JPH08319494A - 自動変速機用潤滑油組成物 - Google Patents
自動変速機用潤滑油組成物Info
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- JPH08319494A JPH08319494A JP7150827A JP15082795A JPH08319494A JP H08319494 A JPH08319494 A JP H08319494A JP 7150827 A JP7150827 A JP 7150827A JP 15082795 A JP15082795 A JP 15082795A JP H08319494 A JPH08319494 A JP H08319494A
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Abstract
機において、低速域でロックアップ機構を作動させても
シャダー振動防止性能が高く、更に長期間の使用によっ
てもシャダー振動防止性能が維持されかつ十分な伝達ト
ルク容量を有する自動変速機用潤滑油組成物を提供する
こと。 【構成】 基油に、組成物全重量基準で、(A)カルシ
ウム、マグネシウム及びバリウムのスルホネート、フェ
ネート及びサリシレート等の有機酸金属塩を0.02重
量%〜1重量%、及び(B)一般式 (式中、R4 は炭素数12〜50の炭化水素基であり、
R5 はOH基又はH2 N(CH2)c NH基であり、R6
は水素原子又はHOOC−R7 −CO基であり、aは2
〜6の整数であり、bは1〜10の整数であり、上記H
2 N(CH2)c NH基において、cは2〜6の整数であ
り、上記HOOC−R7 −CO基において、R7 は炭素
数12〜50の炭化水素基である。)で表されるポリア
ミド系化合物を0.01重量%〜3重量%含有させてな
る自動変速機用潤滑油組成物を提供した。
Description
成物に関し、更に詳しくは、自動車のスリップ制御機構
付自動変速機に用いられる潤滑油組成物であって、伝達
トルク容量が高く、シャダー振動防止性能及びシャダー
振動防止性能の耐久性に優れた潤滑油組成物に関するも
のである。
に応じて伝達トルク容量が自動的に設定される機構を有
し、トルクコンバーター、湿式多板クラッチ、歯車機構
及びこれらをコントロールする油圧制御機構から構成さ
れている。
のすべての機構で共通に使用される特殊潤滑油であり、
自動変速機を円滑に作動させるためにトルクコンバータ
ー及び油圧制御機構における動力の伝達媒体として、歯
車軸受機構の潤滑油として、また、油圧制御機構の作動
油としての多くの機能を有することが求められている。
は、燃料消費率向上に有効なロックアップクラッチが採
用されトルクコンバーター内に内蔵されている。ロック
アップクラッチの機能は、走行条件に応じてエンジンの
駆動力を直接トランスミッションへ伝達するものであ
り、トルクコンバータ駆動と直接駆動の切替を適当な時
期に行なうことにより、トルクコンバーターの効率を向
上させることができる。
は、高速域においてのみ作動させ、低速域においては作
動させなかったため、自動車の発進時などの低速域にお
いては、トルクコンバーターによるトルク伝達の際にエ
ンジン出力回転数とトランスミッション入力回転数との
間に動力伝達ロスが生じ、燃料消費率悪化の原因となっ
ていた。この動力伝達ロスを低減させ、燃料消費率を向
上させるため、最近では自動変速機の低速域においても
ロックアップ機構を作動させるスリップ制御方式が導入
されている。
構を作動させた場合にロックアップクラッチ摩擦面でシ
ャダー(Shudder)と呼ばれる車体異常振動が頻
繁に発生するという問題が生じる。特に、スリップ制御
