JPH08324838A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JPH08324838A
JPH08324838A JP13835195A JP13835195A JPH08324838A JP H08324838 A JPH08324838 A JP H08324838A JP 13835195 A JP13835195 A JP 13835195A JP 13835195 A JP13835195 A JP 13835195A JP H08324838 A JPH08324838 A JP H08324838A
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JP13835195A
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Motohiko Inoue
元彦 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、用紙を直交する方向に沿って搬
送する用紙搬送装置において、搬送すべき用紙のサイズ
変更にも、部材の変更などを伴うことなく容易に対応す
ることができる用紙搬送装置の提供を目的とする。 【構成】 この発明は、用紙支持テーブル20上に用紙
Pを搬入させる搬入手段22,23と、搬入された用紙
を用紙搬入方向Xと直交する用紙搬出方向へと搬出させ
る搬出手段24,29と、用紙の前端部に当接し得るよ
う用紙支持テーブルの上面より突出しかつ用紙搬入方向
に沿って前後に移動可能な前端部ガイド36と、前記前
端部ガイドを用紙搬送方向に沿って移動させる移動手段
31,35と、昇降可能に設けられ下降時には用紙支持
テーブル上を移動する用紙の浮上を抑える複数個の上側
ガイド43,44と、用紙の前端部ガイドの位置に応じ
て前記各上側ガイドを独立に昇降させる昇降手段42,
43aと、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、直角に屈曲する経路
に沿って用紙を搬送する用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】封筒への封入物の挿入及び封緘等の作業
を自動的に行う封入封緘装置では、封入・封緘動作の前
工程として封入すべき用紙を適度なサイズにまで折り曲
げる、いわゆる折り機構を設けたものがある。この折り
機構は、用紙の前端部を所定の部材に当接させ、その状
態で用紙の送り動作を行うことにより用紙を撓ませ、そ
の撓ませた部分を一対のローラ間に導入し、両ローラの
挟持力により用紙を完全に折曲させ、用紙搬送方向と直
交する方向に折曲線を形成するものとなっている。
【0003】従って、用紙Pを縦、横両方向へと折り畳
む場合には、図7に示すように用紙Pの搬送方向を、折
り機構M1,M2より手前の方向変換箇所CPで直角に
変換する必要があり、この方向変換を行い得る用紙搬送
装置としては、従来、図8(a),図8(b)に示すよ
うなものが知られている。図8の(a)に示す装置で
は、まず、前段の搬送経路から送られてきた用紙Pを上
下一対の搬入ローラ1,2の回転によって用紙支持テー
ブル3へと搬入する。そして、用紙Pが完全に用紙支持
テーブル3へと搬入されると、ソレノイド4が作動して
搬出従動ローラ5が下降し、用紙Pの下面に接している
搬出駆動ローラ6との間で用紙Pを挟持する。搬出駆動
ローラ6はベルト7を介してモータ8に接続されてお
り、モータ8の駆動によって用紙Pを搬入方向と直行す
る方向(紙面と直行する方向)へ搬出し、後段の折り機
構または封入封緘工程に導く。
【0004】ところで、上記用紙支持テーブル3には、
搬入方向Xの前端部及び後端部において上方に立ち上が
るガイド部3a,3bが一体に形成されており、両ガイ
ド部3a,3bの対向間隔は、搬入される用紙Pの前後
方向における幅t(以下、用紙サイズと称す)とほぼ同
一となるよう設定されている。従って、用紙支持テーブ
ル3上に搬送された用紙Pは、ガイド部3a,3bによ
って両端部を案内されながら搬送されて行く。このため
用紙が搬送中に傾いたりすることはなく、適正な向きを
保ちながら折り機に導くことができる。また、支持テー
ブル3の上方には、搬入時及び搬出時において用紙Pが
浮上するのを防止するため、平板状の上側ガイド9が所
定の支持体によって定位置に固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
用紙搬送装置にあっては、用紙支持テーブル3の両ガイ
ド部3a,3b及び上側ガイド9によって用紙Pの搬入
及び搬出動作を適正に行い得るようになっているが、搬
送すべき用紙Pの前後方向における幅tが変更された場
