JPH08318418A - ミリングマシン - Google Patents
ミリングマシンInfo
- Publication number
- JPH08318418A JPH08318418A JP8122909A JP12290996A JPH08318418A JP H08318418 A JPH08318418 A JP H08318418A JP 8122909 A JP8122909 A JP 8122909A JP 12290996 A JP12290996 A JP 12290996A JP H08318418 A JPH08318418 A JP H08318418A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cage
- end mill
- milling machine
- cam
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C3/00—Milling particular work; Special milling operations; Machines therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C3/00—Milling particular work; Special milling operations; Machines therefor
- B23C3/28—Grooving workpieces
- B23C3/34—Milling grooves of other forms, e.g. circumferential
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2250/00—Compensating adverse effects during milling
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/30—Nc systems
- G05B2219/45—Nc applications
- G05B2219/45145—Milling
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T409/00—Gear cutting, milling, or planing
- Y10T409/30—Milling
- Y10T409/306664—Milling including means to infeed rotary cutter toward work
- Y10T409/306776—Axially
- Y10T409/307056—Axially and laterally
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T409/00—Gear cutting, milling, or planing
- Y10T409/30—Milling
- Y10T409/306664—Milling including means to infeed rotary cutter toward work
- Y10T409/307224—Milling including means to infeed rotary cutter toward work with infeed control means energized in response to activator stimulated by condition sensor
- Y10T409/307336—In response to work condition
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スクロールガスコンプレッサのスクロール部
品の垂直壁および底面を同時にミリングする際、側面の
切削荷重を受け、エンドミルは側方に撓み、その結果、
側面ミリング面および端末ミリング面が正しく切削出来
ない。 【解決手段】 エンドミル12の撓みの補正の為の調節
手段が、ケージ上のカム従動子80と、カム88と、前
記のカム88によってカム従動子80を動かすサーボモ
ーター82とを備えてケージ20上の位置を調節する。
品の垂直壁および底面を同時にミリングする際、側面の
切削荷重を受け、エンドミルは側方に撓み、その結果、
側面ミリング面および端末ミリング面が正しく切削出来
ない。 【解決手段】 エンドミル12の撓みの補正の為の調節
手段が、ケージ上のカム従動子80と、カム88と、前
記のカム88によってカム従動子80を動かすサーボモ
ーター82とを備えてケージ20上の位置を調節する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にミリングマ
シン関し、特に側辺切削荷重の為に起きる側方の撓みを
補正する為の手段を備えたエンドミルを持つミリングマ
シンに関するものである。
シン関し、特に側辺切削荷重の為に起きる側方の撓みを
補正する為の手段を備えたエンドミルを持つミリングマ
シンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ミリングマシンは、回転モータの出力シ
ャフトである全体が垂直のスピンドルの上端に取り付け
られたコレットに嵌め込まれたエンドミルを持つ。その
スピンドルおよびミル保持コレットが、希望の進路を進
むようにプログラミングされることが出来る。
ャフトである全体が垂直のスピンドルの上端に取り付け
られたコレットに嵌め込まれたエンドミルを持つ。その
スピンドルおよびミル保持コレットが、希望の進路を進
むようにプログラミングされることが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エンドミルを
用いるミリングマシンは、側辺切削荷重を受け、そして
これがエンドミルを片持ち状態に振れさせ、或は切削面
から側方へ撓み、ミルの先端がシャンク以上に撓むこと
になる。この結果、ミリングされた側面とエンドミル加
工された表面は部品に対して位置が狂いそして希望の進
路から外れる。
用いるミリングマシンは、側辺切削荷重を受け、そして
これがエンドミルを片持ち状態に振れさせ、或は切削面
から側方へ撓み、ミルの先端がシャンク以上に撓むこと
になる。この結果、ミリングされた側面とエンドミル加
工された表面は部品に対して位置が狂いそして希望の進
路から外れる。
【0004】スクロールガスコンプレッサのスクロール
部品の垂直壁および底面が、シールされたガスポケット
を構成する部分のミリング加工のような核心部の作業で
は部品の加工の誤差は精密なシールの接触を乱す。高圧
ポケットから低圧ポケットへのこの結果生じるガスの漏
洩はコンプレッサの効率を低下させる。
部品の垂直壁および底面が、シールされたガスポケット
を構成する部分のミリング加工のような核心部の作業で
は部品の加工の誤差は精密なシールの接触を乱す。高圧
ポケットから低圧ポケットへのこの結果生じるガスの漏
洩はコンプレッサの効率を低下させる。
【0005】壁面の歪みに関連して、幾つかのファクタ
が考えられるが、特に: (1)刃の研磨、刃の切れ味の低下、ツール材料の弾性
係数、エンドミルの切削溝の深さ、エンドミルの径およ
びミルコレットからのエンドミルの突出量を含むエンド