方式ロックアップクラッチにおいて、相対すべり速度の
増加に伴なって摩擦係数が低下する場合にシャダーが発
生し易くなるため、すべり速度の増加に伴ない摩擦係数
が高くなるようなμ(摩擦係数)−V(すべり速度)特
性が良好であり、シャダー振動防止性能に優れた自動変
速機用潤滑油が求められている。
摩擦調整剤としてリン酸エステル等を用いることが提案
されている。
は、ロックアップクラッチ部の摩擦係数を低下させ、伝
達トルク容量が不十分であるという難点が包蔵されてい
る。
開平5−105892号公報で開示されているようにア
ルキルフェネート金属塩及び硫化アルキルフェネート金
属塩の少なくとも一種を用いることを提案したが、シャ
ダー振動防止性能が改善されると共に、更に長期間の使
用によってもシャダー振動防止性能が低下することのな
い耐久性をも備えた自動変速機用潤滑油が要求されてき
ており、その技術開発が強く望まれてきた。
開発状況に鑑み、優れたシャダー振動防止性能を有する
と共にその耐久性に優れ、かつ十分な伝達トルク容量を
有する自動変速機用潤滑油組成物を提供することを課題
とする。
き、十分な伝達トルク容量と共にシャダー振動防止性能
及びその耐久性に優れた自動変速機用潤滑油組成物を提
供することを課題として、鋭意研究を重ねた結果、潤滑
油基油に、以下に詳述するように特定の有機酸金属塩と
特定のポリアミド系化合物とを必須成分として有効量含
有させることにより、自動変速機用潤滑油として要求さ
れる潤滑特性を維持しつつ、シャダー振動防止性能が高
く、かつその耐久性に優れ、かつ十分な伝達トルク容量
を有する自動変速機用潤滑油組成物が得られることを見
出した。本発明はこれらの知見に基いて完成されたもの
である。
に、組成物全重量基準で、 (A)次の(1)〜(7)に示す一般式[I]〜[VI
I] (1)一般式[I]
リ土類金属の群から選択される金属成分であり、R1 は
炭素数6〜18の炭化水素基であり、R2 及びR3は、
各々、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又
は炭素数1〜18の炭化水素基であり、上記一般式
[V]及び[VII]において、xは1−5の整数であ
る。)で表される有機酸金属塩の群から選択される少な
くとも一種の化合物を0.02重量%〜1重量%、及び (B)一般式[VIII]
〜50の炭化水素基であり、R5 はOH基又はH2 N
(CH2)c NH基であり、R6 は水素原子又はHOOC
−R7 −CO基であり、aは2〜6の整数であり、bは
1〜10の整数であり、上記H2 N(CH2)c NH基に
おいて、cは2〜6の整数であり、上記HOOC−R7
−CO基において、R7 は炭素数12〜50の炭化水素
基である。)で表されるポリアミド系化合物を0.01
重量%〜3重量%含有させたことを特徴とする自動変速
機用潤滑油組成物が提供される。
如き好ましい実施の態様による自動変速機用潤滑油組成
物が提供される。 潤滑油基油に、組成物全重量基準で、(a)前記一般
式[I]〜[VII]で表される有機酸金属塩の群から
選択される少なくとも一種の化合物を0.02重量%〜
1重量%、及び(b)一般式[IX]
0の炭化水素基であり、aは2〜6の整数であり、bは
1〜10の整数である。)で表されるポリアミド系化合
物を0.01重量%〜3重量%含有させてなる自動変速
機用潤滑油組成物。 潤滑油基油に、組成物全重量基準で、(a)一般式
[I]〜[VII]で表される有機酸金属塩の群から選
択される少なくとも一種の化合物を0.02重量%〜1
重量%、及び(b)一般式[X]
の炭化水素基であり、aは2〜6の整数であり、bは1
〜10の整数である。)で表されるポリアミド系化合物
を0.01重量%〜3重量%含有させてなる前記いずれ
