JPH08317352A - テレビジョン信号送出装置及びテレビジョン信号受信装置 - Google Patents

テレビジョン信号送出装置及びテレビジョン信号受信装置

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Publication number
JPH08317352A
JPH08317352A JP12222295A JP12222295A JPH08317352A JP H08317352 A JPH08317352 A JP H08317352A JP 12222295 A JP12222295 A JP 12222295A JP 12222295 A JP12222295 A JP 12222295A JP H08317352 A JPH08317352 A JP H08317352A
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JP
Japan
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signal
digital data
ntsc
carrier
video
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Application number
JP12222295A
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English (en)
Inventor
Katsumi Oishi
克巳 大石
Keiji Fukuzawa
恵司 福沢
Takashi Yoshikawa
孝 吉川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】NTSC方式テレビジョン信号にディジタルデ
ータを重畳するにあたり、カラー映像信号及び音声信号
とディジタルデータとの間の相互干渉を実質的に回避で
きるもとで、重畳できるデータ量を比較的大にできるも
のとなす。 【構成】NTSC方式映像信号を得る映像信号変調部1
6と、NTSC方式音声信号を得る音声信号変調部22
と、ディジタルデータにより、音声搬送波信号より高
く、上側隣接チャンネルの映像搬送波信号より低い周波
数を有したディジタルデータ用搬送波信号を変調してデ
ィジタルデータ信号を得るQPSK変調部28と、NT
SC方式映像信号,NTSC方式音声信号及びQPSK
変調部28からのディジタルデータ信号を周波数多重し
て複合テレビジョン信号を得る信号合成部17と、複合
テレビジョン信号を送出する送信アンテナ30を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NTSC方式テレビジ
ョン信号に、ディジタルデータによって所定の搬送波信
号が変調されて得られたディジタルデータ信号が付加さ
れて成る複合テレビジョン信号を形成して送出するテレ
ビジョン信号送出装置、及び、NTSC方式テレビジョ
ン信号に、ディジタルデータによって所定の搬送波信号
が変調されて得られたディジタルデータ信号が付加され
て成る複合テレビジョン信号を受信して、NTSC方式
テレビジョン信号に基づく再生映像信号及び再生音声信
号を得、さらに、ディジタルデータ信号に基づく再生デ
ィジタルデータを得るテレビジョン信号受信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】異なる方式に従った複数種のカラーテレ
ビジョン信号が知られているが、それらのうちで実用に
供されているものの一つとして、NTSC方式に準拠し
たカラーテレビジョン信号であるNTSC方式テレビジ
ョン信号がある。このNTSC方式テレビジョン信号
は、輝度信号と搬送色信号とから成るカラー映像信号に
よって映像信号用搬送波信号が振幅変調されることによ
り得られる搬送映像信号と、音声信号によって音声信号
用搬送波信号が周波数変調されることにより得られる搬
送音声信号とを含むものとされる。
【0003】このようなNTSC方式テレビジョン信号
が用いられるテレビジョン放送が行われるにあたって
は、NTSC方式テレビジョン信号に各種の情報をあら
わす信号やディジタルデータ等を重畳する多重放送方式
が幾つか提案されている。例えば、音声信号に副音声信
号を重畳して主及び副の2チャンネルの音声信号が含ま
れるようにするステレオ音声多重放送方式あるいは二カ
国語音声多重放送方式、さらには、カラー映像信号にお
ける垂直輝線消去期間中に文字をあらわすディジタルデ
ータを多重する文字多重放送方式等が実用化されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如くのNTSC方式テレビジョン信号に各種の情報をあ
らわす信号やディジタルデータ等が重畳される多重放送
方式がとられるにあたっては、テレビジョン受信機に対
しての、各種の情報をあらわす信号やディジタルデータ
等が重畳されないNTSC方式テレビジョン信号の送受
信が行われる通常のテレビジョン放送方式との両立性が
要求されることになり、それゆえ、NTSC方式テレビ
ジョン信号に重畳される情報量には制限が課せられる。
【0005】例えば、ステレオ音声多重放送方式あるい
は二カ国語音声多重放送方式の場合、元来の音声信号、
即ち、主音声信号に重畳される副音声信号が主音声信号
に妨害を与えることを回避すべく、副音声信号の信号周
波数帯域が比較的狭いものに制限される。さらに、信号
伝送方式がアナログ方式であることから、伝送路の状況
の影響を受け易く、伝送される信号についての品質の劣
化が生じる虞が大である。
【0006】また、文字多重放送方式の場合には、NT
SC方式テレビジョン信号を構成するカラー映像信号に
おける各垂直輝線消去期間中の、例えば、第10番目か
ら第21番目までの水平期間の各々に文字をあらわすデ
ィジタルデータを重畳することが可能であるが、実際に
は、テレビジョン受信機に対する通常のテレビジョン放
送方式のもとでのNTSC方式テレビジョン信号との両
立性の面から、カラー映像信号における各垂直輝線消去
期間中の第14番目から第16番目までの水平期間及び
第21番目の水平期間の4個の水平期間のみが利用され
ているに過ぎない。そして、重畳されるディジタルデー
タのデータ量は、数十Kbit/s程度に制限される。
【0007】上述の方式の他に、NTSC方式テレビジ
ョン信号にディジタルデータを重畳する多重放送方式と
して、NTSC方式テレビジョン信号におけるカラー映
像信号の搬送波信号を利用し、ディジタルデータを直交
2相変調をもって多重する方式も提案されている。しか
しながら、斯かる方式の場合には、カラー映像信号の搬
送波信号に対する直交2相変調に際して、直交性につい
ての僅かな誤差が生じても、カラー映像信号がディジタ
ルデータに対して干渉することになる、あるいは、ディ
ジタルデータがカラー映像信号に悪影響を及ぼすことに
なるという不都合が解消されていず、未だ実用化までに
は至っていない。
【0008】斯かる点に鑑み、本発明は、NTSC方式
テレビジョン信号に各種の情報をあらわすディジタルデ
ータを重畳するにあたり、テレビジョン受信機に対する
ディジタルデータが重畳されないNTSC方式テレビジ
ョン信号との両立性を損なわず、かつ、NTSC方式テ
レビジョン信号におけるカラー映像信号及び音声信号と
ディジタルデータとの間の相互干渉を実質的に回避でき
るもとで、比較的大量のデータ量を重畳できることにな
り、それによって得られる複合テレビジョン信号の送出
を行うテレビジョン信号送出装置、及び、斯かるテレビ
ジョン信号送出装置から送出された複合テレビジョン信
号を受信して、NTSC方式テレビジョン信号に基づく
再生映像信号及び再生音声信号を得、さらに、再生ディ
ジタルデータを得ることができるテレビジョン信号受信
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係るテレビジョン信号送出装置は、輝度信
号と搬送色信号とによって、所定のチャンネルの映像搬
送波信号を振幅変調することにより、NTSC方式映像
信号を得る映像信号変調部と、音声信号によって上述さ
れた所定のチャンネルの音声搬送波信号を周波数変調す
ることにより、NTSC方式音声信号を得る音声信号変
調部とに加えて、音声信号にアナログ/ディジタル変換
処理が施されて得られる音声ディジタルデータもしくは
他のディジタルデータによって、音声搬送波信号より高
く、上述された所定のチャンネルに対する上側隣接チャ
ンネルの映像搬送波信号より低い周波数を有したディジ
タルデータ用搬送波信号を変調することにより、ディジ
タルデータ信号を得るディジタル変調部、及び、映像信
号変調部から得られるNTSC方式映像信号,音声信号
変調部から得られるNTSC方式音声信号、及び、ディ
ジタル変調部から得られるディジタルデータ信号を周波
数多重して、上述された所定のチャンネルのNTSC方
式テレビジョン信号にディジタルデータ信号が付加され
て成る複合テレビジョン信号を得る信号合成部が設けら
れ、さらに、信号合成部から得られる複合テレビジョン
信号を送出する信号送出部が備えられて構成される。
【0010】また、本発明に係るテレビジョン信号受信
装置は、所定のチャンネルのNTSC方式テレビジョン
信号に、ディジタルデータによって、NTSC方式テレ
ビジョン信号の音声搬送波信号より高く、上述された所
定のチャンネルに対する上側隣接チャンネルの映像搬送
波信号より低い周波数を有したディジタルデータ用搬送
波信号が変調されて得られたディジタルデータ信号が付
加されて成る、複合テレビジョン信号を選択受信するチ
ューナ部と、複合テレビジョン信号がチューナ部により
受信されるとともに周波数変換が施されて得られる受信
テレビジョン信号中のNTSC方式映像信号に対する検
波処理を行って、映像検波出力信号を得る第1の検波部
と、第1の検波部からの映像検波出力信号に基づいて再
生映像信号を得る映像信号処理部と、受信テレビジョン
信号中のNTSC方式音声信号及びディジタルデータ信
号に対する検波処理を行って、音声検波出力信号及びデ
ィジタルデータ検波出力信号を得る第2の検波部と、第
2の検波部からの音声検波出力信号に周波数復調処理を
施して第1の再生音声信号を得る周波数復調部と、第2
の検波部からのディジタルデータ検波出力信号に復調処
理を施して再生ディジタルデータを得るディジタルデー
タ復調部と、再生ディジタルデータが音声信号をあらわ
すとき、再生ディジタルデータにディジタル/アナログ
変換処理を施して第2の再生音声信号を得るディジタル
/アナログ変換部と、周波数復調部からの第1の再生音
声信号及びディジタル/アナログ変換部からの第2の再
生音声信号を選択的に取り出す音声信号選択部と、再生
ディジタルデータが音声信号以外の情報をあらわすと
き、再生ディジタルデータについての処理を行うデータ
処理部と、を備えて構成される。
【0011】
【作用】このように構成される本発明に係るテレビジョ
ン信号送出装置にあっては、NTSC方式映像信号を得
る映像信号変調部及びNTSC方式音声信号を得る音声
信号変調部とに加えて、ディジタル変調部が設けられ、
そのディジタル変調部が、音声ディジタルデータもしく
は他のディジタルデータによってディジタルデータ用搬
送波信号を変調することにより、ディジタルデータ信号
を形成するものとされ、その際、ディジタルデータ用搬
送波信号が、NTSC方式音声信号における音声搬送波
信号より高く、かつ、NTSC方式映像信号が属するチ
ャンネルに対する上側隣接チャンネルの映像搬送波信号
より低い周波数を有したものに選定される。さらに、N
TSC方式映像信号,NTSC方式音声信号、及び、デ
ィジタル変調部から得られるディジタルデータ信号を周
波数多重する信号合成部が設けられ、それにより、所定
のチャンネルのNTSC方式テレビジョン信号にディジ
タルデータ信号が付加されて成る複合テレビジョン信号
が形成されて、その複合テレビジョン信号が信号送出部
によって送出される。
【0012】従って、信号送出部から送出される複合テ
レビジョン信号は、NTSC方式テレビジョン信号に、
映像搬送波信号及び音声搬送波信号とは別の搬送波信号
を有するものとされ、その搬送波信号が、音声搬送波信
号より高く、かつ、上側隣接チャンネルの映像搬送波信
号より低い周波数を有したものに選定される、ディジタ
ルデータ信号が重畳されたものとされるので、テレビジ
ョン受信機に対するディジタルデータ信号が重畳されな
いNTSC方式テレビジョン信号との両立性を損なわ
ず、しかも、NTSC方式テレビジョン信号におけるカ
ラー映像信号及び音声信号とディジタルデータとの間の
相互干渉を実質的に回避できるもとで、比較的大量のデ
ータ量を重畳できるものとされる。
【0013】また、本発明に係るテレビジョン信号受信
装置にあっては、第2の検波部からの音声検波出力信号
に周波数復調処理を施して第1の再生音声信号を得る周
波数復調部に加えて、第2の検波部からのディジタルデ
ータ検波出力信号に復調処理を施して再生ディジタルデ
ータを得るディジタルデータ復調部が備えられることに
より、所定のチャンネルのNTSC方式テレビジョン信
号にディジタルデータ信号が付加されて成る複合テレビ
ジョン信号を受信して、NTSC方式テレビジョン信号
に基づく再生映像信号及び再生音声信号を得ることがで
きるとともに、ディジタルデータ信号に基づく再生ディ
ジタルデータを得ることができることになる。さらに、
