JPH08318176A - エアーノズル - Google Patents
エアーノズルInfo
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- JPH08318176A JPH08318176A JP12627495A JP12627495A JPH08318176A JP H08318176 A JPH08318176 A JP H08318176A JP 12627495 A JP12627495 A JP 12627495A JP 12627495 A JP12627495 A JP 12627495A JP H08318176 A JPH08318176 A JP H08318176A
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- JP
- Japan
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- air
- air current
- airflow
- air nozzle
- around
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ノズル自体の構造により、吹き出す作動気流
の到達距離を長くする。 【構成】 作動気流となる空気流を形成する主孔7の周
辺に、この主孔7からの作動気流に引き込まれる主孔7
周りの空気の引き込みを阻む援護気流を形成する補助吹
出口10を設ける。
の到達距離を長くする。 【構成】 作動気流となる空気流を形成する主孔7の周
辺に、この主孔7からの作動気流に引き込まれる主孔7
周りの空気の引き込みを阻む援護気流を形成する補助吹
出口10を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高圧空気流を高速空気
流に変換するエアーノズルに関するものである。
流に変換するエアーノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】気体の運動エネルギーを利用して仕事を
させる例えば、手乾燥装置や食洗器におけるエアーノズ
ルは当該機器の機能を左右する重要な構成部品であり、
当該機器の性能を向上させるための各種の工夫が払われ
ている。特開平6―209879号公報に開示されてい
るような手乾燥装置は、高圧空気流をエアーノズルによ
り高速空気流に変換して作動気流として吹き出させ、作
動気流の運動エネルギーにより手に付着した水分を極短
時間で吹き飛ばすようにしたもので、そのエアーノズル
には例えば、図10に示すように作動気流を形成する第
1のノズル孔列101に並列に、第1のノズル孔列10
1より粗列構成の第2のノズル孔列102を設けるなど
の工夫がなされている。
させる例えば、手乾燥装置や食洗器におけるエアーノズ
ルは当該機器の機能を左右する重要な構成部品であり、
当該機器の性能を向上させるための各種の工夫が払われ
ている。特開平6―209879号公報に開示されてい
るような手乾燥装置は、高圧空気流をエアーノズルによ
り高速空気流に変換して作動気流として吹き出させ、作
動気流の運動エネルギーにより手に付着した水分を極短
時間で吹き飛ばすようにしたもので、そのエアーノズル
には例えば、図10に示すように作動気流を形成する第
1のノズル孔列101に並列に、第1のノズル孔列10
1より粗列構成の第2のノズル孔列102を設けるなど
の工夫がなされている。
【0003】この他にも、エアーノズルの空気吹出部を
ノズル孔列として構成し、ノズル孔列において吹出し風
量の偏り、又は吹出し角度の偏りを持たせたものもあ
る。これらは飛散する水の進路を空気流を利用して阻ん
だり、或いは吹き飛ばした水を空気流により所定の方向
へ導くようにしたものである。
ノズル孔列として構成し、ノズル孔列において吹出し風
量の偏り、又は吹出し角度の偏りを持たせたものもあ
る。これらは飛散する水の進路を空気流を利用して阻ん
だり、或いは吹き飛ばした水を空気流により所定の方向
へ導くようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のエアー
ノズルは高圧空気流を高い運動エネルギーを持つ作動気
流として吹き出すことができるが、吹き出される作動気
流の到達距離(吹き出し風速)は、高圧空気流を発生す
