JPH08324466A - 無限軌道帯用弾性履帯およびその製造方法 - Google Patents
無限軌道帯用弾性履帯およびその製造方法Info
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- JPH08324466A JPH08324466A JP3887196A JP3887196A JPH08324466A JP H08324466 A JPH08324466 A JP H08324466A JP 3887196 A JP3887196 A JP 3887196A JP 3887196 A JP3887196 A JP 3887196A JP H08324466 A JPH08324466 A JP H08324466A
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- hole
- attached
- bush
- shoe
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】リンク中央部の肉厚を増し、しかも長尺の圧延
材を、リンクの高さに見合う幅毎に剪断して使用するこ
とにより、耐久性と生産性の向上をはかる。 【解決手段】多数個無端環状に連結されるところの、両
端部にピン孔およびブッシュ孔を形成したリンクと、該
リンクに取り付けられるところの、接地面側に弾性体を
取り付けたシューとからなり、リンクは、あらかじめ中
央部に肉厚部を形成した成型品リンクの端面と同一の断
面形状に圧延された長尺の圧延材を、リンクの高さに見
合う幅毎に剪断するとともに、ピン孔およびブッシュ孔
を穴あけ、さらに焼き入れ加工、仕上げ加工の順に加工
するとともに、シューは、平鋼材の両幅端を接地面側に
向けて断面コの字型に折り曲げて、焼き入れ加工を施
し、さらに該曲げ側に、曲げ高さより突出する弾性体を
取り付ける。これにより履帯の耐久性を向上させるとと
もに、製造コストの著しい低減化をはかる。
材を、リンクの高さに見合う幅毎に剪断して使用するこ
とにより、耐久性と生産性の向上をはかる。 【解決手段】多数個無端環状に連結されるところの、両
端部にピン孔およびブッシュ孔を形成したリンクと、該
リンクに取り付けられるところの、接地面側に弾性体を
取り付けたシューとからなり、リンクは、あらかじめ中
央部に肉厚部を形成した成型品リンクの端面と同一の断
面形状に圧延された長尺の圧延材を、リンクの高さに見
合う幅毎に剪断するとともに、ピン孔およびブッシュ孔
を穴あけ、さらに焼き入れ加工、仕上げ加工の順に加工
するとともに、シューは、平鋼材の両幅端を接地面側に
向けて断面コの字型に折り曲げて、焼き入れ加工を施
し、さらに該曲げ側に、曲げ高さより突出する弾性体を
取り付ける。これにより履帯の耐久性を向上させるとと
もに、製造コストの著しい低減化をはかる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブルドーザーやパ
ワーショベル、その他の無限軌道車輛に用いられる弾性
履帯の構造およびその製造方法に関し、履帯の耐久性を
向上させるとともに、製造コストの著しい低減化をはか
ることを目的とする。
ワーショベル、その他の無限軌道車輛に用いられる弾性
履帯の構造およびその製造方法に関し、履帯の耐久性を
向上させるとともに、製造コストの著しい低減化をはか
ることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】無限軌道車輛には一般的に鉄製の履帯が
使用されているが、市街地やその近郊において使用する
場合においては、その移動に際して舗装路面を走行する
ことが多く、その結果路面を損傷することが多い。 そ
こで最近では路面を傷めないように、内部に鉄線や芯金
を入れて補強した弾性体であるゴムクローラーが多く用
いられている。
使用されているが、市街地やその近郊において使用する
場合においては、その移動に際して舗装路面を走行する
ことが多く、その結果路面を損傷することが多い。 そ
こで最近では路面を傷めないように、内部に鉄線や芯金
を入れて補強した弾性体であるゴムクローラーが多く用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがゴムクローラ
ーは、路面を損傷しない反面において、無限軌道車輛が
傾斜地や凹凸の多い作業地路面を走行する際に、脱輪を
おこし、車両が片側に傾いて、片側の履帯に極端な過大
荷重がかかった場合には、リンクの座屈や亀裂発生のお
それがあり、あるいはゴムクローラーが破断等の損傷を
