JPH08318271A - 浄水モジュールとこれを用いた水質改良貯水容器 - Google Patents

浄水モジュールとこれを用いた水質改良貯水容器

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JPH08318271A
JPH08318271A JP12383695A JP12383695A JPH08318271A JP H08318271 A JPH08318271 A JP H08318271A JP 12383695 A JP12383695 A JP 12383695A JP 12383695 A JP12383695 A JP 12383695A JP H08318271 A JPH08318271 A JP H08318271A
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water
water quality
hollow fiber
container
purifier
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Michinaga Sumino
未知長 角野
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中空糸膜の高密度配列による利点を活かしな
がら、濾過部分での配列密度を緩和して目詰まりしにく
くする。 【構成】 水を通して浄水する浄水通路31a内に、U
字状の中空糸膜4aをこれの両端部4a1が下流側に向
き、屈曲部4a2が上流側に向くようにして密に配し、
中空糸膜4aの両端部4a1は下流側に開放した状態で
相互間および通路壁との間でシール状態に固定し、中空
糸膜4aの固定部から上流側の通路断面積Aiを、前記
固定部での中空糸膜4aの両端部4a1を配設している
配設域の断面積Aoよりも大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浄水モジュールとこれを
用いた水質改良貯水容器に関し、詳しくは中空糸膜を濾
材として浄水を行う浄水モジュールと、貯水に併せ、ミ
ネラス水化と云った各種に水質の改良および前記浄水モ
ジュールを用いた浄水を図って、高品質な飲料水を供給
できるようにする水質改良貯水容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】中空糸膜を濾材とする浄水器は、図16
に示すように、水を通して浄水する浄水通路a内に、U
字状の中空糸膜bをこれの両端部b1が下流側に向き、
屈曲部b2が上流側に向くようにして密に配し、中空糸
膜bの両端部b1は下流側に開放した状態で相互間およ
び通路壁との間でシール材cによりシールした状態で固
定している。
【0003】中空糸膜bは細菌をも濾過して除去できる
もので通水抵抗が高いし、早期に詰まり易い。そこで中
空糸膜bを多数配して水を通すようにして通路断面積を
稼ぎ、通水抵抗を低く抑えるとともに早期に詰まるのを
防止している。
【0004】多数の中空糸膜bを用いるのに浄水通路a
が徒に大きくなったり、両端部b2をシール状態で固定
するシール材cが徒に多量に必要になったりしないよう
に例えば図17の(a)および(b)に示すように50
%程度と云った高密度に配している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、中空糸膜bを
利用した従来の浄水器およびこれを用いた水質改良容器
等では、配列密度が高いことによて中空糸膜部bの上流
側に開放されている屈曲部b2を除いたほぼ全長の部分
が早期に目詰まりし、屈曲部b2だけで濾過を行う状態
になってしまう。屈曲部b2だけの濾過状態では通水抵
抗が増大して流量不足の原因になるし、屈曲部b2だけ
の濾過状態からの詰まりも比較的早く頻繁に交換しなけ
ればならないので、使用に不便であるとともに経済的な
負担もかさむ。
【0006】本発明は、このような問題を解消すること
を課題とし、中空糸膜の高密度配列による利点を活かし
ながら、濾過部分での配列密度を緩和して目詰まりしに
くくした浄水モジュールおよびこれを利用した水質改良
貯水容器を提供することを主たる目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような問題を解消
するために、本発明の浄水モジュールは、水を通して浄
水する浄水通路内に、U字状の中空糸膜をこれの両端部
が下流側に向き、屈曲部が上流側に向くようにして密に
配し、中空糸膜の両端部は下流側に開放した状態で相互
間および通路壁との間でシール状態に固定したものであ
って、中空糸膜の固定部から上流側の通路断面積を、前
記固定部での中空糸膜の両端部を配設している配設域の
断面積よりも大きくしたことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の水質改良貯水容器は、水を
貯水する内容器と、ミネラル水化と云った各種に水質を
改良する改良材を収容する水質改良器と、請求項1に記
載の浄水モジュールを設けた浄水器と、内容器内の水を
水質改良器に供給し水質改良器を経た水を内容器内に戻
して循環させる水質改良循環路と、内容器内の水を浄水