かの自動変速機用潤滑油組成物。 一般式[I]〜[VII]において、R1 は炭素数
6〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、R2 及
びR3 は、各々、同一であっても異なっていてもよく、
水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基又はアルケニル
基である有機酸金属塩を含有してなる前記いずれかの自
動変速機用潤滑油組成物。 潤滑油基油に前記(A)成分及び(B)成分を含有さ
せてなり、更に、粘度指数向上剤、無灰分散剤、酸化防
止剤、金属不活性化剤、腐蝕防止剤、消泡剤その他自動
変速機用潤滑油組成物に必要な添加剤成分の群から選択
される少なくとも一種の添加剤成分を含有させてなる自
動変速機油組成物。
ては、特に限定されるものではなく、一般に潤滑油基油
として用いられているものを採用することができ、鉱油
及び合成油等のいずれをも使用することができる。
ニュートラル油、重質ニュートラル油及びブライトスト
ック等が混合基材として挙げられる。これらは、原油の
常圧蒸留及び減圧蒸留により誘導される潤滑油原料をフ
ェノール、フルフラール、N−メチルピロリドンの如き
芳香族抽出溶剤で処理して得られる溶剤精製ラフィネー
ト、潤滑油原料を水素化処理用触媒の存在下において水
素化処理条件下で水素と接触させて得られる水素化処理
油、ワックスを異性化用触媒の存在下において異性化条
件下で水素と接触させて得られる異性化油、又は上記の
溶剤精製工程、水素化処理工程及び異性化工程等を適宜
組み合せた精製工程から得られる精製油等をそのまま又
は任意に混合することにより得られる。
ィン、α−オレフィンコポリマー、ポリブデン、アルキ
ルベンゼン、ポリオールエステル、二塩基酸エステル、
ポリオキシアルキレングリコール、ポリオキシアルキレ
ングリコールエステル又はポリオキシアルキレングリコ
ールエーテル、シリコーン油等を挙げることができる。
二種以上を組み合わせて使用することができ、鉱油と合
成油を組み合わせて使用してもよい。自動変速機用潤滑
油基油としては、例えば、100℃において、通常、2
mm2 /s〜20mm2 /s、特に、3mm2 /s〜1
5mm2 /sの範囲の動粘度を有するものが好ましい。
潤滑油基油の粘度が高すぎると低温粘度性状が低下し、
逆に粘度が低過ぎると自動変速機のギヤ軸受、クラッチ
等の摺動部において摩耗が増加するという難点が生ず
る。(A)成分 一般式[I]〜[VII]で表される化合物は、いずれ
も有機酸金属塩であり、各一般式において、Mはアルカ
リ土類金属の群から選択される金属成分であり、具体的
にはカルシウム、マグネシウム及びバリウムのいずれか
が選択され、好ましくはカルシウムが挙げられる。R1
は、各化合物において必須の炭化水素基であって、各
々、独立に、炭素数6〜18の範囲のものから選択され
る比較的長鎖のものであり、例えば、炭素数6〜18の
直鎖状又は分岐状アルキル基;炭素数6〜18の直鎖状
又は分岐状アルケニル基;炭素数6〜18のシクロアル
キル基;炭素数6〜18のアリール基等が挙げられる。
アリール基は、置換基として炭素数1〜12のアルキル
基又は炭素数2〜12のアルケニル基を有していてもよ
い。上記の炭化水素基のうち好ましい炭化水素基は炭素
数6〜18の直鎖状又は分岐状アルキル基である。なか
でも炭素数8〜12のものが伝達トルク容量の改善の観
点から好ましい。R2 及びR3 は、各々同一であっても
異なっていてもよく、各々、独立に、水素原子又は炭素
数1〜18の炭化水素基であり、炭化水素基としては、
例えば、炭素数1〜18の直鎖状又は分岐状アルキル
基;炭素数2〜18の直鎖状又は分岐状アルケニル基;
