JPH08319624A - アンカ−ボルトの施工方法 - Google Patents
アンカ−ボルトの施工方法Info
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- JPH08319624A JPH08319624A JP8068496A JP8068496A JPH08319624A JP H08319624 A JPH08319624 A JP H08319624A JP 8068496 A JP8068496 A JP 8068496A JP 8068496 A JP8068496 A JP 8068496A JP H08319624 A JPH08319624 A JP H08319624A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 建造物の柱脚の固定に使用するアンカーボル
ト定着装置の生産性と施工性の向上を図る。 【構成】 ベース2に複数本の竪杆7,7 を立設したアン
カーフレーム1 を地盤23に載置し、他方、多数のアンカ
ーボルト15,15 の上端部をテンプレート14により結合
し、それらアンカーボルト15,15 のうちの複数本を、ア
ンカーフレーム1 の竪杆7,7 に挿入して固定する。そし
て、テンプレ−ト14を下げ振りを利用して所定の水平位
置に合せた後、地盤23に埋設のステコンアンカ−本体5
とこれに係着される締着体の締付けにより、ベ−ス2を
地盤23の所定位置に固定する。
ト定着装置の生産性と施工性の向上を図る。 【構成】 ベース2に複数本の竪杆7,7 を立設したアン
カーフレーム1 を地盤23に載置し、他方、多数のアンカ
ーボルト15,15 の上端部をテンプレート14により結合
し、それらアンカーボルト15,15 のうちの複数本を、ア
ンカーフレーム1 の竪杆7,7 に挿入して固定する。そし
て、テンプレ−ト14を下げ振りを利用して所定の水平位
置に合せた後、地盤23に埋設のステコンアンカ−本体5
とこれに係着される締着体の締付けにより、ベ−ス2を
地盤23の所定位置に固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物の柱脚等の固定
に使用するアンカーボルトの施工方法に関するものであ
る。
に使用するアンカーボルトの施工方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建造物等の柱脚を基礎構造物に固定する
方法としては、埋込式、根巻式及びアンカーボルト式が
あるが、基礎床面の利用空間が広くとれること及び施工
性が良好なことから、アンカーボルトによるものが多く
実施されている。
方法としては、埋込式、根巻式及びアンカーボルト式が
あるが、基礎床面の利用空間が広くとれること及び施工
性が良好なことから、アンカーボルトによるものが多く
実施されている。
【0003】アンカーボルト式は、基礎構造物のコンク
リートにアンカーボルトを埋込むもので、一般にその施
工方法は、図10に示すように、捨コン23上へ鋼製フレー
ム24を組んで固定し、この鋼製フレーム24にアンカーボ
ルト15を取付けてコンクリートを打設してアンカーボル
ト15の埋設を行っている。この方式のものは、アンカー
ボルト15の固定が強固にできるという利点はあるが、鋼
製フレーム24は工場等で溶接製作して現場に搬入するた
めレッカー等の重機が必要となるばかりか、鋼製フレー
ム24が大きいので、基礎構造物の配筋の障害となる。さ
らに、溶接で取付固定するため位置修正が困難で、施工
性が悪いという欠点がある。
リートにアンカーボルトを埋込むもので、一般にその施
工方法は、図10に示すように、捨コン23上へ鋼製フレー
ム24を組んで固定し、この鋼製フレーム24にアンカーボ
ルト15を取付けてコンクリートを打設してアンカーボル
ト15の埋設を行っている。この方式のものは、アンカー
ボルト15の固定が強固にできるという利点はあるが、鋼
製フレーム24は工場等で溶接製作して現場に搬入するた
めレッカー等の重機が必要となるばかりか、鋼製フレー
ム24が大きいので、基礎構造物の配筋の障害となる。さ
らに、溶接で取付固定するため位置修正が困難で、施工
性が悪いという欠点がある。
【0004】そこで、上記のような鋼製フレームを使用
しないで、アンカーボルト自身でフレームを組む方式の
ものが提案されてきた(実開昭60−58645 号公報参
