JPH08321886A - 非常電話機システム - Google Patents

非常電話機システム

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JPH08321886A
JPH08321886A JP12488695A JP12488695A JPH08321886A JP H08321886 A JPH08321886 A JP H08321886A JP 12488695 A JP12488695 A JP 12488695A JP 12488695 A JP12488695 A JP 12488695A JP H08321886 A JPH08321886 A JP H08321886A
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佳憲 小森
Kazunori Oka
和紀 岡
Takayuki Maruyama
隆之 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は非常電話機システムに関し、管理局
側と利用者との間で双方向通信を確実に行なうことがで
きる非常電話機システムを提供することを目的としてい
る。 【構成】 道路上に設置された複数の非常電話機と、こ
れら複数の非常電話機と通信回線及びPB信号バスを介
して接続され、各非常電話機の通信状態を監視する少な
くとも1台の管理事務所と、該管理事務所と接続され、
各管理事務所及び該管理事務所で管理する非常電話機の
統括管理を行なう管理局とで構成され、前記管理局と非
常電話機間で双方向の通信を行なう通信手段を、前記管
理局と、前記管理事務所と、各非常電話機のそれぞれに
具備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非常電話機システムに関
し、更に詳しくは従来の多目的非常電話機システムで実
現されていない以下の機能を既存のシステムに追加する
ものである。
【0002】 管理局からの呼び出し機能 管理局からの再呼び出し機能 通信監視手段(PSV)の非常電話機実装確認機能 非常電話機の文字ガイダンス機能 通信回線全塞がり時の非常電話機からの通話要求機
能 通信回線全塞がり時の非常電話機の音声ガイダンス
機能 通信回線全塞がり時の非常電話機の障害情報通知機
能 通信回線全塞がり時の管理局からの通話切り替え機
【0003】
【従来の技術】高速道路等で一定の間隔で設置されてい
る非常電話機は、一般に車両の故障や事故等が発生した
時に、利用者から管理局に障害の状況を通知するために
使用されるものである。
【0004】図12は従来の非常電話機システムの構成
概念図である。図において、1は高速道路等で一定の間
隔で設置される非常電話機で、(1)〜(n)までn個
設置されている場合を示している。10はこれら非常電
話機1の管理を行なう管理事務所である。この管理事務
所10は、例えば料金所単位に設けられている。2は管
理事務所10と非常電話機1間を接続する通信回線、3
は同じく管理事務所10と非常電話機1間を接続し、プ
ッシュボタン(PB)信号により情報のやりとりを行な
うPB信号バスである。
【0005】管理事務所10において、11は管理事務
所内に設けられた交換機(以下交換機Bという)、12
は交換機B及び通信回線2と接続される通信制御手段
(ELC)、13は交換機B及びPB信号バス3と接続
される通信監視手段(PSV)である。通信制御手段1
2と通信監視手段13とは通信回線14及びPB信号バ
ス15で接続されている。16は交換機11と接続され
る一般電話機、17はディジタル中継線回路(DTK)
である。
【0006】20は少なくとも1台の管理事務所10と
中継線4を介して接続され、全体のシステムの管理を行
なう管理局である。4は管理局20と管理事務所10間
を接続する中継線である。管理局20において、21は
管理局内に設けられた交換機(以下交換機Aという)、
22は該交換機Aと接続され、非常電話機1の状態を表
示する受付台、23は交換機Aに接続される一般電話
機、24は中継線4と接続されるディジタル中継線回路
(DTK)である。
【0007】このように構成されたシステムにおいて、
非常電話機1の一つから発呼すると、この発呼状態は管
理事務所10内の通信制御手段12で受信される。受信
された発呼状態は、交換機Bを介してディジタル中継線
回路17から中継線4を介して管理局20のディジタル
中継線回路24に入り、交換機Aを介して受付台22に
通知され、受付台22のディスプレイ上に表示される。
このディスプレイとしては、例えばCRTディスプレイ
が用いられる。
【0008】図13は受付台の表示例を示す図である。
受付台22付属のCRTディスプレイ22aには、受け
付けた情報毎に連続番号が付され、受け付けた非常電話
機の設置されている場所と、押しボタン情報と、状態情
報と、非常電話機の電話番号と、受付情報の種類等が表
示される。ここで、押しボタン情報は、聾唖者等の音声
で情報を通知できない利用者のために設けられたもの
で、聾唖者は図13に示すような非常電話機の障害の種
類を示すボタン(障害情報通知ボタン)を押すことによ
り、情報を管理局20に通知できるようになっている。
図では障害の種類に応じたボタン情報が●で示されてい
る。
【0009】図14は非常電話機の外観構成例を示す図
である。非常電話機1は本体1Aと受話器1Bから構成
されている。本体1Aには、聾唖者(会話の不自由な
人)のために、障害の種類毎に押しボタンスイッチが設
けられている。31は事故用押しボタン、32は火災用
押しボタン、33は故障用押しボタン、34は救急用押
しボタン、31aは事故表示ランプ、32aは火災表示
ランプ、33aは故障表示ランプ、34aは救急表示ラ
ンプである。利用者は、障害が起きると、受話器1Bを
オフフックする。この発呼状態は、前述した通信回線2
→通信制御手段12→交換機B→ディジタル中継線回路
17→中継線4→ディジタル中継線回路24→交換機A
→受付台22のルートで受付台22に通知される。管理
局20では、担当者が受付台22に付属の電話機により
利用者と通話によりやりとりを行なう。この時、通話中
を示すランプ35が点灯する。
【0010】利用者が聾唖者であった場合、受話器1B
をオフフックし、事故の種類のボタンを押すと、対応す
るランプ(31a〜34aのうちのいずれか)が点灯す
ると共に、この情報は前述したルートをたどって受付台
22に届き、図13に示すような表示により障害の内容
を表示する。
【0011】受付台22では、利用者からの音声により
事故等の状況を聞き、状況に応じて利用者に指示を与え
ると共に、状況に対応した指示を他のサービス団体に通
知する。例えば、利用者からの通知が車の故障である時
は、ロードサービスの部署(例えばJAF)に受付台2
2の電話機より公衆網を介して連絡する。
【0012】また、管理局20及び管理事務所10は、
各非常電話機1に対して通話品質試験を行なうことがで
きる。管理局20及び管理事務所10の一般電話機2
3,16から通話品質試験を行なうことを通信監視手段
13に対して指示すると、該通信監視手段13は、通話
品質試験要求と非常電話機1の端末番号(各非常電話機
1に対して付された番号)をPB信号に変換して、PB
信号バス3に乗せて非常電話機1に送信する。
【0013】各非常電話機1は、このPB信号を受信す
るが、該当端末番号の非常電話機のみがこのPB信号に
応答する。通話品質試験要求を受信した該当非常電話機
1は、通話品質試験応答をPB信号に変換して通信回線
2→通信制御手段12→PB信号バス15→通信監視手
段13のルートで通信監視手段13に通知する。該通信
監視手段13は、受信した通話品質試験応答を管理局2
0及び管理事務所10の一般電話機23,16に送信す
る。通話品質試験は、この試験要求に対する試験応答
(PB信号)を、一般電話機23,16で試験者が聴取
することで正常性を確認する。
【0014】また、通信監視手段13は、所定の周期で
各非常電話機1に対して停電監視試験を行なうことがで
きる。通信監視手段13は、所定の周期毎に停電監視試
験要求と非常電話機1の端末番号をPB信号に変換して
PB信号バス3を介して非常電話機1に送信する。各非
常電話機1は、このPB信号を受信するが、該当端末番
号の非常電話機のみがこのPB信号に応答する。停電監
視試験要求を受信した該当非常電話機1は、自己の非常
電話機の端末番号を同様にPB信号に変換して、PB信
号バス3を介して通信監視手段13に送信する。停電監
視試験は、この非常電話機1の端末番号を通信監視手段
13が受信することで、停電無しと確認する。
【0015】利用者が非常電話機1を発呼した場合は、
非常電話機1は、当該非常電話機の端末番号をPB信号
で、通信回線2→通信制御手段12→交換機B→ディジ
タル中継線回線17→中継線4→交換機Aを経由して管
理局20の受付台22に送信する。受付台22は、各管
理事務所10で管理している非常電話機1がどこの場所
の非常電話機かをデータとして持っており、受信した端
末番号でデータを検索して、どこの場所の非常電話機か
をCRTディスプレイ22aに表示する。
【0016】また、非常電話機1の本体1A側の事故/
火災/故障/救急の4つのボタン(聾唖者用の障害情報
通知用ボタン。図13参照)のいずれかが押されると、
該非常電話機1は障害情報に対応したPB信号を通信回
線2→通信制御手段12→交換機B→ディジタル中継線
回線17→中継線4→交換機Aを経由して管理局20の
受付台22に送信する。受付台22は、受信した障害情
報にてPB信号を解析して、利用者が何の障害なのかを
図12に示すようにCRTディスプレイ22aに表示す
る。例えば、利用者が通知すべき情報が車の故障である
場合には、故障ボタン33を押すことにより、管理局2
0内のCRTディスプレイ22a上に表示されるので、
どこの場所で車の故障が発生しているかを確認でき、受
付台22よりロードサービスの部署に連絡することがで
きる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の非常電話機システムでは、利用者が発呼するこ
とで受付台22で障害状況を知ることができるが、利用
者が非常電話機の受話器1Bを切断(オンフック)した
後、若しくは受話器1Bがオンフックしている時には、
管理局20の受付台22からは非常電話機1を呼び出せ
ないという問題がある。このことは、利用者からもう少
し詳しい障害情報を把握したい時に、管理局20から利
用者を呼び出す手段がないということを意味する。ま
た、非常電話機1の故障やその周辺機器の故障等に対す
る保守者や作業者に対して、他の要求を伝えたい時や作
業状況を聞きたいときの手段がないという問題がある。
【0018】また、従来の非常電話機システムでは、通
信監視手段13が、通話品質試験に使用される電話番号
と端末番号との対応付けを人手により行なっているた
め、登録との対応付けを登録者が意識しなければならな
いという問題がある。管理局20側では、非常電話機1
の管理を電話番号で行なっているため、非常電話機1を
設置する時、該当非常電話機1に付される端末番号と電
話番号とを対応付ける必要があるためである。
【0019】また、従来の非常電話機システムでは、聾
唖者が発呼して障害情報通知ボタンを押下しても、聾唖
者に対して何もしていないという問題がある。このこと
は、聾唖者にしてみれば、現状況が管理局20に伝わっ
たことが確認できず、また次に自分がどうすればよいか
分からないため、誤った行動をとってしまうおそれがあ
る。
【0020】更に、従来の非常電話機システムでは、通
信制御手段12が制御できる非常電話機1の台数全てが
使用されている時に、他の非常電話機1を発呼した場
合、管理局20には情報が何も伝わらず、利用者に対し
て何もしていないという問題がある。例えば、図12に
示す通信制御手段12が制御できる非常電話機1の台数
を2台とした場合、通常ならば受付台22が応答するま
では受話器1Bからリングバックトーンが聞こえるが、
2台とも使用中である場合には、3台目の非常電話機1
の利用者が発呼しても無音である。このことは、利用者
は非常電話機1が故障していると誤った判断をするおそ
れがある。また、緊急な障害時にも速やかに管理局20
に情報を通知できないという問題がある。
【0021】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、管理局側と利用者との間で双方向通信を
確実に行なうことができる非常電話機システムを提供す
ることを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図である。図11と同一のものは、同一の符号を付
して示す。図において、1は道路上に設置された複数の
非常電話機、10はこれら複数の非常電話機1と通信回
線2及びPB信号バス3を介して接続され、各非常電話
機1の通信状態を監視する少なくとも1台の管理事務
所、20は該管理事務所10と接続され、各管理事務所
10及び該管理事務所10で管理する非常電話機1の統
括管理を行なう管理局である。40は管理事務所10内
に設けられた管理事務所10と非常電話機1との間で双
方向通信を行なう通信手段、50は管理局20内に設け
られた管理局20と非常電話機1との間で双方向通信を
行なうための通信手段である。60は非常電話機1内に
設けられた管理事務所10及び/又は管理局20との間
で双方向通信を行なうための通信手段である。
【0023】この場合において、前記管理局20内に設
置された受付台及び/又は一般電話機から前記通信手段
50、通信手段40及び通信手段60により各非常電話
機1を呼び出す手段を具備することが、管理局20側と
利用者との間で双方向通信を行なう上で好ましい。
【0024】また、前記管理局20に各非常電話機1か
らの着信情報及び通話情報を記憶する記憶手段を設け、
各非常電話機1からの着信及び/又は各非常電話機1と
の通話が終了しても、前記記憶手段に記憶されている情
報を読み出すことにより、着信及び/又は終話した各非
常電話機を選択し、前記通信手段により再呼び出しを行
なうことが、管理局20側から利用者を再呼び出しする
上で好ましい。
【0025】また、前記管理事務所10内に設けられ
た、停電監視及び通話品質試験を行なう通信監視手段
が、PB信号バス3に接続されている非常電話機1の実
装状態を確認することが、非常電話機1の実装状態を認
識する上で好ましい。
【0026】また、前記非常電話機1に設けられている
聾唖者用の障害情報通知ボタンが押下されると、該情報
は前記通信手段60、通信手段40及び通信手段50に
より管理局20に通知され、該非常電話機1は管理局2
0からの指示を受信し、文字ガイダンスを利用者に通知
することが、利用者に最適な対処方法を知らせる上で好
ましい。
【0027】また、前記管理局20と非常電話機間1と
の通信回線2が全て使用されている時、他の非常電話機
1は管理局20に通話要求する機能を具備することが、
通信回線塞がり時でも管理局20との通話を行なう上で
好ましい。
【0028】また、前記管理局20と非常電話機1間の
通信回線2が全て使用されている時、他の非常電話機1
は管理局20からの通信手段50、通信手段40及び通
信手段60による指示に基づき、音声ガイダンス又は文
字ガイダンスを利用者に通知することが、通信回線塞が
り時でも管理局20との通話を行なう上で好ましい。
【0029】また、前記管理局20と非常電話機間1の
通信回線2が全て使用されている時、他の非常電話機1
は管理局20に障害情報を通知できる機能を具備するこ
とが、通信回線塞がり時でも管理局20に障害情報を通
知する上で好ましい。
【0030】更に、前記管理局20と非常電話機1間の
通信回線2が全て使用されている時、管理局20内の受
付台操作による通話切り替え機能により、通話ができる
機能を具備することが、通信回線塞がり時でも管理局2
0との間で通話を可能とする上で好ましい。
【0031】
【作用】管理局20、管理事務所10及び非常電話機1
のそれぞれに管理局20と非常電話機1間で双方向通信
を行なうための通信手段50,40,60をそれぞれ具
備するようにした。これにより、従来管理局20側から
非常電話機1側に情報を通知できなかったのが、できる
ようになり、管理局側と利用者との間で双方向通信を確
実に行なうことができるようになる。その例として、P
B信号を呼び出し情報として用いることにより、今まで
非常電話機1からの着信のみであったものを受付台22
からの着信をも可能にした。また、接続確認要求情報に
より管理局20が管理すべき非常電話機数がアップロー
ドにて管理局20側で受信できるため、今まで管理局2
0で人手により非常電話機登録を行なっていたものを自
動で行なうことができるようになる。また、回線が塞が
り使用できない非常電話機1に対しては、非常電話機1
が回線塞がりを認識し、通話要求を非常電話機1側から
管理局側の受付台22へ送信し、利用者に対してはガイ
ダンスにより知らせることができる。
【0032】この場合において、前記管理局20内に設
置された受付台及び/又は一般電話機から前記通信手段
50、通信手段40及び通信手段60により各非常電話