炭素数6〜30のシクロアルキル基;炭素数6〜18の
アリール基等が挙げられる。アリール基は、置換基とし
て炭素数1〜12のアルキル基又は炭素数2〜12のア
ルケニル基を有してもよい。R2 及びR3 は好ましくは
水素原子であるが、炭化水素基の場合は、好ましい炭化
水素基は直鎖状又は分岐状のアルキル基であり、炭素数
が5以下のものも有効である。後述の比較例でも示す如
く、R1 の炭化水素基の炭素数が6未満ではシャダー振
動防止性能を欠如し、一方、炭素数が18を超えるとト
ルク容量が低下するなど、自動変速機油としての機能が
果たせられないという難点が生ずる。
る各成分の各々の特異点について説明する。
ルキルベンゼンスルホン酸金属塩を包含する。アルキル
ベンゼンスルホン酸金属塩としては、炭素数6〜18の
直鎖状又は分岐状アルキル基を有するものが使用され
る。例えば、一般式[I]においてR1 がヘキシル基で
あり、R2 及びR3 が各々水素原子であるヘキシルベン
ゼンスルホン酸カルシウム、R1 がオクタデシル基であ
り、R2 及びR3 が各々水素原子であるオクタデシルベ
ンゼンスルホン酸カルシウム、R1 がヘキサデシル基で
あり、R2 がメチル基であり、R3 が水素原子であるヘ
キサデシルトルエンスルホン酸カルシウム、更に、R3
もメチル基であるヘキサデシルキシレンスルホン酸カル
シウム、更にドデシルベンゼンスルホン酸マグネシウ
ム、ドデシルベンゼンスルホン酸バリウム等をシャダー
振動防止性能及び伝達トルク容量の双方を満たすものと
して挙げることができる。本発明において、アルキルベ
ンゼンスルホン酸金属塩は、正塩のほか、塩基性塩及び
過塩基性塩も使用することができる。
アルキルスルホン酸金属塩を包含する。該一般式中のR
1 の種類及び鎖長は一般式[I]と共通であり、炭素数
6〜18の直鎖状又は分岐状アルキル基が好適である。
アルキルスルホン酸金属塩としては、正塩、塩基性塩、
過塩基性塩のいずれも使用することができる。
有機酸金属塩は、炭化水素基を有するサリチル酸金属塩
を包含するものである。炭化水素基としては炭素数6〜
18のアルキル基が好ましく、特に炭素数10〜14の
ものが好適である。サリチル酸金属塩としてはカルシウ
ム塩が好ましく、例えばドデシルサリチル酸カルシウム
等を用いることができる。また、サリチル酸金属塩とし
て正塩、塩基性塩、過塩基性塩のいずれも使用すること
ができるが、一般式[IV]及び一般式[V]で表され
るサリチル酸金属塩は、M(OH)2、MCO3をコロイ
ド状に分散させたものを過塩基性塩として用いることが
好ましい。
有機酸金属塩は、好ましくはアルキルフェノールの金属
塩を包含し、一般式[VII]は硫化アルキルフェノー
ルの金属塩を示す。式中xは1〜5の整数であり、xが
5を超えると耐銅板腐蝕性が悪化するという難点があ
る。アルキルフェノールの金属塩として、例えば、ドデ
シルフェノールのカルシウム塩等が用いられる。アルキ
ルフェノール金属塩、硫化アルキルフェノール金属塩は
正塩のほかいずれの塩基性塩も使用される。
基油に対して配合され、その含有量は組成物全重量基準
で0.02重量%〜1重量%、好ましくは0.05重量
%〜0.08重量%の範囲である。含有量が0.02重
量%未満ではシャダ−振動防止性能の耐久性が十分得ら
れず、また伝達トルク容量も十分ではない。一方、含有
量が1重量%を超えた場合もシャダー振動防止性能が低
下し、その耐久性も著しく低下する。(B)成分 本発明において、(B)成分は、次の一般式[VII
I]
基と長鎖の炭化水素基を有しており、自動変速機用潤滑
油組成物の成分として特異なものである。
炭素数12〜50の炭化水素基であり、R5 はOH基又
はH2 N(CH2)c NH基であり、R6 は水素原子又は
