JP2549044B2 - 浄水器 - Google Patents
浄水器Info
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Description
の浄水器に関するものであり、水道の蛇口に取付けて、
水道水をフィルター装置部を通過させることにより浄化
水を供給するタイプの浄水器の改善に関するものであ
る。
として浄水器が家庭用および業務用に採用されていた
が、近年では集合住宅等での貯水タンクの採用から特に
その需要が増加しており、水道の蛇口に取付けて水道水
をフィルター装置部を通過させるタイプの浄水器が、そ
の取付けの容易性から台所の水道蛇口に後付して多く採
用されている。
の水を粉状体、粒状体,繊維状体などの吸着材を充填し
たフィルター装置部に導入して不純物や臭い粒子等を吸
着除去して浄化させる機構にしてあり、飲料水などに利
用する時は、上記フィルター装置部を通過させて浄水し
て使用し、また、食器洗いなどの場合には、水路を変え
てフィルター装置部を通過させることなく水道水をその
まま流出させて使用している。
バルブを開くと、浄水器内に設けられた分水栓で水の流
れ方向を浄水用のフィルター装置部側と、通常の流水用
の流出口側とに切替えていた。この浄水器は、浄化水を
利用する場合には、分水栓で水道水をフィルター装置部
に導入してフィルター装置部を完全に通過した水だけが
浄水供給口から給水されるものである。
浄化水を必要としない場合には、分水栓の水路を直接水
道水を流出させる側に切替えることによって、フィルタ
ー装置部を通過しないようにしている。また、水道水を
止める場合は、蛇口のバルブを閉じて水を止めるように
している。
水器は、バルブを閉めて給水を止める場合、あるいは、
分水栓の切替えで通常の水道水を原水のまま流出させる
場合には、上記フィルター装置部に先に導入しておいた
水道水が満水状態で滞留したままになっており、この水
道水が常にフィルター装置部に滞留してフィルター装置
部の水が浄水器内に残ってしまう。又分水栓で止水した
ままにするとフィルター装置部に滞留した水が垂れ落ち
周囲を水滴で水漏れして見苦しくするものであった。
ブを閉めても上記滞留水が自重によってフィルター装置
部の浄水供給口から僅かに水滴となって垂れ落ちたりし
て、深夜に水漏れのような水滴の滴下音がして気になっ
たり、また、長期間の旅行などでフィルター装置部内の
滞留水を放置しておくと雑菌が繁殖する原因となり、又
バルブを閉めないで分水栓を切替え水道水を原水のまま
流下させている際にも、浄水供給口から浄水装置内の滞
留水が常に滴下するなどの問題があった。
れたものであり、浄水器のフィルター装置部に滞留した
水道水を、日常の簡単な操作と連動して容易に排出し
て、フィルター装置部の浄水供給口から水滴が滴下して
こないようにした浄水器を提供することを目的とするも
のである。
に、本発明は、水道の蛇口に取付ける浄水器本体内に、
該浄水器本体の内周面に対して外周面側に隙間を設けた
状態で一対のパッキングを介して分水栓を90度の角度
範囲で往復回動自在に内蔵し、上記一対のパッキング間
におけるこの分水栓の長さ方向の中央部に水道水を蛇口
から垂直方向に流下させる流下水路を直径方向に貫設し
ていると共に、該流下水路から円周方向に90度の角度
を存した分水栓の外周面に、一端が浄水器本体の一端側
に取付けているフィルター装置部内のフィルター材側に
連通し、他端が上記一対のパッキング間における外周面
側に連通した導入水路を設け、さらに、フィルター装置
部の下方に浄水供給口を設けていることを特徴とする浄
水器である。
口からそのまま流下させる流下水路と、水道水をフィル
ター装置部側に導入する導入水路とが切替え可能に形成
されているので、浄水時にフィルター装置部に導入され
た水道水が浄化されて浄化水供給口から供給される。
通ってそのまま流下する側にして水道水を流すと、水道
水が流下水路から直接流出されるとともに、上記流下水
路の近傍には導入水路内の残留水に通じているため、流
下水の水流がこの導入水路内の残留水を引き寄せて流下
水とともに下方に排出することになる。
じているので、上記残留水の流出によって、フィルター
装置部の滞留水を通常の水道水とともに連続的に吸引排
出するエジェクト作用を奏することになる。従って、フ
ィルター装置部の滞留水が、通常の水道水の流下ととも
に排出されて、フィルター装置部の滞留水を減少させて
給水口からの水漏れや水滴の滴下が防止される。
施例を示し、図1は、水道水をフィルター装置部4側に
供給し、フィルター材4bを通して浄化した浄化水を供
給口2aから下方に供給する場合であり、図2は、水道
水をそのまま流下させて通常の水道水のまま使用する場
合を示す。上記浄水器Aは、水道の蛇口Bに固定するた
めの取付キャップ1と、該取付キャップ1の下部にネジ
接合された浄水器本体2と、この浄水器本体2内に設け
ている横向き円筒形状空間部内に一対のパッキン3a、
3aを介して内蔵された断面円形の分水栓3と、浄水器
本体2の一端開口側に連通状態で一体に設けている上下
方向に貫通する浄水供給口2aと、この浄水供給口2a
