JPH08317290A - カメラ装置 - Google Patents

カメラ装置

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JPH08317290A
JPH08317290A JP7124139A JP12413995A JPH08317290A JP H08317290 A JPH08317290 A JP H08317290A JP 7124139 A JP7124139 A JP 7124139A JP 12413995 A JP12413995 A JP 12413995A JP H08317290 A JPH08317290 A JP H08317290A
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JP
Japan
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pulse
dividing
output signal
circuit
signal
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JP7124139A
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Kenji Ishii
健二 石井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遅延差型雑音除去機能を有することを前提と
し、高感度モードと高解像度モードとを切替えて使用す
ることができ、かつハードウェア量の少ないカメラ装置
を実現する。 【構成】 最終水平転送ゲートが他の水平転送ゲートと
独立して駆動できるCCD1の出力信号をディレイライ
ン3で所定時間遅延させる。この遅延させた信号ともと
の出力信号とを用い、サンプルホールド回路5及び6に
よる積分型遅延差雑音除去回路で出力信号の雑音を低減
する。パルス分周回路7で最終水平転送ゲートに印加す
る最終水平ゲートパルスφH2LをN分周する。このN
分周前後のパルスを択一的にCCD1に入力せしめる。 【効果】 ディレイラインが1つで済み、ハードウェア
量の少ないカメラ装置を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ装置に関し、特に
固体撮像素子(Charge Coupled Dev
ice;以下CCDと略す)を有するカメラ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラ装置を高感度・高S/
N(Signal/Noise)化するために多くの提
案がなされている。出力アンプノイズ及びリセットノイ
ズを低減し、カメラ装置のS/Nを向上させる技術とし
て積分型遅延差雑音除去(Integral Dela
yed and Differential Nois
e Suppression;以下IDDSと略す)回
路が文献「高解像度CCDカメラに適した雑音除去方法
の検討」(大久保他、1989年テレビジョン学会技術
報告)に開示されている。このIDDS回路について、
図4及び図5を参照して説明する。
【0003】図4は積分型遅延差雑音除去回路の構成を
示す図である。
【0004】図において、積分型遅延差雑音除去回路
は、CCD1と、この出力信号を受けるバッファ回路
(BA)2と、この出力を遅延させるディレイライン
(DL)3と、この遅延出力とバッファ回路2の出力と
の電圧レベル差に応じた出力を送出する差動アンプ4と
を含んで構成されている。
【0005】また同図において、積分型遅延差雑音除去
回路は、第1サンプルホールドパルスP1に応答して閉
状態となるスイッチSW1と、このスイッチSW1が閉
状態のときに積分特性を有する第1サンプルホールド回
路を構成する抵抗R及びホールドコンデンサCSH1 と、
このサンプルホールドされた信号S/H1を受けるバッ
ファ回路16と、第2サンプルホールドパルスP2に応
答して閉状態となるスイッチSW2と、このスイッチS
W2が閉状態のときに第2サンプルホールド回路を構成
するホールドコンデンサCSH2 とを含んで構成されてい
る。
【0006】なお、ホールドコンデンサCSH1 による第
1サンプルホールド回路は、ディスチャージパルス(d
ischarge pulse)DPに応答して一定電
圧VD にディスチャージされる。
【0007】次に、図5をも参照して、図4の各部の動
作を説明する。
【0008】図5にはCCD1の出力信号、ディレイラ
イン3の出力信号、第1サンプルホールドパルスP1、
サンプルホールドされた信号S/H1、第2サンプルホ
ールドパルスP2及びディスチャージパルスDPの各波
形が示されている。
【0009】まず、ディレイライン3によってCCD1
の出力信号の信号期間の開始タイミングと遅延信号のフ
ィードスルー期間の開始タイミングとを予め一致させた
後、差動アンプ4によって両信号の電圧レベル差を取
る。このとき、ディレイライン3による信号遅延量は、