ミルの特性; (2)ミルコレットの剛性; (3)シャフトサイズ、ベアリングサイズ、エンドミル
の後のベアリング距離およびベアリングの予備荷重; (4)切削の深さ、送り速度、スピンドル回転数および
材料の硬度; (5)1回に切削するエンドミルの切削溝の数。スクロ
ールの中央では、複数の切削溝が、エンドミルの周りを
包む部品壁の為に同時に切削することが出来る。スクロ
ール壁の最外部では、唯一つの切削溝がエンドミルの周
りを部品が包む度合いが少なくなる為に、1回に切削す
る; (6)スクロールの中央では、壁の曲率半径が小さい為
に比較的剛性が高いが、スクロールの外周部では壁が平
坦に近くなり、そして壁の端末での支持の不足の為に撓
み易い壁の示す剛性に関する性質;および (7)内側壁ミリングから外側壁ミリングへの移行、こ
の場合にはエンドミルを取り巻く壁の包囲量は大幅に減
少し、そして歪みを作り出す力は内方歪みから外方歪み
に反転する。
が考えられるが、特に: (1)刃の研磨、刃の切れ味の低下、ツール材料の弾性
係数、エンドミルの切削溝の深さ、エンドミルの径およ
びミルコレットからのエンドミルの突出量を含むエンド
ミルの特性; (2)ミルコレットの剛性; (3)シャフトサイズ、ベアリングサイズ、エンドミル
の後のベアリング距離およびベアリングの予備荷重; (4)切削の深さ、送り速度、スピンドル回転数および
材料の硬度; (5)1回に切削するエンドミルの切削溝の数。スクロ
ールの中央では、複数の切削溝が、エンドミルの周りを
包む部品壁の為に同時に切削することが出来る。スクロ
ール壁の最外部では、唯一つの切削溝がエンドミルの周
りを部品が包む度合いが少なくなる為に、1回に切削す
る; (6)スクロールの中央では、壁の曲率半径が小さい為
に比較的剛性が高いが、スクロールの外周部では壁が平
坦に近くなり、そして壁の端末での支持の不足の為に撓
み易い壁の示す剛性に関する性質;および (7)内側壁ミリングから外側壁ミリングへの移行、こ
の場合にはエンドミルを取り巻く壁の包囲量は大幅に減
少し、そして歪みを作り出す力は内方歪みから外方歪み
に反転する。
【0006】エンドミルの切削溝の円柱部分の研磨テー
パを反転することにより、壁の歪みを修正する為の試み
が行われた。前記のファクタの性質は、修正を行うのに
必要なテーパの正確な反転量を予測することは不可能で
はなくても困難である。また、歪みの効果は、ミル切削
がスクロールの内部円から外側端に進むにつれて変化す
るから、エンドミルのテーパ研磨の必要度は切削中に変
化する。またテーパ研磨は、底部のエンドミル切削を修
正するのに何ら役立たない。
パを反転することにより、壁の歪みを修正する為の試み
が行われた。前記のファクタの性質は、修正を行うのに
必要なテーパの正確な反転量を予測することは不可能で
はなくても困難である。また、歪みの効果は、ミル切削
がスクロールの内部円から外側端に進むにつれて変化す
るから、エンドミルのテーパ研磨の必要度は切削中に変
化する。またテーパ研磨は、底部のエンドミル切削を修
正するのに何ら役立たない。
【0007】
【課題を解決するための手段】必要な歪みの修正を最も
良く確定する為に、そして本発明に従ってサンプル部品
が実際に、または前記のエラーファクタのすべてが作用
する実際の作業条件下でミリングされることが出来る。
次にこの部品が内側と外側のスクロール壁のミリング全
体にわたり各種の微少部分に分けて歪みの有無を点検さ
れる。点検結果は、コンピュータ数値制御(CNC)の
ツールオフセットテーブルにCNCプログラムのマッチ
ングインターバルでローディングされる。
良く確定する為に、そして本発明に従ってサンプル部品
が実際に、または前記のエラーファクタのすべてが作用
する実際の作業条件下でミリングされることが出来る。
次にこの部品が内側と外側のスクロール壁のミリング全
体にわたり各種の微少部分に分けて歪みの有無を点検さ
れる。点検結果は、コンピュータ数値制御(CNC)の
ツールオフセットテーブルにCNCプログラムのマッチ
ングインターバルでローディングされる。
【0008】本発明は、ミリングカットプログラムの全
体を通じ、歪み修正を変化させつつその後の部品を正し
く切削することを目的として、前記の検査情報を利用す
る為の手段とメカニズムを提供する。
体を通じ、歪み修正を変化させつつその後の部品を正し
く切削することを目的として、前記の検査情報を利用す
る為の手段とメカニズムを提供する。
【0009】ミルスピンドルは、その位置を必要に応じ
て修正する為にピボット運動をするケージの中に取り付
けることが望ましい。ケージは、位置をエンコーダによ
り監視されつつCNCプログラムによりコントロールさ
れた傾動サーボモータにより傾けられる。その後の部品
が加工される時には、傾動サーボモータはサンプル切削
部品に見られる各種のエンドミルの撓みを補正する為の
ミルの角度位置を連続的に修正する。
て修正する為にピボット運動をするケージの中に取り付
けることが望ましい。ケージは、位置をエンコーダによ
り監視されつつCNCプログラムによりコントロールさ
れた傾動サーボモータにより傾けられる。その後の部品
が加工される時には、傾動サーボモータはサンプル切削
部品に見られる各種のエンドミルの撓みを補正する為の
ミルの角度位置を連続的に修正する。
【0010】ミルスピンドルケージのピボット式の取り
付けは、エンドミルおよびスピンドルのセンターライン
を中心にして、対面する位置に取り付けられたフレキシ
ブルな1対のトラニヨンにより可能となる。エンドミル
は、保持コレットにより片持ち式に支持され、そしてエ
ンドミルの曲がりは、コレット面を超えた短い距離に集
中するから、ピボットの取り付け部はコレットの面の近
くのレベルになければならない。
付けは、エンドミルおよびスピンドルのセンターライン
を中心にして、対面する位置に取り付けられたフレキシ
ブルな1対のトラニヨンにより可能となる。エンドミル
は、保持コレットにより片持ち式に支持され、そしてエ
ンドミルの曲がりは、コレット面を超えた短い距離に集
中するから、ピボットの取り付け部はコレットの面の近
くのレベルになければならない。
【0011】本発明の一つの目的は、前記の特性と能力
を持つエンドミルの側方への撓みを補正する為の手段を
提供することに在る。発明のこれらの別の目的、特徴お
よび利点は、下記の記載を、特に添付の図面を参照しつ
つ読む時に更に明瞭となる。
を持つエンドミルの側方への撓みを補正する為の手段を
提供することに在る。発明のこれらの別の目的、特徴お
よび利点は、下記の記載を、特に添付の図面を参照しつ
つ読む時に更に明瞭となる。
【0012】
【発明の実施の形態】特に図面を参照した場合には、ミ
リングマシン10は、回転モータ18の出力シャフトで
ある全体が垂直のスピンドル16の上端に取り付けられ
たコレット14に嵌め込まれたエンドミル12を持つ。
回転モータ18はスピンドルケージ20に剛体的に取り
付けられている。
リングマシン10は、回転モータ18の出力シャフトで
ある全体が垂直のスピンドル16の上端に取り付けられ
たコレット14に嵌め込まれたエンドミル12を持つ。
回転モータ18はスピンドルケージ20に剛体的に取り
付けられている。
【0013】ワークピース22は、デプススライド26
の中のベアリング25により、中心軸23周りに回転し
得るように保持され、垂直軸のワークピース支持シャフ
ト24の下端に在るエンドミル12の上に取り付けられ
ている。デプススライド26は、クロススライド32の
走行面30上に垂直スライドし得るように取り付けられ
ている。クロススライド32は、ベース36の走行面3
4上を水平方向にスライド運動を行い得るように取り付
けられている。
の中のベアリング25により、中心軸23周りに回転し
得るように保持され、垂直軸のワークピース支持シャフ
ト24の下端に在るエンドミル12の上に取り付けられ
ている。デプススライド26は、クロススライド32の
走行面30上に垂直スライドし得るように取り付けられ
ている。クロススライド32は、ベース36の走行面3
4上を水平方向にスライド運動を行い得るように取り付
けられている。
【0014】この例でのワークピース22は、固定また
は回転用の別なくスクロールガスコンプレッサのスクロ
ール鋳物部品である。ワークピースのベース38は平坦
である。スパイラル壁40は、ベースの表面42から垂
直方向に突き出ている。スパイラル壁40の放射方向の
背中合せの内外面44および46は、ベースの平坦表面
42に交叉し、そしてベース38に対して垂直である。
図5および図6は、そのスパイラル壁40をスクローガ
スコンプレッサの中で共に作動する相手スクロール部品
49のスパイラル壁45と組み合わされたワークピース
またはスクロール部品22を示す。このようなスクロー
ル部品の一つは、固定されることが出来るのに対し、相
手スクロールは回転運動を行う。図6に於けるスペース
47は、スクロール部品のミリングが不正確である為に
ガス漏れの生じる結果を示す。
は回転用の別なくスクロールガスコンプレッサのスクロ
ール鋳物部品である。ワークピースのベース38は平坦
である。スパイラル壁40は、ベースの表面42から垂
直方向に突き出ている。スパイラル壁40の放射方向の
背中合せの内外面44および46は、ベースの平坦表面
42に交叉し、そしてベース38に対して垂直である。
図5および図6は、そのスパイラル壁40をスクローガ
スコンプレッサの中で共に作動する相手スクロール部品
49のスパイラル壁45と組み合わされたワークピース
またはスクロール部品22を示す。このようなスクロー
ル部品の一つは、固定されることが出来るのに対し、相
手スクロールは回転運動を行う。図6に於けるスペース
47は、スクロール部品のミリングが不正確である為に
ガス漏れの生じる結果を示す。
【0015】図12〜図14に示すように、エンドミル
12は、回転軸50を中心に同心円を為す円柱状の側壁
48と、側壁48に直角な端末壁52を持つ。切削溝5
4は、ミルの側壁と端末壁52の両者に設けられる。
12は、回転軸50を中心に同心円を為す円柱状の側壁
48と、側壁48に直角な端末壁52を持つ。切削溝5
4は、ミルの側壁と端末壁52の両者に設けられる。
【0016】図7は、スパイラル壁40が、平坦面に近
づいており、1回に切削するのはエンドミル12のただ
一つの切削溝であるような壁の最外端でスクロール部品
22の壁40を切削するエンドミルを原理的に示す。図
8は類似の図であるが、壁の曲率半径が小さく或はミル
12が壁40により包み込まれ、そして1回の切削は幾
つかの切削溝により行われるように、壁の中央に近い位
置で切削するエンドミル12を示す。エンドミル12の
撓む量は、ある面ではある時点で壁に接している切削溝
の数によって変わる。エンドミルの圧力の作用下では壁
もまた撓む。スパイラル壁40は、曲率半径が壁40の
外側端よりも小さいほど高い剛性を示す。スパイラル壁
40の撓みもそれに従って変化する。カッタが壁から離
れると、壁は元に跳ね戻り、壁の垂直性に影響を及ぼす
ことがある。
づいており、1回に切削するのはエンドミル12のただ
一つの切削溝であるような壁の最外端でスクロール部品
22の壁40を切削するエンドミルを原理的に示す。図
8は類似の図であるが、壁の曲率半径が小さく或はミル
12が壁40により包み込まれ、そして1回の切削は幾
つかの切削溝により行われるように、壁の中央に近い位
置で切削するエンドミル12を示す。エンドミル12の
撓む量は、ある面ではある時点で壁に接している切削溝
の数によって変わる。エンドミルの圧力の作用下では壁
もまた撓む。スパイラル壁40は、曲率半径が壁40の
外側端よりも小さいほど高い剛性を示す。スパイラル壁
40の撓みもそれに従って変化する。カッタが壁から離
れると、壁は元に跳ね戻り、壁の垂直性に影響を及ぼす
ことがある。
【0017】デプススライド26は、サーボモータ56
により走行面30に沿って動かされる。モータ56から
ボールスクリュー57へのベルト55による駆動がデプ
ススライドを昇降する。デプススライド26の位置はエ
ンコーダ58により監視される。クロススライド32
は、サーボモータ60およびボールスクリュードライブ
61により走行面34に沿って駆動される。クロススラ
イドの位置は、エンコーダ62により監視される。シャ
フト24は、軸方向にサーボモータ64、ウオーム63
およびウオームギヤ65により回転され、そしてその回
転位置はエンコーダ66により監視される。
により走行面30に沿って動かされる。モータ56から
ボールスクリュー57へのベルト55による駆動がデプ
ススライドを昇降する。デプススライド26の位置はエ
ンコーダ58により監視される。クロススライド32
は、サーボモータ60およびボールスクリュードライブ
61により走行面34に沿って駆動される。クロススラ
イドの位置は、エンコーダ62により監視される。シャ
フト24は、軸方向にサーボモータ64、ウオーム63
およびウオームギヤ65により回転され、そしてその回
転位置はエンコーダ66により監視される。
【0018】スピンドルケージ20は、定置ベース68
にフレキシブルトラニオン70により接続されている。
フレキシブルトラニオン70は、スピンドルケージ20
およびベース68との一体物またはワンピースの材料の
ウエブであり、しかもこの材料は例えばバネ鋼である。
一体的なフレキシブルトラニオン70は、エンドミル1
2およびそのスピンドル16の回転軸心72を中心にし
て、対称の位置に在り、そして同軸72から等しい距離
を隔てて設けられている。フレキシブルトラニオン70
に関する回転動作の軸は74で示され、そしてエンドミ
ル12およびそのスピンドル16の回転軸心72に直角
で、そしてコレット14の面の近くの位置に在る。フレ
キシブルトラニオン70は、フレキシブルで、そして弾
性を持ち、そして軸心74に関してスピンドルケージ2
0のピボット運動による調整を可能にするが、しかしこ
れにはかなりの抵抗力を示す。軸74のこの位置におけ
るトラニオン70の回転は、エンドミル12の切削の深
さおよび側壁位置に関する影響が極めて小さいのに対
し、エンドミル12の撓みを修正する為にエンドミルの
傾動することは許される。
にフレキシブルトラニオン70により接続されている。
フレキシブルトラニオン70は、スピンドルケージ20
およびベース68との一体物またはワンピースの材料の
ウエブであり、しかもこの材料は例えばバネ鋼である。
一体的なフレキシブルトラニオン70は、エンドミル1
2およびそのスピンドル16の回転軸心72を中心にし
て、対称の位置に在り、そして同軸72から等しい距離
を隔てて設けられている。フレキシブルトラニオン70
に関する回転動作の軸は74で示され、そしてエンドミ
ル12およびそのスピンドル16の回転軸心72に直角
で、そしてコレット14の面の近くの位置に在る。フレ
キシブルトラニオン70は、フレキシブルで、そして弾
