JP2003117812A - 旋回テーブル装置 - Google Patents

旋回テーブル装置

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JP2003117812A JP2002286159A JP2002286159A JP2003117812A JP 2003117812 A JP2003117812 A JP 2003117812A JP 2002286159 A JP2002286159 A JP 2002286159A JP 2002286159 A JP2002286159 A JP 2002286159A JP 2003117812 A JP2003117812 A JP 2003117812A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 数値制御による旋回角度の設定変更が可能で
使い勝手に優れ、またテーブル本体のスティクスリップ
を防止でき、テーブル本体とベースとの隙間への潤滑油
の供給も不要な旋回テーブル装置を提供する。 【解決手段】 ベース1上に旋回可能に配設されたテー
ブル本体2が駆動源3から動力伝達手段4を介し動力を
得て旋回する構造において、上記駆動源3が、テーブル
本体2の旋回角度を調整するための数値制御の対象とな
るサーボモータからなるものとし、かつ、上記テーブル
本体2の旋回を案内する手段として、テーブル本体2と
ベース1との間に曲線案内14、15が設けられ、この
曲線案内14、15によりベース1とテーブル本体とが
接続されるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は工作機械において
旋回角度の調整を必要とするユニット、たとえば内面研
削盤の砥石軸、主軸、円筒研削盤の主軸、砥石軸、心押
台その他の工作機械全般のテーブルとして用いられる旋
回テーブル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、従来の内面研削においてはワ
ーク内面の入口側(砥石を挿入する側)より奥部の方が
砥石との接触時間が短いこと等から、ワーク内面の奥部
側が研削不十分となり、円筒度が悪くなることがよくあ
る。
【0003】このため、従来より円筒度の悪化を改善す
るために、内面研削時にはワークの中心軸線に対し砥石
を傾ける、あるいは砥石側でなくワーク側を砥石の中心
軸線に対し傾けることが実施されている。
【0004】砥石あるいはワークを傾ける手段としては
特公平5−47347号公報に記載の機構が知られてい
る。
【0005】この機構は図7に示すようにワークに対し
砥石50を傾けるのにあたり、基点51を中心に砥石台
52を一定角度旋回させるものであり、このような旋回
動作の駆動源として油圧シリンダ53と偏心カム機構5
4が備えられている。
【0006】すなわち、油圧シリンダ53のシリンダロ
ッド53aが進退動作すると、偏心カム機構54が作動
し、偏心カム軸55が変位するとともに、その左右方向
の変位がベアリング56を介してアーム部57、57に
伝達される。これによりアーム部57、57およびこれ
に一体の連結板58が移動し、砥石台52が基点51を
中心に旋回する。
【0007】しかしながら、従来は、上記の如く旋回動
作が偏心カム機構54によるものであるため、旋回角度
を数値制御により変更することはできない。また偏心カ
ム機構54自体を設計変更すれば旋回角度の設定変更が
可能であるが、これによると偏心カム機構54そのもの
を取り替える等の面倒な作業が強いられ、旋回角度の設
定変更に関する使い勝手が悪い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述の事情
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、数
値制御による旋回角度の設定変更が可能で使い勝手に優
れ、またテーブル本体のスティクスリップを防止でき、
テーブル本体とベースとの隙間への潤滑油の供給も不要
な旋回テーブル装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ベース上に旋回可能に配設され、加工負
荷により旋回力が旋回方向に生じるテーブル本体が、駆
動源から動力伝達手段を介し動力を得て旋回軸を中心に
旋回する構造の旋回テーブル装置であって、上記駆動源
が、上記テーブル本体の旋回角度を調整するための数値
制御の対象となるサーボモータからなり、上記テーブル
本体の旋回を案内する手段として、上記ベースと上記テ
ーブル本体との間に設けた円弧状の曲線案内を少なくと
も1以上備え、上記加工負荷による旋回力が上記テーブ
ル本体の旋回方向に生じている状態でも、上記ベースと
上記テーブル本体が上記曲線案内と上記旋回軸のみで接
続されることを特徴とするものである。
【0010】本発明は、ベース上に旋回可能に配設さ
れ、加工負荷により旋回力が旋回方向に生じるテーブル
本体が、駆動源から動力伝達手段を介し動力を得て旋回
する構造の旋回テーブル装置であって、上記駆動源が、
上記テーブル本体の旋回角度を調整するための数値制御
の対象となるサーボモータからなり、上記テーブル本体
の旋回を案内する手段として、上記ベースと上記テーブ
ル本体との間に設けた円弧状の曲線案内を少なくとも1
以上備え、上記加工負荷による旋回力が上記テーブル本
体の旋回方向に生じている状態でも、上記ベースと上記
テーブル本体が上記曲線案内のみで接続されることを特
徴とするものである。
【0011】以上の本発明では、サーボモータの動力が
動力伝達手段を介しテーブル本体に伝達され、これによ
りテーブル本体が旋回する。この際、テーブル本体はベ
ース上を摺動するのではなく、円弧状の曲線案内に沿っ
て滑らかに旋回移動する。
【0012】上記本発明において、ベースとテーブル本
体が曲線案内のみで接続される構造では、上記曲線案内
を2以上備え、その各曲線案内は一つの仮想旋回中心を
共有する構造を採用することができる。
【0013】上記曲線案内は、上記テーブル本体の旋回
軌跡と同心円のカーブを有するクロスローラ軸受と、こ
のクロスローラ軸受にスライド可能に係合されたクロス
ローラとからなる構成を採用することができる。
【0014】上記本発明において、上記動力伝達手段と
しては、上記テーブル本体の旋回軌跡の接線方向に沿っ
て設けられるとともに上記駆動源の動力により回転す
る、バックラッシュのないボールねじを採用することが
できる。この場合、サーボモータの動力がバックラッシ
ュのないボールねじを介しテーブル本体に伝達され、こ
れによりテーブル本体が旋回する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0016】図1に示す旋回テーブル装置はベース1上
に配設されたテーブル本体2を備えており、テーブル本
体2は駆動源3から動力伝達手段4を介し動力を得て旋
回軸5を中心に旋回する。
【0017】駆動源3としてはテーブル本体2の旋回角
度の数値制御を図る観点から、その数値制御の対象とな
るサーボモータ6が、また動力伝達手段4としてはバッ
クラッシュがなく数値制御に好適であるとの見地より、
ボールねじ7が採用されており、サーボモータ6とボー
ルねじ7とは駆動ギア8および従動ギア9を介して連結
されている。
【0018】ボールねじ7は、テーブル本体2の旋回軌
跡の接線方向に沿って設けられるとともに、先端がテー
ブル本体2の一側面と当接するように設置されている。
またこのボールねじ7のナット部10はベース1側に固
定されている。つまり、このボールねじ7はナット部1
0と係合しつつ前後に移動できるように構成されてい
る。
【0019】このようなボールねじ7の直線移動はサー
ボモータ6の正逆転動作によりなされる。すなわちサー
ボモータ6が正逆転すると、その動力が駆動ギア8およ
び従動ギア9を通じてボールねじ7に伝達され、これに
よりボールねじ7が上述の通り前後に移動する。
【0020】テーブル本体2を介してボールねじ7と対
向する側には付勢手段としてコイルスプリング11が設
けられており、コイルスプリング11はテーブル本体2
をボールねじ7側に常時付勢するように構成されてい
る。
【0021】このように、テーブル本体2はボールねじ
7とコイルスプリング11との間に挟まれて設置され、
かつ、ボールねじ7の前進による押圧力とスプリング1
1の付勢力を受けるように構成されている。
【0022】テーブル本体2は旋回時にベース1上を摺
動するが、その摺動を滑らかなものとするために、テー
ブル本体2とベース1の隙間にはテーブル本体2の潤滑
油供給路112を介し潤滑油113が供給される。
【0023】テーブル本体2の表面側には押圧カム11
4、114が設けられており、この押圧カム114、1
14による押圧力で、テーブル本体2はベース1側に押
圧固定され、ベース1とテーブル本体2との隙間が除去
される。
【0024】次に、上記の如く構成された旋回テーブル
装置の動作について図1を基に説明する。
【0025】この旋回テーブル装置にあっては、サーボ
モータ6が一定角度回転し、ボールねじ7がテーブル本
体2側に前進すると、ボールねじ7の先端がテーブル本
体2の一側面を押圧し、これによりテーブル本体2が旋
回軸5を中心に旋回する。
【0026】逆に、ボールねじ7が後退すると、コイル
スプリング11の弾性復帰力によりテーブル本体2が上
記とは反対方向に旋回する。
【0027】この際、テーブル本体2の旋回角度はボー
ルねじ7の前後移動量に比例し、またボールねじ7の前
後移動量はサーボモータ6の回転角度に比例する。した
がって、テーブル本体2の旋回角度の数値制御はサーボ
モータ6の回転角度制御を通じて簡単に実現することが
できる。
【0028】なお、この旋回テーブル装置をたとえば砥
石軸あるいは主軸のテーブルとして用いる場合には、そ
の砥石軸あるいは主軸をテーブル本体2上にセットす
る。砥石軸をテーブル本体2上に載置固定した場合には
テーブル本体2の旋回により砥石をワークの中心軸線に
対し一定の角度で傾けることができ、また主軸をテーブ
ル本体2上に載置固定した場合はワークを砥石の中心軸
線に対し一定の角度で傾けることができる。
【0029】すなわち、図1の旋回テーブル装置はサー
ボモータ6とボールねじ7によりテーブル本体2の旋回
動作を実行するように構成したものである。このため、
テーブル本体2の旋回角度がボールねじ7の前後移動量
およびサーボモータ6の回転角度に比例することから、
サーボモータ6の回転角度制御を通じてテーブル本体2
の旋回角度の数値制御を簡単に実行でき、この種の旋回
角度の設定変更に関する使い勝手がよい。
【0030】しかしながら、図1の旋回テーブル装置に
あっては、旋回時にテーブル本体2とベース1が摺動す
る構造であるため、テーブル本体2が微小振動する、い
わゆるスティクスリップが生じ、応答遅れが大きく、ま
たテーブル本体2を介しボールねじ7とコイルスプリン
グ11が対向する構造であるため、コイルスプリング1
1の伸縮方向にテーブル本体2が振動しやすく、振動に
対する剛性が余り高くない。
【0031】そこで、このような点に鑑み、スティクス
リップの防止と振動に対する剛性向上等を図るべく、改
良されたのが図2に示す旋回テーブル装置であり、以下
その改良点を中心に詳細説明する。
【0032】図2の旋回テーブル装置は板バネ12、1
2を有し、この板バネ12、12はボールねじ7の外周
両側に設けられ、かつその一面がテーブル本体2の他端
面2b側と対向するように配置されている。
【0033】図3に示すように、板バネ12、12の一
端はナット部10に接続され、板バネ12、12の他端
は動力伝達アーム13を介してテーブル本体2に接続さ
れている。
【0034】ナット部10はベース1に固定されず、ボ
ールねじ7に沿ってスライド可能に設けられ、サーボモ
ータ6がベース1側に固定されている。また、ボールね
じ7はサーボモータ6の回転軸に直結されている。つま
り、サーボモータ6によりボールねじ7を直接回転させ
ると、ナット部10がボールねじ7に係合しつつ直線移
動するように構成されている。
【0035】図2に示したように、ベース1とテーブル
本体2との間には、図示の通り円弧状に屈曲した2つの
曲線案内14、15が配設されており、これらの曲線案
内14、15はテーブル本体2の旋回をガイドするため
に設けたものであり、一方の曲線案内14はテーブル本
体2の一端面2a側に設けられ、他方の曲線案内15は
テーブル本体2の他端面2b側に設けられている。
【0036】図4に示したように、一方の曲線案内14
についてはクロスローラ軸受16が採用されており、ク
ロスローラ軸受16の外輪部160はテーブル本体2の
裏面側にねじ止め固定され、同クロスローラ軸受16の
内輪部161はベース1の表面側にネジ止め固定されて
いる。
【0037】他方の曲線案内15は曲線レール150と
レール受部151とからなり、曲線レール150はテー
ブル本体2の旋回軌跡と同心円のカーブを有し、かつテ
ーブル本体2の裏面側にねじで取り付けられている。ま
た、レール受部151はベース1の表面側にねじで取り
付けられ、かつ曲線レール150と同様に屈曲した係合
溝151aを有し、係合溝151aには転動体151b
を介して曲線レール150がスライド可能に装着されて
いる。つまり、レール受部151は転動体151bを介
して曲線レール150とスライド可能に係合する。
【0038】したがって、上記曲線案内14、15の構
造上、加工負荷による旋回力がテーブル本体2の旋回方
向に生じている状態でも、ベース1とテーブル本体2は
この曲線案内14、15のみで接続される構造となって
いる。
【0039】上記のような構成の2つの曲線案内14、
15は図2に示す如く同心円上に位置する関係を有し、
その円の中心がテーブル本体2の旋回中心Oとなる。
なお旋回中心Oは現物の旋回軸でなく仮想のものであ
る。
【0040】本装置はテーブル本体2の旋回を2つの曲
線案内14、15でガイドし、これによりテーブル本体
2が実存の旋回軸でなく、仮想の旋回軸を中心に旋回す
るように構成したものである。このため、旋回中心に旋
回軸を必要とせず、この種の旋回軸を設置するための余
分なスペースが省略されることから、機器構成がコンパ
クトである。
【0041】次に、上記の如く構成された旋回テーブル
装置の動作について図2を基に説明する。
【0042】この旋回テーブル装置によれば、サーボモ
ータ6によりボールねじ7を回転させると、ナット部1
0がボールねじ7に係合しつつ直線移動する。
【0043】上記の如くナット部10が直線移動する
と、そのナット部10の推進力が板バネ12、12およ
び動力伝達アーム13を通じてテーブル本体2に伝達さ
れ、これによりテーブル本体2が仮想の旋回中心O
基準に旋回する。
【0044】この際、テーブル本体2はベース1上を摺
動するのではなく、2つの曲線案内14、15に沿って
滑らかに旋回移動する。
【0045】また、ナット部10とテーブル本体2は運
動方向を異にするが、その運動方向の相違は板バネ1
2、12のひねりにより吸収される。
【0046】図2のテーブル旋回装置にあっては、テー
ブル本体2が曲線案内14、15を介して旋回するよう
に構成したものである。このため、旋回時にテーブル本
体2とベース1が摺接せず、このような摺接による不具
合、すなわちスティクスリップを防止することができ、
またテーブル本体2とベース1との隙間に潤滑油を供給
する必要もなく、潤滑油のリーク防止対策を省略するこ
とができる。
【0047】また、本装置はテーブル本体2とボールね
じ7のナット部10とを板バネ12、12により接続し
たものである。このため、板バネ12、12を介してテ
ーブル本体2とナット部10側との一体化が図られるこ
とから、振動に対するテーブル本体2の剛性が高く、ま
た機器構造も簡略であり安価である。
【0048】特に、本装置では板バネ12、12は一面
をテーブル本体2の端面側に対向配置したものである。
このため、テーブル本体2上に設置した砥石軸からの研
削負荷がテーブル本体2に加わっても、その方向の負荷
により板バネ12、12が簡単に曲ることはなく、この
種の負荷によるテーブル本体2の振動を抑制する効果が
ある。
【0049】しかしながら、本装置にあってはテーブル
本体2とボールねじ7のナット部10とを板バネ12、
12により接続した構造であるため、板バネ12、12
のひねり力がそのひねり量によって異なることから、数
値制御に好適であるとはいえず、またひねり量も少ない
ことから、テーブル本体2の旋回角度が小さいものであ
る。
【0050】そこで、このような点に鑑み、数値制御の
好適化および旋回角度の範囲拡大等を図るべく、改良さ
れたのが図5に示す旋回テーブル装置であり、以下その
改良点を中心に説明する。
【0051】図5の旋回テーブル装置では、テーブル本
体2とボールねじ7のナット部10とが板バネ12、1
2(図3に参照)に代えて、リニアガイド17および軸
受型のベアリング18により接続されている。
【0052】リニアガイド17およびベアリング18は
ナット部10とテーブル本体2の運動方向の相違を回転
成分とスライド成分に分割して吸収するものであり、リ
ニアガイド17はそのスライド移動を通じて当該スライ
ド成分を、またベアリング18はその回転を通じて当該
回転成分を吸収するように構成されている。
【0053】すなわち、この図5の旋回テーブル装置は
テーブル本体2とボールねじ7のナット部10との接続
部をリニアガイド17およびベアリング18から構成
し、これらによりテーブル本体2とナット部10との運
動方向の相違を回転成分とスライド成分に分割して吸収
するように構成したものである。このため、当該接続部
が板バネの場合と異なり可動の構造であることから、テ
ーブル本体2の大きな旋回角度にも対応でき、また高剛
性であるとともに、その接続部に板バネのようなひねり
力が生じることもなく、テーブル本体2の旋回角度の数
値制御に好適である。
【0054】なお、上記実施形態においては2つの曲線
案内14、15を設ける構成を採用したが、図6に示し
たように一方の曲線案内14を省略し、1つの曲線案内
15と旋回軸5とを備える構成とすることもできる。こ
の場合、テーブル本体2は曲線案内15によりガイドさ
れながら旋回軸5を中心に旋回する。したがって、この
図6の実施形態では、加工負荷による旋回力がテーブル
本体2の旋回方向に生じている状態でも、ベース1とテ
ーブル本体2は上記のような1つの曲線案内15と旋回
軸5のみで接続されることになる。
【0055】曲線案内14、15については曲線型の静
圧軸受を適用することができ、また2以上設けることも
可能である。
【0056】
【発明の効果】本発明にあっては、サーボモータの動力
が動力伝達手段を介しテーブル本体に伝達され、これに
よりテーブル本体が旋回するように構成したものであ
る。このため、サーボモータの回転角度制御を通じてテ
ーブル本体の旋回角度の数値制御が可能となり、この種
の旋回角度の設定変更に関する使い勝手の向上を図るこ
とができる。
【0057】さらに、本発明にあっては、テーブル本体
が曲線案内を介して旋回するように構成したものであ
る。このため、旋回時にテーブル本体とベースが摺接せ
ず、この種の摺接による不具合、すなわちスティクスリ
ップを防止することができ、またテーブル本体とベース
との隙間に潤滑油を供給する必要もなく、潤滑油のリー
ク防止対策を省略することもできる。
【0058】特に、請求項3に記載の発明によると、2
以上の曲線案内により、テーブル本体が実存の旋回軸で
なく、各曲線案内が共有する一つの仮想旋回中心、すな
わち仮想の旋回軸を中心として旋回するように構成した
ものである。このため、旋回中心に旋回軸を必要とせ
ず、この種の旋回軸を設置するための余分なスペースが
省略されるから、コンパクトなテーブル旋回装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】旋回テーブル装置の平面図および正面図。
【図2】本発明に係る旋回テーブル装置の平面図および
正面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】本発明の他の実施形態を示す断面図。
【図6】本発明の他の実施形態を示す断面図。
【図7】従来の旋回テーブル装置の説明図。
【符号の説明】
1 ベース 2 テーブル本体 3 駆動源 4 動力伝達手段 5 旋回軸 6 サーボモータ 7 ボールねじ 8 駆動ギア 9 従動ギア 10 ナット部 11 コイルスプリング 12 板バネ 13 動力伝達アーム 14、15 曲線案内 16 クロスローラ軸受 17 リニアガイド 18 ベアリング 50 砥石 51 基点 52 砥石台 53 油圧シリンダ 53a シリンダロッド 54 偏心カム機構 55 偏心カム軸 56 ベアリング 57 アーム部 58 連結板 112 潤滑供給路 113 潤滑油 114 押圧カム 150 曲線レール 151 レール受部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース上に旋回可能に配設され、加工負
    荷により旋回力が旋回方向に生じるテーブル本体が、駆
    動源から動力伝達手段を介し動力を得て旋回軸を中心に
    旋回する構造の旋回テーブル装置であって、 上記駆動源が、上記テーブル本体の旋回角度を調整する
    ための数値制御の対象となるサーボモータからなり、 上記テーブル本体の旋回を案内する手段として、上記ベ
    ースと上記テーブル本体との間に設けた円弧状の曲線案
    内を少なくとも1以上備え、 上記加工負荷による旋回力が上記テーブル本体の旋回方
    向に生じている状態でも、上記ベースと上記テーブル本
    体が上記曲線案内と上記旋回軸のみで接続されることを
    特徴とする旋回テーブル装置。
  2. 【請求項2】 ベース上に旋回可能に配設され、加工負
    荷により旋回力が旋回方向に生じるテーブル本体が、駆
    動源から動力伝達手段を介し動力を得て旋回する構造の
    旋回テーブル装置であって、 上記駆動源が、上記テーブル本体の旋回角度を調整する
    ための数値制御の対象となるサーボモータからなり、 上記テーブル本体の旋回を案内する手段として、上記ベ
    ースと上記テーブル本体との間に設けた円弧状の曲線案
    内を少なくとも1以上備え、上記加工負荷による旋回力
    が上記テーブル本体の旋回方向に生じている状態でも、
    上記ベースと上記テーブル本体が上記曲線案内のみで接
    続されることを特徴とする旋回テーブル装置。
  3. 【請求項3】 上記曲線案内を2以上備え、その各曲線
    案内は一つの仮想旋回中心を共有することを特徴とする
    請求項2に記載の旋回テーブル装置。
  4. 【請求項4】 上記曲線案内が、上記テーブル本体の旋
    回軌跡と同心円のカーブを有するクロスローラ軸受と、
    このクロスローラ軸受にスライド可能に係合されたクロ
    スローラとからなることを特徴とする請求項2または3
    に記載の旋回テーブル装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007046941A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Suruga Seiki Kk 傾斜ステージ
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