照)。このアンカーは図11に示すように、アンカーボル
ト15の下端部を基礎地盤に据付けた定着板25に固定させ
ると共に、上端部を添プレート14によって固定すること
により、従来のような大型な鋼製フレームを使用するこ
となく、堅牢に組立てできるようにしたものである。
しないで、アンカーボルト自身でフレームを組む方式の
ものが提案されてきた(実開昭60−58645 号公報参
照)。このアンカーは図11に示すように、アンカーボル
ト15の下端部を基礎地盤に据付けた定着板25に固定させ
ると共に、上端部を添プレート14によって固定すること
により、従来のような大型な鋼製フレームを使用するこ
となく、堅牢に組立てできるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、上記改良方
式のものは、アンカーボルトの高さ方向の調整代が小さ
いため、厚さの異なる各種基礎構造物に適用させるに
は、アンカーボルトの長さを100mm ピッチの違いで各種
揃えておく必要があり、コスト高を招き、製作、在庫に
も労力を要することになる。また、設計耐力以上に長尺
のアンカーボルトはコスト高の原因となるだけでなく重
いため施工性が低下する。さらに、隅柱に対応するとき
は、下部の座金付ナットのはめ込みが困難である。しか
も、その施工にあたっては、定着板をあらかじめ基礎地
盤の所定位置に固定した後、複数本のアンカ−ボルトを
立設し、さらにこれらの上端部を添プレ−トにより固定
するものであるから、ねじれ等が原因でアンカ−ボルト
の上端が所定の位置からずれることがある。この場合に
は、アンカ−ボルトの両端のナットを緩めるなどして是
正する必要があり、施工面でもいくつかの問題点を残し
ている。
式のものは、アンカーボルトの高さ方向の調整代が小さ
いため、厚さの異なる各種基礎構造物に適用させるに
は、アンカーボルトの長さを100mm ピッチの違いで各種
揃えておく必要があり、コスト高を招き、製作、在庫に
も労力を要することになる。また、設計耐力以上に長尺
のアンカーボルトはコスト高の原因となるだけでなく重
いため施工性が低下する。さらに、隅柱に対応するとき
は、下部の座金付ナットのはめ込みが困難である。しか
も、その施工にあたっては、定着板をあらかじめ基礎地
盤の所定位置に固定した後、複数本のアンカ−ボルトを
立設し、さらにこれらの上端部を添プレ−トにより固定
するものであるから、ねじれ等が原因でアンカ−ボルト
の上端が所定の位置からずれることがある。この場合に
は、アンカ−ボルトの両端のナットを緩めるなどして是
正する必要があり、施工面でもいくつかの問題点を残し
ている。
【0006】本発明は、上記従来方式の改善を図ろうと
するもので、施工にあたってアンカーボルトの種類を何
種類も用意する必要がなく、しかも、短い長さのアンカ
ーボルトの使用が可能であり、さらに、位置決め作業等
の施工性が向上するとともに隅柱に対しても施工が容易
なアンカ−ボルトの施工方法を提供しようとするもので
ある。
するもので、施工にあたってアンカーボルトの種類を何
種類も用意する必要がなく、しかも、短い長さのアンカ
ーボルトの使用が可能であり、さらに、位置決め作業等
の施工性が向上するとともに隅柱に対しても施工が容易
なアンカ−ボルトの施工方法を提供しようとするもので
ある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明装置の構成を実
施例に対応する図1〜図9を参照して説明すると、本発
明は、ベース2に、アンカーボルト15の固定手段13を有
する竪杆7の複数本を立設したアンカ−フレ−ム1を地
盤23に載置し、他方、テンプレート14の所定の孔位置に
複数本のアンカーボルト15,15を垂設して、前記竪杆7
の固定手段13と対応位置にあるアンカ−ボルト15を竪杆
7に対しその固定手段13を介して所要の上下位置に固定
し、その状態で、前記テンプレ−ト14を所定の水平位置
に合わせた後、前記ベ−ス2に設けた取付孔6,6を介
して、ステコンアンカ−本体5,5とこれに係着される
締着体の締付けによりベ−ス2を地盤23上の所定位置に
固定することを特徴とするものである。
施例に対応する図1〜図9を参照して説明すると、本発
明は、ベース2に、アンカーボルト15の固定手段13を有
する竪杆7の複数本を立設したアンカ−フレ−ム1を地
盤23に載置し、他方、テンプレート14の所定の孔位置に
複数本のアンカーボルト15,15を垂設して、前記竪杆7
