ハ
ロゲノアルコキシもしくはC1−C4-アルコキシ-カルボ
ニルにより置換されていてもよいアリールまたはアリー
ルアルキルを表し、R2が各々の炭素数が6までであり
且つ各々が場合によりハロゲンもしくはC1−C4-アル
コキシにより置換されていてもよいアルキル、アルケニ
ルまたはアルキニルを表すか、或いはシクロアルキル部
分中の各々の炭素数が3〜6でありそして適宜アルキル
部分中の炭素数が1〜4であり且つ各々が場合によりハ
ロゲンもしくはC1−C4-アルコキシにより置換されて
いてもよいシクロアルキルまたはシクロアルキルアルキ
ルを表すか、或いはアリール部分中の各々の炭素数が6
もしくは10でありそして適宜アルキル部分中の炭素数
が1〜4であり且つ各々が場合によりカルボキシル、シ
アノ、ニトロ、ハロゲン、C1−C4-アルキル、C1−C
4-ハロゲノアルキル、C1−C4-アルコキシ、C1−C4-
ハロゲノアルコキシもしくはC1−C4-アルコキシ-カル
ボニルにより置換されていてもよいアリールまたはアリ
ールアルキルを表す式(I)の化合物を製造することを
特徴とする、上記1に従う方法。
【0118】3.第一反応段階を−10℃〜+900℃
の間の、特に0℃〜+60℃の間の温度において実施す
ることを特徴とする、上記1に従う方法。
【0119】4.第二反応段階を+30℃〜+90℃の
間の、特に+40℃〜+80℃の間の温度において実施
することを特徴とする、上記1に従う方法。
【0120】5.第三反応段階を+30℃〜+90℃の
間の、特に+40℃〜+80℃の間の温度において実施
することを特徴とする、上記1に従う方法。
【0121】6.使用される式(II)のイミノ炭酸ジエ
ステルがイミノ炭酸ジメチルまたはイミノ炭酸ジプロピ
ルであることを特徴とする、上記1に従う方法。
【0122】7.使用される式(III)のカルバジン酸エ
ステルがカルバジン酸エチルであることを特徴とする、
上記1に従う方法。
【0123】8.R2がフェニルを表し且つR3がメチル
またはt−ブチルを表す場合;R2が2.2.2−トリク
ロロエチルを表し且つR3がメチル、エチルまたはt−
ブチルを表す場合;およびR2が2.2.2−トリフルオ
ロエチルを表し且つR3がメチル、エチルまたはt−ブ
チルを表す場合の下記式(IV)の化合物を除く、式(I
V)
【0124】
【化30】
【0125】[式中、R2は各場合とも場合により置換
されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、
シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリールま
たはアリールアルキルを表し、そしてR3は各場合とも
場合により置換されていてもよいアルキル、アリールま
たはアリールアルキルを表す]のセミカルバジド誘導
体。
【0126】9.上記8に従うセミカルバジド誘導体、
すなわち(a)N′−(α−アミノ−α−メトキシ−メ
チレン)−ヒドラジン−N−カルボン酸エチル、および
(b)N′−(α−アミノ−α−プロポキシ−メチレン)
−ヒドラジン−N−カルボン酸エチル。
【0127】10.R2がメチル、エチル、フェニル、3
−メチルフェニル、2,4−ジメチルフェニルまたは3
−t−ブチルフェニルを表す場合の下記式(V)の化合
物を除く、式(V)
【0128】
【化31】
【0129】[式中、R2は各場合とも場合により置換
されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、
シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アリールま
たはアリールアルキルを表す]のアルコキシトリアゾリ
ノン類。
【0130】11.上記10に従う5−プロポキシ−2,
4−ジヒドロ−3H−1,2,4−トリアゾール−3−オ
ン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(II) 【化1】 [式中、R2は各場合とも場合により置換されていても
    よいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキ
    ル、シクロアルキルアルキル、アリールまたはアリール
    アルキルを表す]のイミノ炭酸ジエステルを、適宜反応
    助剤の存在下でそして適宜希釈剤の存在下で−20℃〜
    +120℃の間の温度において、一般式(III) 【化2】 [式中、R3は各場合とも場合により置換されていても
    よいアルキル、アリールまたはアリールアルキルを表
    す]のカルバジン酸エステルと反応させ(「第一反応段
    階」)、そしてこの工程で生成する一般式(IV) 【化3】 [式中、R2およびR3は上記の意味を有する]のセミカ
    ルバジド誘導体および/または対応する互変異性化合物
    を、20℃〜150℃の間の温度において、適宜中間体
    の単離後に、適宜塩基の存在下でそして適宜希釈剤の存
    在下で、環化縮合反応に付し(「第二反応段階」)、そ
    して最後に、生ずる一般式(V) 【化4】 [式中、R2は上記の意味を有する]のアルコキシトリ
    アゾリノンおよび/または対応する互変異性化合物を、
    0℃〜150℃の間の温度において、適宜塩基の存在下
    でそして適宜希釈剤の存在下で、一般式(VI) R1−X (VI) [式中、Xはハロゲンまたは基−O−SO2−O−R1
    たは−O−CO−O−R1を表し、そしてR1は各場合と
    も場合により置換されていてもよいアルキル、アルケニ
    ル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアル
    キル、アリールまたはアリールアルキルを表す]のアル
    キル化剤と反応させる(「第三反応段階」)ことを特徴
    とする、一般式(I) 【化5】 [式中、R1およびR2は上記の意味を有する]のアルコ
    キシトリアゾリノン類の製造方法。
  2. 【請求項2】 R2がフェニルを表し且つR3がメチルま
    たはt−ブチルを表す場合;R2が2.2.2−トリクロ
    ロエチルを表し且つR3がメチル、エチルまたはt−ブ
    チルを表す場合;およびR2が2.2.2−トリフルオロ
    エチルを表し且つR3がメチル、エチルまたはt−ブチ
    ルを表す場合の下記式(IV)の化合物を除く、式(IV) 【化6】 [式中、R2は各場合とも場合により置換されていても
    よいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキ
    ル、シクロアルキルアルキル、アリールまたはアリール
    アルキルを表し、そしてR3は各場合とも場合により置
    換されていてもよいアルキル、アリールまたはアリール
    アルキルを表す]のセミカルバジド誘導体。
  3. 【請求項3】 R2がメチル、エチル、フェニル、3−
    メチルフェニル、2,4−ジメチルフェニルまたは3−
    t−ブチルフェニルを表す場合の下記式(V)の化合物
    を除く、式(V) 【化7】 [式中、R2は各場合とも場合により置換されていても
    よいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキ
    ル、シクロアルキルアルキル、アリールまたはアリール
    アルキルを表す]のアルコキシトリアゾリノン類。
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