JPH08318062A - 往復式電気かみそり - Google Patents

往復式電気かみそり

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JPH08318062A
JPH08318062A JP12856495A JP12856495A JPH08318062A JP H08318062 A JPH08318062 A JP H08318062A JP 12856495 A JP12856495 A JP 12856495A JP 12856495 A JP12856495 A JP 12856495A JP H08318062 A JPH08318062 A JP H08318062A
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陽孝 大塚
Makoto Motohashi
良 本橋
Shigekazu Azusawa
茂和 小豆沢
Hidekazu Yabuuchi
英一 薮内
Junji Shimizu
順治 清水
Tomio Yamada
富男 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動子の往復動による振動の発生を低減でき
る。刃ヘッドを複数設ける場合において刃ヘッドの厚み
方向の間隔に対応して電動機の厚みを薄型にできる。刃
ヘッドを1つ設ける場合においても薄型化が図れる。 【構成】 複数の永久磁石又は電磁石を備えた可動子2
を有する。これら複数の可動子2を1つの電磁石又は永
久磁石からなる固定子1で駆動するように設定する。可
動子2は枠状の側可動子と、この枠状の側可動子の内部
に配置される中央可動子とでなる。少なくとも1つの可
動子2には往復式電気かみそりの可動刃3を連結する駆
動子17を有し、該駆動子17を可動刃3の往復方向に
直交する方向に可動子2の中心よりも偏位させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動型リニアアクチュ
エータを備えた往復式電気かみそりに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来からドイツ特許公報1,151,3
07号(以下従来例1という)と、米国特許公報3,2
43,615号(以下従来例2という)が知られてい
る。上記従来例1、従来例2はいずれも鉄芯を備えた可
動子と電磁石からなる固定子により構成された往復駆動
電動機(バイブレータ)を備えたものであり、従来例1
は3つの可動子を、従来例2は2つの刃ヘッド、可動
刃、可動子を備え、いずれの従来例においても1つの固
定子で各可動子を往復駆動させるものである。
【0003】上記の従来例のように、1つの可動子で駆
動すると、可動部の質量による振動が発生し使用時に不
快感が生じるという問題がある。また、2つの可動子を
平行に並べた場合でも各可動子の重心がずれているため
に、回転方向の振動が発生するという問題がある。この
問題を解決するために本発明に至る過程で、1つの可動
子を枠状に形成し、他の可動子をこの枠状の可動子の内
面に位置する構成を考えたが、しかし多ヘッドの刃を有
する場合、刃ヘッドの往復動に直交方向(厚み方向)の
間隔が大きいい場合、可動子の厚みを大きくする必要が
あり、大型の電動機になるという問題があった。
【0004】また、刃ヘッドを1つ設けるものの場合、
通常かみそり本体の中心に対して刃ヘッドの中心を少し
ずらして配置し、このことにより電気かみそり本体を手
に持って鬚剃りをする際の使用勝手を向上させている
が、可動子の中心に駆動子を設けた場合、かみそり本体
の中心に対して刃ヘッドの中心を少しずらすためには、
可動子をかみそり本体の中心に対して偏位させて組み込
む必要があり、このため、かみそり本体の幅方向の長さ
が長くなり、全体が大型化するという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とす
