JPH08323591A - Nc工作機械の工具刃先位置計測装置 - Google Patents

Nc工作機械の工具刃先位置計測装置

Info

Publication number
JPH08323591A
JPH08323591A JP13013995A JP13013995A JPH08323591A JP H08323591 A JPH08323591 A JP H08323591A JP 13013995 A JP13013995 A JP 13013995A JP 13013995 A JP13013995 A JP 13013995A JP H08323591 A JPH08323591 A JP H08323591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
contact
edge
axis
edge position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13013995A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunobu Maeda
勝信 前田
Kazuhiro Kimura
一弘 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Seiki Co Ltd filed Critical Hitachi Seiki Co Ltd
Priority to JP13013995A priority Critical patent/JPH08323591A/ja
Publication of JPH08323591A publication Critical patent/JPH08323591A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】無接点方式の計測用センサを用いることにより
溶着、接触不良を生じることがなく、計測用センサの長
寿命化が図れ、従って計測用センサの取り替え作業が少
なくてすむNC工作機械の工具刃先位置計測装置を提供
する。 【構成】主軸を回転自在に支持する主軸台Hと、この主
軸台Hに対して主軸軸線方向およびこの主軸軸線方向と
直交する方向に相対移動可能な刃物台Trとを有するN
C工作機械において、刃物台Trに取付けられた工具T
の工具補正値を求めるため工具刃先位置を計測するNC
工作機械の工具刃先位置計測装置であって、主軸台Hま
たは主軸台H近傍に一端部が揺動自在に支持されたアー
ムLと、このアームLの他端部に設けられ、刃物台Tr
に取り付けられた工具Tの刃先が接触する接触部87,88,
97,98 を有するとともに、工具Tの刃先が接触部87,88,
97,98 に接触したことを無接点方式で検出する工具刃先
計測用センサPsとを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、NC工作機械の工具
刃先位置の補正データを求めるための工具刃先位置計測
装置に関し、特に工具刃先との接触を検出する計測用セ
ンサを無接点方式にしたNC工作機械の工具刃先位置計
測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、工具とワークの間の相対移動
をNC加工プログラムに基づいて加工作業を行うNC工
作機械においては、プログラム作成時に想定した工具刃
先位置(例えば、基準工具位置)と、実際に刃物台に取
り付けられた工具刃先位置とに差があり、例えば、基準
工具に対する工具毎補正値(X軸方向、Z軸方向)とし
て加工作業前にデータ入力し、この工具毎補正値により
NC加工プログラムにプログラムされた位置データを補
正して加工作業を行うのが普通である。そのための工具
刃先位置計測装置としては、センサ面に各工具の刃先を
接触させ、基準工具に対する差を求め、各工具の補正値
とするものがよく知られており、その計測用センサは各
種の工具に対応できるように通常4方向(+X,−X,
+Z,−Z軸方向)から刃先が接触できるようにセンサ
面を備えている。かかる4方向の計測用センサに関して
この出願人は、特公昭63−47579号公報にて提案
している。この特公昭63−47579号の計測用セン
サ(タッチセンサ)は内部に4個の接点を有するもので
あった。そこで、図6を用いて、接点方式の計測用セン
サを説明する。図において、この計測用センサ80は、
ケース81内を軸線方向に移動可能なプランジャ87