再生ディジタルデータが音声信号をあらわすとき、再生
ディジタルデータにディジタル/アナログ変換処理を施
して第2の再生音声信号を得るディジタル/アナログ変
換部,周波数復調部からの第1の再生音声信号及びディ
ジタル/アナログ変換部からの第2の再生音声信号を選
択的に取り出す音声信号選択部、及び、再生ディジタル
データが音声信号以外の情報をあらわすとき、再生ディ
ジタルデータについての処理を行うデータ処理部が設け
られることにより、再生ディジタルデータの内容に応じ
た適切な信号処理が行われる。
【0014】このような本発明に係るテレビジョン信号
送出装置及びテレビジョン信号受信装置は、NTSC方
式テレビジョン信号を送出する通常のテレビジョン信号
送出装置、及び、NTSC方式テレビジョン信号を受信
する通常のテレビジョン信号受信装置の夫々に、ディジ
タルデータ処理系を付加することによって得ることが可
能なものとされる。従って、本発明に係るテレビジョン
信号送出装置あるいはテレビジョン信号受信装置を得る
にあたってのコストについては、通常のテレビジョン信
号送出装置あるいはテレビジョン信号受信装置を得るに
あたってのコストに比しての増加が比較的小に抑えられ
ることになる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係るテレビジョン信号送出
装置の一例を示す。
【0016】図1に示される例においては、光学系11
とNTSC用撮像部12とを含んで構成されるビデオカ
メラ13が備えられている。NTSC用撮像部12は、
光学系11により設定される被写体の像についてのNT
SC方式に準拠したカラー映像信号、即ち、NTSC方
式映像信号を形成する動作を行う。それにより、ビデオ
カメラ13からは、NTSC映像信号を形成する輝度信
号Yと色信号Cとが、互いに分離されて送出される。色
信号Cは、例えば、2種類の色差信号である赤色色差信
号(R−Y)と青色色差信号(B−Y)とから成るもの
とされる。
【0017】ビデオカメラ13から送出される輝度信号
Yは、信号合成部14に供給され、また、ビデオカメラ
13から送出される色信号Cは、搬送色信号形成部15
に供給される。搬送色信号形成部15においては、色信
号Cにより色副搬送波信号が変調されることにより、搬
送色信号CCが形成される。この色信号Cによる色副搬
送波信号の変調にあたっては、各々が周波数をfcとし
(同一周波数を有する)、π/2の相互位相差を有する
二つの色副搬送波信号が、色信号Cを構成する赤色色差
信号(R−Y)と青色色差信号(B−Y)とにより夫々
振幅変調(AM)される二軸振幅変調が行われる。それ
により、搬送波周波数をfcとする、赤色色差信号(R
−Y)と青色色差信号(B−Y)とから成る色信号をあ
らわす搬送色信号CCが得られ、この搬送色信号CC
は、信号合成部14に供給される。
【0018】信号合成部14においては、ビデオカメラ
13からの輝度信号Yと搬送色信号形成部15からの搬
送色信号CCとが合成されて、カラー映像信号YCが形
成され、それが映像信号変調部16に供給される。映像
信号変調部16においては、カラー映像信号YCを形成
する輝度信号Yと搬送色信号CCとによって、所定のチ
ャンネルの映像搬送波信号が振幅変調され、それによ
り、NTSC方式映像信号SVが形成される。
【0019】この輝度信号Yと搬送色信号CCとによる
映像搬送波信号の振幅変調にあたっては、映像搬送波信
号の周波数が、搬送色信号CCにおける搬送波周波数f
cより、略3.58MHzだけ低い周波数fvとされ
る。それにより、搬送波周波数をfvとするNTSC方
式映像信号SVが得られる。NTSC方式映像信号SV
の搬送波周波数fvに対して、搬送色信号CCの搬送波
周波数fcは略3.58MHzだけ高域側に離隔してい
ることになり、また、NTSC方式映像信号SVは、搬
送波周波数fvより低域側に1.25MHz程度の周波
数帯域をもって広がる残留側帯波成分を伴うものとされ
る。このようにして、映像信号変調部16から得られる
NTSC方式映像信号SVは、信号合成部17に供給さ
れる。
【0020】また、図1に示される例においては、マイ
クロフォン20が備えられており、マイクロフォン20
から得られる音声信号Aが、増幅部21により増幅され
て、音声信号変調部22に供給される。音声信号変調部
22においては、音声信号Aによって、NTSC方式映
像信号SVの搬送波周波数fvより4.5MHzだけ高
い周波数fsを有する音声搬送波信号が周波数変調(F
M)され、それにより、NTSC方式音声信号SAが形
成される。そして、音声信号変調部22から得られるN
TSC方式音声信号SAは、信号合成部17に供給され
る。
【0021】マイクロフォン20から得られ、増幅部2
1により増幅された音声信号Aは、アナログ/ディジタ
ル変換部(A/D変換部)23にも供給される。A/D
変換部23においては、音声信号Aに対してアナログ/
ディジタル変換処理(A/D変換処理)が施され、音声
信号Aに基づく音声ディジタルデータDAが形成され
て、その音声ディジタルデータDAがデータ選択部25
に供給される。
【0022】データ選択部25には、データ発生部26
から得られる、音声信号とは異なる情報をあらわすディ
ジタルデータDDも供給される。そして、データ選択部
25において、A/D変換部23からの音声ディジタル
データDA、及び、データ発生部26からのディジタル
データDDのうちの一方が選択され、選択された音声デ
ィジタルデータDAもしくはディジタルデータDDが、
エンコーダ27に供給される。
【0023】エンコーダ27においては、データ選択部
25からの音声ディジタルデータDAもしくはディジタ
ルデータDDに対するデータ圧縮処理,誤り訂正用符号
の付加等が行われて、送出用のディジタルデータDXが
形成される。そして、エンコーダ27から得られる送出
用のディジタルデータDXは、4相位相変調部(QPS
K変調部)28に供給される。QPSK変調部28にお
いては、エンコーダ27からの送出用のディジタルデー
タDXにより、高能率ディジタル変調の一種である、デ
ィジタルデータ用搬送波信号に対する4相位相変調(Q
PSK変調)が行われて、ディジタルデータ信号SDが
形成される。
【0024】QPSK変調部28において、送出用ディ
ジタルデータDXによりディジタルデータ用搬送波信号
がQPSK変調されるにあたっては、ディジタルデータ
用搬送波信号の周波数は、NTSC方式音声信号SAに
係る音声搬送波信号より高く、NTSC方式映像信号S
Vが属するチャンネルに対する上側隣接チャンネルの映
像搬送波信号より低い周波数、例えば、NTSC方式音
声信号SAの搬送波周波数fsより0.25MHzから
0.3MHzの範囲における周波数値だけ高く、従っ