るところは、可動子の往復動による振動の発生を低減で
き、また、刃ヘッドを複数設ける場合において刃ヘッド
の厚み方向の間隔に対応して電動機の厚みを薄型にで
き、また、刃ヘッドを1つ設ける場合においても薄型化
が図れる往復式電気かみそりを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため、本発明の往復式電
気かみそりは、複数の永久磁石又は電磁石を備えた可動
子2を有し、これら複数の可動子2を1つの電磁石又は
永久磁石からなる固定子1で駆動するように設定し、可
動子2は枠状の側可動子2aと、この枠状の側可動子2
aの内部に配置される中央可動子2bとでなり、少なく
とも1つの可動子2には往復式電気かみそりの可動刃3
を連結する駆動子17を有し、該駆動子17を可動刃3
の往復方向に直交する方向に可動子2の中心よりも偏位
させて成ることを特徴とするものである。
【0007】また、1つの刃ヘッド用の可動刃3を連結
する駆動子17、17aを側可動子2aに取付け、2つ
の刃ヘッド用の可動刃3をそれぞれ取付ける駆動子17
を中央可動子2bに設けることも好ましい。また、両可
動子2のうち一方に駆動子17を設け、駆動子17を設
けない方の可動子2をバランサとすることも好ましい。
【0008】また、中央可動子2bに駆動子17を設け
ることも好ましい。また、側可動子2aに駆動子17を
設けることも好ましい。
【0009】
【作用】しかして、上記のような構成の本発明にあって
は、可動子2が枠状の側可動子2aと、この枠状の側可
動子2aの内部に配置される中央可動子2bとで構成し
てあることで、両可動子2の重心をほぼ一致させること
ができて、振動のバランスを取ることができるものであ
り、また、可動子2に設ける可動刃3を連結する駆動子
17を該駆動子17を可動刃3の往復方向に直交する方
向に可動子2の中心よりも偏位させてあることで、各可
動子2にそれぞれ刃ヘッドHを設けて多ヘッドとする場
合には、枠状の側可動子2aの幅を大きくしなくても刃
ヘッドH間の距離を長く取れ、この結果電動機Aの幅を
大きくしなくてもよく、振動機Aを薄型化できることに
なる。また、往復式電気かみそりにおいて刃ヘッドHを
1つだけ設けるものの場合には、枠状の側可動子2aの
中心とかみそり本体Bの中心とを一致させた状態で、刃
ヘッドHの中心をかみそり本体Bの中心に対して偏位さ
せることができ、このように、刃ヘッドHの中心をかみ
そり本体Bの中心に対して偏位させるに当たって、枠状
の側可動子2aの中心とかみそり本体Bの中心とをずら
す必要がないので、全体を薄型化できることになる。
【0010】また、1つの刃ヘッド用の可動刃3を連結
する駆動子17を側可動子2aに取付け、2つの刃ヘッ
ド用の可動刃3をそれぞれ取付ける駆動子17を中央可
動子2bに設けることで、中央可動子2bに多く可動刃
3を設置することで、両可動子2のバランスがより取れ
るようにしてある。また、両可動子2のうち一方に駆動
子17を設け、駆動子17を設けない方の可動子2をバ
ランサとすることで、刃ヘッドHを1つしか有しないも
のにおいても、他の可動子2をバランサとして作用させ
て低振動化を図ることができるものである。
【0011】また、中央可動子2bに駆動子17を設け
ることで、軽くなり易い中央可動子2bの質量を補うこ
とができるものである。また、側可動子2aに駆動子1
7を設けるものにおいては、中央可動子2bに比べて枠
状の側可動子2aの方が剛性が高く、可動刃3の重量が
重くなった場合などにおいても確実に可動刃3を支持で
きるものである。
【0012】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1、図2にはそれぞれ本発明の往復式電
気かみそりの要部の正面断面図、要部の側面断面図を示
し、図3には駆動部となる往復運動式の電動機Aの組立
状態の斜視図を示し、図4には往復運動式の電動機Aの
分解斜視図を示している。2は可動子であって、永久磁
