JPH08323071A - 衝撃吸収材及びこれを備えたクッション体並びに乗物用シート - Google Patents

衝撃吸収材及びこれを備えたクッション体並びに乗物用シート

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JPH08323071A
JPH08323071A JP13239895A JP13239895A JPH08323071A JP H08323071 A JPH08323071 A JP H08323071A JP 13239895 A JP13239895 A JP 13239895A JP 13239895 A JP13239895 A JP 13239895A JP H08323071 A JPH08323071 A JP H08323071A
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JP
Japan
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absorbing material
elastic modulus
storage elastic
urethane foam
shock absorbing
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Application number
JP13239895A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Kaneko
和佳 金子
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/12Box-shaped seats; Bench-type seats, e.g. dual or twin seats
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • B62J1/18Covers for saddles or other seats; Paddings
    • B62J1/26Paddings involving other resilient material, e.g. sponge rubber with inflatable compartments

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗物用シート等のクッション体に用いられる
衝撃吸収材の取り扱い性を良くし、かつ振動吸収、反発
の軽減、フィット感向上等の機能を高め、とくに底付き
感等をなくして座り心地をより一層改善する。 【構成】 自動二輪車等のシートのクッション体12が
ウレタンフォームからなる本体13と衝撃吸収材14と
で構成され、この衝撃吸収材14は、マトリックス樹脂
となる超軟質ウレタンエラストマー中に樹脂製マイクロ
バルーンが混入されている素材により所定形状に形成さ
れ、かつ、各部の貯蔵弾性率が上下方向等に連続的に変
化して、ウレタンフォーム13に接する部分の貯蔵弾性
率がウレタンフォーム13の貯蔵弾性率に近づけられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動や衝撃を緩和する
ための衝撃吸収材と、この衝撃吸収材を備えたクッショ
ン体と、このクッション体を用いた乗物用シートとに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車等に設置されているシートで
は、通常、ウレタンフォームからなるクッション体が、
合成皮革等からなる表皮で包まれて、硬質の板状部材か
らなるボトムシートの上に取り付けられており、エンジ
ンの振動や路面の凹凸により走行中の車体に発生する振
動は、クッション体で吸収されることによって、ライダ
ーにはできるだけ伝わらないような構造となっている。
【0003】この種のシートにおいて、クッション体が
単にウレタンフォームからなるものではライダーに対す
る衝撃の吸収が不充分である。このため、例えば特開平
2−286481号公報に示されるように、ウレタンフ
ォーム製の本体に粘弾性ウレタンエラストマーのような
粘弾性体を重ね合わせてクッション体を構成することに
より、上記粘弾性体で振動を充分に吸収し、ライダーが
感じる振動を低減するようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の自
動二輪車に使用されている粘弾性体については、超軟質
ウレタンエラストマーのような低硬度のウレタンを使用
する場合、粘着性が強くて取り扱い難く、衝撃吸収材を
シートに組み付けるときの作業性が悪い等の問題があっ
た。
【0005】そこで、本願の出願人は、取り扱い性や機
能性等を改善するものとして、マトリックス樹脂となる
超軟質ウレタンエラストマー中に樹脂製マイクロバルー
ンが混入されてなる衝撃吸収材と、この衝撃吸収材がク
ッション体の一部として使用されている乗物用シートを
開発し、既に出願している(特願平7−116620
号)。
【0006】この衝撃吸収材によると、単に超軟質ウレ
タンエラストマーで形成されているような衝撃吸収材と
比べて粘着性が低くなることにより取り扱い性が良くな
り、しかも、自動二輪車用等のシートに用いた場合の振
動吸収、反発の軽減、フィット感の向上等の面でもすぐ
れた機能が得られる。
【0007】ところで、この衝撃吸収材を自動二輪車用
等のシートのクッション体に適用するような場合、通
常、ウレタンフォームからなるクッション本体に衝撃吸
収材が組み込まれるが、衝撃吸収材を所定の特性で均質
に形成しておくだけでは、衝撃吸収材とウレタンフォー
ムとで貯蔵弾性率(硬さ)が比較的大きく異なり、両者
の境界部分で硬さに段差が生じ、シートにライダーが座
ったときに上記のような硬さの段差が体感されてしまう
可能性がある。
【0008】本発明は、上記の事情に鑑み、低粘着性で
取り扱い性が良く、しかも振動吸収、反発の軽減、フィ
ット感の向上等の面ですぐれた機能を有し、その上、貯
蔵弾性率が連続的に変化することにより、乗物用シート
等に適用した場合の座り心地等をより一層向上すること
ができる衝撃吸収材を提供し、さらに、この衝撃吸収材
を備えたクッション体並びにこれを用いた乗物用シート
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の衝
撃吸収材は、マトリックス樹脂となる超軟質ウレタンエ
ラストマー中に樹脂製マイクロバルーンが混入されてい
る素材により所定形状に形成され、かつ、各部の貯蔵弾
性率が連続的に変化するような組成構造となっているも
のである。
【0010】請求項2に係る発明のクッション体は、請
求項1記載の衝撃吸収材とウレタンフォームからなる部
分とを備え、上記衝撃吸収材の貯蔵弾性率が、所定方向
において特定部位からウレタンフォームに接する側に向
かうにつれ次第に小さくなってウレタンフォームの貯蔵
弾性率に近づくように構成されているものである。
【0011】請求項3に係る発明の乗物用シートは、請
求項1記載の衝撃吸収材を備えたクッション体がシート
表皮で包まれてボトムシートに取り付けられている乗物
用シートであって、上記衝撃吸収材の貯蔵弾性率が上下
方向に連続的に変化するように構成されているものであ
る。
【0012】この乗物用シートにおいて、クッション体
が衝撃吸収材とウレタンフォームからなる部分とを備
え、上記衝撃吸収材の上下両面のうちの少なくとも一方
がウレタンフォームに接し、そのウレタンフォームに接
する面の側の貯蔵弾性率がウレタンフォームの貯蔵弾性
率に近づくように構成されていること(請求項4)が好
ましい。
【0013】請求項5に係る発明の乗物用シートは、請
求項1記載の衝撃吸収材を備えたクッション体がシート
表皮で包まれてボトムシートに取り付けられている乗物
用シートであって、上記衝撃吸収材の貯蔵弾性率が略水
平方向に連続的に変化するように構成されているもので
ある。
【0014】この乗物用シートにおいて、クッション体
が衝撃吸収材とウレタンフォームからなる部分とを備
え、上記衝撃吸収材の側辺部がウレタンフォームに接
し、その側辺部の貯蔵弾性率がウレタンフォームの貯蔵
弾性率に近づくように構成されていること(請求項6)
が好ましい。
【0015】
【作用】請求項1に係る発明の衝撃吸収材によると、単
独では粘着性の高い超軟質ウレタンエラストマーに対し
て樹脂製マイクロバルーンが混入されていることにより
粘着性が低くなって、取り扱いが容易となり、また、振
動吸収作用等が高められる。さらに、各部の貯蔵弾性率
が連続的に変化することにより、衝撃吸収材の特定部分
から他の部分にわたって硬さが次第に変化するような特
性が得られる。
【0016】そして、この衝撃吸収材を用いて上記の請
求項2に記載のようにクッション体を構成すると、振動
吸収作用、反発軽減作用等が良好に発揮されつつ、衝撃
吸収材とウレタンフォームとの境界部分で貯蔵弾性率に
大きな段差が生じることが避けられる。
【0017】とくに、上記衝撃吸収材を備えたクッショ
ン体を用いて乗物用シートを形成する場合に、上記衝撃
吸収材の貯蔵弾性率が上下方向に連続的に変化するよう
に構成され(請求項3)、好ましくは上記衝撃吸収材の
上面側、下面側のうちでウレタンフォームに接する面の
側の貯蔵弾性率がウレタンフォームの貯蔵弾性率に近づ
くように構成されている(請求項4)と、このシートに
ライダーが座ったときに底付き感などを与えることがな
く、座り心地が改善される。
【0018】あるいはまた、上記衝撃吸収材を備えたク
ッション体を用いて乗物用シートを形成する場合に、上
記衝撃吸収材の貯蔵弾性率が略水平方向に連続的に変化
するように構成され(請求項5)、好ましくはウレタン
フォームに接する側辺部の貯蔵弾性率がウレタンフォー
ムの貯蔵弾性率に近づくように構成されている(請求項
6)ものでも、座り心地が改善される。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は衝撃吸収材を自動二輪車のシートのクッション体
に組み込んだ場合の実施例を示しており、シート1は、
操縦者が着座する前部着座部1aと、同乗者が着座する
後部着座部1bとが段状に連続して形成されているタン
デムシートであって、メインフレーム2の上方に設置さ
れた燃料タンク3の後方に配置され、メインフレーム2
の後部から後方に延びる一対のシートフレーム4に載置
された状態で固定されている。
【0020】上記シート1は、図2の横断面図にも示す
ように、金属や硬質合成樹脂等の板状体からなるボトム
シート11と、その上方に載置されたクッション体12
と、PVC(ポリ塩化ビニール)レザーの表地及びウー
リーナイロンの裏地からなる合成皮革のシート表皮15
とで構成され、シート表皮15がクッション体12の表
面を覆った状態でボトムシート11の周縁に固着されて
いる。
【0021】このような自動二輪車のシート1におい
て、上記クッション体12は、ウレタンフォーム製のク
ッション本体13と、衝撃吸収材14とで構成されてお
り、当実施例では上記クッション本体13の下面側に設
けられた凹部内に上記衝撃吸収材14が配置されてい
る。
【0022】上記衝撃吸収材14は、超軟質ウレタンエ
ラストマーをマトリックス樹脂として、その中に樹脂製
マイクロバルーンからなる充填材が混入されている粘弾
性体により所定形状に形成され、例えば適度の厚さの板
状に形成されている。
【0023】上記マトリックス樹脂として使用されてい
る超軟質ウレタンエラストマーは、例えば、三官能のポ
リオールと二官能のポリオールの混合物(ポリエーテル
系ポリオール、ポリエステル系ポリオール)、トリアリ
ルイソシアヌレート、MDI(ジフェニルメタンジイソ
シアネート)/TDI(トリレンジイソシアネート)プ
レポリマー、ビスマス系触媒、錫系触媒、フタル酸系可
塑剤等が混合されたもの、特公平3−17848号公報
に記載されている新規なウレタン樹脂(出願人イイダ産
業株式会社)、特開平3−37217号公報に記載され
ている超軟質エラストマー組成物(出願人 株式会社日
本オートメーション他)、エラスコート(商品名 ホリ
ウレタン化成株式会社製)等であって、高分子計器株式
会社製の軟質材の硬度を測定するディロメータであるア
スカーC硬度計の硬度15以下のウレタンエラストマー
である。
【0024】また、上記樹脂製マイクロバルーンは、塩
化ビニリデン系樹脂(塩化ビニリデンアクリロニトリル
コポリマー)の外殻(平均粒度40〜60ミクロン、粒
径範囲10〜100ミクロン)の中にブテンガスが内包
されているもので、エクスパンセルDEという商品名
(スエーデンエクスパンセル社製)で、低比重の充填材
として従来から一般的に市販されているものである。
【0025】なお、上記衝撃吸収材14における樹脂製
マイクロバルーンの混合量(重量%)は、1%以下であ
れば注型硬化後に二層に分離してしまい易く、また5%
以上であれば混合後の粘度が高くて注型時にエアーが入
り易くなることから、1〜5%の範囲とすることが好ま
しい。
【0026】そしてとくに本発明では、上記衝撃吸収材
14の各部で樹脂製マイクロバルーンの分布等の組成構
造が変えられることにより、各部の貯蔵弾性率が連続的
に変化するように衝撃吸収材14が形成されている。例
えば、上記の図1,図2に示す実施例のように自動二輪
車のシート1におけるクッション体12の下端側に衝撃
吸収材14が配置される場合に、その貯蔵弾性率が上下
方向に連続的に変化し、具体的には、衝撃吸収材14の
下面側の部分の貯蔵弾性率は比較的大きい(ウレタンフ
ォーム製のクッション本体13より硬い)が、ウレタン
フォーム製のクッション本体13に接する上面側ほど貯
蔵弾性率が小さくされ、つまり上面側ほど柔らかくなっ
てウレタンフォームの硬さに近づけられている。
【0027】上記のように超軟質ウレタンエラストマー
に樹脂製マイクロバルーンか混入されている衝撃吸収材
14では、超軟質ウレタンエラストマー自体よりも粘着
性が低くなっている。従って、その取り扱いが容易とな
り、組着け作業等がやり易くなる。また、この衝撃吸収
材14は、図3に示すように、樹脂製マイクロバルーン
の配合量に応じてその損失係数が高くなっており、これ
によって振動吸収作用が高められる。さらに、従来の自
動二輪車のシートに使用されている他の粘弾性体の衝撃
吸収材と比較して、軽く(比重0.62)、反発弾性が
小さく(反発弾性率8%)、温度変化による硬さの変化
が少なく、フィット感のあるものとなっている。
【0028】このような各種機能につき、本発明者が行
った各種テストのテスト結果に基づいて具体的に説明す
る。
【0029】先ず振動吸収作用に関して説明すると、自
動二輪車では、ライダーは路面からの振動により常に体
が揺すられているが、このシート上でのライダーの振動
については、シートの損失係数を大きくすると共振時の
振動伝達率が小さくなるということが従来の実験で確認
されている。
【0030】そこで、樹脂製マイクロバルーンの混入に
より損失係数が高くなっている本実施例の衝撃吸収材1
4をクッション体12に組み込んだ自動二輪車用のシー
ト1について、クッション体がウレタンフォームのみか
らなる従来の自動二輪車用シートを比較例として、それ
ぞれ加振テストをしてそれらの振動伝達率を比較してみ
た。
【0031】なお、本実施例で使用されている衝撃吸収
材14は、オロテックスU1000,U1003(商品
名 イイダ産業株式会社製)等のウレタンエラストマー
を超軟質ウレタンエラストマーとして、これに樹脂製マ
イクロバルーンとしてエクスパンセルDE(商品名 ス
エーデンエクスパンセル社製)を3%混入したものであ
る。
【0032】加振テストは、衝撃吸収材14を図4
(A)に示すように組み込んだ本実施例のシートと、ク
ッション体がウレタンフォームのみからなるシートにつ
いて、それぞれ、図4(B)に示すように、加振機にシ
ートを取付け、その上に被験者が乗車姿勢で跨った状態
で、路面振動を想定して、シートに対して±3mm(上下
方向)の正弦波で、周波数を1〜10Hzとした振動を
加えるもので、シートレール上とシートと臀部の間に挟
んだ加速度計から加速度を計測し、その比により振動伝
達率を計算した。
【0033】その結果についてみると、図5に示すよう
に、本実施例のシートの振動伝達率は、ウレタンフォー
ムのみのシートと比べ、共振時に36%、6Hz近辺で
も13%減少しており、人間の腹部は4〜8Hzの周波
数で共振すると言われていることから、本実施例のシー
トについては、腹部の共振の低減に効果的なものである
と考えられる。
【0034】また、衝撃吸収材14のフィット感につい
ては、従来からライダーの感覚による官能評価が行われ
ているだけで、客観的数値を示すことが困難とされてい
たが、本発明者は、臀部全体では撓みが少なくしっかり
と受け止め、座った際に凸となる座骨部にはソフトに当
ることがフィット感の良さにつながると考え、次のよう
なテスト方法によってフィット感を評価した。
【0035】まず、図6に示すような、島津製作所製
AGS500A オートグラフ16(引張・圧縮試験
機)をテスト装置として使用し、径が100mmで厚さが
20mmの各サンプル17を、図7(A)に示すような、
円柱部21の径が30mmで先端部22が半球状の押しジ
グ20A、及び、図7(B)に示すような、径が100
mmの円板部23が押圧面となる押しジグ20Bによっ
て、それぞれオートグラフ16にセットし、(1) 押しジ
グ20Aでサンプルに荷重をかけ、撓み量が5mmになっ
たときの荷重(X)を測定し、(2) 押しジグ20Bでサ
ンプルに荷重をかけ、撓み量が5mmになったときの荷重
(Y)を測定して、(3) フィット感の台上評価値Fを、
F=Y/Xとして算出する。
【0036】なお、図6において、18はロードセル、
20は押しジグ(20Aまたは20B)である。
【0037】一方、同じく図6に示した島津製作所製
AGS500A オートグラフ16をテスト装置として
使用し、径が30mmで厚さが20mmの各サンプルを、図
8に示すように、径が30mmの円板部24,25を有す
るジグCとジグDとの間に挟み込んで接着した状態でオ
ートグラフ16にセットし、(1) サンプルを2mm圧縮し
てその時のバネ定数(x1)を測定し、(2) サンプルを
2mm引っ張ってその時のバネ定数(x2)を測定し、
(3) 圧縮時のバネ定数と引張時のバネ定数との比pを、
p=x1/x2として算出する。
【0038】各サンプルについて、上記のようなテスト
により測定したフィット感の台上評価値であるF値とバ
ネ定数であるp値、及び、別途JIS K6394に基
づくテストにより測定した貯蔵弾性率の測定結果は、下
記の表1に示す通りである。
【0039】なお、各サンプルは以下のようなものであ
る。
【0040】A:本実施例(商品名オロテックスに対し
て商品名エクスパンセルDEを3.0重量%混入したも
の) B:従来のウレタンフォーム C:低反発ウレタンフォーム1(ズレン1) D:低反発ウレタンフォーム2(ズレン2) E:低反発ウレタンフォーム3(ズレン3) F:衝撃吸収ウレタンフォーム(ボロン) G:衝撃吸収ウレタンフォーム(オロテックスU100
3) H:衝撃吸収ウレタンフォーム(ソルボセイン)
【0041】
【表1】
【0042】なお、表1中の貯蔵弾性率については、J
IS K6394に基づくテストによって測定を行った
ものであり、各サンプルは径が100mmで厚さが20mm
とし、テスト条件としては平均歪が10%、歪振幅が1
%である。また、表1中のMPa(メガパスカル)は、
0.101972kgf/mm2 に等しい値である。
【0043】さらに、上記各サンプルにつき、それぞれ
を衝撃吸収材としてシートに使用したときの官能評価
は、下記の表2に示す通りである。
【0044】
【表2】
【0045】なお、表2の中の官能評価を表す数値は、
「1」が非常に悪い、「2」が悪い、「3」が普通、
「4」が良い、「5」が非常に良い、を意味する。
【0046】図9は、フィット感の台上評価値Fを縦軸
とし、バネ定数比pを横軸とした座標上において、上記
の表1に測定結果が示された各サンプルの分布状態を表
すものであり、これと上記の表2の官能評価結果を併せ
て見ると、圧縮時のバネ定数と引張時のバネ定数との比
pの値が1.1以上の材質を選択すれば、フィット感の
良いものになると考えられる。
【0047】また、図10は、上記表1の貯蔵弾性率と
上記表2の臀部への衝撃感との関係を表すものである
が、これから見ると、貯蔵弾性率が0.22MPa以下
であれば、臀部への衝撃感は少ないものと考えられる。
【0048】これらのテスト結果から見ると、サンプル
Aとして測定した本実施例の衝撃吸収材14は、p値が
1.30、貯蔵弾性率が0.102MPaであって、数
値の上からも、フィット感が良く、臀部への衝撃感は少
ないものであることがわかる。
【0049】ところで、上記のように超軟質ウレタンエ
ラストマーに樹脂製マイクロバルーンを混合した衝撃吸
収材14によると、振動の低減、フィット感の向上、衝
撃感の軽減等の効果が得られるが、単に衝撃吸収材14
をウレタンフォーム(クッション本体)13と比べて大
きな貯蔵弾性率で均質に形成しておくだけでは、衝撃吸
収材14とウレタンフォーム13との境界部分で貯蔵弾
性率(硬さ)に大きな段差が生じることにより、シート
1にライダーが座ったときに上記のような硬さの段差が
体感されてしまって、いわゆる底付き感が生じる。
【0050】そこで、衝撃吸収材14の各部の貯蔵弾性
率が連続的に変化するように構成され、例えば、図11
及び図12にも示すように、クッション体12の下端側
に衝撃吸収材14が配置されている場合に、その衝撃吸
収材14の貯蔵弾性率が、上側ほど小さくなるように上
下方向に変化している。つまり、図12は、図11中に
示す衝撃吸収材14の上面からの距離tと衝撃吸収材1
4の上下方向寸法(厚さ)t0 との比(t/t0 )との
比を横軸にとって、貯蔵弾性率の変化を示している。こ
の図のように、衝撃吸収材14の下面側部分に相当する
t/t0 =1.0の位置では貯蔵弾性率が比較的大きい
値E1とされ、例えば0.09<E1<0.18MPa
の範囲とされており、一方、衝撃吸収材14の上面側部
分に相当するt/t0 =0.0の位置では貯蔵弾性率が
比較的小さくてウレタンフォームと同程度の値E2とさ
れ、例えば0.02<E2<0.05MPaとされてい
る。
【0051】そして、衝撃吸収材14の下面側部分から
上面側部分まで貯蔵弾性率が連続的に次第に小さくなっ
ている。貯蔵弾性率の変化の特性としては、直線的な変
化(図12中の線EB)や、下面側では変化が緩やかで
上面側で変化が大きくなる二次曲線的変化(同中の線E
A)、あるいは下面側では変化が大きくて上面側で変化
が緩やかになる二次曲線的変化(同中の線EC)等が考
えられ、官能評価等に基づいて適当な変化の特性を選択
すればよい。
【0052】このように衝撃吸収材14の各部の貯蔵弾
性率が連続的に変化していると、振動低減作用等が良好
に保たれつつ、シート1にライダーが座ったときに上記
底付き感等の違和感がなく、座り心地がより一層改善さ
れる。
【0053】なお、自動二輪車用のシート1のクッショ
ン体12に衝撃吸収材14を組み込む構造は上記実施例
に限定されず、例えば単にクッション本体13とボトム
シート11との間に衝撃吸収材14を挟み込んでもよい
し、図13及び図14に示すように、クッション本体1
3の上面に衝撃吸収材14を重ね合わせるようにしても
よい。
【0054】あるいは図15に示すように、クッション
本体13中に衝撃吸収材14を埋設するようにしてもよ
い。この場合、図16に示すように、ウレタンフォーム
製のクッション本体を成型するための型31,32内に
ピン33等で予め衝撃吸収材14を固定しておき、この
型内にウレタン原液を流し込んで発泡させれば、図15
に示すような構造のクッション体12か得られる。そし
てこのようにすれば、衝撃吸収材14をクッション体1
2の下部に配置するような場合でも、ボトムシート11
上面の凹凸に合わせて衝撃吸収材14を成型加工する必
要がなくて、製造上のコストダウンを図ることができる
とともに、衝撃吸収材14がウレタンフォーム13によ
って包まれることとなるため、衝撃吸収材14に対する
雰囲気中の熱やガソリンによる影響が減少されることと
なる。
【0055】また、上記衝撃吸収材14の各部の貯蔵弾
性率の変化のさせ方は、クッション体における衝撃吸収
材14の配置等に応じて種々考えられるところであり、
その数例を図17〜図22に示す。これらの図におい
て、図中の矢印は、貯蔵弾性率を次第に変化させる方向
を示し、矢印の先の側ほど貯蔵弾性率が小さい(柔らか
い)ことを表している。
【0056】図17は上記の基本実施例(図2,図11
参照)に相当し、つまり、クッション体12の下端側に
衝撃吸収材14が配置され、その貯蔵弾性率が、上側ほ
ど小さくなるように上下方向に変化している。
【0057】図18に示す例では、衝撃吸収材14がク
ッション体12の上端側に配置され、その貯蔵弾性率
が、下面側ほど小さくなるように上下方向に変化して、
ウレタンフォーム(クッション本体)13に接する下面
側部分の貯蔵弾性率がウレタンフォーム13の貯蔵弾性
率に近づけられている。
【0058】図19に示す例では、衝撃吸収材14がク
ッション体12の内部の中央部に配置され、その貯蔵弾
性率が、中間部で比較的大きく下面側及び上面側に向か
うにつれて次第に小さくなるように上下方向に変化し
て、ウレタンフォーム(クッション本体)13に接する
下面側部分及び上面側部分の貯蔵弾性率がウレタンフォ
ーム13の貯蔵弾性率に近づけられている。
【0059】これらの例による場合も、衝撃吸収材14
の上面側、下面側のうちでウレタンフォーム13に接す
る部分の貯蔵弾性率がウレタンフォーム13の貯蔵弾性
率に近づけられていることにより、この部分の衝撃吸収
材14とウレタンフォーム13とで硬さが急変すること
が避けられ、座り心地が改善される。
【0060】図20に示す例では、クッション体12の
両側にウレタンフォーム13が設けられるとともに、そ
の間においてクッション体12の上下全体にわたって衝
撃吸収材14が配置され、その貯蔵弾性率が、上側ほど
小さくなるように上下方向に変化している。この例によ
る場合、シート上部側ほど柔らかくなることにより、座
り心地が改善される。
【0061】上記各例では衝撃吸収材14の貯蔵弾性率
を上下方向に変化させているが、図21や図22に示す
ように貯蔵弾性率を前後方向や左右方向等の略水平方向
に変化させるようにしてもよい。このようにする場合、
貯蔵弾性率は、衝撃吸収材14の中央部で比較的大きく
され、ウレタンフォーム(クッション体)13に接する
両側の側辺部に向かうにつれて次第に小さくされて、側
辺部でウレタンフォーム13の貯蔵弾性率に近づけられ
ている。
【0062】これらの例でも、衝撃吸収材14の側辺部
とこれに接するウレタンフォーム13との間で硬さが前
後方向や左右方向において急変することが避けられるこ
とにより、ライダーがシート1に座ったときの違和感が
なく、座り心地が改善される。
【0063】上記のように貯蔵弾性率が連続的に変化す
るような組成構造に衝撃吸収材14を成形する方法は種
々考えられるところであり、その数例を以下に列挙す
る。
【0064】 マトリックス樹脂(超軟質ウレタンエ
ラストマー)と充填剤(樹脂製マイクロバルーン)との
比重差を利用し、衝撃吸収材14の成形の際に重力や遠
心力等の力を作用されることで充填剤の分布に傾斜をも
たせる。この場合、充填剤の密度が高い部分で貯蔵弾性
率が大きく、充填剤の密度が低くなるにつれて貯蔵弾性
率が小さくなる。
【0065】 衝撃吸収材14の成形に際してマトリ
ックス樹脂中に鉄粉などの磁性体粉を混入させ、磁界を
加えることにより、マトリックス樹脂中の磁性体粉の分
布に傾斜をもたせ、この磁性体粉の分布によって貯蔵弾
性率を変化させる。
【0066】 マトリックス樹脂がインジェクション
可能な場合、多色成型機を用いて硬度の異なる材料を柔
らかいものから硬いものの順に型内へ射出する。
【0067】 マトリックス樹脂を発泡させ、その発
泡倍率を徐々に変化させる。
【0068】 マトリックス樹脂を発泡させ、さらに
発泡した部分に樹脂を含浸させ、その含浸量を徐々に変
化させる。
【0069】 マトリックス樹脂の架橋密度を徐々に
変化させる。
【0070】 マトリックス樹脂の分子量を徐々に変
化させる。
【0071】 硬度の異なる材料を順に薄く積層して
衝撃吸収材14を形成する。
【0072】なお、本発明の衝撃吸収材14を組み込ん
だクッション体の用途としては、上記各実施例のような
自動二輪車のタンデムシートに限らず、自動二輪車のシ
ングルシートやその他の車両、あるいは所謂水上バイク
のような水上用乗物にも適用可能であり、さらに、乗物
用シートに対してだけでなく、例えば、自動二輪車のハ
ンドル等のグリップや靴底材料など、他の用途にも適用
可能である。
【0073】また、上記各実施例では、ウレタンフォー
ムからなるクッション本体13とを衝撃吸収材14とを
組合わせてクッション体12を構成しているが、衝撃吸
収材のみでクッション体を構成することも可能であり、
この場合も衝撃吸収材の貯蔵弾性率を連続的に変化させ
ることにより、例えば内部の貯蔵弾性率を比較的大きく
して表面側を柔軟にするというようにして、振動低減機
能及びクッション性等を良好なものとすることができ
る。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明の衝撃吸収材は、マ
トリックス樹脂となる超軟質ウレタンエラストマー中に
樹脂製マイクロバルーンが混入されている素材により形
成されているため、振動や衝撃を吸収する作用を向上す
るとともに、粘着性が低くなることにより取り扱い容易
となり、組み付け時の作業性を向上する。その上、各部
の貯蔵弾性率が連続的に変化するように構成されている
ため、乗物用シート等のクッション体に適用した場合な
どに好ましい特性が得られる。
【0075】具体的には、上記衝撃吸収材とウレタンフ
ォームからなる部分とを備えたクッション体を形成する
場合に、上記衝撃吸収材の貯蔵弾性率が、所定方向にお
いて特定部位からウレタンフォームに接する側に向かう
につれ次第に小さくなってウレタンフォームの貯蔵弾性
率に近づくように構成されていると、衝撃吸収材とウレ
タンフォームとの境界部分で硬さが急変することを防止
することができる。
【0076】そして、上記衝撃吸収材を備えたクッショ
ン体を用いて乗物用シートを形成する場合に、上記衝撃
吸収材の貯蔵弾性率が上下方向に連続的に変化して、好
ましくは上記衝撃吸収材の上面側、下面側のうちでウレ
タンフォームに接する面の側の貯蔵弾性率がウレタンフ
ォームの貯蔵弾性率に近づくように構成し、あるいは、
上記衝撃吸収材の貯蔵弾性率が略水平方向に連続的に変
化して、好ましくはウレタンフォームに接する側辺部の
貯蔵弾性率がウレタンフォームの貯蔵弾性率に近づくよ
うに構成することにより、座り心地等をより一層向上す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衝撃吸収材を使用したシートの一実施
例が設置されている自動二輪車のシート付近を示す側面
図である。
【図2】図1に示されたシートのA−A線に沿った横断
面図である。
【図3】衝撃吸収材における樹脂製マイクロバルーンの
配合量と損失係数との関係を示す説明図である。
【図4】本発明の衝撃吸収材を使用したシートと従来の
ウレタンフォームのシートとについて、それらの振動伝
達率を比較するためのテストを示すものであって、
(A)はテストされる本実施例のシートを示す図であ
り、(B)は加振テスト方法を示す説明図である。
【図5】本発明の衝撃吸収材を使用したシートと従来の
ウレタンフォームのシートの振動伝達率の比較を示すグ
ラフである。
【図6】衝撃吸収材のサンプルをテストするための装置
を示す概略図である。
【図7】(A)及び(B)は、図6に示したテスト装置
でサンプルの撓み量を測定するために使用する二種類の
押しジグをそれぞれ示す側面図である。
【図8】図6に示したテスト装置でサンプルの圧縮時と
引張時のバネ定数を測定するために使用するジグとそれ
に接着されたサンプルを示す側面図である。
【図9】フィット感の台上評価値を縦軸、バネ定数比を
横軸とした座標上における各衝撃吸収材サンプルの分布
状態を示すグラフである。
【図10】臀部への衝撃感を縦軸、貯蔵弾性率を横軸と
した座標上における各衝撃吸収材サンプルの分布状態を
示すグラフである。
【図11】衝撃吸収材を備えたクッション体の断面図で
ある。
【図12】図11に示されたクッション体中の衝撃吸収
材の各部の貯蔵弾性率を示す説明図である。
【図13】本発明の衝撃吸収材を使用したシートの他の
実施例を示す一部断面側面図である。
【図14】図13に示されたシートのB−B線に沿った
断面図である。
【図15】本発明の衝撃吸収材を使用したシートのさら
に他の実施例を示す一部断面側面図である。
【図16】図15に示されたシートの衝撃吸収材を埋設
したクッション体を成型するための金型を示す横断面図
である。
【図17】クッション体における衝撃吸収材の配置及び
貯蔵弾性率の変化についての第1例を示す横断面図であ
る。
【図18】クッション体における衝撃吸収材の配置及び
貯蔵弾性率の変化についての第2例を示す横断面図であ
る。
【図19】クッション体における衝撃吸収材の配置及び
貯蔵弾性率の変化についての第3例を示す横断面図であ
る。
【図20】クッション体における衝撃吸収材の配置及び
貯蔵弾性率の変化についての第4例を示す横断面図であ
る。
【図21】クッション体における衝撃吸収材の配置及び
貯蔵弾性率の変化についての第5例を示す縦断面図であ
る。
【図22】クッション体における衝撃吸収材の配置及び
