JPH08325040A - 複数平行溝内の鏡面加工方法 - Google Patents

複数平行溝内の鏡面加工方法

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JPH08325040A
JPH08325040A JP12782195A JP12782195A JPH08325040A JP H08325040 A JPH08325040 A JP H08325040A JP 12782195 A JP12782195 A JP 12782195A JP 12782195 A JP12782195 A JP 12782195A JP H08325040 A JPH08325040 A JP H08325040A
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JP
Japan
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parallel grooves
mirror
brush
shaped polishing
finished
Prior art date
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Pending
Application number
JP12782195A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Nagasawa
郁夫 長沢
Tsunehiko Sugawara
恒彦 菅原
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 遊離砥粒24を供給した状態で、複数の平行
溝20A、20A…内に嵌入されたブラシ18を複数の
平行溝20A、20A…に沿って回動すると共に平行溝
20A、20A…に沿って移動して複数の平行溝20
A、20A…の底部を鏡面加工する。また、ブラシ18
に代えてディスク状研磨布44を使用しても複数の平行
溝20A、20A…の底部を鏡面加工することができ
る。 【効果】 ブラシやディスク状研磨布を使用することに
より、複数の平行溝の内面を容易に鏡面加工することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマディスプレイ
装置等に使用されるディスプレイパネル等のガラス基板
等の板状体に研削加工された複数の平行溝を鏡面加工す
る複数平行溝内の鏡面加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイ装置は一対のディ
スプレイパネルを有し、一対のディスプレイパネルには
互いに直交する2組の平行導体(X電極、Y電極)が設
けられている。この一対のディスプレイパネルの間の空
間にガスが充填され、X電極とY電極との各々の交点が
1つの放電セルになる。この放電セルはX電極及びY電
極電圧が加わるとガス放電してドットマトリックスディ
スプレイの1画素を形成する。
【0003】このディスプレイパネルは、薄板ガラスに
微小ピッチで平行溝が加工されているものが使用され、
この複数の平行溝内にX電極やY電極が設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、薄板ガラス
に加工された平行溝の透過率が上がると、プラズマディ
スプレイ装置の画質が向上する。従って、平行溝の内面
を鏡面加工することが望ましいが、薄板ガラスには複数
の平行溝が微小ピッチで形成されているので、平行溝の
内面を鏡面加工することが困難であるという問題があ
る。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、薄板ガラス等の板状体に微小ピッチで形成され
た複数の平行溝の内面を容易に鏡面加工する複数平行溝
内の鏡面加工方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、回転体の外周に植毛されてなる回転ブラシを
複数の平行溝が形成された板状体に押し付け、前記板状
体に遊離砥粒を供給しながら、前記回転ブラシを前記複
数の平行溝に沿って回動すると共に前記複数の平行溝に
沿って移動して前記複数の平行溝の内面を鏡面加工する
ことを特徴としている。
【0007】また、本発明は、前記目的を達成する為
に、回転軸に所定間隔に設けられた複数のディスク状研
磨布の外周を板状体に形成された複数の平行溝内に嵌入
し、前記板状体に遊離砥粒を供給しながら前記複数のデ
ィスク状研磨布を前記複数の平行溝に沿って回動すると
共に前記複数の平行溝に沿って移動して前記複数の平行
溝の内面を鏡面加工することを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明によれば、複数の平行溝内に遊離砥粒を
供給しながら、複数の平行溝内に嵌入された回転ブラシ
を複数の平行溝に沿って回動すると共に平行溝に沿って
移動して複数の平行溝の内面を鏡面加工する。このよう
に、回転ブラシで複数の平行溝の内面を鏡面加工するの
で、複数の平行溝を容易に鏡面加工することができる。
【0009】また、本発明によれば、複数の平行溝内に
遊離砥粒を供給しながら、複数の平行溝内に嵌入された
ディスク状研磨布を複数の平行溝に沿って回動すると共
に平行溝に沿って移動して複数の平行溝の内面を鏡面加
工する。このように、ディスク状研磨布を使用すること
により、回転ブラシと同様に複数の平行溝を容易に鏡面
加工することができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る複数平
行溝内の鏡面加工方法について詳説する。図1に示すよ
うに、研磨具10の回転軸12には回転体14が同軸上
に固定されている。回転体14は円柱状に形成され、回
転体14の外周にはベルト16が巻き付けられている。
ベルト16の表面にブラシ18(回転ブラシ)が植設さ
れている。図2に示すように、ブラシ18の線材18A
は、薄板ガラス20に形成された平行溝20Aの溝幅W
より線径が細く形成され、さらに平行溝20Aの溝深さ
Dより脚長が長く形成されている。また、線材18Aに
は剛性の小さい動物の毛、植物繊維又は合成樹脂などが
使用される。
【0011】回転軸12は薄板ガラス20の上方に平行
溝20A、20A…と直交するように配置され、支持部
材(図示せず)で回動自在に支持されている。この支持
部材は回転軸12を平行溝20A、20A…と平行な方
向に移動自在に支持する。回転軸12には図示しない駆
動モータが連結されている。薄板ガラス20の上方には
砥粒供給手段22が設けられ、砥粒供給手段22の供給
口(図示せず)から遊離砥粒24、24…が供給され
る。
【0012】次に、研磨具10及び砥粒供給手段22を
使用して複数平行溝内を鏡面加工する方法を詳説する。
