JPH08319319A - ゲル基剤 - Google Patents

ゲル基剤

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JPH08319319A
JPH08319319A JP12686495A JP12686495A JPH08319319A JP H08319319 A JPH08319319 A JP H08319319A JP 12686495 A JP12686495 A JP 12686495A JP 12686495 A JP12686495 A JP 12686495A JP H08319319 A JPH08319319 A JP H08319319A
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gel
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Naohiro Okuda
尚宏 奥田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥前にベタツキを起こさず、乾燥後に形成
されたフィルムがフレーキングを発生しないのみなら
ず、適度な粘度を有し、手ざわりがなめらかで、セット
が行ないやすく、セットの仕上がりにすぐれ、乾燥後に
形成されたフィルムが光沢にすぐれ、濁りがない整髪料
などをうるために好適に使用しうるゲル基剤を提供する
こと。 【構成】 カルボキシル基含有モノマー5〜90重量
%、ラジカル重合性ラクタムモノマー5〜90重量%、
架橋性モノマー0.1〜10重量%およびラジカル重合
性(メタ)アクリル酸誘導体モノマー1〜50重量から
なる共重合成分を共重合させてなる共重合体からなるゲ
ル基剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゲル基剤に関する。さ
らに詳しくは、化粧品や医薬品などに好適に使用しうる
ゲル基剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゲル基剤は、化粧品や医薬品など
の粘度を調節したり、えられる製品の品質の安定性を保
つために用いられている。
【0003】かかるゲル基剤のなかで、アクリル酸やメ
タクリル酸を主体としたゲル基剤としては、カルボキシ
ル基をポリマー鎖に有するポリアクリル酸架橋ポリマー
のカルボキシル基の一部または全部を、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、アミン類などで中和させることに
よってえられた、ポリアクリル酸架橋ポリマーのアルカ
リ中和塩からなるゲル基剤が提案されており(特公昭3
2−4141号公報、特開昭51−46586号公
報)、たとえばセット樹脂であるノニオン性、両性また
はアニオン性の水溶性高分子化合物を添加することによ
り、ジェルなどの整髪料として用いられている。
【0004】しかしながら、前記ゲル基剤が用いられた
整髪料を毛髪に塗布した際には、乾燥前には、ベタツキ
を起こすという問題があり、また乾燥後には、毛髪上に
形成されたフィルムが剥離する現象、すなわちフレーキ
ング現象を発生するという問題がある。したがって、か
かるゲル基剤の用途には大きな制限があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、毛髪や皮膚などに塗布
したばあいに、乾燥前にベタツキを起こさず、乾燥後に
形成されたフィルムがフレーキング現象を発生しないの
みならず、水性ゲルとしたときには2500〜3000
0cP(25℃)程度の適度な粘度を有し、手ざわりが
なめらかで、セットが行ないやすく、セットの仕上がり
にすぐれ、乾燥後に形成されたフィルムが光沢にすぐ
れ、濁りがない整髪料などをうるために好適に使用しう
るゲル基剤を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(A)一般式(I):
【0007】
【化7】
【0008】(式中、R1は水素原子、メチル基または
カルボキシル基、R2は水素原子、メチル基またはカル
ボキシメチレン基を示す)で表わされるカルボキシル基
含有モノマー5〜90重量%、(B)一般式(II):
【0009】
【化8】
【0010】(式中、R3は炭素数3〜5のアルキレン
基を示す)で表わされるラジカル重合性ラクタムモノマ
ー5〜90重量%、(C)架橋性モノマー0.1〜10
重量%および(D)ラジカル重合性(メタ)アクリル酸
誘導体モノマー1〜50重量%からなる共重合成分を共
重合させてなる共重合体からなるゲル基剤に関する。
【0011】
【作用および実施例】本発明のゲル基材は、前記したよ
うに、(A)一般式(I):