の固定手段13と対応位置にあるアンカ−ボルト15を竪杆
7に対しその固定手段13を介して所要の上下位置に固定
し、その状態で、前記テンプレ−ト14を所定の水平位置
に合わせた後、前記ベ−ス2に設けた取付孔6,6を介
して、ステコンアンカ−本体5,5とこれに係着される
締着体の締付けによりベ−ス2を地盤23上の所定位置に
固定することを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0009】図1〜図6において、1は本発明の施工方
法において用いるアンカーフレームで、ベース2と複数
本の竪杆7,7により構成されている。ベース2は、ア
ングル材により方形枠状に形成されており、その四隅に
はそれぞれ内方に向けて固定用ボルト3,3が溶接によ
り突設され、ナット4が螺合されるようになっていると
共に、ベース2の各辺のアングル材には、地盤(捨コ
ン)23に埋設のステコンアンカー本体5に挿通する取付
孔6,6が設けられている。なお、この取付孔6,6
は、使用するステコンアンカ−本体5の外径よりも大き
めに形成され、ステコンアンカ−本体5の周囲に間隙が
残るようになっている。また、竪杆7は、アングル材に
より上下に長く形成され、その下端部における稜部に
は、前記固定用ボルト3の挿通孔8が、設けられてい
る。竪杆7の上部にはアングル材の内側方向に折曲して
直立した半受部9にL形材10を固着して、それらの間に
挿通孔11を形成し、L形材10には押ボルト12を進退自在
に螺合したアンカーボルト固定手段13が設けられてい
る。
法において用いるアンカーフレームで、ベース2と複数
本の竪杆7,7により構成されている。ベース2は、ア
ングル材により方形枠状に形成されており、その四隅に
はそれぞれ内方に向けて固定用ボルト3,3が溶接によ
り突設され、ナット4が螺合されるようになっていると
共に、ベース2の各辺のアングル材には、地盤(捨コ
ン)23に埋設のステコンアンカー本体5に挿通する取付
孔6,6が設けられている。なお、この取付孔6,6
は、使用するステコンアンカ−本体5の外径よりも大き
めに形成され、ステコンアンカ−本体5の周囲に間隙が
残るようになっている。また、竪杆7は、アングル材に
より上下に長く形成され、その下端部における稜部に
は、前記固定用ボルト3の挿通孔8が、設けられてい
る。竪杆7の上部にはアングル材の内側方向に折曲して
直立した半受部9にL形材10を固着して、それらの間に
挿通孔11を形成し、L形材10には押ボルト12を進退自在
に螺合したアンカーボルト固定手段13が設けられてい
る。
【0010】他方、14(図1,図6参照)は複数本(実
施例では12本)のアンカーボルト15をその上部において
結合、垂設するテンプレートで、方形状に形成されてお
り、その四隅部を含む周辺部には、ほぼ等間隔で複数の
取付孔(図示を略す)が設けられている。また、アンカ
ーボルト15は上端部及び下端部に外ネジ16,17が設けら
れ、上端部の外ネジ16は比較的長く形成されている。こ
の各アンカーボルト15は、その上端部外ネジ16をテンプ
レート14の孔に挿通して、テンプレート16の上下両面か
ら螺合したナット18,18で挟んで取付けられると共に、
アンカーボルト15の下端部の外ネジ17にもナット19が螺
着される。
施例では12本)のアンカーボルト15をその上部において
結合、垂設するテンプレートで、方形状に形成されてお
り、その四隅部を含む周辺部には、ほぼ等間隔で複数の
取付孔(図示を略す)が設けられている。また、アンカ
ーボルト15は上端部及び下端部に外ネジ16,17が設けら
れ、上端部の外ネジ16は比較的長く形成されている。こ
の各アンカーボルト15は、その上端部外ネジ16をテンプ
レート14の孔に挿通して、テンプレート16の上下両面か
ら螺合したナット18,18で挟んで取付けられると共に、
アンカーボルト15の下端部の外ネジ17にもナット19が螺
着される。
【0011】そして、前記のようにテンプレート14に垂
設されたアンカーボルト15の群は、その中で前記竪杆
7,7の固定手段13とそれぞれ対応位置にある、テンプ
レート14の四隅部にあるアンカーボルト15,15をその下
端部から竪杆7,7における固定手段13の挿通孔11,11
に挿通し、適宜な高さにおいて押ボルト12,12を締め付
けて固定するのである。なお、あらかじめ4本のアンカ
−ボルト15を竪杆7における固定手段13の挿通孔11に挿
