JP3517012B2 - 鞍乗型車両用シート - Google Patents

鞍乗型車両用シート

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JP3517012B2
JP3517012B2 JP03616695A JP3616695A JP3517012B2 JP 3517012 B2 JP3517012 B2 JP 3517012B2 JP 03616695 A JP03616695 A JP 03616695A JP 3616695 A JP3616695 A JP 3616695A JP 3517012 B2 JP3517012 B2 JP 3517012B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、自動二輪車等の鞍乗
車両用シートに関する。 【0002】 【従来の技術】自動二輪車のシートは、通常、ウレタン
フォーム製などのクッション体と、このクッション体を
覆うビニールレザー製の表皮とを備えている。 【0003】そして、ライダーが上記シートに腰掛けて
自動二輪車を走行させるとき、エンジンの駆動や凹凸路
面からの衝撃に基づき、車体側からライダーに伝わろう
とする振動は、上記シートのクッション体によって緩衝
され、これら振動が上記ライダーに伝えられることが抑
制されるようになっている。 【0004】また、上記クッション体による振動の吸収
だけでは、緩衝が不十分であるとして、従来、クッショ
ン体よりもバネ定数(k=荷重÷たわみ)は大きいが、
粘性の大きい粘弾性体を上記クッション体に重ね合わ
せ、これら両者を表皮により一体的に覆ったものが提案
されており、上記粘弾性体によって、緩衝機能の向上が
図られている(例えば、特開平2‐286481号公
報)。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記粘弾性
体は振動を効果的に吸収するものではあるが、単にこれ
を用いると、粘弾性体のバネ定数が大きすぎてシートが
硬くなり、このシートに長時間にわたり腰掛けると、ラ
イダーの尻が痛くなるという問題がみられた。 【0006】 【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、車体からライダーに伝わろうとする
振動を効果的に吸収し、かつ、長時間にわたり腰掛けて
も尻が痛くならない車両用シートの提供を目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の鞍乗型車両用シートは、クッション体13
と粘弾性体14とを重ね合わせ、これら両者13,14
を覆う表皮15を設けた場合において、上記粘弾性体1
4の貯蔵縦弾性係数(E)が、0.0628MP
<0.234MPの式を満足するようにし、か
つ、同上粘弾性体14の損失縦弾性係数(E)が、
0.0171MP<E<0.131MPの式を満
足するようにしたものである。 【0008】 【作 用】上記構成による作用は次の如くである。 【0009】各種粘弾性体14(A〜G)につき、JI
S K6394‐1976に基づく「テスト1」に従っ
て、貯蔵バネ定数、粘性係数、見掛けの貯蔵縦弾性係数
(G1 )、見掛けの損失縦弾性係数(G2 )、の値を求
め、表1に示した。 【0010】なお、表中MPa (メガパスカル)は、
0.101972 kgf/mm2 に等しい値である。 【0011】また、同上粘弾性体14(A〜G)につ
き、「テスト2」に従って、反発角度(H)、伝達加速
度(A)の値を求め、これらを表2に示した。 【0012】また、各種粘弾性体14(A〜E)をクッ
ション体13に重ね合わせて成形したシート5に対し、
腰掛けて走行したときの振動の吸収感について実験を行
った。その結果、表3における走行テスト評価結果が得
られた。 【0013】前記表1で示した各種粘弾性体14(A〜
E)の見掛けの損失縦弾性係数(G2 )と、前記表2で
示した同上各種粘弾性体14(A〜E)の反発角度
(H)との関係を片対数のグラフを用いて図5で示し
た。 【0014】この図5によれば、H=1.097−2.
508(自然対数LN G2 )(第1式)が得られる。 【0015】また、同上図5において、前記表3で示し
た粘弾性体14(B)の走行テスト評価結果は、△(普
通)である。そこで、この粘弾性体14(B)の反発角
度(H)の値8.1を、上記(第1式)に代入して、見
掛けの損失縦弾性係数(G2)=0.061MPa を得
た。 【0016】この結果から、見掛けの損失縦弾性係数
(G2 )>0.061MPa (第2式)とすれば、車体
2からシート5を介しライダーに伝わろうとする振動が
上記クッション体13だけでなく、上記粘弾性体14に
よっても十分に吸収されて、上記振動が上記ライダーに
伝わることが抑制される。 【0017】また、各種粘弾性体14(B〜G)をクッ
ション体13に重ね合わせて成形したシート5に対し、
腰掛けて走行したときの尻の痛さについての実験を行っ
た。その結果、表4における走行テスト評価結果が得ら
れた。 【0018】前記表1で示した各種粘弾性体14(B〜
G)の見掛けの貯蔵縦弾性係数(G1 )と、前記表2で
示した同上各種粘弾性体14(B〜G)の伝達加速度
(A)との関係を両対数のグラフを用いて図6で示し
た。 【0019】この図6によれば、A=27.47×G1
0.677(第3式)が得られる。 【0020】また、同上図6において、前記表4で示し
た粘弾性体14(G)の走行テスト評価結果は、△(普
通)である。そこで、この粘弾性体14(G)の伝達加
速度(A)の値24.3を、上記(第3式)に代入し
て、見掛けの貯蔵縦弾性係数(G1 )=0.834MP
a を得た。 【0021】この結果から、見掛けの貯蔵縦弾性係数
(G1 )<0.834MPa (第4式)とすれば、シー
ト5に長時間腰掛けても、尻が痛くなることが回避され
る。 【0022】また、上記見掛けの貯蔵縦弾性係数(G
1 )と見掛けの損失縦弾性係数(G2)の関係を両対数
のグラフを用いて図7で示した。 【0023】この図によれば、G2 =0.621×G1
1.54 (第5式)の関係が得られる。 【0024】そこで、上記第2式、第4式、および第5
式を用いて整理すれば、 【0025】 0.222MPa <G1 <0.834MPa (第6式) 【0026】 0.061MPa <G2 <0.469MPa (第7式) 【0027】が得られる。 【0028】ここで、貯蔵縦弾性係数(E1 )と、損失
縦弾性係数(E2 )と、試験片である円柱形状のゴム部
の形状率(S)との間には、次の関係がある。 【0029】 E1 =G1 /(1+1.645S2 )(第8式) 【0030】 E2 =G2 /(1+1.645S2 )(第9式) 【0031】また、上記S=d/4hで、dはゴム部の
直径、hはゴム部の厚さであって、今回の場合、d=1
00mmφ、h=20mmであるため、S=1.25(第1
0式)である。 【0032】そこで、上記第8式と、第9式に第10式
を代入して整理すると、 【0033】0.0628MPa <E1 <0.234M
a (第11式) 【0034】0.0171MPa <E2 <0.131M
a (第12式) 【0035】が得られる。 【0036】よって、上記第11式と第12式を満足す
る粘弾性体14をシート5に用いれば、車体2からライ
ダーに与えられようとする振動が十分に吸収されると共
に、尻の痛くなることが確実に回避される。 【0037】 【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。 【0038】(実施例1) 【0039】図1から図7は、実施例1を示している。 【0040】図1と図2において、符号1は車両のう
ち、鞍乗型車両の一例である自動二輪車で、図中矢印F
rはその前方を示している。 【0041】上記自動二輪車1の車体2は、車体フレー
ム3を有し、この車体フレーム3の前部には燃料タンク
4が支持され、同上車体フレーム3の後部にはシート5
が支持されている。上記車体フレーム3の後部には後輪
6がリヤアームと、緩衝器7とにより支持されている。 【0042】上記シート5はその前部がライダーである
運転者が跨って腰掛けるメインシート9であり、同上シ
ート5の後部はライダーである同乗者が跨って腰掛ける
タンデムシート10である。これらメインシート9とタ
ンデムシート10は一体成形されている。 【0043】上記シート5は上記車体フレーム3上に取
り付けられるシート基台12を有し、このシート基台1
2は樹脂製、もしくは板金製である。上記シート基台1
2上にウレタンフォーム製の弾性のクッション体13が
載置されている。また、上記メインシート9において、
シート基台12とクッション体13との間に粘弾性体1
4が介在し、これらシート基台12、クッション体1
3、および粘弾性体14は上下に重ね合わされ、これら
の重ね合わせ体は、ビニールレザー(PVC)等の樹脂
シート製の軟らかい表皮15で覆われている。 【0044】上記粘弾性体14の見掛けの貯蔵縦弾性係
数(G1 )については、0.222MPa <G1 <0.
834MPa の式を満足するものであり、かつ、同上粘
弾性体14の見掛けの損失縦弾性係数(G2 )について
は、0.061MPa <G2<0.469MPa の式を
満足するものである。 【0045】上記のように見掛けの貯蔵縦弾性係数(G
1 )、見掛けの損失縦弾性係数(G2 )を定めた理由に
つき、以下説明する。 【0046】各種粘弾性体14(A〜G)につき、JI
S K6394‐1976に基づく「テスト1」に従っ
て、貯蔵バネ定数、粘性係数、見掛けの貯蔵縦弾性係数
(G1 )、見掛けの損失縦弾性係数(G2 )、の値を求
め、下記表1に示した。 【0047】なお、表中MPa (メガパスカル)は、
0.101972 kgf/mm2 に等しい値である。以下同
じ。 【0048】 【表1】【0049】また、同上粘弾性体14(A〜G)につ
き、「テスト2」に従って、反発角度(H)、伝達加速
度(A)の値を求め、これらを下記表2に示した。 【0050】 【表2】 【0051】ここで、前記「テスト2」の内容につき説
明する。 【0052】図3において、テスト機16は、基台17
と、この基台17に枢支軸18により上下回動自在に枢
支される回動アーム19と、この回動アーム19の回動
端に取り付けられる金属製の重り20とを備えている。 【0053】上記枢支軸18から重り20に至る回動ア
ーム19の長さは300mmであり、上記重り20は30
mmφの半球体、もしくは50mmφの円板であって、いず
れも200gである。そして、半球体と円板体のいずれ
か一つが、上記回動アーム19の回動端に選択的に着脱
自在に取り付けられる。 【0054】上記重り20の下方には、基台17上にロ
ードセル22が設置されている。このロードセル22上
には重量Mの支持台23が取り付けられ、この支持台2
3上に100mmφ、厚さ20mm、重量mの試験片である
粘弾性体14が着脱自在に設置される。この粘弾性体1
4の上面は、上記枢支軸18を通る水平線25とほぼ一
致している。 【0055】上記テスト機16により粘弾性体14の反
発角度(H)を測定するときには、まず、測定しようと
する粘弾性体14を支持台23上に載せる。一方、上記
回動アーム19に半球体の重り20を取り付ける。次
に、上記水平線25に対し回動アーム19が仰角α=3
0°となるまで、この回動アーム19を上方回動させる
(図3中実線)。この状態から、回動アーム19の下方
回動を伴って重り20を自由落下させ、この重り20を
上記粘弾性体14に衝突させる(図3中二点鎖線)。 【0056】そして、上記衝突から反発して、上方回動
したときの最大反発角度(H)をレーザー変位計24に
より測定する。 【0057】一方、上記テスト機16により、粘弾性体
14の伝達加速度(A)を測定するときには、まず、測
定しようとする粘弾性体14を支持台23上に載せる。
一方、上記回動アーム19に円板体の重り20を取り付
ける。次に、水平線25に対し回動アーム19が仰角α
=30°となるまで、この回動アーム19を上方回動さ
せる(図3中実線)。この状態から回動アーム19の下
方回動を伴って重り20を落下させ、この重り20を上
記粘弾性体14に衝突させる(図3中二点鎖線)。 【0058】そして、上記衝突を検出したときのロード
セル22の出力信号F0 (図4図示)と、伝達加速度
(A)=F0 /(M+m)の式とにより上記伝達加速度
(A)を算出する。 【0059】各種粘弾性体14(A〜E)をクッション
体13に重ね合わせて成形したシート5に対し、腰掛け
て走行したときの振動の吸収感について実験を行った。
その結果、下記表3における走行テスト評価結果が得ら
れた。 【0060】なお、表3の評価結果において、×は不
良、△は普通、○は良を意味している。 【0061】 【表3】 【0062】前記表1で示した各種粘弾性体14(A〜
E)の見掛けの損失縦弾性係数(G2 )と、前記表2で
示した同上各種粘弾性体14(A〜E)の反発角度
(H)との関係を片対数のグラフを用いて図5で示し
た。 【0063】この図5によれば、H=1.097−2.
