JP2793599B2 - 空気絶縁母線装置 - Google Patents

空気絶縁母線装置

Info

Publication number
JP2793599B2
JP2793599B2 JP63196900A JP19690088A JP2793599B2 JP 2793599 B2 JP2793599 B2 JP 2793599B2 JP 63196900 A JP63196900 A JP 63196900A JP 19690088 A JP19690088 A JP 19690088A JP 2793599 B2 JP2793599 B2 JP 2793599B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closed switchboard
closed
bus
switchboard
main circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63196900A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0246110A (ja
Inventor
辰夫 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP63196900A priority Critical patent/JP2793599B2/ja
Publication of JPH0246110A publication Critical patent/JPH0246110A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2793599B2 publication Critical patent/JP2793599B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は発電機と主変圧器との間を相分離母線で接
続するように構成した空気絶縁母線装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 第3図は例えば実開昭51−107635号公報に示された、
従来の発電主回路用閉鎖配電盤を含む発電主回路の機器
配置を示す平面図である。第4図は第3図のIV−IV線か
ら見た図である。第5図は第3図及び第4図に示された
発電主回路の単線結線図である。以上の各図において、
発電機(1)、遮断器(5)及び主変圧器(2)はそれ
ぞれ相分離母線(4)によって相互に接続され、発電主
回路を形勢している。遮断器(5)はこの発電主回路を
開閉するために設けられ、遮断器(5)と主変圧器
(2)の間には内変圧器(3)が、相分離母線(4)を
介して接続されている。各閉鎖配電盤(6a),(b)及
び(6c)はそれぞれ相分離母線(4a,4b及び4c)を介し
て発電主回路に接続され、一般に、それぞれPT閉鎖配電
盤、PT−SA閉鎖配電盤及びNGR閉鎖配電盤と呼ばれてい
る。PT閉鎖配電盤(6a)は電圧検出用の変成器(7,7)
等の電気機器を内蔵し、電気機器の出力端子を外部へ導
出している。PT−SA閉鎖配電盤(6b)は変成器(7a),
避雷器(8)及びサージ吸収用コンデンサ(9)等の電
気機器を内蔵し、各電気機器の出力端子を外部へ導出し
ている。NGR閉鎖配電盤は中性点接地トランス(10)及
び抵抗(11)等をそれぞれ内蔵している。第6図
(a)、6図(b)及び6図(c)はそれぞれ従来の閉
鎖配電盤(6a)の一例を示す正面図、側面図及び平面図
である。この閉鎖配電盤(6a)は衝撃波耐電圧125kv及
び商用周波耐電圧50kVを仕様として規定されたものであ
る。各図における閉鎖配電盤(6a)は、2台の変成器
(7)、プッシング(12,13)、接続導体(14,15)、支
持碍子(16),隔壁(17)、扉(18)及び外被(19)等
によって構成され、第5図の閉鎖配電盤(6a)を示す一
点鎖線内の電気的接続を構成している。また、第6図
(a),(b)及び(c)のプッシングターミナル(12
a)及びフランジ(20)はそれぞれ相分離母線(4a)
(第3、4図)の導体及び外被と結合される。閉鎖配電
盤(6a)自体は、第6図の各図に示す基礎(30)上に固
定されている。
第6図(a),第6図(b)及び第6図(c)に示す
閉鎖配電盤(6a)においては、各内蔵した電気機器の主
回路側すなわち一次側には10〜20kV程度の発電機の常時
運転電圧が印加され、また異常時にはこの数倍の電圧が
印加されることがある。前述の衝撃波耐電圧125kV等の
仕様は、このような異常時の高電圧を想定して規定され
たものであり、この仕様を満足させるため、接地された
外被(19)、隔壁(17)及び扉(18)等と内蔵した電気
機器一次側との間は所定の距離を保って空気絶縁されて
いる。その結果、閉鎖配電盤(6a)の外形寸法はむやみ
