JP3427568B2 - 振動型リニアモータの可動子の支持構造 - Google Patents

振動型リニアモータの可動子の支持構造

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JP3427568B2
JP3427568B2 JP13966995A JP13966995A JP3427568B2 JP 3427568 B2 JP3427568 B2 JP 3427568B2 JP 13966995 A JP13966995 A JP 13966995A JP 13966995 A JP13966995 A JP 13966995A JP 3427568 B2 JP3427568 B2 JP 3427568B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動型リニアモータの
可動子の支持構造、特に可動子と固定子の基台とを連結
する連結体の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】振動型リニアモータの可動子と、固定子
の基台とを薄板の連結体により連結する従来例として、
図11に示すものがある。図11において105は固定
子で、磁性材料の焼結体や磁性材料の鉄板を積層したも
のに巻線105aを施した電磁石により構成してある。
この電磁石により構成した固定子105は基台101を
構成するシャーシにねじ具により固着してある。図中1
03、104は可動子である。102は薄板よりなる櫛
歯状をした連結体であり、連結体102の上端部に基台
101に結合し、櫛歯状の連結体102の各下端部に可
動子103、104を結合してある。ここで、固定子1
05は可動子103、104に設けた永久磁石103
a、104aとギャップを隔てて面対向している。可動
子103、104にはセンサー磁石109が設けてあ
り、基台101にはセンサ106が設けてある。可動子
104の上部の突出部分は枠状の可動子103の枠内に
挿入され、可動子104の移動方向の両側と枠状の可動
子103の両端部との間にばね107が介在してある。
【0003】このような構成の振動型リニアモータは、
固定子105を構成する電磁石の捲線105aに流れる
電流の方向を切り換えることで、可動子103、104
に取り付けられている永久磁石103a、104aの吸
引、反発により図11、図12のx方向に可動子10
3、104を振動する構造となっている。そして、従来
にあっては、薄板よりなる櫛歯状の連結体102は櫛歯
を構成する各片の側端がストレート形状となっており、
このため、各片は長方形状となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
例にあっては、薄板よりなる櫛歯状の連結体102は櫛
歯を構成する各片の側端がストレート形状となっている
ため、固定子105を構成する電磁石の捲線105aの
電流の切り換えにより可動子103、104がx方向に
振幅して、その動きに合わせて連結体102が不静定に
変形する。
【0005】この動作で図13(b)のように変形され
た連結体102の応力分布図を図13(a)に示す。こ
こで、図13(a)ので示す部分の応力を100%〜
90%とした場合、で示す部分の応力は90%〜70
%、で示す部分の応力は70%〜60%、で示す部
分の応力は60%〜40%、で示す部分の応力は40
%というように、連結体102の基台101への連結部
102a及び連結体102の可動子103、104への
連結部102aから連結体102の中央側に行く程応力
値が低くなっている。
【0006】この図13(a)から明らかなように、連
結体102の基台101及び可動子103、104が結
合されている部分である連結体102の両端部のコーナ
部102bに一番応力がかかっていることが判る。この
事から、可動子102、103の振幅による連結体10
2の変形による繰り返し寿命が5〜8万回でコーナ部1
02bの4箇所のいずれかから、折れてしまうという問
題があった。
【0007】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、連結体
の長寿命化を図り、且つ高性能な連結体を用いた振動型
リニアモータの可動子の支持構造を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため、本発明の振動型リ