る高圧空気流発生装置の入力によりほぼ決定される。高
圧空気流発生装置の入力を上げて作動気流の到達距離を
長くする仕方には、機器の運転騒音が大きくなったり、
ランニングコストが高くなったりする問題がつきまと
う。
ノズルは高圧空気流を高い運動エネルギーを持つ作動気
流として吹き出すことができるが、吹き出される作動気
流の到達距離(吹き出し風速)は、高圧空気流を発生す
る高圧空気流発生装置の入力によりほぼ決定される。高
圧空気流発生装置の入力を上げて作動気流の到達距離を
長くする仕方には、機器の運転騒音が大きくなったり、
ランニングコストが高くなったりする問題がつきまと
う。
【0005】本発明は上記した従来の問題点を解消する
ためになされたもので、その課題とするところは、ノズ
ル自体の構造により、吹き出す作動気流の到達距離を長
くすることであり、機器への適用において運転騒音の低
減やランニングコストの低減を推進できるエアーノズル
を提供することである。
ためになされたもので、その課題とするところは、ノズ
ル自体の構造により、吹き出す作動気流の到達距離を長
くすることであり、機器への適用において運転騒音の低
減やランニングコストの低減を推進できるエアーノズル
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、作動気流となる空気流を形成する
主孔の周辺に、作動気流に引き込まれる空気の引き込み
を阻む援護気流を形成する補助吹出口を設ける手段を採
用する。
に請求項1の発明は、作動気流となる空気流を形成する
主孔の周辺に、作動気流に引き込まれる空気の引き込み
を阻む援護気流を形成する補助吹出口を設ける手段を採
用する。
【0007】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、作動気流となる空気流を形成する複数の主孔よりな
る孔列の周辺に、作動気流に引き込まれる空気の引き込
みを阻む援護気流を形成する補助吹出口を設ける手段を
採用する。
は、作動気流となる空気流を形成する複数の主孔よりな
る孔列の周辺に、作動気流に引き込まれる空気の引き込
みを阻む援護気流を形成する補助吹出口を設ける手段を
採用する。
【0008】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、請求項1又は請求項2のいずれかにかかる手段にお
ける補助吹出口を、主孔を囲むように配設した細孔とす
る手段を採用する。
は、請求項1又は請求項2のいずれかにかかる手段にお
ける補助吹出口を、主孔を囲むように配設した細孔とす
る手段を採用する。
【0009】前記課題を達成するために請求項4の発明
は、請求項1又は請求項2のいずれかにかかる手段にお
ける補助吹出口を、主孔を囲むように形成したスリット
とする手段を採用する。
は、請求項1又は請求項2のいずれかにかかる手段にお
ける補助吹出口を、主孔を囲むように形成したスリット
とする手段を採用する。
【0010】
【作用】請求項1にかかる前記手段においては、主孔か
ら吹き出す作動気流の周りには、補助吹出口から吹き出
す援護気流が形成され、作動気流の主孔近傍の空気の引
き込みを援護気流が阻み、主孔近傍に形成される負圧領
域が減少する。
ら吹き出す作動気流の周りには、補助吹出口から吹き出
す援護気流が形成され、作動気流の主孔近傍の空気の引
き込みを援護気流が阻み、主孔近傍に形成される負圧領
域が減少する。
【0011】請求項2にかかる前記手段においては、孔
列から吹き出す作動気流の周りには、補助吹出口から吹
き出す援護気流が形成され、作動気流の孔列近傍の空気
の引き込みを援護気流が阻み、孔列近傍に形成される負
圧領域が減少する。
列から吹き出す作動気流の周りには、補助吹出口から吹
き出す援護気流が形成され、作動気流の孔列近傍の空気
の引き込みを援護気流が阻み、孔列近傍に形成される負
圧領域が減少する。
【0012】請求項3にかかる前記手段においては、請
求項1又は請求項2のいずれかにかかる作用とともに、
主孔に対する補助吹出口の設定が孔数などで対応でき
る。
求項1又は請求項2のいずれかにかかる作用とともに、
主孔に対する補助吹出口の設定が孔数などで対応でき
る。
【0013】請求項4にかかる前記手段においては、請
求項1又は請求項2のいずれかにかかる作用とともに、
主孔回りの広い範囲に援護気流を形成することができ
る。
求項1又は請求項2のいずれかにかかる作用とともに、
主孔回りの広い範囲に援護気流を形成することができ
る。
【0014】
実施例1.図1はこの発明の一実施例としての手乾燥装
置に使うエアーノズルの全体を示す正面図で、図2はそ
の一部を拡大して示す正面図である。手乾燥装置は図3
にその全体を示すように、正面上部に手挿入部1を有す
る外殻をなす箱体内に高圧空気流発生装置2を組込み、
この高圧空気流発生装置2により生成される高圧空気を
手挿入部1に送気させて、手挿入部1内に水分を吹き飛
ばすに十分な乾燥用作動気流としての高速気流を形成す
るものであり、手洗い室等の床上や壁面に設置される。
置に使うエアーノズルの全体を示す正面図で、図2はそ
の一部を拡大して示す正面図である。手乾燥装置は図3
にその全体を示すように、正面上部に手挿入部1を有す
る外殻をなす箱体内に高圧空気流発生装置2を組込み、
この高圧空気流発生装置2により生成される高圧空気を
手挿入部1に送気させて、手挿入部1内に水分を吹き飛
ばすに十分な乾燥用作動気流としての高速気流を形成す
るものであり、手洗い室等の床上や壁面に設置される。
【0015】挿入部パネルにより形成される手挿入部1
は、箱体の正面上部に、正面側と両側面側が開放し、奥
側へ向かって下傾する斜めのU字状凹部として構成さ
れ、両手を自然に揃えて差し出した状態で違和感や不安
感を抱くことのない、目視可能の状態で自由に手を抜き
差しできる間口と高さ及び奥行きを有し、その奥側底部
の側部寄りには排水口が形成されている。
は、箱体の正面上部に、正面側と両側面側が開放し、奥
側へ向かって下傾する斜めのU字状凹部として構成さ
れ、両手を自然に揃えて差し出した状態で違和感や不安
感を抱くことのない、目視可能の状態で自由に手を抜き
差しできる間口と高さ及び奥行きを有し、その奥側底部
の側部寄りには排水口が形成されている。
【0016】高圧空気流発生装置2は、DCブラシレス
モータ(通常の整流子モータであっても良い)と、DC
ブラシレスモータによって回転するターボファンよりな
るユニットとして構成され、この実施例では箱体の底部
を構成するフレームの上面部に吸込口を下向きにして取
り付けられている。高圧空気流発生装置2の吸込口は、
フレーム内に構成された吸込経路の末端構造に臨んで開
口している。吸込経路は、箱体の底部に下向きに機外に
開口した吸込口を入口端とし、高圧空気流発生装置2の
吸込口が臨む吸気ボックスを端末構造とする一連の空気
通路で、吸込口と吸気ボックスとの間は上下方向に配設
されたダクトにより構成されている。
モータ(通常の整流子モータであっても良い)と、DC
ブラシレスモータによって回転するターボファンよりな
るユニットとして構成され、この実施例では箱体の底部
を構成するフレームの上面部に吸込口を下向きにして取
り付けられている。高圧空気流発生装置2の吸込口は、
フレーム内に構成された吸込経路の末端構造に臨んで開
口している。吸込経路は、箱体の底部に下向きに機外に
開口した吸込口を入口端とし、高圧空気流発生装置2の
吸込口が臨む吸気ボックスを端末構造とする一連の空気
通路で、吸込口と吸気ボックスとの間は上下方向に配設
されたダクトにより構成されている。
【0017】高圧空気流発生装置2の排気側である各D
Cブラシレスモータ側には上エアーダクト3と下エアー
ダクト4のそれぞれの一端が接続されている。上エアー
ダクト3と下エアーダクト4の他端は扁平したラッパ状
に拡開し、横長のスリツト状の開口端にはそれぞれ上エ
アーノズル5と下エアーノズル6が取り付けられてい
る。上エアーノズル5と下エアーノズル6には横方向に
複数個の主孔7が等間隔のピッチで列をなす孔列8とし
て形成され、高圧空気流発生装置2から送られてくる高
圧空気流を乾燥用作動気流としての高速空気流に変換し
吹き出す。
Cブラシレスモータ側には上エアーダクト3と下エアー
ダクト4のそれぞれの一端が接続されている。上エアー
ダクト3と下エアーダクト4の他端は扁平したラッパ状
に拡開し、横長のスリツト状の開口端にはそれぞれ上エ
アーノズル5と下エアーノズル6が取り付けられてい
る。上エアーノズル5と下エアーノズル6には横方向に
複数個の主孔7が等間隔のピッチで列をなす孔列8とし
て形成され、高圧空気流発生装置2から送られてくる高
圧空気流を乾燥用作動気流としての高速空気流に変換し
吹き出す。
【0018】上エアーノズル5は手挿入部1の入口の上
部に下向きに、下エアーノズル6は手挿入部1の入口の
下部に上向きにそれぞれ入口から奥への圧力勾配を形成
するような傾斜をもって横方向に取り付けられ、手挿入
部1に入れた手を擦り合わせることなく、手に付いた水
滴を手の表裏から排除できるように、手の甲側と掌側の
双方に高速空気流を同時に当てることができる。
部に下向きに、下エアーノズル6は手挿入部1の入口の
下部に上向きにそれぞれ入口から奥への圧力勾配を形成
するような傾斜をもって横方向に取り付けられ、手挿入
部1に入れた手を擦り合わせることなく、手に付いた水
滴を手の表裏から排除できるように、手の甲側と掌側の
双方に高速空気流を同時に当てることができる。
【0019】上エアーノズル5と下エアーノズル6に
は、手挿入部1における左右方向に並ぶ孔列8の他に、
もう一列の孔列9が図1に示すように設けられている。
また、上エアーノズル5と下エアーノズル6の主孔7に
よる孔列8の周辺には、この孔列8から吹き出す乾燥用
作動気流に引き込まれる孔列8周りの空気の引き込みを
阻む援護気流を形成する補助吹出口10が設けられてい
る。補助吹出口10は主孔7の1/3程度の大きさの細
孔として形成され、一つの主孔7を衛星状に4個の補助
吹出口10が等間隔に取り囲んでいる。主孔7と補助吹
出口10のピッチはこの実施例では双方とも7mm程度
に設定されている。
は、手挿入部1における左右方向に並ぶ孔列8の他に、
もう一列の孔列9が図1に示すように設けられている。
また、上エアーノズル5と下エアーノズル6の主孔7に
よる孔列8の周辺には、この孔列8から吹き出す乾燥用
作動気流に引き込まれる孔列8周りの空気の引き込みを
阻む援護気流を形成する補助吹出口10が設けられてい
る。補助吹出口10は主孔7の1/3程度の大きさの細
孔として形成され、一つの主孔7を衛星状に4個の補助
吹出口10が等間隔に取り囲んでいる。主孔7と補助吹
出口10のピッチはこの実施例では双方とも7mm程度
に設定されている。
【0020】一つの主孔7に対する補助吹出口10の数
は、図2に示すように4個程度が製造し易く効果的でも
あるが、5〜6個としても良い。また、図4に示すよう
に主孔7同士の間を除き孔列8の両側に列構成に設けて
も良い。
は、図2に示すように4個程度が製造し易く効果的でも
あるが、5〜6個としても良い。また、図4に示すよう
に主孔7同士の間を除き孔列8の両側に列構成に設けて
も良い。
【0021】上記構成の上エアーノズル5と下エアーノ
ズル6では、孔列8から吹き出される乾燥用作動気流の
周りには、各補助吹出口10から吹き出される援護気流
が形成され、乾燥用作動気流の孔列8近傍の空気の引き
込みを援護気流が阻み、孔列8近傍に形成される負圧領
域が減少する。即ち、乾燥用作動気流への周囲の空気の
引き込みが減少するので、主孔7から吹き出される乾燥
用作動気流の流速の減衰がすくなくなりその到達距離が
長くなる。即ち、高圧空気流発生装置2への入力を減少
させても手を乾燥させるに足る高速空気流が得られ、手
乾燥装置の低騒音化とともにランニングコストの低減が
可能になる。
ズル6では、孔列8から吹き出される乾燥用作動気流の
周りには、各補助吹出口10から吹き出される援護気流
が形成され、乾燥用作動気流の孔列8近傍の空気の引き
込みを援護気流が阻み、孔列8近傍に形成される負圧領
域が減少する。即ち、乾燥用作動気流への周囲の空気の
引き込みが減少するので、主孔7から吹き出される乾燥
用作動気流の流速の減衰がすくなくなりその到達距離が
長くなる。即ち、高圧空気流発生装置2への入力を減少
させても手を乾燥させるに足る高速空気流が得られ、手
乾燥装置の低騒音化とともにランニングコストの低減が
可能になる。
【0022】実施例2.この実施例2は、上記した実施
例1の上エアーノズル5と下エアーノズル6の補助吹出
口10を図5や図6に示すように直線状のスリット11
又は円弧状のスリット11で構成したものである。これ
以外の構成は実施例1のものと同じである。従って、実
施例1のものと同一部分については実施例1と同一の符
号を用いそれらについての説明は省略する。
例1の上エアーノズル5と下エアーノズル6の補助吹出
口10を図5や図6に示すように直線状のスリット11
又は円弧状のスリット11で構成したものである。これ
以外の構成は実施例1のものと同じである。従って、実
施例1のものと同一部分については実施例1と同一の符
号を用いそれらについての説明は省略する。
【0023】この実施例2の上エアーノズル5と下エア
ーノズル6の補助吹出口10は、細孔でなく直線又は円
弧のスリット11で構成されている。図5に示すもの
は、実施例1における一つの主孔7を囲む4個の細孔の
二つずつを斜めのスリット11で連絡させた構成であ
る。また、図6に示すものは、一つの主孔7を半円形の
2本のスリット11で囲むように構成したものである。
このように、補助吹出口10をスリット11により構成
することにより、主孔7回りの広い範囲に援護気流を形
成することができ、より乾燥用作動気流の流速の減衰を
少なくすることができる。これ以外の構成及び機能は実
施例1のものと同じであるのでその説明は省略する。
ーノズル6の補助吹出口10は、細孔でなく直線又は円
弧のスリット11で構成されている。図5に示すもの
は、実施例1における一つの主孔7を囲む4個の細孔の
二つずつを斜めのスリット11で連絡させた構成であ
る。また、図6に示すものは、一つの主孔7を半円形の
2本のスリット11で囲むように構成したものである。
このように、補助吹出口10をスリット11により構成
することにより、主孔7回りの広い範囲に援護気流を形
成することができ、より乾燥用作動気流の流速の減衰を
少なくすることができる。これ以外の構成及び機能は実
施例1のものと同じであるのでその説明は省略する。
【0024】実施例3.この実施例3は、孔列ではなく
単一の主孔7により作動気流を形成する汎用のエアーノ
ズル12に関するものである。構成上は手乾燥装置に適
用する上記実施例1や実施例2で示した上エアーノズル
5又は下エアーノズル6の主孔7を一つにしたものであ
る。即ち、図7や図8に示すようにエアーノズル12の
主孔7周りに主孔7の1/3程の大きさの細孔又はスリ
ット11による補助吹出口10が主孔7を囲むように設
けられている。補助吹出口10は、主孔7周りに援護気
流を吹き出し、主孔7から吹き出される作動気流へ周囲
の空気が引き込まれることを阻止し、主孔7から吹き出
される作動気流の流速の減衰を抑えることができる。
単一の主孔7により作動気流を形成する汎用のエアーノ
ズル12に関するものである。構成上は手乾燥装置に適
用する上記実施例1や実施例2で示した上エアーノズル
5又は下エアーノズル6の主孔7を一つにしたものであ
る。即ち、図7や図8に示すようにエアーノズル12の
主孔7周りに主孔7の1/3程の大きさの細孔又はスリ
ット11による補助吹出口10が主孔7を囲むように設
けられている。補助吹出口10は、主孔7周りに援護気
流を吹き出し、主孔7から吹き出される作動気流へ周囲
の空気が引き込まれることを阻止し、主孔7から吹き出
される作動気流の流速の減衰を抑えることができる。
【0025】なお、図9は図7に示すような補助吹出口
10を設けたエアーノズル12と、補助吹出口10の無
いエアーノズルとの水平方向についての吹出空気の速度
減衰を調べた測定結果を示したものである。但し、主孔
7は全開で500mmAqの条件下での測定結果であ
り、縦軸はUm(m/s)、横軸X(mm)である。
10を設けたエアーノズル12と、補助吹出口10の無
いエアーノズルとの水平方向についての吹出空気の速度
減衰を調べた測定結果を示したものである。但し、主孔
7は全開で500mmAqの条件下での測定結果であ
り、縦軸はUm(m/s)、横軸X(mm)である。
【0026】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに請求項1の発明によれば、作動気流への周囲の空気
の引き込みが減少するので、主孔から吹き出される作動
気流の流速の減衰がすくなくなりその到達距離が長くな
る。即ち、高圧空気流発生装置等への入力を減少させて
も必要とする高速空気流が得られ、適用機器の低騒音化
とランニングコストの低減が達成できる。
うに請求項1の発明によれば、作動気流への周囲の空気
の引き込みが減少するので、主孔から吹き出される作動
気流の流速の減衰がすくなくなりその到達距離が長くな
る。即ち、高圧空気流発生装置等への入力を減少させて
も必要とする高速空気流が得られ、適用機器の低騒音化
とランニングコストの低減が達成できる。
【0027】請求項2の発明によれば、作動気流への周
囲の空気の引き込みが減少するので、主孔から吹き出さ
れる作動気流の流速の減衰がすくなくなりその到達距離
が長くなる。即ち、高圧空気流発生装置等への入力を減
少させても必要とする高速空気流が得られ、適用機器の
低騒音化とランニングコストの低減が達成できる。
囲の空気の引き込みが減少するので、主孔から吹き出さ
れる作動気流の流速の減衰がすくなくなりその到達距離
が長くなる。即ち、高圧空気流発生装置等への入力を減
少させても必要とする高速空気流が得られ、適用機器の
低騒音化とランニングコストの低減が達成できる。
【0028】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2のいずれかの発明にかかる効果とともに、主孔に
対する補助吹出口の設定が孔数などで対応でき、製造が
容易になる。
求項2のいずれかの発明にかかる効果とともに、主孔に
対する補助吹出口の設定が孔数などで対応でき、製造が
容易になる。
【0029】請求項4の発明によれば、請求項1又は請
求項2のいずれかの発明にかかる効果とともに、主孔回
りの広い範囲に援護気流を形成することができ、より効
果的に作動気流の速度の減衰を防ぐことができる。
求項2のいずれかの発明にかかる効果とともに、主孔回
りの広い範囲に援護気流を形成することができ、より効
果的に作動気流の速度の減衰を防ぐことができる。
【図1】この発明の実施例1のエアーノズルの正面図で
ある。
ある。
【図2】図1のエアーノズルの一部を拡大して示す正面
図である。
図である。
【図3】エアーノズルを適用した手乾燥装置を示す縦断
面図である。
面図である。
【図4】実施例1のエアーノズルの補助吹出口の他の形
態を示す部分拡大正面図である。
態を示す部分拡大正面図である。
【図5】実施例2のエアーノズルを示す部分拡大正面図
である。
である。
【図6】実施例2のエアーノズルを示す部分拡大正面図
である。
である。
【図7】実施例3のエアーノズルを示す正面図である。
【図8】実施例3の他のエアーノズルを示す正面図であ
る。
る。
【図9】実施例3のエアーノズルの性能を示す説明図で
ある。
ある。
【図10】従来のエアーノズルを示す正面図である。
2 高圧空気流発生装置 5 上エアーノズル 6 下エアーノズル 7 主孔 8 孔列 10 補助吹出口 11 スリット 12 エアーノズル
Claims (4)
- 【請求項1】 作動気流となる空気流を形成する主孔の
周辺に、この主孔からの作動気流に引き込まれる主孔周
りの空気の引き込みを阻む援護気流を形成する補助吹出
口を設けたことを特徴とするエアーノズル。 - 【請求項2】 作動気流となる空気流を形成する複数の
主孔よりなる孔列の周辺に、この孔列からの作動気流に
引き込まれる孔列周りの空気の引き込みを阻む援護気流
を形成する補助吹出口を設けたことを特徴とするエアー
ノズル。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかに記載
のエアーノズルであって、補助吹出口が主孔を囲むよう
に配設した細孔であることを特徴とするエアーノズル。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2のいずれかに記載
のエアーノズルであって、補助吹出口が主孔を囲むよう
に形成したスリットであることを特徴とするエアーノズ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12627495A JPH08318176A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | エアーノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12627495A JPH08318176A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | エアーノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08318176A true JPH08318176A (ja) | 1996-12-03 |
Family
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-
1995
- 1995-05-25 JP JP12627495A patent/JPH08318176A/ja active Pending
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