図5中のtB である。
【0010】次に、上述した2つの期間が重なった期間
の有効信号電圧を、抵抗RとホールドコンデンサCSH1
とで積分特性を持たせた第1サンプルホールド回路によ
って取出す。
【0011】このように、サンプルホールド回路に積分
特性を持たせて高域での応答を減衰させることで、サン
プリングの際に発生する高域雑音成分の折り返しを抑制
している。次に、サンプルホールドされた信号は、第2
サンプルホールド回路によって再びサンプルホールドさ
れる。次いで、第1サンプルホールド回路では次の画素
情報をサンプリングする前に、ホールドコンデンサCSH
1 を一定電圧VD にディスチャージする。
【0012】このIDDS回路を簡略化したブロック図
で示したものが図6であり、その各部の波形を示したも
のが図7である。両図において、上述した各図と同等部
分は同一符号により示されている。
【0013】図6において、CCD1の出力をバッファ
回路2で受けた後、バッファ回路2の出力を差動アンプ
4の正入力端子に、ディレイライン3にて遅延された信
号を差動アンプ4の負入力端子に入力することで2つの
信号の電圧レベル差に応じた信号を出力する。なお、水
平駆動パルス発生回路8は、CCD1を駆動するための
パルスを発生する回路である。
【0014】図7においては、リセットパルスφR、水
平転送ゲートパルスφH2、水平転送ゲートパルスφH
1、最終水平転送ゲートパルスφH2L、CCD1の出
力、ディレイライン3の出力、差動アンプ4の出力、第
1サンプルホールドパルスP1、第2サンプルホールド
パルスP2及びディスチャージパルスDPが示されてい
る。
【0015】ここで、ディレイライン3の遅延量は、差
動アンプ4の正入力端子入力信号の信号期間t3と負入
力端子入力信号のフィールドスルー期間t2とが重なる
ように設定する。これにより、リセットノイズ及び出力
アンプの1/fノイズが低減される。
【0016】その後、この重なった期間の信号レベル
を、積分特性を有する第1サンプルホールド回路(1s
t.S/H)5でサンプルホールドし、その直後に第2
サンプルホールド回路(2nd.S/H)6でサンプル
ホールドする。
【0017】第1サンプルホールド回路5は、第2サン
プルホールド動作と第1サンプルホールド動作との間に
ディスチャージパルスDPによって一定電圧にディスチ
ャージされる。この積分特性を有する第1サンプルホー
ルド回路5は、サンプルホールドによる広域雑音成分の
帯域内への折り返しを低減することができる。
【0018】かかるIDDS回路は、上記文献に記載さ
れているように、周知の相関二重サンプリング(Cor
related Double Sampling;以
下CDSと略す)回路よりも雑音抑制効果が高い。
【0019】また一方、S/Nの劣化を抑えつつ解像度
とのトレードオフで感度を向上させる技術が特開平4―
256364号公報に開示されている。これは、水平方
向の信号電荷を加算することによって感度を向上させる
ものである。すなわち、リセットパルスφR及び最終水
平転送ゲートパルスφH2Lを、本来の周期の2周期分
に1回とし(つまり、2分周)、水平方向の信号電荷を
加算するのである。
【0020】この場合、リセットパルスφR及び最終水
平転送ゲートパルスφH2Lの両方ではなく、簡易化し
てリセットパルスφRのみを2周期分に1回としても良
い。また、2周期分に1回に限らず、それ以上の周期分
に1回としても良い。
【0021】カメラ装置でよく使用されるCDS回路を
用いた構成が図8に、同図の各部の動作を示す波形が図
9に示されている。両図において、上述した各図と同等
部分は同一符号により示されている。
【0022】図8において、CCD1の出力信号を、バ
ッファ回路2で受け、その後クランプパルスCPに応答
してクランプ9でクランプする。このクランプ出力を、
サンプルホールドパルスPに応答してサンプルホールド
回路(S/H)10でサンプルホールドする。
【0023】図9においては、リセットパルスφR、水
平転送ゲートパルスφH2、水平転送ゲートパルスφH
1、最終水平転送ゲートパルスφH2L、CCD1の出
力、クランプパルスCP及びサンプルホールドパルスP
が示されている。
【0024】まず、CCD1の出力信号波形のフィード
スルーレベル部分がクランプパルスCPのタイミングで
クランプされる。次に、CCD1の出力信号波形の信号
部分がサンプルホールドパルスPのタイミングでサンプ
ルホールドされ、フィードスルーレベルに対する電圧レ
ベルが出力される。
【0025】すなわち、以上の動作によれば、フィード
スルーレベルと信号レベルとの電位差が有効信号電圧と
して取り出されることとなり、両レベルに重畳されたリ
セット雑音がほとんど除去される。また、低域での伝達
特性が減衰していることから、出力アンプ雑音の低域成
分である1/f雑音も有効に除去される。
【0026】しかし、このCDS回路では、高速動作で
のクランプ特性が不完全になる、サンプルホールドによ
り高域雑音成分の帯域内への折り返しが大きくなる等の
欠点がある。このため、上述したように、CDS回路よ
りもIDDS回路の方が雑音抑制効果が高いのである。
【0027】また、図8の構成に、リセットパルスφR
を2分周するパルス分周回路を追加した構成が図10
に、同図の各部の動作を示す波形が図11に示されてい
る。両図において、上述した各図と同等部分は同一符号
により示されている。
【0028】図10においては、リセットパルスφR、
クランプパルスCP及びサンプルホールドパルスPを2
分周するパルス分周回路12が設けられており、その他
の部分は図8の構成と同様である。なお、図10及び図
11では2分周後のリセットパルスがφR´で、クラン
プパルスがCP´で、サンプルホールドパルスがP´で
夫々示されている。
【0029】図10に示されているように、パルス分周
回路12でリセットパルスφRを2分周した後のリセッ
トパルスφR´でCCD1を駆動しているため、水平方
向の画素に対応する蓄積電荷が加算され感度が向上す
る。その他の動作は図8の場合と同様である。
【0030】また、図11においては、リセットパルス
φR、水平転送ゲートパルスφH2、水平転送ゲートパ
ルスφH1、最終水平転送ゲートパルスφH2L、CC
D1の出力、クランプパルスCP及びサンプルホールド
パルスPが示されている。
【0031】同図の波形と図9の波形とを比較すると、
リセットパルスφRが2分周されている結果、CCD1
の出力信号波形の信号部分のレベルが2倍になってい
る。そして、リセットパルスφRを2分周しているた
め、クランプパルスCP及びサンプルホールドパルスP
もパルス分周回路12において2分周されているのであ
る。
【0032】以上のように、CCD1の出力信号波形の
信号部分のレベルが2倍になるため、感度が約2倍にな
るのである。2分周以上分周すれば、それだけ感度が上
がるが、解像度が低くなる。
【0033】ところで、通常カメラ装置においては、解
像度を優先させる場合と、感度を優先させる場合とがあ
る。したがって、感度の切り替えができる構成が必要と
なる。このため、CCDのリセットパルスφRを2周期
又はそれ以上に1回とする構成を、S/N改善度の大き
いIDDS回路に適用し、さらに感度の切替えができる
ように構成することもできる。かかる構成によれば、感
度と解像度とのトレードオフを最小限にすることができ
る。
【0034】かかる構成が図12に、同図の各部の動作
を示す波形が図13に示されている。両図において、上
述した各図と同等部分は同一符号により示されている。
【0035】上述したように、雑音低減のためには信号
期間と遅延させた信号のフィードスルー期間とが重なる
ようにする必要がある。そのためには、図12に示され
ているように、通常時の遅延量を有するディレイライン
3の他に、図13のt2+t3+t4+t5の期間に相
当する時間の遅延量を有するディレイライン13を設
け、感度に応じて両ディレイラインの出力をスイッチ1
4で切り替える必要がある。
【0036】かかる構成によれば、スイッチ14でディ
レイライン13を選択すれば、図13に示されているよ
うな動作となり、CCD1の出力信号波形の信号部分の
レベルが高くなり、その分だけ感度が高くなるのであ
る。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
の構成においては、CCDの出力信号を切り替えるため
のスイッチが必要になるため、回路規模が増大するとい
う欠点がある。また、CCDの出力信号は高周波信号で
あるため、これを遅延させるためのディレイラインも大
きなものとなり、やはり回路規模が増大するという欠点
がある。
【0038】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的はIDDS機能
を有することを前提とし、高感度モードと高解像度モー
ドとを切替えて使用することのでき、かつよりハードウ
ェア量の少ないカメラ装置を提供することである。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラ装置
は、最終水平転送ゲートが他の水平転送ゲートと独立し
て駆動できる固体撮像素子と、この固体撮像素子の出力
信号と該信号を所定時間遅延させた信号とを用いて前記
出力信号の雑音を低減する積分型遅延差雑音除去手段と
を含むカメラ装置であって、前記最終水平転送ゲートに
印加する最終ゲートパルスとこのパルスをN分周(Nは
2以上の整数、以下同じ)したパルスとを制御入力に応
じて択一的に前記固体撮像素子に入力せしめるパルス印
加手段を含むことを特徴とする。
【0040】
【作用】最終水平転送ゲートが他の水平転送ゲートと独
立して駆動できる固体撮像素子の出力信号を所定時間遅
延させる。この遅延させた信号と出力信号とを用い、積
分型遅延差雑音除去回路で出力信号の雑音を低減する。
最終水平転送ゲートに印加する最終ゲートパルスをN分
周する。このN分周したパルスと最終ゲートパルスとを
制御入力に応じて択一的に固体撮像素子に入力せしめ
る。
【0041】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0042】図1は本発明によるカメラ装置の一実施例
の構成を示すブロック図であり、上述した各図と同等部
分は同一符号により示されている。図において、CCD
1は、最終水平転送ゲートを共通の水平ゲートとは別に
駆動することができる固体撮像素子であるものとする。
すなわち、CCD1には水平転送ゲートパルスφH1及
びφH2の他に、最終水平転送ゲートパルスφH2Lが
入力され、最終水平転送ゲートのみを独立して駆動する
ことができる構成である。
【0043】バッファ回路2の出力は差動アンプ4の正
入力端子に入力される。また、バッファ回路2の出力は
ディレイライン3にも入力され、このディレイライン3
で遅延された信号が差動アンプ4の負入力端子に入力さ
れる。
【0044】水平駆動パルス発生回路8は、CCD1を
駆動するためのパルス、すなわち水平転送ゲートパルス
φH1、φH2、最終水平転送ゲートパルスφH2L、
リセットパルスφRを発生する回路である。また水平駆
動パルス発生回路8は、第1サンプルホールド回路5に
対するサンプルホールドパルスP1及びディスチャージ
パルスDP並びに第2サンプルホールド回路6に対する
サンプルホールドパルスP2も発生する回路である。
【0045】パルス分周回路7は、最終ゲート水平転送
ゲートパルスφH2L、サンプルホールドパルスP1及
びディスチャージパルスDPを入力とし、これら各パル
スを同期させて分周し、パルス周期をN倍にするもので
ある。このパルス分周回路7でN分周された出力は、最
終ゲート水平転送ゲートパルスφH2L´、サンプルホ
ールドパルスP1´及びディスチャージパルスDP´で
ある。N=1のときは図6の場合と同じ動作となり、N
>1のときはS/N劣化がほとんど無い状態で感度を約
N倍にすることができる。
【0046】ところで、ディレイライン3の遅延量は、
差動アンプ4の正入力端子への入力信号の信号期間と負
入力端子への入力信号のフィードスルー期間とが重なる
ように設定しておく。つまり、CCD1の出力信号の信
号期間の開始タイミングとフィードスルー期間の開始タ
イミングとの差に相当する時間だけ遅延させれば良い。
これにより、リセットノイズ及び出力アンプの1/fノ
イズを低減することができる。
【0047】その後、この重なった期間の信号レベル
を、積分特性を有する第1サンプルホールド回路5でサ
ンプルホールドし、その直後に第2サンプルホールド回
路6にてサンプルホールドする。第1サンプルホールド
回路5は、第2サンプルホールド回路5におけるサンプ
ルホールド動作と第1サンプルホールド回路6における
サンプルホールド動作との間にディスチャージパルスD
P´にて一定電圧にディスチャージされる。
【0048】これら第1サンプルホールド回路5及び第
2サンプルホールド回路6の動作自体は上述した従来の
回路のものと同様であるのでその説明は省略する。従来
のものと同様の動作であるため、この積分特性を持たせ
た第1サンプルホールド回路5及び第2サンプルホール
ド回路6は、サンプルホールドによる広域雑音成分の帯
域内への折り返しを低減することができるのである。
【0049】図2は2分周してパルス周期を2倍(N=
2)にし、感度を2倍にしたときの動作を示す波形図で
ある。図において、最終水平転送ゲートパルスφH2L
´は、ローレベルとなる期間が、水平転送ゲートパルス
φH2の2周期に1回である。これにより、水平2画素
を加算してt6のタイミングで出力する。したがって、
図に示されているようにCCD1の出力波形では、リセ
ットドレイン掃き出し期間t1、t4及びリセット期間
t2、t5が図7の波形と同様に得られる。これに対
し、信号出力期間t3では本来得られるはずの出力が得
られず、信号出力期間t6のみ水平2画素分の蓄積電荷
が加算された信号が得られる。このため、リセット期間
と信号期間との差を得るためのディレイライン3の遅延
量は、図6の場合と同じで良く、2種類のディレイライ
ンを設ける必要がない。つまり、第1サンプルホールド
回路5に必要なサンプルホールドパルスP1及びディス
チャージパルスDPのみ、そのパルス周期を2倍、すな
わち2分周すれば図2の動作を実現することができるの
である。ディレイラインを2種類設ける必要がないの
で、ハードウェア量の少ないカメラ装置を実現できる。
【0050】ここで、パルス分周回路7の内部構成につ
いて説明する。図3はパルス分周回路7の内部構成例を
示すブロック図である。図においてパルス分周回路は、
入力されたパルスをN分周する分周回路71と、この分
周出力パルスを入力とするアンド回路72と、分周前の
パルスを入力とするアンド回路73と、これら両方の出
力を入力とするオア回路74とを含んで構成されてい
る。
【0051】アンド回路72のもう一方の入力には制御
信号75が入力されており、アンド回路73の反転入力
には制御信号75が入力されている。したがって、制御
信号75がハイレベルのとき分周回路71の分周出力パ
ルスが送出され、制御信号75がローレベルのとき分周
前のパルスが送出されることになる。
【0052】したがって、この図3の構成を、最終ゲー
ト水平転送ゲートパルスφH2L、サンプルホールドパ
ルスP1及びディスチャージパルスDPの各々に対応し
て設けておき、同一の制御信号75によって分周前のパ
ルスと分周後のパルスとを択一的に送出すれば、高感度
モードと高解像度モードとを切替えて使用することがで
きるのである。つまり、制御信号75をハイレベルにす
れば高感度モードになり、制御信号75をローレベルに
すれば高解像度モードになるのである。
【0053】なお、上述した実施例では2分周(N=
2)の場合について説明したが、これに限定されるもの
ではない。分周値をより大きくしても良いことは明らか
である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、S/N改
善効果の大きい遅延差型雑音除去回路を持つカメラ装置
に、最終水平ゲートのみを独立して駆動できる固体撮像
素子を用い、最終水辺ゲートパルスのみパルス周期をN
倍することにより、高S/Nカメラ装置の高感度化を回
路規模がほとんど増加せずに実現できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるカメラ装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1のカメラ装置の動作を示す波形図である。
【図3】図1中のパルス分周回路の内部構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】積分型遅延差雑音除去回路の構成例を示す図で
ある。
【図5】図4の各部の動作を示す波形図である。
【図6】従来のカメラ装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】図6の各部の動作を示す波形図である。
【図8】従来のカメラ装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】図8の各部の動作を示す波形図である。
【図10】従来のカメラ装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図11】図10の各部の動作を示す波形図である。
【図12】従来のカメラ装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図13】図12の各部の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
1 固体撮像素子 2 バッファ回路 3 ディレイライン 4 差動アンプ 5 第1サンプルホールド回路 6 第2サンプルホールド回路 7 パルス分周回路 8 水平駆動パルス発生回路 P1、P2 サンプルホールドパルス DP ディスチャージパルス φH1、φH2 水平転送ゲートパルス φH2L 最終水平転送ゲートパルス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最終水平転送ゲートが他の水平転送ゲー
    トと独立して駆動できる固体撮像素子と、この固体撮像
    素子の出力信号と該信号を所定時間遅延させた信号とを
    用いて前記出力信号の雑音を低減する積分型遅延差雑音
    除去手段とを含むカメラ装置であって、前記最終水平転
    送ゲートに印加する最終ゲートパルスとこのパルスをN
    分周(Nは2以上の整数、以下同じ)したパルスとを制
    御入力に応じて択一的に前記固体撮像素子に入力せしめ
    るパルス印加手段を含むことを特徴とするカメラ装置。
  2. 【請求項2】 前記パルス印加手段は、前記最終ゲート
    パルスをN分周する第1の分周手段と、前記最終ゲート
    パルスと前記分周手段によるN分周後のN分周パルスと
    を択一的に送出する選択手段とを含むことを特徴とする
    請求項1記載のカメラ装置。
  3. 【請求項3】 前記積分型遅延差雑音除去手段は、前記
    固体撮像素子の出力信号の信号期間の開始タイミングと
    前記出力信号のフィードスルー期間の開始タイミングと
    の差に相当する時間だけ前記出力信号を遅延させる遅延
    手段と、この遅延出力と前記出力信号とを加算する加算
    手段と、サンプリングパルスに応答して前記加算手段の
    出力を積分した後にホールドするサンプルホールド手段
    とを含むことを特徴とする請求項1又は2記載のカメラ
    装置。
  4. 【請求項4】 前記パルス印加手段は、前記サンプリン
    グパルスをN分周する第2の分周手段と、前記選択手段
    が前記N分周パルスを送出しているとき前記サンプリン
    グパルスの代わりに前記第2の分周手段の分周出力を送
    出する手段とをさらに含むことを特徴とする請求項2又
    は3記載のカメラ装置。
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