JPH08323811A - 射出成形金型およびその金型を用いた射出成形装置 - Google Patents

射出成形金型およびその金型を用いた射出成形装置

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JPH08323811A
JPH08323811A JP12872195A JP12872195A JPH08323811A JP H08323811 A JPH08323811 A JP H08323811A JP 12872195 A JP12872195 A JP 12872195A JP 12872195 A JP12872195 A JP 12872195A JP H08323811 A JPH08323811 A JP H08323811A
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JP
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mold
self
cavity
molded product
cavity forming
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Application number
JP12872195A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Hatakeyama
寿治 畠山
Hisaaki Oseko
久秋 小瀬古
Akio Hirano
彰士 平野
Jun Watabe
順 渡部
Kiyotaka Sawada
清孝 沢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、型開き時に成形品と金型との密着
力を小さくするようにして金型から成形品を損傷するこ
となく取り出させることができる射出成形金型を提供す
るとともに、その射出成形金型による自己保持機能を効
果的に設定、解除することができるとともに、成形品の
取り出しを確実に行なうことのできる射出成形装置を提
供することを目的とする。 【構成】 キャビティ駒12aと側板12eの間に圧縮スプ
リング18a、18bを縮設し、自己保持機構14、15による
キャビティ駒11a、12a等と型板11d、12dおよび側板
11e、12eとの自己保持が解除されたとき、圧縮スプリ
ング18a、18bによってキャビティ駒12aを押圧するこ
とにより、キャビティ駒12aと側板12eの間にクリアラ
ンスを形成するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形金型およびそ
の金型を用いた射出成形装置に関し、特にプラスチック
レンズ等の光学素子を射出成形することができる射出成
形金型およびその金型を用いた射出成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、溶融樹脂を所定形状の金型内に
射出・充填して射出成形する場合、冷却工程での成形収
縮によって金型に密着した成形品を金型から離脱させる
ために突き出しによる成形品の取り出しが行なわれる。
従来のこの種の成形品の取出し装置としては、例えばエ
ジェクタピンやエジェクタスリーブによるもの、あるい
は、ストリッププレートや圧縮空気を用いるものが知ら
れている。中でも、円形断面のエジェクタピンはピン穴
の加工やエジェクタピンの焼入れ研削が容易であること
から多用されている。
【0003】図8は、その一例を図示するもので、図8
中、1はエジェクタピン、2a、2bはエジェクタプレ
ート、3は型板、4は成形品、5はエジェクタピン1の
基部、6はピン穴、7はリターンピンである。しかしな
がら、このような従来の成形品取出し装置にあっては、
エジェクタピン1とピン穴6とのクリアランスを所定値
に設定してピン1の折損やかじり付きを防止する必要か
ら、そのクリアランスに樹脂が侵入してバリが発生し易
く、バリ発生後に成形される成形品4にこのバリによる
打痕が発生したりエジェクト不良を惹起したりするとい
う問題があった。
【0004】このため、特に光学素子を成形する場合な
ど成形品への重大な悪影響があるときには、頻繁に金型
のメンテナンス作業を行なったり成形品に本来不要であ
る突き出し部を設けたりする必要があった。このような
不具合を解消するものとして、特開平5−185462
号公報に記載されたようなものがある。このものは、そ
れぞれの内部にキャビティを形成する一対の金型および
該一対の金型を連結して型締め方向の力を自己保持する
自己保持機構からなる複数の射出成形金型を準備し、こ
の射出成形金型を所定の加熱ステーション、充填・緩和
ステーション、徐冷ステーション、成形品取出しステー
ションの順に搬送して樹脂製品を成形するようになって
おり、成形品取出しステーションに金型内で固化した成
形品を金型内から取り出す成形品取出し装置を金型に対
して独立して設けるようにしている。
【0005】そして、成形品取出し装置によって自己保
持機構による型締め方向の力が解除されて型開きされた