機1を呼び出す手段を具備することにより、管理局20
側と利用者との間で双方向通信を行なうことができる。
【0033】また、前記管理局20に各非常電話機1か
らの着信情報及び通話情報を記憶する記憶手段を設け、
各非常電話機1からの着信及び/又は各非常電話機1と
の通話が終了しても、前記記憶手段に記憶されている情
報を読み出すことにより、着信及び/又は終話した各非
常電話機を選択し、前記通信手段により再呼び出しを行
なうことにより、管理局20側から利用者を再呼び出し
することができる。
【0034】また、前記管理事務所10内に設けられ
た、停電監視及び通話品質試験を行なう通信監視手段
が、PB信号バス3に接続されている非常電話機1の実
装状態を確認することにより、非常電話機1の実装状態
を認識することができる。
【0035】また、前記非常電話機1に設けられている
聾唖者用の障害情報通知ボタンが押下されると、該情報
は前記通信手段60、通信手段40及び通信手段50に
より管理局20に通知され、該非常電話機1は管理局2
0からの指示を受信し、文字ガイダンスを利用者に通知
することにより、利用者に最適な対処方法を知らせるこ
とができる。
【0036】また、前記管理局20と非常電話機間1と
の通信回線2が全て使用されている時、他の非常電話機
1は管理局20に通話要求する機能を具備することによ
り、通信回線塞がり時でも管理局20との通話を行なう
ことができる。
【0037】また、前記管理局20と非常電話機1間の
通信回線2が全て使用されている時、他の非常電話機1
は管理局20からの通信手段50、通信手段40及び通
信手段60による指示に基づき、音声ガイダンス又は文
字ガイダンスを利用者に通知することにより、通信回線
塞がり時でも管理局20と通話を行なうことができる。
【0038】また、前記管理局20と非常電話機間1の
通信回線2が全て使用されている時、他の非常電話機1
は管理局20に障害情報を通知できる機能を具備するこ
とにより、通信回線塞がり時でも管理局20に障害情報
を通知することができる。
【0039】更に、前記管理局20と非常電話機1間の
通信回線2が全て使用されている時、管理局20内の受
付台操作による通話切り替え機能により、通話ができる
機能を具備することにより、通信回線塞がり時でも管理
局20との間で通話を可能とすることができる。
【0040】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図2は本発明の第1の実施例の動作説明図
で、非常電話機1の呼び出し機能を示している。図1,
図12と同一のものは、同一の符号を付して示す。図に
示すシステムの基本構成は、図12に示すシステムと同
じである。図において、21は管理局20内に設けられ
た交換機(交換機A)である。25は交換機A内に設け
られた呼処理制御部(CPR)である。22は該交換機
Aと接続される受付台である。交換機A内のPSはPB
センダで、呼処理制御部25と接続されている。4は管
理局20と管理事務所10間を接続する中継線である。
【0041】11は管理事務所10内に設けられた交換
機(交換機B)である。交換機Bにおいて、12は通信
制御を行なう通信制御手段(ELC)、13は通信監視
処理を行なう通信監視手段(PSV)、18は呼処理制
御を行なう呼処理制御部(CPR)である。PRはPB
レシーバ、PSは該PBレシーバPRからの信号を受け
るPBセンダである。非常電話機1において、PRはリ
ンガオン情報又はリンガオフ情報を受けるPBレシーバ
である。そして、管理局20,管理事務所10及び非常
電話機1において、これら構成要素が有機的に結合し
て、図1に示す通信手段50,40,60をそれぞれ構
成している。
【0042】このように、管理局20、管理事務所10
及び非常電話機1のそれぞれに双方向通信を行なうため
の通信手段を設けることにより、従来管理局20側から
非常電話機1側に情報を通知できなかったのが、できる
ようになり、管理局側と利用者との間で双方向通信を確
実に行なうことができるようになる。このように構成さ
れた非常電話システムを用いて管理局20側から非常電
話機1を呼び出す呼び出し機能について説明すれば、以
下のとおりである。
【0043】受付台22から非常電話機1を呼び出す場
合について説明する。この実施例では、受付台22から
呼び出しボタンと非常電話機1の通話品質試験用の電話
番号をダイヤルすることで、呼び出しを行なう。
【0044】受付台22の呼び出しボタン(図示せず)
が押下されると、交換機A内の呼処理制御部25に対し
て呼出要求が送出され、交換機Aは呼び出し先電番待ち
状態となる。次に、受付台22で呼び出し先(非常電話
機1の電話番号)をダイヤルすると、交換機Aの呼処理
制御部25は、呼び出し要求と電話番号に対応する端末
番号をPB(プッシュボタン)信号に変換して、中継
線4から管理事務所10の交換機Bの呼処理制御部18
に送信する。
【0045】交換機Bの呼処理制御部18では、PBレ
シーバPRにより受信したPB信号を解析し、これを通
信監視手段13のPBセンダPSに送信する。同時に、
受付台22に対してリングバックトーン(RBT)を送
信する。通信監視手段13は、呼び出し要求と端末番号
を受信すると、リンガ回路を動作させるためのリンガ
オン情報をPB信号でPB信号バス3を介して非常電話
機1のPBレシーバPRに送信する。
【0046】非常電話機1では、リンガオン情報をPB
レシーバPRで受信すると、非常電話機内のリンガ回路
(図示せず)を動作させてリンガ音を鳴らすことができ
る。また、呼び出しを止める時は、受付台22が呼を切
断することで、同様にして非常電話機1に対してリンガ
回路を停止させるための切断要求と端末番号を送信す
