JP5851436B2 - 加工装置及び加工方法 - Google Patents

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本発明は、機械加工において短時間で高精度な直角度、真直度、円筒度、平面度等の形状精度を得る高精度な加工装置及び加工方法に関するものであり、特に、加工時の切削抵抗もしくは研削抵抗などの加工負荷に起因する加工ずれ等を補正する手段を備えた高精度な加工装置及び加工方法に関するものである。
加工時間を短縮するため加工速度を上げると、加工負荷が増大し、その影響で加工工具に撓みが発生する。そのため、高精度な形状精度が必要なワークに対しては、加工速度を下げて加工していたため、加工時間が長くなるという課題があった。
そこで、この課題を解決するために、例えば、特許文献1の高精度加工装置では、加工負荷として加工工具を回転させるスピンドル主軸のモータ電流、もしくはスピンドル主軸の動力を測定、測定結果から工具の撓み量を推定し、工具の撓み量に応じてスピンドル主軸をワークに対して傾けることで、短時間で高精度な形状精度を得ている。
特開2000−280112号公報
しかしながら、特許文献1の高精度加工装置においては、機械加工時の加工負荷の変化がワーク高さの変化によるものなのか、削り代の変化によるものなのかを区別できないという問題があり、このため、加工時における工具の撓み量を正確に推定することができず、加工後の形状精度には限界があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、加工条件から決まる加工工具がワークに接触する長さを考慮した削り代の変化だけによる加工工具の撓み量を推定することにより、より高精度な形状精度を得ることができる高精度な加工装置及び加工方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の加工装置は、被加工物であるワークを保持するワークスピンドルと、加工工具を保持するとともに前記加工工具を回転させる工具スピンドルと、前記ワークの被加工面に対する前記工具スピンドルの回転軸の角度を調整するアクチュエータと、前記ワークの粗加工を行う加工時に前記工具スピンドルに供給される電気量を計測する計測器と、前記電気量と前記加工工具の前記ワークに対する当接長に依存する前記加工工具の撓み量との相関データが記憶された記憶部と、前記記憶部に記憶された前記相関データに基づいて、前記加工工具の撓み量を推定し、前記加工工具の撓み量によって生じる前記ワークの被加工面の角度ずれを相殺できるように前記ワークの被加工面に対する前記工具スピンドルの回転軸の角度データを演算する演算部と、前記ワークの仕上げ加工を行う加工時に、前記演算された前記工具スピンドルの回転軸の角度データに基づいて、前記アクチュエータを駆動させることにより前記工具スピンドルの回転軸の角度を制御する制御部と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の加工方法は、ワークスピンドルに保持された被加工物であるワークの被加工面に対して加工工具が保持された工具スピンドルの回転軸の位置合わせを行う位置合わせ工程と、前記工具スピンドルに供給される電気量を計測しながら、前記加工工具にて前記ワークの粗加工を行う加工工程と、前記粗加工の加工工程において、前記電気量と前記加工工具の前記ワークに対する当接長に依存する前記加工工具の撓み量との相関データから前記加工工具の撓み量を推定する撓み量推定工程と、前記加工工具の撓み量によって生じる前記ワークの被加工面の角度ずれを相殺できるように前記ワークの被加工面に対する前記工具スピンドルの回転軸の角度を調整し、前記加工工具にて前記ワークの仕上げ加工を行う加工工程と、からなることを特徴とするものである。
本発明の加工装置及び加工方法によれば、工具スピンドルに供給される電気量を計測する計測器を備えており、加工工具のワークに対する当接長と電気量に依存する加工工具の撓み量との相関データから加工時の加工工具の撓み量を推定し、ワークの被加工面の角度ずれが相殺されるようにワークの被加工面に対する工具スピンドルの回転軸の角度を調整することにより、より高精度な形状精度を得ることができる。
