JPH08319319A - ゲル基剤 - Google Patents
ゲル基剤Info
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- JPH08319319A JPH08319319A JP12686495A JP12686495A JPH08319319A JP H08319319 A JPH08319319 A JP H08319319A JP 12686495 A JP12686495 A JP 12686495A JP 12686495 A JP12686495 A JP 12686495A JP H08319319 A JPH08319319 A JP H08319319A
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Abstract
されたフィルムがフレーキングを発生しないのみなら
ず、適度な粘度を有し、手ざわりがなめらかで、セット
が行ないやすく、セットの仕上がりにすぐれ、乾燥後に
形成されたフィルムが光沢にすぐれ、濁りがない整髪料
などをうるために好適に使用しうるゲル基剤を提供する
こと。 【構成】 カルボキシル基含有モノマー5〜90重量
%、ラジカル重合性ラクタムモノマー5〜90重量%、
架橋性モノマー0.1〜10重量%およびラジカル重合
性(メタ)アクリル酸誘導体モノマー1〜50重量から
なる共重合成分を共重合させてなる共重合体からなるゲ
ル基剤。
Description
らに詳しくは、化粧品や医薬品などに好適に使用しうる
ゲル基剤に関する。
の粘度を調節したり、えられる製品の品質の安定性を保
つために用いられている。
タクリル酸を主体としたゲル基剤としては、カルボキシ
ル基をポリマー鎖に有するポリアクリル酸架橋ポリマー
のカルボキシル基の一部または全部を、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、アミン類などで中和させることに
よってえられた、ポリアクリル酸架橋ポリマーのアルカ
リ中和塩からなるゲル基剤が提案されており(特公昭3
2−4141号公報、特開昭51−46586号公
報)、たとえばセット樹脂であるノニオン性、両性また
はアニオン性の水溶性高分子化合物を添加することによ
り、ジェルなどの整髪料として用いられている。
整髪料を毛髪に塗布した際には、乾燥前には、ベタツキ
を起こすという問題があり、また乾燥後には、毛髪上に
形成されたフィルムが剥離する現象、すなわちフレーキ
ング現象を発生するという問題がある。したがって、か
かるゲル基剤の用途には大きな制限があった。
術に鑑みてなされたものであり、毛髪や皮膚などに塗布
したばあいに、乾燥前にベタツキを起こさず、乾燥後に
形成されたフィルムがフレーキング現象を発生しないの
みならず、水性ゲルとしたときには2500〜3000
0cP(25℃)程度の適度な粘度を有し、手ざわりが
なめらかで、セットが行ないやすく、セットの仕上がり
にすぐれ、乾燥後に形成されたフィルムが光沢にすぐ
れ、濁りがない整髪料などをうるために好適に使用しう
るゲル基剤を提供することを目的とするものである。
(A)一般式(I):
カルボキシル基、R2は水素原子、メチル基またはカル
ボキシメチレン基を示す)で表わされるカルボキシル基
含有モノマー5〜90重量%、(B)一般式(II):
基を示す)で表わされるラジカル重合性ラクタムモノマ
ー5〜90重量%、(C)架橋性モノマー0.1〜10
重量%および(D)ラジカル重合性(メタ)アクリル酸
誘導体モノマー1〜50重量%からなる共重合成分を共
重合させてなる共重合体からなるゲル基剤に関する。
うに、(A)一般式(I):
カルボキシル基、R2は水素原子、メチル基またはカル
ボキシメチレン基を示す)で表わされるカルボキシル基
含有モノマー5〜90重量%、(B)一般式(II):
基を示す)で表わされるラジカル重合性ラクタムモノマ
ー5〜90重量%、(C)架橋性モノマー0.1〜10
重量%および(D)ラジカル重合性(メタ)アクリル酸
誘導体モノマー1〜50重量%からなる共重合成分を共
重合させてなる共重合体からなるものである。
式(I):
カルボキシル基、R2は水素原子、メチル基またはカル
ボキシメチレン基を示す)で表わされるものであり、1
分子中にラジカル重合性の炭素−炭素二重結合およびカ
ルボキシル基を有するものである。
明のゲル基剤を用いて調製された水性ゲルに高い粘度を
付与する性質を有する成分である。
としては、たとえばアクリル酸、メタクリル酸、イタコ
ン酸、クロトン酸、フマル酸などがあげられ、これらの
カルボン酸モノマーは、単独でまたは2種以上を混合し
て用いられる。これらのカルボキシル基含有モノマーの
なかでは、他の共重合成分との反応性が大きいことか
ら、アクリル酸およびメタクリル酸が好適に用いられ
る。
ノマーの割合は、あまりにも少ないばあいには、ゲル基
剤の水分散性が低下し、また、共重合体を中和させたば
あいには、中和された共重合体中のカルボキシアニオン
の量が少なくなり、かかるカルボキシアニオン同士の反
発が少なくなることから、水性ゲルに充分な粘度が付与
されなくなるようになるので、5重量%以上、好ましく
は15重量%以上、さらに好ましくは25重量%以上と
なるように調整される。また、前記共重合成分中のカル
ボキシル基含有モノマーの割合は、あまりにも多いばあ
いには、ゲル基剤を用いて形成されたフィルムがフレー
キングを発生するようになるので、90重量%以下、好
ましくは80重量%以下、さらに好ましくは70重量%
以下となるように調整される。
下、ラクタムモノマーという)は、一般式(II):
基を示す)で表わされるものであり、1分子中にラジカ
ル重合性の炭素−炭素二重結合およびラクタム基を有す
るものである。
剤を用いて形成されたフィルムと、毛髪との密着性を向
上させるのみならず、フレーキングの発生を抑制させ、
該フィルムに柔軟性、光沢およびなめらかさを付与する
性質を有する成分である。また、前記ラクタムモノマー
は、前記ゲル基剤と、整髪料をうる際などに好適に用い
られるセット樹脂などの油溶性基剤との相溶性を向上さ
せるという性質も有する。
たとえばN−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラク
タムなどがあげられ、これらのラクタムモノマーは単独
でまたは2種以上を混合して用いられる。
合は、あまりにも少ないばあいには、前記ゲル基剤を用
いて形成されたフィルムと皮膚や毛髪との密着性が低下
したり、かかるフィルムの柔軟性が低下してフレーキン
グが発生するようになるので、5重量%以上、好ましく
は10重量%以上、さらに好ましくは15重量%以上と
なるように調整される。また、前記共重合成分中のラク
タムモノマーの割合は、あまりにも多いばあいには、前
記共重合成分の重合反応の際に、前記ラクタムモノマー
と前記架橋性モノマーとの反応が優先的に進行するた
め、ゲル基剤からえられる水性ゲルに濁りが多く発生す
る傾向があるのみならず、共重合成分中の前記カルボキ
シル基含有モノマーの割合が小さくなり、前記ゲル基剤
の水分散性が低下したり、えられる水性ゲルに粘性が充
分に付与されなくなるようになるので、90重量%以
下、好ましくは80重量%以下、さらに好ましくは50
重量%以下となるように調整される。
ル重合性の炭素−炭素二重結合を2以上有するものであ
り、前記共重合成分を架橋させ、たとえば本発明のゲル
基剤を用いて調製された水性ゲルを増粘させる性質を有
する成分である。
とえばエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコール(n=2〜30)ジ(メタ)アク
リレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコール(n=2〜30)ジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、メチレンビス(メタ)アクリルアミド、
ジビニルベンゼン、フタル酸ジアリル、ヘキサヒドロフ
タル酸ジアリル、エチレングリコールジビニルエーテ
ル、ポリエチレングリコール(n=2〜30)ジビニル
エーテルなどがあげられ、これらの架橋性モノマーは単
独でまたは2種以上を混合して用いられる。
は、あまりにも少ないばあいには、前記ゲル基剤の架橋
度が小さくなりすぎ、たとえば該ゲル基剤からえられる
水性ゲルの粘度が低下するようになるので、0.1重量
%以上、好ましくは1重量%以上、さらに好ましくは2
重量%以上となるように調整される。また、前記共重合
成分中の架橋性モノマーの割合は、あまりにも多いばあ
いには、ゲル基剤の水分散性が低下し、該ゲル基剤から
えられる水性ゲルに濁りが生じるようになるので、10