うける等のおそれが高い。 またそれらの障害が発生す
ると修復作業のために、本来の作業が長時間にわたって
中断され、また損傷をうけた場合においても、その程度
が大きくなると、同じく作業を中断して交換作業をおこ
なわなければならず、多大の労力とコストの増大を免れ
ない。
ーは、路面を損傷しない反面において、無限軌道車輛が
傾斜地や凹凸の多い作業地路面を走行する際に、脱輪を
おこし、車両が片側に傾いて、片側の履帯に極端な過大
荷重がかかった場合には、リンクの座屈や亀裂発生のお
それがあり、あるいはゴムクローラーが破断等の損傷を
うける等のおそれが高い。 またそれらの障害が発生す
ると修復作業のために、本来の作業が長時間にわたって
中断され、また損傷をうけた場合においても、その程度
が大きくなると、同じく作業を中断して交換作業をおこ
なわなければならず、多大の労力とコストの増大を免れ
ない。
【0004】さらに、最近では上記した脱輪や、路面損
傷の危険を少なくするために、在来の鉄製履板の踏面
に、ゴムやウレタン等の弾性体を取り付けて走行させる
こともおこなわれているが、この場合には前記したゴム
クローラーの場合以上にコスト高となるところから、実
際的ではない等の課題が残されている。
傷の危険を少なくするために、在来の鉄製履板の踏面
に、ゴムやウレタン等の弾性体を取り付けて走行させる
こともおこなわれているが、この場合には前記したゴム
クローラーの場合以上にコスト高となるところから、実
際的ではない等の課題が残されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にあって
は、無限軌道車輛からの脱輪のおそれや、市街地走行に
際しての路面損傷をなくし、耐久性ならびに機能的にも
十分で、しかも低コストの弾性履帯およびその製造方法
を提供するものであって、具体的には、多数個無端環状
に連結されるところの、両端部にピン孔およびブッシュ
孔を形成したリンクと、該リンクに取り付けられるシュ
ーとからなり、上記リンクの中央部には、ピン孔および
ブッシュ孔の孔軸と同一方向に膨出させた肉厚部を形成
してなることを特徴とした無限軌道帯用弾性履帯に関す
る。
は、無限軌道車輛からの脱輪のおそれや、市街地走行に
際しての路面損傷をなくし、耐久性ならびに機能的にも
十分で、しかも低コストの弾性履帯およびその製造方法
を提供するものであって、具体的には、多数個無端環状
に連結されるところの、両端部にピン孔およびブッシュ
孔を形成したリンクと、該リンクに取り付けられるシュ
ーとからなり、上記リンクの中央部には、ピン孔および
ブッシュ孔の孔軸と同一方向に膨出させた肉厚部を形成
してなることを特徴とした無限軌道帯用弾性履帯に関す
る。
【0006】さらに本発明は、多数個無端環状に連結さ
れるリンクと,該リンクに取り付けられるシューとから
なり、該シューは、鋼板の両幅端を接地面側に向けて断
面コの字型に折り曲げるとともに、該折り曲げ側に、曲
げ高さより突出する弾性体を取り付けてなることを特徴
とした無限軌道帯用弾性履帯にも関する。
れるリンクと,該リンクに取り付けられるシューとから
なり、該シューは、鋼板の両幅端を接地面側に向けて断
面コの字型に折り曲げるとともに、該折り曲げ側に、曲
げ高さより突出する弾性体を取り付けてなることを特徴
とした無限軌道帯用弾性履帯にも関する。
【0007】さらに本発明は、多数個無端環状に連結さ
れるところの、両端部にピン孔およびブッシュ孔を形成
するとともに、中央部には上記ピン孔およびブッシュ孔
の孔軸と同一方向に膨出させた肉厚部を形成してなるリ
ンクと,該リンクに取り付けられるところの、鋼板の両
幅端を接地面側に向けて断面コの字型に折り曲げられ、
さらに該曲げ側に、曲げ高さより突出する弾性体を取り
付けたシューとからなる無限軌道帯用弾性履帯にも関す
る。
れるところの、両端部にピン孔およびブッシュ孔を形成
するとともに、中央部には上記ピン孔およびブッシュ孔
の孔軸と同一方向に膨出させた肉厚部を形成してなるリ
ンクと,該リンクに取り付けられるところの、鋼板の両
幅端を接地面側に向けて断面コの字型に折り曲げられ、
さらに該曲げ側に、曲げ高さより突出する弾性体を取り
付けたシューとからなる無限軌道帯用弾性履帯にも関す
る。
【0008】さらに本発明は、多数個無端環状に連結さ
れるところの、両端部にピン孔およびブッシュ孔を形成
したリンクと、該リンクに取り付けられるところの、接
地面側に弾性体を取り付けたシューとからなり、上記リ
ンクは、あらかじめ成型品リンクの端面と同一の断面形
状に圧延された長尺の圧延材を、リンクの高さに見合う