通して押ボルト12により仮止めした後、それらアンカ−
ボルト15の上端部にテンプレ−ト14を取り付けることは
もちろん可能である。
設されたアンカーボルト15の群は、その中で前記竪杆
7,7の固定手段13とそれぞれ対応位置にある、テンプ
レート14の四隅部にあるアンカーボルト15,15をその下
端部から竪杆7,7における固定手段13の挿通孔11,11
に挿通し、適宜な高さにおいて押ボルト12,12を締め付
けて固定するのである。なお、あらかじめ4本のアンカ
−ボルト15を竪杆7における固定手段13の挿通孔11に挿
通して押ボルト12により仮止めした後、それらアンカ−
ボルト15の上端部にテンプレ−ト14を取り付けることは
もちろん可能である。
【0012】図7〜図9は本発明施工方法に用いるアン
カーフレームの他の例を示したもので、竪杆7にアング
ル材を使用することは前記実施例のアンカ−フレ−ムと
同じであるが、ベース2の四隅部には固着したボルト3
に代わってボルト挿通孔20,20が設けられていると共
に、竪杆7の下端部にもこれと対応してボルト挿通孔2
1,21が設けられており、竪杆7は、図示のようにベー
ス2の隅部に添接され、取付用ボルト・ナット(図示を
略す)によって固定するようになっいる。また、竪杆7
の上部のアンカーボルト固定手段13は、竪杆7の上端部
にアングル材等によるブラケット22を固設し、これにア
ングル材を互いに両端部で固着してアンカーボルト15の
挿通孔1を形成し、一方のアングル材に押しボルト12を
螺合し、これを前記のブラケット22に固着した構成とし
たものである。
カーフレームの他の例を示したもので、竪杆7にアング
ル材を使用することは前記実施例のアンカ−フレ−ムと
同じであるが、ベース2の四隅部には固着したボルト3
に代わってボルト挿通孔20,20が設けられていると共
に、竪杆7の下端部にもこれと対応してボルト挿通孔2
1,21が設けられており、竪杆7は、図示のようにベー
ス2の隅部に添接され、取付用ボルト・ナット(図示を
略す)によって固定するようになっいる。また、竪杆7
の上部のアンカーボルト固定手段13は、竪杆7の上端部
にアングル材等によるブラケット22を固設し、これにア
ングル材を互いに両端部で固着してアンカーボルト15の
挿通孔1を形成し、一方のアングル材に押しボルト12を
螺合し、これを前記のブラケット22に固着した構成とし
たものである。
【0013】本発明の施工方法において用いるアンカ−
フレ−ムは上述のよう構成されており、施工にあたって
は、まず、地盤にステコンアンカー5,5本体を埋設
し、それにベース2を取付孔6,6を介して嵌め合せて
載置し、さらに、ベース2の四隅部に竪杆7,7の下端
部を添接して固定、立設する。次いで、テンプレート14
にアンカーボルト15,15を垂設して、その中の隅部にあ
る4本を各竪杆7,7のアンカーボルト固定手段13の挿
通孔11に挿入して固定する。そして、このように組立て
が完了した状態で下げ振り(図示を略す)を利用してテ
ンプレ−ト14が所定の位置になるようにベ−スを水平方
向に適宜スライドさせて合わせた後、ステコンアンカー
本体5,5に締着体としてのナットを締め込んでベ−ス
2を捨コン上に固定する。
フレ−ムは上述のよう構成されており、施工にあたって
は、まず、地盤にステコンアンカー5,5本体を埋設
し、それにベース2を取付孔6,6を介して嵌め合せて
載置し、さらに、ベース2の四隅部に竪杆7,7の下端
部を添接して固定、立設する。次いで、テンプレート14
にアンカーボルト15,15を垂設して、その中の隅部にあ
る4本を各竪杆7,7のアンカーボルト固定手段13の挿
通孔11に挿入して固定する。そして、このように組立て
が完了した状態で下げ振り(図示を略す)を利用してテ
ンプレ−ト14が所定の位置になるようにベ−スを水平方
向に適宜スライドさせて合わせた後、ステコンアンカー
本体5,5に締着体としてのナットを締め込んでベ−ス
2を捨コン上に固定する。
【0014】以上の組立作業により、各アンカ−ボルト
15の上端部が所定の位置に支持されたら、次いで、その
組立状態のまま必要に応じて選定される所定の高さまで
基礎コンクリ−トを打設する。なお、ステコンアンカ−
本体5は、アンカ−フレ−ムを組み立てた段階、あるい
はこれにアンカ−ボルトとテンプレ−トを結合した段階
でベ−スの取付孔の上から地盤に穴をあけて埋設するな
ど、その手順は前記作業手順に限定されるものではな