合には、図8(b)に示すように、その都度、用紙支持
テーブル3及び上側ガイド9を交換しなければならず、
変更作業に多大な労力と時間を要するという問題があ
る。また、種々の用紙サイズに対応し得るようにするた
めには、用紙支持テーブル3及び上側ガイド9を多数用
意しなければならず、装置のコスト増大を招くという問
題もある。
【0006】そこで、用紙サイズの変更にも容易に対応
し得るものとして、従来、図9に示すような用紙搬送装
置も提案されている。この装置は、搬出テーブル10の
上面及び上側ガイド11の下面にそれぞれ断面波形の溝
部10a,11aを形成し、その溝部10a,11aに
用紙の前端ガイド12を嵌脱自在に設けたものとなって
いる。従って、この装置によれば、前記溝部10a,1
1aに嵌合する前端ガイド12の嵌合位置を図9
(a),(b)に示すように変更することにより、後端
ガイド13との間隔を調整することができ、複数種の用
紙サイズにも容易に対応し得るものとなっている。
【0007】しかしながら、この図9に示す用紙搬送装
置にあっては、前端ガイド12の調整位置が波形形状を
なす溝10a,11aのピッチに規制されるため、用紙
サイズの全てに対応することができなかった。すなわ
ち、搬送し得る用紙サイズは溝10aのピッチの整数倍
に限られ、それ以外の長さには設定できないため汎用性
に欠けるという問題がある。また、現在の封入封緘装置
では操作パネルからの入力操作によってすべての動作制
御を行い得るようにする、いわば完全自動化の要請が高
まりつつあるが、図9に示す装置では、前端ガイド12
の交換に人手の介在が不可欠であるため、これを用いた
場合には装置の完全自動化を実現することができないと
いう不都合もある。
【0008】この発明は上記従来技術の問題点に着目し
てなされたものであり、用紙を直交する方向に沿って搬
送する用紙搬送装置において、搬送すべき用紙のサイズ
変更にも、部材の変更などを伴うことなく容易に対応す
ることができる用紙搬送装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、用紙支持テ
ーブル上に用紙を搬入させる搬入手段と、用紙支持テー
ブルに支持された用紙を用紙搬入方向と直交する用紙搬
出方向へと搬出させる搬出手段と、用紙の前端部に当接
し得るよう用紙支持テーブルの上面より突出しかつ用紙
テ−ブル上を用紙搬入方向に沿って前後に移動可能な前
端部ガイドと、前記前端部ガイドを用紙搬送方向に沿っ
て移動させる移動手段と、用紙搬送テ−ブル上で昇降可
能に設けられ下降時には用紙支持テーブル上を移動する
用紙の浮上を抑える複数個の上側ガイドと、用紙の前端
部ガイドの位置に応じて前記各上側ガイドを独立に昇降
させる昇降手段と、を備えたものである。
【0010】
【作用】この発明においては、移動手段によって用紙の
前端部ガイドを用紙搬入方向に沿って移動させることに
より、用紙の前端部ガイドと後端部ガイドとの対向間隔
を連続的に変化させることができる。そしてまた、この
前端部ガイドの移動に際し、上側ガイドは前端部ガイド
の位置に応じて、前端部ガイドの移動及び位置設定の妨
げとならないように上昇する。従って、搬送すべき用紙
の前後幅がいかなる値に変更されても、なんら部品を交
換することなく適正かつ容易に対応することができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1ないし図5
等に基づき説明する。図において、20は前段の用紙搬
入経路R1とこれと直交する方向に延出する用紙搬出経
路R2との交差位置である方向変換箇所CP(図7参
照)に設けた用紙支持テーブルであり、その搬入方向
(X方向)手前には、所定の間隔を介して用紙Pの後端
部をガイドする後端部ガイド21が設けられている。
【0012】また、22は前記後端部ガイド21と搬入
経路R1との間に配置された搬入駆動ローラ、23はこ
の搬入駆動ローラに圧接する搬入従動ローラである。こ
のうち、搬入駆動ローラ22は図外のモータによって回
転し、搬入経路R1から搬入されてきた用紙Pを搬入従
動ローラ24との間で挟持しつつ回転し、用紙支持テー
ブル20上に用紙Pを搬入するようになっており、両搬
入ローラ22,23によって搬入手段が構成されてい
る。
【0013】24は前記用紙支持テーブル20と後端部
ガイド21との間に設けた搬出駆動ローラである。この
搬出駆動ローラ24は、プーリ25,ベルト26,及び
プーリ27を介してモータ28の回動シャフト28aに
連結されており、モータ28の駆動によって一定方向へ
と回転するようになっている。また29は搬出従動ロー
ラで、ソレノイド30によって昇降し、搬出駆動ローラ
24に対して接離可能となっている。なお、この24,