金型から成形品を取り出すことにより、射出成形金型で
あるキャビティユニットにエジェクト(突き出し)機構
を設ける必要のを不要にして突き出しによって成形品の
性能が劣化するのを防止するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の射出成形金型にあっては、一対の金型および
該一対の金型を連結して型締め方向の力を自己保持する
自己保持機構を有し、この自己保持機構による型締め方
向の力を解除して型開きされた金型から成形品を取り出
すようにしていたため、型開きされた金型と成形品の密
着力が未だ十分に高いことから成形品の取り出し時に成
形品に傷、歪み等が発生するという不具合が生じてしま
った。
【0007】すなわち、従来の射出成形金型は自己保持
機構によって型締め方向の力が保持されているため、キ
ャビティ内に高圧で樹脂が射出充填される際にも一定の
キャビティ容積を維持することができる。ところが、成
形品形状(すなわち、キャビティ形状)が極端に非対称
かつ偏肉である場合や、溶融樹脂が過充填された場合に
は、射出工程以後の冷却工程で樹脂が収縮した場合に、
金型に成形品が強固に密着してしまうため、成形品取出
し装置によって成形品が取り出される際に成形品に傷、
歪み等が発生してしまった。
【0008】そこで、本発明は、型開き時に成形品と金
型との密着力を小さくするようにして金型から成形品を
損傷することなく取り出させることができる射出成形金
型を提供するとともに、その射出成形金型による自己保
持機能を効果的に設定、解除することができるととも
に、成形品の取り出しを確実に行なうことのできる射出
成形装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る射出成形金型は、上記課題を解決するために、内部に
キャビティを形成する一対のキャビティ形成部材と、そ
れぞれのキャビティ形成部材を載置するとともにキャビ
ティ形成部材の型締め方向と略同方向の外周一側面が突
き当てられる一対の型板と、キャビティ形成部材の型締
め方向と直交する外周他側面に当接してそれぞれのキャ
ビティ形成部材の外周一側面を型板に突き当てる一対の
側板と、一対のキャビティ形成部材、型板および側板を
連結して型締め方向の力および型締め方向と略同方向の
力を自己保持する自己保持機構と、を備えた射出成形金
型であって、前記一対のキャビティ形成部材の少なくと
も一方のキャビティ形成部材と側板の間に付勢部材を縮
設し、自己保持機構によるキャビティ形成部材、型板お
よび側板の自己保持を解除したとき、付勢部材によって
キャビティ形成部材を押圧することにより、キャビティ
形成部材と側板の間にクリアランスを形成するようにし
たことを特徴とするものである。
【0010】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記型板とキ
ャビティ形成部材が連結部材によって連結されているこ
とを特徴とするものである。請求項3記載の発明は、上
記課題を解決するために、請求項1または2記載の発明
において、前記一対のキャビティ形成部材が、キャビテ
ィを形成するキャビティ面を有するキャビティ駒と、該
キャビティ駒の一端部に隣接しキャビティに溶融樹脂を
供給するゲート部が形成されたゲート駒と、キャビティ
駒の他端部に隣接する反ゲート駒と、からなることを特
徴とするものである。
【0011】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1〜3何れかに記載の発明において、
前記付勢部材が、キャビティ形成部材と側板の間に少な
くとも2箇所以上に離隔して設けられたことを特徴とす
るものである。請求項5記載の発明に係る射出成形装置
は、上記課題を解決するために、請求項1記載の射出成
形金型に自己保持力を付与する自己保持力付与手段を有
する射出成形装置であって、前記自己保持力付与手段
が、キャビティ形成部材、型板および側板の自己保持力
を調整可能なことを特徴とするものである。
【0012】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項5記載の発明において、前記自己保持
力付与手段が金型の型締め方向および型締め方向と直交
する方向に移動可能であることを特徴とするものであ
る。請求項7記載の発明は、上記課題を解決するため
に、請求項3記載の射出成形金型を複数個用いて射出成
形作業を行なう射出成形装置であって、前記射出成形金
型を所定の加熱ステーション、充填・緩和ステーショ
ン、徐冷ステーション、成形品取り出しステーションの
順に搬送する搬送手段と、加熱ステーションに設けら
れ、射出成形金型を加熱する加熱手段と、充填・緩和ス
テーションに設けられ、加熱手段によって加熱された射
出成形金型にそのゲート部を通して溶融樹脂を射出充填
する射出充填手段と、各射出成形金型のゲート部をシー
ル可能なゲートシール手段と、徐冷ステーションに設け
られ、射出成形金型を徐冷する冷却手段と、成形品取出
しステーションに設けられ、自己保持機構による自己保
