JPH08322715A - 電磁誘導加熱調理器 - Google Patents

電磁誘導加熱調理器

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JPH08322715A
JPH08322715A JP13528095A JP13528095A JPH08322715A JP H08322715 A JPH08322715 A JP H08322715A JP 13528095 A JP13528095 A JP 13528095A JP 13528095 A JP13528095 A JP 13528095A JP H08322715 A JPH08322715 A JP H08322715A
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JP
Japan
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heating
heating coil
pan
capacity
vol
Prior art date
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Pending
Application number
JP13528095A
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English (en)
Inventor
Tokuji Betsueda
篤司 別枝
Masaharu Irie
正治 入江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 調理物の量、鍋の大きさ等に対応して最適な
発熱分布を得る。 【構成】 鍋の外表面に対向して配設した複数の加熱コ
イル5,6と、鍋内の調理物の容量を検出する容量検出
手段8,14と、該容量検出手段8,14により検出さ
れた容量に基づいて前記複数の加熱コイル5,6を切り
替える切替手段14,23とを備えている。容量検出手
段8,14により調理物の容量が少ないと検出された場
合には、切替手段14,23によって鍋の底に対向する
加熱コイル5を選択し、その加熱コイル5によって加熱
する。また、容量検出手段8,14により調理物の容量
が多いと検出された場合には、切替手段14,23によ
って鍋の底に対向する加熱コイル5と鍋の側面に対向す
る加熱コイル6を選択し、それらの加熱コイル5,6に
よって加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炊飯器や電磁調理器等の
電磁誘導加熱調理器、特にその加熱コイルを複数設けて
切り替え可能にした電磁誘導加熱調理器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁誘導加熱調理器の加熱コイル
は連続した1本のより線を渦状に巻回したもので、一般
には負荷に対向して配設される。近年、炊飯器では加熱
コイルを鍋の底面に対向するように加熱コイルを1個配
設し、さらに底面から側面にかけて1個又はそれ以上の
加熱コイルを配設し、これらの全ての加熱コイルに同時
に高周波電流を流して、加熱コイルの近傍の鍋を発熱さ
せて鍋内の調理物を加熱するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
調理器では、鍋の発熱は加熱コイルの近傍に限られ、そ
の発熱分布は加熱コイル及び鍋の形状、あるいは加熱コ
イルの大きさに左右される。したがって、鍋内の調理物
の容量にかかわらず発熱分布が一定であり、容量に応じ
た加熱を行うことができないという問題があった。これ
を炊飯器で具体的に説明すると、炊飯容量が少ないとき
は理想的な強い水の対流が得られるが、炊飯容量が多く
なると対流が不十分となり加熱コイルから離れた部分で
の米加熱が効率的に行われなくなるのである。本発明は
かかる問題点に鑑みてなされたもので、複数の加熱コイ
ルを設けて使用する加熱コイルを選択制御することによ
り、調理物の量、鍋の大きさ等に対応して最適な発熱分
布を得ることができる電磁誘導加熱調理器を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、鍋の外表面に対向して配設した複数の加
熱コイルと、鍋内の調理物の容量を検出する容量検出手
段と、該容量検出手段により検出された容量に基づいて
前記複数の加熱コイルを切り替える切替手段とを備えた
ものである。前記複数の加熱コイルを直列に接続しても
よいし、並列に接続してもよい。前記複数の加熱コイル
の少なくとも1つを鍋の底に対向して配設し、他の加熱
コイルを鍋の側面に上下方向に順に配設するのが好まし
い。
【0005】
【作用】前記構成の発明では、容量検出手段により調理
物の容量が少ないと検出された場合には、切替手段によ
って鍋の底に対向する加熱コイルを選択し、その加熱コ
イルによって加熱する。また、容量検出手段により調理
物の容量が多いと検出された場合には、切替手段によっ