ニアモータの可動子の支持構造は、電磁石により構成し
た固定子1に対して永久磁石8を設けた可動子2を振動
させるための振動型リニアモータにおいて、固定子1と
可動子2に設けた永久磁石8とをギャップ12を隔てて
面対向させ、可動子2と、固定子1の基台4とを可動子
2の振動方向にのみ変位可能な薄板よりなる連結体5に
より連結して該連結体5により上記可動子2と固定子1
との間の上記面対向のギャップ12を確保するように保
持し、該薄板の連結体5が可動子2の振動方向に対して
直交する方向においてR形状に切り欠かれて薄板の中央
部側の幅が狭く且つ基台4及び可動子2との連結部分側
の幅が広くなるように設定して成ることを特徴とするも
のである。
【0009】また、連結体5の側端部において、基台4
と連結体5との連結部及び可動子2と連結体5との連結
部とR形状部5cの始まりとの間にストレート部5dを
設けることが好ましい。
【0010】
【作用】しかして、上記のような構成の本発明にあって
は、可動子2と固定子1との間の面対向のギャップ12
を確保するように保持するための薄板の連結体5が可動
子2の振動方向に対して直交する方向においてR形状に
切り欠かれて薄板の中央部側の幅が狭く且つ基台4及び
可動子2との連結部分側の幅が広くなるように設定して
あることで、可動子2と固定子1との間の面対向のギャ
ップ12を確保するように保持するための薄板よりなる
連結体5の連結部5a付近の両端のコーナ部5bの応力
を軽減することが可能となる。
【0011】また、連結体5の側端部において、基台4
と連結体5との連結部及び可動子2と連結体5との連結
部とR形状部5cの始まりとの間にストレート部5dを
設けるものにおいては、連結体5の連結部5a付近の両
端のコーナ部5bの応力をより軽減することが可能とな
る。
【0012】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1には本発明の振動型リニアモータの組
立状態を示す斜視図が示してあり、図2には同上の要部
拡大斜視図が示してあり、図3、図4には可動子2の斜
視図が示してある。2は可動子であって、永久磁石8と
ヨーク9(バックヨーク)とこれらを一体化する合成樹
脂製の本体部10aと本体部10aに一体化された剛性
を有する非磁性金属プレートからなる剛性部10bとで
構成してある。ヨーク9は磁性材料であって永久磁石8
が接着してある。1は固定子で磁性材料の焼結体や磁性
材料の鉄板を積層したものに巻線11を施した電磁石に
より構成してある。固定子1は基台4に固着してある。
この電磁石により構成した固定子1は可動子2に設けた
永久磁石8とギャップ12を隔てて面対向している。す
なわち、5は上記ギャップ12を確保するための連結体
であり、連結体5の上端部を固定子1の基台4に溶接や
かしめ固定等により固着すると共に連結体5の下端部を
可動子2の剛性部10bに溶接やかしめ固定等により固
着して連結体5により基台4と可動子2を連結すること
で、上記ギャップ12が確保してある。連結体5は可動
子2の往復動方向にのみ変位可能な薄板の板ばねにより
形成してある。
【0013】可動子2は複数個設けてあり、添付図面に
示す実施例では図3、図4に示すような2個の可動子2
a、2bが設けてある。つまり、可動子2は振動型ニリ
アモータの厚さ方向(y方向)の中央に位置する中央可
動子2bと、その両側に位置する側可動子2aとで構成
したものである。ここで、一対の側可動子2aの上部は
連結部26により一体化した枠状構造となっている。
【0014】一対の側可動子2aのうち一方の側可動子
2aには駆動子17が突設してある。中央の中央可動子
2bの上面部には振動方向の両側面部がばね受け部16
となる突部が突設してあり、該突部の上面部に駆動子1
7が突設してある。この中央の中央可動子2bの突部
は、一対の側可動子2aと連結部26とに囲まれた矩形
状の開口部27内に挿入され、両連結部26と中央可動
子2bに設けたばね受け部16との間にそれぞればね
(図示せず)が介在してある。なお、駆動子17は被駆
動部材を取付けるためのものであり、例えば往復式電気
かみそりとして使用する場合には、駆動子17に内刃が
取付けられる。
【0015】可動子2aにはセンサー磁石23を設ける
と共に基台4にセンサー用捲線からなるセンサー50が
