JPH083172B2 - 水中汚濁防止幕のチエン重錘連結構造 - Google Patents
水中汚濁防止幕のチエン重錘連結構造Info
- Publication number
- JPH083172B2 JPH083172B2 JP15791386A JP15791386A JPH083172B2 JP H083172 B2 JPH083172 B2 JP H083172B2 JP 15791386 A JP15791386 A JP 15791386A JP 15791386 A JP15791386 A JP 15791386A JP H083172 B2 JPH083172 B2 JP H083172B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chain weight
- skirt
- rubber plate
- underwater pollution
- connection structure
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、埋立工事等の沿岸工事の際、水中汚濁が起
るが、その拡散を防止するため、海面から海底近くにお
よぶ幕により汚濁源を取り囲む水中汚濁防止幕に関する
ものである。
るが、その拡散を防止するため、海面から海底近くにお
よぶ幕により汚濁源を取り囲む水中汚濁防止幕に関する
ものである。
(従来の技術) 第3図は、水中汚濁防止幕が、沿岸海域で稼動中のと
ころを示したもので、1は水中汚濁防止幕であり、1−
1は水中汚濁防止幕1を吊る浮力を持つ主としてスチロ
ール等の発泡体からなる浮体部、1−2は浮体部1−1
から垂下しているテントの如き帆布よりなるスカート
部、1−3はスカート部1−2が海流等により乱れない
様に下方に張力をかけるチェン重錘、1−4はチェン重
錘1−3とスカート部1−2の下側縁とを連結するロー
プの環で、直径は8mmφ〜12mmφのものが多く使用さ
れ、ほぼ0.3m間隔に設けられている。1−5は、スカー
ト部1−2の下側縁にあけられた取付孔1−6に嵌合さ
れたハトメである。2は水中汚濁防止幕1の位置決めの
アンカーロープであり、3は海底、4は汚濁を示してい
る。
ころを示したもので、1は水中汚濁防止幕であり、1−
1は水中汚濁防止幕1を吊る浮力を持つ主としてスチロ
ール等の発泡体からなる浮体部、1−2は浮体部1−1
から垂下しているテントの如き帆布よりなるスカート
部、1−3はスカート部1−2が海流等により乱れない
様に下方に張力をかけるチェン重錘、1−4はチェン重
錘1−3とスカート部1−2の下側縁とを連結するロー
プの環で、直径は8mmφ〜12mmφのものが多く使用さ
れ、ほぼ0.3m間隔に設けられている。1−5は、スカー
ト部1−2の下側縁にあけられた取付孔1−6に嵌合さ
れたハトメである。2は水中汚濁防止幕1の位置決めの
アンカーロープであり、3は海底、4は汚濁を示してい
る。
(発明が解決しようとする問題点) 前記水中汚濁防止幕1のチェン重錘1−2は、5〜20
kg/mと可成りの重量があり、ロープの環1−4の1ケ当
り1.5〜6kgの荷重が作用し、その上、取付孔1−6の拡
大防止のために嵌合したハトメ1−5により、ロープ環
1−4が、傷をうけ、切断され、水中汚濁防止幕1がめ
くれ上り、汚濁が拡散することがしばしばあった。
kg/mと可成りの重量があり、ロープの環1−4の1ケ当
り1.5〜6kgの荷重が作用し、その上、取付孔1−6の拡
大防止のために嵌合したハトメ1−5により、ロープ環
1−4が、傷をうけ、切断され、水中汚濁防止幕1がめ
くれ上り、汚濁が拡散することがしばしばあった。
(本発明) この発明は、主として、スチロール等の発泡体からな
る浮体部と、前記浮体部から垂下する帆布等からなるス
カート部と、前記スカート部の下側縁に沿って設けられ
たチェン重錘とからなる水中汚濁防止幕において、帆布
等の補強材をはさんで一体化したゴム板をチェン重錘の
リンク内を貫通させて、折り曲げU字状となし、前記U
字状のゴム板の両端部間に前記スカート部を挿入し、前
記両端部および前記スカート部を貫通するボルト・ナッ
ト等の締結具にて締結したことを特徴とする水中汚濁防
止幕のチェン重錘連結構造である。
る浮体部と、前記浮体部から垂下する帆布等からなるス
カート部と、前記スカート部の下側縁に沿って設けられ
たチェン重錘とからなる水中汚濁防止幕において、帆布
等の補強材をはさんで一体化したゴム板をチェン重錘の
リンク内を貫通させて、折り曲げU字状となし、前記U
字状のゴム板の両端部間に前記スカート部を挿入し、前
記両端部および前記スカート部を貫通するボルト・ナッ
ト等の締結具にて締結したことを特徴とする水中汚濁防
止幕のチェン重錘連結構造である。
(実施例) 第1図は、本発明の水中汚濁防止幕の下側部を拡大し
て示しており、図aは断面図、図bは側面図であって、
1−2はビニロン等の帆布よりなるスカート部、1−3
は表面に亜鉛メッキを施したチェン、両端に締結用孔5
−1を有するゴム板5をリンク1−7内を貫通させ上方
に折り曲げU字状となし、スカート部1−2の下側縁を
挿入し、あらかじめスカート部1−2の下側縁に穿設さ
れたハトメ1−5を嵌合した取付孔1−6に前記締結用
孔5−1を合せ、ボルトナット等の締結具6を貫通させ
て、ボルトにナットを締結する。6−1はゴム板を保護
する座金である。
て示しており、図aは断面図、図bは側面図であって、
1−2はビニロン等の帆布よりなるスカート部、1−3
は表面に亜鉛メッキを施したチェン、両端に締結用孔5
−1を有するゴム板5をリンク1−7内を貫通させ上方
に折り曲げU字状となし、スカート部1−2の下側縁を
挿入し、あらかじめスカート部1−2の下側縁に穿設さ
れたハトメ1−5を嵌合した取付孔1−6に前記締結用
孔5−1を合せ、ボルトナット等の締結具6を貫通させ
て、ボルトにナットを締結する。6−1はゴム板を保護
する座金である。
第2図は、ゴム板5の詳細を示す斜視図であって、5
−1は締結用ボルトを通す締結用孔で、通常15mmφ程度
の孔をポンチ等であける。5−2はチェン重錘を吊り下
げるに充分な強度を持つ補強材であって、強度100kg/cm
程度のポリエステル帆布が2プライ程度用いられ、5−
3,5−4は前記補強材5−2をサンドイッチしたカバー
ゴムで、厚さ2〜3mm程度で耐海水性、耐摩耗性のゴム
を用い、これらは、加硫中加圧一体化される。ゴム板5
は巾3〜4cm、長さ20〜30cm程度のものであるから、巾
広のゴム板を製造して、これに締結用孔の穿孔作業を行
い、所定寸法に裁断すると、作業能率がよい。この製法
によると、裁断されたゴム板5の側面は、補強材5−2
が露出し海水に接触するので補強材は、耐海水性等を有
するポリエステル,ナイロン等の帆布がよい。
−1は締結用ボルトを通す締結用孔で、通常15mmφ程度
の孔をポンチ等であける。5−2はチェン重錘を吊り下
げるに充分な強度を持つ補強材であって、強度100kg/cm
程度のポリエステル帆布が2プライ程度用いられ、5−
3,5−4は前記補強材5−2をサンドイッチしたカバー
ゴムで、厚さ2〜3mm程度で耐海水性、耐摩耗性のゴム
を用い、これらは、加硫中加圧一体化される。ゴム板5
は巾3〜4cm、長さ20〜30cm程度のものであるから、巾
広のゴム板を製造して、これに締結用孔の穿孔作業を行
い、所定寸法に裁断すると、作業能率がよい。この製法
によると、裁断されたゴム板5の側面は、補強材5−2
が露出し海水に接触するので補強材は、耐海水性等を有
するポリエステル,ナイロン等の帆布がよい。
なお、ゴム板5の巾としては、リンク1−7内で動か
ない程度の巾とすれば、こすれ合いが起らず、耐久性が
向上し、取付の安定性も図れる。
ない程度の巾とすれば、こすれ合いが起らず、耐久性が
向上し、取付の安定性も図れる。
(発明の効果) この発明は、補強材を有するゴム板により、重錘チェ
ンを垂下するので、ロープ等よりも、耐摩耗性にすぐれ
切れることがなく、さらに、ゴム板の両端を締結具にて
緊締するから、ハトメとのすれ合いをすることがなく、
ゴム板とスカート部の一体化が良好で、堅牢であり、耐
久性にすぐれた水中汚濁防止幕を提供するものである。
ンを垂下するので、ロープ等よりも、耐摩耗性にすぐれ
切れることがなく、さらに、ゴム板の両端を締結具にて
緊締するから、ハトメとのすれ合いをすることがなく、
ゴム板とスカート部の一体化が良好で、堅牢であり、耐
久性にすぐれた水中汚濁防止幕を提供するものである。
第1図は本発明のチェン重錘連結構造を示す断面図およ
び側面図、第2図は本発明のゴム板の斜視図、第3図は
従来の水中汚濁防止幕の説明図である。 1:水中汚濁防止幕、1−1:浮体部、 1−2:スカート部、1−3:チエン重錘 1−4:ロープの環、1−5:ハトメ 1−6:取付孔、1−7:リンク 2:アンカーロープ、3:海底 4:汚濁、5:ゴム板 6:締結具
び側面図、第2図は本発明のゴム板の斜視図、第3図は
従来の水中汚濁防止幕の説明図である。 1:水中汚濁防止幕、1−1:浮体部、 1−2:スカート部、1−3:チエン重錘 1−4:ロープの環、1−5:ハトメ 1−6:取付孔、1−7:リンク 2:アンカーロープ、3:海底 4:汚濁、5:ゴム板 6:締結具
Claims (1)
- 【請求項1】発泡体等からなる浮体部と、前記浮体部か
ら垂下するスカート部と、前記スカート部の下側縁に沿
って設けられたチェン重錘とからなる水中汚濁防止幕に
おいて、補強材を有するゴム板をチェン重錘のリンク内
を貫通させて、折り曲げ、U字状となし、前記U字状の
ゴム板の両端部間に前記スカート部を挿入し、前記両端
部および前記スカート部を貫通する締結具にて締結した
ことを特徴とする水中汚濁防止幕のチェン重錘連結構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15791386A JPH083172B2 (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | 水中汚濁防止幕のチエン重錘連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15791386A JPH083172B2 (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | 水中汚濁防止幕のチエン重錘連結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6314915A JPS6314915A (ja) | 1988-01-22 |
JPH083172B2 true JPH083172B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=15660190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15791386A Expired - Lifetime JPH083172B2 (ja) | 1986-07-07 | 1986-07-07 | 水中汚濁防止幕のチエン重錘連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083172B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000218787A (ja) * | 1999-01-29 | 2000-08-08 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録ヘッド及び画像記録装置 |
JP6506105B2 (ja) * | 2015-06-05 | 2019-04-24 | 旭化成アドバンス株式会社 | グラウトシールカバーおよびこれを用いたグラウトの注入方法 |
-
1986
- 1986-07-07 JP JP15791386A patent/JPH083172B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6314915A (ja) | 1988-01-22 |
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Legal Events
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