29,28,及び30によって搬出手段が構成されてい
る。
【0014】31は前記用紙支持テーブルより下方にお
いて水平に支持されたボールねじ軸である。このボール
ねじ軸31は、プーリ32、ベルト33及びプーリ34
を介してモータ35の回動シャフト35aに連結され、
回動シャフト35aの回転に伴って正逆両方向へと回転
するようになっており、前記モータ35と共に移動手段
を構成している。
【0015】36は前端部ガイドである。この前端部ガ
イド36は、前記ボールねじ軸31に螺合するナット3
7と、このナット37に固定され、用紙支持テーブル2
0より上方へと突出する左右一対の脚体38と、この両
脚体38を連結する連結部材39と、この連結部材39
の一側面に固定したスライド板40とにより構成されて
いる。そして、前記スライド板40は、可撓性を有する
金属板を屈曲させたものであり、前記連結部材39に固
定される垂直部40aと、ここから直角似屈曲する水平
部40bと、ここから斜め下方に屈曲する傾斜部40c
とよりなり、傾斜部40cの下端は用紙支持テーブル2
0の上面に常時圧接するようになっている。
【0016】41は略V字状に屈曲した押え板であり、
その一面は前記スライド板40の垂直部40aに固定さ
れ、他面は斜め上方へと傾斜する傾斜面となっている。
42は前端部ガイド36の上面に固定した押圧部材とし
ての押圧板であり、その前後両端部は斜め下方に傾斜し
ている。
【0017】一方、43,44は前記用紙支持テーブル
20の上方に設けられた上側ガイドである。両上側ガイ
ド43,44は支軸45,46によって一端部を回動自
在に支持されており、他端部にはガイド板43a,44
aが固定されている。また、両上側ガイド43,44は
その自重によって、常にはストッパ47,48に当接
し、前記ガイド板43a,44bが用紙支持テーブル2
0の上方に一定の間隔を介して支持されるようになって
いる。なお、前記ガイド板43a,44a及び前記押圧
板42により、各上側ガイド43,44をそれぞれ独立
に昇降させる昇降手段が構成されている。
【0018】また、上記モータ28,35、及びソレノ
イド30は、いずれも図3に示すようにCPU47,R
OM48,RAM49などからなる周知のマイクロコン
ピュータ50に接続されており、入力装置51によって
入力された種々のデータ及び指令に従ってその駆動停止
を制御されるようになっている。
【0019】次に、作用を説明する。上記構成を有する
用紙搬送装置において、操作者はまず、入力装置51に
よって搬送すべき用紙サイズを入力する。すると、入力
された用紙サイズのデータに従って、例えばROM48
のテーブルからモータ制御データを読み出して、モータ
35を回転し、その回転がプーリ34,ベルト33,プ
ーリ32を介してボールねじ軸31に伝達される。この
ボールねじ軸31の回転によって前端部ガイド36は、
ボールねじ軸31の軸線方向へと移動する。そして、ス
ライド板40の垂直部40aから後端部ガイド25に至
る距離間隔Tと用紙Pの前後幅tとが、略同一の値(厳
密には、僅かに前記Tがtより大となる値)に達した時
点でモータ35の駆動は停止し、前端部ガイド36の位
置設定動作は完了する。
【0020】このとき、前端部ガイド36の後端部が第
1上側ガイド43のガイド板43aより前方(図では左
方)に位置する場合には、図1に示すように両上側ガイ
ド43,44はいずれもストッパ47,48に支持され
た下降状態にある。そして、動作開始搬送指令が入力装
置51によって入力されると、用紙搬入経路R1から搬
送されて来る用紙Pは、図外のモータによって回転状態
にある搬入駆動ローラ22と搬入従動ローラ23との間
に挟持され、両ローラ22,23の回転によって用紙支
持テーブル20上に搬入される。
【0021】この搬入動作過程において、用紙Pには空
気抵抗などによって浮力が生じる場合もあるが、用紙支
持テーブル20の上部近傍には第1,第2上側ガイド板
43,44が対向しているため、用紙Pの浮上は、この
ガイド板43,44によって抑えられ、用紙支持テーブ
ル20上に落下する。また、用紙支持テーブル20に沿
って移動した際、用紙Pの前端部は前端部ガイド36に
設けられたスライド板40の傾斜部40cに当接した
後、その傾斜部40cに案内されて水平部40bに乗り
上げ、垂直部40aに当接する。ここで用紙Pは用紙支
持テーブル20上に完全に搬入された状態となり、用紙
Pの後端部は後端部ガイド21に接するか、あるいは微
小間隙を介して対向する。なお、前端部ガイド36に達
した用紙前端部の上方へのめくれ上がりは押え板41が
阻止する。
【0022】このようにして用紙の搬入動作が完了する
と、モータ35が駆動されプーリ34,ベルト33,プ
ーリ32を介して搬出駆動ローラ24が回転すると共