る。非常電話機1は、前述と同じシーケンスでリンガオ
フ情報をPBレシーバPRで受信すると、非常電話機内
のリンガ回路を停止させて、リンガ音を止めることがで
きる。このように、第1の実施例によれば、管理局20
内に設置された受付台22及び/又は一般電話機から通
信手段50、通信手段40及び通信手段60により各非
常電話機1を呼び出すことにより、管理局20側と利用
者との間で双方向通信を確実に行なうことができる。
【0047】図3は非常電話機1内に設けられた呼び出
し用回路の一実施例を示す構成ブロック図である。PB
信号入力部61は、受付台22から送出されるリンガオ
ン情報(PB信号)をPB信号バス3から受け取ると、
入力PB信号パターン検索部62に通知する。該入力P
B信号パターン検索部62は、PB信号を入力すると、
リンガオン情報かリンガオフ情報かを判定して、その判
定結果をリンガパターン生成部63に通知する。リンガ
パターン生成部63は、リンガオン情報の場合にはリン
ガパターンを生成し、リンガオフ情報の場合にはリンガ
生成を停止する。リンガ出力部64は、リンガパターン
生成部63から与えられるリンガパターンを入力してス
ピーカ65を駆動し、リンガ音を鳴動させる。
【0048】図4は本発明の第2の実施例の要部を示す
構成ブロック図で、管理局20側から非常電話機1を再
呼び出しする再呼び出し回路の構成を示している。この
再呼び出し用回路は、管理局20内の受付台22内に設
けられている。図1,図12と同一のものは、同一の符
号を付して示す。PB信号入力部51は、中継線4を介
して送られてくる非常電話機1から送出されるPB信号
を入力する。PB信号分析部52は、PB信号入力部5
1から通知されるPB信号を受けて、入力されたPB信
号が端末番号であるかどうか分析する。PB信号が端末
番号であった場合、端末番号蓄積部53にその旨を通知
する。該端末番号蓄積部53は、受付台22に対して着
信があった非常電話機1からの端末番号を内部メモリに
蓄積する。
【0049】キー入力による非常電話機の再呼び出しキ
ーを押下すると、キー情報機能部57は押下されたキー
をエンコードして再呼び出しボタン押下検出回路58に
通知する。再呼び出しボタン押下検出回路58は、入力
されたエンコード信号が再呼び出しボタン押下であるこ
とを検出すると、蓄積情報検索部54に通知する。該蓄
積情報検索部54は、再呼び出しボタン押下による再呼
び出し要求が発生したことを認識すると、端末番号蓄積
部53をアクセスして端末番号蓄積部53の出力をCR
Tディスプレイ表示機能部59を介してCRTディスプ
レイ22aに表示させる。そして、CRTディスプレイ
22aに表示される非常電話機対応の端末番号を検索
し、それと対応したPBコードパターンをPBコードパ
ターン生成部55を起動してPBコードパターンを生成
せしめ、呼び出し要求信号と共にPB信号出力部56か
ら非常電話機1に向けて送出する。
【0050】図5は本発明の第2の実施例の動作説明図
で、非常電話機1の再呼び出し機能を示している。図2
と同一のものは、同一の符号を付して示す。受付台22
から再呼び出しボタンが押下されると、受付台22は交
換機Aに再呼び出し要求を送信する。交換機Aでは、呼
処理制御部25がこの再呼び出し要求を受信すると、端
末番号蓄積部53(図4参照)を検索して端末番号を読
み出す。次に、PBセンダPSが再呼び出し要求と端末
番号を中継線4を介して交換機Bに送出する。交換機
Bでは、呼処理制御部18のPBレシーバPRがこの再
呼び出し要求と端末番号を受信し、通信監視手段13
のPBセンダPSに送信する。PBセンダPSは、呼び
出し要求と端末番号を受けて、リンガオン情報を生成
し、非常電話機1に送出する。非常電話機1では、呼び
出し用回路がリンガを生成し、スピーカを鳴動させる
(図3参照)。
【0051】この実施例によれば、管理局20の受付台
22に各非常電話機1からの着信情報及び通話情報を記
憶する記憶手段を設け、各非常電話機1からの着信及び
/又は各非常電話機1との通話が終了しても、前記記憶
手段に記憶されている情報を読み出すことにより、着信
及び/又は終話した各非常電話機を選択し、通信手段に
より再呼び出しを行なうことにより、管理局20側から
利用者を再呼び出しすることができる。
【0052】図6は本発明の第3の実施例の動作説明図
で、通信監視手段13の非常電話機実装確認機能を示し
ている。図2と同一のものは、同一の符号を付して示
す。交換機Aからの接続確認要求は中継線4を介して交
換機Bに送信される。交換機Bでは接続確認要求を受け
ると、呼処理制御部18はその接続確認要求をPBレシ
ーバPRで受けて通信監視手段13のPBセンダPSに
通知する。通信監視手段13は、呼処理制御部18から
の接続確認要求により、PB信号バス3を介して非常電
話機1に送信する。
【0053】非常電話機1では、実装されているそれぞ
れの非常電話機が接続確認応答と自己の端末番号とをP
B信号バス3を介して交換機Bの通信監視手段13に送
信する。通信監視手段13は、各非常電話機1からの接
続確認応答と端末番号とを受信すると、呼処理制御部1
8に接続状態情報として通知する。呼処理制御部18
は、接続状態情報を受信することにより、通話品質試験
で使用される電話番号を生成する。該呼処理制御部18
は、各非常電話機1からの接続状態情報を交換機Aの呼
処理制御部25に送信する。
【0054】このように、第3の実施例によれば、管理
事務所10内に設けられた、停電監視及び通話品質試験
を行なう通信監視手段13が、PB信号バス3に接続さ
れている非常電話機1の実装状態を確認することによ
り、非常電話機1の実装状態を確認することができる。
【0055】図7は本発明の第4の実施例の動作説明図