と、このプランジャ87を常時付勢しているばね82
と、プランジャ87のばね受け台83の一方の面に設け
られた可動接点84と、この可動接点84に対向する位
置のケース81側に固定された固定接点85と、工具T
が当接するセンサ面を有するタッチプレート86とから
なり、タッチプレート86、ばね受け台83とプランジ
ャ87とが一体構造になっている。この計測用センサ8
0は工具Tがタッチプレート86のセンサ面に当接する
と、工具Tの押す力によりタッチプレート86、プラン
ジャ87、ばね受け台83が一体となりばね82の付勢
力に抗して移動し、可動接点84と固定接点85が離れ
て信号を出力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、計測用セン
サを接点方式計測センサとした場合、可動接点84と固
定接点85とが閉じたり開いたりの動作を繰り返す構造
であるから、使用頻度が多ければ接点の面が放電の熱や
ジュール熱等により溶着したり、接点の表面に酸化被膜
が発生することによる接触不良が生じることにより寿命
が短くなり故障する。すなわち、接点の溶着、接触部の
酸化等による接触不良などの故障等が生じた場合、計測
用センサ全体を取り替えなければならないという問題点
があった。また、可動接点84と固定接点85とが開閉
するとともに常時閉状態方式(ノーマルクローズド方
式)構造である為、NC工作機械の加工時等の振動によ
り可動接点84と固定接点85とが開閉動作を繰り返
し、接触回数が大幅に増大して、寿命を縮めるという問
題点もあった。特に、NC工作機械の基体部より張り出
したアーム等の先端に計測用センサを取り付けた場合、
振動の影響が大きくあらわれ、故障の割合が大きくあら
われやすく、故障の割合が増大した。この発明は前記問
題点に鑑みて創案されたものであり、無接点方式の計測
用センサを用いることにより溶着、接触不良を生じるこ
とがなく、計測用センサの長寿命化が図れ、従って計測
用センサの取り替え作業が少なくてすむNC工作機械の
工具刃先位置計測装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、第1の発明は主軸を回転自在に支持する主軸台と、
この主軸台に対して前記主軸軸線方向およびこの主軸軸
線方向と直交する方向に相対移動可能な刃物台とを有す
るNC工作機械において、前記刃物台に取付けられた工
具の工具補正値を求めるため工具刃先位置を計測するN
C工作機械の工具刃先位置計測装置であって、前記主軸
台または主軸台近傍に一端部が揺動自在に支持されたア
ームと、このアームの他端部に設けられ、前記刃物台に
取り付けられた工具の刃先が接触する接触部を有すると
ともに、前記工具の刃先が前記接触部に接触したことを
無接点方式で検出する工具刃先計測用センサとを備えた
ことを特徴とするNC工作機械の工具刃先位置計測装置
とからなる。
【0005】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記工具刃先計測用センサには複数の接触部が設
けてあり、前記刃物台と前記主軸台とを手動操作で相対
移動させる手動送り制御手段から移動軸名および移動軸
正負方向を求め、前記工具刃先計測用センサのどの接触
部に接触したかを判別することを特徴とするNC工作機
械の工具刃先位置計測装置とからなる。
【0006】また、第3の発明は、前記第1の発明また
は第2の発明において、前記工具刃先計測用センサには
発光部材と受光部材との間の光を遮断するシャッタ部が
前記接触部に各々設けられており、前記接触部が前記工
具刃先との当接により移動して、前記接触部に設けられ
たシャッタ部の少なくとも一つが前記光軸を遮断するこ
とで前記接触部と前記工具刃先との接触を検出して接触
信号を出力することを特徴とするNC工作機械の工具刃
先位置計測装置とからなる。
【0007】
【作用】前記の構成により、作業者が工具刃先位置計測
装置のアームを計測位置に振り込む処理を行い、ついで
手動送り制御手段によって刃物台を移動させる。作業者
が無接点方式の計測用センサに工具の刃先を当接させ、
接触部、シャッタ部の移動により、発行部材よりの光が
遮断され、前記計測用センサから接触信号が出力され
る。従って無接点方式の計測用センサを用いたから、接
点方式の計測用センサのように接点部の開閉動作の接触
不良等が生じることがない。また、主軸台より張り出し
たアームに計測用センサを取り付けても、加工時等の振
動による接点部の開閉動作の繰り返しが生じることがな
い。
【0008】
【実施例】この発明の工作機械のNC工作機械の工具刃
先位置検知装置の一実施例について、図面に基づき説明
する。図1はこの発明の無接点方式の計測用センサを用
いた刃先位置検知装置の一例を示す概略構成図である。
図において、NC工作機械はNC旋盤であり、主軸台H
にベアリングを介して回転可能に支持された主軸Sの端
部にチャックCおよび爪Dで把持されたワークWを駆動
モータ(図示せず)により回転させながら、図中X及び
Zの2軸方向にサーボモータ1x,1z(図4参照)に
より移動可能な刃物台Trに、この刃物台Trの回転割
出し位置決め可能なタレットヘッドThに複数の工具T
を取り付け、そのうち加工位置に割り出された1つの工
具を機械原点から所定寸法離れた位置に設定されるプロ
グラム原点を基点とする数値(ワーク座標系の位置デー
タ)で制御することにより所定の寸法に切削加工を行う
ものである。工具刃先位置計測装置は、実際に刃物台に
取り付けられた工具刃先の位置と、プログラム作成時の
想定工具刃先位置を求めるために、先端に無接点方式の
計測用センサPsが設けられるとともに、主軸台Hに揺
動可能に取り付けられたアームLを計測位置へ振り込
み、工具種類に対応して、X軸のプラス(+X)側、Z
軸のプラス(+Z)側、X軸のマイナス(−X)側、Z
軸のマイナス(−Z)側の各方向から+Xプレート8
7、−Xプレート88、+Zプレート97、−Zプレー
ト98の各センサ面(87a,88a……)に工具の刃
先を当接させ、この無接点方式の計測用センサの検出信
号出力時の機械座標値を読み取り、この機械座標値から
実際とプログラム時の工具刃先位置の差を求め、この差
を各工具に対応したオフセットメモリに記憶するもので
ある。
【0009】図2は無接点方式の計測用センサの側断面
図である。無接点方式工具刃先計測用センサ(以下、無
接点センサと記載)Psは次のように構成される。ケー
ス80は無接点センサPsの基体をなすものであり、ア
ームLに固定され、アームLと一体となり振り込まれ
る。ケース80の内周部には、発光部材である点光源L
ED(発光ダイオード:Light Emitting Diode)81、
ボールレンズ82a,82b、フォトダイオード、フォ
トトランジスタ等である受光部材(この実施例ではフォ
トダオイード)84が、ケース80の内径中心軸軸線上
に配設されている。すなわち、点光源LED81、フォ
トダイオード84等は同一の光軸上に配置されている。
この軸線と直交するX軸軸線方向には、+Xプレート8
7が一方の側に固定されたプランジャ86aが、(ある
いは−Xプレート88が一方の側に固定されたプランジ
ャ86bが、)軸受部材86c、86cに、各々、軸線
方向に移動自在に支持されている。
【0010】プランジャ86a、プランジャ86bの他
方の側には、回り止め部材86d,86dが固定されて
いる。回り止め部材86d,86dはケース80側に形
成された溝(80a,80b)に係合されており、プラ
ンジャ86a、プランジャ86bは軸線方向には移動自
在であるが、回転方向には移動が規制されている。ケー
ス80と+Xプレート87および−Xプレート88の間
には、バネ90、90が設けられており、プランジャ8
6a、プランジャ86bは、回り止め部材86d,86
dがケース80に当接する位置まで、各々、一方の側に
付勢されている。プランジャ86aの他方の側には、小
径の穴(ピンホール)があけられたシャッタ95aが設
けられている。同様に、プランジャ86bの他方の側に
も、ピンホールがあけられたシャッタ95bが設けられ
ている。このピンホールは断面がナイフエッジ状になっ
ている。このピンホールはプランジャ86a、プランジ
ャ86bが各々一方の側に位置しているときに、穴中心
位置がLED−フォトダイオードの光軸上に一致してい
る。すなわち、この一致している状態では、LED81
より発光されている光が、シャッタ95a,95bのピ
ンホールを通過してフォトダイオード84に達し、フォ
トダイオード84で受光される。しかしながら、工具刃
先が+Xプレート87に当接してプランジャ86aを移
動させると、シャッタ95aもピンホールが移動するた
め、光はシャッタ95aで遮断され、フォトダイオード
84に光が達しないので受光されない。すなわち、シャ
ッタの移動によるフォトダイオード84の受光(非接触
状態)、不受光(刃先接触状態)により工具刃先の接触
したことを検出するのである。
【0011】同様のプランジャ、プレート、ばね、シャ
ッタ等からなる光開閉手段は、Z軸軸線方向にも設けら
れている。すなわち、+Xプレート87、−Xプレート
88、+Zプレート97、−Zプレート98のセンサ面
のどれか一つに工具刃先を接触させて各プランジャを移
動させること、各々のプランジャに固定された95a,
95b,95c,95dのいずれかが、LED81より
発光されている光を遮断するので、フォトダイオード8
4に光が達しない。このことにより、工具刃先の接触が
検知され、接触信号が出力される。91はシール部材で
あり、無接点センサPS内部に、塵埃、切削材等が侵入
することを防止している。ボールレンズ82a、ボール
レンズ82bの間には、ハーフミラー83が設けられて
おり、光を2方向に分光している。分けられた光のうち
フォトダイオード84側ではない光は、モニタ用フォト
ダイオード85で常時受光され、LED81より発光さ
れる光の光量をモニタしている。そのため、LED81
の光量が変化しても精度に影響を生じさせない。
【0012】4つの各プレート87、88、…のセンサ
面に工具等を当てた場合の機械原点OM からの基準値は
パラメータデータとして後述する設定メモリ14(図4
参照)に予め設定されていて、例えば、工具Tを+Xプ
レート87に当接させ、X軸機械座標系座標値Xnを得
たとし、その接触させたセンサ面のパラメータデータが
Xqであったとすると、その工具の補正値Xtnは、 Xtn=Xn−Xq で得られ、工具オフセットメモリ6(図4参照)に登録
すればよい。
【0013】図3は、この発明によるNC工作機械の工
具刃先位置計測装置の基本的な構成を示すブロック図で
ある。図において、工具刃先位置計測装置は、工具Tの
移動手段1の移動軸の選択信号及び正負方向の切替え信
号を含む移動指令を与えて刃先位置を移動させる手動送
り手段2と、無接点センサPsから接触信号が入力され
るとき、軸移動により常時カウントされている位置デー
タ(機械座標系座標値)を送出する位置データ送出手段
3と、移動軸の選択信号及び正負方向の切替え信号によ
り無接点センサのどのプレートに工具刃先が接触したの
かを判別するために対象軸及び方向を判別する軸・方向
判別手段4と、位置データ及び軸・方向データに基づい
て工具毎補正値の設定処理を行う工具毎補正処理手段5
とを備え、軸・方向判別手段4では移動軸の選択信号は
そのまま無接点センサの軸データとし、正負の方向信号
はプラスとマイナスとを入れ替えて無接点センサの方向
データとする判別を行い、その結果に基づいて工具毎補
正処理手段5で設定された工具毎補正値は工具オフセッ
トメモリ6に格納される。
【0014】図4は、この発明を実施したNC工作機械
の工具刃先位置計測装置の構成の一例を示すブロック図
である。図において、工具刃先位置検知装置は、CPU
10のメインバスにNC加工プログラムがパンチされた
テープ11aの読み取り手段(PTR)11b及びその
入出力ポート11cと、CRTデイスプレイ12a、キ
ーボード12b及びその入出力ポート12cと、前記読
み取り手段11b、ICカード、カセットテープ読み取
り手段(図示せず)等で読み取られたNC加工プログラ
ムが登録されるNC加工プログラム・メモリ13と、工
具移動手段であるX軸サーボモータ1x及びZ軸サーボ
モータ1zと、それらの軸の位置データから無接点セン
サPsから接触信号入力時の位置データを読み取って送
出する位置データ送出手段3x及び3zと、算出された
工具毎補正値を格納する工具オフセットメモリ6と、無
接点センサPsの刃物台Trに設けられた基準位置(基
準工具)が各センサ面に接触して接触した時の機械座標
系座標値であるパラメータデータを格納する設定メモリ
14と、この工具補正処理プログラムを格納しているリ
ードオンリ・メモリ(ROM)15とを備え、更に、無
接点センサPs及びその入出力ポート31aが接続さ
れ、また、手動パルス発生器22と各種スイッチを有す
る操作盤21を備えている。
【0015】この操作盤21には、ジョグ送りとハンド
ル送りとを選択するスイッチがあり、ジョグ送りが選択
されると、ジョグにより+X,−X,+Z,−Zのいず
れかのスイッチが接続されている間中、その方向へX軸
サーボモータ1xあるいはZ軸サーボモータ1zが駆動
される。ハンドル送りが選択されると、操作盤21上の
スイッチでX軸またはZ軸を選択したのち、前記手動パ
ルス発生器22におけるハンドル22aの回動量で移動
量が与えられ、方向判別カウンタ22bがパルスによる
前記移動量をカウントする。軸移動の方向はハンドル2
2aの回転方向で与えられ、方向判別カウンタ22bが
2種のパルスの位相差により例えば、図6(a)の如く
Aの波が先行すればプラス、図6(b)の如くBの波が
先行すればマイナスと判別する。
【0016】軸・方向判別手段4を更に詳しく説明す
る。手動送り手段2の操作盤21および手動パルス発生
器22の操作と、無接点センサPsからの信号によりセ
ンサ面を判別する軸・方向判別手段4は、X軸に関する
回路のみ示している。実際には同様な回路がZ軸に関し
ても配設されている。ジョグが選択されるか、ハンドル
が選択されるかによって、操作盤21上のスイッチから
の信号が異なる。ハンドルが選択された場合は、軸・方
向判別手段4内のアンド・ゲート101及び102が有
効となり、アンド・ゲート103及び104が無効とな
る。その反対にジョグが選択された場合は、軸・方向判
別手段4内のアンド・ゲート103及び104が有効と
なり、アンド・ゲート101及び102が無効となる。
ここで、ジョグ送りによる移動の場合は、操作盤21上
のスイッチのいずれが接続されるかにより、軸と方向が
決定するので、プラスXが接続されると信号はアンド・
ゲート103のみに入力され、オア・ゲート105から
プラスX送り中を示す信号が出力される。また、マイナ
スXが接続されると信号はアンド・ゲート104のみに
入力され、オア・ゲート106からマイナスX送り中を
示す信号が出力される。一方、無接点センサPsからの
接触信号は微分回路41で、図7においてA波→B波で
示したようにワン・ショット化され、アンド・ゲート1
07及び108を有効とし、同時に、図中2点鎖線で示
されるフリップフロップ42にリセットする。そこで、
プラスX送り中ならばアンド・ゲート107を通って、
信号がフリップフロップ42へ入力されるので、フリッ
プフロップ42からはプラスとマイナスを逆にしたX軸
の接触センサ面信号が出力されることになる。
【0017】次に、ハンドル送りによる移動の場合は、
操作盤21上のハンドルXスイッチでアンド・ゲート1
01及び102の有効を確認した後、方向判別カウンタ
22bで2種のパルスの位相差により判別されたプラス
送りもしくはマイナス送りの信号をアンド・ゲート10
1及び102へ入力する。以下、オア・ゲート105か
らはプラスX送り中を示す信号が出力され、オア・ゲー
ト106からはマイナスX送り中を示す信号が出力さ
れ、ジョグ送りの場合と同じになる。
【0018】図5は、工具刃先位置計測装置の動作手順
を示すフローチャートである。図において、ステップS
1では、作業者が工具刃先位置計測装置のアームLを計
測位置に振り込む処理を行う。ステップS2では、操作
盤21のジョグ送りまたは手動パルス発生器22によっ
て刃物台を移動させる。ステップS3では、作業者が無
接点センサPsに工具Tの刃先を当接させる。プレー
ト、プランジャ、シャッタの移動により、LED81よ
りの光が遮断され、無接点センサPsから接触信号が出
力される。CPU1はステップS4で、刃物台Trの停
止を指令し、位置データ送出手段に接触信号出力時の位
置データを保存させる。接触信号は前述の如く軸・方向
判別手段4にも入力される。ステップS5で、センサの
軸・方向の判別が行われる。軸・方向判別手段4のフリ
ップフロップ42からセンサの軸・方向が出力される。
CPU1はステップS6で工具毎補正処理として、位置
データ送出手段3xあるいは3zから位置データを出力
させ、判別されたプレートのパラメータデータを設定メ
モリ14から読み出し、工具毎補正値の演算を行う。算
出された工具毎補正値は、ステップS7で、工具オフセ
ット・メモリ6に格納する。ステップS8では、作業者
は刃物台Trを退避させる。ステップS9では、残りの
工具のうち、工具補正値を求める工具の有無を作業者は
判断し、全工具について補正処理を終了したと判断した
場合には、ステップS10で作業者はアームLを退避位
置に戻して処理を終了する。なお、この実施例では主軸
台が固定されたNC工作機械で説明したが、主軸台が移
動するNC工作機械であってもよい。すなわち、主軸台
と刃物台とが相対移動できるNC工作機械であればよ
い。また、アームの一端部が主軸台に揺動自在に支持さ
れた実施例で説明したが、主軸台上台の基体に支持され
てもよい。さらに、主軸台が固定された工作機械では、
主軸台近傍の基体(例えば、ベッド等)に揺動自在に取
り付けてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、無接点方式の計測用センサを用いたから、接点方式
の計測用センサのように接点部の接触不良等故障が生じ
ることがない。また、主軸台より張り出したアームに計
測用センサを取り付けても、加工時等の振動による接点
部の開閉動作の繰り返しが生じることがなく、計測用セ
ンサの長寿命化が図れ、従ってセンサの取り替え作業が
少なくて済み、作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の無接点方式の計測用センサを用いた
刃先位置計測装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】無接点方式の計測用センサの側断面図である。
【図3】この発明によるNC工作機械の工具刃先位置計
測装置の基本的な構成を示すブロック図である。
【図4】この発明を実施したNC工作機械の工具刃先位
置計測装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図5】工具刃先位置計測装置の動作手順を示すフロー
チャートである。
【図6】実施例回路の一部分の波形図である。
【図7】実施例回路の一部分の波形図である。
【図8】接点方式のタッチセンサの概略説明図である。
【符号の説明】
H…主軸台 Tr…刃物台 T…工具 Ps…無接点センサ L…アーム 87…+X接触部(プレート) 88…−X接触部(プレート) 97…+Z接触部(プレート) 98…−Z接触部(プレート) 1…工具移動手段 2…手動送り手段 3…位置データ送出手段 4…軸・方向判別手段 5…工具毎補正処理手段 6…オフセットメモリ 7…数値制御手段 10…CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸を回転自在に支持する主軸台と、 この主軸台に対して前記主軸軸線方向およびこの主軸軸
    線方向と直交する方向に相対移動可能な刃物台とを有す
    るNC工作機械において、 前記刃物台に取付けられた工具の工具補正値を求めるた
    め工具刃先位置を計測するNC工作機械の工具刃先位置
    計測装置であって、 前記主軸台または主軸台近傍に一端部が揺動自在に支持
    されたアームと、 このアームの他端部に設けられ、前記刃物台に取り付け
    られた工具の刃先が接触する接触部を有するとともに、
    前記工具の刃先が前記接触部に接触したことを無接点方
    式で検出する工具刃先計測用センサとを備えたことを特
    徴とするNC工作機械の工具刃先位置計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記工具刃先計測用センサには複数の接触部が設けてあ
    り、 前記刃物台と前記主軸台とを手動操作で相対移動させる
    手動送り制御手段から移動軸名および移動軸正負方向を
    求め、前記工具刃先計測用センサのどの接触部に接触し
    たかを判別することを特徴とするNC工作機械の工具刃
    先位置計測装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記工具刃先計測用センサには発光部材と受光部材との
    間の光を遮断するシャッタ部が前記接触部に各々設けら
    れており、 前記接触部が前記工具刃先との当接により移動して、前
    記接触部に設けられたシャッタ部の少なくとも一つが前
    記光軸を遮断することで前記接触部と前記工具刃先との
    接触を検出して接触信号を出力することを特徴とするN
    C工作機械の工具刃先位置計測装置。
JP13013995A 1995-05-29 1995-05-29 Nc工作機械の工具刃先位置計測装置 Pending JPH08323591A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13013995A JPH08323591A (ja) 1995-05-29 1995-05-29 Nc工作機械の工具刃先位置計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13013995A JPH08323591A (ja) 1995-05-29 1995-05-29 Nc工作機械の工具刃先位置計測装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08323591A true JPH08323591A (ja) 1996-12-10

Family

ID=15026900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13013995A Pending JPH08323591A (ja) 1995-05-29 1995-05-29 Nc工作機械の工具刃先位置計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08323591A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001277077A (ja) * 2000-03-31 2001-10-09 Toyo Advanced Technologies Co Ltd 工作機械及び工作機械を用いた加工方法
JP2009095969A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Daiwa Denki Seisakusho:Kk 刃先位置プローブアーム
JP2013220505A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Disco Corp セットアップ治具
CN108572068A (zh) * 2018-06-26 2018-09-25 广东广航科技有限公司 一种分度机构疲劳试验工装及疲劳试验方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001277077A (ja) * 2000-03-31 2001-10-09 Toyo Advanced Technologies Co Ltd 工作機械及び工作機械を用いた加工方法
JP2009095969A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Daiwa Denki Seisakusho:Kk 刃先位置プローブアーム
JP2013220505A (ja) * 2012-04-17 2013-10-28 Disco Corp セットアップ治具
CN108572068A (zh) * 2018-06-26 2018-09-25 广东广航科技有限公司 一种分度机构疲劳试验工装及疲劳试验方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4190889A (en) Automatic centering controller for a machine tool
US4281385A (en) Control system for a machine tool
US6615697B2 (en) Machine tool
JPH0525627B2 (ja)
JP2002224936A (ja) ツールプリセッタ及び工具補正量算出方法
JP2000198047A (ja) 工作機械
JPH08323591A (ja) Nc工作機械の工具刃先位置計測装置
JPH0741442B2 (ja) 工具補正量入力機能を有する数値制御装置
JP3459847B2 (ja) ツールプリセッタによる工具補正量再設定方法およびその装置
JPH11300580A (ja) 主軸又はアタッチメント補正値の自動決定方法
JPH081405A (ja) ロストモーション検出方法及び装置
JP4069323B2 (ja) 工作機械の自動心出し用治具
JP2003136370A (ja) Nc工作機械
JPH0114882Y2 (ja)
US20230311266A1 (en) Non-transitory computer-readable storage medium, method of managing eyeglasses lens machining apparatus, and eyeglasses lens machining apparatus
JPH11123637A (ja) Nc装置の工具寸法計測方法
JPH081794Y2 (ja) 自動工具交換装置動作可能範囲の自動チェック装置
JPH08348B2 (ja) 測定機能を有する数値制御工作機械
JPS6157151B2 (ja)
JPS609636A (ja) 工作機械における主軸位置補正装置
JP2000263302A (ja) 数値制御工作機械の工具刃先位置計測装置
JP2000202702A (ja) ツ―ルプリセッタ
JPS6012177B2 (ja) 自動計測装置
Zhan-Qiang cutting tool
JPH0372428B2 (ja)