に、ソレノイド30が作動し、搬出従動ローラ29が用
紙P上に下降し、用紙Pを搬出駆動ローラ24との間で
挟持する。これにより、用紙Pは前記両搬出ローラ2
2,23によって搬出方向Yへと搬出されてゆく。
【0023】この際、用紙搬出方向Yにおける用紙Pの
左右両端部(搬入方向Xにおける前後両端部)は、前端
部ガイド36及び後端部ガイド21によって搬出方向Y
へと案内されるため、用紙Pが水平方向へとずれること
はなく、また、第1,第2上側ガイド43,44及び押
え板41が用紙搬送時の浮き上りを抑えるため、用紙P
には大きなたわみや折れ曲がりが発生することもない。
従って用紙は常に適正な状態で後段へと搬送される。
【0024】ここで、搬送すべき用紙サイズが変更され
た場合には、操作者は新たに用紙サイズを入力装置51
によって入力する。すると、変更された用紙サイズに応
じてCPU47がモータ35を制御し、ボールねじ軸3
1を正方向または逆方向へと回転させ、前端部ガイド3
6の位置設定を行う。この位置設定動作において、入力
された用紙Pのサイズが小さく、前端部ガイド36が後
端部ガイド21側へと移動した場合には、前端部ガイド
36における押圧板42の後端が、第1上側ガイド43
のガイド板43aの傾斜面43a1に当接してこれを押
圧し、第1上側ガイド43を支軸45を中心として上方
へと押し上げる(図4参照)。
【0025】そして、さらに短い用紙Pに対応すべく前
端部ガイド36を後端部ガイド21側へと移動させた場
合には、前端部ガイド36が第1上側ガイド43のガイ
ド板43aの下方を通過して第2上側ガイド44のガイ
ド板44aに当接し、これを押圧して第2上側ガイド4
4を上方へと保持する。なお、第1上側ガイド43は自
重によって再びストッパ47により下降位置に支持され
る。このように、第1上側ガイド43,第2上側ガイド
44は、用紙Pの搬入、搬出動作時において用紙Pの浮
上を阻止するようになっているが、さらに、前端部ガイ
ド36を後端部ガイド21へ向けて移動させる場合に
は、第1上側ガイド43、及び第2上側ガイド44が上
方へと移動し、前端部ガイド36,37の移動を妨げな
いよう作用する。
【0026】ところで、上記実施例においては、第1,
第2上側ガイドの上下動作を前端部ガイド36の移動力
を用いて行うようになっているため、装置全体を安価に
構成し得るという利点があるが、第1,第2の上側ガイ
ドの上下動作にシリンダやソレノイドなどの専用のアク
チュエータを用いても良い。上側ガイドの駆動源にアク
チュエータを用いた一実施例を図6のブロック図により
説明する。
【0027】35はステッピングモータであり、前端部
ガイド36を軸線方向に移動する。53は原点検出手段
であり、前端部ガイド36の原点位置を検出する接点式
センサ又は光学式等の無接点式センサである。51は入
力装置であり、キーボード操作により用紙サイズ又は用
紙サイズから決定される前端部ガイド36の設定位置を
入力して記憶装置(ROM,RAM)52にデータとし
て記憶させる。また、記憶装置52には前端部ガイド3
6がその軸線方向移動位置範囲において上側ガイド43
又は44のそれぞれの下方に対向するような位置に対応
する所定位置データが記憶されている。
【0028】50はCPUであり、原点検出手段53及
び駆動回路54からの駆動信号を受けてステッピングモ
ータ35の移動位置を検出する検出手段と、入力設定さ
れた設定位置が前記上側ガイド43の所定位置データ又
は上側ガイド44の所定位置データに含まれる位置かを
各別に比較してそれぞれの一致信号を発生する第1の比
較部及び検出手段による検出位置が入力設定位置と一致
するかを比較して一致するときに一致信号を発生する第
2の比較部とにより構成される比較手段と、記憶装置5
2に記憶した所定移動位置のいずれかに設定位置が含ま
れるときにソレノイド55又は56の一方又は双方を付
勢制御して上側ガイド43、44の一方又は双方を上昇
させるソレノイド制御手段と、記憶装置52に記憶した
設定位置と検出されたステッピングモータ35の移動位
置が一致したときにステッピングモータ35を停止する
モータ制御手段とを有している。
【0029】以上のような構成において、入力手段によ
り設定位置が入力されると、CPU50の比較手段に出
力により、設定位置が上側ガイド43の下方に対向する
場合には、ソレノイド55が付勢されて上側ガイド43
のみが上昇し、設定位置が上側ガイド44の下方に対向
する場合には、ソレノイド55、56が付勢されて上側
ガイド43、44の双方が上昇される。又、どちらの上
側ガイドの下方にも対向しない場合には、ソレノイドは
どちらも付勢されない。
【0030】なお、前記入力装置51から用紙サイズを
