JPH0436166Y2 - - Google Patents

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JPH0436166Y2
JPH0436166Y2 JP3871186U JP3871186U JPH0436166Y2 JP H0436166 Y2 JPH0436166 Y2 JP H0436166Y2 JP 3871186 U JP3871186 U JP 3871186U JP 3871186 U JP3871186 U JP 3871186U JP H0436166 Y2 JPH0436166 Y2 JP H0436166Y2
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container
plate
side plate
hook
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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 SF6ガス等の絶縁媒体を使用してなるキユービ
クル形絶縁開閉装置の容器構造に関する。
「従来の技術」 第3図に変電所等で従来から使用されている、
キユービクル形ガス絶縁開閉装置(以下C−GIS
という)の一例を示す。又第2図にはその単線結
線図を示す。C−GISは第2図に示すごとく、遮
断器1、断路器2、接地開閉器3、避雷器4、ケ
ーブル接続部5等の単体機器や母線6等を、容器
7に一括収納し、機器のコンパクト化や経済性、
環境調和性等の向上を図つた機器で、その特長が
評価され、近年広く使用されるようになつてい
る。
従来のC−GISは、第3図に示すように容器7
に設けたマンホール8a,8bから、遮断器1、
断路器2、接地開閉器3等の構成機器を単独、あ
るいは複合したユニツトの状態で容器7内に搬入
し、容器7内に作業者が入つて、容器7の隔壁面
に装着する構造となつている。
なお、この種の開閉装置の絶縁媒体9として
は、絶縁、消弧性に優れたSF6ガスのほか、絶縁
油を使用しているものもあるが、消弧媒体9の種
類は本考案の要件ではないので言及せず、C−
GISの用語をもつて代表させて説明する。
「考案が解決しようとする問題点」 従来構造のC−GISでは、容器内に人が入つて
作業を行うため、次のような欠点があつた。
即ち、 (1) 作業スペースを確保するため、機器の配列に
余裕を持たせたり容器を大きくせざるを得ず、
目的とするところのコンパクト化が犠牲にな
る。
(2) (1)にも拘らず、コンパクト化という目的達成
のため、好ましくない環境での作業が作業者に
課せられることにもなつている。
(3) (2)の結果、機器の信頼性低下がある程度避け
られず、傷を付けたりする危険もある。
(4) 非能率である。
(5) この種の開閉装置は、電界設計条件が極めて
厳しくなつているので異物を極端に嫌うが、異
物が作業の折持ち込まれたり、作業者自身に付
着して入り込む危険が常に付き纏い、電気的信
頼性低下の懸念がある。
(6) 完成検査は、完全に作業が完了してからでな
いと行えないが、組立後ではチエツクが充分に
できない。又、万一不具合があつても修復には
多大の労力を要し、時間もかかる。
又、容器のそれぞれの面は、矩形を基本とする
平板で構成されているので、大きい内圧力に耐え
るものを提供することが困難であり、一般には容
器の内、外で圧力差が発生しないような方策を構
じたものとか、内圧力が十分に低い場合に限つて
適用されているが、それでも底板とカバーの接合
部は強度上の弱点となるため、剛性をもつた溶接
構造とすることが必要である。
「問題点を解決するための手段」 容器の底板に各構成機器を装着せしめた後、カ
バーを一旦かぶせ、組立、試験等の所要作業を実
施し、その後鈎状部材でもつて密封して形成せし
むる容器構造とする。
「実施例」 第1図に、本考案になるキユービクル形開閉装
置の一実施例を構造図で示す。第1図に対応する
単線結線図は第2図と同じであるので省略する。
又、同一構造部分に就いても説明を一部省略す
る。第1図において、遮断器1、断路器2、接地
開閉器3等の構成機器は、容器17の底板10に
装着された後、組立状態のチエツク等の必要な処
置がとられる。しかる後、底板10との接合部と
して、帯状平面を有する底部11を、略、直方体
のカバー12のそれぞれの側板13の外方向に断
面がL字状になるごとく形成せしめ、かつ底部1
1と、前記底板10のそれぞれの穿設孔14にお
いて解体が容易な程度に、ボルト15などで螺接
し筺体を構成せしめる。この状態で動作試験等の
必要な処置を実施し、万一不適合があつた場合
は、前記の螺接部を取りはずして見直しを行い、
その後再び組立、試験等を行うことになる。な
お、4は避雷器で、この機器は容器17の上面1
6に装着されているが、ケーブル接続部5とは、
チユーリツプコンタクト等の自動連結構造が適用
されており、カバー12を底板10に接合すると
き装着が完了することになる。このような自動接
続の配慮がなされた機器の場合は、必ずしも底板
10に装着することは、必要な要件ではない。
動作試験は、機器構成によつては、底板10に
各構成機器を装着した段階で実施してもよい。又
18はガスケツトで、例えば耐電圧試験等のため
に、絶縁媒体9を封止して実施する必要がある場
合に用いるものである。この場合、絶縁媒体9の
封止は、試験を実施する間の短期間だけ有効であ
れば目的は達するので、必ずしも完全である必要
はなく、仕上げ面の精度とか、ガスケツト18の
締め付け圧力の管理はそれほど重要ではない。経
済性を勘案してきめればよい。ただガスケツト1
8を使用した場合は、組立あるいは試験のためな
どにより、長期間放置する間の機器の保護や防塵
対策など品質保全上有効であるので、予め放置す
ることが予想されるような場合は、絶縁媒体9を
一旦封止すると否とに関らず、付属せしめておく
ことが望ましい。
試験が完了したら次に、底板10に沿つて略、
鈎状部材19を配設しその一端を側板13に、他
端を底板10にそれぞれ溶接し、容器内に封入す
る絶縁媒体9を封止する。鈎状部材19を溶接せ
しめたことにより、当該部分は、立方的な構造と
なり、構成及び機械的な強度が著しく増大するの
で、この点においても極めて有利な構造である。
なおガスケツト18を介して、底板10とカバー
12を螺接するだけで、絶縁媒体9を封止できる
のであれば、このような配慮は無用であるが、
受、変電機器のように極めて長期間、信頼性を保
持することが要求される、キユービクル形開閉装
置に分類されるような直方体を基本構造とする容
器の場合、絶縁媒体9を漏洩することなく経済的
にこれに応えることは、非常に難しい。
なお第4〜6図はカバー12と鈎状部材19の接
合部の詳細を示す図である。第4図は、第1図で
説明した構造の詳細図、第5図は第3図の構造に
ガスケツト18を付加した場合の構造の詳細図、
第6図は、鈎状部材29を2枚の平板で構成し、
そのうちの1枚を予め側板13に溶接などの方法
により固着しておき、底板10とカバー12を接
合して筺体を構成せしめた後、鈎状部材29の他
の1枚の一端を底板10に溶接するとともに、他
端を予めカバーに固着してある鈎状部材19のも
う一方と溶接するものである。この場合、溶接部
が側板13より離間した位置となるので、予め側
板13の内面に施された塗装などの表面処理が、
溶接による熱の影響を受けることを除去できると
いう特長がある。
「考案の効果」 (1) 機器の組立、点検作業が底板の上という、オ
ープンな状態で実施できるので、機器の配置が
性能上の要求だけに基づき決められ、極めてコ
ンパクトに構成できる。
(2) 良好な環境のもとでの作業が可能となり、作
業効率が高く作業者に余分な負担を与えない。
(3) 機器に損傷を与える危険が殆ど無くなり、信
頼性が向上する。
(4) 塵埃などの異物の除去が極めて容易であり、
信頼性が高い。
(5) 底板とカバーの接合部の剛性が高く、強度が
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す構造図、第2図
は機器の構成を示す単線結線図、第3図は従来構
造の一例を示す構造図、第4図〜第6図はカバー
と鈎状部材の接合部の詳細図である。 図において、9は絶縁媒体、10は底板、11
は底部、12はカバー、13は側板、17は容
器、18はガスケツト、19,29は鈎状部材で
ある。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 略、直方体の容器内に、複数の電気機器を収
    納してなる開閉装置において、平板状の底板に
    必要なる構成機器を組立て、前記底板との接合
    部として、帯状平面を有する底部を、略、直方
    体のカバーのそれぞれの側板の外方向に額縁状
    かつ断面がL字状になるごとく形成せしめ、か
    つ該底部と前記底板とをそれぞれの穿設孔にお
    いて螺接して筺体を構成するとともに、前記底
    板と前記底部との接合部の近傍に、前記帯状平
    面を有する底部に沿つて鈎状部材を配設し、そ
    の一端を前記側板に、他端を前記底板にそれぞ
    れ溶接し、容器内に封入する絶縁媒体を封止し
    たことを特徴とする電気機器の容器構造。 (2) 前記底部と前記底板との接合部にガスケツト
    を装着したことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第(1)項記載の電気機器の容器構造。 (3) 前記鈎状部材は、一端が前記側板に溶接され
    該側板の外方向に突出する平板と、一端が前記
    底板に溶接され該底板の上方向に突出する平板
    とからなり、かつ前記二つの平板の他端同士が
    溶接されて形成されたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第(1)項または第(2)項記載の電
    気機器の容器構造。
JP3871186U 1986-03-17 1986-03-17 Expired JPH0436166Y2 (ja)

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JP3871186U JPH0436166Y2 (ja) 1986-03-17 1986-03-17

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JP3871186U JPH0436166Y2 (ja) 1986-03-17 1986-03-17

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JPS62152613U JPS62152613U (ja) 1987-09-28
JPH0436166Y2 true JPH0436166Y2 (ja) 1992-08-26

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