で、非常電話機1の文字ガイダンス機能を示している。
図2と同一のものは、同一の符号を付して示す。利用者
は、非常電話機1の障害情報通知用(聾唖者用)ボタン
を認識すると、目的のボタン31〜34(図14参照)
のいずれかを押下する。この障害通知用ボタンを押下す
ることにより、障害情報が通信回線2を介して管理局2
0に通知される。同時に文字ガイダンスA“管理局に通
報中です。”を表示する。
【0056】一方、管理局20の受付台22では、この
障害情報を受信すると、非常電話機1に対して障害情報
通知完了と障害に対応したガイダンス種別nを送信す
る。非常電話機1では、障害情報通知完了とガイダンス
種別nを受信すると、ガイダンス種別nより表示するガ
イダンスを内部のメモリから検索し、該当するガイダン
スを読み出して文字ガイダンス“安全な場所で避難して
お待ち下さい。”を非常電話機1上のディスプレイに表
示する。そして、呼の切断を認識すると、ガイダンスを
停止する。
【0057】このように、第4の実施例によれば、非常
電話機1は管理局20からの指示を受信し、文字ガイダ
ンスを利用者に通知することにより、利用者に最適な対
処方法を知らせることができる。
【0058】図8は本発明の第5の実施例の動作説明図
で、通信回線全塞がり時の非常電話機1からの通話要求
機能を示している。図2と同一のものは、同一の符号を
付して示す。ここでは、通信回線の数を2とし、非常電
話機と非常電話機が使用中である時に、利用者が非
常電話機を発呼した場合について説明する。非常電話
機から発呼した時、通信回線数が2であるので、非常
電話機から通話することはできない。非常電話機
は、回線塞がりを認識すると、通話要求と非常電話機
の端末番号をPB信号バス3を経由してPB信号で交
換機Bの通信監視手段13に送信する。
【0059】通信監視手段13では、内蔵のPBレシー
バPRにより前記PB信号を受信し、交換機Bの呼処理
制御部18に情報を通知する。呼処理制御部18では、
受信した情報を内部メモリに一時蓄積する。次に、呼処
理制御部18は、交換機Aの呼処理制御部25との間の
中継線4を確立し、この情報を中継線4を介してPB信
号で交換機Aの呼処理制御部25に送信する。
【0060】交換機Aの呼処理制御部25では、内蔵の
PBレシーバPRによりPB信号を受信し、受信した情
報を解析する。交換機Aの呼処理制御部25は、通話要
求と端末番号を受信すると、受付台22上のCRTデ
ィスプレイ22aに非常電話機が回線の空き待ちであ
ることを表示する。この時、受付台22で通話要求応答
ボタンを押下することにより、該当する非常電話機は
交換機Aの呼処理制御部25の内部メモリに回線空き待
ち登録される。呼処理制御部25は、同時に交換機Bの
呼処理制御部18に対して通話要求完了と端末番号を
中継線4からPB信号で送信する。この情報は、通信監
視手段13を介して非常電話機にPB信号バス3を介
してPB信号で通知される。非常電話機のディスプレ
イには、“しばらくお待ち下さい。”の表示がなされ
る。この後、回線が空いたら、非常電話機と受付台2
2とは通話が可能となる。
【0061】なお、この場合において、交換機Aの呼処
理制御部25から交換機Bの呼処理制御部18間の中継
線接続にISDN等のディジタル方式を用いることによ
り、交換機Bからの通話要求と端末番号、及び交換機A
からの通話完了と端末番号とをパケット情報として送受
信することができる。
【0062】このように、第5の実施例によれば、管理
局20と非常電話機1間の通信回線2が全て使用されて
いる時、他の非常電話機1は管理局20に通話要求する
機能を具備することにより、通信回線塞がり時でも管理
局20との通話を行なうことができる。
【0063】図9は本発明の第6の実施例の動作説明図
であり、通信回線全塞がり時の非常電話機1の音声ガイ
ダンス機能を示している。図2と同一のものは、同一の
符号を付して示す。図では、非常電話機と非常電話機
が管理局20と通話中であり、通信回線は2であるも
のとする。このような状態で、利用者が非常電話機を
発呼させると、非常電話機は回線全塞がりを認識す
る。そして、管理局20に対して通話要求と端末番号
をPB信号バス3からPB信号で送信する。それと同時
に、付属のディスプレイに音声ガイダンスAを開始し、
“そのままお待ち下さい。”と表示させ、通話待ちであ
ることを利用者に知らせる。
【0064】管理局20側では、図8に示すと同様の操
作により、通話要求待ちを登録し、管理局20の受付台
22から通話要求登録完了を非常電話機に送信する。
非常電話機では、この通話要求登録完了を受信する
と、音声ガイダンスAを停止し、音声ガイダンスBを開
始し、“管理局より呼び出しますので受話器を置いてお
待ち下さい。”という音声ガイダンスを流す。ここで、
利用者が受話器をオンフックすると、非常電話機は切
断要求を認識し、音声ガイダンスを停止する。このよう
に、第6の実施例によれば、通信回線が全て使用されて
いる時、音声ガイダンス又は文字ガイダンスを利用者に
通知することにより、通信回線全塞がり時でも利用者と
管理局20との間で通話を行なうことができる。
【0065】図10は本発明の第7の実施例の動作説明
図で、通信回線全塞がり時の非常電話機1からの通話要
求機能を示している。図2と同一のものは、同一の符号
を付して示す。通信回線数は2で、非常電話機と非常
電話機が使用中であるものとする。利用者が非常電話
機を発呼すると、該非常電話機1は回線塞がりを認識
する。そして、非常電話機内蔵のPBセンダPSより通
話要求と該当非常電話機の端末番号をPB信号バス3
を介して受付台22に向けて送信する。受付台22で
は、CRTディスプレイ22aに通話要求を表示する。