幅毎に剪断するとともに、ピン孔およびブッシュ孔をあ
け、さらに焼き入れ加工、仕上げ加工の順に加工するよ
うにした無限軌道帯用弾性履帯の製造方法にも関する。
れるところの、両端部にピン孔およびブッシュ孔を形成
したリンクと、該リンクに取り付けられるところの、接
地面側に弾性体を取り付けたシューとからなり、上記リ
ンクは、あらかじめ成型品リンクの端面と同一の断面形
状に圧延された長尺の圧延材を、リンクの高さに見合う
幅毎に剪断するとともに、ピン孔およびブッシュ孔をあ
け、さらに焼き入れ加工、仕上げ加工の順に加工するよ
うにした無限軌道帯用弾性履帯の製造方法にも関する。
【0009】さらに本発明は、多数個無端環状に連結さ
れるところの、両端部にピン孔およびブッシュ孔を形成
したリンクと、該リンクに取り付けられるところの、接
地面側に弾性体を取り付けたシューとからなり、上記リ
ンクは、あらかじめ中央部に上記ピン孔およびブッシュ
孔の孔軸と同一方向に膨出させた肉厚部を有する成型品
リンクの端面と同一の断面形状に圧延された長尺の圧延
材を、リンクの高さに見合う幅毎に剪断するとともに、
ピン孔およびブッシュ孔をあけ、さらに焼き入れ加工、
仕上げ加工の順に加工するようにした無限軌道帯用弾性
履帯の製造方法にも関する。
れるところの、両端部にピン孔およびブッシュ孔を形成
したリンクと、該リンクに取り付けられるところの、接
地面側に弾性体を取り付けたシューとからなり、上記リ
ンクは、あらかじめ中央部に上記ピン孔およびブッシュ
孔の孔軸と同一方向に膨出させた肉厚部を有する成型品
リンクの端面と同一の断面形状に圧延された長尺の圧延
材を、リンクの高さに見合う幅毎に剪断するとともに、
ピン孔およびブッシュ孔をあけ、さらに焼き入れ加工、
仕上げ加工の順に加工するようにした無限軌道帯用弾性
履帯の製造方法にも関する。
【0010】さらに本発明は、多数個無端環状に連結さ
れるところの、両端部にピン孔およびブッシュ孔を形成
したリンクと、該リンクに取り付けられるところの、接
地面側に弾性体を取り付けたシューとからなり、該シュ
ーは、平鋼材の両幅端を接地面側に向けて断面コの字型
に折り曲げるとともに、焼き入れ加工を施し、さらに該
曲げ側に、曲げ高さより突出する弾性体を取り付けるよ
うにした無限軌道帯用弾性履帯の製造方法にも関する。
れるところの、両端部にピン孔およびブッシュ孔を形成
したリンクと、該リンクに取り付けられるところの、接
地面側に弾性体を取り付けたシューとからなり、該シュ
ーは、平鋼材の両幅端を接地面側に向けて断面コの字型
に折り曲げるとともに、焼き入れ加工を施し、さらに該
曲げ側に、曲げ高さより突出する弾性体を取り付けるよ
うにした無限軌道帯用弾性履帯の製造方法にも関する。
【0011】さらに本発明は、多数個無端環状に連結さ
れるところの、両端部にピン孔およびブッシュ孔を形成
したリンクと、該リンクに取り付けられるところの、接
地面側に弾性体を取り付けたシューとからなり、リンク
は、あらかじめ中央部に上記ピン孔およびブッシュ孔の
孔軸と同一方向に膨出させた肉厚部を有する成型品リン
クの端面と同一の断面形状に圧延された長尺の圧延材
を、リンクの高さに見合う幅毎に剪断するとともに、ピ
ン孔およびブッシュ孔をあけ、さらに焼き入れ加工、仕
上げ加工の順に加工するとともに、シューは、平鋼材の
両幅端を接地面側に向けて断面コの字型に折り曲げ、さ
らに焼き入れ加工を施し、かつ該曲げ側に、曲げ高さよ
り突出する弾性体を取り付けるようにした無限軌道帯用
弾性履帯の製造方法にも関する。
れるところの、両端部にピン孔およびブッシュ孔を形成
したリンクと、該リンクに取り付けられるところの、接
地面側に弾性体を取り付けたシューとからなり、リンク
は、あらかじめ中央部に上記ピン孔およびブッシュ孔の
孔軸と同一方向に膨出させた肉厚部を有する成型品リン
クの端面と同一の断面形状に圧延された長尺の圧延材
を、リンクの高さに見合う幅毎に剪断するとともに、ピ
ン孔およびブッシュ孔をあけ、さらに焼き入れ加工、仕
上げ加工の順に加工するとともに、シューは、平鋼材の
両幅端を接地面側に向けて断面コの字型に折り曲げ、さ
らに焼き入れ加工を施し、かつ該曲げ側に、曲げ高さよ
り突出する弾性体を取り付けるようにした無限軌道帯用
弾性履帯の製造方法にも関する。
【0012】上記した各実施例の構成において、各リン
クの中央部に、ピン孔およびブッシュ孔の孔軸と同一方
向に膨出させた肉厚部を形成してなる多数のリンクを、
それぞれの両端部に有するピン孔およびブッシュ孔とに
ピンおよびブッシュを挿通させて無端環状に連結して使
用した場合、無限軌道車輛のローラーと接触転動する各