器に供給した後浄水器から出た水を器体外に臨む注出口
を経て器体外に送り出す浄水注出路とを1つの器体内に
備えたことを主たる特徴とするものである。
【0009】浄水器は注出口に近い位置に設けられ、浄
水器からの吐出口を前記注出口としたものであるのが好
適であり、浄水器は注出口の直ぐ上に位置し、注出口は
浄水器の底部から下向きに開口しているのがさらに好適
である。
【0010】
【作用】本発明の浄水モジュールの上記構成では、浄水
通路に水を上流側から下流側に通すと、浄水通路に配さ
れた多数の中空糸膜の、両端部での固定部より上流側へ
露出している大部分の各中空糸膜表面から各中空糸膜内
に透過して濾過され、濾過後の浄水は各中空糸膜の下流
側に開放された両端部から流出し、各種の使用に供され
る。
【0011】特に浄水通路は、各中空糸膜の固定部から
上流側の通路断面積が、前記固定部での中空糸膜の両端
部配列域の断面積よりも大きくされていて、固定部での
中空糸膜の配列密度を可及的に高めて、多数の中空糸膜
を用いるのに浄水通路の浄水に与からない固定部が徒に
大きくなったり、中空糸膜の両端部をシール状態で固定
するシール材が徒に多量に必要になったりするのを防止
しながら、浄水に与かる通路部分での中空糸膜の配列密
度を低下させて、前記浄水により各中空糸膜間に詰まり
が生じにくくし、各中空糸膜の上流側への露出部全域を
終始浄水に供せるようになるので、比較的小型で長寿命
なものとすることができ、交換頻度および交換による手
間と経済的負担の少ないものとなるし、通水抵抗も小さ
く長期に安定した流量を保証することができる。
【0012】本発明の水質改良貯水容器の主たる特徴の
上記構成では、内容器内の水は、水質改良循環路を通じ
て水質改良器に供給した後内容器内に戻すことを繰り返
して、水質改良器内の水質改良材を繰り返し通るように
循環させられるので、内容器内の水の全量につき、必要
に見合った度合いに水質の改良を図って内容器に貯水す
ることができる。また、内容器に貯水した水質改良後の
水を浄水注出路を通じて注出すると、浄水注出路の途中
にある浄水器に収容された前記浄水モジュールを通って
濾過された後に浄水として注出されるので、内容器内の
水質が改良された、品質の良い水を、水質改良材の微細
粒子やカルキ成分、その他の異物が除去された清浄なも
のとして使用に供することができ、しかも、前記浄水モ
ジュールによる特徴を活かしたものとなり、使用にも便
利である。
【0013】浄水器が注出口に近い位置に設けられ、浄
水器からの吐出口を前記注出口としたものである構成で
は、浄水器から注出口までの通路の長さが短く、注出停
止時に浄水器を出た浄水後の水が前記通路部分に溜まる
にしても量が少なく、次の注出まで溜まったままになっ
て浄水状態が少し低下するようなことがあっても実質的
な影響を無くすことができる。
【0014】浄水器が注出口の直ぐ上に位置し、底部か
ら注出口が下向きに開口している構成では、浄水器で浄
水された水は浄水器の底部に下向きに開口した注出口か
ら全量が注出されるので、注出が停止されたとき浄水後
の水は残らず残水が問題となることを回避することがで
きる。
【0015】
【実施例】本発明の水質改良貯水容器につき、以下に幾
つかの実施例を示しながら具体的に説明する。
【0016】図1〜図10に示す本発明の第1の実施例
は、図1〜図3、図7、図8に示すように水を貯水する
内容器1と、水の品質を改良する改良材2を収容する水
質改良器3と、水を濾過する濾過材11を収容する浄水
器4とを器体5内に設け、第1の電動ポンプ6により内
容器1内の水を水質改良器3に供給し水質改良器3を経
た水を内容器1内に戻して循環させる水質改良循環路7
と、第2の電動ポンプ8により内容器1内の水を浄水器
4に供給した後浄水器4から出た水を注出口9cを通じ
て器体5外に送り出す浄水注出路9とを備えている。そ
して、内容器1と、水質改良器3を着脱できるように収
容する水質改良室22と、浄水器4を着脱できるように
収容する浄水室23とのそれぞれを、互いに区画されて
器体5の上面に個別に開口するように設けてある。
【0017】これに加え水質改良循環路7を利用した水
の循環経路の少なくとも一か所に、循環する水を空気に
触れさせる瀑気手段101を設けてある。本実施例の瀑
気手段101は図1、図3に示すように、水質改良循環
路7の水質改良器3から内容器1に水を戻す復路パイプ
7bの戻し口7cを、内容器1内の上部にできる通常の
空間100に開口させたものとしている。
【0018】また、本実施例の水質改良器3は、これに
通される水をミネラル分の溶出によってミネラル化する
ものとしてある。
【0019】水質改良器3は内容器1外に位置するが、
第1の電動ポンプ6により水質改良循環路7を働かせる
ことにより、内容器1内の水が水質改良器3内の水質改
良材2を繰り返し通るように循環させられるので、内容
器1内の水の全量につき水質の改良、本実施例ではミネ
ラル化を図って内容器1に貯水することができる。同時
に、水質改良のために循環される水は、この循環の循環
経路の途中に設けられた瀑気手段101を繰り返し通過
することによって、繰り返し空気に触れて瀑気される。
これにより、山等の清流の水のようにまろやかさが増大