て鍋の底に対向する加熱コイルと鍋の側面に対向する加
熱コイルを選択し、それらの加熱コイルによって加熱す
る。これにより、調理物の容量に応じた加熱分布で調理
物が加熱される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は本発明の電磁誘導加熱調理器である炊飯
器を示す。この炊飯器では、蓋体1が開閉可能に取り付
けられた本体2に有底容器状の保護枠3が収容固定さ
れ、この保護枠3の中に鍋4が収容されるようになって
いる。保護枠3には、底外面中央から丸角部かけて第1
の加熱コイル5が配設され、側面には第2の加熱コイル
6が配設されている。第1の加熱コイル5の下方には複
数のフェライト7が放射状に配設されている。また保護
枠3の側面には、該保護枠3の内部に収容される鍋4の
側面に圧接して当該鍋4の温度を検出する温度センサ8
が設けられている。前記第1の加熱コイル5は、炊飯容
量が比較的少ないときに最も炊飯状態が良好となる位置
に配置されている。また、第2の加熱コイル6は、第1
の加熱コイル5と合わせて使用した場合、炊飯容量が比
較的多いときに炊飯状態が比較的良好となる位置に配置
されている。
【0007】図2は、前記炊飯器の電磁誘導加熱調理器
の回路図を示す。この装置は、直流電源回路11と、イ
ンバータ回路12と、共振回路13と、制御回路14と
からなっている。直流電源回路11は、交流電源15か
らの交流電圧を整流回路16によって整流し、コイル1
7及びコンデンサ18によって平滑して直流電圧を得る
ものである。インバータ回路12は、直流電源回路11
で得た直流電圧をトランジスタ等のスイッチング半導体
19によって高周波電圧に変換するようになっている。
スイッチング半導体19は発振制御回路20によってス
イッチング制御される。このスイッチング半導体19に
は、ダンパダイオード21が逆並列接続されている。共
振回路13は、前記インバータ回路12のスイッチング
半導体19に対して直列に接続され、かつ、互いに直列
接続された第1の加熱コイル5及び第2の加熱コイル6
と、これらの2つの加熱コイル5,6に対して並列に接
続された共振用コンデンサ22とからなっている。第1
の加熱コイル5と第2の加熱コイル6の間の中点はリレ
ー23の接点を介して直流電源回路11に接続されてい
る。前記リレー23は本発明の構成要件の1つである切
替手段をなしている。制御回路14は、前記スイッチン
グ半導体19の発振制御回路20を制御する一方、温度
センサ8によって鍋4の温度を検出し、該鍋4の温度上
昇の割合から鍋4内の調理物の容量を判別して、その容
量の大小に基づいて前記リレー23の接点を開閉させる
ようになっている。
【0008】前記構成の誘導加熱調理器において、交流
電源15の交流電圧は整流回路16により整流され、コ
イル17及びコンデンサ18により平滑されて直流電圧
となる。この直流電圧は、スイッチング半導体19のス
イッチングによって高周波電圧に変換される。そして、
この高周波電圧は第1の加熱コイル5及び第2の加熱コ
イル6とコンデンサ18とからなるLC共振回路に印加
される。これにより、第1の加熱コイル5及び第2の加
熱コイル6に生じる交番磁界によって鍋4に渦電流が発
生し、この結果ジュール熱によって鍋4が発熱し、炊飯
が行われる。
【0009】制御回路14は、炊飯開始時にリレー23
に信号を送り、その接点を閉じておく。このリレー23
の接点が閉じることにより、高周波電流はリレー23を
介して第1の加熱コイル5のみに供給される。これによ
り、第1の加熱コイル5によって炊飯が開始される。制
御回路14は、鍋4に圧接する温度センサ8による検出
温度の上昇割合によって鍋4内の炊飯容量を判別する。
炊飯容量が少ないと判別した場合は、制御回路14はそ
のままリレー23の接点を閉じておき、第1の加熱コイ
ル5のみによって加熱を継続する。この場合は図1に示
すように、鍋4内部の炊飯物のかさL1が低いので、第
2の加熱コイル6を使用しなくても、第1の加熱コイル
5だけで十分に炊飯が行われる。炊飯容量が多いと判別
した場合は、制御回路14はリレー23への信号を停止
し、リレー23の接点を開く。これにより、高周波電流
は第1の加熱コイル5と第2の加熱コイル6の両方に供
給される。この結果、第1の加熱コイル5と第2の加熱
コイル6によって炊飯が行われる。炊飯容量が多い場合
は図1に示すように、鍋4内の炊飯物のかさL2が高い
が、第1の加熱コイル5だけなく第2の加熱コイル6も
使用されるので、内部まで対流が促進され、炊飯が適切
に行われることになる。
【0010】図3は、他の実施例を示す。このものは、
図2の実施例とは異なり、第1の加熱コイル5と第2の
加熱コイル6を並列に接続し、それぞれの加熱コイル
5,6に対して共振用コンデンサ22a,22bを並列
接続したものである。そして、第2の加熱コイル6とイ
ンバータ回路12との間に切替手段としてリレー23を
設けている。この実施例では、炊飯容量が少ないときは
第1の加熱コイル5のみによる加熱が行われ、炊飯容量
が多いときは第1の加熱コイル5と第2の加熱コイル6