リンクの接触端面において、中央部が厚肉に構成されて
いるところから、たとえば無限軌道車輛が傾斜地走行
や、あるいは凹凸面走行に際して、車両が片側に傾い
て、片側の履帯に極端な過大荷重がかかったとしても、
リンクの座屈や亀裂発生のおそれがなく、耐久性が著し
く向上する。
クの中央部に、ピン孔およびブッシュ孔の孔軸と同一方
向に膨出させた肉厚部を形成してなる多数のリンクを、
それぞれの両端部に有するピン孔およびブッシュ孔とに
ピンおよびブッシュを挿通させて無端環状に連結して使
用した場合、無限軌道車輛のローラーと接触転動する各
リンクの接触端面において、中央部が厚肉に構成されて
いるところから、たとえば無限軌道車輛が傾斜地走行
や、あるいは凹凸面走行に際して、車両が片側に傾い
て、片側の履帯に極端な過大荷重がかかったとしても、
リンクの座屈や亀裂発生のおそれがなく、耐久性が著し
く向上する。
【0013】さらに、鋼板の両幅端を接地面側に向けて
断面コの字型に折り曲げてシューを形成するとともに、
該シューの折り曲げ側に、曲げ高さより突出する弾性体
を取り付けてなる弾性履板を用いる場合には、弾性体の
みによる場合のような伸びが無いから脱輪がなく、また
形鋼を切断して穴あけした後、焼き入れ等熱処理を施す
ようにした従来のような面倒な加工工程を必要としな
い。
断面コの字型に折り曲げてシューを形成するとともに、
該シューの折り曲げ側に、曲げ高さより突出する弾性体
を取り付けてなる弾性履板を用いる場合には、弾性体の
みによる場合のような伸びが無いから脱輪がなく、また
形鋼を切断して穴あけした後、焼き入れ等熱処理を施す
ようにした従来のような面倒な加工工程を必要としな
い。
【0014】さらにリンクの製造に関して、あらかじめ
成型品リンクの端面と同一の断面形状に圧延された長尺
の圧延材を、リンクの高さに見合う幅毎に剪断するとと
もに、ピン孔およびブッシュ孔をあけ、さらに焼き入れ
加工、仕上げ加工の順に加工するようにした場合には、
丸棒鋼を粗打ちし、仕上げ加工、鍛造、焼き入れなどの
一連の面倒な加工工程を必要としない。
成型品リンクの端面と同一の断面形状に圧延された長尺
の圧延材を、リンクの高さに見合う幅毎に剪断するとと
もに、ピン孔およびブッシュ孔をあけ、さらに焼き入れ
加工、仕上げ加工の順に加工するようにした場合には、
丸棒鋼を粗打ちし、仕上げ加工、鍛造、焼き入れなどの
一連の面倒な加工工程を必要としない。
【0015】さらにリンクは、あらかじめ中央部に上記
ピン孔およびブッシュ孔の孔軸と同一方向に膨出させた
肉厚部を有する成型品リンクの端面と同一の断面形状に
圧延された長尺の圧延材を、リンクの高さに見合う幅毎
に剪断するとともに、ピン孔およびブッシュ孔をあけ、
さらに焼き入れ加工、仕上げ加工の順に加工するように
した場合には、加工効率が向上するばかりでなく、リン
ク中央に肉厚部が形成され、履帯として組み込んだ場
合、無限軌道車両の転輪ローラーとの接触耐久強度が著
しく向上する。
ピン孔およびブッシュ孔の孔軸と同一方向に膨出させた
肉厚部を有する成型品リンクの端面と同一の断面形状に
圧延された長尺の圧延材を、リンクの高さに見合う幅毎
に剪断するとともに、ピン孔およびブッシュ孔をあけ、
さらに焼き入れ加工、仕上げ加工の順に加工するように
した場合には、加工効率が向上するばかりでなく、リン
ク中央に肉厚部が形成され、履帯として組み込んだ場
合、無限軌道車両の転輪ローラーとの接触耐久強度が著
しく向上する。
【0016】さらに弾性履板を構成するシューについて
は、平鋼材の両幅端を接地面側に向けて断面コの字型に
折り曲げるとともに、焼き入れ加工を施し、さらに該曲
げ側に、曲げ高さより突出する弾性体を取り付けるよう
にした場合には、従来のような面倒な加工工程を必要と
しない。
は、平鋼材の両幅端を接地面側に向けて断面コの字型に
折り曲げるとともに、焼き入れ加工を施し、さらに該曲
げ側に、曲げ高さより突出する弾性体を取り付けるよう
にした場合には、従来のような面倒な加工工程を必要と
しない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下において本発明の具体的な内
容を、図の実施例にもとづいて説明すると、1は無限軌
道車輛に装着される履帯の、弾性履板11または21を
取り付ける前の状態をあらわしたもので、さらに履帯1
は多数のリンク2を、ピン7とブッシュ8とにより無端
状に連結合される。 リンク2は図2および図3にあら
わされているように、両端部寄りにピン孔3およびブッ
シュ孔4が形成されているとともに、それらの中間部に
は上記したピン孔3およびブッシュ孔4の孔軸と同一方