持を解除する自己保持力解除装置と、成形品取出しステ
ーションに設けられ、射出成形金型内で固化した成形品
を射出成形金型から取り出す成形品取出し手段と、を備
え、前記成形品取出し装置が、前記射出成形金型の外部
に独立して設けられたことを特徴とするものである。
【0013】請求項8記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項7記載の発明において、前記成形品取
出し装置が、自己保持力解除手段によって自己保持機構
によるキャビティ形成部材、型板および側板の自己保持
が解除され、付勢部材によってキャビティ形成部材と側
板の間にクリアランスが形成されたときに、該クリアラ
ンス量を検知する検知手段と、該検知手段によってクリ
アランス量が確認された後、型開き状態の前記一対のキ
ャビティ形成部材の間で一方のキャビティ形成部材から
突出した成形品の一部を掴んで取り出す取出し手段と、
を有することを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、一対のキャビティ形
成部材の少なくとも一方のキャビティ形成部材と側板の
間に付勢部材が縮設され、自己保持機構によるキャビテ
ィ形成部材、型板および側板の自己保持が解除されたと
き、付勢部材によってキャビティ形成部材が押圧される
ことにより、キャビティ形成部材と側板の間にクリアラ
ンスが形成されるようになっている。
【0015】したがって、型開き時にキャビティ形成部
材と側板の間からキャビティ形成部材と成形品の間に外
気が入り込んで成形品とキャビティ形成部材の密着力が
小さくなり、成形品がキャビティ形成部材から容易に取
り出される。この結果、成形品の取り出し時に成形品に
傷や歪みが発生することがなく、成形品の品質が低下す
ることがない。
【0016】請求項2記載の発明では、型板とキャビテ
ィ形成部材が連結部材によって連結されているので、キ
ャビティ形成部材が型板に対して位置ずれすることがな
く、自己保持機構による自己保持が解除されて金型が型
開きされたときに、金型から成形品が容易に取り出され
る。請求項3記載の発明では、一対のキャビティ形成部
材が、キャビティを形成するキャビティ面を有するキャ
ビティ駒と、該キャビティ駒の一端部に隣接しキャビテ
ィに溶融樹脂を供給するゲート部が形成されたゲート駒
と、キャビティ駒の他端部に隣接する反ゲート駒と、か
ら構成されるので、キャビティ形成部材の加工が容易に
なるとともに、キャビティ形成部材の保守および修理に
際して個別に行なう行なうことができ、柔軟に対応する
ことができる。
【0017】請求項4記載の発明では、付勢部材がキャ
ビティ形成部材と側板の間に少なくとも2箇所以上に離
隔して設けられるので、キャビティ形成部材と側板のク
リアランスを均一にして、バランスのとれたものにする
ことができる。請求項5記載の発明では、射出成形金型
に自己保持力を付与する自己保持力付与手段を有し、こ
の自己保持力付与手段がキャビティ形成部材、型板およ
び側板の自己保持力を調整可能となっているので、成形
品の形状および大きさに応じた自己保持力を得ることが
できる。
【0018】請求項6記載の発明では、自己保持力付与
手段が金型の型締め方向および型締め方向と直交する方
向に移動可能であるので、自己保持力付与手段によって
金型の型締め方向の力および型締め方向と直交する方向
の力を自己保持する自己保持機構を確実に解除すること
ができる。請求項7記載の発明では、請求項1記載の射
出成形金型が所定の加熱ステーション、充填・緩和ステ
ーション、徐冷ステーション、成形品取出しステーショ
ンの順に搬送され、ゲートシール成形によって成形品が
成形される。そして、成形品取出しステーションに金型
と独立して設けられた成形品取出し装置によって射出成
形金型内で固化した成形品が射出成形金型から取り出さ
れるので、ゲートシール成形による高精度な成形品が得
られるととも、キャビティ形成部材から成形品を容易に
取り出すことができ、成形品の取り出し時に成形品に傷
や歪みが発生するのをより一層防止して成形品の品質が
低下するのをより一層防止することができる。
【0019】請求項8記載の発明では、自己保持力解除
手段によって自己保持機構によるキャビティ形成部材、
型板および側板の自己保持が解除され、付勢部材によっ
てキャビティ形成部材と側板の間にクリアランスが形成
された際に、該クリアランス量が確認され、クリアラン
ス量の確認後に型開き状態の前記一対のキャビティ形成
部材の間で一方のキャビティ形成部材から突出した成形
品の一部が把持されることにより成形品が取り出され
る。
【0020】したがって、成形品の取り出しに最適なク
リアランス量で成形品を取り出すようにして、成形品の
取り出し時に成形品に傷や歪みが発生することをより一
層防止することができ、成形品の品質が低下するのをよ
り一層防止することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図7は射出成形金型およびその金型を用いた射出成
形装置の一実施例を示す図である。まず、構成を説明す