て、NTSC方式映像信号SVの搬送波周波数fvより
4.75MHzから4.80MHzまでの範囲における
周波数値だけ高い周波数fdに設定される。このディジ
タルデータ用搬送波信号の周波数fdは、具体的には、
例えば、NTSC方式音声信号SAの搬送波周波数fs
より0.3MHzだけ高く、従って、NTSC方式映像
信号SVの搬送波周波数fvより4.80MHzだけ高
い周波数とされる。
【0025】QPSK変調部28から得られるディジタ
ルデータ信号SDは、信号合成部17に供給される。映
像信号変調部16からのNTSC方式映像信号SV,音
声信号変調部22からのNTSC方式音声信号SA、及
び、QPSK変調部28からのディジタルデータ信号S
Dが供給される信号合成部17においては、NTSC方
式映像信号SV,NTSC方式音声信号SA及びディジ
タルデータ信号SDについての周波数多重合成が行わ
れ、その結果、NTSC方式映像信号SVとNTSC方
式音声信号SAとにより構成されるNTSC方式テレビ
ジョン信号に、ディジタルデータ信号SDが付加されて
成るものとされる、複合テレビジョン信号STが形成さ
れる。斯かるNTSC方式映像信号SV,NTSC方式
音声信号SA及びディジタルデータ信号SDについての
周波数多重合成にあたっては、各信号についてのレベル
調製が行われ、ディジタルデータ信号SDにおける搬送
波成分に対するNTSC方式映像信号SVにおける搬送
波成分の電力比が、例えば、15dBから25dBまで
の範囲における値に選定される。
【0026】このようにして、信号合成部17において
形成される複合テレビジョン信号STは、例えば、図2
(横軸:周波数f)において実線により示される如くの
周波数スペクトラムを有するものとされ、この図2に示
される周波数スペクトラムにあっては、NTSC方式映
像信号SVの搬送波周波数fvに対して、搬送色信号C
Cの搬送波周波数fcが略3.58MHzだけ高域側に
離隔しており、また、NTSC方式音声信号SAの搬送
波周波数fsが4.5MHzだけ高域側に離隔してお
り、さらに、ディジタルデータ信号SDにおける搬送波
周波数fdが、4.80MHzだけ高域側に離隔してい
る。そして、NTSC方式映像信号SVの残留側波帯成
分は、搬送波周波数fvより低域側に1.25MHz程
度の周波数帯域をもって広がっている。
【0027】図2において一点鎖線により示される如く
に、複合テレビジョン信号STより高域側には、複合テ
レビジョン信号STが属するチャンネルに対して上側隣
接チャンネルとなるチャンネルの、複合テレビジョン信
号STと同様な周波数スペクトラム構成を有した複合テ
レビジョン信号ST’が配されることになる。この複合
テレビジョン信号ST’におけるNTSC方式映像信号
SV’の搬送波周波数fv’は、複合テレビジョン信号
STにおけるNTSC方式映像信号SVの搬送波周波数
fvから6.0MHzだけ高域側に離隔している。そし
て、複合テレビジョン信号STにおけるディジタルデー
タ信号SDの高域側部分は、上側隣接チャンネルの複合
テレビジョン信号ST’におけるNTSC方式映像信号
SV’の残留側波帯成分領域に若干入り込んでいる。
【0028】信号合成部17において形成される複合テ
レビジョン信号STは、出力増幅部29によって増幅さ
れて、送信アンテナ30から送出される。
【0029】上述の如くに、ディジタルデータ用搬送波
信号の周波数fdが、例えば、NTSC方式音声信号S
Aの搬送波周波数fsより0.25MHzから0.3M
Hzの範囲における周波数値だけ高く、従って、NTS
C方式映像信号SVの搬送波周波数fvより4.75M
Hzから4.80MHzまでの範囲における周波数値だ
け高いものに設定され、また、ディジタルデータ信号S
Dにおける搬送波成分に対するNTSC方式映像信号S
Vにおける搬送波成分の電力比が、例えば、15dBか
ら25dBまでの範囲における値に選定されるのは、以
下に理由による。
【0030】信号合成部17において、NTSC方式映
像信号SVとNTSC方式音声信号SAとにより構成さ
れるNTSC方式テレビジョン信号に、ディジタルデー
タ信号SDが付加されて成るものとされる複合テレビジ
ョン信号STを得るにあたっては、ディジタルデータ信
号SDと、NTSC方式音声信号SA、さらには、上側
隣接チャンネルの複合テレビジョン信号ST’における
NTSC方式映像信号SV’との間の相互干渉が、十分
に抑制されるようになすことが必要とされる。そこで、
本願の発明者により、ディジタルデータ信号SDと、N
TSC方式音声信号SA、さらには、上側隣接チャンネ
ルの複合テレビジョン信号ST’におけるNTSC方式
映像信号SV’との間の相互干渉状態を調べる実験が行
われた。
【0031】斯かる実験の一つ(第1の実験)は、図3
に示される如くの実験装置が構成されたもとで、ディジ
タルデータ信号SDが、NTSC方式音声信号SA、及
び、上側隣接チャンネルの複合テレビジョン信号ST’
におけるNTSC方式映像信号SV’に及ぼす影響を調
べるものとされた。図3に示される実験装置にあって
は、NTSC方式映像信号SVとNTSC方式音声信号
SAとにより構成されるNTSC方式テレビジョン信号
を発生する特定チャンネルテレビジョン信号発生部(特
定CH.TV信号発生部)31,ディジタルデータ信号
SDを発生するQPSK変調信号発生部32、及び、N
TSC方式映像信号SVとNTSC方式音声信号SAと
により構成されるNTSC方式テレビジョン信号に対し
て上側隣接チャンネルテレビジョン信号となる、NTS
C方式映像信号SV’とNTSC方式音声信号SA’と
により構成されるNTSC方式テレビジョン信号を発生
する上側隣接チャンネルテレビジョン信号発生部(上側
隣接CH.TV信号発生部)33が備えられる。
【0032】そして、特定CH.TV信号発生部31か
らのNTSC方式映像信号SVとNTSC方式音声信号
SA,QPSK変調信号発生部32からのディジタルデ
ータ信号SD、及び、上側隣接CH.TV信号発生部3
3からのNTSC方式映像信号SV’とNTSC方式音
声信号SA’が信号合成部34に供給され、信号合成部
34において合成信号SE1が形成されて、それがテレ
ビジョン信号受信処理部(TV信号受信処理部)35に
供給される。
【0033】TV信号受信処理部35からは、上側隣接
CH.TV信号発生部33からのNTSC方式映像信号
SV’と、特定CH.TV信号発生部31からのNTS
C方式音声信号SAとが得られ、NTSC方式映像信号
SV’が映像信号SN比測定部36に供給されるととも
に、NTSC方式音声信号SAが音声信号SN比測定部
37に供給される。映像信号SN比測定部36において
は、NTSC方式映像信号SV’についてのSN比(信
号対雑音比)が測定され、また、音声信号SN比測定部
37においては、NTSC方式音声信号SAについての
SN比が測定される。
【0034】このような図3に示される実験装置が用い
られて、第1の実験が、QPSK変調信号発生部32か
ら得られるディジタルデータ信号SDにおける搬送波周
波数fdが、NTSC方式映像信号SVの搬送波周波数
fvより4.70MHzから4.85MHzまで高い範
囲(NTSC方式音声信号SAの搬送波周波数fsより
高い範囲)において変化せしめられるとともに、QPS
K変調信号発生部32から得られるディジタルデータ信
号SDにおける搬送波成分に対する特定CH.TV信号
発生部31から得られるNTSC方式映像信号SVにお
ける搬送波成分の電力比Pv/Pdが変化せしめられる
もとで行われた。この第1の実験により得られた、映像
信号SN比測定部36におけるNTSC方式映像信号S
V’についてのSN比SNvの測定結果、及び、音声信
号SN比測定部37におけるNTSC方式音声信号SA
についてのSN比SMsの測定結果は、夫々、図4のグ
ラフ及び図5のグラフに示される如くであった。なお、
TV信号受信処理部35に対する合成信号SE1の入力
レベルは、−50dBmとされた。
【0035】図4のグラフにおいては、横軸に、ディジ
タルデータ信号SDにおける搬送波成分に対するNTS
C方式映像信号SVにおける搬送波成分の電力比Pv/
Pdがとられるとともに、縦軸に、NTSC方式映像信
号SV’についてのSN比SNvがとられている。そし
て、ディジタルデータ信号SDにおける搬送波周波数f
dが、NTSC方式映像信号SVの搬送波周波数fvよ
り4.70MHzだけ高いときの様子が破線により,N
TSC方式映像信号SVの搬送波周波数fvより4.7
5MHzだけ高いときの様子が実線により,NTSC方
式映像信号SVの搬送波周波数fvより4.80MHz
だけ高いときの様子が一点鎖線により、及び、NTSC
方式映像信号SVの搬送波周波数fvより4.85MH
zだけ高いときの様子が二点鎖線により示されている。
【0036】また、図5のグラフにおいては、横軸に、
電力比Pv/Pdがとられるとともに、縦軸に、NTS
C方式音声信号SAについてのSN比SNsがとられて
いる。そして、ディジタルデータ信号SDにおける搬送
波周波数fdが、NTSC方式映像信号SVの搬送波周
波数fvより4.70MHzだけ高いときの様子が破線
により,NTSC方式映像信号SVの搬送波周波数fv
より4.75MHzだけ高いときの様子が実線により,
NTSC方式映像信号SVの搬送波周波数fvより4.
80MHzだけ高いときの様子が一点鎖線により、及
び、NTSC方式映像信号SVの搬送波周波数fvより
4.85MHzだけ高いときの様子が二点鎖線により示
されている。
【0037】図4のグラフから、ディジタルデータ信号
SDにおける搬送波成分に対するNTSC方式映像信号
SVにおける搬送波成分の電力比Pv/Pdが、20d
B以下とされると、NTSC方式映像信号SV’につい
てのSN比SNvが低下して、ディジタルデータ信号S
Dが上側隣接チャンネルテレビジョン信号におけるNT
SC方式映像信号SV’に及ぼす影響が実質的に現れる
ことになり、また、ディジタルデータ信号SDにおける
搬送波周波数fdが、NTSC方式音声信号SAの搬送
波周波数fsから離れる程、即ち、上側隣接チャンネル
テレビジョン信号におけるNTSC方式映像信号SV’
の搬送波周波数fv’に近づく程、NTSC方式映像信
号SV’についてのSN比SNvの低下が大となって、
ディジタルデータ信号SDが上側隣接チャンネルテレビ
ジョン信号におけるNTSC方式映像信号SV’に及ぼ
す実質的な影響が大とされることが分かる。
【0038】同様に、図5のグラフから、ディジタルデ
ータ信号SDにおける搬送波成分に対するNTSC方式
映像信号SVにおける搬送波成分の電力比Pv/Pd
が、15dB以下とされると、NTSC方式音声信号S
AについてのSN比SNsが低下して、ディジタルデー
タ信号SDがNTSC方式音声信号SAに及ぼす影響が
実質的に現れることになり、また、ディジタルデータ信
号SDにおける搬送波周波数fdが、NTSC方式音声
信号SAの搬送波周波数fsに近づく程、NTSC方式
音声信号SAについてのSN比SNsの低下が大となっ
て、ディジタルデータ信号SDがNTSC方式音声信号
SAに及ぼす実質的な影響が大とされることが分かる。
【0039】また、他の実験(第2の実験)は、図6に
示される如くの実験装置が構成されたもとで、ディジタ
ルデータ信号SDが、NTSC方式映像信号SVとNT
SC方式音声信号SAとにより構成されるNTSC方式
テレビジョン信号から受ける影響を調べるものとされ
た。図6に示される実験装置にあっては、NTSC方式
映像信号SVとNTSC方式音声信号SAとにより構成
されるNTSC方式テレビジョン信号を発生する特定C
H.TV信号発生部31、及び、ディジタルデータ信号
SDを発生するQPSK変調信号発生部32が備えら
れ、さらに、QPSK変調信号発生部32に、ビット誤
り検出用データDEを供給するビット誤り検出用データ
発生部38が設けられる。QPSK変調信号発生部32
は、ディジタルデータ信号SDを、ビット誤り検出用デ
ータDEを含んだディジタルデータによりディジタルデ
ータ用搬送波信号がQSPK変調されて形成されるもの
として発生する。
【0040】そして、特定CH.TV信号発生部31か
らのNTSC方式映像信号SVとNTSC方式音声信号
SA、及び、QPSK変調信号発生部32からのディジ
タルデータ信号SDが信号合成部39に供給され、信号
合成部39において合成信号SE2が形成されて、それ
がディジタルデータ復調回路を含んだTV信号受信処理
部40に供給される。TV信号受信処理部40中のディ
ジタルデータ復調回路からは、QPSK変調信号発生部
32からのディジタルデータ信号SDに基づく再生ディ
ジタルデータDZが得られ、それがビット誤り検出部4
1に供給される。ビット誤り検出部41においては、再
生ディジタルデータDZについてのビット誤り率が検出
される。
【0041】このような図6に示される実験装置が用い
られて、第2の実験が、QPSK変調信号発生部32か
ら得られるディジタルデータ信号SDにおける搬送波周
波数fdが、NTSC方式映像信号SVの搬送波周波数
fvより4.70MHzから4.85MHzまで高い範
囲(NTSC方式音声信号SAの搬送波周波数fsより
高い範囲)において変化せしめられるとともに、QPS
K変調信号発生部32から得られるディジタルデータ信
号SDにおける搬送波成分に対する特定CH.TV信号
発生部31から得られるNTSC方式映像信号SVにお
ける搬送波成分の電力比Pv/Pdが変化せしめられる
もとで行われた。この第2の実験により得られた、ビッ
ト誤り検出部41における再生ディジタルデータDZに
ついてのビット誤り率の検出結果は、図7のグラフに示
される如くであった。なお、斯かる際にも、TV信号受
信処理部40に対する合成信号SE2の入力レベルは、
−50dBmとされた。
【0042】図7のグラフにおいては、横軸に、ディジ
タルデータ信号SDにおける搬送波成分に対するNTS
C方式映像信号SVにおける搬送波成分の電力比Pv/
Pdがとられるとともに、縦軸に、再生ディジタルデー
タDZについてのビット誤り率BERが、対数目盛りを
もってとられている。そして、ディジタルデータ信号S
Dにおける搬送波周波数fdが、NTSC方式映像信号
SVの搬送波周波数fvより4.70MHzだけ高いと
きの様子が破線により,NTSC方式映像信号SVの搬
送波周波数fvより4.75MHzだけ高いときの様子
が実線により,NTSC方式映像信号SVの搬送波周波
数fvより4.80MHzだけ高いときの様子が一点鎖
線により、及び、NTSC方式映像信号SVの搬送波周
波数fvより4.85MHzだけ高いときの様子が二点
鎖線により示されている。
【0043】図7のグラフから、ディジタルデータ信号
SDにおける搬送波成分に対するNTSC方式映像信号
SVにおける搬送波成分の電力比Pv/Pdが、25d
B以上とされると、再生ディジタルデータDZについて
のビット誤り率BERが増大して、ディジタルデータ信
号SDがNTSC方式映像信号SVとNTSC方式音声
信号SAとにより構成されるNTSC方式テレビジョン
信号から受ける影響が実質的に現れることになり、ま
た、ディジタルデータ信号SDにおける搬送波周波数f
dが、NTSC方式音声信号SAの搬送波周波数fsに
近づく程、再生ディジタルデータDZについてのビット
誤り率BERの増大が、電力比Pv/Pdが比較的小な
る値をとる状態から生じ、ディジタルデータ信号SDが
NTSC方式映像信号SVとNTSC方式音声信号SA
とにより構成されるNTSC方式テレビジョン信号から
受ける実質的な影響が大とされることが分かる。
【0044】上述の如くの図4,図5及び図7の夫々に
示される実験結果から、ディジタルデータ信号SDがN
TSC方式音声信号SAさらには上側隣接チャンネルの
複合テレビジョン信号ST’におけるNTSC方式映像
信号SV’に及ぼす悪影響、及び、ディジタルデータ信
号SDがNTSC方式映像信号SVとNTSC方式音声
信号SAとにより構成されるNTSC方式テレビジョン
信号から受ける悪影響を十分に抑制されるものとすべ
く、ディジタルデータ信号SDにおける搬送波周波数、
即ち、ディジタルデータ用搬送波信号の周波数fdが、
例えば、NTSC方式音声信号SAの搬送波周波数fs
より0.25MHzから0.3MHzの範囲における周
波数値だけ高く、従って、NTSC方式映像信号SVの
搬送波周波数fvより4.75MHzから4.80MH
zまでの範囲における周波数値だけ高いものとされ、ま
た、ディジタルデータ信号SDにおける搬送波成分に対
するNTSC方式映像信号SVにおける搬送波成分の電
力比が、例えば、15dBから25dBまでの範囲にお
ける値をとるものとされる。
【0045】なお、上述された図1に示される例にあっ
ては、エンコーダ27から得られるディジルデータDX
に対してQPSK変調を行うQPSK変調部28が設け
られていて、ディジルデータ信号SDを得るための高能
率ディジタル変調がQPSK変調とされているが、ディ
ジルデータ信号SDを得るための高能率ディジタル変調
として、QPSK変調とは異なる他の方式による変調が
行われるようにされてもよい。
【0046】図8は、本発明に係るテレビジョン信号受
信装置の一例を示し、この例は、図1に示される本発明
に係るテレビジョン信号送信装置の一例によって送信さ
れる、NTSC方式映像信号SVとNTSC方式音声信
号SAとにより構成されるNTSC方式テレビジョン信
号にディジタルデータ信号SDが付加されて成る複合テ
レビジョン信号STを受けるものとされている。
【0047】図8に示される例においては、テレビジョ
ン信号受信アンテナ51を通じた複合テレビジョン信号
STが、チューナ部52に供給される。複合テレビジョ
ン信号STは、例えば、図2に示される如くの周波数ス
ペクトラムを有するものとされ、搬送波周波数fvを有
したNTSC方式映像信号SVと搬送波周波数fsを有
したNTSC方式音声信号SAとから成るNTSC方式
テレビジョン信号に、搬送波周波数fdを有したディジ
タルデータ信号SDが付加されたものとされている。そ
して、NTSC方式音声信号SAの搬送波周波数fs
は、NTSC方式映像信号SVの搬送波周波数fvより
4.5MHzだけ高く、また、ディジタルデータ信号S
Dの搬送波周波数fdは、NTSC方式映像信号SVの
搬送波周波数fvより4.75MHzから4.80MH
zまでの範囲における周波数値だけ高い周波数、例え
ば、NTSC方式映像信号SVの搬送波周波数fvより
4.80MHzだけ高い周波数に選定される。
【0048】チューナ部52は、テレビジョン信号受信
アンテナ51を通じて供給される、複合テレビジョン信
号STを選択受信するとともに、受信された複合テレビ
ジョン信号STを周波数変換し、受信テレビジョン信号
として、NTSC方式映像信号SVとNTSC方式音声
信号SAとから成るNTSC方式テレビジョン信号、及
び、ディジタルデータ信号SDの夫々が周波数変換され
て得られる中間周波信号VIを形成する。そして、チュ
ーナ部52から得られる中間周波信号VIは、例えば、
表面波フィルタ素子で構成される分離フィルタ部53に
供給される。
【0049】分離フィルタ部53は、第1のフィルタ部
と第2のフィルタ部とが設けられたものとされており、
第1のフィルタ部は、中間周波信号VI中の映像信号成
分VIVを通過させ、また、第2のフィルタ部は、中間
周波信号VI中の音声信号成分VIAとディジタルデー
タ成分VIDとを取り出す。
【0050】分離フィルタ部53における第1のフィル
タ部を通過した映像信号成分VIVは検波部54に供給
され、検波部54においては映像信号成分VIVに対し
て検波処理が施され、それにより検波部54から映像検
波出力信号としてのカラー映像信号YCが導出される。
この検波部54から導出されるカラー映像信号YCは、
輝度信号/搬送色信号分離部(Y/C分離部)55に供
給され、Y/C分離部55において、カラー映像信号Y
Cから輝度信号Yと搬送色信号Cとが分離されて取り出
される。搬送色信号Cは、赤色色差信号(R−Y)と青
色色差信号(B−Y)とから成るものとされる。
【0051】Y/C分離部55から得られる輝度信号Y
は、輝度信号処理部56において各種の処理が施され、
出力輝度信号YOとされて、陰極線管駆動部(CRT駆
動部)57に供給される。また、Y/C分離部55から
得られる搬送色信号Cは、色信号処理部58に供給され
る。色信号処理部58においては、搬送色信号Cに基づ
いて、赤色色差信号(R−Y),緑色色差信号(G−
Y)及び青色色差信号(B−Y)が形成され、それらが
個々独立してCRT駆動部57に供給される。
【0052】CRT駆動部57においては、輝度信号処
理部56からの出力輝度信号YOと色信号処理部58か
らの赤色色差信号(R−Y),緑色色差信号(G−Y)
及び青色色差信号(B−Y)とに基づいて、赤色原色信
号R,緑色原色信号G及び青色原色信号Bが形成され、
それらがカラー陰極線管(カラーCRT)59に供給さ
れる。それにより、カラーCRT59が赤色原色信号
R,緑色原色信号G及び青色原色信号Bによって駆動さ
れ、その画像表示面部において、カラー映像信号YCに
基づく画像表示が行われる。
【0053】斯かるもとで、Y/C分離部55,輝度信
号処理部56及び色信号処理部58は、検波部54から
の映像検波出力信号に基づいて再生映像信号を得る映像
信号処理部を形成していることになる。
【0054】一方、分離フィルタ部53における第2の
フィルタ部により取り出された音声信号成分VIA及び
ディジタルデータ成分VIDは、検波部60に供給され
る。そして、検波部60から、音声信号成分VIAに対
する検波処理が施されて得られる音声検波出力信号とし
てのNTSC方式音声信号SA、及び、ディジタルデー
タ成分VIDに対する検波処理が施されて得られるディ
ジタルデータ検波出力信号としてのディジタルデータ信
号SDが導出され、それらが帯域通過フィルタ(BP
F)61及びBPF62の夫々に供給される。BPF6
1は、NTSC方式音声信号SAを通過させてFM復調
部63に供給するが、ディジタルデータ信号SDは通過
させない。一方、BPF62は、ディジタルデータ信号
SDを通過させて4相位相復調部(QPSK復調部)6
4に供給するが、NTSC方式音声信号SAは通過させ
ない。
【0055】FM復調部63においては、NTSC方式
音声信号SAに対する周波数復調処理が行われて、音声
信号Aが再生される。FM復調部63からの音声信号A
は、音声信号選択部65に供給される。また、QPSK
復調部64においては、ディジタルデータ信号SDに対
する4相位相復調処理(QPSK復調処理)が行われ
て、ディジタルデータDXが再生される。そして、QP
SK復調部64において再生されるディジタルデータD
Xは、デコーダ66に供給され、デコーダ66において
は、ディジタルデータDXに対する誤り符号訂正,デー
タ伸長処理等が行われ、その結果、音声ディジタルデー
タDAもしくは他のディジタルデータDDが得られる。
【0056】デコーダ66から音声ディジタルデータD
Aが得られる時には、その音声ディジタルデータDAが
ディジタル/アナログ変換部(D/A変換部)67に供
給され、D/A変換部67において、音声ディジタルデ
ータDAにディジタル/アナログ変換処理(D/A変換
処理)が施されて、音声信号Aが再生される。このD/
A変換部67において再生される音声信号Aも、音声信
号選択部65に供給される。
【0057】音声信号選択部65においては、FM復調
部63において再生された音声信号AとD/A変換部6
7において再生された音声信号Aとが選択的に取り出さ
れる。そして、音声信号選択部65から得られる音声信
号Aが、出力増幅部68により増幅されてスピーカ69
に供給され、スピーカ69によって音声信号Aに基づく
音声が再生される。
【0058】また、デコーダ66からディジタルデータ
DDが得られる時には、そのディジタルデータDDがデ
ータ処理部70に供給される。データ処理部70におい
ては、ディジタルデータDDに対して、それがあらわす
情報を利用するための処理が施される。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係るテレビジョン信号送出装置にあっては、NTSC方
式映像信号を得る映像信号変調部及びNTSC方式音声
信号を得る音声信号変調部とに加えて、音声ディジタル
データもしくは他のディジタルデータによってディジタ
ルデータ用搬送波信号を変調することにより、ディジタ
ルデータ信号を形成するディジタル変調部が設けられ、
そのディジタル変調部において扱われるディジタルデー
タ用搬送波信号が、NTSC方式音声信号における音声
搬送波信号より高く、かつ、NTSC方式映像信号が属
するチャンネルに対する上側隣接チャンネルの映像搬送
波信号より低い周波数を有したものに選定されるもと
で、NTSC方式映像信号,NTSC方式音声信号、及
び、ディジタル変調部から得られるディジタルデータ信
号が周波数多重され、それにより、所定のチャンネルの
NTSC方式テレビジョン信号にディジタルデータ信号
が付加されて成る複合テレビジョン信号が形成されて、
それが送出される。
【0060】従って、送出される複合テレビジョン信号
は、NTSC方式テレビジョン信号に、映像搬送波信号
及び音声搬送波信号とは別の搬送波信号を有するものと
され、その搬送波信号が、音声搬送波信号より高く、か
つ、上側隣接チャンネルの映像搬送波信号より低い周波
数を有したものに選定される、ディジタルデータ信号が
重畳されたものとされるので、テレビジョン受信機に対
するディジタルデータ信号が重畳されないNTSC方式
テレビジョン信号との両立性を損なわず、しかも、NT
SC方式テレビジョン信号におけるカラー映像信号及び
音声信号とディジタルデータとの間の相互干渉を実質的
に回避できるもとで、比較的大量のデータ量を重畳でき
るものとされる。
【0061】また、本発明に係るテレビジョン信号受信
装置にあっては、所定のチャンネルのNTSC方式テレ
ビジョン信号にディジタルデータ信号が付加されて成る
複合テレビジョン信号を受信して、NTSC方式テレビ
ジョン信号に基づく再生映像信号及び再生音声信号を得
ることができるとともに、ディジタルデータ信号に基づ
く再生ディジタルデータを得ることができ、さらに、再
生ディジタルデータが音声信号をあらわすとき、NTS
C方式テレビジョン信号に基づく再生音声信号と再生デ
ィジタルデータに基づく再生音声信号とを選択的に取り
出して、音声再生に供することができ、また、再生ディ
ジタルデータが音声信号以外の情報をあらわすとき、再
生ディジタルデータについての適切な処理を行うことが
できる。
【0062】このような本発明に係るテレビジョン信号
送出装置及びテレビジョン信号受信装置は、NTSC方
式テレビジョン信号を送出する通常のテレビジョン信号
送出装置、及び、NTSC方式テレビジョン信号を受信
する通常のテレビジョン信号受信装置の夫々に、ディジ
タルデータ処理系を付加することによって得ることが可
能なものとされるので、それらを得るにあたってのコス
トは、通常のテレビジョン信号送出装置あるいはテレビ
ジョン信号受信装置を得るにあたってのコストに比して
の増加が比較的小に抑えられるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテレビジョン信号送出装置の一例
を示すブロック接続図である。
【図2】図1に示される例によって送出される複合テレ
ビジョン信号の一例の周波数スペクトラムを示す特性図
である。
【図3】図1に示される例に関連するSN比測定実験に
用いられた実験装置の例を示すブロック接続図である。
【図4】図1に示される例に関連するSN比測定実験の
結果をあらわすグラフである。
【図5】図1に示される例に関連するSN比測定実験の
結果をあらわすグラフである。
【図6】図1に示される例に関連するビット誤り率検出
実験に用いられた実験装置の例を示すブロック接続図で
ある。
【図7】図1に示される例に関連するビット誤り率検出
実験の結果をあらわすグラフである。
【図8】本発明に係るテレビジョン信号受信装置の一例
を示すブロック接続図である。
【符号の説明】
11 光学系 12 NTSC用撮像部 13 ビデオカメラ 14,17 信号合成部 15 搬送色信号形成部 16 映像信号変調部 20 マイクロフォン 22 音声信号変調部 23 A/D変換部 25 データ選択部 26 データ発生部 27 エンコーダ 28 QPSK変調部 30 送信アンテナ 51 テレビジョン信号受信アンテナ 52 チューナ部 53 分離フィルタ部 54,60 検波部 55 Y/C分離部 56 輝度信号処理部 57 CRT駆動部 58 色信号処理部 59 カラーCRT 61,62 BPF 63 FN復調部 64 QPSK復調部 65 音声信号選択部 66 デコーダ 67 D/A変換部 69 スピーカ 70 データ処理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】輝度信号と搬送色信号とによって、所定の
    チャンネルの映像搬送波信号を振幅変調することによ
    り、NTSC方式映像信号を得る映像信号変調部と、 音声信号によって、上記所定のチャンネルの音声搬送波
    信号を周波数変調することにより、NTSC方式音声信
    号を得る音声信号変調部と、 上記音声信号にアナログ/ディジタル変換処理が施され
    て得られる音声ディジタルデータもしくは他のディジタ
    ルデータによって、上記音声搬送波信号より高く、上記
    所定のチャンネルに対する上側隣接チャンネルの映像搬
    送波信号より低い周波数を有したディジタルデータ用搬
    送波信号を変調することにより、ディジタルデータ信号
    を得るディジタル変調部と、 上記映像信号変調部から得られるNTSC方式映像信
    号,上記音声信号変調部から得られるNTSC方式音声
    信号、及び、上記ディジタル変調部から得られるディジ
    タルデータ信号を周波数多重して、上記所定のチャンネ
    ルのNTSC方式テレビジョン信号に上記ディジタルデ
    ータ信号が付加されて成る複合テレビジョン信号を得る
    信号合成部と、 該信号合成部から得られる複合テレビジョン信号を送出
    する信号送出部と、を備えて構成されるテレビジョン信
    号送出装置。
  2. 【請求項2】ディジタル変調部が、音声ディジタルデー
    タもしくは他のディジタルデータによってディジタルデ
    ータ用搬送波信号を4相位相変調することによりディジ
    タルデータ信号を得ることを特徴とする請求項1記載の
    テレビジョン信号送出装置。
  3. 【請求項3】ディジタルデータ用搬送波信号が、所定の
    チャンネルの映像搬送波信号より4.75MHzから
    4.80MHzまでの範囲における周波数値だけ高い周
    波数を有することを特徴とする請求項2記載のテレビジ
    ョン信号送出装置。
  4. 【請求項4】ディジタルデータ信号における搬送波成分
    に対するNTSC方式映像信号における搬送波成分の電
    力比が、15dBから25dBまでの範囲における値に
    選定されることを特徴とする請求項2記載のテレビジョ
    ン信号送出装置。
  5. 【請求項5】所定のチャンネルのNTSC方式テレビジ
    ョン信号に、ディジタルデータによって、上記NTSC
    方式テレビジョン信号の音声搬送波信号より高く、上記
    所定のチャンネルに対する上側隣接チャンネルの映像搬
    送波信号より低い周波数を有したディジタルデータ用搬
    送波信号が変調されて得られたディジタルデータ信号が
    付加されて成る、複合テレビジョン信号を選択受信する
    チューナ部と、 上記複合テレビジョン信号が上記チューナ部により受信
    されるとともに周波数変換が施されて得られる受信テレ
    ビジョン信号中のNTSC方式映像信号に対する検波処
    理を行って、映像検波出力信号を得る第1の検波部と、 該第1の検波部からの映像検波出力信号に基づいて再生
    映像信号を得る映像信号処理部と、 上記受信テレビジョン信号中のNTSC方式音声信号及
    び上記ディジタルデータ信号に対する検波処理を行っ
    て、音声検波出力信号及びディジタルデータ検波出力信
    号を得る第2の検波部と、 該第2の検波部からの音声検波出力信号に周波数復調処
    理を施して第1の再生音声信号を得る周波数復調部と、 上記第2の検波部からのディジタルデータ検波出力信号
    に復調処理を施して再生ディジタルデータを得るディジ
    タルデータ復調部と、 上記再生ディジタルデータが音声信号をあらわすとき、
    上記再生ディジタルデータにディジタル/アナログ変換
    処理を施して第2の再生音声信号を得るディジタル/ア
    ナログ変換部と、 上記周波数復調部からの第1の再生音声信号及び上記デ
    ィジタル/アナログ変換部からの第2の再生音声信号を
    選択的に取り出す音声信号選択部と、 上記再生ディジタルデータが上記音声信号以外の情報を
    あらわすとき、上記再生ディジタルデータについての処
    理を行うデータ処理部と、を備えて構成されるテレビジ
    ョン信号受信装置。
  6. 【請求項6】ディジタルデータ復調部が、第2の検波部
    からのディジタルデータ検波出力信号に4相位相変調に
    対しての復調処理を施して再生ディジタルデータを得る
    ものとされることを特徴とする請求項5記載のテレビジ
    ョン信号受信装置。
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