向に膨出させた肉厚部5が形成され、さらにその中央に
は泥抜き窓9が形成されている。
容を、図の実施例にもとづいて説明すると、1は無限軌
道車輛に装着される履帯の、弾性履板11または21を
取り付ける前の状態をあらわしたもので、さらに履帯1
は多数のリンク2を、ピン7とブッシュ8とにより無端
状に連結合される。 リンク2は図2および図3にあら
わされているように、両端部寄りにピン孔3およびブッ
シュ孔4が形成されているとともに、それらの中間部に
は上記したピン孔3およびブッシュ孔4の孔軸と同一方
向に膨出させた肉厚部5が形成され、さらにその中央に
は泥抜き窓9が形成されている。
【0018】このリンク2の製造については、図9にあ
らわしたように、あらかじめ成型品リンクの端面(無限
軌道車輛のローラー接触面6)と同一に、中央部に前記
したピン孔3およびブッシュ孔4の孔軸と同一方向に膨
出させた肉厚部5を形成した状態の厚肉部55を有する
断面形状に圧延された長尺の圧延材51に対し、適当間
隔毎にピン孔53およびブッシュ孔54をプレス打ち抜
きし、さらにこの圧延材52を、リンク2の高さHに見
合う幅(図9においてA−A線部分)毎に剪断してリン
ク材52を成型し、さらにこれを焼き入れ加工、仕上げ
加工の順に加工して完成する。
らわしたように、あらかじめ成型品リンクの端面(無限
軌道車輛のローラー接触面6)と同一に、中央部に前記
したピン孔3およびブッシュ孔4の孔軸と同一方向に膨
出させた肉厚部5を形成した状態の厚肉部55を有する
断面形状に圧延された長尺の圧延材51に対し、適当間
隔毎にピン孔53およびブッシュ孔54をプレス打ち抜
きし、さらにこの圧延材52を、リンク2の高さHに見
合う幅(図9においてA−A線部分)毎に剪断してリン
ク材52を成型し、さらにこれを焼き入れ加工、仕上げ
加工の順に加工して完成する。
【0019】さらに弾性履板11は、図4および図5に
あらわされているように、シュー16と弾性体12とか
ら構成される。 シュー16は、長方形をした平鋼板に
おける両幅端を接地面側に向けて断面コの字型に折り曲
げて折り曲げフランジ18.18を形成するとともに、
平鋼板の長さ方向両端部寄りの位置にボルト穴17を形
成し、さらにこれに焼き入れ加工を施すとともに、上記
曲げ側に、左右のフランジ18.18の曲げ高さより突
出するところの、ゴムあるいはウレタン等の弾性体12
を上記したボルト孔17を利用してシュー16に取り付
ける。 なお13は弾性体12の裏面に接着した金属板
をあらわす。
あらわされているように、シュー16と弾性体12とか
ら構成される。 シュー16は、長方形をした平鋼板に
おける両幅端を接地面側に向けて断面コの字型に折り曲
げて折り曲げフランジ18.18を形成するとともに、
平鋼板の長さ方向両端部寄りの位置にボルト穴17を形
成し、さらにこれに焼き入れ加工を施すとともに、上記
曲げ側に、左右のフランジ18.18の曲げ高さより突
出するところの、ゴムあるいはウレタン等の弾性体12
を上記したボルト孔17を利用してシュー16に取り付
ける。 なお13は弾性体12の裏面に接着した金属板
をあらわす。
【0020】上記した弾性履板11は、これを図1にあ
らわしたリンク2の接地側面に、弾性体12を接地側に
してボルトあるいは溶接により取り付けて使用するよう
にする。 なお弾性履板を形成するシューの構成につい
ては、必ずしも上記した図4および図5にあらわしたも
のに限られるものではなく、このほかにも例えば図6の
側端面にあらわされているように、長方形をした平鋼板
を接地面側に向けて断面コの字型に折り曲げて左右の折
り曲げフランジ28.28を形成するとともに、その一
方の折り曲げフランジ28の折り曲げ端を、折り返し部
29により折り返して斜め下方に向けた延長部30を形
成した断面形状のシュー26であって、上記した折り曲
げフランジ28.28間に、裏面に金属板23を接着さ
せた弾性体22を取り付けて弾性履板21を構成するよ
うにしてもよい。
らわしたリンク2の接地側面に、弾性体12を接地側に
してボルトあるいは溶接により取り付けて使用するよう
にする。 なお弾性履板を形成するシューの構成につい
ては、必ずしも上記した図4および図5にあらわしたも
のに限られるものではなく、このほかにも例えば図6の
側端面にあらわされているように、長方形をした平鋼板
を接地面側に向けて断面コの字型に折り曲げて左右の折
り曲げフランジ28.28を形成するとともに、その一
方の折り曲げフランジ28の折り曲げ端を、折り返し部
29により折り返して斜め下方に向けた延長部30を形
成した断面形状のシュー26であって、上記した折り曲
げフランジ28.28間に、裏面に金属板23を接着さ
せた弾性体22を取り付けて弾性履板21を構成するよ
うにしてもよい。
【0021】また図7にあらわされているように、折り
曲げフランジ38.38を形成するとともに、その一方
の折り曲げフランジ38の折り曲げ端を、折り返し部3
9により折り返して、先端を略水平外方に折り曲げた延
長部40を形成し、さらに他方の折り曲げフランジ38
の折り曲げ端を、折り返し部39により折り返して上方
に若干湾曲させた延長部40aを、いくぶん斜め下方に
向けて形成した断面形状のシュー36であって、上記し
た折り曲げフランジ38.38間に、同じく裏面に金属
板33を接着させた弾性体32を取り付けることにより
弾性履板31を構成するようにしてもよい。
曲げフランジ38.38を形成するとともに、その一方
の折り曲げフランジ38の折り曲げ端を、折り返し部3
9により折り返して、先端を略水平外方に折り曲げた延
長部40を形成し、さらに他方の折り曲げフランジ38
の折り曲げ端を、折り返し部39により折り返して上方
に若干湾曲させた延長部40aを、いくぶん斜め下方に
向けて形成した断面形状のシュー36であって、上記し
た折り曲げフランジ38.38間に、同じく裏面に金属
板33を接着させた弾性体32を取り付けることにより
弾性履板31を構成するようにしてもよい。
【0022】さらに図8にあらわされているように、折
り曲げフランジ48.48を形成するとともに、その一
方の折り曲げフランジ48の折り曲げ端を、折り返し部
49により折り返して、先端を略水平外方に折り曲げた
延長部50を形成し、さらに他方の折り曲げフランジ4
8の上端を、水平外方に向けて折り曲げて延長部50a
を形成した断面形状のシュー46であって、上記した折
り曲げフランジ48.48間に、同じく金属板43を接
着させた弾性体42を取り付けることにより弾性履板4
1を構成するようにしてもよい。
り曲げフランジ48.48を形成するとともに、その一
方の折り曲げフランジ48の折り曲げ端を、折り返し部
49により折り返して、先端を略水平外方に折り曲げた
延長部50を形成し、さらに他方の折り曲げフランジ4
8の上端を、水平外方に向けて折り曲げて延長部50a
を形成した断面形状のシュー46であって、上記した折
り曲げフランジ48.48間に、同じく金属板43を接
着させた弾性体42を取り付けることにより弾性履板4
1を構成するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記したように、多数個無端環
状に連結されるところの、両端部にピン孔およびブッシ
ュ孔を形成したリンクと、該リンクに取り付けられる弾
性履板とからなり、各リンクの中央部に、ピン孔および
ブッシュ孔の孔軸と同一方向に膨出させた肉厚部を形成
してなるものであるために、無限軌道車輛のローラーと
接触転動する各リンクの接触端面において、中央部が厚
肉に構成されているところから、たとえば無限軌道車輛
が傾斜地走行や、あるいは凹凸面走行に際して、車両が
片側に傾いて、片側の履帯に極端な過大荷重がかかった
としても、リンクの座屈や亀裂発生のおそれがなく、耐
久性が著しく向上する。
状に連結されるところの、両端部にピン孔およびブッシ
ュ孔を形成したリンクと、該リンクに取り付けられる弾
性履板とからなり、各リンクの中央部に、ピン孔および
ブッシュ孔の孔軸と同一方向に膨出させた肉厚部を形成
してなるものであるために、無限軌道車輛のローラーと
接触転動する各リンクの接触端面において、中央部が厚
肉に構成されているところから、たとえば無限軌道車輛
が傾斜地走行や、あるいは凹凸面走行に際して、車両が
片側に傾いて、片側の履帯に極端な過大荷重がかかった
としても、リンクの座屈や亀裂発生のおそれがなく、耐
久性が著しく向上する。
【0024】さらに、鋼板の両幅端を接地面側に向けて
断面コの字型に折り曲げてシューを構成し、さらに該シ
ューの折り曲げ側に、曲げ高さより突出する弾性体を取
り付けてなる弾性履板を用いるようにしたので、従来品
に比して軽量化がはかれ、しかも弾性体のみによる場合
のような伸びが無いから脱輪がなく、また形鋼を切断し
て穴あけした後、焼き入れ等熱処理を施すようにした従
来のような面倒な加工工程を必要としないのみならず、
廃棄処理を行う場合においても、弾性体を金属シューか
ら簡単に分離でき、材料のリサイクルが可能となる。
断面コの字型に折り曲げてシューを構成し、さらに該シ
ューの折り曲げ側に、曲げ高さより突出する弾性体を取
り付けてなる弾性履板を用いるようにしたので、従来品
に比して軽量化がはかれ、しかも弾性体のみによる場合