貯蔵弾性率の変化についての第6例を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シート 11 ボトムシート 12 クッション体 13 クッション本体 14 衝撃吸収材 15 シート表皮

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス樹脂となる超軟質ウレタン
    エラストマー中に樹脂製マイクロバルーンが混入されて
    いる素材により所定形状に形成され、かつ、各部の貯蔵
    弾性率が連続的に変化するような組成構造となっている
    ことを特徴とする衝撃吸収材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の衝撃吸収材とウレタンフ
    ォームからなる部分とを備え、上記衝撃吸収材の貯蔵弾
    性率が、所定方向において特定部位からウレタンフォー
    ムに接する側に向かうにつれ次第に小さくなってウレタ
    ンフォームの貯蔵弾性率に近づくように構成されている
    ことを特徴とするクッション体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の衝撃吸収材を備えたクッ
    ション体がシート表皮で包まれてボトムシートに取り付
    けられている乗物用シートであって、上記衝撃吸収材の
    貯蔵弾性率が上下方向に連続的に変化するように構成さ
    れていることを特徴とする乗物用シート。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の乗物用シートにおいて、
    クッション体が衝撃吸収材とウレタンフォームからなる
    部分とを備え、上記衝撃吸収材の上下両面のうちの少な
    くとも一方がウレタンフォームに接し、そのウレタンフ
    ォームに接する面の側の貯蔵弾性率がウレタンフォーム
    の貯蔵弾性率に近づくように構成されていることを特徴
    とする乗物用シート。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の衝撃吸収材を備えたクッ
    ション体がシート表皮で包まれてボトムシートに取り付
    けられている乗物用シートであって、上記衝撃吸収材の
    貯蔵弾性率が略水平方向に連続的に変化するように構成
    されていることを特徴とする乗物用シート。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の乗物用シートにおいて、
    クッション体が衝撃吸収材とウレタンフォームからなる
    部分とを備え、上記衝撃吸収材の側辺部がウレタンフォ
    ームに接し、その側辺部の貯蔵弾性率がウレタンフォー
    ムの貯蔵弾性率に近づくように構成されていることを特
    徴とする乗物用シート。
JP13239895A 1994-11-25 1995-05-30 衝撃吸収材及びこれを備えたクッション体並びに乗物用シート Pending JPH08323071A (ja)

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DE1995630820 DE69530820T2 (de) 1994-11-25 1995-11-27 Stossabsorbierendes Material und Fahrzeugsitz aus diesem Material
EP19950118655 EP0713900B1 (en) 1994-11-25 1995-11-27 Shock absorbing material and vehicle seat using the shock absorbing material

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013189074A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Ts Tech Co Ltd 車両用シート
JP2014054979A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Juda Mach Ind Co Ltd 自転車シート

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US9676434B2 (en) 2012-09-13 2017-06-13 Giant Manufacturing Co. Ltd Bicycle seat
US10300972B2 (en) 2012-09-13 2019-05-28 Giant Manufacturing Co., Ltd. Bicycle seat

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