【0012】
【化9】
【0013】(式中、R1は水素原子、メチル基または
カルボキシル基、R2は水素原子、メチル基またはカル
ボキシメチレン基を示す)で表わされるカルボキシル基
含有モノマー5〜90重量%、(B)一般式(II):
【0014】
【化10】
【0015】(式中、R3は炭素数3〜5のアルキレン
基を示す)で表わされるラジカル重合性ラクタムモノマ
ー5〜90重量%、(C)架橋性モノマー0.1〜10
重量%および(D)ラジカル重合性(メタ)アクリル酸
誘導体モノマー1〜50重量%からなる共重合成分を共
重合させてなる共重合体からなるものである。
【0016】前記カルボキシル基含有モノマーは、一般
式(I):
【0017】
【化11】
【0018】(式中、R1は水素原子、メチル基または
カルボキシル基、R2は水素原子、メチル基またはカル
ボキシメチレン基を示す)で表わされるものであり、1
分子中にラジカル重合性の炭素−炭素二重結合およびカ
ルボキシル基を有するものである。
【0019】前記カルボキシル基含有モノマーは、本発
明のゲル基剤を用いて調製された水性ゲルに高い粘度を
付与する性質を有する成分である。
【0020】前記カルボキシル基含有モノマーの代表例
としては、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、イタコ
ン酸、クロトン酸、フマル酸などがあげられ、これらの
カルボン酸モノマーは、単独でまたは2種以上を混合し
て用いられる。これらのカルボキシル基含有モノマーの
なかでは、他の共重合成分との反応性が大きいことか
ら、アクリル酸およびメタクリル酸が好適に用いられ
る。
【0021】前記共重合成分中のカルボキシル基含有モ
ノマーの割合は、あまりにも少ないばあいには、ゲル基
剤の水分散性が低下し、また、共重合体を中和させたば
あいには、中和された共重合体中のカルボキシアニオン
の量が少なくなり、かかるカルボキシアニオン同士の反
発が少なくなることから、水性ゲルに充分な粘度が付与
されなくなるようになるので、5重量%以上、好ましく
は15重量%以上、さらに好ましくは25重量%以上と
なるように調整される。また、前記共重合成分中のカル
ボキシル基含有モノマーの割合は、あまりにも多いばあ
いには、ゲル基剤を用いて形成されたフィルムがフレー
キングを発生するようになるので、90重量%以下、好
ましくは80重量%以下、さらに好ましくは70重量%
以下となるように調整される。
【0022】前記ラジカル重合性ラクタムモノマー(以
下、ラクタムモノマーという)は、一般式(II):
【0023】
【化12】
【0024】(式中、R3は炭素数3〜5のアルキレン
基を示す)で表わされるものであり、1分子中にラジカ
ル重合性の炭素−炭素二重結合およびラクタム基を有す
るものである。
【0025】前記ラクタムモノマーは、本発明のゲル基
剤を用いて形成されたフィルムと、毛髪との密着性を向
上させるのみならず、フレーキングの発生を抑制させ、
該フィルムに柔軟性、光沢およびなめらかさを付与する
性質を有する成分である。また、前記ラクタムモノマー
は、前記ゲル基剤と、整髪料をうる際などに好適に用い
られるセット樹脂などの油溶性基剤との相溶性を向上さ
せるという性質も有する。
【0026】前記ラクタムモノマーの代表例としては、
たとえばN−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラク
タムなどがあげられ、これらのラクタムモノマーは単独
でまたは2種以上を混合して用いられる。
【0027】前記共重合成分中のラクタムモノマーの割
合は、あまりにも少ないばあいには、前記ゲル基剤を用
いて形成されたフィルムと皮膚や毛髪との密着性が低下
したり、かかるフィルムの柔軟性が低下してフレーキン
グが発生するようになるので、5重量%以上、好ましく
は10重量%以上、さらに好ましくは15重量%以上と
なるように調整される。また、前記共重合成分中のラク
タムモノマーの割合は、あまりにも多いばあいには、前
記共重合成分の重合反応の際に、前記ラクタムモノマー
と前記架橋性モノマーとの反応が優先的に進行するた
め、ゲル基剤からえられる水性ゲルに濁りが多く発生す
る傾向があるのみならず、共重合成分中の前記カルボキ
シル基含有モノマーの割合が小さくなり、前記ゲル基剤
の水分散性が低下したり、えられる水性ゲルに粘性が充
分に付与されなくなるようになるので、90重量%以
下、好ましくは80重量%以下、さらに好ましくは50
重量%以下となるように調整される。
【0028】前記架橋性モノマーは、1分子中にラジカ
ル重合性の炭素−炭素二重結合を2以上有するものであ
り、前記共重合成分を架橋させ、たとえば本発明のゲル
基剤を用いて調製された水性ゲルを増粘させる性質を有
