JP2809008B2 - Ccdの信号処理回路 - Google Patents

Ccdの信号処理回路

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JP2809008B2
JP2809008B2 JP4257864A JP25786492A JP2809008B2 JP 2809008 B2 JP2809008 B2 JP 2809008B2 JP 4257864 A JP4257864 A JP 4257864A JP 25786492 A JP25786492 A JP 25786492A JP 2809008 B2 JP2809008 B2 JP 2809008B2
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郁男 秋山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水平シフトレジスタを2
本有するデュアルチャネル構造のCCD(電荷結合撮像
素子)に適用する信号処理回路に関し、特に同相駆動に
より読出される2つの信号に対して雑音除去機能を有す
るCCDの信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】高精細度テレビジョン(HDTV)に対
応するCCDとしては、図3に示すように、水平シフト
レジスタ31,32を2本並列に配置した、いわゆるデ
ュアルチャネル構造のCCDが多く採用されている。こ
のような構造とすることにより、水平電極ピッチを緩和
できると共に、転送周波数を水平シフトレジスタ1本の
場合の1/2に低減でき、電荷転送を効率よく行うこと
ができる。
【0003】ここで、水平シフトレジスタ31,32に
は、光電変換領域33に配列している垂直シフトレジス
タから、一列毎に交互に電荷が転送される。ところで、
この水平シフトレジスタ31,32を駆動して2チャネ
ルの信号として読出す駆動方法には、逆相駆動法および
同相駆動法がある。
【0004】逆相駆動法は、図3(a)に示すように、
一方の水平シフトレジスタ32からの信号が他方の水平
シフトレジスタ31からの信号よりも半クロック遅れて
読出されるようにするため、水平シフトレジスタ32の
転送段数を水平シフトレジスタ31よりも半段多くし、
互いに逆相で読出す駆動法である。また、同相駆動法
は、図3(b)に示すように、水平シフトレジスタ31
および32の転送段数を同じにして同相で読出す駆動法
である。
【0005】また、読出した信号の雑音除去方法として
は遅延差雑音除去法が実用されている。この方法では、
遅延回路およびゲート回路を用いて、CCDから読出し
た信号のフィードスルー期間と信号期間との電位差を検
出することにより、高域雑音の帯域内への折り返しが生
じることなく雑音成分を除去している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した逆相駆動法で
は、2本の水平シフトレジスタからの信号が正規の信号
タイミングで読出されるので、雑音除去回路での位相合
わせが不必要となって回路構成が簡単となる利点はある
が、一方の信号の出力期間に他方の信号のリセットパル
スの位相が存在するためにチャネル間の干渉が生じて出
力波形が劣化するという欠点がある。
【0007】また、同相駆動法では、一方の信号の出力
期間に他方の信号のリセットパルスの位相が存在しない
ためにチャネル間の干渉は無視できるが、2つの信号を
正規の信号タイミングとするために雑音除去回路にアナ
ログ遅延線等を設けて位相合わせを行う必要があり、回
路構成が複雑となる。また、2つの信号を正規の信号タ
イミングとするためにサンプルホールド回路を使用する
場合は、折り返し雑音が増加するばかりでなく、信号処
理のために多くのパルスが必要となり、パルスの飛び込
みによってビート妨害が発生し易いという欠点がある。
【0008】本発明の目的は、デュアルチャネル構造の
CCDから同相駆動法によって読出される信号に対し
て、アナログ遅延線等を別に設けることなく少ない部品
点数で、雑音を除去して正常な時系列映像信号を生成で
きるCCDの信号処理回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のCCDの信号処
理回路は、デュアルチャネル構造のCCDから同相駆動
により正規のタイミングで読出される第1の信号および
