JPH0831768B2 - 縦水晶振動子 - Google Patents

縦水晶振動子

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JPH0831768B2
JPH0831768B2 JP1333770A JP33377089A JPH0831768B2 JP H0831768 B2 JPH0831768 B2 JP H0831768B2 JP 1333770 A JP1333770 A JP 1333770A JP 33377089 A JP33377089 A JP 33377089A JP H0831768 B2 JPH0831768 B2 JP H0831768B2
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JP
Japan
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vibrating
vibration
vertical
electrode
crystal unit
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JP1333770A
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宏文 川島
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は周波数が3MHz〜15MHzと中周波数から高周波
数を有する縦水晶振動子、特に、ICカード、ポケットベ
ルや移動無線等の携帯機器の基準信号源として最適な縦
水晶振動子に関する。
〔発明の概要〕
本発明は周波数が約3MHz〜15MHzで、振動モレが非常
に小さく、且つ、等価直列抵抗R1の小さい新形状の縦水
晶振動子を提供することにある。本発明の目的を達成す
るために、振動子の振動部にブリッジ部を介して支持部
を付加接続し、さらに、支持部には振動部の振動を抑圧
しない屈曲部が設けられている。そして、この屈曲部の
両端部は穴を設けるようにフレームと接続され、マウン
ト部まで延びている形状となっている。それ故、振動部
のエネルギーは屈曲部内に閉じ込められ、マウント部で
リード線等に支持固定しても振動モレがなく、等価直列
抵抗R1の小さい縦水晶振動子が得られる。次に、振動部
に配置される効率の良い励振電極配置について説明す
る。本発明では第5次高調波振動が効率良く引き起こす
電極配置であるから、このためには、振動部の中央部と
両端部が同極となる配置方法を採用すれば良い。従っ
て、振動部の一方の側面に同極となる3分割された電極
を、又、他方は同様に3分割されるが、前記電極とは異
極となるように配置される。その結果、基本波振動が抑
圧され、第5次高調波振動が効率良く励振されることに
なる。本発明では振動子形状と励振配置法の両方から振
動子を改善しているので、R1の小さいQ値の高い、耐衝
撃性に優れた縦水晶振動子が得られる。
〔従来の技術〕
振動部と支持部をエッチング法によって一体に形成さ
れた従来の縦水晶振動子は支持部のフレームの幅が一
様、且つ、同一方向に形成され、その端部でリード線等
にマウントされていた、又、第5次高調波振動を効率良
く励振する電極は提供されておらず、未だ実用化に至っ
ていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上述べたように、従来のエッチング法による振動子
では、振動部のエネルギーがマウント部まで伝わり、振
動モレの原因となっていた。そのために、等価直列抵抗
R1の小さい縦水晶振動子を得ることができなかった。
又、第5次高調波振動を用いた縦水晶振動子は実現され
ていない。
〔課題を解決するための手段〕
それ故、本発明では以下の方法により従来の問題点を
解決するものである。すなわち、振動部と支持部をエッ
チング法によって、一体に形成された縦水晶振動子で、
振動部はブリッジ部を介して屈曲部に接続され、更に、
穴の両端部を介してフレームに接続されるとともに、マ
ウント部まで延びる平面形状の縦振動子において、前記
振動部には3分割された励振電極が配置され、中央部電
極と端部電極との間の側面には励振電極が配置されず、
これら一方の側面の中央部電極と端部電極は同極となる
ように接続され、振動部の対向電極は異極となるように
配置して構成することにより、本発明の目的を達成して
いる。
〔作用〕
このように、本発明は振動部、ブリッジ部と支持部か
ら構成され、エッチング法によって形成される縦水晶振
動子の支持部の形状寸法を改善することにより、等価直
列抵抗R1の小さい、且つ、高いQ値を有する縦水晶振動
子を得ることができる。同時に、支持部の振動モードを
解析することにより、振動モレの小さい縦水晶振動子が
得られる。更に、励振電極配置を新規にすることによ
り、第5次高調波振動を効率よく引き起こし、R1の小さ
い、より高い周波数を得ることができる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例と、その結果を具体的に述べ
る。第1図は本発明の縦水晶振動子の一実施例を示す平
面図(A)と、振動部のみの上面図(B)である。振動
子1は振動部2と支持部3からブリッジ部4を介して構
成されていて、エッチング法によって一体に形成されて
いる。尚、支持部3は屈曲部5、穴7、フレーム6とマ
ウント部8から成っている。振動部2は外部端子a、b
からの電界駆動、即ち、励振電極9、10に交番電圧を印
加することにより、振動子は長手方向に伸縮運動をする
が、それと同時に、その垂直方向、即ち、ブリッジ部4
の方向にも同様の振動をする。この時、まず、振動部2
の長手方向の振動を自由に励振するには、ブリッジ部4
の方向の振動を十分に自由にすることが大切である。そ
のために、本発明では支持部3の屈曲部5が十分に自由
に振動できるように、穴7が設けられている。次に、振
動モレについては、振動子1は振動部2からブリッジ部
4を介して屈曲部5へと一体にエッチング法によって形
成され、屈曲部5の振動を十分に自由にさせるために、
穴7が設けられている。更に、穴7の両端部はフレーム
6に接続され、マウント部8まで延びている。それ故、
振動部2のブリッジ部4の方向に振動は屈曲モードに変
換され、且つ、穴7の両端部を介してフレーム6に接
続、マウント部8まで延びているので、マウント部8で
リード線等に支持固定しても、全く振動モレのない縦水
晶振動子が得られる。次に、第5次高調波振動の励振方
法について述べる。第5次高調波振動は長手方向に伸び
る変位と縮む変位が共存してモードで、節点は5個存在
するモードで振動する。すなわち、振動部2はその中央
部と両端部が同じ変位を示し、中央部と両端部間が異方
向の変異を示す。従って、このモードを効率よく励振さ
せるには、中央部と両端部に同極となる励振電極を配置
すればよく、中央部と両端部間には励振電極を配置しな
ければよい。このように電極配置をすることによって、
R1の小さい第5次高調波振動の縦水晶振動子を得ること
ができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明は振動部と支持部をエッチ
ング法によって一体に形成する縦水晶振動子に於いて、
新形状の縦水晶振動子と第5次高調波振動を効率よく励
振する電極配置を提案することにより、次の著しい効果
を有する。
支持部の形状、寸法を規定することにより、振動を
自由にさせることができるので、等価直列抵抗R1が小さ
くなる。
屈曲部とフレームの間に穴を設けているので、振動
部の振動を自由にさせることができると同時に、屈曲部
のエネルギーはフレームに伝わらないので、振動モレが
なくなり、マウント部で支持固定しても、R1の小さい振
動子が得られる。
振動部の中央部と両端部に同極となる励振電極を配
置し、中央部と両端部との間には側面の励振電極を配置
しないので、第5次高調波振動を容易に引き起こし、R1
の小さいより高い周波数を得ることができる。
片側で振動子をマウントするので、製造が容易、且
つ、小型化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の縦水晶振動子の一実施例を示す平面図
(A)と、振動部のみを示した上面図(B)である。 1……振動子 2……振動部 3……支持部 4……ブリッジ部 5……屈曲部 6……フレーム 7……穴 8……マウント部 9、10……励振電極 a、b……電極端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動部と支持部をエッチング法によって、
    一体に形成された縦水晶振動子で、振動部はブリッジ部
    を介して屈曲部に接続され、更に、屈曲部は穴の両端部
    を介してフレームに接続され、前記フレームはマウント
    部まで延びる平面形状の第5次高調波縦水晶振動子にお
    いて、前記振動部の側面には3分割された励振電極が対
    向して配置され、中央部電極と端部電極との間の側面に
    は励振電極が配置されず、これら同じ側面の中央部電極
    と端部電極は同極となるように接続され、振動部の対応
    電極は異極なるように配置されていることを特徴とする
    縦水晶振動子
JP1333770A 1989-12-22 1989-12-22 縦水晶振動子 Expired - Lifetime JPH0831768B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1333770A JPH0831768B2 (ja) 1989-12-22 1989-12-22 縦水晶振動子

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JP1333770A JPH0831768B2 (ja) 1989-12-22 1989-12-22 縦水晶振動子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03195111A JPH03195111A (ja) 1991-08-26
JPH0831768B2 true JPH0831768B2 (ja) 1996-03-27

Family

ID=18269762

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0818882A3 (en) * 1996-07-10 1999-12-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Energy trapping piezoelectric device and producing method thereof

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JPS63260311A (ja) * 1987-04-17 1988-10-27 Seiko Electronic Components Ltd 縦水晶振動子

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JPH03195111A (ja) 1991-08-26

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