る。図1において、10は射出成形金型であり、射出成形
金型10はそれぞれ、内部に所定形状(短冊状)のキャビ
ティ10aを形成する上下一対の金型11、12から構成され
ている。この上側の金型11、下側の金型12はパーティン
グ面PLを挟んで対向しており、図1中、上下方向から
型締力が与えられるようになっている。
【0022】金型11、12はキャビティ10aを形成するキ
ャビティ面を有するキャビティ駒11a、12aと、このキ
ャビティ駒11a、12aの一端部に隣接しキャビティに溶
融樹脂を供給するゲート部17を画成するゲート駒11b、
12bと、キャビティ駒11a、12aの他端部に隣接する反
ゲート駒11c、12cと、からなるキャビティ形成部材を
それぞれ有している。
【0023】また、キャビティ駒11a、12a等は側面L
字形状の型板11d、12dに載置されているとともに、そ
の型締め方向と略同方向の外周一側面が型板11d、12d
に突き当てられており(図2に金型12側を示す)、キャ
ビティ駒11a、12a等の型締め方向と略同方向の外周他
側面には側板11e、12eが当接してキャビティ駒11a、
12a等の外周一側面を型板11d、12dに突き当てられて
いる。
【0024】また、型板11d、12d同士はガイドピン13
によって位置決めされており、型板12dにはキャビティ
駒12a、ゲート駒12b、反ゲート駒12cがそれぞれ固定
ボルト(連結部材)19によって連結されている。一方、
射出成形金型10には自己保持機構14、15が設けられてお
り、自己保持機構14、15によって型締方向および型締方
向と直交する方向の型締力を保持できるようになってい
る。
【0025】具体的には、図1に示すように、自己保持
機構14は、射出成形金型10の上下金型11、12を型締方向
に締め付けて連結する複数(4本)の自己保持ボルト14
aをキャビティ10aの近傍に有しており、この自己保持
ボルト14aは型板11d、側板11e、12eを貫通して、型
板12dにねじ結合している。また、図2に示すように、
自己保持機構15は、射出成形金型10の下金型12を型締方
向と直交する方向に締め付けて連結する複数(2本)の
自己保持ボルト15aをキャビティ10aの近傍に有してお
り、この自己保持ボルト15aは型板12d、キャビティ駒
12aを貫通して、側板12eにねじ結合している。
【0026】一方、下金型12側のキャビティ駒12aと側
板12eの間には付勢部材としての圧縮スプリング18a、
18bが離隔して縮設されており、この圧縮スプリング18
a、18bは一端部が側板12eに形成された溝部に埋設さ
れ、他端部がキャビティ駒12aの表面に当接している。
この圧縮スプリング18a、18bは自己保持ボルト15aに
よってキャビティ駒12aが型締方向と直交する方向に型
締されているときには、キャビティ駒12aを側板12eに
当接させるとともに、自己保持ボルト15aによる自己保
持力が解除されると、キャビティ駒12aを押圧すること
によりキャビティ駒12aと側板12eの間にクリアランス
を形成するようにしている。
【0027】これら複数の射出成形金型10は、図3に示
すようにチェーン等を含む搬送手段190によって搬送さ
れ、所定の加熱ステーション20で加熱された後、充填・
緩和ステーション30に送られ、この充填・緩和ステーシ
ョン30でキャビティ10a内に溶融樹脂が射出充填されて
ゲートシールされるとともにその温度及び圧力を緩和さ
れ、次いで徐冷ステーション40に搬送されて熱変形温度
以下まで徐冷され、成形品取出しステーション50で成形
品取り出しのために型開きされる。
【0028】加熱ステーション20は、射出成形金型10を
均一な熱により迅速に加熱する場所であり、その加熱手
段として複数の型加熱装置21A、21B、21Cを具備して
いる。充填・緩和ステーション30では、射出成形金型10
のキャビティ10a内に高圧で樹脂を射出充填し、図4
(a)(b)に示すようにゲート駒11b、12bのゲート
部17に設けられたボール状の移動弁体17a(ゲートシー
ル手段)によって射出成形金型10のゲートシールを行
い、充填後の樹脂温度および圧力の偏在を緩和するよう
になっている。また、射出・充填作業は、公知の射出成
形機60(射出充填手段)により、例えば100MPa 以上
の高圧で行われるようになっている。
【0029】また、射出成形機60による充填・緩和後、
射出成形金型10のゲート部17を移動弁体17aによりゲー
トシールした状態で射出成形機60による型締め力を解放
し、自己保持機構14、15による型締め力を作用させると
ともに、射出成形金型10を単独で徐冷する。徐冷ステー
ション40では、射出成形機60の機外に取り出された射出
成形金型10を熱変形温度以下(凝固する温度)まで5℃
/分以下の冷却速度で徐々に空冷する空気式徐冷装置41
を有しており、この空気式徐冷装置41は、図5に示すよ
うに、金型搬送部42上に設置された強制排気用ダクト43
からなっている。この金型搬送部42は、搬送手段190の
一部を構成しており、一定速度で設定カウント数だけ進
み、或は設定停止時間だけ停止するようになっている。