先ず、薄板ガラス20の表面に研磨具10を押し付け
て、研磨具10に設けられたブラシ18の線材18A、
18A…を薄板ガラス20の平行溝20A、20A…内
に配置する。これにより、線材18A、18A…の先端
部が平行溝20A、20A…の底部(内面)に接触す
る。次に、砥粒供給手段22の供給口から遊離砥粒2
4、24…を供給しながら、駆動モータを駆動して回転
軸12を介してブラシ18を回転し、同時にブラシ18
を平行溝20A、20A…に沿って移動する。これによ
り、線材18A、18A…の先端部及び遊離砥粒24、
24…で平行溝20A、20A…の底部が鏡面加工され
る。
【0013】また、平行溝20A、20A…の底部を均
一に鏡面加工するために、回転軸12を軸線方向に移動
してブラシ18の線材18A、18A…を平行溝20
A、20A…と直交する方向に移動することも可能であ
る。この場合、ブラシ18は剛性の小さい線材18Aを
使用しているので、線材18A、18A…が平行溝20
A、20A…の壁部を乗り越える際に、壁部に負荷がか
からない。
【0014】前記実施例ではブラシ18をベルト16を
介して円柱状の回転体14の周囲に設けた場合について
説明したが、これに限らず、円柱状の回転体14の周囲
にブラシ18を直接設けてもよい。また、円柱状の回転
体14の周囲にブラシ18を設ける代わりに、図3に示
すように無端状のベルト28の外周にブラシ18を植設
しても同様の効果を得ることができる。この場合、無端
状のベルト28は回転ロール30A、30Bに張設さ
れ、回転ロール30A、30Bの回転力で周回する。
【0015】図1〜図3に示す前記実施例ではブラシ1
8を使用して薄板ガラス20の平行溝20A、20A…
の底部を鏡面加工する場合について説明したが、これに
限らず、図4〜図6に示す他の実施例のようにディスク
状研磨布を使用して平行溝20A、20A…の底部を鏡
面加工することも可能である。以下、図4〜図6に基づ
いて他の実施例を説明する。尚、図4〜図6において前
記実施例と同一類似部材については同一符号を付して説
明を省略する。
【0016】研磨具40の回転軸42には所定間隔をお
いて円板状のディスク状研磨布44、44…が配置さ
れ、ディスク状研磨布44の両側部に保持板46、46
が取り付けられている。保持板46、46はディスク状
研磨布44を保持する。回転軸42は薄板ガラス20の
上方に平行溝20A、20A…と直交するように配置さ
れ、支持部材(図示せず)で回動自在に支持されてい
る。この支持部材は回転軸42を平行溝20A、20A
…と平行な方向に移動自在に支持する。回転軸42には
図示しない駆動モータが連結されている。
【0017】ディスク状研磨布44は回転軸42を中心
にして回転していない場合、図6に示すように自重で曲
げ変形するが、回転軸42を介してディスク状研磨布4
4を高速回転すると、ディスク状研磨布44は遠心力で
外周方向に引っ張られて、図7に示すようにディスク状
に維持される。次に、研磨具40及び砥粒供給手段22
を使用して複数平行溝内を鏡面加工する方法を詳説す
る。
【0018】先ず、薄板ガラス20の表面に研磨具40
を配し、砥粒供給手段22の供給口から遊離砥粒24、
24…を供給しながら、駆動モータを駆動してディスク
状研磨布44、44…を高速回転する。これにより、デ
ィスク状研磨布44は遠心力で外周方向に引っ張られ
て、図7に示すようにディスク状に維持される。この場
合、図2に示すようにディスク状研磨布44の外周縁は
平行溝20A、20A…の底部に接触する。これによ
り、平行溝20A、20A…の底部が、ディスク状研磨
布44の外周縁及び遊離砥粒24、24…で鏡面加工さ
れる。このように、ディスク状研磨布44を使用するこ
とにより平行溝20A、20A…の底部を、前記実施例
のブラシ18より高精度に鏡面加工することができる。
【0019】また、前記実施例と同様に、回転軸42を
軸線方向に移動してディスク状研磨布44、44…を平
行溝20A、20A…と直交する方向に移動して、平行
溝20A、20A…の底部を均一に鏡面加工することも
可能である。この場合、ディスク状研磨布44、44…
は、前記実施例のブラシ18より剛性が小さいので、平
行溝20A、20A…の壁部に与えるダメージを小さく
することができる。
【0020】また、ディスク状研磨布44、44…の外
周縁が劣化した場合でも、ディスク状研磨布44、44
…の外周縁を切断して再使用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る複数平行
溝内の鏡面加工方法によれば、ブラシで複数の平行溝の
内面を鏡面加工するので、複数の平行溝の内面を容易に
鏡面加工することができる。また、研磨工具にブラシを
使用したので、研磨具を高精度に位置決めする必要がな
い。さらに、研磨具のブラシは低コストなので、ブラシ
が消耗した場合でも交換費用を低く抑えることができ
る。
【0022】また、本発明によれば、ディスク状研磨布
の外周縁で複数の平行溝の内面を鏡面加工するので、複
数の平行溝の内面を容易に研磨加工することができる。
このように、ディスク状研磨布を使用することにより、
ブラシと同様に容易に鏡面加工することができる。ま
た、ディスク状研磨布はブラシと比較して平行溝の内面
を高精度に鏡面加工することができる。
【0023】さらに、ディスク状研磨布は回転による遠
心力でディスク状に保たれる。この場合、ディスク状研
磨布が平行溝の側面に接触するとディスク状研磨布が容
易に曲げられる。従って、平行溝の側面に与えるダメー
ジを小さくすることができる。さらに、ディスク状研磨
布の外周縁が劣化しても外周縁を切断することにより、
再使用することができるので、ディスク状研磨布の交換
費用を低く抑えることができる。
【0024】なお、本発明の方法は、プラズマディスプ
レイ用基板を製作する場合のみならず、電界効果型の液
晶素子などをプラズマでアドレスする表示装置のための
基板を製作する際にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複数平行溝内の鏡面加工方法の一
実施例に使用する研磨具を示した斜視図
【図2】本発明に係る複数平行溝内の鏡面加工方法の一
実施例に使用する研磨具の要部を拡大して示した一部断
面図
【図3】本発明に係る複数平行溝内の鏡面加工方法の他
の実施例に使用する研磨具を示した斜視図
【図4】本発明に係る複数平行溝内の鏡面加工方法の他
の実施例に使用する研磨具を示した斜視図
【図5】図4に示す研磨具の正面図
【図6】図4の研磨具に使用される研磨布の回転停止状
態を示す斜視図
【図7】図4の研磨具に使用される研磨布の回転状態を
示す斜視図
【符号の説明】
10、40…研磨具 12、42…回転軸 18…ブラシ(回転ブラシ) 20…薄板ガラス(板状体) 20A…平行溝 24…遊離砥粒 44…ディスク状研磨布