に縮小することはできず、第6図(a),第6図(b)
及び第6図(c)に示すような寸法、すなわち幅700m
m、奥行1800mm、高さ2000mm、扉(18)の開閉を考慮し
た奥行3200mm、とならざるを得ないのが一般的である。
これは、他の閉鎖配電盤(6b,6c)においても同様であ
り、それぞれ所定の寸法を必要とする。
一方、第3図及び第4図に示すように、各閉鎖配電盤
(6a,6b,6c)は発電所建屋内の限られたスペースに設置
しなけばならず、またその際、第6図(c)に示すよう
に扉(18)の開閉が支障なく行われ、かつ内蔵した電気
機器に対する所定のメンテナンススペースを確保しなけ
ればならない。従って、第3図及び第4図に示すよう
に、閉鎖配電盤(6a)は主回路の相分離母線(4)の経
路から大きく離れた位置に設置され、両者の間はかなり
長い相分離母線(4a)によって接続されている。また、
閉鎖配電盤(6b)は、主回路である相分離母線(4)の
経路を屈曲させてその設置空間を確保している。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来の発電主回路用閉鎖配電盤では、発
電所建屋内の限られたスペースのなかで、所定の寸法を
有する閉鎖配電盤について他の機器との調整を図りなが
ら設置位置を決定しなくてはならない。そのため、各機
器の設置計画を立案するにあたって多大な検討時間を必
要とするという問題点があった。
また、主回路の相分分離母線(4)が複雑な形状に屈
曲したり、主回路の相分離母線(4)と閉鎖配電盤(6
a,6b)をそれぞれ接続する相分離母線(4a,4b)が長く
なることにより、発電主回路用閉鎖配電盤に係わる電気
品全体の製造・据付コストが増加するという問題点があ
った。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、発電主回路用閉鎖配電盤に係わる電気品の
配置設計を容易にし、かつそれらの製造・据付コストを
低減することのできる空気絶縁母線装置を提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る空気絶縁母線装置は、絶縁性ガスを封
入した閉鎖配電盤に電気機器を収納し、相分離母線を収
納した外被で閉鎖配電盤を宙吊り状態に支持して、閉鎖
配電盤から電気機器の出力端子を導出したものである。
[作用] この発明の空気絶縁母線装置は、ガス絶縁した閉鎖配
電盤を相分離母線を収納した外被で宙吊り状態で支持
し、閉鎖配電盤に収納した電気機器を出力端子を閉鎖配
電盤から導出する。
[実施例] 第1図はこの発明の一実施例による発電主回路用閉鎖
配電盤を含む発電主回路の機器配置を示す、一部断面図
を含む側面図であり、従来の技術として述べた第4図に
対応する図である。図において、発電機(1)、主変圧
器(2)及び遮断器(5)はそれぞれ従来と同様であ
る。閉鎖配電盤(6A)及び(6B)はそれぞれ例えば第4
図における従来の閉鎖配電盤(6a)及び(6b)に対応す
るものであり、それぞれの内蔵した電気機器は、従来と
同様に出力端子が外部へ導出するように構成してある。
閉鎖配電盤(6A)及び(6B)は相分離母線(4)に直接
取付けられて支持され、電気的に接続されている。図に
示す例では各閉鎖配電盤(6A,6B)は相分離母線(4)
に宙吊り、すなわち床(31)に接触することなく堅固に
支持されている。
第2図は第1図におえる閉鎖配電盤(6A)とその近傍
の、一部断面図を含む拡大図である。図において、相分
離母線(4)の接地された外被(4E)は導体(4B)との
間に所定の空気絶縁距離を保っている。分岐外被(4
E′)は外被(4E)の一部から分岐して設けられ、その
先端にはフランジ(21)が形成されている。また、分岐
外被(4E′)の中央部には点検カバー(22)が設けられ
ている。閉鎖配電盤(6A)は外被(19A)及びフランジ
(18A)によって気密に閉鎖され、外被(19A)上にはフ
ランジ(20)が形成されている。閉鎖配電盤(6A)はこ
のフランジ(20)と分岐外被(4E′)側のフランジ(2
1)とをボルト等によって締めつけることにより、相分
離母線(4)に直接支持される。また、この締め付けに
よって外被(19A)及びフランジ(18A)は接地される。
閉鎖配電盤(6A)の内部には一対の変成器(7)が収納
され、接続導体(15A)によってブッシング(12)に接
続されている。ブッシング(12)の先端へ導出されたブ
ッシングターミナル(12a)は、取外し可能なリムーバ
ブルリンク(23)を介して、相分離母線(4)から分岐
導出された分岐ターミナル(4B′)に接続されている。
このようにして、従来と同様の電気的接続を達成してい
る。閉鎖配電盤(6A)の内部には絶縁性ガスとしてSF6
ガスが所定の圧力、例えば0.5kg/cm2G程度の圧力をもっ
て封入されている。SF6ガスはすぐれた絶縁性能を有し
ているため、従来の空気絶縁と比較して遥かに小さい絶
縁距離でも従来と同じ衝撃波耐電圧125kVの仕様を満た
すことができる。実際には、万一SF6ガスのスローリー
クによってガス圧低下等の異常事態をまねいても十分耐
電圧性能を満足する程度の絶縁距離、すなわち空気絶縁
距離の1/3ないし1/4程度の絶縁距離をとっている。この
絶縁距離の縮小によって閉鎖配電盤(6A)の外形寸法も
小さくなり、体積では例えば1/10程度にも縮小され、重
量も大幅に軽減される。その結果、閉鎖配電盤(6A)自
身を基礎上に固定支持せず、相分離母線(4)の経路上
の任意の位置に前述の固定方法により直接取り付けた形
とすることが可能となる。閉鎖配電盤(6B)についても
同様に構成する。
従って、相分離母線(4)は従来のような屈曲部や閉
鎖配電盤に接続するための相分離母線等を設ける必要が
なく、発電機(1)と主変圧器(2)とを実質的に一直
線に結ぶことができるので簡素ですっきりした発電主回
路構成とすることができるう。また、ブッシング(12)
の下部及び変成器(7)等はSF6ガスを封入した密閉陽
気である閉鎖配電盤(6A)内にあって外気から完全に遮
断されているため、塵埃の付着や結露等によってブッシ
ング(12)や変成器(7)等の絶縁性能が劣化すること
はほとんどなくなる。
一方、変成器(7)の動作不良や閉鎖配電盤(6A)内
部の地絡等のトラブルの際には、まず閉鎖配電盤(6A)
内に封入されたSF6ガスを回収したのち、フランジ(18
A)を取外して点検したり、変圧器(7)の取替等をす
ることができう。また、点検カバー(22)を開いてリム
ーバブルリンク(23)を取外したのち、フランジ(20)
及び(21)を互いに固定するボルト等をはずすことによ
り閉鎖配電盤(6A)全体の取外し点検が可能である。
なお、上記実施例では閉鎖配電盤(6A)及び(6B)を
相分離母線(4)の下部に設けたものを示したが、上部
もしくは斜め上下方向部に設けても良い。また、本実施
例には示さなかったが、従来の閉鎖配電盤(6c)(第3
〜5図)についても閉鎖配電盤(6A)及び(6B)と同様
な構造を採用することにより、同様の効果を奏する。
また、上記実施例では発電主回路に遮断器(5)を設
置したものについて示したが、遮断器(5)が設置され
ていない場合にも同様の電気的機能を有する閉鎖配電盤
を設置する必要があるので、本発明に係る閉鎖配電盤の
適用によって同様の効果を奏する。
さらに上記実施例では、相分離母線(4)と閉鎖配電
盤(6A)との電気的接続部分にリムーバブルリンク(2
3)を設けたものを示したが、保守点検作業の省力化
や、主回路耐電圧試験の簡便化を図るため、手動操作式
の断路部を設けても良い。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば絶縁性ガスの封入に
よって発電主回路用閉鎖配電盤の体積・重量を大幅に縮
小・軽減し、相分離母線のみによって閉鎖配電盤を宙吊
りの状態で支持するようにしたので、この閉鎖配電盤に
係わる機器の配置設計が容易となるという効果がある。
また、それにともなって上記各機器の製造及び据付工
事費が安価になるという効果がある。
さらに、絶縁性ガスの封入によって閉鎖配電盤の実質
的無保守化または少なくとも保守周期の長期化を実現で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による発電主回路用閉鎖配
電盤を含む発電主回路の機器配置を示す一部断面図を含
む側面図、第2図は第1図における閉鎖配電盤(6A)と
その近傍の一部断面図を含む拡大図、第3図は従来の発
電主回路用閉鎖配電盤を含む発電主回路の機器配置を示
す平面図、第4図は第3図のIV−IV線から見た図、第5
図は第3図及び第4図に示された発電主回路の単線結線
図、第6図(a)、第6図(b)及び第6図(c)はそ
れぞれ従来の閉鎖配電盤の一例を示す正面図、側面図及
び平面図である。 図において、(1)は発電機、(2)は主変圧器、
(4)は相分離母線、(4E)は外被、(6A,6B)は閉鎖
配電盤である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外被内で空気絶縁した相分離母線により発
    電機と主変圧器との間を接続し、上記相分離母線から分
    岐導出して電気機器を電気的に接続し、上記電気機器を
    閉鎖配電盤に収納した空気絶縁母線装置において、絶縁
    性ガスを封入した上記閉鎖配電盤を上記外被で宙吊り状
    態に支持し、上記閉鎖配電盤から上記電気機器の出力端
    子を導出したことを特徴とする空気絶縁母線装置。
JP63196900A 1988-08-06 1988-08-06 空気絶縁母線装置 Expired - Fee Related JP2793599B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63196900A JP2793599B2 (ja) 1988-08-06 1988-08-06 空気絶縁母線装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63196900A JP2793599B2 (ja) 1988-08-06 1988-08-06 空気絶縁母線装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0246110A JPH0246110A (ja) 1990-02-15
JP2793599B2 true JP2793599B2 (ja) 1998-09-03

Family

ID=16365513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63196900A Expired - Fee Related JP2793599B2 (ja) 1988-08-06 1988-08-06 空気絶縁母線装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2793599B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7170604B2 (ja) * 2019-08-30 2022-11-14 三菱電機株式会社 発電主回路接続装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5128405U (ja) * 1975-08-13 1976-03-01
JPS5944105U (ja) * 1982-04-28 1984-03-23 株式会社日立製作所 閉鎖配電盤
JPS59161302U (ja) * 1983-04-14 1984-10-29 株式会社東芝 ガス絶縁閉鎖配電盤
JPS6181702U (ja) * 1984-11-01 1986-05-30
JPS61149282A (ja) * 1984-12-25 1986-07-07 株式会社マキ製作所 物品の選別装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0246110A (ja) 1990-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3020499B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
US6560091B1 (en) Gas insulated switchgear
JP2793599B2 (ja) 空気絶縁母線装置
US6556428B1 (en) Gas insulated switchgear
CN215340152U (zh) 一种gis变电站电缆舱户外布置的耐压试验装置
JPH0382309A (ja) 配電盤
JP2001177932A (ja) ガス絶縁開閉装置及びその耐電圧試験方法
JP2878704B2 (ja) 集合形変電設備
JPH0884413A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPS5915445B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP4346172B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPS6120802Y2 (ja)
JP3393509B2 (ja) 主回路開閉装置
JP2762654B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0246175Y2 (ja)
JPH0152961B2 (ja)
JP3763988B2 (ja) 開閉装置の更新方法
JPH0620327B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0628889Y2 (ja) 常用予備2回線ガス絶縁受電設備
JPH0620328B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPS631524Y2 (ja)
KR200271011Y1 (ko) 가스절연 개폐장치의 각 유니트 일체화 구조
JPH09252511A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH10201021A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0884411A (ja) ガス絶縁開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees