JPH0832134A - 圧電トランス - Google Patents

圧電トランス

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Publication number
JPH0832134A
JPH0832134A JP6180531A JP18053194A JPH0832134A JP H0832134 A JPH0832134 A JP H0832134A JP 6180531 A JP6180531 A JP 6180531A JP 18053194 A JP18053194 A JP 18053194A JP H0832134 A JPH0832134 A JP H0832134A
Authority
JP
Japan
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piezoelectric transformer
length
width
mode
loss
Prior art date
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Pending
Application number
JP6180531A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Yoshimi
公男 吉見
Yuichi Abe
雄一 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Corp filed Critical Tamura Corp
Priority to JP6180531A priority Critical patent/JPH0832134A/ja
Publication of JPH0832134A publication Critical patent/JPH0832134A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長方形の圧電トランスを動作させる為に加え
る矩形波の周波数を変化させ、出力を安定化する回路に
おいて、長さ方向の振動モードの高次高調波と、幅方向
の振動モードとが合致すると、圧電トランス駆動部の電
極で電位差が生じ、駆動部での損失が増加し、効率が著
しく落ちるので、これを改善する。 【構成】 駆動部2と出力部3を有する圧電トランス1
において、幅Wが長さLの 0.148〜 0.152の範囲内であ
るように構成することによって、長さ方向の振動モード
の3次高調波や6次高調波が幅方向の振動モードと合致
することによる影響がなくなり、共振による駆動部での
損失が増加することを防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚み方向に分極された
駆動部の板厚方向に交流電圧を印加して長さ方向に分極
された出力部から高圧の高周波電圧を取り出す長方形の
圧電トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】駆動部の板厚方向に交流電圧を印加し、
出力部から高圧の高周波電圧を取り出す長方形の圧電ト
ランスでは、励振される長さ方向の振動モードの他に、
幅方向の振動モードがある。
【0003】図3に基づいて、長さ方向の振動モードと
幅方向の振動モードについて説明する。記号kは圧電ト
ランスの長さLと幅Wとの比である。すなわち、k=L
/Wである。λLは圧電トランスの長さ方向の振動モー
ドであり、数値は振動モードの倍率を示している。例え
ば、3λLは振動モードの3倍の3次高調波を示してい
る。同様に、λWは圧電トランスの幅方向の振動モード
である。圧電トランスの長さLと幅Wとの比が6の場合
には、長さ方向の振動モード(λL)の3次高調波(3
λL)と幅方向の振動モード(λW)の1/2周波(λ
W/2)とが合致し、長さ方向の振動モードの6次高調
波(6λL)と幅方向の振動モードとが合致する。同様
に、圧電トランスの長さLと幅Wとの比が7の場合に
は、長さ方向の振動モードの7次高調波(7λL)と幅
方向の振動モードとが合致する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の圧電ト
ランスでは次のような問題があった。長さL,幅W,厚
さTの長方形の圧電トランスを動作させる為に加える矩
形波の周波数を変化させ、出力を安定化する回路におい
て、長さ方向の振動λLモードの高次高調波と、幅方向
の振動λWモードとが合致すると、圧電トランス駆動部
の電極で電位差が生じ、駆動部での損失が増加し、効率
が著しく落ちる。例えば、k=L/Wが6である場合、
λLモードの3次高調波が幅方向のλW/2モードと合
致し、駆動部での損失が増加する。また、λLモードの
6次高調波が幅方向のλWモードと合致し、駆動部での
損失が増加し、また、k=L/Wが7である場合、λL
モードの7次高調波が幅方向λWモードと合致して駆動
部での損失が増加する。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、長さ方向の振動λLモードの高次高調波成分
による影響から、駆動部での損失が増加し難い圧電トラ
ンスを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による圧電トランスは、厚み方向に分極された
駆動部の板厚方向に交流電圧を印加して長さ方向に分極
された出力部から高圧の高周波電圧を取り出す長方形の
圧電トランスにおいて、長方形の幅を長方形の長さの
0.148〜 0.152の範囲内であるように形成し、長さ方向
の振動モードの高次高調波と幅方向の振動モードとの合
致による影響から駆動部損失の増加を防止することに特
徴を有している。
【0007】
【作用】長方形の圧電トランスを動作させる為に加える
矩形波の周波数を変化させ、出力を安定化する回路にお
いて、長さ方向の振動モードの高次高調波と、幅方向の
振動モードとが合致することがなく、圧電トランス駆動
部の電極で電位差が生じて駆動部での損失が増加するこ
とを防止している。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の実施例における圧電トランスの
斜視図である。図において、1は長方形の圧電トランス
であり、2は高周波電圧を印加する圧電トランス1の駆
動部であり、3は高圧の高周波電圧を出力する出力部で
ある。長方形の圧電トランス1の長さをL,幅をW,厚
みをTとした場合に、幅Wが長さLの 0.148〜 0.152の
範囲内であるように構成されている。
【0009】図2は本発明による圧電トランスと従来の
圧電トランスにおける駆動部損失の周波数特性を示すも
のである。図において、縦軸は駆動部損失と幅方向の振
動モードを示し、横軸は長さ方向の振動λLモードの周
波数を示す。実線Aは本発明による圧電トランスを使用
した場合の駆動部損失の周波数特性を示しており、破線
Bは従来の圧電トランスにおける駆動部損失の周波数特
性を示している。実線Aにおいては、圧電トランスの長
さLと幅Wとの比kが、6<k<7であり、長さ方向の
振動λLモードの高次高周波の影響を殆ど受けていない
ことを示している。破線Bにおいては、記号B1 は長さ
方向の振動λLモードの3次高調波が幅方向のλW/2
モードと合致し、λW/2モードの影響で駆動部での損
失が増加していることを示している。また、λLモード
の6次高調波が幅方向のλWモードと合致し、λWモー
ドの影響で駆動部での損失が増加していることを示して
いる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による圧電
トランスでは、長方形の幅を長方形の長さの 0.148〜
0.152の範囲内であるように形成し、長さ方向の振動モ
ードの高次高調波と幅方向の振動モードとの合致による
影響から駆動部損失の増加を防止しているので、長さ方
向の振動モードの高次高調波成分による影響から、駆動
部での損失が増加し難いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における圧電トランスの斜視図
である。
【図2】本発明と従来の圧電トランスにおける駆動部損
失の周波数特性を示す特性図である。
【図3】圧電トランスにおける振動と共振の関係を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 圧電トランス 2 駆動部 3 出力部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚み方向に分極された駆動部の板厚方向
    に交流電圧を印加して長さ方向に分極された出力部から
    高圧の高周波電圧を取り出す長方形の圧電トランスにお
    いて、 長方形の幅を長方形の長さの 0.148〜 0.152の範囲内で
    あるように形成し、 長さ方向の振動モードの高次高調波と幅方向の振動モー
    ドとの合致による影響から駆動部損失の増加を防止する
    ことを特徴とする圧電トランス。
JP6180531A 1994-07-08 1994-07-08 圧電トランス Pending JPH0832134A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6180531A JPH0832134A (ja) 1994-07-08 1994-07-08 圧電トランス

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6180531A JPH0832134A (ja) 1994-07-08 1994-07-08 圧電トランス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0832134A true JPH0832134A (ja) 1996-02-02

Family

ID=16084899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6180531A Pending JPH0832134A (ja) 1994-07-08 1994-07-08 圧電トランス

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JP (1) JPH0832134A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7423362B2 (en) 2003-05-29 2008-09-09 Tamura Corporation Piezoelectric transformer drive method and drive circuit

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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