506(自然対数LN G2 )(第1式)が得られる。 【0064】また、同上図5において、前記表3で示し
た粘弾性体14(B)の走行テスト評価結果は、△(普
通)である。そこで、この粘弾性体14(B)の反発角
度(H)の値8.1を、上記(第1式)に代入して、見
掛けの損失縦弾性係数(G2)=0.061MPa を得
た。 【0065】この結果から、見掛けの損失縦弾性係数
(G2 )>0.061MPa (第2式)とすれば、車体
2からシート5を介しライダーに伝わろうとする振動が
上記クッション体13だけでなく、上記粘弾性体14に
よっても十分に吸収されて、上記振動が上記ライダーに
伝わることが確実に抑制される。 【0066】また、各種粘弾性体14(B〜G)をクッ
ション体13に重ね合わせて成形したシート5に対し、
腰掛けて走行したときの尻の痛さについての実験を行っ
た。その結果、下記表4における走行テスト評価結果が
得られた。 【0067】なお、表4の評価結果における×、△、○
は前記と同様の意味を有している。 【0068】 【表4】【0069】前記表1で示した各種粘弾性体14(B〜
G)の見掛けの貯蔵縦弾性係数(G1 )と、前記表2で
示した同上各種粘弾性体14(B〜G)の伝達加速度
(A)との関係を両対数のグラフを用いて図6で示し
た。 【0070】この図6によれば、A=27.47×G1
0.677(第3式)が得られる。 【0071】また、同上図6において、前記表4で示し
た粘弾性体14(G)の走行テスト評価結果は、△(普
通)である。そこで、この粘弾性体14(G)の伝達加
速度(A)の値24.3を、上記(第3式)に代入し
て、見掛けの貯蔵縦弾性係数(G1 )=0.834MP
a を得た。 【0072】この結果から、見掛けの貯蔵縦弾性係数
(G1 )<0.834MPa (第4式)とすれば、シー
ト5に長時間腰掛けても、尻が痛くなることが確実に回
避される。 【0073】また、上記見掛けの貯蔵縦弾性係数(G
1 )と見掛けの損失縦弾性係数(G2)の関係を両対数
のグラフを用いて図7で示した。 【0074】この図によれば、G2 =0.621×G1
1.54 (第5式)の関係が得られる。 【0075】そこで、上記第2式、第4式、および第5
式を用いて整理すれば、 【0076】 0.222MPa <G1 <0.834MPa (第6式) 【0077】 0.061MPa <G2 <0.469MPa (第7式) 【0078】が得られる。 【0079】ここで、貯蔵縦弾性係数(E1 )と、損失
縦弾性係数(E2 )と、試験片である円柱形状のゴム部
の形状率(S)との間には、次の関係がある。 【0080】 E1 =G1 /(1+1.645S2 )(第8式) 【0081】 E2 =G2 /(1+1.645S2 )(第9式) 【0082】また、上記S=d/4hで、dはゴム部の
直径、hはゴム部の厚さであって、今回の場合、d=1
00mmφ、h=20mmであるため、S=1.25(第1
0式)である。 【0083】そこで、上記第8式と、第9式に第10式
を代入して整理すると、 【0084】0.0628MPa <E1 <0.234M
a (第11式) 【0085】0.0171MPa <E2 <0.131M
a (第12式) 【0086】が得られる。 【0087】よって、上記第11式と第12式を満足す
る粘弾性体14をシート5に用いれば、車体2からライ
ダーに与えられようとする振動が十分に吸収されると共
に、尻の痛くなることが確実に回避される。 【0088】図2で示すように、クッション体13は、
粘弾性体14よりも上側に位置してライダーの尻に対
し、より直接的に接している。そして、上記クッション
体13は粘弾性体14よりも見掛けの貯蔵縦弾性係数
(G1 )が小さくて、より軟らかいものであるため、シ
ート5にライダーが腰掛けたとき、このライダーの尻の
形状に合うようにシート5の上面が凹まされて、上記尻
に十分になじむこととなる。よって、特に、この構成の
シート5によれば、長時間腰掛けても尻の痛くなること
が防止される。 【0089】(実施例2) 【0090】図8と図9は、実施例2を示している。 【0091】これによれば、クッション体13の上面に
粘弾性体14が重ね合わされており、この粘弾性体14
と表皮15とが溶着や、接着等により一体化されてい
る。 【0092】前記「テスト2」においては、粘弾性体1
4はクッション体13の下面に配置されていて、この場
合の反発角度(H)は12.4°であったが、これに対
し、上記したように粘弾性体14がクッション体13の
上面に配置されて表皮15と一体化された場合には、上
記反発角度(H)は9.76°であり、よって、自動二
輪車1に対する乗り心地がより向上する。 【0093】これを、より具体的に説明すると、図9で
示すように、粘弾性体14は、クッション体13よりも
上側に位置してライダーの尻に対し、より直接的に接
し、より大きい負荷を受けることとなっている。そし
て、上記粘弾性体14はクッション体13よりも見掛け
の損失縦弾性係数(G2 )が大きくて、その分、シート
5の上面に対するライダーの尻の反発が抑制されること
となる。このため、走行中、その振動によって、ライダ
ーがシート5上ではずむということが抑制される。よっ
て、特に、この構成のシート5によれば、自動二輪車1
に対する乗り心地がより向上することとなる。 【0094】他の構成は前記実施例1と同様であるた
め、図面に共通の符号を付してその説明を省略する。 【0095】 【発明の効果】この発明によれば、クッション体と粘弾
性体とを重ね合わせ、これら両者を覆う表皮を設けた
乗型車両用シートにおいて、上記粘弾性体の貯蔵縦弾性
係数(E)が、0.0628MP<E<0.23
4MPの式を満足するようにし、かつ、同上粘弾性体
の損失縦弾性係数(E)が、0.0171MP<E
<0.131MPの式を満足するようにしたため、
車体からライダーに伝わろうとする振動が上記シートに
より効果的に吸収され、かつ、このシートに長時間にわ
たり腰掛けても尻が痛くなることが防止される。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例1で、自動二輪車の後部側面図である。 【図2】実施例1で、図1の2‐2線矢視断面図であ
る。 【図3】実施例1で、テスト2を行うためのテスト機の
側面図である。 【図4】実施例1で、時間と、ロードセルの出力との関
係を示すグラフ図である。 【図5】実施例1で、見掛けの損失縦弾性係数と反発角
度の関係を示すグラフ図である。 【図6】実施例1で、見掛けの貯蔵縦弾性係数と伝達加
速度の関係を示すグラフ図である。 【図7】実施例1で、見掛けの貯蔵縦弾性係数と見掛け
の損失縦弾性係数の関係を示すグラフ図である。 【図8】実施例2で、図1に相当する図である。 【図9】実施例2で、図8の9‐9線矢視断面図であ
る。 【符号の説明】 1 自動二輪車(車両) 2 車体 5 シート 12 シート基台 13 クッション体 14 粘弾性体 15 表皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−37010(JP,A) 特開 平5−220883(JP,A) 特開 平5−340058(JP,A) 特開 昭63−225739(JP,A) 特開 昭61−192753(JP,A) 特開 昭59−214860(JP,A) 特公 昭59−40642(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 1/12 B62J 1/00 B60N 2/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 クッション体と粘弾性体とを重ね合わ
    せ、これら両者を覆う表皮を設けた鞍乗型車両用シート
    において、上記粘弾性体の貯蔵縦弾性係数(E)が、
    0.0628MP<E<0.234MPの式を満
    足するようにし、かつ、同上粘弾性体の損失縦弾性係数
    (E)が、0.0171MP<E<0.131M
    の式を満足するようにした鞍乗型車両用シート。
JP03616695A 1994-02-04 1995-01-31 鞍乗型車両用シート Expired - Lifetime JP3517012B2 (ja)

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