重量%以下、好ましくは8重量%以下、さらに好ましく
は5重量%以下となるように調整される。
導体モノマー(以下、(メタ)アクリル酸誘導体モノマ
ーという)は、前記ゲル基剤を用いて形成されたフィル
ムに透明性を付与するのみならず、たとえば前記ゲル基
剤の水分散性を向上させたり、整髪料をうる際に水性ゲ
ルに添加されるセット樹脂の水分散性を向上させる性質
を有する成分である。
代表例としては、たとえば一般式(III):
R5は水素原子、炭素数1〜18の直鎖状もしくは分岐
状のアルキル基または式:
タ)アクリルアミドモノマー、一般式(IV):
R7は炭素数1〜18の直鎖状、環状もしくは分岐状の
アルキル基または一般式(V):
直鎖状、環状もしくは分岐状のアルキル基またはアリー
ル基、R9およびR10はそれぞれ独立して水素原子また
はメチル基、nは1〜30の整数を示す)で表わされる
基を示す)で表わされる(メタ)アクリレートモノマー
などがあげられる。
アクリルアミドモノマーの具体例としては、たとえばN
−エチル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メ
タ)アクリルアミド、N−n−オクチル(メタ)アクリ
ルアミド、N−t−オクチル(メタ)アクリルアミド、
N−デシル(メタ)アクリルアミド、N−ドデシル(メ
タ)アクリルアミドなどのアルキル(メタ)アクリルア
ミドモノマー、ジアセトン(メタ)アクリルアミドなど
のケトン(メタ)アクリルアミドモノマーなどがあげら
れる。
クリレートモノマーの具体例としては、たとえばメチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリ
レート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メ
タ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、デ
シル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレ
ート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレ
ート;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレートなどのヒドロキシア
ルキル(メタ)アクリレート;メトキシエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、プロピレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、メトキシプロピレングリコール
(メタ)アクリレート、フェノキシエチレングリコール
(メタ)アクリレートなどのオキシアルキレン(メタ)
アクリレート;ポリエチレングリコール(n=2〜3
0)モノ(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレン
グリコール(n=2〜30)(メタ)アクリレート、ポ
リプロピレングリコール(n=2〜30)モノ(メタ)
アクリレート、メトキシポリプロピレングリコール(n
=2〜30)(メタ)アクリレート、フェノキシポリエ
チレングリコール(n=2〜30)(メタ)アクリレー
トなどのポリオキシアルキレン(メタ)アクリレートな
どがあげられる。
単独でまたは2種以上を混合して用いられる。これらの
(メタ)アクリル酸誘導体モノマーのなかでは、ゲル基
剤を用いてえられる整髪料などの、毛髪や皮膚などに対
する密着性を向上させ、さらに、たとえばセット樹脂な
どの、化粧料などをうる際にゲル基剤に配合される成分
との相溶性をより一層向上させるという点から、前記一
般式(III)のR5が炭素数1〜8の直鎖状または分岐状
のアルキル基である(メタ)アクリルアミドモノマーが
好ましく、また、ゲル基剤を用いて形成されたフィルム
が透明性にすぐれるという点およびかかるフィルムにす
ぐれた光沢やつやなどを付与するという点から、N−t
−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−t−オクチル
(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリル
アミド、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、フェノキシポリエチレングリコール(n=
6)(メタ)アクリレートが好ましい。
導体モノマーの割合は、あまりにも少ないばあいには、
ゲル基剤を用いて形成されたフィルムに透明性が付与さ
れなくなるようになったり、前記ゲル基剤の水分散性が
低下したり、セット樹脂を用いるばあいに、セット樹脂
との相溶性が低下し、濁りが生じるようになるので、1
重量%以上、好ましくは1.5重量%以上、さらに好ま
しくは2重量%以上となるように調整される。また、前
記共重合成分中の(メタ)アクリル酸誘導体モノマーの
割合は、あまりにも多いばあいには、ゲル基剤の水分散
性が低下したり、えられる水性ゲルに濁りが生じるよう
になるので、50重量%以下、好ましくは40重量%以
下、さらに好ましくは35重量%以下となるように調整
される。
れば、前記共重合成分中に、たとえばスチレン、酢酸ビ
ニルなどのビニルモノマーを配合してもよい。
や塊状重合法により、たとえばチッ素ガスなどの不活性
ガス雰囲気下で非水系溶媒中で加温しながら行なうこと
ができる。このように非水系溶媒中で重合反応が行なわ
れるのは、水系溶媒中で重合を行なうと、前記ラクタム
モノマーが分解されやすく、重合反応が効率よく進行し
ないためである。
ばメタノール、エタノール、イソプロパノール、アセト
ン、酢酸エチル、ベンゼン、トルエン、キシレン、n−
ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサ
ンなどがあげられ、これらの非水系溶媒は単独でまたは
2種以上を混合して用いられる。
にて行なわれることが好ましく、溶媒を用いたばあいに
は、一般には反応に用いられる溶媒の還流温度付近で行
なわれる。
やかに進行させ、反応溶液から共重合体を効率よくうる
ためには、重合時の撹拌を良好にするために、撹拌機を
有する反応装置を用いることが好ましい。かかる反応装
置として一般に用いられている溶液重合用撹拌機を用い
るばあいには、前記共重合成分の濃度が30重量%以
下、なかんづく20重量%以下となるように前記非水系
溶媒で希釈することが好ましい。また、必要に応じて、
前記共重合成分を前記溶媒に少しずつ加えてもよく、前
記共重合成分を前記溶媒に滴下してもよい。
よい。かかる重合触媒としては、たとえば2,2´−ア
ゾビスイソブチロニトリル、2,2´−アゾビス(4−
メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、ジメチ
ル−2,2´−アゾビスイソブチレート、2,2´−ア
ゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)などのアゾ
系化合物;t−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチ
ルパーオキシ−2−エチルヘキサノエートなどのパーオ
キシエステル系化合物などがあげられ、これらの重合触
媒は単独でまたは2種以上を混合して用いられる。前記
重合触媒の使用量は、前記共重合成分100重量部に対
して0.05〜3重量部、なかんづく0.1〜1重量部
であることが好ましい。
である。なお、重合反応は、残存している共重合成分の
総量が重合反応を開始させる前の共重合成分の総量の1
0重量%以下になった時点で任意に終了することができ
る。
塩素、臭素、ヨウ素、一塩化ヨウ素などを共重合成分の
炭素−炭素二重結合の部位に付加させ、二重結合含量を
測定することによって決定することができる。
には、重合反応の進行に伴なって、生成した共重合体が
反応溶液中から析出し、たとえば粉末状などの固体の生
成物がえられる。該固形の生成物は、濾過器などを用い
て単離させたのち、常圧、減圧または真空下で乾燥させ
ることによって、前記固形の生成物から溶媒を除去する
ことができる。
該ゲル基剤は、粉砕機などを用いて粉砕し、微細な粉末
にすることができる。
たは水もしくは水を主成分とする混合溶媒に分散させて
水性ゲルとしたのち、必要によりセット樹脂などを添加
して、セッティングジェルなどの整髪料などに好適に用
いられる。
たとえばメタノール、エタノール、イソプロパノールな
どのアルコール;アセトン、メチルエチルケトンなどの
ケトンなどとを混合させたものである。前記混合溶媒中