く、またステコンアンカ−自体もこれに限定されない。
この場合、アンカーボルト15,15の高さは、アンカーボ
ルト15の固定手段13への挿入深さによって調節すること
ができ、その範囲は、実施例ではアンカーフレーム1の
高さからアンカーフレーム1の高さにアンカーボルト15
の高さを加えた高さ付近まで広範に行うことができる。
15の上端部が所定の位置に支持されたら、次いで、その
組立状態のまま必要に応じて選定される所定の高さまで
基礎コンクリ−トを打設する。なお、ステコンアンカ−
本体5は、アンカ−フレ−ムを組み立てた段階、あるい
はこれにアンカ−ボルトとテンプレ−トを結合した段階
でベ−スの取付孔の上から地盤に穴をあけて埋設するな
ど、その手順は前記作業手順に限定されるものではな
く、またステコンアンカ−自体もこれに限定されない。
この場合、アンカーボルト15,15の高さは、アンカーボ
ルト15の固定手段13への挿入深さによって調節すること
ができ、その範囲は、実施例ではアンカーフレーム1の
高さからアンカーフレーム1の高さにアンカーボルト15
の高さを加えた高さ付近まで広範に行うことができる。
【0015】なお、使用するアンカ−ボルトの形状やそ
の固定手段の構造などによっては、アンカ−ボルト全長
のうちの一定の範囲内でのみ上下調節できるようにして
もよい。特に、あらかじめ高さ寸法がわかっている場合
には、アンカ−ボルトの下端側の一定範囲で調節するよ
うにすれば、竪杆に対する重なり部分が少なくなるとと
もに、使用するアンカ−ボルトも短いものですむので好
適である。また、上記実施例では、いずれもテンプレ−
ト14の隅部に位置する4本のアンカ−ボルト15,15 に加
え、各隅部間には竪杆7,7に固定されないアンカ−ボ
ルト15,15 をそれぞれ2本づつ垂設しているが、使用条
件によりこれらを省略することは可能である。
の固定手段の構造などによっては、アンカ−ボルト全長
のうちの一定の範囲内でのみ上下調節できるようにして
もよい。特に、あらかじめ高さ寸法がわかっている場合
には、アンカ−ボルトの下端側の一定範囲で調節するよ
うにすれば、竪杆に対する重なり部分が少なくなるとと
もに、使用するアンカ−ボルトも短いものですむので好
適である。また、上記実施例では、いずれもテンプレ−
ト14の隅部に位置する4本のアンカ−ボルト15,15 に加
え、各隅部間には竪杆7,7に固定されないアンカ−ボ
ルト15,15 をそれぞれ2本づつ垂設しているが、使用条
件によりこれらを省略することは可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアンカー
ボルトの施工方法は、柱脚のベ−スプレ−ト等に形成さ
れたボルト孔に合致するように所定の間隔を隔てて複数
のアンカ−ボルトを位置決めして固定するにあたり、従
来の大型な鋼製フレ−ムを使用する施工方法やアンカ−
ボルト自身でフレ−ムを組む方式のものに比べて、特に
アンカ−ボルトの位置決め及び固定のための作業が極め
て容易になり、しかも短尺のアンカ−ボルトの使用によ
り重量が軽減されるので、その施工性が大きく向上す
る。さらに、使用するアンカ−フレ−ムの運搬、搬入も
容易で、また隅柱への対応が可能であるなど、優れた施
工性を有する。また、アンカ−ボルト自身でフレ−ムを
組む方式の効果はそのまま保持しながらアンカーボルト
はアンカーフレームに対し、その挿入深さを変えること
により所要の高さに固定することができ、その高さ調節
が可能であるので、アンカーボルトの長さの種類を少な
くでき、大量少数生産が可能となって、施工材料費の削
減も併せて実現できる等、多くの利点を有する。
ボルトの施工方法は、柱脚のベ−スプレ−ト等に形成さ
れたボルト孔に合致するように所定の間隔を隔てて複数
のアンカ−ボルトを位置決めして固定するにあたり、従
来の大型な鋼製フレ−ムを使用する施工方法やアンカ−
ボルト自身でフレ−ムを組む方式のものに比べて、特に
アンカ−ボルトの位置決め及び固定のための作業が極め
て容易になり、しかも短尺のアンカ−ボルトの使用によ
り重量が軽減されるので、その施工性が大きく向上す
る。さらに、使用するアンカ−フレ−ムの運搬、搬入も
容易で、また隅柱への対応が可能であるなど、優れた施
工性を有する。また、アンカ−ボルト自身でフレ−ムを
組む方式の効果はそのまま保持しながらアンカーボルト
はアンカーフレームに対し、その挿入深さを変えること
により所要の高さに固定することができ、その高さ調節