【0030】一方、成形品取出しステーション50は、徐
冷ステーション40で成形品取出し温度まで徐冷された射
出成形金型10に対し、図2、6に示すような公知の自動
締付け工具であるナットランナー(自己保持力解除装
置)51、58によって、その自己保持機構14、15の複数の
自己保持ボルト14a、15aを緩めた後、同図に示す型開
閉装置52によって上下金型11、12を型開きするようにな
っている。この型開閉装置52は、複数のガイドポスト53
(1つのみ図示している)に昇降可能に取付けられた昇
降板54と、その昇降板54の下方に固設された固定板55
と、昇降板54に取付けられ、射出成形金型10の周辺部に
形成された溝部10dに係合するオートクランプ式(例え
ば空気圧シリンダを利用した自動式)の金型クランプ56
と、固定板55に取付けられた金型クランプ57と、図示し
ない昇降駆動源と、を具備している。
【0031】また、成形品を取り出した射出成形金型10
は、ナットランナー51、58によって再び自己保持ボルト
14a、15aが締め付けられるようになっており、型閉じ
及び型締めされる。このナットランナー51、58は自己保
持力付与手段を構成しており、キャビティ駒11a、12
a、型板11dおよび側板11e、12eの自己保持力を調整
するように締付けトルクが可変可能になっている。ま
た、ナットランナー51、58は図示しない駆動手段に連結
されており、この駆動手段によって金型10の型締め方向
および型締め方向と直交する方向に移動するようになっ
ている。
【0032】また、本実施例の射出成形金型10はエジェ
クト機構を備えていないため、成形品の取り出しは所謂
掴み出し方式の成形品取出し装置70にて行う。成形品取
出し装置70は、成形品取出しステーション50上、すなわ
ち金型11、12の外部に独立して設けられており、型開き
状態の金型11、12の間で一方の金型12から上方に突出し
た成形品の一部を掴み、その成形品を取り出すようにな
っている。
【0033】図7に示すように成形品取出し装置70は、
ロボット本体71と、ロボット本体71に回動可能に取付け
られ、先端部に成形品の一部を掴む把持部材等を有する
クランプ機構(取出し手段)72が脱着されるとともに、
クランプ機構72の装着時にクランプ機構72を上下、左右
方向に移動させるアーム部73と、アーム部73の先端部に
取付けられ、キャビティ駒12aと側板12eのクリアラン
ス量を検知可能なクリアランス量検知センサ(検知手
段)74と、から構成されている。また、アーム部73はロ
ボット本体71の軸線方向に対して矢印で示すように揺動
可能になっており、クリアランス量を検知する際に、検
知面74aがキャビティ駒12aと側板12e側に対向してキ
ャビティ駒12aと側板12eの間のクリアランス量を検知
し、この検知情報をロボットコントローラ75に出力する
ようになっている。ロボットコントローラ75はこのセン
サ74から検出情報に応じてロボット本体71とアーム部73
を駆動してクランプ機構72によって成形品を掴んで取り
出す。
【0034】また、アーム部73はロボットコントローラ
75に制御されて使用すべきクランプ機構72A〜72E(使
用すべき形状部品)の選択やクランプ力の制御を行なう
ことができ、更に取り出した成形品の搬送されるべき位
置を決定することもできる。次に、作用を説明する。ま
ず、予め射出成形金型10の上下金型11、12のゲート駒11
b、12bのゲート部17に移動弁体17aが投入され、成形
品取出しステーション50の型開閉装置52によって自己保
持ボルト14、15が締め付けられ、射出成形金型10が型閉
じ及び型締めされる。
【0035】この射出成形金型10は、加熱ステーション
20にて所定温度に均熱加熱された後、充填・緩和ステー
ション30に搬送されて射出成形機60にセット(クラン
プ)され、この射出成形機60からの型締め力を受ける。
この状態で、射出成形金型10内のキャビティ10aに溶融
樹脂が射出充填される。そして、この射出の完了時にキ
ャビティ10a側の射出樹脂圧を受けた移動弁体17aによ
ってゲートシールがされ、射出成形機60は、型締め状態
でガラス転移点以上の一定温度を一定時間維持して射出
成形金型10内の樹脂の圧力・温度の偏在を緩和する。
【0036】次いで、射出成形機60による射出成形金型
10の型締めが解かれ、射出成形機60の開放のクランプ解
除によって射出成形金型10が射出成形機60の機外に取り
出されると、その射出成形金型10が徐冷ステーション40
に送られて単独で徐冷される。このとき、徐冷される射
出成形金型10は、自己保持ボルト14、15によって締付け
られているから、所定の型締め力を自己保持することが
できる。したがって、射出成形金型10の上下金型11、12
に形成された転写面形状(キャビティ10aを形成する
面)が高精度に転写されるとともに、不必要なバリが発
生することもない。
【0037】射出成形金型10の徐冷によってその内部の
樹脂が凝固し(熱変形温度まで冷却され)、射出成形金
型10が成形品取出しステーション50まで搬送されると、