HOOC−R7 −CO基であり、aは2〜6の整数、好
ましくは2〜4の整数であり、bは1〜10の整数、好
ましくは2〜6の整数である。
は2〜6の整数、好ましくは2〜4の整数であり、上記
HOOC−R7 −CO基において、R7 は炭素数12〜
50の炭化水素基である。
アルキル基、アルキレン基、脂環式炭化水素基が包含さ
れる。例えば、炭素数12〜50のアルキル基;炭素数
12〜50のアルキレン基;炭素数12〜50のシクロ
アルキル基等が挙げられる。また、炭素数12〜50の
アリール基等も挙げられ、アリール基は、置換基として
アルキル基又はアルキレン基を有していてもよい。官能
基間の主鎖はメチレン鎖のようなアルキレン鎖であるこ
とが好ましい。本発明において炭素数が12未満の炭化
水素基を用いる場合はシャダー振動防止性能が長期間の
使用により大幅に低下し、十分な実用価値のある耐久性
が得られない。
ミド系化合物は、R5 がOH基又はH2 N(CH2 )c
NH基であり、R6 が水素原子である場合に、次の一般
式[IX]
表される化合物の具体例としては、次の化学式[XI]
る。)で表されるポリアミド系化合物(必要に応じ「ポ
リアミドA1」と略記する。)が例示され、上記一般式
[X]で表される化合物の具体例としては、次の化学式
[XII]
ドA2」と略記する。)を例示することができる。
二塩基酸又はその誘導体とジアミン又はその誘導体との
重縮合により製造される。
ば、ドデカン二酸、オレイン酸二量体、2−オレイルコ
ハク酸、2−オクタデセニルコハク酸等が用いられ、ジ
アミン及びその誘導体としては、例えば、エチレンジア
ミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミ
ン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン
等が用いられる。その他1,7−ジアミノヘプタン、
1,8−ジアミノオクタン等を使用することもできる。
また、脂肪族ジアミンの代替物としてo−フェニレンジ
アミン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジア
ミン等の芳香族ジアミンを用いてもよい。
の含有量は組成物全重量基準で、0.01重量%〜3重
量%、好ましくは0.03重量%〜2重量%、特に好ま
しくは0.05重量%〜1.5重量%の範囲である。
分及び(B)成分を共存させ、二成分を必須成分として
含有させることにより、自動変速機油として使用した場
合、新油のシャダー振動防止性能と共に長期間の使用に
おいてもシャダー振動防止性能の耐久性に優れ、特にス
リップ制御機構付自動変速機のシャダー振動防止にとっ
て顕著な効果を奏する。その他の添加剤 本発明の自動変速機用潤滑油組成物には、必要に応じ
て、粘度指数向上剤、無灰分散剤、酸化防止剤、極圧
剤、金属不活性化剤、流動点降下剤、消泡剤、腐食防止
剤などを適宜添加することができる。
タクリレート系、ポリイソブチレン系、エチレン−プロ
ピレン共重合体系、スチレン−ブタジエン水添共重合体
系等のものを用いることができ、これらは、通常3重量
%〜35重量%の割合で使用される。無灰分散剤として
は、例えば、ポリブテニルコハク酸イミド系、ポリブテ
ニルコハク酸アミド系、ベンジルアミン系、コハク酸エ
ステル系のものがあり、これらは、通常、0.05重量
%〜7重量%の割合で使用される。
ジフェニルアミン、フェニル−α−ナフチルアミン、ア
ルキル化−α−ナフチルアミン等のアミン系酸化防止
剤、2,6−ジタ−シャリ−ブチルフェノール、4,4
´−メチレンビス−(2,6−ジタ−シャリ−ブチルフ
ェノール)等のフェノール系酸化防止剤、更に、ジチオ
リン酸亜鉛等を挙げることができ、これらは、通常0.