する。一方、浄水器4も内容器1外に位置するが、第2
の電動ポンプ8により浄水注出路9を働かせて内容器1
内に貯水し水質改良してミネラル化している水を器体5
外に注出するとき、内容器1内の水質改良水が浄水器4
に供給されてこれの濾過材11を通った後器体5外に注
出されるようにするので、内容器1内の水質改良による
ミネラル化水を水質改良材2の微細粒子やカルキ成分、
その他の異物が除去された清浄なものとして注出し使用
に供することができる。
【0020】特に、水質改良器3を着脱できるように収
容する水質改良室22と、浄水器4を着脱できるように
収容する浄水室23とが、前記のように内容器1ととも
に器体5内に位置して一体物として取り扱われる使用に
便利なものである上、これら3つが器体5内で互いに区
画されて器体5の上面に個別に開口しており、水質改良
器3および浄水器4の1つが取り外されて、内容器1内
に貯水されている水が相互の水位差によって水質改良器
3や浄水器4を取り外された水質改良室22や浄水室2
3内にそれらの接続口22a、および接続口23a、2
3bを通じ自然に流れ出るようなことがあっても、水位
が同レベルになった時点でこれが停止し、器体5内に漏
れ出たり器体5外に溢れ出るようなことを防止すること
ができるし、万一循環操作や注出操作によって水質改良
器3や浄水器4を取り外された水質改良室22や浄水室
23内にそれらの接続口22a、および接続口23a、
23bを通じ内容器1内の水が送り込まれるようなこと
があっても、これが器体5内に漏れ出るようなことを防
止することができるし、容量差により水質改良器3や浄
水器4を取り外された水質改良室22や浄水室23から
器体5外に溢れ出るまでにはかなり時間が掛かって、そ
れまでの間に前記操作に対応する状態が得られないと云
ったことに使用者が気づいて対処できたり、万一にも器
体5外に溢れ出ることがあっても前記操作をしている使
用者はこれに即座に気づいて対処できるので、特別問題
とはならない。
【0021】さらに具体的に説明すると、器体5は図
1、図2に示すように、合成樹脂製で容器型の本体14
と、この本体14の上端開口に嵌め付けられた合成樹脂
製の肩部材30とで構成されている。本体14の底部は
他と一回り小さく形成された底部14aに合成樹脂製の
底カバー15を着脱できるように形成してある。底カバ
ー15には図4に示すように一体成形した脚部15aを
設けてある。脚部15aは無くてもよいし、底カバー1
5をなくして本体14の底部に一体形成することもでき
る。もっとも脚部15aは底カバー15や本体14と別
部材とすることもできる。肩部材30には開口17を有
する内容器1の嵌め付け口21、水質改良器3および浄
水器4を収容する水質改良室22および浄水室23を一
体形成している。
【0022】内容器1はステンレス鋼やアルミニウム等
の金属製で図4に示すように、上端の外向きフランジ1
aを取付け口21の下端部に一体形成されている内向き
フランジ21aの上にシールパッキング24aを介し下
方より受けられ、前記本体14の底部との連結金具16
を介したねじ18、19による連結によって、肩部材3
0とともに内容器1と一体化する。
【0023】水質改良器3は、図3に示すように合成樹
脂製の筒体で、下端の中央部に水を導入する筒状の導入
口25aが、上端の中央部に水質改良した水を送り出す
筒状の送り出し口25bがそれぞれ形成された水質改良
カートリッジ25とされ、前記送り出し口25bに前記
戻し口7cを有する復路パイプ7bが嵌め付けられ接着
固定されている。この接着固定された袋パイプ7bが送
り出し口25bから直角に折れ曲がったL字状態となっ
ていることにより、水質改良カートリッジ25を着脱し
たり単独で取り扱ったりする際の便利な取手として使用
することもできる。水質改良室22の底部には前記導入
口25aを上方から嵌め入れて循環路7の往路7a側に
着脱自在に接続する接続口22aが形成されている。水
質改良カートリッジ25が水質改良室22に収容され往
路7aに接続されると、図1〜図5に示すように前記復
路7bは水質改良室22の上部開口22から上方に延び
た直ぐの位置から内容器1の開口17の中央部まで真っ
直ぐ横方向に延び、戻し口7cが内容器1の開口17の
中央部に位置し、本実施例では上向きに開口するように
してある。肩部材30の嵌め付け口21に着脱自在に嵌
め合わせる合成樹脂製の蓋27には、内容器1の開口1
7に対応する位置および大きさの合成樹脂製でややドー
ム型に上向きに凸とした透明板28を取付けてあり、水
質改良器3を経て前記上向きの戻し口7cから上向きに
吹き出すように戻されてくる水を受けとめて、まわりに
拡がらせながら内容器1内に自然流下させることによ
り、内容器1内の上部空間での空気との接触効率、つま
り瀑気効率を高めるとともに、この様子を外部から視認
できるようにしている。したがって、水質の改良が行わ
れている実感を使用者が持ちやすくなる。
【0024】水質改良カートリッジ25内には、図3、
図5に示すように水質改良材2として、銀添着処理等を
した抗菌活性炭25e、簀の子25f、麦飯石25g、
簀の子25h、珊瑚石25j、簀の子25k、およびそ
の他の必要な処理材、例えば浄水活性炭25mや簀の子
25n、25oが順次収容されており、ミネラル化のほ