ナットランナー51、58によって自己保持ボルト14a、15
aが緩められ、射出成形金型10の型開きが行われて樹脂
圧力が0〔MPa〕になって露出される。この際、圧縮
スプリング18a、18bによってキャビティ駒12aが押圧
されることによってキャビティ駒12aと側板12eの間に
クリアランスが形成される。このため、型開き時にキャ
ビティ駒12aと型板12dの間からキャビティ駒12aと成
形品の間に外気が入り込んで成形品とキャビティ駒12a
の密着力が小さくなる。
【0038】次いで、凝固した成形品を射出成形金型10
から成形品取出し装置70で取り出す作業を行なう。この
作業にあっては、まず、アーム部73を下方に揺動させて
クリアランス量検知センサ74の検知面74aをキャビティ
駒12aと側板12e側に対向させ、この状態でキャビティ
駒12aと側板12eの間のクリアランス量を検知してロボ
ットコントローラ75に検知情報を出力する。次いで、ロ
ボットコントローラ75によってクリアランス量が最適な
ものと判断された場合には、アーム部73を元の状態に復
帰させるとともに、クランプ機構72によって成形品を掴
んで金型12から取り出す。
【0039】このように本実施例では、キャビティ駒12
aと側板12eの間に圧縮スプリング18a、18bを縮設
し、自己保持機構14、15によるキャビティ駒11a、12
a、ゲート駒11b、12b、反ゲート駒11c、12c、型板
11d、12dおよび側板11e、12eの自己保持が解除され
たとき、圧縮スプリング18a、18bによってキャビティ
駒12aを押圧することにより、キャビティ駒12aと側板
12eの間にクリアランスを形成するようにしているた
め、金型10の型開き時にキャビティ駒12aと側板12eの
間からキャビティ駒12aと成形品の間に外気を入り込ま
せて成形品とキャビティ駒12aの密着力を小さくして、
キャビティ駒12aから成形品を容易に取り出すことがで
きる。この結果、成形品の取り出し時に成形品に傷や歪
みが発生するのを防止することができ、成形品の品質が
低下するのを防止することができる。
【0040】また、型板12dとキャビティ駒12a、ゲー
ト駒12bおよび反ゲート駒12cとを固定ボルト19によっ
て連結しているので、キャビティ駒12a、ゲート駒12b
および反ゲート駒12cが型板12dに対して位置ずれする
のを防止することができ、自己保持機構14、15による自
己保持が解除されて金型11、12が型開きされたときに、
金型12から成形品を容易に取り出すことができる。
【0041】また、一対のキャビティ形成部材をキャビ
ティ駒11a、12a、ゲート駒11b、12bおよび反ゲート
駒11c、12cから構成しているので、キャビティ形成部
材の加工を容易に行なうことができるとともに、キャビ
ティ形成部材の保守および修理に際して個別に行なう行
なうことができ、柔軟に対応することができる。また、
圧縮スプリング18a、18bをキャビティ駒12aと側板12
eの間に2箇所以上に離隔して設けているので、キャビ
ティ駒12aと側板12eのクリアランスを均一にして、バ
ランスのとれたものにすることができる。
【0042】また、射出成形金型10に自己保持力を付与
するナットランナー51、58を設け、このナットランナー
51、58によってキャビティ駒11a、12a、型板11d、12
dおよび側板11e、12eの自己保持力を調整するように
しているので、成形品の形状および大きさに応じた自己
保持力を得ることができる。また、ナットランナー51、
58が射出成形金型10の型締め方向および型締め方向と直
交する方向に移動するので、ナットランナー51、58によ
って射出成形金型10の型締め方向の力および型締め方向
と直交する方向の力を自己保持する自己保持機構14、15
を確実に解除することができる。
【0043】また、射出成形金型10を加熱ステーション
20、充填・緩和ステーション30、徐冷ステーション40、
成形品取出しステーション50の順に搬送し、ゲートシー
ル成形によって成形品を成形し、成形品取出しステーシ
ョン50に射出成形金型10と独立して設けられた成形品取
出し装置70によって射出成形金型10内で固化した成形品
を射出成形金型10から取り出しているため、ゲートシー
ル成形による高精度な成形品を得ることができるとと
も、キャビティ駒12aから成形品を容易に取り出すこと
ができ、成形品の取り出し時に成形品に傷や歪みが発生
するのをより一層防止して成形品の品質が低下するのを
より一層防止することができる。
【0044】さらに、ナットランナー51、58によって自
己保持機構14、15によるキャビティ駒11a、12a、型板
11d、12dおよび側板11e、12eの自己保持が解除さ
れ、圧縮スプリング18a、18bによってキャビティ駒12
aと側板12eの間にクリアランスが形成された際に、こ
のクリアランス量をクリアランス量検知センサ74によっ
て確認し、クリアランス量の確認後に型開き状態のキャ
ビティ駒12aから突出した成形品の一部をクランプ機構
72で把持することにより取り出しているため、成形品の
取り出しに最適なクリアランス量で成形品を取り出し