石8とヨーク9(バックヨーク)とこれらを一体化する
骨組み部材10とで構成してある。ヨーク9は磁性材料
であって永久磁石8が接着してある。1は固定子で磁性
材料の焼結体や磁性材料の鉄板を積層したものに巻線1
1を施した電磁石により構成してある。電磁石により構
成した固定子1は可動子2に設けた永久磁石8とギャッ
プ12を隔てて面対向している。13は上記ギャップ1
2を確保するための連結板であり、連結板13の上端部
をシャーシ7にねじ具15により固着すると共に連結板
13の下端部を可動子2にねじ具15により固着して連
結板12によりシャーシ7と可動子2を連結している。
固定子1を構成する電磁石はねじ具14によりシャーシ
7に固定してある。連結板13は可動子2の往復動方向
にのみ変位可能なくし歯状をしたばね材(板ばね)40
により構成してあり、ここで、固定子1である電磁石の
電流方向を交番にすることで、可動子2に取付けた永久
磁石8が往復方向に移動するようになっていていわゆる
リニアモータと称される往復運動式の電動機Aを構成し
ている。
【0013】可動子2は複数個設けてあり、添付図面に
示す実施例では2個の可動子2a、2bが設けてあり、
この2個の可動子2a、2bはかみそり本体Bの中心軸
に一致させて配置してあって後述するようにバランスの
取れた配置としてある。すなわち、可動子2を電気かみ
そりの厚さ方向(y方向)の中央に位置する中央可動子
2bと、その両側に位置する側可動子2aとで構成した
ものである。ここで、一対の側可動子2aの上部は連結
部26により一体化した枠状構造となっている。
【0014】一対の側可動子2aのうち一方の側可動子
2aには駆動子17が突設してある。中央の中央可動子
2bの上面部には振動方向の両側面部がばね受け部16
となる突部が突設してあり、該突部の上部から逆L状を
した突出片28が設けてあり、該突出片28の縦片には
センサー磁石23が取付けてある。更に突部の上面部か
ら駆動子17が突設してある。この中央の中央可動子2
bの突部は、一対の側可動子2aと連結部26とに囲ま
れた矩形状の開口部27内に挿入され、L状をした突出
片28のセンサー磁石23を設けた縦片が一方の側可動
子2aに設けた凹所29内に位置していて凹所29内で
移動するようにしてある。連結部26はばね受け部16
aとなっている突部を設けてあり、両連結部26のばね
受け部16aと中央可動子2bに設けたばね受け部16
との間にそれぞれ固有振動数設定ばね5が介在してあ
る。また、中央の中央可動子2bの突部の上面部にはス
リット刃用の可動刃3aを駆動するためのスリット刃用
の駆動子17aが設けてあって、中央駆動子2bが側駆
動子2aより軽くなり易い分、スリット刃用の可動刃3
aを設けることで中央駆動子2a側の質量を補ってい
る。
【0015】なお、上記固有振動数設定ばね5は各可動
子2の固有振動数f=(1/2π)・(K/M)1/2
Kを決める一つの要因Kcとなる。ここで、Kを決める
その他の要因としては、連結板13のばね定数Kb及び
磁気力の水平方向成分Kmが挙げられる。つまり、K=
Kb+Km+Kcである。23は可動子2の速度、変
位、加速度のいずれかを検出するためのセンサー磁石で
あって可動子2の側面に設けてあり、センサー磁石23
のN極とS極とを可動子2の往復方向に並設して設置し
てある。該可動子2に設けたセンサー磁石23と対面す
るシャーシ7の部分(つまり、シャーシ7の可動子2の
往復移動方向と平行する面)に検知手段4となる検知セ
ンサー4aが配設してある。本実施例では速度を検知す
るもので、検知センサー4aは磁気コイルの非接触式で
ある(なお、実施例では検知手段4として磁気感応素子
による非接触式としたが、検知手段4としては光感応素
子による非接触式であってもよい)。つまり、検知セン
サー4aは、N極とS極を並設した可動子2に設けたセ
ンサー磁石23に対面するようにシャーシ7側に配設し
て磁束が検知センサー4aのセンサーコイルを通過する