【0066】次に、非常電話機側では、利用者が障害
情報通知用(聾唖者用)ボタンを押下する。この結果、
障害情報はPBセンダPSよりPB信号バス3を介して
PB信号として交換機Bの通信監視手段13に送信され
る。通信監視手段13では、PBレシーバPRによりこ
の情報を受信し、呼処理制御部18のPBセンダPSに
この情報を通知する。呼処理制御部18では、受信した
障害情報を内部メモリに蓄積する。
【0067】次に、交換機Bの呼処理制御部18は、交
換機Aの呼処理制御部25との間に中継線4を確立し、
この障害情報をPB信号にて中継線4を介して交換機A
の呼処理制御部25に送信する。交換機Aの呼処理制御
部25では、内蔵のPBレシーバPRによりPB信号を
受信し、情報を解析する。交換機Aの呼処理制御部25
は、障害情報を受信すると、該当する非常電話機の通
話待ち登録を解除し、受付台22のCRTディスプレイ
22aに非常電話機の障害情報を表示する。
【0068】なお、交換機Aの呼処理制御部25から交
換機Bの呼処理制御部18間の中継線接続にISDN等
のディジタル方式を用いることにより、交換機Bからの
障害情報をパケット情報として送受信することができ
る。
【0069】以上説明したように、第7の実施例によれ
ば、管理局20と非常電話機1の通信回線2が全て使用
されている時、他の非常電話機1は管理局20に障害情
報を通知できる機能を具備することにより、通信回線塞
がり時でも管理局20に障害情報を通知することができ
る。
【0070】図11は本発明の第8の実施例の動作説明
図で、通信回線全塞がり時の非常電話機1からの通話切
り替え機能を示している。図2と同一のものは、同一の
符号を付して示す。通信回線数は2で、非常電話機と
非常電話機が使用中であるものとする。利用者が非常
電話機を発呼すると、該非常電話機1は回線塞がりを
認識する。そして、非常電話機内蔵のPBセンダPSよ
り通話要求と該当非常電話機の端末番号をPB信号バス
3を介して受付台22に向けて送信する。受付台22で
は、CRTディスプレイ22aに通話要求を表示する。
同時に、該当非常電話機は、内蔵の音声ガイダンス機
能を利用して利用者に“しばらくお待ち下さい。”とい
う音声を流し、利用者に通話待ちであることを知らせ
る。
【0071】一方、通話要求を受け付けた受付台22側
では、操作者が通話切り替えボタンを押下する。この通
話切り替え要求を受け付けると、交換機Aの呼処理制御
部25は、通話回線を切り替える。この結果、受付台2
2と通話中の非常電話機が通話保留中となり、保留中
音聴取となる呼処理制御部25は、PBセンダPSから
通話切り替え完了と端末番号をPB信号にて交換機B
の呼処理制御部18に送信する。この情報は、通信監視
手段13のPBセンダPSから非常電話機にPB信号
バス3を介してPB信号にて通知される。この情報を受
信した非常電話機は、音声ガイダンスを中止する。こ
れにより、非常電話機と受付台22との通話が可能と
なる。このように、第8の実施例によれば、管理局20
内の受付台22の通話切り替え機能により、通話ができ
る機能を具備することにより、通信回線塞がり時でも管
理局20との間で通話を可能とすることができる。
【0072】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、管理局、管理事務所及び非常電話機のそれぞれ
に管理局と非常電話機間で双方向通信を行なうための通
信手段をそれぞれ具備することにより、従来管理局側か
ら非常電話機側に情報を通知できなかったのが、できる
ようになり、管理局側と利用者との間で双方向通信を確
実に行なうことができるようになる。
【0073】この場合において、前記管理局内に設置さ
れた受付台及び/又は一般電話機から前記通信手段によ
り各非常電話機を呼び出す手段を具備することにより、
管理局側と利用者との間で双方向通信を行なうことがで
きる。また、前記管理局に各非常電話機からの着信情報
及び通話情報を記憶する記憶手段を設け、各非常電話機
からの着信及び/又は各非常電話機との通話が終了して
も、前記記憶手段に記憶されている情報を読み出すこと
により、着信及び/又は終話した各非常電話機を選択
し、前記通信手段により再呼び出しを行なうことによ
り、管理局側から利用者を再呼び出しすることができ
る。
【0074】また、前記管理事務所内に設けられた、停
電監視及び通話品質試験を行なう通信監視手段が、PB
信号バスに接続されている非常電話機の実装状態を確認
することにより、非常電話機の実装状態を認識すること
ができる。
【0075】また、前記非常電話機に設けられている聾
唖者用の障害情報通知ボタンが押下されると、該情報は
前記通信手段により管理局に通知され、該非常電話機は
管理局からの指示を受信し、文字ガイダンスを利用者に
通知することにより、利用者に最適な対処方法を知らせ
ることができる。
【0076】また、前記管理局と非常電話機間との通信
回線が全て使用されている時、他の非常電話機は管理局
に通話要求する機能を具備することにより、通信回線塞
がり時でも管理局との通話を行なうことができる。
【0077】また、前記管理局と非常電話機間の通信回
線が全て使用されている時、他の非常電話機は管理局か
らの通信手段による指示に基づき、音声ガイダンス又は
文字ガイダンスを利用者に通知することにより、通信回
線塞がり時でも管理局と通話を行なうことができる。
【0078】また、前記管理局と非常電話機間の通信回
線が全て使用されている時、他の非常電話機は管理局に
障害情報を通知できる機能を具備することにより、通信
回線塞がり時でも管理局に障害情報を通知することがで
きる。
【0079】更に、前記管理局と非常電話機間の通信回
線が全て使用されている時、管理局内の受付台操作によ