て、成形品の取り出し時に成形品に傷や歪みが発生する
のをより一層防止することができ、成形品の品質が低下
するのをより一層防止することができる。
【0045】なお、本実施例では、圧縮スプリング18
a、18bを2つ設けているが、3つ以上の圧縮スプリン
グを互いに離隔して配設しても良い。さらに、キャビテ
ィ駒12aと型板12dの間に弾性部材として圧縮スプリン
グ18a、18bを縮設しているが、この圧縮スプリング18
a、18bの代りに圧縮ゴムや皿ばねを設けても良い。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、型開き時
にキャビティ形成部材と側板の間からキャビティ形成部
材と成形品の間に外気を入り込ませて成形品とキャビテ
ィ形成部材の密着力を小さくすることができ、成形品を
キャビティ形成部材から容易に取り出すことができる。
この結果、成形品の取り出し時に成形品に傷や歪みが発
生するのを防止することができ、成形品の品質が低下す
るのを防止することができる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、キャビティ
形成部材が型板に対して位置ずれするのを防止すること
ができ、自己保持機構による自己保持が解除されて金型
が型開きされたときに、金型から成形品を容易に取り出
すことができる。請求項3記載の発明によれば、キャビ
ティ形成部材の加工を容易に行なうことができるととも
に、キャビティ形成部材の保守および修理に際して個別
に行なう行なうことができ、柔軟に対応することができ
る。
【0048】請求項4記載の発明によれば、キャビティ
形成部材と側板のクリアランスを均一にして、バランス
のとれたものにすることができる。請求項5記載の発明
によれば、成形品の形状および大きさに応じた自己保持
力を得ることができる。請求項6記載の発明によれば、
自己保持力付与手段によって金型の型締め方向の力およ
び型締め方向と直交する方向の力を自己保持する自己保
持機構を確実に解除することができる。
【0049】請求項7記載の発明によれば、ゲートシー
ル成形による高精度な成形品を得ることができるとと
も、キャビティ形成部材から成形品を容易に取り出すこ
とができ、成形品の取り出し時に成形品に傷や歪みが発
生するのをより一層防止して成形品の品質が低下するの
をより一層防止することができる。請求項8記載の発明
によれば、成形品の取り出しに最適なクリアランス量で
成形品を取り出して、成形品の取り出し時に成形品に傷
や歪みが発生することをより一層防止することができ、
成形品の品質が低下するのをより一層防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形装置に使用される射出成
形用金型の一実施例を示す図であり、(a)はその正面
断面図、(b)はその側面断面図である。
【図2】その一実施例の下側の金型の構成図であり、型
板から側板を取り外した状態を示す図である。
【図3】その一実施例の射出成形金型を用いた射出成形
装置の概略構成を示す平面図である。
【図4】その一実施例のゲートシール手段の作動説明図
で、(a)はその移動弁体がキャビティ側へ移動する射
出充填時を、(b)はその移動弁体がノズル側に移動す
るゲートシール時をそれぞれ示している。
【図5】その一実施例の空気式徐冷装置の概略構成図で
ある。
【図6】その一実施例の成形品取り出し用の型開閉装置
の構成図である。
【図7】複数の成形品取出しユニットをロボットに着脱
可能にした成形品取出し装置の斜視図である。
【図8】従来の成形品取り出し方式を説明する金型の断
面図である。
【符号の説明】
10 射出成形金型 10a キャビティ 11、12 金型 11a、12a キャビティ駒(キャビティ形成部材) 11b、12b ゲート駒(キャビティ形成部材) 11c、12e 反ゲート駒(キャビティ形成部材) 11d、12d 型板 11e、12e 側板 14、15 自己保持機構 17 ゲート部 17a 移動弁体(ゲートシール手段) 18a、18b 圧縮スプリング(付勢部材) 19 固定ボルト(連結部材) 20 加熱ステーション 30 充填・緩和ステーション 40 徐冷ステーション 41 空気式徐冷装置(冷却手段) 50 成形品取り出ステーション 51、58 ナットランナー(自己保持力付与手段、自己
保持力解除手段) 60 射出成形機(射出充填手段) 70 成形品取出し装置 72 クランプ機構(取出し手段) 74 クリアランス量検知センサ(検知手段) 190 搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 順 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 沢田 清孝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にキャビティを形成する一対のキャビ
    ティ形成部材と、それぞれのキャビティ形成部材を載置
    するとともにキャビティ形成部材の型締め方向と略同方