の両方による加熱が行われる。これによると、コイルの
切替えにより変化するインダクタンスに応じ、共振回路
を構成するコンデンサの容量も変化し、共振回路のマッ
チングが容易となるという利点がある。この実施例にお
いて、第2の加熱コイル6の共振用コンデンサ22bは
第1の加熱コイル6の共振用コンデンサ22aを共用す
ることができるので、省略してもよい。
【0011】以上の実施例では、第1の加熱コイル5と
第2の加熱コイル6の2つのみ設けたが、それ以上設け
ることができる。この場合、第1の加熱コイル5は図1
のように、鍋4の底に対向するように配設し、他の複数
の加熱コイル6a,6b,…は鍋4の側面に対向するよ
うにし、かつ、高さ方向に配列するのが好ましい。そし
て、炊飯容量をより細分化して、それらの炊飯容量に応
じて第2の加熱コイル6a以降の加熱コイルの数を選択
するようにする。これによれば、炊飯容量をより細かく
判定して、それに応じたきめ細かな加熱分布を得ること
ができる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、調理物の容量に応じた加熱分布で調理物が加
熱されるので、調理物の容量にかかわらず鍋内の対流が
十分に行われる。この結果、加熱コイルから離れた部分
も効率的に加熱され、最適な調理を行うことができる。
特に、複数の加熱コイルを並列に接続した発明によれ
ば、個々のコイルについて電力の設定が容易になるとい
う効果がある。複数の加熱コイルの少なくとも1つを鍋
の底に対向して配設し、他の加熱コイルを鍋の側面に上
下方向に順に配設した発明によれば、加熱物の容量に応
じてより細かい加熱分布を得ることができ、きめ細かい
調理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電磁誘導加熱装置である炊飯器
の概略断面図である。
【図2】 電磁誘導加熱調理器の実施例を示す回路図で
ある。
【図3】 電磁誘導加熱調理器の他の実施例を示す一部
省略回路図である。
【符号の説明】
4…鍋、5…第1の加熱コイル、6…第2の加熱コイ
ル、8…温度センサ(容量検出手段)、14…制御回路
(容量検出手段、切替手段)、23…リレー(切替手
段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋の外表面に対向して配設した複数の加
    熱コイルと、鍋内の調理物の容量を検出する容量検出手
    段と、該容量検出手段により検出された容量に基づいて
    前記複数の加熱コイルを切り替える切替手段とを備えた
    ことを特徴とする電磁誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記複数の加熱コイルを直列に接続した
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導加熱調理
    器。
  3. 【請求項3】 前記複数の加熱コイルを並列に接続した
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導加熱調理
    器。
  4. 【請求項4】 前記複数の加熱コイルの少なくとも1つ
    を鍋の底に対向して配設し、他の加熱コイルを鍋の側面
    に上下方向に順に配設したことを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の電磁誘導加熱調理器。
JP13528095A 1995-06-01 1995-06-01 電磁誘導加熱調理器 Pending JPH08322715A (ja)

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JP (1) JPH08322715A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017217185A (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 株式会社Adx 電磁調理器
JP2017220338A (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 愛知ドビー株式会社 電磁調理器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017217185A (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 株式会社Adx 電磁調理器
JP2017220338A (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 愛知ドビー株式会社 電磁調理器
US10524315B2 (en) 2016-06-07 2019-12-31 Adx Co., Ltd. Electromagnetic cooker

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