る通話切り替え機能により、通話ができる機能を具備す
ることにより、通信回線塞がり時でも管理局との間で通
話を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の動作説明図である。
【図3】呼び出し用回路の一実施例を示す構成ブロック
図である。
【図4】本発明の第2の実施例の要部を示す構成ブロッ
ク図である。
【図5】本発明の第2の実施例の動作説明図である。
【図6】本発明の第3の実施例の動作説明図である。
【図7】本発明の第4の実施例の動作説明図である。
【図8】本発明の第5の実施例の動作説明図である。
【図9】本発明の第6の実施例の動作説明図である。
【図10】本発明の第7の実施例の動作説明図である。
【図11】本発明の第8の実施例の動作説明図である。
【図12】従来システムの概念図である。
【図13】受付台の表示例を示す図である。
【図14】非常電話機の外観構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 非常電話機 2 通信回線 3 PB信号バス 4 中継線 10 管理事務所 20 管理局 40 通信手段 50 通信手段 60 通信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 隆之 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番18 号 富士通コミュニケーション・システム ズ株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路上に設置された複数の非常電話機
    と、 これら複数の非常電話機と通信回線及びPB信号バスを
    介して接続され、各非常電話機の通信状態を監視する少
    なくとも1台の管理事務所と、 該管理事務所と接続され、各管理事務所及び該管理事務
    所で管理する非常電話機の統括管理を行なう管理局とで
    構成され、 前記管理局と非常電話機間で双方向の通信を行なう通信
    手段を、前記管理局と、前記管理事務所と、各非常電話
    機のそれぞれに具備することを特徴とする非常電話機シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記管理局内に設置された受付台及び/
    又は一般電話機から前記通信手段により各非常電話機を
    呼び出す手段を具備することを特徴とする請求項1記載
    の非常電話機システム。
  3. 【請求項3】 前記管理局に各非常電話機からの着信情
    報及び通話情報を記憶する記憶手段を設け、 各非常電話機からの着信及び/又は各非常電話機との通
    話が終了しても、前記記憶手段に記憶されている情報を
    読み出すことにより、着信及び/又は終話した各非常電
    話機を選択し、前記通信手段により再呼び出しを行なう
    ことを特徴とする請求項2記載の非常電話機システム。
  4. 【請求項4】 前記管理事務所内に設けられた、停電監
    視及び通話品質試験を行なう通信監視手段が、PB信号
    バスに接続されている非常電話機の実装状態を確認する
    ことを特徴とする請求項1記載の非常電話機システム。
  5. 【請求項5】 前記非常電話機に設けられている聾唖者
    用の障害情報通知ボタンが押下されると、該情報は前記
    通信手段により管理局に通知され、該非常電話機は管理
    局からの指示を受信し、文字ガイダンスを利用者に通知
    することを特徴とする請求項1記載の非常電話機システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記管理局と非常電話機間との通信回線
    が全て使用されている時、他の非常電話機は管理局に通
    話要求する機能を具備することを特徴とする請求項1記
    載の非常電話機システム。
  7. 【請求項7】 前記管理局と非常電話機間の通信回線が
    全て使用されている時、他の非常電話機は管理局からの
    通信手段による指示に基づき、音声ガイダンス又は文字
    ガイダンスを利用者に通知することを特徴とする請求項
    1記載の非常電話機システム。
  8. 【請求項8】 前記管理局と非常電話機間の通信回線が
    全て使用されている時、他の非常電話機は管理局に障害
    情報を通知できる機能を具備することを特徴とする請求
    項1記載の非常電話機システム。
  9. 【請求項9】 前記管理局と非常電話機間の通信回線が
    全て使用されている時、管理局内の受付台操作による通
    話切り替え機能により、通話ができる機能を具備するこ
    とを特徴とする請求項6乃至7の何れかに記載の非常電
    話機システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100326948B1 (ko) * 1999-07-24 2002-03-13 다우전자통신 주식회사 비상 전화의 상태 감지 장치
JP2011097489A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 East Nippon Expressway Co Ltd 聾唖者対応型非常電話機
JP2021526728A (ja) * 2018-04-16 2021-10-07 セ エス エ エム サントル スイス デレクトロニク エ ド ミクロテクニク ソシエテ アノニム ルシェルシェ エ ディベロップメント 光電池モジュールの製造方法

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