の上方にセットされたフィルター装置部4とを有してい
る。
ャワー状に流出させるシャワーヘッド7がアダプターを
介して設けられており、該シャワーヘッド7に薄いフィ
ルターシートが配されている。
a、3aを介してその外周面と浄水器本体2の内周面と
の間に図4に示すように隙間8を設けた状態で浄水器本
体2に内蔵されていると共に、一対のパッキング3a、
3a間における長さ方向の中央部に、水道水を蛇口から
垂直下方に流下させる流下水路5bを直径方向に貫設し
てあり、さらに、該流下水路5bから円周方向に90度
の角度を存した分水栓3の外周面に、一端が浄水器本体
2の一端側に取付けている上記フィルター装置部4内の
フィルター材側に連通し、他端が上記一対のパッキング
3a、3a間における外周面側に連通した導入水路5a
を設けている。
0度の角度範囲で往復回動させるレバー6が設けられて
おり、このレバー6を立てた状態においては水道水を図
1に示すように導入水路5aを通じてフィルター装置部
4側に流通させる一方、90度回動させて寝かせた状態
においては水道水を図2に示すように、流下水路5bを
通じてそのまま下方に流下させるように構成している。
さらに、浄水器本体2には、図3に示すように、分水栓
2の上記流下水路5bの開口端外周面に密接して蛇口B
から供給される水道水の漏れを防ぐパッキング3bが装
着されている。
の全周に設けておく必要はなく、分水栓3を90度回動
させた時に導入水路5aが隙間や溝もしくは細穴を介し
て流下水路5bの近傍に通じるように分水栓3の周辺部
または内部に設けてあればよく、図3,図4に示した構
造に限定されるものではない。
水供給口2aの上方に水道水を流入させるフィルターカ
バー室4aを接続し、該フィルターカバー室4aのカバ
ーは透明な材料で構成し、内部が視認できるようにな
し、フィルターカバー室4aの内部にフィルターカバー
室4aの内径より小さいサイズの浄水用フィルター材4
bを内蔵させて設けられている。
の操作手順について説明する。まず、水道水を浄水して
飲用等に利用する場合には、レバー6を立てて蛇口Bか
ら水道水を図1に示すように上記フィルター装置部4に
導入して図1の矢印で示した順路に沿って流す。すなわ
ち、蛇口Bから供給された水道水は、浄水器Aの導入水
路5aを経て、まず、フィルターカバー室4aと浄水用
フィルター材4bとの間を満たして水位を増し、浄水用
フィルター材4bの上部まで満水状態になると、浄水用
フィルター材4b内部を通過した後、浄水用フィルター
材4bの下部から浄化水となって供給され、最終は、浄
水器本体2の浄水供給口2aから供給して飲用等に利用
される。
にレバー6を90度回動させて分水栓3の水路を流下水
路5b側に切替える。この時、水道水は、蛇口Bから該
分水栓3によって水流の向きが直下する方向に変えられ
て、フィルター装置部4を通過することなく直接下方に
流出され、シャワーヘッド7を介して通常の水道水とし
て供給されて食器洗浄等に利用されるようになる。
ー装置部4には、新たな水道水が供給されなくなるた
め、フィルターカバー室4aと浄水用フィルター材4b
の隙間空間および浄水用フィルター材4b内部に水道水
が滞留することになり、滞留水の自重で浄水供給口2a
から滴下しようとする。
ように分水栓3の導入水路5aが浄水器本体2との隙間
8で流下水路5bの近傍に通じているため、導入水路5
aの残留水が、この隙間を通して水道水の流下に引き寄
せられることになり、流下する水道水のエジェクト作用
で流下水路5bを通過して流下水とともにシャワーヘッ
ド側に排出される。
大きいほど促進されて、速やかにフィルター装置部の残
留水を除去できるものである。また、フィルター装置部
4に滞留している滞留水は、上記導入水路5aに通じて
いるので、上記流下水のエジェクト作用により連続的に
排出されて滞留水が減少し、浄水供給口2aからフィル
ター装置部4の滞留水の水滴が滴下するのが防止され
る。
材4bの下部に、浄水用フィルター材4b内部の水分を
フィルターカバー室4a側に排出する逆止弁付きの排水
口4cを設けておくと、フィルター装置部4の滞留水の
排出と同時に浄水用フィルター部材の内部の水も排出で
きるため、フィルター材で雑菌が繁殖するのを防止して
フィルター材の耐用期間を長く保つことができるという
利点を有する。
下方部分に流下水のエジェクト作用を生じさせてフィル
ター装置部4の滞留水を排出するように構成した場合を
示したが、本発明は、上記実施例に限定されるものでは
なく、フィルター装置部4の滞留水をフィルターカバー
室4aの上方部分から、エジェクト作用で吸引して排出
するように構成してもよい。
室の上方部分から、流下水のエジェクト作用で吸引して
排出するように構成した場合でもよく、浄水器本体にフ
ィルターカバー室を一体に設けるとともに、浄水用フィ
ルター材を小型にしてフィルター装置部をコンパクトに
構成することで、フィルター装置部が日常の台所作業の
邪魔にならないように構成するとよい。その他の構成お
よび作用については、前記実施例に係る浄水器Aと同じ
であり説明を省略する。
付ける浄水器本体内に、該浄水器本体の内周面に対して
外周面側に隙間を設けた状態で一対のパッキングを介し
て分水栓を90度の角度範囲で往復回動自在に内蔵し、
上記一対のパッキング間におけるこの分水栓の長さ方向
の中央部に水道水を蛇口から垂直方向に流下させる流下
水路を直径方向に貫設していると共に、該流下水路から
円周方向に90度の角度を存した分水栓の外周面に、一
端が浄水器本体の一端側に取付けているフィルター装置
部内のフィルター材側に連通し、他端が上記一対のバッ
キング間における外周面側に連通した導入水路を設け、
さらに、フィルター装置部の下方に浄水供給口を設けて
いることを特徴とする浄水器であるので、分水栓を回動
操作してその外周面に設けている導入水路を蛇口側に連
通させると、該導入水路を通じて水道水をフィルター装
置部側に流通させることができ、該フィルター装置部内
のフィルター材で浄化したのち、浄水供給口から供給し
て飲用等に供することができる。
水路を蛇口側に連通させた状態にしたのち蛇口から水道
水を供給すると、流下水路を通じて水道水をそのまま流
下させることができると共に、フィルター装置部側に連
通した上記導入水路が浄水器本体と分水栓の外周面間の
隙間を通じて流下水路の開口下端に連通しているので、
流下水路を流下する水道水のエジェクト作用で導入水路
側に吸引力を発生させることができ、この吸引力によっ
てフィルター装置部側の滞留水を強制的に吸引して導入
水路から流下水路の開口下端を通じて水道水と共に外部
に排出することができるものである。
材に含有されている滞留水を強制的に排除することが可
能となり、フィルター装置部での雑菌の繁殖を抑えて長
期間良質の浄水を利用することができるという効果を奏
する。
る断面図。
場合を説明する断面図。
場合の排水作用を説明する一部拡大断面図。
場合の排水作用を他の方向から見て説明する一部拡大断
面図。
例を説明する断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 水道の蛇口に取付ける浄水器本体内に、
該浄水器本体の内周面に対して外周面側に隙間を設けた
状態で一対のパッキングを介して分水栓を90度の角度
範囲で往復回動自在に内蔵し、上記一対のパッキング間
におけるこの分水栓の長さ方向の中央部に水道水を蛇口
から垂直方向に流下させる流下水路を直径方向に貫設し
ていると共に、該流下水路から円周方向に90度の角度
を存した分水栓の外周面に、一端が浄水器本体の一端側
に取付けているフィルター装置部内のフィルター材側に
連通し、他端が上記一対のパッキング間における外周面
側に連通した導入水路を設け、さらに、フィルター装置
部の下方に浄水供給口を設けていることを特徴とする浄
水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4076150A JP2549044B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 浄水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4076150A JP2549044B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 浄水器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05237473A JPH05237473A (ja) | 1993-09-17 |
JP2549044B2 true JP2549044B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=13596995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4076150A Expired - Lifetime JP2549044B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 浄水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549044B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60202390A (ja) * | 1984-03-28 | 1985-10-12 | 株式会社日立製作所 | 非常用炉心冷却装置 |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP4076150A patent/JP2549044B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05237473A (ja) | 1993-09-17 |
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Legal Events
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