か抗菌処理およびカルキ分の一時浄化処理等が行われる
ようにしている。
【0025】しかし、内容器1に沸騰した内容液を入
れ、あるいは湯沸し容器をも器体1内に装備してここか
ら沸騰した内容液を送水してこれを冷却し貯水するよう
な場合は、水質改良材2としてコーラルサンドを用いる
と、これに炭酸を含んでいるので、内容液が沸騰によっ
て炭酸ガスを失い切れ味のないものになっているのを回
復することができ、前記瀑気による酸素の回復ととも
に、ミネラル化し切れのあるおいしい水が得られる。
【0026】第1の電動ポンプ6は図2、図8に示すよ
うに往路7aの途中に設けられ、これが働くことによ
り、内容器1内の水は水質改良循環路7を通じて水質改
良器3に装着した水質改良カートリッジ25内に送り込
まれて、抗菌活性炭25e、麦飯石25g、珊瑚石25
j、浄水活性端25mを順次に透過して、抗菌・浄水処
理に加え、ミネラル分の溶出を受けた後、再度内容器1
内に戻されることを繰り返して循環されるので、内容器
1内の水を均一にミネラル水化することができる。
【0027】本実施例では、水質改良器3は循環される
水をミネラル分である水質改良材2によってミネラル水
化するものであるが、これに限らずアルカリ水化やその
他必要な処理を行うものであってもよい。
【0028】水質改良カートリッジ25は図3に示すよ
うに、下端外周部および上端外周部を丸み形状部25r
として隅角部ができないようにしてあり、これによって
水質改良カートリッジ25の下端外周部や上端外周部に
でき勝ちな隅角部に水質改良カートリッジ25内に入っ
た水が滞留したまま流れず、長時間経過する間に雑菌が
繁殖して不衛生になるようなことを防止することができ
る。
【0029】水質改良材2を交換するには、水質改良カ
ートリッジ25を単体として取り扱った水質改良室22
への着脱によって、容易かつ迅速に行うことができる
し、使用後のものの廃棄処理等にも便利である。水質改
良カートリッジ25が使い捨てでない場合は、これを分
離できる構造にして水質改良材2を交換できるようにす
るとよい。また水質改良カートリッジ25の水質改良室
22への着脱のために、水質改良室22の上部を下方よ
りも周りへ拡張した摘みスペース22bとし、この部分
に手指を入れて水質改良室22内の水質改良カートリッ
ジ25を手先で摘み持ち容易に取り外せるようにする。
またこれとは逆な作業で水質改良カートリッジ25を水
質改良室22内に挿入し装着するのも容易になる。
【0030】浄水器4は図3、図9に示すように、合成
樹脂製の有底形状をした本体127と、この本体127
の上端開口に嵌め付けた合成樹脂製の蓋体128とで構
成されている。本体127内には濾過剤11としての中
空糸膜4aを合成樹脂製の筒状をした浄水モジュール体
31a内に装備した浄水モジュール31を有し、本体1
27の底部の一方へ偏心した底部の凹部127a内に着
脱自在に嵌め付けられている。この浄水モジュール31
の周りの残りの空間である活性炭室127bに他の濾過
剤11としての浄水活性炭32を収容している。水質改
良カートリッジ25内の浄水活性炭25mは貯水中に水
の雑菌が繁殖しない程度、例えば0.3ppm程度にま
で塩素を除去しておくのに用いているのに対し、浄水器
4での浄水活性炭32は貯水中の水質が改良された水が
注出されるときに残留塩素を水道水に求められる標準残
留塩素値、例えば0.1〜0.2ppm程度にまで除去
するのに用いる。これにより水が貯水されている間の雑
菌の増殖抑制を図りながら、注出口9cにて水道水程度
の残留塩素に抑えてこれの匂いの影響を最大限に防止す
ることができる。また中空糸膜4aは最終的な濾過が大
腸菌等の有害雑菌の除去にまで及ぶように、例えば0.
1ミクロンレベルの濾過目の大きさとし、浄水活性炭2
5m、活性炭32の前もった濾過により中空糸膜4aが
早期に目詰まりして寿命が短くなるようなことを回避し
ている。
【0031】蓋体128の内側には、本体127の内周
と浄水モジュール体31aの上端とに嵌まり合う内蓋3
2を設けて、蓋体28との間に活性炭室127a上端か
ら浄水モジュール体31a上端へと水が流れる経路12
7cを形成している。
【0032】浄水器4はまた、本体27の底部に活性炭
室31bに通じる筒状の導入口4bと、浄水モジュール
体31aに通じる筒状の流出口4cとが一体に形成され
ている。これに対応して浄水室23の底部には、図2に
一方を代表して示してあるように、前記導入口4bおよ
び流出口4cを嵌め入れて浄水注出路9の基部側パイプ
9aと先端部側パイプ9bとに着脱自在に接続する接続
口22a、23bが形成されている。これによって導入
口4bと流出口4cとを接続口22a、23bに嵌め合
わせると、浄水注出路9が浄水器4を介してつながる。
基部側パイプ9aの途中には図8に示すように第2の電
動ポンプ8が設けられ、これが働くと、内容器1内に水
質改良によりミネラル化した水は浄水器4の活性炭室2
7a内の浄水活性炭32を先ず通って残留するカルキ分
を最終的に除去された後、前記蓋体128の内側の経路
127cを経て浄水モジュール体31a内に入り、ここ
で無数の中空糸膜4aを通過することによって、活性炭
では取れない有害雑菌や赤水成分も最終的に除去され、
この後器体5の前側上部に設けた嘴状突出部5a内から
下方に突出した浄水注出路9の注出口9cに至って外部
に注出され、使用に供される。
【0033】濾過材11を交換するには、浄水器4の浄
水室23への着脱によって、容易かつ迅速に行うことが
できるし、使用後のものの廃棄処理等にも便利である。
浄水器4は本実施例の場合使い捨てでなく、これを取り
外し蓋128を取り外すことにより浄水モジュール31
や浄水活性炭32を交換するとよい。また浄水器4の浄
水室23への着脱のために、浄水室23の上部を下方よ
りも周りへ拡張した摘みスペース23cとし、これに手
指を入れて浄水室23内の浄水器4を摘み持ち容易に取
り外せるようにしてある。逆の作業によって浄水器4を
浄水室23に挿入装着することも容易に行える。本実施
例では浄水器4の摘みスペース23cに突出する部分に
はこれに被さる蓋カバー126が設けられ、この蓋カバ
ー126は、摘みスペース23cが形成する上向き段部
23dに着座し、上向き段部23dの内周に形成された
凸壁23eに嵌まり合って着脱自在に位置決めされるよ
うにしてある。蓋カバー126にはつまみ部126aが
一体に形成されている。本実施例の浄水モジュール31
は、図3、図9に示すように水を通して浄水する浄水通
路31b内に、U字状の中空糸膜4aをこれの両端部4
a1が下流側に向き、屈曲部4a2が上流側に向くよう
にして密に配し、中空糸膜4aの両端部4a1は下流側
に開放した状態で相互間および通路壁との間でシール材
31cによるシール状態で固定してあり、特に、中空糸
膜4aの固定部から上流側の通路断面積Aiを、前記固
定部での中空糸膜4aの両端部4a1を配設している配
設域の断面積Aoよりも大きくしている。
【0034】なお、本実施例では断面積Ai、Aoはい
ずれも浄水モジュール体31aの内面が囲う断面積に等
しく、浄水モジュール体31aの中空糸膜4aの固定し
ている部分の内面とこれから上流側の内面とがテーパ部
31dを介して連続させてあるが、特にこのような連続
状態にする必要はないし、中空糸膜4aの両端部の配列
域と浄水モジュール体31aの内面との間がシール材3
1cやその他の部材が介在して所定量離れた構造とする
こともできる。
【0035】本実施例の浄水モジュール31の構成で
は、水が浄水通路31bを上流側から下流側に通り、浄
水通路31bに配された多数の中空糸膜4aの、両端部
4a1での固定部より上流側へ露出している大部分の各
中空糸膜4a表面から各中空糸膜4a内に透過して濾過
され、濾過後の浄水は各中空糸膜4aの下流側に開放さ
れた両端部4a1から流出して注出され、各種の使用に
供される。
【0036】特に浄水通路31bは、各中空糸膜4aの
固定部から上流側の通路断面積Aiが、前記固定部の中
空糸膜4aの配列域の断面積oよりも大きくされてい
て、固定部での中空糸膜4aの配列密度を図9、図10
の(a)に示すように従来通り、あるいはそれ以上とな
る、例えば50〜70%程度に可及的に高めて、多数の
中空糸膜4aを用いるのに、浄水通路31bの浄水に与
からない固定部が徒に大きくなったり、中空糸膜4aの
両端部4a1をシール状態で固定するシール材31cが
徒に多量に必要になったりするのを防止しながら、浄水
に与かる通路部分での中空糸膜4aの配列密度を例えば
図10の(a)および(b)に示すように25%程度に
低下させて、前記浄水により各中空糸膜4a間に詰まり
が生じにくくし、各中空糸膜4aの上流側への露出部全
域を終始浄水に供せるようになるので、比較的小型で長
寿命なものとすることができ、交換頻度および交換によ
る手間と経済的負担の少ないものとなるし、通水抵抗も
小さく長期に安定した流量を保証することができる。し
たがって、水質改良貯水容器の使用が便利になる。
【0037】ところで、水質改良カートリッジ25およ
び浄水器4は図1、図2、図7に示すように器体5の前
記嘴状突出部5aおよび注出口9cが位置する器体5の
前面側に位置している。これにより、注出が停止すると
浄水注出路9の浄水器4から注出口9cの側に残る水
は、次ぎの注出によって送り出される。しかし、この際
には浄水器4を通ることはなく、前回注出時に濾過され
たままである。本実施例では浄水器4が器体5の前面側
で注出口9cに近い位置にあるため、前記注出時の水が
残る通路部分を短くすることができ、注出されず浄水器
4以降の部分に残る水の量を極力少なくすることができ
る。
【0038】肩部材30の各水質改良室22、23が開
口する部分には、図2、図4に示すように双方に共通な
段落ち口縁20が、内容器1の嵌め付け口21に隣接し
て形成され、これに各水質改良室22、23に共通した
合成樹脂製の蓋40を着脱自在に嵌め付けてある。
【0039】さらに、水質改良室22および浄水室23
の開口を覆う前記蓋40を透明としてある。これによ
り、循環操作や注出操作によって、水質改良器3や浄水
器4を取り外された水質改良室22や浄水室23に内容
器1内の水が溢れ出すようなことがあるっても、これを
操作者に気づかせやすく即座に対応されるようにするこ
とができる。
【0040】また図6に示すような、浄水室23への着
脱部である導入口201b、流出口201cが浄水器4
の導入口4b、流出口4cと共通し、浄水室23の接続
口23a、23bへの装着時に浄水注出路9の内容器1
側と注出口9c側とを浄水器4に代わって連通させる連
通路をなす洗浄用カートリッジ201を、組み合わせ備
えている。これによって、内容器1や浄水注出路9を洗
浄液により洗浄するような場合に、浄水注出路9の途中
に位置する浄水器4を前記洗浄用カートリッジ201と
代替して装着することにより、内容器1内に洗浄液を入
れて洗浄を行って後、注出操作を行い内容器1内の洗浄
液を浄水注出路9から注出させて浄水注出路9内を洗浄
することができるとともに、このような洗浄によって洗
浄液が浄水器4を通過してこれを汚してしまうような不
都合を防止することができ、このような浄水器4の汚染
を防止するために浄水器4を取り外したまま上記のよう
な洗浄を行って洗浄液が浄水室23を通じて溢れ出るよ
うな不都合をも回避することができる。洗浄用カートリ
ッジ201は浄水器4に濾過剤11を収容しない外殻部
分だけのものとしてあり、特別な部品を製作しなくても
よいようにしている。しかし、特別な部品とすることも
できる。
【0041】嘴状突出部5aの上面には図1、図4、図
7に示すように操作パネル42が設けられ、操作パネル
42には図1、図7に示すように水質改良操作スタート
キー43、注出・注出停止キー44、およびリセットキ
ー45や、電源投入表示46、カートリッジ洗浄表示4
7、水質改良水生成中表示48、および出来上がり表示
49等が設けられ、操作パネル42の裏面にはこれらの
操作および表示に関する制御のための電気部品や電子部
品を搭載した操作基板151がが設けられている。
【0042】第1、第2の電動ポンプ6、8等の電気装
備品は図4に示すようにうつ伏せ状態の容器型本体41
aとこれに嵌め合わせた蓋体41bとからなる電気ボッ
クス41内に収容し、これを本体1の底部内に装備して
取付け、水まわりから保護できるようにしてある。ま
た、収容する電気装備品は、例えば本体41aの側に取
付けて相互間の配線をも含めて一体的に取り扱うように
すると、組立や修理の際に便利である。
【0043】浄水注出路9の基部側パイプ9aの基端寄
り途中部分には、内容器1の側部で立ち上がる透明な樹
脂やガラスからなる液量表示管46が図4に示すように
接続され、これが器体5の側面に設けた図1、図4、図
7に示すような液量表示窓147を通じて外部から視認
されるようにしてある。液量表示管146の基部側パイ
プ9aとの接続部は、基部側パイプ9aの第2の電動ポ
ンプ8による吸引側となる部分であるが、電動ポンプ8
は内容器1内から自然に流れ込む水を掻き出すようにし
て先端側パイプ9bに送り出すことを繰り返し行って連
続注出するものであるので、液量表示管46に吸引作用
が及んだりしないので、内容器1内の水が水質改良のた
めに循環されたり、注出されたりすることの有無には関
係なく、常時内容器1内の水と同じ液面レベルを保持
し、内容器1での貯水量を確認することができる。した
がって、内容器1内の水が注出されるときの水の減り具
合も確認することができる。
【0044】液量表示管46の上端は内容器1内と同一
液位を保つのに単に外気に開放されていればよいが、器
体5が万一倒れたときの水の流出を考えると、本実施例
のように内容器1の上部に接続しておくのが好適であ
る。
【0045】液量表示窓47は、これに施された透明カ
バー部47aが液量表示管46の直径寸法よりも少し大
きめに器体5の側面に図7に示すように突出しており、
この突出した部分の中に液量表示管46を位置させるこ
とにより、これが表示する液量の状態を器体5の前面側
からも容易に視認できるようにしてある。したがって、
液量表示窓47が器体5の側面に設けられていても、正
面側から使用することの多い使用者にも見やすくなるよ
うにすることができる。
【0046】肩部材30の両側には合成樹脂製の手持ち
ハンドル51の両端部が図1、図7に示すように軸51
aにより起伏できるように枢支され、肩部材30の口部
に一体形成したハンドル受30bでハンドル51を横倒
し状態に受止められるようにしている。
【0047】器体5の本体14の底部14aに被せた底
カバー15を取外し、図1に仮想線で示すように器体5
の置台に使用すると、器体5の設置高さを高くすること
ができ、背の高いPETボトル52等にも、注出水を注
出口9cから直接注ぎ入れることができる。したがっ
て、大きくなり勝ちな器体5を極力小さくして、しか
も、PETボトル52にも直接注出水を注ぎ入れられる
利点を与え得る。しかも底カバー15は不要なとき本体
14の底部14aに被せ付けておくことによりかさ張ら
ない。本実施例では器体5の前面部に水質改良器3と浄
水器4とを横に並べて収容したのに伴い、器体5の前面
部の形状を横断面円形の水質改良器3と浄水器4との円
筒面にほぼ沿って図1、図8に示すような内側に湾曲す
る窪み面61を器体5の底部から注出口9cに亘って形
成してあるので、この窪み面61がPETボトル52に
対する器体5の前面の逃げとなり、PETボトル52が
注出口9cから直接注出水を注ぎ入れられるのに丁度よ
い位置に置くことができる。
【0048】図11〜図13は本発明の第2の実施例を
示し、器体の肩部材30の上部に水質改良室22と浄水
室23とが同一レベルで開口する共通な凹陥部30dを
設け、この凹陥部30dに水質改良器3および浄水器4
を上方より押え付けて脱落を防止する脱落防止部材30
1を収容し、この脱落防止部材301を水質改良室22
と浄水室23との間の部分に設けられた取付け突起30
eにねじ303により取付け、この取付け状態にて脱落
防止部材301の水質改良容器押え301aを水質改良
容器3の上部に当てがい、浄水容器押え301bを浄水
容器4の上部に当てがうことによって、水質改良容器3
や浄水容器4が器体5の取扱い中等に不用意に脱落する
ようなことを防止することができる。
【0049】また、図11、図13に示すように、循環
路7の復路7bは戻し口7cに向け若干下がり勾配を持
つように設けるとともに戻し口7cを下向きに開口さ
せ、復路7bの途中の上面に外部に通じる弁口304a
を持つとともに、内圧が掛かったときだけ前記弁口30
4aを閉じる弾性弁304bを内蔵した給気弁304を
設けてある。
【0050】これによって、内容器1内の内容液を循環
させて水質改良を行うときは、給気弁304に循環水の
内圧が掛かって閉じられるので、水は給気弁304から
外部に流出することはなく、循環を繰り返して水質改良
操作を問題なしに受けることができる。また、水質改良
の完了等で水の循環が停止したとき、給気弁302は内
圧を受けなくなるので開かれるので、循環停止により復
路7b内に水が残っても、給気弁304を通じて外気を
吸引しながら下向きの戻し口7cから内容器1内にスム
ーズに流れ落ち、復路7b内に水が残って不衛生になる
ようなことを防止することができる。
【0051】他の構造および作用効果は第1の実施例と
同じであるので、同一部材には同一符号を付して重複す
る説明は省略する。
【0052】図14は本発明の第3の実施例を示し、脱
落防止部材301を取付けるねじ302を合成樹脂製の
ものとし、筒状のねじ部302aに下端かたの切り込み
302bを適数入れてねじ部302aに弾性を持たせ、
このねじ部302aをこれの弾性を与えて脱落防止部材
301の中央部に設けた取付け孔301cに弾性的に抜
け止め状態にて嵌め合わせた点で、第2の実施例と異な
っている。これによって、ねじ302が脱落防止部材3
01から不用意に分離しないようになるので、紛失し難
くなる。
【0053】図15は本発明の第4の実施例を示し、浄
水器4が器体5の注出口9cに近い位置に設けられ、浄
水器4からの吐出口を前記注出口9cとしてある。これ
により、浄水器4から注出口9cまでの通路の長さが短
く、注出停止時に浄水器4を出た浄水後の水が前記通路
部分に溜まるにしても量が少なく、次の注出まで溜まっ
たままになって浄水状態が少し低下するようなことがあ
っても実質的な影響を無くすことができる。
【0054】しかも本実施例では、浄水器4が注出口9
cの直ぐ上に位置し、底部から注出口9cが下向きに開
口するようにしているので、浄水器4で浄水された水は
浄水器の底部に下向きに開口した注出口9cから全量が
注出されるので、注出が停止されたとき浄水後の水は残
らず残水が問題となることを回避することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明の浄水モジュールによれば、浄水
通路に水を通して、浄水通路に配された多数の中空糸膜
の上流側へ露出している大部分にて濾過して各中空糸膜
の下流側に開放された両端部から流出させて各種の使用
に供せるようにするが、特に浄水通路は、各中空糸膜の
固定部から上流側の通路断面積が、前記固定部での中空
糸膜の両端部配列域の断面積よりも大きくされていて、
固定部での中空糸膜の配列密度を可及的に高めて、多数
の中空糸膜を用いるのに浄水通路の浄水に与からない固
定部が徒に大きくなったり、中空糸膜の両端部をシール
状態で固定するシール材が徒に多量に必要になったりす
るのを防止しながら、浄水に与かる通路部分での中空糸
膜の配列密度を低下させて、前記浄水により各中空糸膜
間に詰まりが生じにくくし、各中空糸膜の上流側への露
出部全域を終始浄水に供せるようになるので、比較的小
型で長寿命なものとすることができ、交換頻度および交
換による手間と経済的負担の少ないものとなるし、通水
抵抗も小さく長期に安定した流量を保証することができ
る。
【0056】本発明の水質改良貯水容器の主たる特徴に
よれば、内容器内の水は、水質改良循環路を通じて水質
改良器に供給した後内容器内に戻すことを繰り返して、
水質改良器内の水質改良材を繰り返し通るように循環さ
せられるので、内容器内の水の全量につき、必要に見合
った度合いに水質の改良を図って内容器に貯水すること
ができる。また、内容器に貯水した水質改良後の水を浄
水注出路を通じて注出すると、浄水注出路の途中にある
浄水器に収容された前記浄水モジュールを通って濾過さ
れた後に浄水として注出されるので、内容器内の水質が
改良された、品質の良い水を、水質改良材の微細粒子や
カルキ成分、その他の異物が除去された清浄なものとし
て使用に供することができ、しかも、前記浄水モジュー
ルによる特徴を活かしたものとなり、使用にも便利であ
る。
【0057】浄水器が注出口に近い位置に設けられ、浄
水器からの吐出口を前記注出口としたものである構成の
ものによれば、浄水器から注出口までの通路の長さが短
く、注出停止時に浄水器を出た浄水後の水が前記通路部
分に溜まるにしても量が少なく、次の注出まで溜まった
ままになって浄水状態が少し低下するようなことがあっ
ても実質的な影響を無くすことができる。
【0058】浄水器が注出口の直ぐ上に位置し、底部か
ら注出口が下向きに開口している構成のものによれば、
浄水器で浄水された水は浄水器の底部に下向きに開口し
た注出口から全量が注出されるので、注出が停止された
とき浄水後の水は残らず残水が問題となることを回避す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す水質改良貯水容器
の外観斜視図である。
【図2】図1の水質改良貯水容器の器体内構造を示す斜
視図である。
【図3】図1の水質改良貯水容器の水質改良部分および
浄水器部分を断面して見た斜視図である。
【図4】図1の水質改良貯水容器の浄水器部分を含む断
面図である。
【図5】図1の水質改良貯水容器の水質改良器部分を含
む断面図である。
【図6】図1の水質改良貯水容器に組み合わせ備えた洗
浄用カートリッジの断面図である。
【図7】図1の水質改良貯水容器の平面図である。
【図8】図1の水質改良貯水容器の底部を除いて見た底
面図である。
【図9】図1の水質改良貯水容器の浄水器の断面図であ
る。
【図10】図9の浄水器の浄水モジュールの一部の縦断
面図および横断面図である。
【図11】本発明の第2の実施例を示す水質改良貯水容
器の平面図である。
【図12】図11の水質改良貯水容器の脱落防止部材の
取付け部を示す断面図である。
【図13】図11の水質改良貯水容器の復路とこれに設
けた給気弁の断面図である。
【図14】本発明の第3の実施例の水質改良貯水容器の
脱落防止部材の取付け部を示す断面図である。
【図15】本発明の第4の実施例の水質改良貯水容器の
浄水器および器体注出口部を示す断面図である。
【図16】従来の浄水モジュールの断面図である。
【図17】図16の浄水モジュールの一部の拡大縦断面
図および横断面図である。
【符号の説明】
1 内容器 3 水質改良器 4 浄水器 4a 中空糸膜 4a1 両端部 4a2 屈曲部 5 器体 6 第1の電動ポンプ 7 水質改良循環路 8 第2の電動ポンプ 9 浄水注出路 9c 注出口 31 浄水モジュール 31a 浄水モジュール体 31b 浄水通路 31c シール材 Ai、Ao 断面積
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 520 C02F 1/50 520B 531 531E 540 540F 560 560B 560E 1/68 510 1/68 510B 520 520P 520M 530 530E 540 540A 540D 540G

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を通して浄水する浄水通路内に、U字
    状の中空糸膜をこれの両端部が下流側に向き、屈曲部が
    上流側に向くようにして密に配し、中空糸膜の両端部は
    下流側に開放した状態で相互間および通路壁との間でシ
    ール状態に固定した浄水モジュールであって、 中空糸膜の固定部から上流側の通路断面積を、前記固定
    部での中空糸膜の両端部を配設している配設域の断面積
    よりも大きくしたことを特徴とする浄水モジュール。
  2. 【請求項2】 水を貯水する内容器と、ミネラル水化と
    云った各種に水質を改良する改良材を収容する水質改良
    器と、請求項1に記載の浄水モジュールを設けた浄水器
    と、内容器内の水を水質改良器に供給し水質改良器を経
    た水を内容器内に戻して循環させる水質改良循環路と、
    内容器内の水を浄水器に供給した後浄水器から出た水を
    器体外に臨む注出口を経て器体外に送り出す浄水注出路
    とを1つの器体内に備えたことを特徴とする水質改良貯
    水容器。
  3. 【請求項3】 浄水器は注出口に近い位置に設けられ、
    浄水器からの吐出口を前記注出口とした請求項2に記載
    の水質改良貯水容器。
  4. 【請求項4】 浄水器は注出口の直ぐ上に位置し、注出
    口は浄水器の底部から下向きに開口している請求項3に
    記載の水質改良貯水容器。
JP12383695A 1995-05-23 1995-05-23 浄水モジュールとこれを用いた水質改良貯水容器 Pending JPH08318271A (ja)

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JP (1) JPH08318271A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114149116A (zh) * 2020-09-18 2022-03-08 佛山市顺德区美的饮水机制造有限公司 净水器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114149116A (zh) * 2020-09-18 2022-03-08 佛山市顺德区美的饮水机制造有限公司 净水器

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