性を持ち、そして軸心74に関してスピンドルケージ2
0のピボット運動による調整を可能にするが、しかしこ
れにはかなりの抵抗力を示す。軸74のこの位置におけ
るトラニオン70の回転は、エンドミル12の切削の深
さおよび側壁位置に関する影響が極めて小さいのに対
し、エンドミル12の撓みを修正する為にエンドミルの
傾動することは許される。
【0019】スピンドルケージ20は下端に延長部76
を持つ。延長部76は、ヨーク78を持ち、そしてトラ
ニオン70の軸心74に平行な軸心上のヨーク78のア
ームの間で回転運動を行うのはカム従動子80である。
傾動サーボモータ82は、カップリング84によりベア
リング87の中で回転運動を行うカムシャフト86に接
続される。シャフト86は、カム従動子80に接触する
カム88を持つ。カム従動子80に接したカム88の回
転により、スピンドルケージ20は、エンドミル12の
角度を変える為に必要に応じて傾動し、そしてエンドミ
ル12の撓みを補正することが出来る。カムシャフト8
6の位置はエンコーダ91により監視される。
を持つ。延長部76は、ヨーク78を持ち、そしてトラ
ニオン70の軸心74に平行な軸心上のヨーク78のア
ームの間で回転運動を行うのはカム従動子80である。
傾動サーボモータ82は、カップリング84によりベア
リング87の中で回転運動を行うカムシャフト86に接
続される。シャフト86は、カム従動子80に接触する
カム88を持つ。カム従動子80に接したカム88の回
転により、スピンドルケージ20は、エンドミル12の
角度を変える為に必要に応じて傾動し、そしてエンドミ
ル12の撓みを補正することが出来る。カムシャフト8
6の位置はエンコーダ91により監視される。
【0020】コンピュータ数値コントロール(CNC)
92が設けられることにより、ワークピースを保持する
垂直軸のワークピース支持シャフト24、デプススライ
ド26、クロススライド32およびカムシャフト86に
対して、それぞれサーボモータ64、56、60および
82の動作をコントロールする。
92が設けられることにより、ワークピースを保持する
垂直軸のワークピース支持シャフト24、デプススライ
ド26、クロススライド32およびカムシャフト86に
対して、それぞれサーボモータ64、56、60および
82の動作をコントロールする。
【0021】フレキシブルトラニオン70にスピンドル
ケージ20の安定性を補足する為に、ヨーク78には比
較的広く、薄く、そして扁平な長片または薄片のスプリ
ング94の形を持つ追加の延長部を備える。板バネ94
の下端は、ファスナ96によりベースに固定されること
により、フレキシブルトラニオン70の軸心に関するケ
ージ20の傾動方向で、ケージがコントロールされたフ
レキシビリティーを持つことが可能であるが、しかしト
ラニオン70により許されるケージ20の側方動作は阻
止される。スプリングユニット97が延長部76を押し
付ける為に、カム従動子80とカム88とは接触を維持
する。板バネ94は、エンドミル12およびスピンドル
16のセンターライン上に在り、そしてフレキシブルト
ラニオン70の軸心と平行に配置され、そしてケージ2
0のピボット運動への抵抗を高めている。
ケージ20の安定性を補足する為に、ヨーク78には比
較的広く、薄く、そして扁平な長片または薄片のスプリ
ング94の形を持つ追加の延長部を備える。板バネ94
の下端は、ファスナ96によりベースに固定されること
により、フレキシブルトラニオン70の軸心に関するケ
ージ20の傾動方向で、ケージがコントロールされたフ
レキシビリティーを持つことが可能であるが、しかしト
ラニオン70により許されるケージ20の側方動作は阻
止される。スプリングユニット97が延長部76を押し
付ける為に、カム従動子80とカム88とは接触を維持
する。板バネ94は、エンドミル12およびスピンドル
16のセンターライン上に在り、そしてフレキシブルト
ラニオン70の軸心と平行に配置され、そしてケージ2
0のピボット運動への抵抗を高めている。
【0022】スクロール部品が徐々に回転されるにつれ
て、必要な量だけエンドミル12を傾動することによ
り、ベース38のスパイラル壁40およびベース表面4
2の内面44または外面46は、側面からの荷重の為に
エンドミル12が撓んでも同時に互いに垂直に切削され
ることが出来る。図14は、本発明に従って傾けられた
エンドミルを示す。
て、必要な量だけエンドミル12を傾動することによ
り、ベース38のスパイラル壁40およびベース表面4
2の内面44または外面46は、側面からの荷重の為に
エンドミル12が撓んでも同時に互いに垂直に切削され
ることが出来る。図14は、本発明に従って傾けられた
エンドミルを示す。
【0023】図10は、エンドミル12およびスパイラ
ル壁40の撓みに対する補正なしでミリングされたスク
ロールに関して行われた実際の歪み測定を示すチャート
である。壁40は明らかな歪みを示す。図11はスクロ
ールが補正を行われつつ、即ちコレット14およびエン
ドミル12を傾動してミリングされた際に得られた類似
のチャートである。検査の結果を示す波型は、エンドミ
ル12の研磨の際の微小な誤差によるものである。
ル壁40の撓みに対する補正なしでミリングされたスク
ロールに関して行われた実際の歪み測定を示すチャート
である。壁40は明らかな歪みを示す。図11はスクロ
ールが補正を行われつつ、即ちコレット14およびエン
ドミル12を傾動してミリングされた際に得られた類似
のチャートである。検査の結果を示す波型は、エンドミ
ル12の研磨の際の微小な誤差によるものである。
【0024】垂直壁は、6つの切削溝を持つ 0.0005"リ
バーステーパエンドミルカッタによりミリングされた。
ミルカッタは、図9にその進路の各種の位置A−Gにお
いて、このカッタによる内外スクロール壁の加工中の状
態を模式的に示されている。これらの各種の位置A−G
も、また図10および11に示されている。
バーステーパエンドミルカッタによりミリングされた。
ミルカッタは、図9にその進路の各種の位置A−Gにお
いて、このカッタによる内外スクロール壁の加工中の状
態を模式的に示されている。これらの各種の位置A−G
も、また図10および11に示されている。
【0025】図10の位置Aにおいては、内部スクロー
ルの小さいスクロール半径は、ミルカッタの周りを包み
込み、そしてエンドミル12の2つまたはそれ以上の切
削溝がスクロール壁に当たっている。ミル12の切削圧
によりエンドミルは、スクロール壁40から離れる方向
に撓み、しかもその際、壁40の底を切削するエンドミ
ル12の尖端をエンドミルシャンクよりも大きく偏移さ
せる。Aにおける壁の垂直性の検査の結果に示されるよ
うに壁は傾いている。
ルの小さいスクロール半径は、ミルカッタの周りを包み
込み、そしてエンドミル12の2つまたはそれ以上の切
削溝がスクロール壁に当たっている。ミル12の切削圧
によりエンドミルは、スクロール壁40から離れる方向
に撓み、しかもその際、壁40の底を切削するエンドミ
ル12の尖端をエンドミルシャンクよりも大きく偏移さ
せる。Aにおける壁の垂直性の検査の結果に示されるよ
うに壁は傾いている。
【0026】図10の位置Bにおいては、内部スクロー
ル曲率半形は増大している。この結果、壁40に接触す
る切削溝の数は少なくなり、エンドミルの撓みは減少す
る。壁40の傾きはこれに応じて減少する。
ル曲率半形は増大している。この結果、壁40に接触す
る切削溝の数は少なくなり、エンドミルの撓みは減少す
る。壁40の傾きはこれに応じて減少する。
【0027】図10の位置Cにおいては、スクロールの
曲率半径は更に増大し、スクロールに接触する切削溝の
数は減少し、従ってエンドミルの撓み、従って壁40の
傾きは減少する。更に、スクロールの外側領域では、ス
クロールの曲率半径は更に大きく、平坦になり、位置A
の小さい曲率半径の場合よりは剛性は低下する。ミルカ
ッタの圧力の作用下では、壁40の上端はエンドミル1
2から逃げ、深く切削されることが出来ない。カッタが
スクロールから離れると壁40は跳ね戻り、その結果最
初はエンドミル12の撓みによる傾きが補正されてお
り、次に(スクロールの外方の領域において)壁40の
撓みはエンドミルの撓みを上回り、そして位置Dでは壁
40の傾きが反転するような状態が出現する。
曲率半径は更に増大し、スクロールに接触する切削溝の
数は減少し、従ってエンドミルの撓み、従って壁40の
傾きは減少する。更に、スクロールの外側領域では、ス
クロールの曲率半径は更に大きく、平坦になり、位置A
の小さい曲率半径の場合よりは剛性は低下する。ミルカ
ッタの圧力の作用下では、壁40の上端はエンドミル1
2から逃げ、深く切削されることが出来ない。カッタが
スクロールから離れると壁40は跳ね戻り、その結果最
初はエンドミル12の撓みによる傾きが補正されてお
り、次に(スクロールの外方の領域において)壁40の
撓みはエンドミルの撓みを上回り、そして位置Dでは壁
40の傾きが反転するような状態が出現する。
【0028】外側スクロール壁をミリングするエンドミ
ル12の図10の位置EおよびFにおいて、同時に切削
する切削溝の数は更に減少し、従って変動ファクタの数
は少なくなる。スクロールの内側領域から外側領域に移
ることによる壁の剛性の低下の影響は、依然として一つ
のファクタである。内壁位置Cの壁の傾きは、外側壁位
置Gのそれと同等であることに留意が必要である。
ル12の図10の位置EおよびFにおいて、同時に切削
する切削溝の数は更に減少し、従って変動ファクタの数
は少なくなる。スクロールの内側領域から外側領域に移
ることによる壁の剛性の低下の影響は、依然として一つ
のファクタである。内壁位置Cの壁の傾きは、外側壁位
置Gのそれと同等であることに留意が必要である。
【0029】このエンドミル12は、切削の圧力下に在
る時のエンドミルの撓みを部分的に補正することを意図
して0.0005" の逆テーパを用いて研磨された。壁40の
テーパは、連続的に変動する為の逆テーパ付きガスの漏
洩、従って、スクロールコンプレッサの効率の低下を防
止することの出来る精度を確保する上では一部の回答で
しかない。
る時のエンドミルの撓みを部分的に補正することを意図
して0.0005" の逆テーパを用いて研磨された。壁40の
テーパは、連続的に変動する為の逆テーパ付きガスの漏
洩、従って、スクロールコンプレッサの効率の低下を防
止することの出来る精度を確保する上では一部の回答で
しかない。
【0030】出願人のプログラマブルテーパコントロー
ルは、このコンプレッサ効率の低下をサンプル部品を検
査し、そして適切な補正をプログラミングすることによ
り修正することが出来る。
ルは、このコンプレッサ効率の低下をサンプル部品を検
査し、そして適切な補正をプログラミングすることによ
り修正することが出来る。
【0031】図11は、補正機能の作用下で、即ち、コ
レット14およびエンドミル12を傾けることによりミ
リングされた時の壁40の垂直性の改善を示す。図に示
されたように、図10と同じ位置での壁40に事実上歪
みは認められない。
レット14およびエンドミル12を傾けることによりミ
リングされた時の壁40の垂直性の改善を示す。図に示
されたように、図10と同じ位置での壁40に事実上歪
みは認められない。
【0032】図12は、コレット14およびエンドミル
12が傾けられない時に、図9の位置Aでのエンドミル
の撓みを示す。図13は、コレット14およびエンドミ
ル12が傾けられていない時に、エンドミル12が位置
Dを離れた後の同位置での壁40の跳ね戻りの現象を示
している。
12が傾けられない時に、図9の位置Aでのエンドミル
の撓みを示す。図13は、コレット14およびエンドミ
ル12が傾けられていない時に、エンドミル12が位置
Dを離れた後の同位置での壁40の跳ね戻りの現象を示
している。
【0033】図14は、図9の位置Aで生じるエンドミ
ル撓みを補正する為に、傾けられたスピンドルおよびエ
ンドミルコレットを示す。図15〜17の変形例によれ
ば、スピンドルケージ112の円柱状の壁110の底部
は、下方に延びるヨーク114を持ち、そしてヨークの
アームの間で、トラニオン70の軸心74に平行な軸心
上に、カム従動子116が回転可能な状態で保持されて
いる。ケージ112、ヨーク114およびカム従動子1
16は、第1の実施の態様に記載のケージ20、ヨーク
78およびカム従動子80に類似である。カム88は、
そのすべてが上述の通りであるように、サーボモータ8
2により回転し、そしてエンコーダ91により監視され
るシャフト86上に在る為に、カムの回転によりスピン
ドルケージ112はエンドミル12の角度を変え、そし
てエンドミル12の撓みを補正することの要求に応じて
傾くことが可能となる。前記のスプリングユニット97
と同様に、スプリングユニット120が、ゲージ112
の対向壁を加圧することによりカム従動子116とカム
88との接触を維持する。
ル撓みを補正する為に、傾けられたスピンドルおよびエ
ンドミルコレットを示す。図15〜17の変形例によれ
ば、スピンドルケージ112の円柱状の壁110の底部
は、下方に延びるヨーク114を持ち、そしてヨークの
アームの間で、トラニオン70の軸心74に平行な軸心
上に、カム従動子116が回転可能な状態で保持されて
いる。ケージ112、ヨーク114およびカム従動子1
16は、第1の実施の態様に記載のケージ20、ヨーク
78およびカム従動子80に類似である。カム88は、
そのすべてが上述の通りであるように、サーボモータ8
2により回転し、そしてエンコーダ91により監視され
るシャフト86上に在る為に、カムの回転によりスピン
ドルケージ112はエンドミル12の角度を変え、そし
てエンドミル12の撓みを補正することの要求に応じて
傾くことが可能となる。前記のスプリングユニット97
と同様に、スプリングユニット120が、ゲージ112
の対向壁を加圧することによりカム従動子116とカム
88との接触を維持する。
【0034】この第2の実施の態様では、トラニオン7
0に対する安定性は、ガイドプレート130により高め
られている。図15および図17に示されたように、プ
レート130はベース132では側方に互いに間隔を保
ち、平行な状態で取り付けられたフラットで長い部材で
あり、そしてトラニオン70の軸心に直角なフラット
で、平行かつ平面的な内面134を持つ。ケージの円周
方向で、カム従動子116から90°の角度位置に在る
ケージの対向する底部では、ケージはガイドプレート1
30の内面134と完全な面同士のスライド接触を持つ
外方に向き、平行でフラットな平面的な表面136を持
つ。プレート130は、フレキシブルトラニオン70の
軸心に関するケージの傾動を案内するが、しかしトラニ
オンの許すケージの側方動作を阻止する。
0に対する安定性は、ガイドプレート130により高め
られている。図15および図17に示されたように、プ
レート130はベース132では側方に互いに間隔を保
ち、平行な状態で取り付けられたフラットで長い部材で
あり、そしてトラニオン70の軸心に直角なフラット
で、平行かつ平面的な内面134を持つ。ケージの円周
方向で、カム従動子116から90°の角度位置に在る
ケージの対向する底部では、ケージはガイドプレート1
30の内面134と完全な面同士のスライド接触を持つ
外方に向き、平行でフラットな平面的な表面136を持
つ。プレート130は、フレキシブルトラニオン70の
軸心に関するケージの傾動を案内するが、しかしトラニ
オンの許すケージの側方動作を阻止する。
【0035】上に記載され、そして図に示されている以
外の図15〜図17の変形例の構造は、図1〜図14の
ものと類似である。機械の操作は下記のように行われ
る: (1)サンプル部品が機械加工され、そしてスクロール
壁に沿って間隔をへだてて検査される。これらの間隔点
でスクロール壁の撓み量が読み取られる。 (2)検査結果が、CNCコントロール92のツールオ
フセットテーブルにCNCプログラムのマッチングイン
ターバルでロードされる。 (3)別の部品が、前記のツールオフセットを用いて機
械加工され、これにより傾動サーボモータ82がサンプ
ル切削部に見られる変動する壁の歪みを連続的に補正す
るように機能する。
外の図15〜図17の変形例の構造は、図1〜図14の
ものと類似である。機械の操作は下記のように行われ
る: (1)サンプル部品が機械加工され、そしてスクロール
壁に沿って間隔をへだてて検査される。これらの間隔点
でスクロール壁の撓み量が読み取られる。 (2)検査結果が、CNCコントロール92のツールオ
フセットテーブルにCNCプログラムのマッチングイン
ターバルでロードされる。 (3)別の部品が、前記のツールオフセットを用いて機
械加工され、これにより傾動サーボモータ82がサンプ
ル切削部に見られる変動する壁の歪みを連続的に補正す
るように機能する。
【0036】エンコーダ66、58、62および91に
よって、それぞれ監視されているワークピース支持シャ
フト24、デプススライド26、クロススライド32お
よびカムシャフト86の位置は、CNCコントロール装
置92にフィードバックされる。
よって、それぞれ監視されているワークピース支持シャ
フト24、デプススライド26、クロススライド32お
よびカムシャフト86の位置は、CNCコントロール装
置92にフィードバックされる。
【0037】本発明の装置は、スクロールの機械加工に
限定されることはなく、あらゆる精密エンドミルの用途
に適用されることが出来る。
限定されることはなく、あらゆる精密エンドミルの用途
に適用されることが出来る。
【0038】
【発明の効果】本発明は、前記のような構成により、正
確に真っすぐな壁および互いに垂直な平面エンドミル切
削面は、前記により達成されることが可能であり(スク
ロールコンプレッサの場合に)、ガス漏洩およびコンプ
レッサ効率の低下を防止することが出来る。
確に真っすぐな壁および互いに垂直な平面エンドミル切
削面は、前記により達成されることが可能であり(スク
ロールコンプレッサの場合に)、ガス漏洩およびコンプ
レッサ効率の低下を防止することが出来る。
【図1】本発明のミリングマシンの部分断面である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線分解図である。
【図4】図1の4−4線矢視図である。
【図5】スクロールガスコンプレッサの固定および周囲
の両スクロール部の部品断面の平面図である。
の両スクロール部の部品断面の平面図である。
【図6】図5の6−6線部分断面図である。
【図7】スクロール部品の壁面を切削するエンドミルの
壁の曲線に沿った各点での断片的原理図である。
壁の曲線に沿った各点での断片的原理図である。
【図8】スクロール部品の壁面を切削するエンドミルの
壁の曲線に沿った各点での断片的原理図である。
壁の曲線に沿った各点での断片的原理図である。
【図9】実際の歪測定が行われた位置が、文字で表示さ
れているスクロールの原理的平面図である。
れているスクロールの原理的平面図である。
【図10】エンドミルおよび壁の撓みの補正を行うこと
なくミリングされた、スクロール上で行われた実際の歪
みの測定図である。
なくミリングされた、スクロール上で行われた実際の歪
みの測定図である。
【図11】エンドミルおよび壁の撓みを、この発明に従
って補正しつつミリングされたスクロール上で行われた
実際の歪測定の表である。
って補正しつつミリングされたスクロール上で行われた
実際の歪測定の表である。
【図12】補正なしでミリングした時のミルと、側壁の
撓みを示す位置Aでの断片的断面図である。
撓みを示す位置Aでの断片的断面図である。
【図13】図12と同様、位置Dで同じく補正のない場
合の断片的断面図である。
合の断片的断面図である。
【図14】図12と同様、位置Aでの補正付きでミリン
グされた場合の断片的断面図である。
グされた場合の断片的断面図である。
【図15】変形例の部分断面図である。
【図16】図15に直角な断面を示す変形例の部分断面
図である。
図である。
【図17】図15および16の変形例の底面図である。
10 ミリングマシン 12 エンドミル 14 コレット 16 スピンドル 20 スピンドルケージ 22 ワークピース 24 ワークピース支持シャフト 40 スパイラル壁 42 ベース表面 45 スパイラル壁 49 スクロール部品 52 端末壁 54 切削溝 68 ベース 70 フレキシブルトラニオン 74 軸 78 ヨーク 80 カム従動子 82 傾動サーボモータ 88 カム 92 コントロール装置 94 板バネ 130 ガイドプレート
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン エー.ワトソン アメリカ合衆国 ミシガン州 48823 イ ーストランジング,スカイライン ドライ ブ 6348
Claims (18)
- 【請求項1】 ワークピースの表面をミリングする為の
ミリングマシンであって、 回転軸を持つエンドミルを備え、 前記のエンドミルは、前記の回転軸心と同心的で、外周
に間隔を隔てた切削溝を有する円柱状の側壁を持ち、 ワークピースの第1の取り付け手段を備え、 その回転軸心を中心に回転され、その側面切削溝をワー
クピースの前記の表面に圧接されている前記のエンドミ
ルを調整し得るように取り付けているスピンドルケージ
を含む第2の取り付け手段を有し、 ワークピースの前記の表面と、前記の側面切削溝との前
記の圧接の結果生じる前記のエンドミルの側方の撓みを
補正する為に、前記のケージの位置を調節する為の手段
を備えている。 - 【請求項2】 ワークピースの第1および第2の、ほぼ
直角に交差する面を同時にミリングする為のミリングマ
シンであって、 回転軸を持つエンドミルを備え、 前記のエンドミルは、前記の回転軸に同心的で、外周上
に間隔を隔てた切削溝を備える円柱状の側壁を持ち、 前記エンドミルの端末壁は、前記の回転軸にほぼ直角で
あり、端末切削溝を持つ外側端末壁を持ち、 ワークピースの為の第1取り付け手段を備え、 その回転軸を中心に回転し、その側面切削溝をワークピ
ースの前記の第1面に圧接され、ワークピースが前記の
第1取り付け手段に取り付けられた時に、その端末切削
溝をワークピースの第2の面に圧接されている前記のエ
ンドミルを調節し得るように取り付けるケージを含む第
2取り付け手段を備え、 前記の側面溝と第1面との圧接の結果生じる、前記のエ
ンドミルの側方の撓みを補正するように前記のケージの
位置を調節する為の手段を有する。 - 【請求項3】 請求項2において、前記の調節手段が前
記のケージ上のカム従動子、前記のカム従動子と接触す
るカムおよび前記のカム従動子を動かし、それにより前
記のケージ上の位置を調節する為に、前記のカムを動か
す手段から成るミリングマシン。 - 【請求項4】 請求項3において、前記のカムを動かす
為の前記の手段が、コンピュータ数値コントロール装置
を含むミリングマシン。 - 【請求項5】 請求項2において、前記の第2取り付け
手段が、ベースおよび前記の調節手段によるピボット運
動の為の前記のケージを、前記のベースに接続するピボ
ット手段から成るミリングマシン。 - 【請求項6】 請求項5において、更に前記のケージの
安定化手段を含み、ピボット運動の軸に関するその運動
を可能にするが、その直交方向の運動を阻止することの
出来るミリングマシン。 - 【請求項7】 請求項6において、前記の安定化手段
が、前記のケージに接続された板バネを含むミリングマ
シン。 - 【請求項8】 請求項6において、前記の安定化手段
が、前記のケージに摺動し得る形で接触するガイドプレ
ートを含むミリングマシン。 - 【請求項9】 請求項5において、前記のピボット手段
が、前記のケージおよび前記のベースと一体的に形成さ
れ、そしてフレキシブルで弾性を持つ材料により作られ
ているフレキシブルトラニオンを持つミリングマシン。 - 【請求項10】 請求項5において、前記の第2取り付
け手段が前記のエンドミルを把握するコレットを持ち、
前記のピボット運動の軸芯が前記のエンドミルを貫通し
直交して延びて、そしてコレットの面の近くの位置に在
るミリングマシン。 - 【請求項11】 請求項10において、前記のピボット
手段が、前記のケージおよび前記のベースと一体的に形
成され、そしてフレキシブルで弾性を持つ材料を用いて
作られているミリングマシン。 - 【請求項12】 請求項11において、前記の調節手段
が、前記のケージ上のカム従動子、前記のカム従動子に
接触するカム、および前記のカム従動子を動かし、そし
てそれにより前記のケージ上の位置を調節する為に、前
記のカムを動かす為の手段を含むミリングマシン。 - 【請求項13】 請求項12において、更に前記のケー
ジに対する安定化手段を含み、ピボット運動の前記の軸
心に関するケージの運動を可能にするが、その直交方向
の運動を阻止するミリングマシン。 - 【請求項14】 請求項13において、前記の安定化手
段が、前記のケージに接続された板バネを含むミリング
マシン。 - 【請求項15】 請求項14において、前記のケージ
が、第1および第2端を持ち、前記のエンドミルは、前
記のケージの前記の第1端に隣接した位置にあり、前記
の板バネは前記のケージの第2端に位置するミリングマ
シン。 - 【請求項16】 請求項15において、前記の板バネ
は、前記のエンドミルのセンターラライン上に、前記の
ピボット手段の軸心に平行に設けられるミリングマシ
ン。 - 【請求項17】 請求項16において、前記のカムを動
かす為の前記の手段が、コンピュータ数値コントロール
装置を含むミリングマシン。 - 【請求項18】 請求項13において、前記の安定化手
段は、前記のケージに摺動し得るように接触するガイド
プレートを含み、しかも前記のケージは、第1端および
第2端を持ち、しかも前記のエンドミルは、前記のケー
ジの前記の第1端に隣接した位置に在り、そして前記の
ガイドプレートは、前記のケージの前記の第2端に接触
するようなミリングマシン。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/443011 | 1995-05-17 | ||
US08/443,011 US5660511A (en) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | End mill with correction for side deflection |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08318418A true JPH08318418A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=23759078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8122909A Pending JPH08318418A (ja) | 1995-05-17 | 1996-05-17 | ミリングマシン |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5660511A (ja) |
JP (1) | JPH08318418A (ja) |
KR (1) | KR960040524A (ja) |
DE (1) | DE19620011A1 (ja) |
FR (1) | FR2734191B1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000280112A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Mitsubishi Electric Corp | 高精度加工装置 |
US6592430B1 (en) | 2000-09-29 | 2003-07-15 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | High-precision machining system |
CN1320979C (zh) * | 2000-09-29 | 2007-06-13 | 三菱电机株式会社 | 高精度加工方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102632286B (zh) * | 2012-02-24 | 2014-02-19 | 杭州冠和机械制造有限公司 | 加工光纤连接器铜尾座的数控铣槽机 |
JP5851436B2 (ja) * | 2013-02-25 | 2016-02-03 | 三菱電機株式会社 | 加工装置及び加工方法 |
CN117020279B (zh) * | 2023-10-08 | 2023-12-19 | 江苏科源阀门制造有限公司 | 一种手柄蝶阀生产加工用铣槽装置 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2340210A (en) * | 1939-08-31 | 1944-01-25 | Kearney & Trecker Corp | Milling machine |
US2823591A (en) * | 1953-11-13 | 1958-02-18 | Kaiser Metal Products Inc | Tool adjustment |
US3628002A (en) * | 1967-11-21 | 1971-12-14 | Gen Electric | On-machine inspection systems |
US3602090A (en) * | 1970-02-27 | 1971-08-31 | Boeing Co | Milling machine control system and milling force sensor therefor |
US3641849A (en) * | 1970-08-13 | 1972-02-15 | American Welding Mfg Co | Method and apparatus for calibrating the position of a tool and for gauging the dimensions of a workpiece |
US3818334A (en) * | 1973-04-11 | 1974-06-18 | J Rosenberg | Determining cutting tool force by measuring electrical resistance of a bearing |
JPS6085812A (ja) * | 1983-10-15 | 1985-05-15 | Fanuc Ltd | 領域加工におけるアプロ−チ方法 |
US4684300A (en) * | 1986-04-30 | 1987-08-04 | Ridgetown Ltd. | Attachment for a vertical mill |
DE8626368U1 (de) * | 1986-10-02 | 1988-12-15 | Dr. Johannes Heidenhain Gmbh, 8225 Traunreut | Vorrichtung zur Fehlerkompensation |
JP3283061B2 (ja) * | 1992-06-19 | 2002-05-20 | 株式会社日立製作所 | 旋回スクロールの加工法 |
-
1995
- 1995-05-17 US US08/443,011 patent/US5660511A/en not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-05-03 FR FR9605572A patent/FR2734191B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1996-05-16 KR KR1019960016324A patent/KR960040524A/ko not_active Application Discontinuation
- 1996-05-17 DE DE19620011A patent/DE19620011A1/de not_active Withdrawn
- 1996-05-17 JP JP8122909A patent/JPH08318418A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000280112A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Mitsubishi Electric Corp | 高精度加工装置 |
US6592430B1 (en) | 2000-09-29 | 2003-07-15 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | High-precision machining system |
US7052370B2 (en) | 2000-09-29 | 2006-05-30 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | High-precision machining system |
CN1320979C (zh) * | 2000-09-29 | 2007-06-13 | 三菱电机株式会社 | 高精度加工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19620011A1 (de) | 1996-11-21 |
FR2734191B1 (fr) | 2000-05-26 |
FR2734191A1 (fr) | 1996-11-22 |
KR960040524A (ko) | 1996-12-17 |
US5660511A (en) | 1997-08-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2783780B1 (en) | Wire saw | |
US6592430B1 (en) | High-precision machining system | |
US6952884B2 (en) | Apparatus for checking dimensional and geometrical features of pins | |
JP2014514169A (ja) | 研削スピンドルユニットがピボット運動可能に取り付けられた研削機械及び研削スピンドルユニットを研削機械上でピボット運動させる方法 | |
EP0162285B1 (en) | Curved surface formation polishing apparatus | |
KR100602612B1 (ko) | 공작기계 | |
JPH08318418A (ja) | ミリングマシン | |
JPH0885046A (ja) | スクロール加工方法およびその装置ならびにスクロール圧縮機 | |
US6923713B2 (en) | Cylindrical grinder, and mechanism for producing relative movement between grinding wheel and workpiece in cylindrical grinder | |
JPH07237113A (ja) | 表面仕上げ装置付き両面研磨機 | |
JPH0224031A (ja) | 加工機におけるスピンドルの支持構造 | |
KR100454184B1 (ko) | 선회가능한 스핀들 유니트를 갖춘 nc 공작기계 | |
JP3753886B2 (ja) | 高精度加工装置 | |
JP3079679B2 (ja) | ターニングブローチの振れ量測定方法、並びに該方法に使用する振れ量測定装置及びターニングブローチ | |
JP7432082B1 (ja) | 研削盤のワーク支持装置 | |
JP2517613Y2 (ja) | ドライブ装置 | |
JP2005059155A (ja) | 溝加工法、溝加工品及び成形品 | |
SU1024165A1 (ru) | Устройство дл автоматической поднастройки режущего инструмента | |
SU984693A1 (ru) | Устройство дл обработки криволинейных поверхностей | |
SU852450A1 (ru) | Устройство дл автоматическойпОдНАСТРОйКи РЕжущЕгО иНСТРуМЕНТА | |
JPH10154012A (ja) | ステージ機構 | |
JP2023077946A (ja) | 研削盤 | |
JP2023079530A (ja) | 研削盤 | |
JP2003117812A (ja) | 旋回テーブル装置 | |
TW202415473A (zh) | 修整裝置、齒輪磨削裝置和砂輪修整方法 |