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の外周に植毛されてなる回転ブラ
    シを複数の平行溝が形成された板状体に押し付け、 前記板状体に遊離砥粒を供給しながら、前記回転ブラシ
    を前記複数の平行溝に沿って回動すると共に前記複数の
    平行溝に沿って移動して前記複数の平行溝の内面を鏡面
    加工することを特徴とする複数平行溝内の鏡面加工方
    法。
  2. 【請求項2】 回転軸に所定間隔に設けられた複数のデ
    ィスク状研磨布の外周を板状体に形成された複数の平行
    溝内に嵌入し、 前記板状体に遊離砥粒を供給しながら前記複数のディス
    ク状研磨布を前記複数の平行溝に沿って回動すると共に
    前記複数の平行溝に沿って移動して前記複数の平行溝の
    内面を鏡面加工することを特徴とする複数平行溝内の鏡
    面加工方法。
JP12782195A 1995-05-26 1995-05-26 複数平行溝内の鏡面加工方法 Pending JPH08325040A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2331074A (en) * 1997-11-01 1999-05-12 Pilkington Micronics Limited Channelled glass substrate
WO2018030675A1 (ko) * 2016-08-08 2018-02-15 김인수 휴대기기 글라스 생산용 카본 지그/카본 금형 폴리싱 머신

Cited By (3)

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