05重量%〜5重量%の割合で使用される。
ファイド、ジブチルジサルファイド等があり、これら
は、通常、0.05重量%〜3重量%の割合で使用され
る。
トリアゾール、チアジアゾール等があり、これらは、通
常、0.01重量%〜3重量%の割合で使用される。
−酢酸ビニル共重合体、塩素化パラフィンとナフタレン
との縮合物、塩素化パラフィンとフェノールとの縮合
物、ポリメタクリレート、ポリアルキルスチレン等が挙
げられ、これらは、通常、0.1重量%〜10重量%の
割合で使用される。
テル、チオリン酸亜鉛、イオウ化合物等を挙げることが
でき、これらは、通常、0.01重量%〜5重量%の割
合で基油に使用される。
には、本発明の目的を損なわない限り、腐蝕防止剤、消
泡剤等その他の添加剤も使用することもできる。
物全重量基準で示すと次の通りである。
について更に具体的に説明するが、本発明は、これらの
実施例のみに限定されるものではない。
は以下に示す測定法で評価した。 (1)シャダー振動防止性能 試験機としてLVFA(Low Velocity F
riction Apparatus)を用い、次の実
験条件でμH 及びμL を各々測定し、μH /μL 比を算
出した。
係数 μL ・・・相対スリップ速度0.5m/sにおける摩擦
係数評価方法 μH /μL 比をシャダー振動防止性能指数とし、シャダ
ー振動防止効果の判断基準とした。μH /μL >1であ
れば実機でシャダーが発生しないことが確認されている
ので、シャダー振動防止性能としては、シャダー振動防
止性能指数が1.00を超えるものが優れているものと
評価される。 (2)シャダー振動防止性能耐久性 SAE No.2摩擦試験機を用いて次の耐久試験条
件: ・摩擦材: SD−1777、3枚 ・油量: 800cc ・油温: 120℃ ・面圧: 8kgf/cm2 で5000c/cの耐久試験を行ない、強制劣化させた
使用油について前記の実験条件でLVFA試験機を用い
てμH 及びμL を測定し、シャダー振動防止性能指数
(μH /μL 比)を求め耐久性を評価した。シャダー振
動防止性能耐久性としては、シャダー振動防止性能指数
が1.00を超えるものが優れていると評価される。。 (3)伝達トルク容量 試験機としてSAE No.2摩擦試験機を用い、次の
条件でDynamic試験及びStatic試験を実施
した。
m、慣性重量3.5kgf・cm・s2 で無負荷回転
し、スチールプレートで摩擦材を挟み込むように圧力を
付加し、回転を停止させる。 [Static試験]摩擦材をスチールプレートで挟み
込むように圧力を付加し、回転数0.72rpmで摩擦
材を回転させ、その時に発生する回転トルクを読み取
り、摩擦係数に換算する。低速回転で滑り出す最大トル
ク時の静止摩擦係数μsを測定する。
試験100c/cでの静止摩擦係数μsにより行ない、
μsが0.100を超え高いほど伝達トルク容量が大き
いものと評価される。
での動粘度;4mm2/s)を使用し、これに(A)成
分としてヘキシルベンゼンスルホン酸カルシウムを0.
1重量%及び(B)成分としてポリアミドA1を0.3
重量%、更に、ポリメタアクリレート(粘度指数向上
剤)を5.0重量%、ポリブテニルコハク酸イミド(無
灰分散剤)を4.0重量%、アルキルジフェニルアミン
(酸化防止剤)を0.4重量%、トリブチルホスフェー
ト(摩耗防止剤)を0.2重量%及びベンゾトリアゾー
ル(金属不活性化剤)を0.05重量%含有する自動変
速機用潤滑油組成物を調製した。ここで得られた自動変
速機用潤滑油組成物の新油及び耐久試験後の使用油につ
いて各々シャダー振動防止性能及び伝達トルク容量を測
定し次の結果を得た。
/μL ):1.03 ・使用油のシャダー振動防止性能指数(μH /μL ):
1.03 ・伝達トルク容量(SAE No.2試験 100c/
cでの静止摩擦係数μs):0.132 実施例2 潤滑油基油として溶剤精製パラフィン系鉱油の代わりに
α−オレフィンコポリマー系合成油(100℃における
動粘度:4mm2 /s[モービル石油株式会社製SHF
41])を用いたこと以外すべて実施例1と同様にして
自動変速機用潤滑油組成物を調製した。新油と使用油の
シャダー振動防止性能指数及び伝達トルク容量を評価し