    向の外周一側面が突き当てられる一対の型板と、キャビ
    ティ形成部材の型締め方向と直交する外周他側面に当接
    してそれぞれのキャビティ形成部材の外周一側面を型板
    に突き当てる一対の側板と、一対のキャビティ形成部
    材、型板および側板を連結して型締め方向の力および型
    締め方向と略同方向の力を自己保持する自己保持機構
    と、を備えた射出成形金型であって、 前記一対のキャビティ形成部材の少なくとも一方のキャ
    ビティ形成部材と側板の間に付勢部材を縮設し、 自己保持機構によるキャビティ形成部材、型板および側
    板の自己保持を解除したとき、付勢部材によってキャビ
    ティ形成部材を押圧することにより、キャビティ形成部
    材と側板の間にクリアランスを形成するようにしたこと
    を特徴とする射出成形金型。
  2. 【請求項2】前記型板とキャビティ形成部材が連結部材
    によって連結されていることを特徴とする請求項1記載
    の射出成形金型。
  3. 【請求項3】前記一対のキャビティ形成部材が、キャビ
    ティを形成するキャビティ面を有するキャビティ駒と、
    該キャビティ駒の一端部に隣接しキャビティに溶融樹脂
    を供給するゲート部が形成されたゲート駒と、キャビテ
    ィ駒の他端部に隣接する反ゲート駒と、からなることを
    特徴とする請求項1または2記載の射出成形金型。
  4. 【請求項4】前記付勢部材が、キャビティ形成部材と側
    板の間に少なくとも2箇所以上に離隔して設けられたこ
    とを特徴とする請求項1〜3何れかに記載の射出成形金
    型。
  5. 【請求項5】請求項1記載の射出成形金型に自己保持力
    を付与する自己保持力付与手段を有する射出成形装置で
    あって、前記自己保持力付与手段が、キャビティ形成部
    材、型板および側板の自己保持力を調整可能なことを特
    徴とする射出成形装置。
  6. 【請求項6】前記自己保持力付与手段が金型の型締め方
    向および型締め方向と直交する方向に移動可能であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の射出成形装置。
  7. 【請求項7】請求項3記載の射出成形金型を複数個用い
    て射出成形作業を行なう射出成形装置であって、 前記射出成形金型を所定の加熱ステーション、充填・緩
    和ステーション、徐冷ステーション、成形品取出しステ
    ーションの順に搬送する搬送手段と、 加熱ステーションに設けられ、射出成形金型を加熱する
    加熱手段と、 充填・緩和ステーションに設けられ、加熱手段によって
    加熱された射出成形金型にそのゲート部を通して溶融樹
    脂を射出充填する射出充填手段と、 各射出成形金型のゲート部をシール可能なゲートシール
    手段と、 徐冷ステーションに設けられ、射出成形金型を徐冷する
    冷却手段と、 成形品取出しステーションに設けられ、自己保持機構に
    よる自己保持を解除する自己保持力解除手段と、 成形品取出しステーションに設けられ、射出成形金型内
    で固化した成形品を射出成形金型から取り出す成形品取
    出し装置と、を備え、 前記成形品取出し装置が、前記射出成形金型の外部に独
    立して設けられたことを特徴とする射出成形装置。
  8. 【請求項8】前記成形品取出し装置が、自己保持力解除
    手段によって自己保持機構によるキャビティ形成部材、
    型板および側板の自己保持が解除され、付勢部材によっ
    てキャビティ形成部材と側板の間にクリアランスが形成
    されたときに、該クリアランス量を検知する検知手段
    と、該検知手段によってクリアランス量が確認された
    後、型開き状態の前記一対のキャビティ形成部材の間で
    一方のキャビティ形成部材から突出した成形品の一部を
    掴んで取り出す取出し手段と、を有することを特徴とす
    る請求項7記載の射出成形装置。
JP12872195A 1995-05-29 1995-05-29 射出成形金型およびその金型を用いた射出成形装置 Pending JPH08323811A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110001010A (zh) * 2019-04-19 2019-07-12 江苏朗佑精密部件制造有限公司 一种增长型塑料管的注塑成型模具及其生产工艺

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110001010A (zh) * 2019-04-19 2019-07-12 江苏朗佑精密部件制造有限公司 一种增长型塑料管的注塑成型模具及其生产工艺
CN110001010B (zh) * 2019-04-19 2024-04-09 江苏朗佑精密部件制造有限公司 一种增长型塑料管的注塑成型模具及其生产工艺

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