JP2005094601A - 警備システム - Google Patents
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Abstract
【課題】操作パネルを用いずに機械警備開始および停止の指示ができる警備端末装置を提供する。
【解決手段】ISDN回線に接続されると共に、警備開始用の第1のサブアドレス番号および警備停止用の第2のサブアドレス番号とを備える。発信者電話番号通知サービスを利用可能である。ISDN回線インタフェースを通じて着信を受けたときに、当該着信時の情報に含まれる発信者電話番号を検知し、当該検知した発信者電話番号が発信者電話番号記憶手段に記憶されている電話番号であって、着信が、第1のサブアドレス番号への着信であったときには機械警備を開始し、第2のサブアドレス番号への着信であったときには機械警備を停止する。
【選択図】図1
【解決手段】ISDN回線に接続されると共に、警備開始用の第1のサブアドレス番号および警備停止用の第2のサブアドレス番号とを備える。発信者電話番号通知サービスを利用可能である。ISDN回線インタフェースを通じて着信を受けたときに、当該着信時の情報に含まれる発信者電話番号を検知し、当該検知した発信者電話番号が発信者電話番号記憶手段に記憶されている電話番号であって、着信が、第1のサブアドレス番号への着信であったときには機械警備を開始し、第2のサブアドレス番号への着信であったときには機械警備を停止する。
【選択図】図1
Description
この発明は、機械警備状態と機械警備解除状態とが、ユーザの指示により切り換えられる警備端末装置および警備システムに関する。
例えば人感センサにより不法侵入者を検知したり、また、火災センサにより火災発生を検知したりしたときに、警報を発生したり、警備センタ装置に通報したりする警備端末装置が良く知られている。
この種の警備端末装置においては、警備対象区域から最後に退出するユーザが、前記センサを用いた機械警備の開始を指示して、警備端末装置を機械警備状態にし、また、機械警備状態にある警備対象区域に最初に入ろうとするユーザが、機械警備の停止を指示して、警備端末装置を機械警備解除状態に切り換えるようにする。
例えば、特許文献1(特開平10−049784号公報)には、カードリーダや、キーボックス、テンキー等を用いた専用の操作パネルを通じて、機械警備状態と機械警備解除状態とを切り換えることが記載されている。
従来の警備端末装置においては、上記の専用の操作パネルは、機械警備状態に切り換わった時に、操作入力をした者が不法侵入者として扱われないようにするため、住居や工場の建物の外側など、人感センサの起動しない警備対象区域外に設置される。
特開平10−049784号公報。
ところが、上述のように、従来の警備システムにおいては、機械警備開始および停止を指示入力するための操作パネルが、住居や工場の建物の外側等、警備対象区域外に設けられるため、警備端末装置と操作パネルとの間に比較的長い配線が必要になり、そのための配線工事も必要であって、コスト高となる問題があった。
その上、操作パネルが警備対象区域外にあるため、当該操作パネルがいたずらされて、適正な機械警備ができなくなるおそれがあった。
この発明は、以上の点にかんがみ、操作パネルを用いずに機械警備開始および停止の指示ができるようにして、上記の問題点を解消することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明による警備端末装置は、
ISDN回線に接続され、警備開始用の第1のサブアドレス番号および警備停止用の第2のサブアドレス番号とを備える警備端末装置であって、
発信者電話番号を受信可能なISDN回線インタフェースと、
登録された発信者電話番号を記憶する発信者電話番号記憶手段と、
前記ISDN回線インタフェースを通じて着信を受けたときに、当該着信時の情報に含まれる前記発信者電話番号を検知し、当該検知した発信者電話番号が前記発信者電話番号記憶手段に記憶されている電話番号であって、前記着信が、前記第1のサブアドレス番号への着信であったときには機械警備を開始し、前記第2のサブアドレス番号への着信であったときには機械警備を停止する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
ISDN回線に接続され、警備開始用の第1のサブアドレス番号および警備停止用の第2のサブアドレス番号とを備える警備端末装置であって、
発信者電話番号を受信可能なISDN回線インタフェースと、
登録された発信者電話番号を記憶する発信者電話番号記憶手段と、
前記ISDN回線インタフェースを通じて着信を受けたときに、当該着信時の情報に含まれる前記発信者電話番号を検知し、当該検知した発信者電話番号が前記発信者電話番号記憶手段に記憶されている電話番号であって、前記着信が、前記第1のサブアドレス番号への着信であったときには機械警備を開始し、前記第2のサブアドレス番号への着信であったときには機械警備を停止する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
この請求項1の発明においては、ユーザは、先ず、例えば携帯電話端末を用いて、警備端末装置に対する警備開始指示および警備停止指示を行なう場合には、当該携帯電話端末の電話番号を、発信者電話番号記憶手段に記憶しておく。
そして、ユーザは、警備端末装置に対して警備開始を指示する場合には、警備端末装置を着信先として、かつ、警備開始用の第1のサブアドレス番号を伴った発信を行なう。また、警備停止を指示する場合には、警備端末装置を着信先として、かつ、第2のサブアドレス番号を伴った発信を行なう。
その着信を受けた警備端末装置は、発信者電話番号が登録された電話番号であるか否かを判別し、登録されたものであれば、サブアドレス番号を検知して、それが第1のサブアドレス番号であれば、機械警備の開始指示と判断して、機械警備状態に移行させる。また、警備端末装置は、検知したサブアドレス番号が第2のサブアドレス番号であれば、機械警備の停止指示と判断して、機械警備解除状態に切り換える。
したがって、請求項1の発明によれば、警備開始指示および警備停止指示を操作入力する操作パネルは不要になり、前述した従来の問題点を解消することができる。
また、請求項2の発明は、
