JPH08317518A - ガス絶縁開閉装置に用いる輸送カバー - Google Patents

ガス絶縁開閉装置に用いる輸送カバー

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Publication number
JPH08317518A
JPH08317518A JP7122115A JP12211595A JPH08317518A JP H08317518 A JPH08317518 A JP H08317518A JP 7122115 A JP7122115 A JP 7122115A JP 12211595 A JP12211595 A JP 12211595A JP H08317518 A JPH08317518 A JP H08317518A
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JP
Japan
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cover
transportation
transport
conductor
transportation cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP7122115A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Shimokawa
昌弘 下川
Minoru Sakaguchi
実 坂口
Hisaharu Yaginuma
久治 八木沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、薄板をプレスで成形して軽量化する
ことにより、輸送カバーの取外しが従来の重機による方
法から作業者一人で可能となった。このことにより、現
地の工程短縮が可能となったと同時に、重機等が不要な
ため原価低減も図れる。 【構成】プレスで成形した本体と把手により構成されて
いる。取り付け個所の構造により筒状の出張りを付加す
るなど変形例もある。 【効果】(1)現地での輸送カバー取外し作業が、1個
所あたり25〜65%の工程短縮が可能と成った。 (2)同時に、重機不使用のため機材費の原価低減がで
きた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス絶縁開閉装置(G
IS)全般の輸送据付けに係るプレス製輸送カバーに関
する。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置(以下GISと云う)
は、フランジを設けた金属容器内に導体を配置し、この
容器を数本フランジ接続し絶縁性能の高いガスを封入し
た開閉装置である。GISは工場で現地納入配置と同じ
姿に全体組立てを行い、耐電圧試験などの諸試験を実施
し、顧客立会いを受けて合格した後、現地の設置条件に
より陸輸送または船輸送して現地へ搬入する。その際、
幾つもの容器で接続構成するGISはそのままでは輸送
不可能なため輸送制限寸法になるように分割輸送する。
また、 (1)GISは絶縁性能上湿気(水分)および塵埃を嫌
う製品である。
【0003】(2)分割したフランジ面はガス気密面の
ため傷をつけないよう配慮が必要である。
【0004】(3)輸送中に雨水および塵埃等の異物が
容器内に浸入しないよう配慮が必要である。
【0005】等の条件があるため、分割フランジ面の保
護および雨水,塵埃等の異物が浸入しないように気密性
を持たせた輸送カバーを取り付け、かつ、水分量が増加
しないよう乾燥気体または乾燥剤を封入して輸送する。
輸送されたGISは現地で重機により一旦荷降された
後、再び重機により分割納入された各容器を工場で組立
てた時と同じように埋込ベース上に配置接続していきま
す。この時、各容器の接続個所を防塵ハウスで囲み、こ
のハウス内で輸送カバーの取外し、接続フランジ面の清
掃および内部点検を実施した後に容器の接続をする。
【0006】しかし、従来輸送カバーは前述のように分
割フランジ面の保護および気密性を持たせる必要がある
ため、板厚6〜12mm程度の鋼板を板切りし溶接して製
作していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、重量が数十キ
ロ〜百キロ程度あり作業者一人で取外しが不可能であっ
た。このため、輸送カバーは、重機により取外すか、ま
たは、複数の作業者により取外していた。特に、重機を
使用した場合、段取り時間および待ち時間が長いため、
分割数が数十から数百もあるGISの場合、工程の長期
化の要因の一つであった。図8に従来技術の例を示しま
す。容器20の右側フランジにスペーサ21があり、こ
のスペーサ21の両端に導体16,22が各々片持ちで
取り付けられている。右側は導体16が輸送カバー27
の取り付け面より出張っているので輸送カバー(1)2
7の中央部に円筒部を設けている。左側は導体22がフ
ランジ面より引っ込んでいるので平らな輸送カバー
(2)28をそのまま取り付けている。どちらの輸送カ
バーも作業者一人で持てないような重量となっている。
本発明の目的は、GISの現地接続作業時に発生する輸
送カバーの取外し作業を、作業者一人で可能とするた
め、輸送カバーを薄板でプレス成形し軽量化を図ったこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、輸送カバーは、薄板を使用し、作業者
一人で持てる重量まで軽量化した。また、把手を取り付
け持ちやすくした。
【0009】
【作用】本発明に係る輸送カバーは、皿形球形に成形す
ることで強度をアップした。
【0010】輸送カバーの外周は折り返しを設けて強度
を増したと共に、製品の外形より大きくしてクレーン等
による吊り状態の時、何らかの原因で障害物にぶつかる
ことがあったとしても先に輸送カバーが当たって製品の
保護ができるようにした。
【0011】輸送カバーの中腹部分に数個所凹みを設け
強度アップを図った。
【0012】プレス一体成形によりオーリング溝を一体
成形と同時に設けた。オーリング溝に太径のオーリング
を挿入し気密性を持たせることとした。また、ボルト締
め付け部付近にオーリング溝があるので完全締め付けが
可能である。
【0013】輸送カバーの頂上と中腹に穴を設け乾燥気
体封入用バルブを取り付けられるようにした。穴を2個
としたのは一方より乾燥気体を圧送し、他方より内部空
気を排出できるようにした。この構成により、空気を乾
燥気体に置換できる。
【0014】輸送カバーが薄板成形なので軽量化が実現
し、作業者一人で取り付け取外しが可能である。
【0015】輸送カバーが皿形球形鏡板のため、分割フ
ランジより内部導体が輸送カバーの高さより出張らない
時は、そのままカバー取り付け可能である。
【0016】構造上、導体を支持する場合または出張り
がカバーの高さより長い場合は変形して使用が可能であ
る。
【0017】
【実施例】図2に本発明の実施例を示す。プレス成形し
たカバー本体1および把手2より本発明に係る輸送カバ
ーは、構成され、本体には頂上と中腹部に穴24を設
け、ここに小形バルブを取り付け一方のバルブより乾燥
気体を封入し、他方より内部空気の排出ができるように
してある。
【0018】図3に本発明の第2の実施例を示す。図2
の実施例に円筒部分3を設けた例で、輸送カバー取り付
け部分に片持ち可能な内部導体を取り付けた状態で取り
付けられる。本実施例を使用することで、従来行ってい
た内部導体を現地で取り付ける作業がなくなり、現地の
工程短縮にもつながる。
【0019】図4に本発明の第3の実施例を示す。図2
の実施例にナット4を設けたもので内部導体が長尺で片
持ちとなる場合で導体端部が凸取り合いに適している。
輸送振動により撓み機械的ストレスを受ける導体を支持
することで、振動を抑制し導体の受ける機械的ストレス
を軽減できる。
【0020】図5に本発明の第4の実施例を示す。図2
の実施例に外フランジ5付きの筒6を設け、図4の第3
の実施例のように長尺導体を支持できる構造としたもの
である。
【0021】但し、図4の実施例と異なる点は導体端部
が凹取り合いに適している。同様に、輸送振動により撓
み機械的ストレスを受ける導体を支持することで、振動
を抑制し導体の受ける機械的ストレスを軽減できる。
【0022】図6に図4に示す実施例の使用例を示す。
輸送カバー17にフランジ付き円筒8をボルト9により
固定する。内部導体10の先端に保護材11を巻き付
け、容器12にオーリング14を装着した輸送カバー1
7をボルト13により取り付けている。こうすることに
より分割フランジ面の保護ができると同時に、内部導体
10の輸送振動を抑えることができ、導体の受ける機械
的ストレスを軽減できる。また、小形バルブ26を穴2
4を利用し図示した位置に取り付ける。これにより例え
ば、輸送カバー17の頂上側の小形バルブ26から乾燥
気体を圧送し、中腹側小形バルブ26から内部空気を排
出し、乾燥気体と置換できるようにしてある。
【0023】図7に図3および図5に示す実施例の使用
例を示す。容器20の右側フランジにスペーサ21があ
り、このスペーサ21より導体16,22が各々片持ち
状態で取り付けられている。図示の右側は図3に示す実
施例に係る輸送カバー15を取り付けた状態を示す。内
部導体16が分割面より出張っていますが本実施例によ
り内部導体16を取外すことなく、そのまま輸送カバー
15を取り付けられる。図7の左側は図5の実施例に示
す輸送カバー17を取り付けた状態を示す。容器20に
オーリング14を装着した輸送カバー17をボルト13
により取り付ける。この後、ガイド付きカバー18にパ
ッキング19を取り付け、ボルト25により輸送カバー
17に取り付ける。この時、導体端部の凹部にガイド2
3が挿入され内部導体22を支持する。このことにより
図6に示す実施例と同様、内部導体22の輸送振動を抑
えることができ内部導体22の受ける機械的ストレスを
軽減できる。また、図6の実施例に示したのと同様に小
形バルブ26を輸送カバーに設けた穴を利用し取り付け
ることで内部空気を乾燥気体に置換できる。
【0024】図1に本発明の使用例を示す。容器20の
右側フランジ面にスペーサ21がありスペーサ21より
導体16,22が各々片持ち状態で取り付けられてい
る。スペーサ21側の導体16は出張っているが、輸送
カバー29の高さより出張らないので、そのまま輸送カ
バー29を取り付けている。左側についてもフランジ面
より内部導体22が出張っていないので、そのまま輸送
カバー29を取り付けている。
【0025】
【発明の効果】輸送カバーの取外しが作業者一人で可能
となったことで、従来使用していた重機は不要となっ
た。これにより、従来輸送カバーの取外しに1個所あた
り待ち時間および段取り時間などを考えて2〜4時間程
度費やしていたが、本発明を使用することにより、1個
所あたり1.5 時間以下で取外しが可能となり大幅な工
程短縮が可能となった。また、同時に、機材費の原価低
減もできた。さらに、重機を使用する必要がないため容
器接続作業での異物侵入の心配もなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用例を示す図。
【図2】本発明の実施例を示す図。
【図3】本発明の第2の実施例を示す図。
【図4】本発明の第3の実施例を示す図。
【図5】本発明の第4の実施例を示す図。
【図6】本発明の第3の実施例の使用例を示す図。
【図7】本発明の第2及び第4の実施例の使用例を示す
図。
【図8】従来例を示す図。
【符号の説明】
1…カバー本体、2…把手、3…円筒部分、4…ナッ
ト、5…外フランジ、6…筒、8…フランジ付き円筒、
9…取り付けボルト、10…内部導体、11…保護材、
12…容器、13…輸送カバー取り付けボルト、14…
オーリング、15,17…輸送カバー、18…ガイド付
きカバー、19…パッキング、21…スペーサ、23…
ガイド、24…穴、25…取り付けボルト、26…小形
バルブ、27…従来の輸送カバー(1)、28…従来の
輸送カバー(2)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導体の囲りを囲む容器が分割組立可能にフ
    ランジを有するガス絶縁開閉装置の輸送単位の両端を覆
    う輸送カバーにおいて、 該輸送カバーは薄板をプレス成形して構成されており、
    該輸送カバーの中心部が前記導体の周囲を囲むように凸
    部を有するとともに、該輸送カバーの表面に少なくとも
    2個所の穴を有して、乾燥気体を圧縮して送り出すとと
    もに、内部空気を排出できるようにしたことを特徴とす
    るガス絶縁開閉装置に用いる輸送カバー。
  2. 【請求項2】前記輸送カバーの中腹部分に凹部を設けて
    強度を向上させたことを特徴とする請求項1記載の輸送
    カバー。
JP7122115A 1995-05-22 1995-05-22 ガス絶縁開閉装置に用いる輸送カバー Pending JPH08317518A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7122115A JPH08317518A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 ガス絶縁開閉装置に用いる輸送カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7122115A JPH08317518A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 ガス絶縁開閉装置に用いる輸送カバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08317518A true JPH08317518A (ja) 1996-11-29

Family

ID=14828006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7122115A Pending JPH08317518A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 ガス絶縁開閉装置に用いる輸送カバー

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JP (1) JPH08317518A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102104235A (zh) * 2009-12-21 2011-06-22 日本Ae帕瓦株式会社 气体绝缘母线的输送装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102104235A (zh) * 2009-12-21 2011-06-22 日本Ae帕瓦株式会社 气体绝缘母线的输送装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040601