の水の割合は、とくに限定はないが、ゲル基剤を中和剤
などで中和させた際に濁りが発生したり、中和塩が析出
したりすることがないようにするためには20〜100
重量%程度となるように調整されることが好ましい。
ばローション、ジェルなどの、用いられる化粧料の形態
によって異なるので一概には決定することができない
が、通常0.1〜5重量%程度となるように調整される
ことが好ましい。
るばあいには、セット樹脂として、たとえばユカフォー
マーAM75(三菱油化(株)製)で代表されるジアル
キルアミノエチルアクリレート、ジアルキルアミノエチ
ルメタクリレート、ダイアセトンアクリルアミドなどと
アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸アルキルエステ
ル、メタクリル酸アルキルエステルなどとを共重合さ
せ、ハロゲン化酢酸で両性化させた化合物やアンフォー
マー(ナショナル スターチ(NationalSta
rch)社製)で代表されるアクリル酸ヒドロキシプロ
ピル、メタクリル酸ブチルアミノエチル、アクリル酸オ
クチルアミド共重合体などの両性高分子化合物;アニセ
ット KB−1000、KB−100H、B−101
5、HS−3000(以上、大阪有機化学工業(株)
製)、プラスサイズL−33およびL−53(以上、互
応化学工業(株)製)で代表されるアクリル酸および/
またはメタクリル酸と、アクリル酸アルキルエステルお
よび/またはメタクリル酸アルキルエステルとの共重合
体であるアクリル樹脂アルカノールアミン、BEM−4
2S、WEM−22S(以上、大阪有機化学工業(株)
製)、ガントレッツES−425、ES−225および
ES−33(以上、アイエスピー社製)で代表されるメ
チルビニルエーテルとマレイン酸モノアルキルエステル
との共重合体、レジン28−1310、レジン28−2
930(以上、ナショナルスターチ社製)およびルビセ
ットCE5055(油化バーディッシュ(株)製)で代
表される酢酸ビニルとクロトン酸との共重合体、ウルト
ラホールド8(チバガイギー社製)で代表されるアクリ
ル酸とアクリル酸アルキルエステルとN−アルキルアク
リルアミドとの共重合体、カルボキシルメチルセルロー
ス、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、カラ
ギーナン、アルギン酸ナトリウム、アラビアガム、ペク
チンなどの陰イオン性高分子化合物;PVP/VA(ア
イエスピー社製)、ルビスコールVA(油化バーディッ
シュ(株)製)およびPVA6450(大阪有機化学工
業(株)製)で代表されるビニルピロリドンと酢酸ビニ
ルとの共重合体、PVPK(アイエスピー社製)および
ルビスコールK(油化バーディッシュ(株)製)で代表
されるポリビニルピロリドン、ルビフレックスD410
1(油化バーディッシュ(株)製)、ポリビニルアルコ
ール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
メチルセルロース、エチルセルロース、デキストリン、
ガラクタン、プルランなどの非イオン性高分子化合物な
どがあげられ、これらのセット樹脂は単独でまたは2種
以上を混合して用いられる。
りにも少ないばあいには、毛髪などのセット後の保持力
が低下する傾向があるので、セット樹脂の固形分含量が
1重量%以上、なかんづく2重量%以上となるように調
整されることが好ましく、またあまりにも多いばあいに
は、たとえばローションやジェルなどを調製したばあい
に、濁りが多く発生したり、粘度が低下することがあ
り、また使用感に劣るようになる傾向があるので、セッ
ト樹脂の固形分含量が10重量%以下、なかんづく7重
量%以下となるように調整されることが好ましい。
に好適に用いられるものであるが、その際には、前記ゲ
ル基剤やセット樹脂のほかに一般に整髪料などに用いら
れている界面活性剤、保湿剤、pH調整剤、防腐剤、シ
リコーン、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、増粘剤な
どの整髪料成分を適量配合することができる。
する整髪料の用途などによって異なるため、一概には決
定することができず、用途に応じて適宜調整されること
が好ましい。
ばあいには、たとえば前記ゲル基剤の分散体を調製した
のち、塩基性中和剤を用いて前記ゲル基剤を中和させて
もよい。