する成分である。
【0029】前記架橋性モノマーの代表例としては、た
とえばエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコール(n=2〜30)ジ(メタ)アク
リレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコール(n=2〜30)ジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、メチレンビス(メタ)アクリルアミド、
ジビニルベンゼン、フタル酸ジアリル、ヘキサヒドロフ
タル酸ジアリル、エチレングリコールジビニルエーテ
ル、ポリエチレングリコール(n=2〜30)ジビニル
エーテルなどがあげられ、これらの架橋性モノマーは単
独でまたは2種以上を混合して用いられる。
【0030】前記共重合成分中の架橋性モノマーの割合
は、あまりにも少ないばあいには、前記ゲル基剤の架橋
度が小さくなりすぎ、たとえば該ゲル基剤からえられる
水性ゲルの粘度が低下するようになるので、0.1重量
%以上、好ましくは1重量%以上、さらに好ましくは2
重量%以上となるように調整される。また、前記共重合
成分中の架橋性モノマーの割合は、あまりにも多いばあ
いには、ゲル基剤の水分散性が低下し、該ゲル基剤から
えられる水性ゲルに濁りが生じるようになるので、10
重量%以下、好ましくは8重量%以下、さらに好ましく
は5重量%以下となるように調整される。
【0031】前記ラジカル重合性(メタ)アクリル酸誘
導体モノマー(以下、(メタ)アクリル酸誘導体モノマ
ーという)は、前記ゲル基剤を用いて形成されたフィル
ムに透明性を付与するのみならず、たとえば前記ゲル基
剤の水分散性を向上させたり、整髪料をうる際に水性ゲ
ルに添加されるセット樹脂の水分散性を向上させる性質
を有する成分である。
【0032】前記(メタ)アクリル酸誘導体モノマーの
代表例としては、たとえば一般式(III):
【0033】
【化13】
【0034】(式中、R4は水素原子またはメチル基、
5は水素原子、炭素数1〜18の直鎖状もしくは分岐
状のアルキル基または式:
【0035】
【化14】
【0036】で表わされる基を示す)で表わされる(メ
タ)アクリルアミドモノマー、一般式(IV):
【0037】
【化15】
【0038】(式中、R6は水素原子またはメチル基、
7は炭素数1〜18の直鎖状、環状もしくは分岐状の
アルキル基または一般式(V):
【0039】
【化16】
【0040】(式中、R8は水素原子、炭素数1〜8の
直鎖状、環状もしくは分岐状のアルキル基またはアリー
ル基、R9およびR10はそれぞれ独立して水素原子また
はメチル基、nは1〜30の整数を示す)で表わされる
基を示す)で表わされる(メタ)アクリレートモノマー
などがあげられる。
【0041】前記一般式(III)で表わされる(メタ)
アクリルアミドモノマーの具体例としては、たとえばN
−エチル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メ
タ)アクリルアミド、N−n−オクチル(メタ)アクリ
ルアミド、N−t−オクチル(メタ)アクリルアミド、
N−デシル(メタ)アクリルアミド、N−ドデシル(メ
タ)アクリルアミドなどのアルキル(メタ)アクリルア
ミドモノマー、ジアセトン(メタ)アクリルアミドなど
のケトン(メタ)アクリルアミドモノマーなどがあげら
れる。
【0042】前記一般式(IV)で表わされる(メタ)ア
クリレートモノマーの具体例としては、たとえばメチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリ
レート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メ
タ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、デ
シル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレ
ート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレ
ート;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレートなどのヒドロキシア
ルキル(メタ)アクリレート;メトキシエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、プロピレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、メトキシプロピレングリコール
(メタ)アクリレート、フェノキシエチレングリコール
(メタ)アクリレートなどのオキシアルキレン(メタ)
アクリレート;ポリエチレングリコール(n=2〜3
0)モノ(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレン
グリコール(n=2〜30)(メタ)アクリレート、ポ
リプロピレングリコール(n=2〜30)モノ(メタ)
アクリレート、メトキシポリプロピレングリコール(n
=2〜30)(メタ)アクリレート、フェノキシポリエ
チレングリコール(n=2〜30)(メタ)アクリレー
トなどのポリオキシアルキレン(メタ)アクリレートな
どがあげられる。
【0043】前記(メタ)アクリル酸誘導体モノマーは
単独でまたは2種以上を混合して用いられる。これらの
(メタ)アクリル酸誘導体モノマーのなかでは、ゲル基
剤を用いてえられる整髪料などの、毛髪や皮膚などに対
する密着性を向上させ、さらに、たとえばセット樹脂な
どの、化粧料などをうる際にゲル基剤に配合される成分
との相溶性をより一層向上させるという点から、前記一
般式(III)のR5が炭素数1〜8の直鎖状または分岐状
のアルキル基である(メタ)アクリルアミドモノマーが
好ましく、また、ゲル基剤を用いて形成されたフィルム
が透明性にすぐれるという点およびかかるフィルムにす
ぐれた光沢やつやなどを付与するという点から、N−t
−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−t−オクチル
(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリル
アミド、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、フェノキシポリエチレングリコール(n=
6)(メタ)アクリレートが好ましい。
【0044】前記共重合成分中の(メタ)アクリル酸誘
導体モノマーの割合は、あまりにも少ないばあいには、
ゲル基剤を用いて形成されたフィルムに透明性が付与さ
れなくなるようになったり、前記ゲル基剤の水分散性が
低下したり、セット樹脂を用いるばあいに、セット樹脂
との相溶性が低下し、濁りが生じるようになるので、1
重量%以上、好ましくは1.5重量%以上、さらに好ま
しくは2重量%以上となるように調整される。また、前
記共重合成分中の(メタ)アクリル酸誘導体モノマーの
割合は、あまりにも多いばあいには、ゲル基剤の水分散
性が低下したり、えられる水性ゲルに濁りが生じるよう
になるので、50重量%以下、好ましくは40重量%以
下、さらに好ましくは35重量%以下となるように調整
される。
【0045】なお、本発明の目的を阻害しない範囲であ
れば、前記共重合成分中に、たとえばスチレン、酢酸ビ
ニルなどのビニルモノマーを配合してもよい。
【0046】前記共重合成分の重合反応は、溶液重合法
や塊状重合法により、たとえばチッ素ガスなどの不活性
ガス雰囲気下で非水系溶媒中で加温しながら行なうこと
ができる。このように非水系溶媒中で重合反応が行なわ
れるのは、水系溶媒中で重合を行なうと、前記ラクタム
モノマーが分解されやすく、重合反応が効率よく進行し
ないためである。
【0047】前記非水系溶媒の代表例としては、たとえ
ばメタノール、エタノール、イソプロパノール、アセト
ン、酢酸エチル、ベンゼン、トルエン、キシレン、n−
ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサ
ンなどがあげられ、これらの非水系溶媒は単独でまたは
2種以上を混合して用いられる。
【0048】前記重合反応は、50〜100℃の加温下
にて行なわれることが好ましく、溶媒を用いたばあいに
は、一般には反応に用いられる溶媒の還流温度付近で行
なわれる。
【0049】反応に際して、重合反応を均一にかつすみ
やかに進行させ、反応溶液から共重合体を効率よくうる
ためには、重合時の撹拌を良好にするために、撹拌機を
有する反応装置を用いることが好ましい。かかる反応装
置として一般に用いられている溶液重合用撹拌機を用い
るばあいには、前記共重合成分の濃度が30重量%以
下、なかんづく20重量%以下となるように前記非水系
溶媒で希釈することが好ましい。また、必要に応じて、
前記共重合成分を前記溶媒に少しずつ加えてもよく、前
記共重合成分を前記溶媒に滴下してもよい。
【0050】重合反応に際しては、重合触媒を用いても
よい。かかる重合触媒としては、たとえば2,2´−ア
ゾビスイソブチロニトリル、2,2´−アゾビス(4−
メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチ
ル−2,2´−アゾビスイソブチレート、2,2´−ア
ゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)などのアゾ
系化合物;t−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチ
ルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートなどのパーオ
キシエステル系化合物などがあげられ、これらの重合触
媒は単独でまたは2種以上を混合して用いられる。前記
重合触媒の使用量は、前記共重合成分100重量部に対
して0.05〜3重量部、なかんづく0.1〜1重量部
であることが好ましい。
【0051】重合反応に要する時間は、通常5時間以上
である。なお、重合反応は、残存している共重合成分の
総量が重合反応を開始させる前の共重合成分の総量の1
0重量%以下になった時点で任意に終了することができ
る。
【0052】なお、残存している共重合成分の総量は、
塩素、臭素、ヨウ素、一塩化ヨウ素などを共重合成分の
炭素−炭素二重結合の部位に付加させ、二重結合含量を
測定することによって決定することができる。
【0053】前記非水系溶媒中で重合反応を行なった際
には、重合反応の進行に伴なって、生成した共重合体が
反応溶液中から析出し、たとえば粉末状などの固体の生
成物がえられる。該固形の生成物は、濾過器などを用い
て単離させたのち、常圧、減圧または真空下で乾燥させ
ることによって、前記固形の生成物から溶媒を除去する
ことができる。
【0054】かくして本発明のゲル基剤がえられるが、
該ゲル基剤は、粉砕機などを用いて粉砕し、微細な粉末
にすることができる。
【0055】また、前記ゲル基剤は、粉末の状態で、ま
たは水もしくは水を主成分とする混合溶媒に分散させて
水性ゲルとしたのち、必要によりセット樹脂などを添加
して、セッティングジェルなどの整髪料などに好適に用
いられる。
【0056】前記水を主成分とする混合溶媒は、水と、
たとえばメタノール、エタノール、イソプロパノールな
どのアルコール;アセトン、メチルエチルケトンなどの
ケトンなどとを混合させたものである。前記混合溶媒中
の水の割合は、とくに限定はないが、ゲル基剤を中和剤
などで中和させた際に濁りが発生したり、中和塩が析出
したりすることがないようにするためには20〜100
重量%程度となるように調整されることが好ましい。
【0057】前記分散体中のゲル基剤の割合は、たとえ
ばローション、ジェルなどの、用いられる化粧料の形態
によって異なるので一概には決定することができない
が、通常0.1〜5重量%程度となるように調整される
ことが好ましい。
【0058】本発明のゲル基剤を用いて整髪料を調製す
るばあいには、セット樹脂として、たとえばユカフォー
マーAM75(三菱油化(株)製)で代表されるジアル
キルアミノエチルアクリレート、ジアルキルアミノエチ
ルメタクリレート、ダイアセトンアクリルアミドなどと
アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸アルキルエステ
ル、メタクリル酸アルキルエステルなどとを共重合さ
せ、ハロゲン化酢酸で両性化させた化合物やアンフォー
マー(ナショナル スターチ(NationalSta
rch)社製)で代表されるアクリル酸ヒドロキシプロ
ピル、メタクリル酸ブチルアミノエチル、アクリル酸オ
クチルアミド共重合体などの両性高分子化合物;アニセ
ット KB−1000、KB−100H、B−101
5、HS−3000(以上、大阪有機化学工業(株)
製)、プラスサイズL−33およびL−53(以上、互
応化学工業(株)製)で代表されるアクリル酸および/
またはメタクリル酸と、アクリル酸アルキルエステルお
よび/またはメタクリル酸アルキルエステルとの共重合
体であるアクリル樹脂アルカノールアミン、BEM−4
2S、WEM−22S(以上、大阪有機化学工業(株)
製)、ガントレッツES−425、ES−225および
ES−33(以上、アイエスピー社製)で代表されるメ
チルビニルエーテルとマレイン酸モノアルキルエステル
との共重合体、レジン28−1310、レジン28−2
930(以上、ナショナルスターチ社製)およびルビセ
ットCE5055(油化バーディッシュ(株)製)で代
表される酢酸ビニルとクロトン酸との共重合体、ウルト
ラホールド8(チバガイギー社製)で代表されるアクリ
ル酸とアクリル酸アルキルエステルとN−アルキルアク
リルアミドとの共重合体、カルボキシルメチルセルロー
ス、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、カラ
ギーナン、アルギン酸ナトリウム、アラビアガム、ペク
チンなどの陰イオン性高分子化合物;PVP/VA(ア
イエスピー社製)、ルビスコールVA(油化バーディッ
シュ(株)製)およびPVA6450(大阪有機化学工
業(株)製)で代表されるビニルピロリドンと酢酸ビニ