のような伸びが無いから脱輪がなく、また形鋼を切断し
て穴あけした後、焼き入れ等熱処理を施すようにした従
来のような面倒な加工工程を必要としないのみならず、
廃棄処理を行う場合においても、弾性体を金属シューか
ら簡単に分離でき、材料のリサイクルが可能となる。
【0025】さらにリンクの製造に関して、あらかじめ
成型品リンクの端面と同一の断面形状に圧延された長尺
の圧延材を、リンクの高さに見合う幅毎に剪断するとと
もに、ピン孔およびブッシュ孔をあけ、さらに焼き入れ
加工、仕上げ加工の順に加工するようにしたので、丸棒
鋼を粗打ちし、仕上げ加工、鍛造、焼き入れなどの一連
の面倒な加工工程を必要とせず、履帯の製造作業性の向
上と、コストの低減化をはかることができる。
成型品リンクの端面と同一の断面形状に圧延された長尺
の圧延材を、リンクの高さに見合う幅毎に剪断するとと
もに、ピン孔およびブッシュ孔をあけ、さらに焼き入れ
加工、仕上げ加工の順に加工するようにしたので、丸棒
鋼を粗打ちし、仕上げ加工、鍛造、焼き入れなどの一連
の面倒な加工工程を必要とせず、履帯の製造作業性の向
上と、コストの低減化をはかることができる。
【図1】本発明の一実施例であるリンクを使用した履帯
の、シューを取り付ける前の状態をあらわした要部平面
図。
の、シューを取り付ける前の状態をあらわした要部平面
図。
【図2】本発明に係るリンクの正面図。
【図3】図2に示したリンクの中央部を断面であらわし
た平断面図。
た平断面図。
【図4】本発明に係わるシューの一実施例をあらわし
た、一部省略底面図。
た、一部省略底面図。
【図5】本発明に係わるシューの一実施例である側面
図。
図。
【図6】本発明に係わるシューの別の実施例である側面
図。
図。
【図7】本発明に係わるシューのさらに別の実施例であ
る側面図。
る側面図。
【図8】本発明に係わるシューのさらに別の実施例であ
る側面図。
る側面図。
【図9】本発明の一実施例であるところの、リンクの製
造工程をあらわした概略説明図。
造工程をあらわした概略説明図。
1 履帯 2 リンク 3 ピン孔 4 ブッシュ孔 5 肉厚部 6 ローラー接触面 7 ピン 8 ブッシュ 9 泥抜き窓 10 シュー取り付け面 11 弾性履板 12 弾性体 13 金属板 14 袋ナット 15 座金 16 シュー 17 ボルト孔 18 折り曲げフランジ 19 折り返し部 21 弾性履板 22 弾性体 23 金属板 24 袋ナット 25 座金 26 シュー 27 ボルト孔 28 折り曲げフランジ 29 折り返し部 30 延長部 31 弾性履板 32 弾性体 33 金属板 34 袋ナット 35 座金 36 シュー 37 ボルト孔 38 折り曲げフランジ 39 折り返し部 40 延長部 40a 延長部 41 弾性履板 42 弾性体 43 金属板 44 袋ナット 45 座金 46 シュー 47 ボルト孔 48 折り曲げフランジ 49 折り返し部 50 延長部 50a 延長部 51 圧延材 52 リンク 53 ピン孔 54 ブッシュ孔 55 厚肉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 英司 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】多数個無端環状に連結されるところの、両
端部にピン孔およびブッシュ孔を形成したリンクと、該
リンクに取り付けられるシューとからなり、上記リンク
の中央部には、ピン孔およびブッシュ孔の孔軸と同一方
向に膨出させた肉厚部を形成してなることを特徴とした
無限軌道帯用弾性履帯。 - 【請求項2】多数個無端環状に連結されるリンクと,該
リンクに取り付けられるシューとからなり、該シュー
は、鋼板の両幅端を接地面側に向けて断面コの字型に折
り曲げるとともに、該折り曲げ側に、曲げ高さより突出
する弾性体を取り付けてなることを特徴とした無限軌道
帯用弾性履帯。 - 【請求項3】多数個無端環状に連結されるところの、両
端部にピン孔およびブッシュ孔を形成するとともに、中
央部には上記ピン孔およびブッシュ孔の孔軸と同一方向
に膨出させた肉厚部を形成してなるリンクと、該リンク
に取り付けられるところの、鋼板の両幅端を接地面側に
向けて断面コの字型に折り曲げられ、さらに該曲げ側
に、曲げ高さより突出する弾性体を取り付けたシューと
からなる無限軌道帯用弾性履帯。 - 【請求項4】多数個無端環状に連結されるところの、両
端部にピン孔およびブッシュ孔を形成したリンクと、該
リンクに取り付けられるところの、接地面側に弾性体を
取り付けたシューとからなり、上記リンクは、あらかじ
