JPH0832453B2 - サーマルプリントヘッド - Google Patents

サーマルプリントヘッド

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JPH0832453B2
JPH0832453B2 JP7712089A JP7712089A JPH0832453B2 JP H0832453 B2 JPH0832453 B2 JP H0832453B2 JP 7712089 A JP7712089 A JP 7712089A JP 7712089 A JP7712089 A JP 7712089A JP H0832453 B2 JPH0832453 B2 JP H0832453B2
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JP
Japan
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lead pattern
gold plating
print head
thermal print
purity
Prior art date
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JP7712089A
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JPH02253967A (ja
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暢久 石田
安藏 松尾
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、基板上に成膜された、発熱ドット部に通電
するためのリードパターンであって、このリードパター
ンにワイヤボンデイング及び金メツキを可能にすること
により信頼性を高めたサーマルプリントヘッドに関する
ものである。
〈従来の技術〉 従来この種のサーマルヘッドは、第2図に示すよう
に、基板(1)の上にグレーズ層(2)、抵抗体層(発
熱部)(3)、導体層(4)及び保護層(5)を順次積
層して発熱ドット部(6)を形成し、上記導体層(4)
はこの発熱ドット部(6)に通電するためのリードパタ
ーン(4a)を形成する。
ところで、この種の電子部品におけるリードパターン
(4a)は、基板(1)上にスパツタまたは蒸着された中
純度(99.9%以下、この程度の純度のアルミニウムを3N
(スリーナイン)−Alという。)アルミニウム薄膜、ま
たは高純度(99.999%以下、この程度の純度のアルミニ
ウムを5N(フアイブナイン)−Alという。)アルミニウ
ム薄膜に所定のエツチングを施して形成される。
前者の3N-Alは、金メツキが可能で、この金メツキ部
分にワイヤボンデイングが可能となる。そのため、ワイ
ヤボンデイングや半田被着が必要な部分(直付ICやフレ
キシブルケーブルなどとの接続部)のすべてに金メツキ
を施して金メツキ層(8)を形成している。
後者の5N-Alは、高純度であることから熱圧着によっ
て、金・アルミ共有結合合金の形成が可能であり、信頼
性の高いワイヤボンデイングが可能である。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、前者の3N-Alは、金メツキされたリー
ドパターン(4a)と外部回路(直付ICやフレキシブルケ
ーブルなど)とのワイヤボンデイングが可能であるとは
いえ、均一な金メツキを施すことは非常に困難であり、
また、金メツキにバラツキがあると、ワイヤボンデイン
グ強度にもバラツキを生じ、信頼性は完璧なものとはい
えない問題点があった。
また、最近のプリントヘツドのドット数の増大傾向を
反映して、リードパターンの微細化が進むと、金メツキ
の横成長によってリードパターン間のシヨートが発生す
る可能性が非常に大きくなり、また、リードパターンの
微細化によってワイヤボンデイングが非常に困難になる
問題点があった。
更に、前者の3N-Alは、金メツキは可能であっても、
熱圧着によるワイヤボンデイングにおいては、接続強度
がでないという特質をもっており信頼性が低い。
後者の5N-Alは、高純度であることから熱圧着によっ
て信頼性の高いワイヤボンデイングが可能であるが、金
メツキが不可能であるため、リードパターンの端子部に
外部回路(フレキシブルケーブルなど)接続のための半
田被着部を施せないという問題点がある。
この発明は、以上のような従来の課題を解決し、リー
ドパターンにワイヤボンデイング及び金メツキを可能に
することにより信頼性を高めることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 該目的を達成するための本発明は次の技術的手段を講
じている。
即ち、本発明は発熱ドツト部と、この発熱ドツト部に
通電するためのリードパターンとを基板上に備えるサー
マルプリントヘッドにおいて、上記リードパターンを、
高純度アルミニウムに、VIII族、IB族元素の中から選ば
れた少なくとも一種以上の元素を、0.001〜0.1Wt%含有
する薄膜から構成して金メッキを施し得るごとく構成し
たことを特徴とするものである。
〈作用〉 この発明では、5N-Alに金メツキが施せない理由(即
ち、金メツキは不純物を核として成長するものである
が、5N-Alは高純度であるため、金メツキ成長のための
核が少なすぎる。)に着目して、リードパターンを5N-A
lにVIII族、IB族元素の中から選ばれた少なくとも一種
以上の元素を0.001〜0.1Wt%含有する薄膜から形成し
た。
即ち、上記リードパターンを形成する5N-Alは、VIII
族、IB族元素の中から選ばれた少なくとも一種以上の元
素(不純物)が存在し、上記した従来の中純度の3N-Al
は高純度の5N-Alの中間的な性質を有する。
従って、上記リードパターンは、これを形成する5N-A
l中の不純物を核として金メツキが成長するから、金メ
ツキを施すことが可能となり、かつ、従来の中純度の3N
-Alよりは高純度であることから熱圧着によって、金・
アルミ共有結合合金の形成が可能であり、信頼性の高い
ワイヤボンデイングが可能となる。
〈実施例〉 以下本発明の実施例について第1図に基づいて説明す
る。
図中、第2図の従来例と同等部分には同一の符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
(1)は基板、(2)はグレーズ層、(3)は抵抗体
層(発熱部)、(4)は導体層、(5)は保護層、
(6)は発熱ドツト部、(4a)はリードパターンであ
る。
上記リードパターン(4a)は次のようにして形成され
る。
ガラス製のグレーズ層(2)を形成した基板(1)の
表面全面にTa2N(窒化タンタル)などからなる抵抗体層
(3)を蒸着する。この抵抗体層(3)の表面全面に、
5N-AlにVIII族、IB族元素の中から選ばれた少なくとも
一種以上の元素を0.001〜0.1Wt%ドープしたターゲツト
を用いてスパツタリングして、5N-AlにVIII族、IB族元
素の中から選ばれた少なくとも一種以上の元素(不純物
(7))を0.001〜0.1Wt%含有する導体層(4)を形成
する。
VIII族、IB族元素としてはニツケル(Ni)、鉄(F
e)、クロム(Cr)、シリコン(Si)などがある。
次に、エツチング手法により、導体層(4)及び抵抗
体層(3)のパターン抜きを行って、所定のリードパタ
ーン(4a)を形成し、また、必要に応じて、図示のよう
にIC10を直付するボンデイング部(13)を形成する。
そして、このリードパターン(4a)のうち、ワイヤボ
ンデイングや半田被着が必要な部分(ボンデイング部
(13)やフレキシブルケーブルなどを接続するための端
子部(12))を残して保護層(5)を形成する。
リードパターン(4a)のフレキシブルケーブルなどを
接続するための端子部(12)には金メツキを施して金メ
ツキ層(8)を形成し、その表面に半田被着(9)を施
す。
上記ボンデイング部(13)にはIC10のボンデイングを
行うとともに、ワイヤボンデイングによりIC10とリード
パターン(4a)との間を金ワイヤ(11)により接続す
る。
以上本発明の代表的と思われる実施例について説明し
たが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造のみに限定
されるものではなく、本発明にいう構成要件を備え、か
つ本発明にいう目的を達成し、以下にいう効果を有する
範囲内において適宜改変して実施することができるもの
である。
〈発明の効果〉 以上の説明から既に明らかなように本発明は、リード
パターンはVIII族、IB族元素の中から選ばれた少なくと
も一種以上の元素(不純物)が存在する5N-Alから形成
され、上記した従来の中純度3N-Alと高純度の5N-Alの中
間的な性質を有するから、金メツキを施すことが可能と
なり、かつ、従来の中純度3N-Alよりは高純度であるこ
とから熱圧着によるワイヤボンデイングが可能となる。
従って、リードパターンが微細で、金メツキによりリ
ードパターン間のシヨートが発生する可能性が非常に大
きなワイヤボンデイング部では、金メツキを施すことな
く、熱圧着によるワイヤボンデイングを行うことがで
き、また、リードパターンの端子部には金メツキ、半田
被着を施すことにより、外部回路との接続が容易かつ確
実となり、信頼性の高いサーマルプリントヘッドを提供
出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のサーマルプリントヘッドの代表的な実
施例の構造を示す断面図、第2図は従来のサーマルプリ
ントヘッドの構造を示す断面図である。 図中(1)は基板、(4a)はリードパターン、(6)は
発熱ドット部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱ドット部と、この発熱ドット部に通電
    するためのリードパターンとを基板上に備えるサーマル
    プリントヘッドにおいて、上記リードパターンを、高純
    度アルミニウムに、VIII族、IB族元素の中から選ばれた
    少なくとも一種以上の元素を、、0.001〜0.1Wt%含有す
    る薄膜から形成して、金メッキを施こし得るごとく構成
    したことを特徴とするサーマルプリントヘッド。
JP7712089A 1989-03-28 1989-03-28 サーマルプリントヘッド Expired - Lifetime JPH0832453B2 (ja)

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JP7712089A JPH0832453B2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 サーマルプリントヘッド

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JP7712089A JPH0832453B2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 サーマルプリントヘッド

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JPH02253967A JPH02253967A (ja) 1990-10-12
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JP7712089A Expired - Lifetime JPH0832453B2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 サーマルプリントヘッド

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DE69504011T2 (de) * 1994-05-31 1999-05-12 Rohm Co Ltd Thermischer druckkopf

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JPH02253967A (ja) 1990-10-12

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