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ
金属化合物、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−
エチル−1−プロパノールアミンなどのアミンなどがあ
げられる。
剤中のカルボキシル基の中和率は、あまりにも小さいば
あいには、えられる水性ゲルを充分に増粘させることが
できなくなったり、水性ゲルに濁りが生じたりするよう
になる傾向があるので、20モル%以上、好ましくは3
0モル%以上、さらに好ましくは40モル%以上となる
ように調整されることが望ましく、また、あまりにも大
きいばあいには、pHが高くなりすぎ、毛髪や皮膚を刺
激する恐れがあるため、100モル%以下、好ましくは
95モル%以下、さらに好ましくは90モル%以下とな
るように調整されることが望ましい。
てさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみ
に限定されるものではない。
の投入口を備えた反応容器に、メタクリル酸60重量
部、N−ビニルピロリドン32重量部、トリプロピレン
グリコールジアクリレート6重量部、ステアリルアクリ
レート2重量部および酢酸エチル733重量部を加えた
のち、反応容器内をチッ素ガスで満たした。
で加熱しながら、反応容器内の反応溶液の還流がはじま
る直前に2,2´−アゾビスイソブチロニトリル0.2
重量部を加えて重合反応を開始させた。重合反応開始か
ら数分間経過後、反応溶液中に白色の沈殿物が析出しは
じめ、重合反応開始から30分間経過後、反応溶液は白
色のスラリーとなった。重合反応中、重合反応が滞るこ
とのないように撹拌を行なった。重合反応を5時間行な
い、えられた反応溶液を冷却した。冷却した反応溶液か
ら白色の析出物を分けとり、かかる析出物を減圧下で乾
燥させた。
た。
重量部およびエタノール20重量部の混合溶媒中に分散
させ、ついで混合溶液中にエタノールアミンを加えてp
Hを7に調整してジェルをえた。
り、外観、光沢およびフレーキングを以下に示す方法に
したがって調べた。その結果を表2に示す。
計((株)東京計器製)を用いて温度25℃、ローター
4番、回転数20rpmの条件で測定した。
合わせるようにして手ざわりを調べ、以下の基準にした
がって評価を行なった。
mの円筒状の容器に入れ、脱泡させたのちに目視により
観察し、以下の基準にしたがって評価を行なった。
させたのち、形成されたフィルムを目視により観察し、
以下の基準にしたがって評価を行なった。
一に塗布し、過剰なジェルを軽くふき取りながら束ね直
し、風通しのよい場所で6時間乾燥させた。このように
してえられた毛髪の束を軽くもみほぐし、ほぐした部分
を目視で観察し、以下の基準にしたがって評価を行なっ
た。
る。
してゲル基剤をえた。
例1と同様にしてジェルを調製し、その物性を調べた。
その結果を表2に示す。
する。
レート HHPA ヘキサヒドロフタル酸ジアリル TEOV トリエチレングリコールジビニルエ
ーテル STA ステアリルアクリレート NOAAm N−t−オクチルアクリルアミド DAAm ジアセトンアクリルアミド LA ラウリルアクリレート TBAAm t−ブチルアクリルアミド HPA ヒドロキシプロピルアクリレート AMP−6OG フェノキシポリエチレングリコール
(n=6)アクリレート AcOEt 酢酸エチル c−Hex シクロヘキサン EtOH エタノール AIBN 2,2´−アゾビスイソブチロニト
リル
でえられたジェルは、比較例1〜3でえられたジェルと
対比して、25℃における粘度が2500〜30000
cPという適度な粘度を有し、手ざわり、外観および光
沢に同時にすぐれ、しかもフレーキングを発生しないも
のであることがわかる。
3でえられたゲル基剤を表3に示す量の蒸留水およびエ
タノールと混合し、さらにトリエタノールアミンを用い
てpHを7に調整した。
(N−ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体を50重
量%含有するエタノール溶液:大阪有機化学工業(株)
製、商品名 PVA−6450)またはアニオン系セッ
ト樹脂(アクリル酸アルキル−アクリル酸共重合体:大
阪有機化学工業(株)製、商品名 アニセットB−10
15)を表3に示す量だけ添加し、プロペラ翼を備えた
撹拌機で均一なジェルになるまで撹拌を行ない、毛髪用
のセッティングジェルをえた。
販のセッティングジェルの使用経験がある男性10名を
対象にその使用感(ベタツキ、セット性およびフレーキ
ング)について、以下の評価基準にしたがってモニター
テストを行なった。その結果を表3に示す。
手に取り、毛髪へ塗布したとき、および塗布したのちの
手のベタツキ感を以下の評価基準にしたがって評価を行
なった。
と回答。
がなく、良好であると回答。
がなく、良好であると回答。
く、良好であると回答。
やすさ、および仕上がり具合を以下の評価基準にしたが
って評価を行なった。
が良好であると回答。
しやすく、仕上がりが良好であると回答。
しやすく、仕上がりが良好であると回答。
く、仕上がりが良好であると回答。
たのちに軽くくしをとおし、フレーキングの様子を以下
の評価基準にしたがって評価を行なった。
ングがないと回答。
ングがないと回答。
ないと回答。
剤が用いられた処方例1〜6でえられたセッティングジ
ェルは、ベタツキおよびセット性に同時にすぐれ、しか
もフレーキングを発生しないものであることがわかる。
を起こさず、乾燥後に形成されたフィルムがフレーキン
グを起こさないというすぐれた性質を有する整髪料など
をうることができるというすぐれた効果を奏するもので
ある。
めらかであることはもちろんのこと、セットが行ないや
すく、セットの仕上がりにすぐれ、しかも乾燥後に形成
されたフィルムが光沢にすぐれ、濁りがないという種々
の性質にすぐれた整髪料などをうることができるという
すぐれた効果を奏する。
ル基含有モノマーが用いられているので、水性ゲルに対
して2500〜30000cP(25℃)という適度な
粘度を付与するというすぐれた効果を奏する。
Claims (4)
- 【請求項1】 (A)一般式(I): 【化1】 (式中、R1は水素原子、メチル基またはカルボキシル
基、R2は水素原子、メチル基またはカルボキシメチレ
ン基を示す)で表わされるカルボキシル基含有モノマー
5〜90重量%、(B)一般式(II): 【化2】 (式中、R3は炭素数3〜5のアルキレン基を示す)で
表わされるラジカル重合性ラクタムモノマー5〜90重
量%、(C)架橋性モノマー0.1〜10重量%および
(D)ラジカル重合性(メタ)アクリル酸誘導体モノマ
ー1〜50重量%からなる共重合成分を共重合させてな
る共重合体からなるゲル基剤。 - 【請求項2】 カルボキシル基含有モノマーがアクリル
酸およびメタクリル酸の少なくとも1種を含有したもの
である請求項1記載のゲル基剤。 - 【請求項3】 ラジカル重合性ラクタムモノマーがN−
ビニルピロリドンである請求項1または2記載のゲル基
剤。 - 【請求項4】 ラジカル重合性(メタ)アクリル酸誘導
体モノマーが一般式(III): 【化3】 (式中、R4は水素原子またはメチル基、R5は水素原
子、炭素数1〜18の直鎖状もしくは分岐状のアルキル
基または式: 【化4】 で表わされる基を示す)で表わされる(メタ)アクリル
アミドモノマーおよび一般式(IV): 【化5】 (式中、R6は水素原子またはメチル基、R7は炭素数1
〜18の直鎖状、環状もしくは分岐状のアルキル基また
は一般式(V): 【化6】 (式中、R8は水素原子、炭素数1〜8の直鎖状、環状
もしくは分岐状のアルキル基またはアリール基、R9お
よびR10はそれぞれ独立して水素原子またはメチル基、
nは1〜30の整数を示す)で表わされる基を示す)で
表わされる(メタ)アクリレートモノマーの少なくとも
1種を含有したものである請求項1、2または3記載の
ゲル基剤。
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JP12686495A Expired - Fee Related JP3625893B2 (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 整髪料 |
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- 1995-05-25 JP JP12686495A patent/JP3625893B2/ja not_active Expired - Fee Related
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