ようにする。ここで、可動子2と共にセンサー磁石23
が運動すると、検知センサー4aを構成するセンサーコ
イルには誘起電圧が発生する。本実施例では誘起電圧は
正弦波(sin波)状に発生する。すなわち、可動子2
の運動速度が最大となる振幅の中央位置で正弦波の頂点
となり、可動子2の振幅が減少すると運動速度も比例し
て減少し、正弦波の頂点が低くなる。つまり、誘起電圧
の正弦波の大きさで可動子2の運動速度を判定できるの
である。
【0016】駆動子17には可動刃3を上下移動自在に
取付けてあって、可動刃3は可動刃押し上げばね18に
より上方に弾性的に押し上げられていて可動刃3をネッ
ト刃21に弾接している。また、22はスリット刃であ
り、3aはスリット刃用の可動刃であり、このスリット
刃用の可動刃3aは一方の駆動子17に設けたスリット
刃用の駆動子17aにより駆動されるようになってい
る。本実施例においては、可動刃3とネット刃21の組
により構成される刃ヘッドHが2つ、スリット刃22と
スリット刃用の可動刃3aにより構成される刃ヘッドH
が1つの合計3ヘッド構成となっている。ここで駆動系
の質量Mは可動子2、駆動子17、可動刃3の合計質量
である。また、本実施例においては各刃ヘッドHに対応
する可動子2の永久磁石8の極性を異ならせてあり、こ
の結果、各可動子2の往復方向が逆になり、振動を低減
できるようになっている。つまり、かみそり本体Bの厚
さ方向(y方向)の中央に位置する中央可動子2bと、
その両側に位置する側可動子2aとの振動方向を逆方向
とし、更に、固有振動数設定ばね5の配置位置を中央可
動子2bの中心垂直面上であるXーXと、駆動ブロック
(電動機Aを備えたシャーシブロックと可動刃3で構成
される)の高さ方向重心位置YーY面上に位置させてあ
り、図4のx方向(往復方向)のバランスが取れ(つま
り側可動子2aの運動方向と中央可動子2bの運動方向
とが互いに逆のため往復方向の振動は打ち消される)、
且つz軸廻り(本体の高さ方向軸廻り)の偶力もバラン
スが取れ(つまり両側可動子2aのz軸廻りの偶力は互
いに打ち消し合い、中央の中央可動子2bは略z軸上の
ため偶力は問題ない)、また、本体前後方向(厚さ)y
軸廻りの偶力が低減できるのである。
【0017】また、駆動子17は可動子2の中心に対し
てdだけ偏位させてある。図2、図4においては中央可
動子2bに設けた駆動子17を中央可動子2bの中心に
対してdだけ偏位させてある。ここで、各可動子2にそ
れぞれ刃ヘッドHを設けて多ヘッドとする場合に、仮
に、中央可動子2bの中心に駆動子17を設けたとする
と、刃ヘッドH間の距離を長く取るには枠状構造の側可
動子2aのy方向の幅を大きくし、枠状の側可動子2a
内に挿入する中央可動子2bに設けた駆動子17と一方
の側可動子2aに設けた駆動子17間の距離を長くとる
必要があって、電動機Aのy方向の幅が大きくなってし
まうが、本発明のように、駆動子17は可動子2の中心
に対してdだけ偏位させてある(図4の実施例では中央
可動子2bの中心に対してdだけ偏位させてある)こと
で、電動機Aのy方向の幅を大きくしなくても刃ヘッド
H間の距離を充分確保できることになり、この結果、振
動機Aを薄型化できることになる。この場合、両ネット
刃21の中心を電動機Aのy方向の中心とほぼ一致させ
てあって、駆動子17が電動機Aより突出しない構成と
なっており、この点でも小型化がはかれることになる。
ここで、かみそり本体Bと両ネット刃21、若しくは電
動機Aの位置関係により、側可動子2aもしくは中央可
動子2bの駆動子17の偏位方向や変位量を合わせるこ
ともできる。
【0018】本発明においては両側可動子2aを往復動
方向と直交方向で連結してあるから、部品点数を減少さ
せることができる。また、両側可動子2aを連結する連
結部26と中央可動子2bとの間に固有振動数設定ばね
5を配置してあるから、該ばね5の設置がコンパクト化
できるものである。両側の側可動子2aを連結する連結
部26部分は電気かみそり本体の厚さ方向で往復方向の
両側に設けてあり、上記のように、両連結部26のばね
受け部16aと中央可動子2bに設けたばね受け部16
との間にそれぞれ固有振動数設定ばね5が1個ずつ介在
してあり、これにより固有振動数を決定してある。
【0019】すなわち、中央可動子のK1 /M1 =両側
可動子(一体)のK2 /M2 とするものである。 K1 =Kb1 +Km1 +4Kc ここで、Kb1 ;板ばねよりなる連結板13の中央のば
ね片40aのばね定数 Km1 ;中央可動子2bの永久磁石8の磁力の水平成分 Kc ;固有振動数設定ばね5の1本のばね定数 M1 =中央可動子2b、駆動子17、スリット刃用の駆
動子17a、ネット刃用の可動刃3、スリット刃用の可
動刃3aの合計質量 K2 =2Kb2 +2Km2 +4Kc ここで、Kb2 ;板ばねよりなる連結板13の側部のば
ね片40bのばね定数 Km2 ;1つの側可動子2aの永久磁石8の磁力の水平
成分 Kc ;固有振動数設定ばね5の1本のばね定数 M2 =側可動子2a×2、連結部×2、駆動子17、ネ
ット刃用の可動刃3の合計質量 次に、本発明における往復式電動機(リニア駆動方式)
を用いた電気かみそりの基本動作を説明する。
【0020】可動子2は永久磁石8と電磁石との吸引、
反発力により移動するが、その移動方向は連結板13に
より電気かみそりの往復運動方向にのみ移動可能となっ
ている。固定子1を構成する電磁石の巻線11は実施例
においては1本であり、往復運動の右方向運動と左方向
運動では巻線11に与える電流の向きを反転させる。つ
まり、移動方向に推進力が働く方向に電流を流す。この
ようにして可動子2を往復動させて鬚剃りを行う。ここ
で、本発明においては、一方の可動刃3の負荷が大きく
振幅が急激に減少しようとした時に、ばね5によりもう
一方の可動刃3の可動子2を介してこの減少を抑えよう
とする力が働き、このことにより片方のみの振幅減少を
防ぎ、常にバランスの取れた均一な振幅量を発生させる
ようになっている。巻線11に電流を流すタイミング
は、前述した検知手段4を構成する検知センサー4aに
より判断する。振幅と速度信号と電流のタイミングは、
図9のように表される。本発明では前述の検知手段4の
働きにより振幅の変動を速度信号の変動で判断できる。
速度信号の変動を検知すると、例えば速度が減少したと
判断すると、次の半周期では速度の減少を元に戻そうと
して入力電流を増加させるように制御部6により制御す
る。入力電流を増加すると振幅が増加する。すなわち、
速度も増加するのである。このようにして振幅の減少を
抑えようと振幅制御をするのである。
【0021】図8には制御回路のブロック図を示してい
る。Aは往復運動式の電動機(すなちリニア駆動部)で
あり、6は制御部である。制御部6には往復運動式の電
動機Aに設けた検知手段4のセンサー出力電圧(正弦波
形)を基準電圧と比較してその差から速度を判断する速
度検知部30が設けてあり、また、速度検知部30で判
断した速度から入力電流を決定するための入力電流判定
部31が設けてあり、入力電流判定部31で決定された
入力電流の信号は電流入力部32に出力される。また、
速度検知部30からの情報に基づいて移動方向検知部3
3により可動子2の移動方向を判断し、この移動方向検
知部33により判断された移動方向に基づいて入力電流
方向判定部34で電流の極性を決定し、入力電流方向判
定部34で決定された電流の極性の信号が電流入力部3
2に出力される。このようにして設定された電流値で且
つ設定された極性の電流が往復運動式の電動機Aの巻線
11に与えられる。ここで、制御部6は速度検知部30
と入力電流判定部31とで構成される振幅制御部6a
と、速度検知部30と移動方向検知部33と入力電流方
向判定部34とで構成される駆動制御部6bとを備えて
いる。
【0022】図5、図6は可動子2の検知信号と電動機
Aへの入力信号を示す。図5は検知信号の大きさによ
り、入力信号を電流入力時間巾で制御する方式である。
すなわち、可動子2の往復速度の変化は半周期毎に変化
するため、この半周期内で検知信号と、それに対応した
電動機Aへの入力信号を供給するものである。可動子2
の速度が0の時を基準とし、t0 後の速度v0 を検知
し、その大きさにより電流入力時間t1 〜t2 の間電流
を供給している。すなわち、t2 −t1 の時間巾を制御
するのである。
【0023】図6は可動子2の速度v0 を検知し、その
大きさにより一定電流入力時間τ1〜τ2 の電流値A0
を電圧の大きさを変えることにより制御するのである。
その制御関係は図7に示すように、可動刃3(つまり可
動子2)の速度v0 が小さい程電流入力時間は大、若し
くは電流値A0 を大にする。また、可動子2の推力を異
ならしめる手段として、特に、推力を上げる方法として
は、永久磁石寸法の厚み、幅、長さを大にする方式を採
用したり、あるいは、永久磁石8の磁束密度の大きなも
のを使用したり、あるいは、ヨーク9の寸法を大きくす
るようにしたり、あるいは、ヨーク9の磁性力の大きな
材料を使用したり、あるいは、固定子1と可動子2との
ギャップの縮小化が挙げられる。
【0024】なお、図5、図6に示すように可動子2の
速度が最大速度時(t3 時)に電流を少なくとも供給す
るようにすることで、機械出力の効率が向上することに
なる。次に、図10、図11に基づいて本発明の他の実
施例を説明する。すなわち、図10、図11に示す実施
例においては、両可動子2のうち一方にのみ駆動子17
を設けて1刃ヘッド構成としたものである。そして、こ
の実施例においては駆動子17を設けない方の可動子2
をバランサとして作用させてバランスを取るようにして
いる。
【0025】具体的には図10に示す実施例において
は、ネット刃21を1つ有するもので、中央可動子2b
にのみ駆動子17を設けて可動刃3を駆動するようにし
たものである。中央可動子2bは枠形状をした側可動子
2aの内部に配置する関係から側可動子2aより軽くな
る傾向にあり、このため、駆動子17及び可動刃3を中
央可動子2bに取付けることで、駆動子17を有しない
枠状の側可動子2aと、駆動子17及び可動刃3を有す
る中央可動子2bとの重量バランスを取る構成となって
いる。
【0026】また、図11に示す実施例においては、ネ
ット刃21を1つ有するもので、枠状をした側可動子2
aにのみ駆動子17を設けて可動刃3を駆動するように
したものである。すなわち、中央可動子2bは枠状をし
た側可動子2aに比べて撓み易く、剛性が低いものであ
り、このため、中央可動子2bの振幅より可動刃3の振
幅が大きくなり易い場合(例えば可動刃3の重量が大き
くなった場合)に、側可動子2aにだけ駆動子2aを設
けて可動刃3が振れ過ぎないようにした例を示してい
る。この場合、重量のバランスを取るために中央可動子
2b側に錘をつけて調整してもよいものである。
【0027】そして、上記図10、図11に示すように
両可動子2のうち一方にのみ駆動子17を設けて1刃ヘ
ッド構成としたものにおいて、一方の可動子2に駆動子
17を設ける場合、当該可動子2の中心から偏位して駆
動子17を取付けてある。つまり、図10に示す実施例
では、中央可動子2bの中心からdだけ偏位した位置に
駆動子17が設けてある。このように、中央可動子2b
にのみ駆動子17を設けて、刃ヘッドHを1つだけ設け
る構造とした場合に、枠状の側可動子2aの中心とかみ
そり本体Bの中心とを一致させた状態で、刃ヘッドHの
中心をかみそり本体Bの中心に対して偏位させることが
できて、使用者がかみそり本体Bを手に持って鬚剃り操
作をするのがし易いようにできるものである。そして、
上記のように、刃ヘッドHの中心をかみそり本体Bの中
心に対して偏位させるに当たって、電動機Aをかみそり
本体Bに組み込む際に、枠状の側可動子2aの中心とか
みそり本体Bの中心とをずらす必要がないので、全体を
薄型化できることになる。
【0028】また、図11に示す実施例では、枠状を形
成する一方の側辺を構成する側可動子2aの中心からd
だけ偏位した位置に駆動子17が設けてあり、この場
合、枠状構造の中心には上記駆動子17が位置しないよ
うにする。しかして、枠状構造の一側辺を構成する一方
の側可動子2aの中心に駆動子17を設けて該駆動子1
7に可動刃3を取付けた場合に、枠形状の側可動子2a
の中心とかみそり本体Bの中心とを一致させると、刃ヘ
ッドHの中心がかみそり本体Bの中心に対して偏位する
が、偏位量が大き過ぎてしまって、かえって鬚剃り操作
がしにくくなるが、図11のように、枠状を形成する一
方の側可動子2aの中心からdだけ偏位した位置に駆動
子17を設けると共に枠状構造の中心には駆動子17が
位置しないようにすることで、枠形状の側可動子2aの
中心とかみそり本体Bの中心とを一致させた状態で、刃
ヘッドHの中心がかみそり本体Bの中心に対して偏位
し、しかも、この偏位量を髭剃り操作がし易い適度な偏
位量にできることになる。そして、この実施例でも刃ヘ
ッドHの中心をかみそり本体Bの中心に対して偏位させ
るに当たって、電動機Aをかみそり本体Bに組み込む際
に、枠状の側可動子2aの中心とかみそり本体Bの中心
とをずらす必要がないので、全体を薄型化できることに
なる。
【0029】図12には本発明の他の実施例が示してあ
る。この実施例においては、固有振動数設定ばね5とし
て中心径の異なる複数のばね5a、5b……を複数重ね
て構成した例であり、添付図面に示す実施例では2個重
ねたて構成した例が示してある。このようにばね5の径
を異ならせ、複数個少なくとも2個以上重ねて構成する
ことで、ばね5の占めるスペースを同じくしてばね定数
を大きくし、固有振動数を大きくすることができ、且
つ、各ばね5a、5b……の最大変位時の応力を下げて
長寿命を達成できるものである。また、図13に示すよ
うに、外側のばね5aの線径を内側のばね5bの線径よ
りも大きくすることにより、密着高さを各ばねで略均等
に取り、最大変位時の応力を略均等にした場合、隣接す
るばね5の平均径の差が大きく取れるので、干渉が無く
なるものである。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、可動子が枠状の側可動子と、この枠状の側可動子の
内部に配置される中央可動子とでなるので、可動子の振
動方向のバランスが取れて低振動化が可能となるもので
ある。また、少なくとも1つの可動子には往復式電気か
みそりの可動刃を連結する駆動子を有し、該駆動子を可
動刃の往復方向に直交する方向に可動子の中心よりも偏
位させてあるので、各可動子にそれぞれ刃ヘッドを設け
て多ヘッドとする場合には、枠状の側可動子の幅を大き
くしなくても刃ヘッド間の距離を長く取れ、この結果電
動機の幅を大きくしなくてもよく、振動機を薄型化でき
るものであり、また、往復式電気かみそりにおいて刃ヘ
ッドを1つだけ設けるものの場合には、枠状の側可動子
の中心とかみそり本体の中心とを一致させた状態で、刃
ヘッドの中心をかみそり本体の中心に対して偏位させる
ことができ、このように、刃ヘッドの中心をかみそり本
体の中心に対して偏位させるに当たって、枠状の側可動
子の中心とかみそり本体の中心とをずらす必要がないの
で、全体を薄型化でき、これらの結果、本発明にあって
は、厚み方向がコンパクトな往復式電気かみそりを提供
できるものである。
【0031】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記の請求項1記載の発明の効果に加えて、1つの刃ヘッ
ド用の可動刃を連結する駆動子を側可動子に取付け、2
つの刃ヘッド用の可動刃をそれぞれ取付ける駆動子を中
央可動子に設けてあるので、中央可動子に多く可動刃を
設置することで、両可動子のバランスがより取れるもの
である。
【0032】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記の請求項1記載の発明の効果に加えて、両可動子のう
ち一方に駆動子を設け、駆動子を設けない方の可動子を
バランサとするので、刃ヘッドを1つしか有しないもの
においても、他の可動子をバランサとして作用させて低
振動化を図ることができるものである。また、請求項4
記載の発明にあっては、上記の請求項1又は請求項3記
載の発明の効果に加えて、中央可動子に駆動子を設けて
あるので、軽くなり易い中央可動子の質量を補うことが
できて、低振動化を図ることができるものである。
【0033】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記の請求項1又は請求項3記載の発明の効果に加えて、
側可動子に駆動子を設けるので、中央可動子に比べて枠
状の側可動子の方が剛性が高く、可動刃の重量が重くな
った場合などにおいても確実に可動刃を支持できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の往復式電気かみそりの要部の正面断面
図である。
【図2】同上の要部の側面断面図である。
【図3】同上の往復運動式の電動機の組立状態の斜視図
である。
【図4】同上の往復運動式の電動機の分解斜視図であ
る。
【図5】可動子の検知信号と電動機への入力信号を示す
グラフである。
【図6】可動子の検知信号と電動機への入力信号の他例
を示すグラフである。
【図7】可動刃の速度と電流入力時間又は電流値の関係
を示すグラフである。
【図8】本発明の制御回路のブロック図である。
【図9】振幅と速度信号と電流のタイミングを示すグラ
フである。
【図10】本発明の他の実施例の往復運動式の電動機の
分解斜視図である。
【図11】本発明の更に他の実施例の往復運動式の電動
機の分解斜視図である。
【図12】本発明の更に他の実施例の往復運動式の電動
機の分解斜視図である。
【図13】同上に用いるばねの斜視図である。
【符号の説明】
A 電動機 H 刃ヘッド 1 固定子 2 可動子 2a 側可動子 2b 中央可動子 3 可動刃 17 駆動子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 薮内 英一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 清水 順治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 山田 富男 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の永久磁石又は電磁石を備えた可動
    子を有し、これら複数の可動子を1つの電磁石又は永久
    磁石からなる固定子で駆動するように設定し、可動子は
    枠状の側可動子と、この枠状の側可動子の内部に配置さ
    れる中央可動子とでなり、少なくとも1つの可動子には
    往復式電気かみそりの可動刃を連結する駆動子を有し、
    該駆動子を可動刃の往復方向に直交する方向に可動子の
    中心よりも偏位させて成ることを特徴とする往復式電気
    かみそり。
  2. 【請求項2】 1つの刃ヘッド用の可動刃を連結する駆
    動子を側可動子に取付け、2つの刃ヘッド用の可動刃を
    それぞれ取付ける駆動子を中央可動子に設けて成ること
    を特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
  3. 【請求項3】 両可動子のうち一方に駆動子を設け、駆
    動子を設けない方の可動子をバランサとして成ることを
    特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
  4. 【請求項4】 中央可動子に駆動子を設けて成ることを
    特徴とする請求項1又は請求項3記載の往復式電気かみ
    そり。
  5. 【請求項5】 側可動子に駆動子を設けて成ることを特
    徴とする請求項1又は請求項3記載の往復式電気かみそ
    り。
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