が可能であるので、アンカーボルトの長さの種類を少な
くでき、大量少数生産が可能となって、施工材料費の削
減も併せて実現できる等、多くの利点を有する。
【図1】本発明の一実施例を示した施工状態図である。
【図2】同本発明において用いるアンカーフレームの正
面図である。
面図である。
【図3】同ベースの平面図である。
【図4】ベースと竪杆との固定状態を示す拡大平断面図
である。
である。
【図5】アンカーボルト固定手段の部分を示す拡大平断
面図である。
面図である。
【図6】アンカーボルトの配置とその固定状態を説明す
る平断面図である。
る平断面図である。
【図7】アンカ−フレ−ムの他の実施例を示す要部正面
図である。
図である。
【図8】同ベースと竪杆との取付状態を示す平断面図で
ある。
ある。
【図9】同アンカーフレームの固定手段とアンカーボル
トの配置及び固定状態を示す平断面図である。
トの配置及び固定状態を示す平断面図である。
【図10】従来例における施工状態を示した施工状態図で
ある。
ある。
【図11】他の従来例で用いる装置を示す斜視図である。
1 アンカーフレーム 2 ベース 3 固定用ボルト 5 ステコンアンカー本体 7 竪杆 11 挿通孔 12 押ボルト 13 アンカーボルト固定手段 14 テンプレート 15 アンカーボルト 16,17 外ネジ 23 地盤
Claims (1)
- ベースに、アンカーボルトの固定手段を有する竪杆の複
数本を立設したアンカ−フレ−ムを地盤に載置し、他
方、テンプレートの所定の孔位置に複数本のアンカーボ
ルトを垂設して、前記竪杆の固定手段と対応位置にある
アンカ−ボルトを竪杆に対しその固定手段を介して所要
の上下位置に固定し、その状態で、前記テンプレ−トを
所定の水平位置に合わせた後、前記ベ−スに設けた取付
孔を介して、ステコンアンカ−本体とこれに係着される
締着体の締付けによりベ−スを地盤上の所定位置に固定
することを特徴とする、アンカーボルトの施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8080684A JP2694431B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | アンカーボルトの施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8080684A JP2694431B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | アンカーボルトの施工方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3173042A Division JP2548639B2 (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | アンカーボルト定着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08319624A true JPH08319624A (ja) | 1996-12-03 |
JP2694431B2 JP2694431B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=13725176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8080684A Expired - Lifetime JP2694431B2 (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | アンカーボルトの施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2694431B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002242203A (ja) * | 2001-02-19 | 2002-08-28 | Asahi Kasei Corp | アンカーフレームの定着装置 |
CN107366295A (zh) * | 2016-05-12 | 2017-11-21 | 承绮钢铁股份有限公司 | 定位调整器的结构总成 |
Citations (2)
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