実施の形態1に係る高精度加工装置の概略の構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係る高精度加工装置の動作を説明するための上面図である。 実施の形態1に係る高精度加工装置の要部側面図である。 実施の形態1における加工負荷に対する加工工具の撓みの状態を示す図である。 実施の形態1におけるスピンドル電流と加工工具の撓み量との相関関係(その1)を示す図である。 実施の形態1におけるスピンドル電流と加工工具の撓み量との相関関係(その2)を示す図である。 実施の形態1における加工工具のワークに対する当接長と加工工具の撓み量の変化率との相関関係を示す図である。 実施の形態1に係る加工方法の作業手順を示すフローチャートである。 実施の形態1における工具スピンドルの回転軸の角度と変位センサの変位量との関係を示す図である。 実施の形態1におけるワークの被加工面の角度ずれを補正するため工具スピンドルの回転軸の角度を変化させた状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る加工装置及び加工方法について図1〜図10を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る加工装置本体部の概略の構成を示す斜視図であり、図2は、加工装置の概略を示す上面図であり、図3は、加工装置本体部の要部側面図である。また、図4は、加工負荷に対する加工工具の撓みの状態を示す図である。図5は、スピンドル電流と加工工具の撓み量との相関関係(その1)を示す図であり、図6は、スピンドル電流と加工工具の撓み量との相関関係(その2)を示す図である。図7は、加工工具のワークに対する当接長と加工工具の撓み量の変化率との相関関係を示す図である。図8は、実施の形態1に係る加工方法の作業手順を示すフローチャートである。図9は、工具スピンドルの角度と変位センサの変位量との関係を示す図である。図10は、ワークの被加工面の角度ずれを補正するため工具スピンドルの回転軸の角度を変化させた状態を示す図である。
図1に示すように、加工装置本体部1は、被加工物であるワーク2を保持するワークスピンドル3と、ワークスピンドル3をY軸方向に移動させるY軸移動台4と、加工工具5を保持するとともに加工工具5を回転軸6Cを中心にして回転させる工具スピンドル6と、工具スピンドル6を支える工具スピンドルホルダ7と、工具スピンドルホルダ7を載置し、X軸面上で旋回可能な旋回台8と、旋回台8をX軸方向に移動させるX軸移動台9と、旋回台8をボールネジ10を介して旋回駆動させるアクチュエータであるモータ11と、X軸移動台9に設けられ、旋回台8を旋回させる旋回ガイド12(12a,12b)と、旋回台8の変位量を検出する変位センサ13と、旋回台8をZ軸方向に移動させるZ軸移動台14と、旋回台8とX軸移動台9およびZ軸移動台14を載置する架台15と、により構成されている。
また、図2に示すように、加工装置100には、工具スピンドル6に供給される電気量である電流I(以下、スピンドル電流と称する。)を計測する電流計19と、加工工具5のワーク2に対する当接長L1とスピンドル電流Iに依存する加工工具の撓み量δとの相関データが記憶された記憶部16と、ワーク2の粗加工を行う加工時における加工工具の撓み量δを推定し、ワーク2の被加工面2Sの角度ずれ(直角度α)が相殺されるようにワーク2の被加工面2Sに対する工具スピンドル6の回転軸6Cの角度θを演算する演算部17と、ワーク2の仕上げ加工を行う加工時に、演算された工具スピンドル6の回転軸6Cの角度θに基づいて、モータ11による工具スピンドル6の回転軸6Cを角度θに制御する制御部18と、電流計19により計測されたスピンドル電流Iを変換する電流信号変換部20と、変位センサ13により計測された旋回台8の変位量を変換する変位量信号変換部21と、からなる制御装置50と、により構成され、さらに、負荷に応じて工具スピンドル6の回転速度、トルクを調整するため必要な電気量を供給するインバータ60が接続されている。
加工時において、ワーク2は、ワークスピンドル3に固定され、回転軸3Cを中心にして回転される。また、加工工具5は、インバータ60により工具スピンドル6を介して回転軸6Cを中心にして回転される。ワーク2に対して加工工具5をX軸移動台9、Y軸移動台4、Z軸移動台14を使って、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向に相対的に移動させることで、ワーク2を任意の形状に加工することができる。工具スピンドルホルダ7が載置された旋回台8の下には、旋回ガイド12a,12bが配置されている。この旋回ガイド12は、加工点Aを通るY軸方向の軸を中心とする円弧の形状をしている。モータ11を駆動させることで、ボールネジ10を介して旋回台8が旋回され、工具スピンドルホルダ7が旋回ガイド12a,12bに沿って回転し、これによりワーク2に対して工具スピンドル6の回転軸6Cを角度θにX軸面上で調整される。
次に、図4に示す加工負荷に対する加工工具の撓みの状態を示す図を用いて、加工時における加工負荷Fと加工工具の撓み量δとの関係について説明する。加工中、加工工具5上の加工点Aに加工負荷Fが加わっている。加工工具の長さをL、加工工具5の先端から加工点Aまでの距離(以下、加工工具のワークに対する当接長と称する。)をL1、LとL1との差をL2とする。加工工具5の縦弾性係数をE、断面二次モーメントをMとすると、加工工具の撓み量δは、片持ち梁における撓みの式(1)から
δ=F×L2/(3×E×M)×(1+(3×L1)/(2×L2)) ・・(1)
と表すことができる。ここで、L1、L2は加工条件により、Eは加工工具5の材質により、Mは加工工具5の断面形状により、決まる数値である。これより、加工工具5の撓み量δは加工負荷Fに比例することが分かる。
ここで、加工負荷Fが変動する主な要因としては、ワーク2とワークスピンドル3の芯ズレに起因するワーク2の振れや、加工工具5と工具スピンドル6との芯ズレに起因する加工工具5の振れ、加工前のワーク2の形状精度や加工に伴う加工工具5の状態の変化が挙げられる。このような要因で加工負荷Fが変動すれば、加工工具5の撓み量δも変動する。その結果、加工されたワーク2の被加工面2SのY軸に対する直角度の精度(目的とする被加工面2Dに対して直角度αを持った被加工面2Sとなる。)が悪化する。さらに、ワーク2の被加工面2Sの外周上の位置により加工負荷Fが変動することで、加工中の加工工具5の撓み量δが変動する。その結果、加工する位置によりワーク2の被加工面2Sの直角度αが変化し、ワーク2の被加工面2Sにうねりが生じる。
続いて、変化する加工負荷Fに応じて工具スピンドル6の回転軸6CのX軸面上での旋回量(角度θ)を調整することで、ワーク2の被加工面2Sの直角度αを補正する加工方法について説明する。しかし、加工負荷Fを加工中に直接測定することは困難であるので、加工負荷Fと相関関係があるスピンドル電流Iを計測し、加工工具5の撓み量δに相当するワーク2の被加工面2Sの直角度αを推定する方法について説明する。
まず、加工中のスピンドル電流Iと、加工工具の撓み量δ(ワーク2の被加工面2Sの直角度αに相当する。)との相関関係を調べた結果を図5、図6に示す。図5に、加工工具のワークに対する当接長L1を15.2mmとした場合のスピンドル電流I(A)と加工工具の撓み量δ(μm)との関係を、図6に、加工工具のワークに対する当接長L1を34.2mmとした場合のスピンドル電流I(A)と加工工具の撓み量δ(μm)との関係を示す。これらのグラフより、削り代の変化や砥石状態の変化によりスピンドル電流I(A)が変化し、スピンドル電流I(A)に比例して加工工具の撓み量δ(μm)が変化している。また、これら2つのグラフを比較することで、加工工具のワークに対する当接長L1によって、スピンドル電流の単位電流(A)当たりの加工工具の撓み量の変化率δ/I(μm/A)(被加工面2Sの直角度の変化率に相当する。)が異なっている、つまり、グラフの傾きが異なっている。このことは、図7に示すように、加工工具の撓み量の変化率δ/I(μm/A)が、加工工具のワークに対する当接長L1(mm)に依存していることを意味している。
つまり、加工工具の撓み量の変化率δ/I(μm/A)と、被加工面2Sの外周上のそれぞれの位置におけるスピンドル電流I(A)を乗算することで、ワーク2の被加工面2Sの外周上での加工位置における加工面の直角度αを推定することができる。例えば、加工工具のワークに対する当接長L1が25mmの場合、加工工具の撓み量の変化率δ/Iは、1.9μm/Aである。したがって、ある加工位置におけるスピンドル電流Iが3Aであれば、この位置での被加工面の直角度α(=δ)は、5.7μmであると推定することができる。
次に、本実施の形態1に係る加工方法について、図8で示す作業手順を示すフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS1で、加工工具のワークに対する当接長はL1と加工工具の撓み量の変化率δ/Iとの相関データが記憶部16に保存されているか否かを照会する。もし、相関データが保存されていない場合には、ステップS2に、相関データがある場合には、ステップS3に移行する。
ステップS2では、先行加工を行って、加工工具のワークに対する当接長L1を変化させて、スピンドル電流Iと加工工具の撓み量δとの関係を求め、加工工具のワークに対する当接長L1と加工工具の撓み量の変化率δ/Iとの相関データが作成されて記憶部16に保存される。その後、ステップS3に移行する。
次に、ステップS3では、粗加工が行われる。ここでは、図4で示す加工負荷Fに対して加工工具5が撓んでいる状態で加工が行われることになる。すなわち、ワーク2の回転軸3Cに対して工具スピンドル6の回転軸6Cが平行となる状態で加工が行われる。加工と同時に、ワーク2の被加工面2Sの外周上でのそれぞれの加工位置におけるスピンドル電流Iが計測されて記憶部16に保存される。
続いて、ステップS4では、記憶部16に保存されている加工工具のワークに対する当接長L1と加工工具の撓み量の変化率δ/Iとの相関データとステップS3で収集されたスピンドル電流Iとを乗算し、ワーク2の被加工面2Sの外周上でのそれぞれの加工位置における被加工面2Sの直角度α(=δ)を推定する。
ステップS5では、ワーク2の被加工面2Sの外周上でのそれぞれの加工位置におけるステップS4で推定された直角度αが相殺されるように工具スピンドル6の回転軸6CをX軸面上でワーク2側に旋回させる角度θを決定する。
さらに、ステップS6では、仕上げ加工が行われる。図9に、仕上げ加工におけるワークと加工工具の状態を示す。ここでは、ワーク2の被加工面2Sの外周上でのそれぞれの加工位置における被加工面2Sの直角度δが相殺されるように、工具スピンドル6の回転軸6Cを、ステップS5で決定された角度θに従って旋回させながら加工が行われる。これにより、加工工具5も工具スピンドル6の回転軸6Cを旋回させることにより旋回される。その旋回される角度θは、変位センサ13により検出された旋回台8の変位量に基づいて、制御装置50の制御部18の指示に従ってワーク2の被加工面2Sの外周上でのそれぞれの加工位置に対応して、モータ11により制御される。これにより、ワーク2の被加工面2Sが目的とする被加工面2Dとなるように加工が行われる。
図10に、加工工具5の旋回量a1と変位センサ13の変位量b1との関係を示す。旋回中心Cから加工工具5の先端までの距離a2と、旋回中心Cから変位センサ13の位置までの距離b2の比が1:5の場合、ステップS4で推定された直角度δと同じだけ加工工具5の先端をa1だけ動かすためには、変位センサ13の変位量b1が加工工具5の旋回量a1×5となるようにモータ11により工具スピンドル6の回転軸6Cを旋回させればよい。工具スピンドル6の回転軸6Cを旋回させる角度θは、ワーク2の被加工面2Sの外周上でのそれぞれの加工位置に対応して、加工工具5の旋回量a1の目標値となる変位センサ13の変位量b1により制御装置50の演算部17にて決定される。仕上げ加工では、ステップS5で決定された角度θだけ工具スピンドル6の回転軸6Cを旋回させながらワーク2を加工することで、加工負荷Fが変動しても、常に高精度な形状精度を得ることができる。
ステップS7では、全てのワークの加工が完了していれば、作業を終了し、ワークが残っていればステップS3に戻り、同様の作業を繰り返し行う。
このように、実施の形態1における加工装置では、工具スピンドルに供給される電流を計測する電流計を備えており、加工工具のワークに対する当接長と電流に依存する加工工具の撓み量との相関データから加工時の加工工具の撓み量を推定し、ワークの被加工面の角度ずれが相殺されるようにワークの被加工面に対する工具スピンドルの回転軸の角度を調整することにより、より高精度な形状精度を得ることができるという顕著な効果がある。
実施の形態2.
実施の形態2の加工装置では、電気量として電力で工具スピンドル6を制御するもので、実施の形態1の加工装置で使用されていた電流計に替えて、電力計が使用されるものである(図示せず。)。加工装置の工具スピンドル6によっては、加工負荷Fに応じて工具スピンドル6の出力を調整する際、電流で調整する領域と、電圧で調整する領域と、電流と電圧の両方で調整する領域とに分けられている場合がある。この様な工具スピンドル6においては、電流だけで工具スピンドル6の出力を調整する領域の範囲外でも、工具スピンドル6を使用する加工を行う場合、電流計19を電力計に置き換えることで、工具スピンドル6の出力領域に関係なく、工具スピンドル6に供給される電力からワーク直角度αを推定することができる。
このように、実施の形態2における加工装置では、工具スピンドルに供給される電力を計測する電力計を備えており、加工工具のワークに対する当接長と電力に依存する加工工具の撓み量との相関データから加工時の加工工具の撓み量を推定し、ワークの被加工面の角度ずれが相殺されるようにワークの被加工面に対する工具スピンドルの回転軸の角度を調整しながら加工することにより、実施の形態1と同様、より高精度な形状精度を得ることができるという顕著な効果がある。
なお、上記実施の形態では、アクチュエータとしてモータ11を用い、ボールネジ10により工具スピンドル6の回転軸6Cを調整する場合について述べたが、アクチュエータは油圧シルンダ等をであってもよく、同様の効果を奏し得る。
また、上記実施の形態では、ワークの外側面を加工する場合について述べたが、ワークの管状の内側面を加工する場合等においても、同様の効果を発揮し得る。
また、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
また、図において、同一符号は、同一または相当部分を示す。
1 加工装置本体部、2 ワーク、3 ワークスピンドル、3C 回転軸、5 加工工具、6 工具スピンドル、6C 回転軸、8 旋回台、11 モータ、13 変位センサ、19 電流計、16 記憶部、17 演算部、18 制御部、50 制御装置、100 加工装置。

Claims (6)

  1. 被加工物であるワークを保持するワークスピンドルと、
    加工工具を保持するとともに前記加工工具を回転させる工具スピンドルと、
    前記ワークの被加工面に対する前記工具スピンドルの回転軸の角度を調整するアクチュエータと、
    前記ワークの粗加工を行う加工時に前記工具スピンドルに供給される電気量を計測する計測器と、
    前記電気量と前記加工工具の前記ワークに対する当接長に依存する前記加工工具の撓み量との相関データが記憶された記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記相関データに基づいて、前記加工工具の撓み量を推定し、前記加工工具の撓み量によって生じる前記ワークの被加工面の角度ずれを相殺できるように前記ワークの被加工面に対する前記工具スピンドルの回転軸の角度データを演算する演算部と、
    前記ワークの仕上げ加工を行う加工時に、前記演算された前記工具スピンドルの回転軸の角度データに基づいて、前記アクチュエータを駆動させることにより前記工具スピンドルの回転軸の角度を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする加工装置。
  2. 前記ワークの被加工面のそれぞれの箇所において、前記加工工具の撓み量を推定することを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  3. 前記ワークスピンドルは、前記ワークを回転させる機能を有し、前記ワークを回転させて加工することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加工装置。
  4. ワークスピンドルに保持された被加工物であるワークの被加工面に対して加工工具が保持された工具スピンドルの回転軸の位置合わせを行う位置合わせ工程と、
    前記工具スピンドルに供給される電気量を計測しながら、前記加工工具にて前記ワークの粗加工を行う加工工程と、
    前記粗加工の加工工程において、前記電気量と前記加工工具の前記ワークに対する当接長に依存する前記加工工具の撓み量との相関データから前記加工工具の撓み量を推定する撓み量推定工程と、
    前記加工工具の撓み量によって生じる前記ワークの被加工面の角度ずれを相殺できるように前記ワークの被加工面に対する前記工具スピンドルの回転軸の角度を調整し、前記加工工具にて前記ワークの仕上げ加工を行う加工工程と、
    からなることを特徴とする加工方法。
  5. 前記ワークの被加工面のそれぞれの箇所において、前記加工工具の撓み量を推定することを特徴とする請求項4に記載の加工方法。
  6. 前記ワークを前記ワークスピンドルで回転させながら加工することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の加工方法。
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