設けてあり、また、可動子2aにはスリットを有する被
検知片52が設けてあり、基台4にスリットを光学的に
検出するセンサー51が設けてある。ここで、本実施例
ではセンサー50で移動方向を検出し、センサー51で
速度を検出するようになっている。
【0016】そして、固定子1である電磁石の電流方向
を交番にすることで、可動子2に取付けた永久磁石8が
往復方向(x方向)に移動するようになっていて振動型
ニリアモータを構成している。上記のような振動型リニ
アモータにおいて、本発明は連結体5の構成に特徴があ
る。すなわち、本発明の連結体5は薄板の板ばねの肉厚
方向を可動子2の振動方向(すなわちx方向)と同方向
としてあって、上記のように可動子2の往復動方向にの
み変位可能となっているのであるが、この薄板の板ばね
よりなる連結体5が可動子2の振動方向に対して直交す
る方向(すなわちy方向)において図5のようにR形状
に切り欠かれてR形状部5cを形成してあり、このこと
により薄板の中央部側の幅が狭く且つ基台4及び可動子
2との連結部分側の幅が広くなるように設定してある。
【0017】ここで、固定子1を構成する電磁石に巻い
ている捲線11の電流を切り換えることで可動子2a、
2bに取付けられている永久磁石8の吸引、反発により
可動子2がx方向に振幅し、これに伴い、連結体5が図
5(b)のように不静定に変形する。この時の連結体5
の応力分布は図5(a)のような分布となる。ここで、
図5(a)ので示す部分の応力を100%とした場
合、で示す部分の応力は100%〜75%、で示す
部分の応力は75%〜62%、で示す部分の応力は6
2%〜50%、で示す部分の応力は50%以下とな
る。この図5(a)から判るように、可動子2a、2b
及び基台4に固定されている連結体5の基台4又は可動
子2との連結部5a付近の幅方向の両端部であるコーナ
部5bはで示す部分であり、このため、で示す部分
の応力よりも25%〜38%の軽減が可能となる。
【0018】また、連結体5の変形時には図6(a)の
ようになるが、ここで、変形時における図2のaーa、
a′ーa′における断面を取ると、それぞれ図6(b)
(c)のようになり、y方向の両端部において幅方向の
各部における変位は連結体5の幅方向の断面中央に行く
ほど大きくなっている。なお、図2のbーbにおける断
面を取ると図6(d)のようになる。
【0019】この事により連結体5にかかる応力は連結
部5aの近くにおいて幅方向の断面中央部に集中する構
造となり、連結部5aの近くにおいて幅方向の両端部で
あるコーナ部5bの応力緩和が可能となる。例えば、連
結体5の繰り返し変形による寿命は2億回以上で破壊し
ないという結果が得られる。つまり、本発明の連結体5
の最大幅と従来の連結体の幅を同じにし、z方向の長さ
を同じにし、板厚を同じにした場合に比較すると、従来
の連結体の形状での繰り返し寿命の約20倍以上の長寿
命化がはかれる。
【0020】また、連結体5のz方向の両端部の幅Bに
対してz方向の中央部の幅Cを細くしてR形状に切り欠
かれた切欠部の曲率半径Dを小さくすることで、よりコ
ーナ部5bの応力緩和が促進されることになる。また、
上記のような構成の本発明における連結体5は高速(1
00Hz以上の振動領域)、低速(100Hz以下の振
動領域)のいずれの振動の場合であっても、連結体5の
z方向の両端部において幅方向であるy方向の両端部の
コーナ部5bの応力を低減できるものである。
【0021】また、連結体5を不静定に変位させた状態
で可動子2の動きを停止させてこの停止状態のままにし
ている状態でも、連結体5のz方向の両端部において幅
方向であるy方向の両端部のコーナ部5bの応力を低減
できるものである。図7には連結体5の他の実施例が示
してある。この実施例においては、連結体5の側端部に
おいて、基台4と連結体5との連結部及び可動子2と連
結体5との連結部とR形状部5cの始まりとの間にスト
レート部5dを設けた構成となっている。このように基
台4と連結体5との連結部及び可動子2と連結体5との
連結部とR形状部5cの始まりとの間にストレート部5
dを設けた連結体5の応力分布は図7(b)のような分
布となる。ここで、図7(b)ので示す部分の応力を
100%とした場合、で示す部分の応力は100%〜
75%、で示す部分の応力は75%〜62%、で示
す部分の応力は62%〜50%、で示す部分の応力は
50%以下となる。この図7(b)から判るように、可
動子2a、2b及び基台4に固定されている連結体5の
基台4又は可動子2との連結部5a付近の幅方向の両端
部であるコーナ部5bはで示す部分であり、このた
め、図5に示すストレート部5dを設けないものよりも
更にコーナ部5bにおける応力を軽減することが可能と
なる。ここで、ストレート部5dの長さは連結体5のz
方向の長さEの約3〜10%の長さが好ましい。例えば
一例を示すと図7(b)においてE=15mm、E1
1〜1.5mm、E2 =7mmである。
【0022】次に、本発明における振動型リニアモータ
を用いた振動装置の基本動作を説明する。可動子2a、
2bはそれぞれ上記のように永久磁石8との吸引、反発
力により移動するが、その移動方向は、連結体5により
振動装置の往復運動方向にのみ移動可能となっている。
固定子1を構成する電磁石の捲線11は実施例において
は1本であり、往復運動の右方向運動と左方向では捲線
に与える電流の向きを反転させる。つまり、移動方向に
推進力が働く方向に電流を流すのである。電流を流すタ
イミングはセンサー50、51により判断する。振幅と
速度信号、電流のタイミングは図9のようにして表され
る。
【0023】つまり、可動子2aの往復動に伴ってセン
サー50に誘起される電流(図9中のイ)の電圧から、
可動子2aの移動方向を判別し、被検知片51のスリッ
トによってセンサー51がオンとなる時間(図9のロ)
から、可動子2aの移動速度を検出すると共に、この移
動速度から可動子2aの振幅を判別している。ここで、
センサー50出力から判別することができる移動方向の
反転時から所定時間t0 経過時から検出した移動方向に
応じた方向の電流を所定時間(t1 −t0 )だけ捲線1
1に電流を流すとともに、検出した可動子2aの速度か
ら例えば負荷の増大による振幅の減少を検出した時に
は、駆動電流(図9のハ)の電流量(図示例では通電時
間t1 −t0 )を増加させることで、振幅を所要の値に
保つようにしている。
【0024】図8には制御回路ブロック図を示してい
る。Aは振動型リニアモータであり、66は制御部であ
る。制御部66には振動型リニアモータAに設けられた
センサー51のセンサー出力電圧幅を基準電圧幅と比較
して、それらの差から、速度を判断する速度検知部30
が設けてあり、また、速度検知部30で判断した速度か
ら、入力電流を決定するための入力電流判定部31が設
けてあり、入力電流判定部31で決定された入力電流の
信号は電流入力部32に出力される。また、センサー5
0の情報に基づいて、移動方向検知部33により可動子
2a、2bの移動方向を判断し、移動方向検知部33で
判断された移動方向に基づいて入力電流方向判定部34
で電流の極性を決定し、入力方向判定部34で決定され
た電流の極性の信号が電流入力部32に出力される。こ
のようにして、設定された電流値で且つ設定された極性
の電流が振動型リニアモータAの固定子1を構成する電
磁石の捲線11に与えられる。ここで、制御部66は速
度検知部30と入力電流判定部31とで構成される振幅
制御部66aと、速度検知部30と入力電流判定部43
とで構成される駆動制御部66bとを備えている。
【0025】図10には可動子2a、2bの検知信号と
振動型リニアモータAへの入力信号を示す。図10は検
知信号の大きさにより、入力信号を電流入力時間幅で制
御する方式である。すなわち、可動子2a、2bの往復
速度の変化は半周期毎に変化するため、この半周期内で
検知する固定子1の電磁石の捲線11は1本であり、往
復運動の右方向運動と左方向運動では捲線11に与える
電流の向きを反転させる。つまり、移動方向に推進力が
働く方向に電流を流すのである。電流を流すタイミング
は図9のように表される。
【0026】本発明では、前記センサー50、51の働
きにより振幅の変動を速度信号の変動で判断できる。速
度信号の変動を検知すると、例えば、速度が減少したと
判断すると、次の半周期では速度の減少を元に戻そうと
して入力電流を増加させるように制御部66により制御
する。入力電流が増加すると振幅が増加する。すなわ
ち、速度も増加するのである。このようにして、振幅の
減少を抑えようと振幅制御するものである。
【0027】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、電磁石により構成した固定子に対して永久磁石を設
けた可動子を振動させるための振動型リニアモータにお
いて、固定子と可動子に設けた永久磁石とをギャップを
隔てて面対向させ、可動子と、固定子の基台とを可動子
の振動方向にのみ変位可能な薄板よりなる連結体により
連結して該連結体により上記可動子と固定子との間の上
記面対向のギャップを確保するように保持し、該薄板の
連結体が可動子の振動方向に対して直交する方向におい
てR形状に切り欠かれて薄板の中央部側の幅が狭く且つ
基台及び可動子との連結部分側の幅が広くなるように設
定してあるので、可動子と固定子との間の面対向のギャ
ップを振動方向にのみ変位可能な薄板よりなる連結体に
より確保でき、このように可動子と固定子との間の面対
向のギャップを確保するように保持するための薄板より
なる連結体の基台及び可動子との連結部分付近における
幅方向の両端部であるコーナ部の応力を軽減することが
可能であって、この結果、当該コーナ部での破損が防止
できて連結体の長寿命化を図り、且つ高性能とすること
ができるものである。
【0028】また、本発明の請求項2記載の発明にあっ
ては、上記の請求項1記載の発明の効果に加えて、連結
体の側端部において、基台と連結体との連結部及び可動
子と連結体との連結部とR形状部の始まりとの間にスト
レート部を設けるので、連結体の連結部付近の両端のコ
ーナ部の応力をより軽減することが可能となるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】同上の要部の拡大斜視図である。
【図3】同上の側可動子の斜視図である。
【図4】同上の中央可動子の斜視図である。
【図5】同上の連結体を示し、(a)は応力分布を示す
正面図であり、(b)は連結体の変形を示す側面図であ
る。
【図6】同上の連結体の幅方向の変位を示し、(a)は
変位状態を示す概略斜視図であり、(b)は図2のaー
aにおける変位時の断面図であり、(c)は図2のa′
ーa′における変位時の断面図であり、(d)は図2の
bーbにおける変位時の断面図である。
【図7】(a)は同上の連結体の他の実施例を示す正面
図であり、(b)は応力分布を示す正面図である。
【図8】同上の制御ブロック図である。
【図9】可動子の検知信号と電動機への入力信号を示す
グラフである。
【図10】可動刃の速度と電流入力時間の関係を示すグ
ラフである。
【図11】従来例の分解斜視図である。
【図12】従来例の要部拡大斜視図である。
【図13】従来例の連結体を示し、(a)は応力分を示
す正面図であり、(b)は連結体の変形を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 固定子 2 可動子 4 基台 5 連結体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−355652(JP,A) 実開 昭62−158233(JP,U) 実開 昭60−66506(JP,U) 特公 昭44−32530(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26B 19/00 - 19/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石により構成した固定子に対して永
    久磁石を設けた可動子を振動させるための振動型リニア
    モータにおいて、固定子と可動子に設けた永久磁石とを
    ギャップを隔てて面対向させ、可動子と、固定子の基台
    とを可動子の振動方向にのみ変位可能な薄板よりなる連
    結体により連結して該連結体により上記可動子と固定子
    との間の上記面対向のギャップを確保するように保持
    し、該薄板の連結体が可動子の振動方向に対して直交す
    る方向においてR形状に切り欠かれて薄板の中央部側の
    幅が狭く且つ基台及び可動子との連結部分側の幅が広く
    なるように設定して成ることを特徴とする振動型リニア
    モータの可動子の支持構造。
  2. 【請求項2】 連結体の側端部において、基台と連結体
    との連結部及び可動子と連結体との連結部とR形状部の
    始まりとの間にストレート部を設けて成ることを特徴と
    する請求項1記載の振動型リニアモータの可動子の支持
    構造。
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