ISDN回線に接続され、警備開始用の第1のサブアドレス番号および警備停止用の第2のサブアドレス番号とを備える警備センタ装置と、ネットワークを通じて前記警備センタ装置に常時接続されている警備端末装置とからなる警備システムにおいて、
前記警備センタ装置は、
前記ネットワークに接続するための第1のネットワークインタフェースと、
発信者電話番号を受信可能なISDN回線インタフェースと、
発信者電話番号を記憶する発信者電話番号記憶手段と、
前記ISDN回線インタフェースを通じて着信を受けたときに、当該着信時の情報に含まれる発信者電話番号が前記発信者電話番号記憶手段に記憶されている電話番号であって、前記着信が、前記第1のサブアドレス番号への着信であったときには、前記警備端末装置に警備開始信号を送り、前記第2のサブアドレス番号への着信であったときには、前記警備端末装置に警備停止信号を送るように制御する第1の制御手段と、
を備え、
前記警備端末装置は、
前記ネットワークに接続するための第2のネットワークインタフェースと、
前記警備センタ装置から、前記警備開始信号を受信したときには機械警備を開始し、前記警備停止信号を受信したときには機械警備を停止するようにする第2の制御手段と、
を備えることを特徴とする。
ISDN回線に接続され、警備開始用の第1のサブアドレス番号および警備停止用の第2のサブアドレス番号とを備える警備センタ装置と、ネットワークを通じて前記警備センタ装置に常時接続されている警備端末装置とからなる警備システムにおいて、
前記警備センタ装置は、
前記ネットワークに接続するための第1のネットワークインタフェースと、
発信者電話番号を受信可能なISDN回線インタフェースと、
発信者電話番号を記憶する発信者電話番号記憶手段と、
前記ISDN回線インタフェースを通じて着信を受けたときに、当該着信時の情報に含まれる発信者電話番号が前記発信者電話番号記憶手段に記憶されている電話番号であって、前記着信が、前記第1のサブアドレス番号への着信であったときには、前記警備端末装置に警備開始信号を送り、前記第2のサブアドレス番号への着信であったときには、前記警備端末装置に警備停止信号を送るように制御する第1の制御手段と、
を備え、
前記警備端末装置は、
前記ネットワークに接続するための第2のネットワークインタフェースと、
前記警備センタ装置から、前記警備開始信号を受信したときには機械警備を開始し、前記警備停止信号を受信したときには機械警備を停止するようにする第2の制御手段と、
を備えることを特徴とする。
この請求項2の発明においては、ユーザは、先ず、例えば携帯電話端末を用いて、警備端末装置に対する警備開始指示および警備停止指示を行なう場合には、当該携帯電話端末の電話番号を、警備センタ装置に登録して、その発信者電話番号記憶手段に記憶させる。
そして、ユーザは、警備端末装置に対して警備開始を指示する場合には、警備センタ装置を着信先として、かつ、警備開始用の第1のサブアドレス番号を伴った発信を行なう。また、警備停止を指示する場合には、警備センタ装置を着信先として、かつ、第2のサブアドレス番号を伴った発信を行なう。
その着信を受けた警備センタ装置は、発信者電話番号が登録された電話番号であるか否かを判別し、登録されたものであれば、サブアドレス番号を検知して、それが第1のサブアドレス番号であれば、機械警備の開始指示と判断して、警備端末装置に警備開始信号を送って、警備端末装置を機械警備状態に移行させる。また、警備センタ装置は、検知したサブアドレス番号が第2のサブアドレス番号であれば、機械警備の停止指示と判断して、警備端末装置に警備停止信号を送って、機械警備解除状態に切り換える。
したがって、請求項2の発明によれば、警備開始指示および警備停止指示を操作入力する操作パネルは不要になり、前述した従来の問題点を解消することができる。
この発明によれば、警備開始指示および警備停止指示を操作入力するための操作パネルは不要になるので、操作パネルと警備端末装置との間の配線工事が不要になり、低コストで警備システムを構築することができると共に、操作パネルがいたずらされるという問題も発生しない。
また、発信者電話番号メモリに記憶された電話端末から、警備端末装置あるいは警備センタ装置に対して、予め定められた警備開始指示用および警備停止指示用のサブアドレス番号に電話をかけるようにしているため、発信者電話番号を偽って電話をかけることができず、また、警備開始指示用および警備停止指示用のサブアドレス番号を知らない者は、上記警備開始指示および警備停止指示のための電話をかけることができないので、防御が固い警備システムを構築することができる。
[第1の実施形態;警備端末装置の実施形態(請求項1)]
図1は、この発明の実施形態の警備端末装置が適用された警備システムの一例を示すものである。この例においては、警備対象区域となる工場などの建物2内に警備端末装置1が設置される。この警備端末装置1には、人感センサや火災センサなどのセンサ3a,3b,…,3cが接続されている。
図1は、この発明の実施形態の警備端末装置が適用された警備システムの一例を示すものである。この例においては、警備対象区域となる工場などの建物2内に警備端末装置1が設置される。この警備端末装置1には、人感センサや火災センサなどのセンサ3a,3b,…,3cが接続されている。
そして、警備端末装置1は、機械警備状態のときには、センサ3a,3b,…,3cにより、不法侵入者の検知、火災発生などの異常状態の発生監視を行ない、異常発生を検知したときには、電話回線を通じて警備会社の警備センタ装置10に、発生した異常を通報するように構成されている。
図1の例では、電話回線として、ISDN(Integrated Service Digital Network;総合デジタル通信網)回線が用いられている。このため、工場の建物2内には、ISDN回線7に接続される回線終端装置(DSU(Digital Service Unit))4が設けられ、警備端末装置1は、この回線終端装置4のS/T点に接続されている。
そして、図1の例では、工場の建物2内には、複数個のボタン電話端末6a,6b,…,6cとボタン電話主装置5とからなるボタン電話システムが設けられている。ボタン電話システムのボタン電話主装置5は、回線終端装置4のS/T点側に接続されている。
この実施形態では、共通のISDN回線7に対して警備端末装置1とボタン電話システムとが接続されるので、警備端末装置1と、ボタン電話システムとを区別するために、それぞれに対してサブアドレス番号が設定されている。
そして、この実施形態においては、警備端末装置1に対しては、警備開始指示や警備停止指示のための従来のような操作パネルは設けられない。この実施形態では、警備端末装置1に対しては、ISDN回線7を通じた、予め、その電話番号が登録された電話端末、例えば携帯電話端末12からの着信により、警備開始指示および警備停止指示がなされるように構成される。電話端末が、携帯電話端末12である場合には、図1に示すように、携帯電話網13およびISDN回線網11を通じて、警備端末装置1に着信される。
この場合に、この実施形態では、警備端末装置1では、ISDN回線網の発信者電話番号通知サービスが用いられる。すなわち、ISDN回線網の発信者電話番号通知サービスにおいては、ISDN回線7を通じた着信時に、当該着信時の発信者電話番号を着信先に通知する。したがって、着信先では、当該着信に応答する前に発信者電話番号を確認することができる。
そこで、この実施形態では、警備端末装置1に、警備開始指示や警備停止指示をする電話端末の電話番号を登録しておき、警備端末装置1への着信時に、当該警備端末装置1が、その着信時の情報に含まれる発信者電話番号が、登録されている電話番号であるかどうかを判別し、登録されている電話番号であると判別したときに、警備開始指示や警備停止指示と判断するように構成する。この構成によれば、着信には応答することなく、警備開始制御や警備停止制御が可能となるので、電話通信の料金の課金は発生しない。
この場合に、警備端末装置1に対してサブアドレス番号を一つだけ割り当てて、警備端末装置1が機械警備解除状態であるときの警備端末装置1への着信により警備開始とし、また、機械警備状態での着信では、警備停止とするように、いわゆるトグル動作をすることも可能である。しかし、トグル動作では、誤操作のおそれもあるので、警備開始、警備停止の切り替え制御には適当ではないと考えられる。
また、サブアドレス番号が一つであっても、着信に対して自動応答して、PB(Push Button)信号により警備開始、警備停止を設定するようにしたり、パケット通信により警備開始、警備停止を設定するようにしたりすることも考えられるが、その場合には、通信料が警備開始、警備停止の都度、課金されてしまうので、好ましくない。
そこで、この実施形態では、警備端末装置1には、2個の異なるサブアドレス番号を設定し、その一方のサブアドレス番号BGNを警備開始指示用の着信先とし、他方のサブアドレス番号STPを警備停止指示用の着信先とするようにする。そして、この実施形態では、警備端末装置1は、この2個のサブアドレス番号BGNおよびSTPへの着信に対しては、自動応答せずに、後述するように、警備開始、警備停止の制御動作をするように構成されている。
[警備端末装置1のハードウエア構成例]
図2は、この実施形態の警備端末装置1のハードウエア構成例を示すブロック図である。この例の警備端末装置1は、マイクロコンピュータを備えた構成とされている。
図2は、この実施形態の警備端末装置1のハードウエア構成例を示すブロック図である。この例の警備端末装置1は、マイクロコンピュータを備えた構成とされている。
すなわち、図2に示すように、警備端末装置1は、CPU(Central Processing Unit)101に対して、システムバス102を通じて、ROM(Read Only Memory)103と、RAM(Random Access Memory)104と、ISDN回線インタフェース105と、センサインタフェース106と、発信者電話番号登録メモリ107と、音声メッセージデータ格納部108と、音声合成部109と、I/Oポート110とが接続されて構成されている。
ROM103には、後述する警備端末装置1への着信時の処理プログラムや、センサ3a,3b,…,3cのいずれかにより検出された異常発生に基づく警備センタ装置10への通報のプログラムなどが格納されている。RAM104は、それらのプログラムによる処理の際にワークエリアとして使用される。
ISDN回線インタフェース105は、DSU4のS/T点側を通じてISDN回線7に接続されている。この実施形態においては、ISDN回線インタフェース105は、前記の2個のサブアドレス番号BGNおよびSTPや、その他の当該警備端末装置1に割り付けられたサブアドレスを含む当該警備端末装置1への着信を検出すると共に、発信者電話番号通知サービスに対応して、着信時の発信者電話番号を検出して、システムバス102に送出する機能を備える。
そして、前述したように、この実施形態の警備端末装置1は、前記2個のサブアドレス番号BGNおよびSTPへの着信に対しては自動応答しないように構成されている。しかし、警備センタ装置10からのデータ通信要求用として割り付けられた他のサブアドレス番号DTへの着信時には、自動応答して、要求されたデータを警備センタ装置10に送出するようにする機能を備える。また、そのような特別のサブアドレス番号ではなく、警備端末装置1に割り付けられたサブアドレス番号にデジタルデータの着信があったときにも、その着信に対応するデータ通信を行なうために、自動応答するようにしても良い。
警備センタ装置10からのデータ通信要求の例としては、警備端末装置1が正常に動作しているかどうかなどの要求があり、その要求に対しては、警備端末装置1は、センサ3a,3b,…,3cなどのチェックをして、そのチェック結果などを返すようにする場合などがある。
センサインタフェース106には、前述した人感センサや火災センサなどを含むセンサ3a,3b,…,3cが接続されており、それらのセンサによる異常状態の検知時に、異常発生の割り込み要求をシステムバス102に送出する。
発信者電話番号登録メモリ107には、警備端末装置1に対して警備開始指示または警備停止指示をする、すべての管理ユーザの電話端末、この実施形態においては、携帯電話端末12の電話番号が登録されて記憶されている。したがって、登録される発信者電話番号は、一つではなく、複数個であってもよい。
音声メッセージデータ格納部108には、異常発生時に警備センタ装置10に送る通報音声メッセージデータや、警備開始や警備停止を知らせる報知音声メッセージのデータが格納されている。
音声合成部109は、音声メッセージデータ格納部108から読み出された音声メッセージデータから音声信号を合成する。音声信号に変換された通報音声メッセージは、CPU101の制御の下に、ISDN回線インタフェース105を通じて、警備センタ装置10に送信される。また、音声信号に変換された報知音声メッセージは、CPU101の制御の下に、I/Oポート110を通じてD/A変換器111に供給されて、アナログ音声信号に変換され、出力アンプ112を通じてスピーカ113に供給されて、音声として放音される。
スピーカ113は、警備端末装置1の近傍の工場の建物2内に設けてもよいが、この実施形態では、工場の建物2の外側に設けられる。これは、警備開始または警備停止のメッセージは、ユーザが工場の建物2の外で聞くことになるからである。なお、工場の建物2内にスピーカ113を設ける場合には、出力音量を大きくなるように音量制御して、工場の建物2の外にいるユーザに、音声メッセージが聴取することができるようにすると良い。
なお、この警備端末装置1においては、停電時にも、動作可能なように、電源回路120は、バックアップ電池121によりバックアップされている。
[警備システムの動作説明]
以上のような構成の警備システムにおいて、警備端末装置1を機械警備状態にしたり、機械警備解除状態にしたりする場合には、ユーザは、発信者電話番号メモリ107に電話番号を記憶した携帯電話端末12を用いて、警備開始あるいは停止要求に応じた前記サブアドレス番号BGNまたはサブアドレス番号STPのいずれかを付加して、ISDN回線7に割り付けられた電話番号を着信先とする発呼を行ない、呼出音を確認したら切断するようにする。
以上のような構成の警備システムにおいて、警備端末装置1を機械警備状態にしたり、機械警備解除状態にしたりする場合には、ユーザは、発信者電話番号メモリ107に電話番号を記憶した携帯電話端末12を用いて、警備開始あるいは停止要求に応じた前記サブアドレス番号BGNまたはサブアドレス番号STPのいずれかを付加して、ISDN回線7に割り付けられた電話番号を着信先とする発呼を行ない、呼出音を確認したら切断するようにする。
この携帯電話端末12からの発呼は、図1に示すように、携帯電話網13およびISDN網11、さらにISDN回線7を通じて警備端末装置1およびボタン電話主装置5に着信する。この着信に対しては、警備端末装置1では、自動着信応答をすることなく、図3のフローチャートに示すような処理を行なって、警備開始制御あるいは警備停止制御をする。
すなわち、警備端末装置1に対して着信があると、警備端末装置1では、図3のフローチャートがスタートする。この図3の各ステップの処理は、CPU101がROM103のプログラムにしたがって、RAM104をワークエリアとして用いて実行される。
警備端末装置1では、先ず、ISDN回線インタフェース105が着信時のメッセージに含まれる発信者電話番号を検出して、それをシステムバス102に送出するので、CPU101は、その発信者電話番号を検知し(ステップS101)、発信者電話番号登録メモリ107に登録されている電話番号の電話端末からの着信であるか否か判別する(ステップS102)。
ステップS102で、発信者電話番号が登録された電話番号でないと判別したときには、CPU101は、この着信時の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS102で、発信者電話番号が登録された電話番号であると判別したときには、CPU101は、サブアドレス番号をチェックし(ステップS103)、それが警備開始指示用のサブアドレス番号BGNであるか、または警備停止指示用のサブアドレス番号STPであるか、あるいは警備開始指示用のサブアドレス番号BGNおよび警備停止指示用のサブアドレス番号STP以外であるかを判別する(ステップS104)。
そして、ステップS104で、警備開始指示用のサブアドレス番号BGNであると判別したときには、CPU101は、警備端末装置1において機械警備を開始させ、警備端末装置1を機械警備状態に移行させる(ステップS105)。そして、音声メッセージデータ格納部108から、警備開始の報知音声メッセージデータを読み出し、音声合成部109により音声信号に変換し、当該音声信号をI/Oポート110、D/A変換器111および出力アンプ112を通じてスピーカ113に供給して、警備開始の音声メッセージを放音させて、ユーザに報知する(ステップS106)。そして、この着信時の処理ルーチンを終了する。
ステップS104で、警備停止指示用のサブアドレス番号STPであると判別したときには、CPU101は、警備端末装置1において機械警備を停止させ、警備端末装置1を機械警備解除状態に移行させる(ステップS107)。そして、音声メッセージデータ格納部108から、警備停止の報知音声メッセージデータを読み出し、音声合成部109により音声信号に変換し、当該音声信号をI/Oポート110、D/A変換器111および出力アンプ112を通じてスピーカ113に供給して、警備停止の音声メッセージを放音させて、ユーザに報知する(ステップS108)。そして、この着信時の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS104で、警備開始指示用のサブアドレス番号BGNおよび警備停止指示用のサブアドレス番号STP以外であると判別したときには、CPU101は、警備センタ装置10からのデータ送信要求の着信であるか否か判別する(ステップS109)。
そして、このステップS109で、警備センタ装置からのデータ送信要求の着信であると判別したときには、CPU101は、自動応答し(ステップS110)、要求データの返信処理のルーチンを実行する(ステップS111)。そして、この着信時の処理ルーチンを終了する。
また、ステップS109で、サブアドレス番号が警備端末装置1に割り付けられたサブアドレス番号ではないと判別したときには、CPU101は、そのままこの処理ルーチンを終了する。このときは、着信は、ボタン電話主装置5で受けられて、ボタン電話機7a,7b,…,7cが鳴動し、応答がなされれば、通話が開始される。
以上のようにして、この実施形態の警備システムにおいては、例えば工場を最後に出た社員は、施錠をし、登録されている携帯電話端末12を用いて、警備開始用のサブアドレス番号BGNを付加して警備端末装置1に電話をかけ、呼出音を確認したら切断することにより、警備端末装置1を機械警備状態にすることができる。このとき、この実施形態では、スピーカ113からの報知メッセージにより、警備開始を指示した社員は、警備端末装置1が機械警備状態になったことを確認することができる。
前述したように、警備端末装置1では、機械警備状態において、例えば人感センサにより侵入者を確認すると、例えばスピーカ113により異常発生を放音すると共に、警備センタ装置10に自動通報を行なう。
また、最初に工場に出社した社員は、登録されている携帯電話端末12を用いて、警備停止用のサブアドレス番号STPを付加して警備端末装置1に電話をかけ、呼出音を確認したら切断することにより、警備端末装置1の機械警備解除状態に切り換えることができる。したがって、その後、開錠をして工場内に入っても侵入者ありとして自動通報されることはない。なお、この警備停止指示をしたときにも、この実施形態では、スピーカ113からの報知メッセージにより、警備停止を指示した社員は、警備端末装置1が機械警備解除状態になったことを確認することができる。
なお、図3のフローチャートでは省略したが、この実施形態では、警備開始および警備停止の履歴として、当該警備開始または警備停止の時刻と、警備開始または警備停止を指示してきた携帯電話端末の電話番号とが警備端末装置1のメモリに記憶される。
なお、警備対象区域が広く、社員数も多い場合には、警備開始または停止を制御することができる区域を複数個に分け、それぞれの区域ごとに分けて、警備開始または停止指示をする携帯電話端末などの電話端末の電話番号を、発信者電話番号を登録しておくようにすることが望ましい。その場合には、警備端末装置1は、着信時に受けた発信者電話番号により、警備開始または停止を制御する区域を認識して、当該区域のみについて、警備開始または停止制御するようにする。
また、警備開始、警備停止の確認をする手段としては、スピーカから音声メッセージを放音するようにしたが、音声メッセージに限らず、警備開始と警備停止を区別することができる特定の音であってもよい。また、警備開始、警備停止の確認をする手段としては、音に限らず、ランプなどの点灯あるいは点滅を用いても良い。例えば、警備開始は、一回点灯、警備停止は2回点灯などの方法を用いることができる。さらに、警備開始、警備停止の確認をする手段は、必要がないと考えられるときには、必須ではなく、なくてもよい。
また、警備開始、警備停止の確認をしたい場合において、スピーカを設ける代わりに、警備端末装置1から、警備開始指示または警備停止指示をしてきた携帯電話端末12に発信者番号(警備端末装置1の電話番号)表示付きで自動発呼して、呼出音を確認後、すぐに切断するようにしても良い。携帯電話端末12のユーザは、警備端末装置1からの確認のための着信を、その電話番号表示で確認することができる。
この場合の自動発呼には、着信時に検知した発信者電話番号を保持して用いる。あるいは、着信時に検知した発信者電話番号を識別する情報を保持して、自動発呼時に発信者電話番号登録メモリ107から、当該保持していた発信者電話番号を識別する情報に対応する発信者電話番号を読み出すようにしても良い。
また、通話料金はかかるが、警備端末装置1で、サブアドレス番号BGNやSTPへの着信のときに、予め設定した時間、発信者が切断しなかったときに、自動応答して、警備開始や警備停止の合成音声を、携帯電話端末等、着信してきた電話端末に送るようにしても良い。この場合には、警備開始、警備停止の確認が不必要であるときには、警備端末装置1への着信後、呼出音を確認したら直ぐに切断すればよく、確認が必要であるときにのみ、警備端末装置1からの音声合成メッセージを待つようにすれば良い。
[第2の実施形態;警備システムの実施形態(請求項2)]
上述した第1の実施形態は、警備端末装置1に、電話番号が登録された電話端末から電話をかけることにより、警備開始指示および警備停止指示をするようにしたが、この第2の実施形態においては、警備センタ10を介して、電話番号が登録された電話端末から電話をかけることにより、警備端末装置1に対して警備開始指示および警備停止指示をするようにする。
上述した第1の実施形態は、警備端末装置1に、電話番号が登録された電話端末から電話をかけることにより、警備開始指示および警備停止指示をするようにしたが、この第2の実施形態においては、警備センタ10を介して、電話番号が登録された電話端末から電話をかけることにより、警備端末装置1に対して警備開始指示および警備停止指示をするようにする。
図4は、この第2の実施形態の場合における警備システムの一例を示すものであり、第1の実施形態と対応する部分には、同一符号を付してある。
図4の例においては、警備会社の警備センタ装置10と、工場の建物2内に設置される警備端末装置1とは、インターネット14を通じて、この例では、常時接続されている。警備端末装置1は、この例では、ルータ8を介してインターネット14に接続されている。このため、警備端末装置1には、図2のISDN回線インタフェース105に代わって、LANインタフェースが設けられる。また、この第2の実施形態の場合には、警備端末装置1には、発信者電話番号管理メモリ107は設けられない。
なお、警備センタ装置10と、警備端末装置1との間は、インターネット14ではなく、専用線を用いて接続するようにしてもよい。また、警備センタ装置10と警備端末装置1とは、常時接続されるのではなく、例えば警備端末装置1が警備状態になっているときにのみ、接続されるようにしてもよい。
この第2の実施形態においては、警備センタ装置10は、ISDN回線に接続されている。したがって、この例では、携帯電話装置12から、携帯電話網13およびISDN回線網11を通じて警備センタ装置10に電話がかけられるようにされる。
そして、この場合に、この実施形態では、警備センタ装置10では、ISDN回線網11の発信者電話番号通知サービスが用いられる。すなわち、第1の実施形態と同様にして、警備センタ装置10は、着信時に、当該着信に応答する前に発信者電話番号を確認することができる。
そして、この第2の実施形態においては、警備センタ装置10に、当該警備センタ装置10が管理する警備端末装置1ごとに、警備開始指示や警備停止指示をする電話端末の電話番号を登録しておく。また、第1の実施形態と同様に、警備センタ装置10には、2個の異なるサブアドレス番号を設定し、その一方のサブアドレス番号BGNを警備開始指示用の着信先とし、他方のサブアドレス番号STPを警備停止指示用の着信先とするようにする。そして、この実施形態では、警備センタ装置1は、この2個のサブアドレス番号BGNおよびSTPへの着信に対しては、自動応答せずに、後述するように、警備端末装置1に警備開始信号または警備停止信号を送信するように構成されている。
この第2の実施形態においては、警備センタ装置10は、着信時には、その着信時の情報に含まれる発信者電話番号が、登録されている電話番号であるかどうかを判別し、登録されている電話番号であると判別したときには、当該登録された電話番号が、どの警備端末装置に対するものであるかをさらに判別する。
そして、サブアドレス番号をチェックして、警備開始指示か、警備停止指示かを判断し、警備開始指示であるときには警備開始信号を、警備停止指示であるときには警備停止信号を、警備端末装置1に、インターネット14を通じて送信するように構成する。警備端末装置1は、警備開始信号を受けたときには機械警備状態にし、また、警備停止信号をうけたときには機械警備解除状態にする。
この第2の実施形態の構成においても、警備センタ装置10は、電話端末からの着信に応答することなく、警備開始指示制御や警備停止指示制御が可能となるので、電話通信の料金の課金は発生しない。
[警備センタ装置10のハードウエア構成例]
図5は、この実施形態の警備センタ装置10のハードウエア構成例を示すブロック図である。この例の警備センタ装置10は、マイクロコンピュータを備えた構成とされている。
図5は、この実施形態の警備センタ装置10のハードウエア構成例を示すブロック図である。この例の警備センタ装置10は、マイクロコンピュータを備えた構成とされている。
すなわち、図5に示すように、警備センタ装置10は、CPU201に対して、システムバス202を通じて、ROM203と、RAM204と、ISDN回線インタフェース205と、ネットワークインタフェース206と、発信者電話番号登録メモリ207と、警備開始/停止信号発生部208と、警備端末装置管理メモリ209とが接続されて構成されている。
ROM203には、後述する警備センタ装置10への着信時の処理プログラムなどが格納されている。RAM204は、それらのプログラムによる処理の際にワークエリアとして使用される。
ISDN回線インタフェース205は、図示を省略したDSUのS/T点側を通じてISDN回線網11に接続されている。この実施形態においては、ISDN回線インタフェース205は、前記の2個のサブアドレス番号BGNおよびSTPを含む当該警備センタ装置10への着信を検出すると共に、発信者電話番号通知サービスに対応して、着信時の発信者電話番号を検出して、システムバス202に送出する機能を備える。
そして、前述したように、この実施形態の警備センタ装置10は、前記2個のサブアドレス番号BGNおよびSTPへの着信に対しては自動応答しないように構成されている。しかし、サブアドレス番号を伴わない当該警備センタ装置10への着信や、その他のサブアドレス番号を伴う着信に対しては、例えば、自動応答したり、あるいはオペレータが応答したりするように構成されている。
警備端末装置管理メモリ209には、警備センタ装置10が管理するすべての警備端末装置1について、所在地、電話番号、URL(Uniform Resource Locator)、ユーザ名、警備開始、停止の履歴情報などの管理情報が、各警備端末装置1の識別情報に対応付けられて記憶されている。
発信者電話番号登録メモリ207には、警備端末装置管理メモリ209に記憶されていて、警備センタ装置10により管理されているすべての警備端末装置1の各々について、それぞれの警備端末装置1に対して警備開始指示または警備停止指示をする、すべての管理ユーザの電話端末、この実施形態においては、携帯電話端末12の電話番号が登録されて記憶されている。
すなわち、発信者電話番号登録メモリ207には、例えば各警備端末装置1の識別情報に対応付けられて、その警備端末装置に対して前記警備開始指示または警備停止指示をする、すべての電話端末の電話番号が登録されて記憶されている。それぞれの警備端末装置1に対して、登録される発信者電話番号は、第1の実施形態の同様にして、一つではなく、複数個であっても勿論よい。
機械警備開始/停止信号発生部208は、後述するように、この例では、携帯電話端末12から、ある警備端末装置1への警備開始指示または警備停止指示の着信が警備センタ装置10にあったときに、CPU201の制御指示に基づいて、警備端末装置1へ送信する機械警備開始信号または機械警備停止信号を生成してシステムバス201に送出する機能を備える。
[警備システムの動作説明]
以上のような構成の第2の実施形態の警備システムにおいて、警備端末装置1を機械警備状態にしたり、機械警備解除状態にしたりする場合には、ユーザは、発信者電話番号メモリ207に電話番号を記憶した携帯電話端末12を用いて、警備開始あるいは停止要求に応じた前記サブアドレス番号BGNまたはサブアドレス番号STPのいずれかを付加して、警備センタ装置10の電話番号を着信先とする発呼を行ない、呼出音を確認したら切断するようにする。
以上のような構成の第2の実施形態の警備システムにおいて、警備端末装置1を機械警備状態にしたり、機械警備解除状態にしたりする場合には、ユーザは、発信者電話番号メモリ207に電話番号を記憶した携帯電話端末12を用いて、警備開始あるいは停止要求に応じた前記サブアドレス番号BGNまたはサブアドレス番号STPのいずれかを付加して、警備センタ装置10の電話番号を着信先とする発呼を行ない、呼出音を確認したら切断するようにする。
この携帯電話端末12からの発呼は、図4に示すように、携帯電話網13およびISDN網11を通じて警備センタ装置10に着信する。この着信に対しては、警備センタ装置10では、自動着信応答をすることなく、図6のフローチャートに示すような処理を行なって、対応する警備端末装置1に対して機械警備開始信号あるいは機械警備停止信号を送出する。
すなわち、警備センタ装置10に対して着信があると、警備センタ装置10では、図6のフローチャートがスタートする。この図6の各ステップの処理は、CPU201がROM203のプログラムにしたがって、RAM204をワークエリアとして用いて実行される。
警備センタ装置10では、先ず、ISDN回線インタフェース205が着信時のメッセージに含まれる発信者電話番号を検出して、それをシステムバス202に送出するので、CPU201は、その発信者電話番号を検知し(ステップS201)、発信者電話番号登録メモリ207に登録されている電話番号の電話端末からの発信であるか否か判別する(ステップS202)。
ステップS202で、発信者電話番号が登録された電話番号であると判別したときには、CPU201は、当該登録された電話番号に対応する警備端末装置1の識別情報から、警備端末装置1を判別する(ステップS203)。次に、CPU201は、サブアドレス番号をチェックし(ステップS204)、それが警備開始指示用のサブアドレス番号BGNであるか、または警備停止指示用のサブアドレス番号STPであるか、あるいは警備開始指示用のサブアドレス番号BGNおよび警備停止指示用のサブアドレス番号STP以外であるかを判別する(ステップS205)。
そして、ステップS205で、警備開始指示用のサブアドレス番号BGNであると判別したときには、CPU201は、ステップS203で検知した警備端末装置1のURLを警備端末装置管理メモリ209から読み出して、当該警備端末装置1に対して、インターネット14を通じて、機械警備開始/停止信号発生部208から発生した機械警備開始信号を送信する(ステップS206)。そして、この着信時の処理ルーチンを終了する。
この機械警備開始信号を受信した警備端末装置1は、機械警備を開始させ、警備端末装置1を機械警備状態に移行させる。なお、警備端末装置1は、機械警備状態になったら、その旨を警備センタ装置10に通知するようにするようにしても良い。
また、ステップS205で、警備停止指示用のサブアドレス番号STPであると判別したときには、CPU201は、ステップS203で検知した警備端末装置1のURLを警備端末装置管理メモリ209から読み出して、当該警備端末装置1に対して、インターネット14を通じて、機械警備開始/停止信号発生部208から発生した機械警備停止信号を送信する(ステップS207)。そして、この着信時の処理ルーチンを終了する。
この機械警備停止信号を受信した警備端末装置1は、機械警備を停止させ、警備端末装置1を機械警備解除状態に移行させる。なお、警備端末装置1は、機械警備解除状態になったら、その旨を警備センタ装置10に通知するようにするようにしても良い。
また、ステップS205で、警備開始指示用のサブアドレス番号BGNおよび警備停止指示用のサブアドレス番号STP以外であると判別したときには、CPU201は、通常の着信処理ルーチンに移行する(ステップS208)。
また、ステップS202で、発信者電話番号が登録された電話番号でないと判別したときにも、CPU201は、通常の着信処理ルーチンに移行する(ステップS208)。
以上のようにして、この実施形態の警備システムにおいては、例えば工場を最後に出た社員は、施錠をし、登録されている携帯電話端末12を用いて、警備開始用のサブアドレス番号BGNを付加して警備センタ装置10に電話をかけ、呼出音を確認したら切断することにより、警備端末装置1を機械警備状態にすることができる。
前述したように、警備端末装置1では、機械警備状態において、例えば人感センサにより侵入者を確認すると、例えばスピーカ113により異常発生を放音すると共に、インターネット14を通じて警備センタ装置10に自動通報を行なう。
また、最初に工場に出社した社員は、登録されている携帯電話端末12を用いて、警備停止用のサブアドレス番号STPを付加して警備センタ装置10に電話をかけ、呼出音を確認したら切断することにより、警備端末装置1の機械警備解除状態に切り換えることができる。したがって、その後、開錠をして工場内に入っても侵入者ありとして自動通報されることはない。
なお、図6のフローチャートでは省略したが、この第2の実施形態においても、警備開始および警備停止の履歴として、当該警備開始または警備停止の時刻と、警備開始または警備停止を指示してきた携帯電話端末の電話番号とを警備端末装置1の識別情報と対応付けて、警備センタ装置10のメモリに記憶される。
なお、この第2の実施形態においても、警備対象区域が広く、社員数も多い場合には、警備開始または停止を制御することができる区域を複数個に分け、それぞれの区域ごとに分けて、警備開始または停止指示をする携帯電話端末などの電話端末の電話番号を、発信者電話番号を登録しておくようにすることができる。
その場合には、警備センタ装置10は、着信時に受けた発信者電話番号により、警備開始または停止を制御する区域を認識して、当該区域を示す信号を付加した警備開始信号または警備停止信号を、警備端末装置1に送信するようにする。この場合、警備端末装置1は、警備開始信号または警備停止信号に付加された区域を示す信号により指示される区域のみについて、警備開始または停止制御するようにする。
なお、この第2の実施形態において、警備開始、警備停止の確認をしたい場合には、前記機械警備開始信号または機械警備停止信号を送信した後、あるいは、警備端末装置1からの機械警備状態あるいは機械警備解除状態になった旨の通知を受信した後、警備センタ装置10から、警備開始指示または警備停止指示をしてきた携帯電話端末12に発信者電話番号(警備センタ装置10の電話番号)表示付きで自動発呼させて、警備センタ装置10で、呼出音を確認後、すぐに切断するように構成することができる。発信者携帯電話端末12のユーザは、警備センタ装置10からの確認のための着信を、その電話番号表示で確認することができる。
この場合の自動発呼には、着信時に検知した発信者電話番号を保持して用いる。あるいは、着信時に検知した発信者電話番号を識別する情報を保持して、自動発呼時に発信者電話番号登録メモリ207から、当該保持していた発信者電話番号を識別する情報に対応する発信者電話番号を読み出すようにしても良い。
また、通話料金はかかるが、警備センタ装置10で、サブアドレス番号BGNやSTPへの着信のときに、予め設定した時間、発信者が切断しなかったときに、自動応答して、警備開始や警備停止の合成音声を、携帯電話端末等、着信してきた電話端末に送るようにしても良い。この場合には、警備開始、警備停止の確認が不必要であるときには、警備センタ装置10への着信後、呼出音を確認したら直ぐに切断すればよく、確認が必要であるときにのみ、警備センタ装置10からの音声合成メッセージを待つようにすれば良い。