入力させることも可能であり、この場合、前記記憶装置
52には用紙サイズとステッピングモータ35の設定位
置とをテーブルにして記憶させ、これを読みだして前記
比較をさせるか、CPU内部に用紙サイズから設定位置
を演算する演算手段を設けて、その演算値により前記比
較をさせるようにしてもよい。
【0031】また、入力設定された設定位置が前記上側
ガイド43の所定位置データ又は上側ガイド44の所定
位置データに含まれる位置かを各別に比較してそれぞれ
の一致信号を発生する第1の比較部を設ける代わりに、
前端部ガイド36の先端が前記上側ガイド43又は44
の後端に係合する手前の移動位置を検出して、その検出
時に前記と同様にソレノイド55,56の一方又は双方
を付勢するように制御してもよい。
【0032】更に、前端部ガイド36の移動経路上で、
且つ上側ガイド43手前にリミットスイッチを設け、前
端部ガイド36がリミットスイッチを作動させてアクチ
ュエータ(ソレノイド)を上昇させるようにしてもよ
い。また、上記実施例においては、2個の上側ガイドを
用43,44を設けた場合を例にとり説明したが、上側
ガイドを3個以上設けることも可能であり、この発明は
特に上記実施例に限定されるものではない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明に係る用
紙搬送装置は、移動手段によって用紙の前端部ガイドを
用紙搬入方向に沿って連続的に移動させることができる
と共に、前端部ガイドの移動及び位置設定を妨げないよ
うに前端部ガイドの位置に応じて上側ガイドが移動する
ようになっているため、いかなるサイズの用紙も部品の
交換を伴わずに適正に搬送することができる。このた
め、この発明に係る用紙搬送装置を封入封緘装置に適用
すれば、従来より要請されていた完全自動化を達成する
ことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1に示したものの斜視図である。
【図3】この発明の一実施例における制御手段を示すブ
ロック図である。
【図4】図1に示したものにおいて第1上側ガイドが上
昇した状態を示す正面図である。
【図5】図1に示したものにおいて第2上側ガイドが上
昇した状態を示す正面図である。
【図6】上側ガイドの駆動源にアクチュエータを用いた
一実施例を示すブロック図である。
【図7】用紙折り機構における用紙搬送経路を示す説明
平面図である。
【図8】従来の用紙搬送装置を示す正面図であり、
(a)は長尺な用紙サイズに対応させた状態を示す正面
図、(b)は短尺な用紙サイズに対応させた状態を示す
正面図である。
【図9】従来の他の用紙搬送装置を示す正面図である。
【符号の説明】
20 用紙支持テーブル 22 搬入駆動ローラ 23 搬入従動ローラ 24 搬出駆動ローラ 28 モータ 29 搬出従動ローラ 30 ソレノイド 31 ボールねじ軸 35 モータ 36 前端部ガイド 42 押圧板(押圧部材) 43 第1上側ガイド 43a ガイド板 44 第2上側ガイド 44a ガイド板 50 マイクロコンピュータ 51 入力装置 X 搬入方向 Y 搬出方向 CP 方向変換箇所 P 用紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬入手段により用紙搬入方向に沿って用
    紙支持テーブルに搬入されてきた用紙を搬出手段により
    用紙搬入方向と直交する用紙搬出方向に沿って搬出する
    ようにした用紙搬送装置であって、 用紙支持テーブルに搬入された用紙の前端部に当接し得
    るよう用紙支持テーブルの上面より突出し、且つ用紙テ
    −ブル上を用紙搬入方向に沿って連続的に移動可能な用
    紙の前端部ガイドと、 用紙支持テ−ブル上で昇降可能に設けられ、下降時には
    用紙支持テーブル上を移動すると共に用紙の浮上を抑え
    る上側ガイドと、 前記前端部ガイドの位置に応じて前記各上側ガイドを昇
    降させる昇降手段と、を備えたことを特徴とする用紙搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 昇降手段は、用紙の前端部ガイドと上側
    ガイドの少なくとも一方に設けられた押圧部材によって
    構成され、押圧部材は前端部ガイドが上側ガイドと近接
    した時点で上側ガイドを上方へと押し上げ、前端部ガイ
    ドと上側ガイドとの干渉を回避させることを特徴とする
    請求項1記載の用紙搬送装置。
JP13835195A 1995-06-06 1995-06-06 用紙搬送装置 Pending JPH08324838A (ja)

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