た。これらの結果を表1に示す。鉱油系基油と比較して
実質的に同等の結果を得た。
示す割合で配合し自動変速機用潤滑油組成物を調製し
た。得られた各潤滑油組成物の新油及び耐久試験後の使
用油のシャダー振動防止性能指数及び伝達トルク容量を
各々求めた。それらの結果を表1及び表2に示す。
割合で混合し自動変速機用潤滑油組成物を調製した。各
組成物について新油及び使用油のシャダー振動防止性能
指数及び伝達トルク容量を求めた。それらの結果を表3
に示す。
止性能については、シャダー振動防止性能指数が1.0
0を超え、伝達トルク容量については、静止摩擦係数μ
sが0.100、特に、0.110、更に、0.120
を超える自動変速機用潤滑油組成物を得ることを開発目
標とした。
て(A)成分である長鎖アルキル基を有するカルシウム
スルホネート等と(B)成分であるポリアミド系化合物
を各々特定量併用することにより、いずれの実施例にお
いても新油及び使用油のシャダー振動防止性能指数が
1.00を超え、しかも、新油と使用油とのシャダー振
動防止性能指数の差がほとんどなく、また、伝達トルク
容量については0.120を超え、自動変速機油として
高品質のものが得られることが明らかになった。即ち、
実施例1の結果によると、シャダー振動防止性能指数が
新油及び使用油のいずれについても1.03であり、し
かも新油と使用油の結果の間に差違がないことから、実
施例1の自動変速機用潤滑油組成物はシャダー振動防止
性能及びその耐久性にも優れていることが明らかであ
る。
り、0.100、特に0.120を超えていることから
動力伝達性能においても極めて優れていることが理解さ
れる。一方、比較例4において(A)、(B)両成分を
用いているが、(A)成分であるカルシウムスルホネー
トの添加量が1.5重量%と本発明の範囲の上限濃度1
重量%を超えると、新油のシャダー振動防止性能指数が
0.92と低くなり、また使用油のシャダー振動防止性
能指数も0.84と低く1.00に達していない。
シウムスルホネートの添加量が0.01重量%と低く、
本発明の範囲の下限に達しない組成物は、両成分を含有
しても伝達トルク容量について所望の結果が得られない
ことも判明した。
潤滑油基油に前述の(A)成分と(B)成分を特定量含
有させてなるものであり、スリップ制御機構付自動変速
機において低速域でロックアップ機構を作動させた場合
にも新油のシャダー振動防止性能に加えて長期間の使用
において性能の低下もなく耐久性に優れ伝達トルク容量
共に高いという優れた特性を有する。
Claims (1)
- 【請求項1】 潤滑油基油に、組成物全重量基準で、 (A)次の(1)〜(5)に示す一般式[I]〜[VI
I] (1)一般式[1] 【化1】 (2)一般式[II] 【化2】 (3)一般式[III] 【化3】 (4)一般式[IV] 【化4】 (5)一般式[V] 【化5】 (6)一般式[VI] 【化6】 (7)一般式[VII] 【化7】 (上記一般式[I]〜[VII]において、Mはアルカ
リ土類金属の群から選択される金属成分であり、R1は
炭素数6〜18の炭化水素基であり、R2 及びR3は、
各々、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又
は炭素数1〜18の炭化水素基であり、一般式[V]及
び「VII」において、xは1〜5の整数である。)で
表される有機酸金属塩の群から選択される少なくとも一
種の化合物を0.02重量%〜1重量%、及び (B)次の一般式[VIII] 【化8】 (上記一般式[VIII]において、R4 は炭素数12
〜50の炭化水素基であり、R5 はOH基又はH2 N
(CH2)c NH基であり、R6 は水素原子又はHOOC
−R7 −CO基であり、aは2〜6の整数であり、bは
1〜10の整数であり、上記H2 N(CH2)c NH基に
おいて、cは2〜6の整数であり、上記HOOC−R7
−CO基において、R7 は炭素数12〜50の炭化水素
基である。)で表されるポリアミド系化合物を0.01
重量%〜3重量%含有させたことを特徴とする自動変速
機用潤滑油組成物。
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