ルとの共重合体、PVPK(アイエスピー社製)および
ルビスコールK(油化バーディッシュ(株)製)で代表
されるポリビニルピロリドン、ルビフレックスD410
1(油化バーディッシュ(株)製)、ポリビニルアルコ
ール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
メチルセルロース、エチルセルロース、デキストリン、
ガラクタン、プルランなどの非イオン性高分子化合物な
どがあげられ、これらのセット樹脂は単独でまたは2種
以上を混合して用いられる。
【0059】整髪料中の前記セット樹脂の割合は、あま
りにも少ないばあいには、毛髪などのセット後の保持力
が低下する傾向があるので、セット樹脂の固形分含量が
1重量%以上、なかんづく2重量%以上となるように調
整されることが好ましく、またあまりにも多いばあいに
は、たとえばローションやジェルなどを調製したばあい
に、濁りが多く発生したり、粘度が低下することがあ
り、また使用感に劣るようになる傾向があるので、セッ
ト樹脂の固形分含量が10重量%以下、なかんづく7重
量%以下となるように調整されることが好ましい。
【0060】本発明のゲル基剤は、整髪料などをうる際
に好適に用いられるものであるが、その際には、前記ゲ
ル基剤やセット樹脂のほかに一般に整髪料などに用いら
れている界面活性剤、保湿剤、pH調整剤、防腐剤、シ
リコーン、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、増粘剤な
どの整髪料成分を適量配合することができる。
【0061】これらの整髪料成分の各配合量は、目的と
する整髪料の用途などによって異なるため、一概には決
定することができず、用途に応じて適宜調整されること
が好ましい。
【0062】なお、前記ゲル基剤を用いて整髪料をうる
ばあいには、たとえば前記ゲル基剤の分散体を調製した
のち、塩基性中和剤を用いて前記ゲル基剤を中和させて
もよい。
【0063】前記塩基性中和剤の代表例としては、たと
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ
金属化合物、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−
エチル−1−プロパノールアミンなどのアミンなどがあ
げられる。
【0064】前記ゲル基剤を中和させるばあい、ゲル基
剤中のカルボキシル基の中和率は、あまりにも小さいば
あいには、えられる水性ゲルを充分に増粘させることが
できなくなったり、水性ゲルに濁りが生じたりするよう
になる傾向があるので、20モル%以上、好ましくは3
0モル%以上、さらに好ましくは40モル%以上となる
ように調整されることが望ましく、また、あまりにも大
きいばあいには、pHが高くなりすぎ、毛髪や皮膚を刺
激する恐れがあるため、100モル%以下、好ましくは
95モル%以下、さらに好ましくは90モル%以下とな
るように調整されることが望ましい。
【0065】つぎに本発明のゲル基剤を実施例に基づい
てさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみ
に限定されるものではない。
【0066】実施例1 撹拌器、コンデンサー、チッ素導入管および重合開始剤
の投入口を備えた反応容器に、メタクリル酸60重量
部、N−ビニルピロリドン32重量部、トリプロピレン
グリコールジアクリレート6重量部、ステアリルアクリ
レート2重量部および酢酸エチル733重量部を加えた
のち、反応容器内をチッ素ガスで満たした。
【0067】つぎに、前記反応容器を約80℃の油浴中
で加熱しながら、反応容器内の反応溶液の還流がはじま
る直前に2,2´−アゾビスイソブチロニトリル0.2
重量部を加えて重合反応を開始させた。重合反応開始か
ら数分間経過後、反応溶液中に白色の沈殿物が析出しは
じめ、重合反応開始から30分間経過後、反応溶液は白
色のスラリーとなった。重合反応中、重合反応が滞るこ
とのないように撹拌を行なった。重合反応を5時間行な
い、えられた反応溶液を冷却した。冷却した反応溶液か
ら白色の析出物を分けとり、かかる析出物を減圧下で乾
燥させた。
【0068】乾燥させた析出物を粉砕し、ゲル基剤をえ
た。
【0069】えられたゲル基剤1重量部を、蒸留水79
重量部およびエタノール20重量部の混合溶媒中に分散
させ、ついで混合溶液中にエタノールアミンを加えてp
Hを7に調整してジェルをえた。
【0070】えられたジェルの物性として粘度、手ざわ
り、外観、光沢およびフレーキングを以下に示す方法に
したがって調べた。その結果を表2に示す。
【0071】(イ)粘度 えられたジェルの粘度をブルックフィールドBH型粘度
計((株)東京計器製)を用いて温度25℃、ローター
4番、回転数20rpmの条件で測定した。
【0072】(ロ)手ざわり えられたジェルをてのひらに2ml程度とり、指ですり
合わせるようにして手ざわりを調べ、以下の基準にした
がって評価を行なった。
【0073】(評価基準) A:なめらかで軽い手ざわり B:ややざらついた手ざわり C:ざらついた手ざわり (ハ)外観 えられたジェルの透明感を、えられたジェルを直径3c
mの円筒状の容器に入れ、脱泡させたのちに目視により
観察し、以下の基準にしたがって評価を行なった。
【0074】(評価基準) A:透明である。
【0075】B:わずかに青白いが、透明である。
【0076】C:わずかな濁りが認められる。
【0077】D:濁りが認められ不透明である。
【0078】(ニ)光沢 えられたジェルをスライドグラス上に薄く塗布し、風乾
させたのち、形成されたフィルムを目視により観察し、
以下の基準にしたがって評価を行なった。
【0079】(評価基準) A:艶のある透明なフィルム B:艶のあるフィルム C:わずかに艶のあるフィルム D:艶のないフィルム (ホ)フレーキング えられたジェル3gを長さ25cmの毛髪2gの束に均
一に塗布し、過剰なジェルを軽くふき取りながら束ね直
し、風通しのよい場所で6時間乾燥させた。このように
してえられた毛髪の束を軽くもみほぐし、ほぐした部分
を目視で観察し、以下の基準にしたがって評価を行なっ
た。
【0080】(評価基準) A:自然な風合を保っている。
【0081】B:フィルムの裂け目が認められる。
【0082】C:フィルムの裂け目が目立つ。
【0083】D:フィルムが剥がれ、フケ状になってい
る。
【0084】実施例2〜19および比較例1〜3 表1に示す配合割合で原料を用いて、実施例1と同様に
してゲル基剤をえた。
【0085】つぎに、えられたゲル基剤を用いて、実施
例1と同様にしてジェルを調製し、その物性を調べた。
その結果を表2に示す。
【0086】なお、表1中の各略号は以下のことを意味
する。
【0087】 MA メタクリル酸 AA アクリル酸 NVP N−ビニルピロリドン TPGDA トリプロピレングリコールジアクリ
レート HHPA ヘキサヒドロフタル酸ジアリル TEOV トリエチレングリコールジビニルエ
ーテル STA ステアリルアクリレート NOAAm N−t−オクチルアクリルアミド DAAm ジアセトンアクリルアミド LA ラウリルアクリレート TBAAm t−ブチルアクリルアミド HPA ヒドロキシプロピルアクリレート AMP−6OG フェノキシポリエチレングリコール
(n=6)アクリレート AcOEt 酢酸エチル c−Hex シクロヘキサン EtOH エタノール AIBN 2,2´−アゾビスイソブチロニト
リル
【0088】
【表1】
【0089】
【表2】
【0090】表2に示された結果から、実施例1〜19
でえられたジェルは、比較例1〜3でえられたジェルと
対比して、25℃における粘度が2500〜30000
cPという適度な粘度を有し、手ざわり、外観および光
沢に同時にすぐれ、しかもフレーキングを発生しないも
のであることがわかる。
【0091】処方例1〜6および比較処方例1〜4 実施例2、実施例5、実施例9、比較例2および比較例
3でえられたゲル基剤を表3に示す量の蒸留水およびエ
タノールと混合し、さらにトリエタノールアミンを用い
てpHを7に調整した。
【0092】セット樹脂として、ノニオン系セット樹脂
(N−ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体を50重
量%含有するエタノール溶液:大阪有機化学工業(株)
製、商品名 PVA−6450)またはアニオン系セッ
ト樹脂(アクリル酸アルキル−アクリル酸共重合体:大
阪有機化学工業(株)製、商品名 アニセットB−10
15)を表3に示す量だけ添加し、プロペラ翼を備えた
撹拌機で均一なジェルになるまで撹拌を行ない、毛髪用
のセッティングジェルをえた。
【0093】えられたセッティングジェルを用いて、市
販のセッティングジェルの使用経験がある男性10名を
対象にその使用感(ベタツキ、セット性およびフレーキ
ング)について、以下の評価基準にしたがってモニター
テストを行なった。その結果を表3に示す。
【0094】(イ)ベタツキ えられたセッティングジェルの適量(10ml程度)を
手に取り、毛髪へ塗布したとき、および塗布したのちの
手のベタツキ感を以下の評価基準にしたがって評価を行
なった。
【0095】(評価基準) A:10名中、8名以上がベタツキがなく、良好である
と回答。
【0096】B:10名中、6名ないし7名がベタツキ
がなく、良好であると回答。
【0097】C:10名中、4名ないし5名がベタツキ
がなく、良好であると回答。
【0098】D:10名中、3名以下がベタツキがな
く、良好であると回答。
【0099】(ロ)セット性 えられたセッティングジェルの毛髪に対するセットのし
やすさ、および仕上がり具合を以下の評価基準にしたが
って評価を行なった。
【0100】(評価基準) A:10名中、8名以上がセットがしやすく、仕上がり
が良好であると回答。
【0101】B:10名中、6名ないし7名がセットが
しやすく、仕上がりが良好であると回答。
【0102】C:10名中、4名ないし5名がセットが
しやすく、仕上がりが良好であると回答。
【0103】D:10名中、3名以下がセットがしやす
く、仕上がりが良好であると回答。
【0104】(ハ)フレーキング えられたセッティングジェルを毛髪へ塗布し、乾燥させ
たのちに軽くくしをとおし、フレーキングの様子を以下
の評価基準にしたがって評価を行なった。
【0105】(評価基準) A:10名中、8名以上がフレーキングがないと回答。
【0106】B:10名中、6名ないし7名がフレーキ
ングがないと回答。
【0107】C:10名中、4名ないし5名がフレーキ
ングがないと回答。
【0108】D:10名中、3名以下がフレーキングが
ないと回答。
【0109】
【表3】
【0110】表3に示された結果から、本発明のゲル基
剤が用いられた処方例1〜6でえられたセッティングジ
ェルは、ベタツキおよびセット性に同時にすぐれ、しか
もフレーキングを発生しないものであることがわかる。
【0111】
【発明の効果】本発明のゲル基剤は、乾燥前にベタツキ
を起こさず、乾燥後に形成されたフィルムがフレーキン
グを起こさないというすぐれた性質を有する整髪料など
をうることができるというすぐれた効果を奏するもので
ある。
【0112】また、本発明のゲル基剤は、手ざわりがな
めらかであることはもちろんのこと、セットが行ないや
すく、セットの仕上がりにすぐれ、しかも乾燥後に形成
されたフィルムが光沢にすぐれ、濁りがないという種々
の性質にすぐれた整髪料などをうることができるという
すぐれた効果を奏する。
【0113】さらに、本発明のゲル基剤は、カルボキシ
ル基含有モノマーが用いられているので、水性ゲルに対
して2500〜30000cP(25℃)という適度な
粘度を付与するというすぐれた効果を奏する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 220/56 MNC C08F 220/56 MNC 226/06 MNL 226/06 MNL C09K 3/00 103 C09K 3/00 103L

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式(I): 【化1】 (式中、R1は水素原子、メチル基またはカルボキシル
    基、R2は水素原子、メチル基またはカルボキシメチレ
    ン基を示す)で表わされるカルボキシル基含有モノマー
    5〜90重量%、(B)一般式(II): 【化2】 (式中、R3は炭素数3〜5のアルキレン基を示す)で
    表わされるラジカル重合性ラクタムモノマー5〜90重
    量%、(C)架橋性モノマー0.1〜10重量%および
    (D)ラジカル重合性(メタ)アクリル酸誘導体モノマ
    ー1〜50重量%からなる共重合成分を共重合させてな
    る共重合体からなるゲル基剤。
  2. 【請求項2】 カルボキシル基含有モノマーがアクリル
    酸およびメタクリル酸の少なくとも1種を含有したもの
    である請求項1記載のゲル基剤。
  3. 【請求項3】 ラジカル重合性ラクタムモノマーがN−
    ビニルピロリドンである請求項1または2記載のゲル基
    剤。
  4. 【請求項4】 ラジカル重合性(メタ)アクリル酸誘導
    体モノマーが一般式(III): 【化3】 (式中、R4は水素原子またはメチル基、R5は水素原
    子、炭素数1〜18の直鎖状もしくは分岐状のアルキル
    基または式: 【化4】 で表わされる基を示す)で表わされる(メタ)アクリル
    アミドモノマーおよび一般式(IV): 【化5】 (式中、R6は水素原子またはメチル基、R7は炭素数1
    〜18の直鎖状、環状もしくは分岐状のアルキル基また
    は一般式(V): 【化6】 (式中、R8は水素原子、炭素数1〜8の直鎖状、環状
    もしくは分岐状のアルキル基またはアリール基、R9
    よびR10はそれぞれ独立して水素原子またはメチル基、
    nは1〜30の整数を示す)で表わされる基を示す)で
    表わされる(メタ)アクリレートモノマーの少なくとも
    1種を含有したものである請求項1、2または3記載の
    ゲル基剤。
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