なお、以上の実施形態では、電話端末としては、携帯電話端末を用いたが、これに限られるものではなく、例えば電話機能を備えるPDA(Personal Digital Assistants)などの情報携帯端末であってもよい。
1 警備端末装置
10 警備センタ装置
11 ISDN回線網
12 携帯電話端末
105,205 ISDN回線インタフェース
107,207 発信者電話番号登録メモリ
10 警備センタ装置
11 ISDN回線網
12 携帯電話端末
105,205 ISDN回線インタフェース
107,207 発信者電話番号登録メモリ
Claims (5)
- ISDN回線に接続され、警備開始用の第1のサブアドレス番号および警備停止用の第2のサブアドレス番号とを備える警備端末装置であって、
発信者電話番号を受信可能なISDN回線インタフェースと、
登録された発信者電話番号を記憶する発信者電話番号記憶手段と、
前記ISDN回線インタフェースを通じて着信を受けたときに、当該着信時の情報に含まれる前記発信者電話番号を検知し、当該検知した発信者電話番号が前記発信者電話番号記憶手段に記憶されている電話番号であって、前記着信が、前記第1のサブアドレス番号への着信であったときには機械警備を開始し、前記第2のサブアドレス番号への着信であったときには機械警備を停止する制御手段と、
を備える警備端末装置。 - 請求項1に記載の警備端末装置において、
前記機械警備の開始、機械警備の停止を、音あるいは光による報知手段を用いて報知することを特徴とする警備端末装置。 - 請求項1に記載の警備端末装置において、
前記制御手段は、前記機械警備の開始または停止をした後、前記検知した発信者電話番号の相手先に、発信者電話番号表示付きで自動発呼を行ない、呼出音を確認した後に切断する
ことを特徴とする警備端末装置。 - ISDN回線に接続され、警備開始用の第1のサブアドレス番号および警備停止用の第2のサブアドレス番号とを備える警備センタ装置と、ネットワークを通じて前記警備センタ装置に接続される警備端末装置とからなる警備システムにおいて、
前記警備センタ装置は、
前記ネットワークに接続するための第1のネットワークインタフェースと、
発信者電話番号を受信可能なISDN回線インタフェースと、
発信者電話番号を記憶する発信者電話番号記憶手段と、
前記ISDN回線インタフェースを通じて着信を受けたときに、当該着信時の情報に含まれる発信者電話番号が前記発信者電話番号記憶手段に記憶されている電話番号であって、前記着信が、前記第1のサブアドレス番号への着信であったときには、前記警備端末装置に機械警備開始信号を送り、前記第2のサブアドレスへの着信であったときには、前記警備端末装置に機械警備停止信号を送るように制御する第1の制御手段と、
を備え、
前記警備端末装置は、
前記ネットワークに接続するための第2のネットワークインタフェースと、
前記警備センタ装置から、前記機械警備開始信号を受信したときには機械警備を開始し、前記機械警備停止信号を受信したときには機械警備を停止するようにする第2の制御手段と、
を備えることを特徴とする警備システム。 - 請求項4に記載の警備システムにおいて、
前記警備センタ装置の前記第1の制御手段は、前記機械警備開始信号または機械警備停止信号を送信した後、前記検知した発信者電話番号の相手先に、発信者電話番号表示付きで自動発呼を行ない、呼出音を確認した後に切断する
ことを特徴とする警備システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003327862A JP2005094601A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 警備システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003327862A JP2005094601A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 警備システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005094601A true JP2005094601A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34457610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003327862A Pending JP2005094601A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | 警備システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005094601A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016208143A (ja) * | 2015-04-17 | 2016-12-08 | 株式会社カルティベイト | 開錠システム |
JP2017510901A (ja) * | 2013-12-24 | 2017-04-13 | クアション インク. | データ収集機能を有する物品盗難防止システム及びその方法 |
-
2003
- 2003-09-19 JP JP2003327862A patent/JP2005094601A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017510901A (ja) * | 2013-12-24 | 2017-04-13 | クアション インク. | データ収集機能を有する物品盗難防止システム及びその方法 |
JP2016208143A (ja) * | 2015-04-17 | 2016-12-08 | 株式会社カルティベイト | 開錠システム |
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