め成型品リンクの端面と同一の断面形状に圧延された長
尺の圧延材を、リンクの高さに見合う幅毎に剪断すると
ともに、ピン孔およびブッシュ孔をあけ、さらに焼き入
れ加工、仕上げ加工の順に加工するようにした無限軌道
帯用弾性履帯の製造方法。 - 【請求項5】多数個無端環状に連結されるところの、両
端部にピン孔およびブッシュ孔を形成したリンクと、該
リンクに取り付けられるところの、接地面側に弾性体を
取り付けたシューとからなり、上記リンクは、あらかじ
め中央部に上記ピン孔およびブッシュ孔の孔軸と同一方
向に膨出させた肉厚部を有する成型品リンクの端面と同
一の断面形状に圧延された長尺の圧延材を、リンクの高
さに見合う幅毎に剪断するとともに、ピン孔およびブッ
シュ孔をあけ、さらに焼き入れ加工、仕上げ加工の順に
加工するようにした無限軌道帯用弾性履帯の製造方法。 - 【請求項6】多数個無端環状に連結されるところの、両
端部にピン孔およびブッシュ孔を形成したリンクと、該
リンクに取り付けられるところの、接地面側に弾性体を
取り付けたシューとからなり、該シューは、平鋼材の両
幅端を接地面側に向けて断面コの字型に折り曲げるとと
もに、焼き入れ加工を施し、さらに該曲げ側に、曲げ高
さより突出する弾性体を取り付けるようにした無限軌道
帯用弾性履帯の製造方法。 - 【請求項7】多数個無端環状に連結されるところの、両
端部にピン孔およびブッシュ孔を形成したリンクと、該
リンクに取り付けられるところの、接地面側に弾性体を
取り付けたシューとからなり、リンクは、あらかじめ中
央部に上記ピン孔およびブッシュ孔の孔軸と同一方向に
膨出させた肉厚部を有する成型品リンクの端面と同一の
断面形状に圧延された長尺の圧延材を、リンクの高さに
見合う幅毎に剪断するとともに、ピン孔およびブッシュ
孔をあけ、さらに焼き入れ加工、仕上げ加工の順に加工
するとともに、シューは、平鋼材の両幅端を接地面側に
向けて断面コの字型に折り曲げ、さらに焼き入れ加工を
施し、かつ該曲げ側に、曲げ高さより突出する弾性体を
取り付けるようにした無限軌道帯用弾性履帯の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3887196A JPH08324466A (ja) | 1995-03-31 | 1996-02-01 | 無限軌道帯用弾性履帯およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9957495 | 1995-03-31 | ||
JP7-99574 | 1995-03-31 | ||
JP3887196A JPH08324466A (ja) | 1995-03-31 | 1996-02-01 | 無限軌道帯用弾性履帯およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08324466A true JPH08324466A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=26378163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3887196A Pending JPH08324466A (ja) | 1995-03-31 | 1996-02-01 | 無限軌道帯用弾性履帯およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08324466A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114590335A (zh) * | 2022-04-15 | 2022-06-07 | 浙江九钢金属制品有限公司 | 一种可防腐蚀抓地力强的履带及其加工工艺 |
-
1996
- 1996-02-01 JP JP3887196A patent/JPH08324466A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114590335A (zh) * | 2022-04-15 | 2022-06-07 | 浙江九钢金属制品有限公司 | 一种可防腐蚀抓地力强的履带及其加工工艺 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050111 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050524 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |