JPH0832326A - 誘電体同軸共振器 - Google Patents

誘電体同軸共振器

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JPH0832326A
JPH0832326A JP6186299A JP18629994A JPH0832326A JP H0832326 A JPH0832326 A JP H0832326A JP 6186299 A JP6186299 A JP 6186299A JP 18629994 A JP18629994 A JP 18629994A JP H0832326 A JPH0832326 A JP H0832326A
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JP
Japan
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hole
coupling terminal
diameter
dielectric
conductive layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP6186299A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Tsujimura
靖裕 辻村
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部に貫通孔を有する誘電体の、その貫通孔
に開放端面側から筒状部を備えた結合端子を嵌合して、
貫通孔内面の導電層と電気的に接続してなる誘電体同軸
共振器において、前記誘電体と結合端子との機械的及び
電気的接続を確保すること。 【構成】 内部に貫通孔3を有する誘電体2の貫通孔3
の短絡端面側の奥部に搾り部を形成し、該貫通孔3に挿
入した結合端子10の筒状部11周面と、貫通孔3の導
電層4間に生ずる空隙に導電性接合剤14が介装される
ようにしたものであるから、結合端子10の筒状部11
を挿入する際に、導電性接合剤14が除去されたり、又
は貫通孔3内面の導電層4が剥離することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車電話、携帯電話
等の各種無線通信機器に使用される誘電体同軸共振器に
係り、特に内部に貫通孔を有し、その貫通孔に挿入固定
される結合端子を具備した誘電体同軸共振器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の誘電体同軸共振器としては、B
aO−TiO2 −希土類系等のような誘電率及び無負荷
Qが大きく、かつ共振周波数の温度係数が小さいセラミ
ック材料により成形した誘電体の内部に貫通孔を穿設す
ると共に、誘電体の、その貫通孔の内面と側周面と短絡
側端面とにそれぞれ銀、銅等の金属よりなる導電層を塗
着,メッキ等のコーティング手段により被着形成したも
のが知られている。
【0003】かかる共振器の貫通孔に被着された導電層
は、外部回路とコンデンサを介して接続される場合が多
いため、従来は図4に示したように表面にクリーム半田
や導電性接着材等の導電性接合剤cがあらかじめ塗布さ
れた弾性円筒部eを有する結合端子dを、共振器aの開
放側端面から貫通孔bに圧入した後、加熱して固着して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の共
振器aは、貫通孔bの形状が、結合端子dの弾性円筒部
eの外径寸法より僅かに小さい内径寸法をもつストレー
トな円筒状であるため、結合端子dの挿入に際して弾性
円筒部eの表面に塗布されている導電性接合剤cが貫通
孔bの口縁によって削り落され、その後の加熱を施して
も導電性接合剤cが不足して、充分な接合強度が得られ
ないという欠点があった。また、弾性円筒部eの挿入端
により、貫通孔bの内周面に被着した導電層fが,その
挿入と共に広い範囲に渡って削り取られ、導電面積を充
分に確保できず、非導通の状態が発生する場合もあり、
電気的接続を充分に確保し得ないという問題もあった。
本発明は、かかる従来構成の問題点を除去することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に貫通孔
を有する誘電体の、その貫通孔の内面と側周面及び短絡
端面にそれぞれ導電層を被着すると共に、前記貫通孔に
開放端面側から筒状部を備えた結合端子を嵌合して、貫
通孔内面の導電層と電気的に接続してなる誘電体同軸共
振器において、貫通孔の短絡端面側の奥部に結合端子の
筒状部と圧接する搾り部を形成し、貫通孔に挿入した結
合端子の筒状部周面と、貫通孔の導電層間に導電性接合
剤を介在させたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】誘電体の貫通孔に結合端子の筒状部を挿通する
と、該貫通孔の絞り部に筒状部の先端が圧接する。この
とき前記筒状部を、縦割の入った弾性筒状部とした場合
には、これを縮径状態で挿入することにより、その拡開
作用によって先端が貫通孔の絞り部内面に弾接し、その
接触状態が保持されることとなる。そして、結合端子の
筒状部周面と、貫通孔の導電層間に生じた空隙内に導電
性接合剤が介在することにより、誘電体と結合端子とが
機械的に強固に接合されると共に、該結合端子と貫通孔
内の導電層との電気的接続が確保されることとなる。こ
の導電性接合剤は、結合端子の筒状部の周面にあらかじ
め付着してから挿入しても良く、また挿入後に開放端部
から注入するようにしても良い。
【0007】
【実施例】図1,2は、本発明の一実施例の誘電体同軸
共振子1を示す。
【0008】ここで誘電体同軸共振子1は、酸化チタン
系等のセラミック材料により成形した誘電体2を基体と
して構成され、直方体状をしており、その中心に貫通孔
3が形成されている。この誘電体2には、その貫通孔3
の内周面に導電層4が形成され、該誘電体2の側周面
と、短絡面とに導電層5が形成されている。そして、残
余の一端面を開放面6としている。かかる構成にあっ
て、前記貫通孔3には結合端子10が開放面6から挿入
される。
【0009】この結合端子10は、筒状部11の端縁か
ら接続枝12を連成してなる。またこの筒状部11は縦
割り13が形成され、外方から力を加えることにより縮
径する。
【0010】一方、前記貫通孔3は、開放面6から、短
絡面側へ縮径するテーパー状となっている。ここで結合
端子10の筒状部11の径は、テーパー状貫通孔3の最
小内径よりも大きく、かつ最大内径よりも小さくしてい
る。そして、貫通孔3の、結合端子10の径以下の内径
部分を、筒状部11の挿入側端縁に圧接する搾り部とな
るようにしている。
【0011】尚、前記筒状部11の挿入側端縁には、図
2イの鎖線で示すように、径を少し絞って、貫通孔3へ
の挿入を容易とする案内端縁tを形成するようにしても
良い。
【0012】かかる構成にあって、図2イで示すよう
に、結合端子10の筒状部11の周面にクリーム半田や
導電性接着剤からなるからなる導電性接合剤14を付け
て、筒状部11を若干縮径した状態を維持しながら貫通
孔3内に開放面6から挿入する。そしてその先端が貫通
孔3の内面に当接した位置で縮径状態を開放させ、復元
弾力により、その先端を貫通孔3の内面に密接させる。
この状態では、図2ロで示すように、貫通孔3の内面と
筒状部11の外周面間には導電性接合剤14が介在する
こととなる。そしてリフローを通して加熱することによ
り導電性接合剤14を溶融し、固定する。
【0013】かかる構成にあっては、貫通孔3の内面と
筒状部11の外周面に形成された間隙に導電性接合剤1
4が充填され、このため、該導電性接合剤14の接合力
により、結合端子10は誘電体同軸共振子1に対して高
い強度で接合されると共に、導電が確保されることとな
る。
【0014】かかる構成にあっては、筒状部11はその
挿入作業の最後で、導電層4に当接するものであるか
ら、例え、該筒状部11の先端で導電層4が剥離されて
も微小範囲であって、その導通を損なうことはない。
【0015】而して、前記結合端子10は貫通孔3内に
所要の強度を維持されて結合し、前記接続枝12に外部
回路がコンデンサを介して接続されることとなる。
【0016】尚、前記結合端子10は導電性接合剤14
を形成して縮径可能としたが、単純な円筒状であっても
良く、前記導電性接合剤14により所要の接合力と導通
とが確保され得る。
【0017】次に、図3イ,ロに従って、他の実施例を
説明する。
【0018】すなわち、誘電体同軸共振子21の誘電体
22には、段付孔状の貫通孔23が形成されている。
【0019】この貫通孔23は開放面側に径大部24
が、短絡面側に径小部25が配置されて有段状となって
いる。
【0020】そして、この貫通孔23に結合端子10の
筒状部11が挿入される。この筒状部11は前記径小部
25よりも径大であり、かつ径大部24よりも径小とし
ている。そして、筒状部11の周面に導電性接合剤14
を付着させてから、これを若干縮径させた状態で貫通孔
23内に挿入し、その先端を前記径小部25内に位置さ
せて、該縮径状態を開放させ、径小部25の内面に筒状
部11の先端を圧接させる。これにより、径小部25の
内面に形成した導電層26と筒状部11の先端が接続す
ると共に、径大部24の内面と筒状部11の周面間に導
電性接合剤14が介在する。そしてこの導電性接合剤1
4を溶融させて固定し、機械的かつ電気的に筒状部11
を貫通孔23内面に接続する。
【0021】かかる構成にあっても、上述の実施例と同
様に、前記導電性接合剤14が径大部24の内面と筒状
部11周面間の空隙に介在され、筒状部11の挿入時
に、この導電性接合剤14が除去されることはなく、し
かも、前記導電層26の剥落も可及的に阻止され、而し
て、機械的結合強度を向上でき、かつ電気的接続を確保
し得ることとなる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、内部に貫通孔を有する誘電体
の貫通孔の短絡端面側の奥部に搾り部を形成し、該貫通
孔に挿入した結合端子の筒状部周面と、貫通孔の導電層
間に生ずる空隙に導電性接合剤が介装されるようにした
ものであるから、結合端子の筒状部を挿入する際に、導
電性接合剤が除去されたり、又は貫通孔内面の導電層が
剥離することもなく、結合端子の筒状部周面と、貫通孔
の導電層間の導電性接合剤により、該結合端子と誘電体
との接合強度が向上し、かつ貫通孔内の導電層との電気
的接続が確保される。このため、機械的かつ電気的に安
定した特性を得ることができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】誘電体同軸共振器1の分離斜視図である。
【図2】筒状部11の挿入工程を示す縦断側面図であ
る。
【図3】他の構成の挿入工程を示す縦断側面図である。
【図4】従来構成の問題点を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 誘電体同軸共振器 2 誘電体 3 貫通孔 4 導電層 10 結合端子 11 筒状部 14 導電性接合剤 21 誘電体同軸共振器 22 誘電体 23 貫通孔 24 径大部 25 径小部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に貫通孔を有する誘電体の、その貫
    通孔の内面と側周面及び短絡端面にそれぞれ導電層を被
    着すると共に、前記貫通孔に開放端面側から筒状部を備
    えた結合端子を嵌合して、貫通孔内面の導電層と電気的
    に接続してなる誘電体同軸共振器において、貫通孔の短
    絡端面側の奥部に結合端子の筒状部と圧接する搾り部を
    形成し、貫通孔に挿入した結合端子の筒状部周面と、貫
    通孔の導電層間に導電性接合剤を介在させたことを特徴
    とする誘電体同軸共振器。
  2. 【請求項2】 前記結合端子が、縦割の入った弾性筒状
    部を備えたものであることを特徴とする請求項1記載の
    誘電体同軸共振器。
  3. 【請求項3】 前記貫通孔の形状を、短絡端面側の奥部
    に向けて縮径するテーパー状とすると共に、前記結合端
    子の筒状部の径を、前記テーパー状貫通孔の最小内径よ
    りも大きい外径として、貫通孔の結合端子の径以下の内
    径部分を搾り部としたことを特徴とする請求項1記載の
    誘電体同軸共振器。
  4. 【請求項4】 前記貫通孔の形状が、短絡端面側の奥部
    を前記結合端子の筒状部の径以下の径小部となる段付孔
    状とし、該径小部を前記搾り部としたことを特徴とする
    請求項1記載の誘電体同軸共振器。
JP6186299A 1994-07-14 1994-07-14 誘電体同軸共振器 Pending JPH0832326A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6322168B1 (en) 1996-04-26 2001-11-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Braking force control apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6322168B1 (en) 1996-04-26 2001-11-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Braking force control apparatus

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