前記第1の信号よりも位相が進んで読出される第2の信
号を受け、雑音を抑制して正常な時系列映像信号として
出力するCCDの信号処理回路であって、前記第1の信
号が印加される入力端子および接地される出力端子を有
し、入力端子において出力端子から逆位相で反射してく
る信号と前記第1の信号とを混合して出力する第1の遅
延線と、前記第2の信号が印加される入力端子および接
地される出力端子並びに中間端子を有し、中間端子にお
いて入力端子から中間端子へ到達する信号と出力端子か
ら中間端子へ逆位相で反射してくる信号とを混合して出
力する第2の遅延線と、前記第1および第2の遅延線の
出力信号に対してフィードスルー期間と信号期間とが重
なった部分をそれぞれ抽出する手段と、前記抽出手段に
よって抽出された信号部分を合成して前記正常な時系列
映像信号を生成する手段とを備えている。また、前記第
1の遅延線の遅延時間が、出力端子から入力端子へ反射
してくる信号のフィードスルー期間と前記第1の信号の
信号期間とが重なるように設定され、また、前記第2の
遅延線の入力端子から中間端子までの遅延時間が、前記
第2の信号の位相進みを補正するように設定され、更
に、前記第2の遅延線の中間端子と出力端子間の遅延時
間が、入力端子から中間端子へ到達する信号の信号期間
と出力端子から反射してくる信号のフィードスルー期間
とが重なるように設定されている。
【0010】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0011】図1は本発明の一実施例を示す図である。
ここで、信号処理回路20は、デュアルチャネル構造の
CCDから同相駆動により読出された2つの信号S1,
S2を受け、雑音除去を行うと同時に、正常な時系列映
像信号Soとして送出する。
【0012】ところで、CCDの光電変換領域13から
の電荷は、垂直方向に配列している垂直シフトレジスタ
を介して2つの水平シフトレジスタ11,12に振り分
けられて転送された後、同相のリセットパルスPrによ
って電圧信号に変換され、出力アンプ13、14を介し
て信号S1,S2として送出される。この場合、水平シ
フトレジスタ12からの信号の位相は、正規の信号出力
タイミングよりも半クロックだけ進んで出力されること
になる。
【0013】さて、信号処理回路20は、CCDからの
出力信号S1,S2をそれぞれ増幅するバッファ増幅回
路21,22と、インピーダンス整合用抵抗23,24
と、遅延線25,26と、バッファ増幅回路27,28
と、ゲートパルスP1,P2に応じて動作するゲート回
路29,30と、ゲート回路29,30の出力信号を合
成して正常な時系列映像信号Soとして送出する加算回
路31とを備えている。 ここで、遅延線25は、入力
端子25aと出力端子25bとを有しており、出力端子
25bを接地することにより、入力端子25aに印加さ
れた信号は、所定の遅延時間後に出力端子25bに到達
し、ここで全反射し位相反転して入力端子25aへ逆戻
りするように構成されている。他方、遅延線26は、中
間端子付きの遅延線であり、入力端子26aと出力端子
26bと中間端子26cとを有しており、出力端子26
bを接地することにより、入力端子26aに印加された
信号は、所定の遅延時間後に中間端子26cに到達し、
更に所定の遅延時間後に出力端子26bに到達し、ここ
で全反射し位相反転して逆戻りするように構成されてい
る。
【0014】次に動作について図2を併用して説明す
る。
【0015】CCDからの出力信号S1,S2は、図2
(a),(e)に示すように、1画素周期が、リセット
期間T1と、フィードスルー期間T2と、信号期間T3
との3つの期間に分けられ、1画素の有効信号電圧は、
フィードスルー期間T2の電位と信号期間T3の電位と
の差として表される。
【0016】いま、図2(a)に示したような信号S1
1が、遅延線25の入力端子25aに印加されたとする
と、出力端子25bで反射し位相反転して所定の遅延時
間後に、図2(b)に示したような反射信号S12とな
って入力端子25aに逆戻りしてくる。この場合、反射
信号S12のフィードスルー期間T2と印加信号S11
の信号期間T3とが重なるように遅延時間を設定する。
【0017】この反射信号S12と印加信号S11と
は、インピーダンス整合用抵抗23で混合されて雑音が
抑制され、図2(c)に示すような信号S13となる。
バッファ増幅回路27は、信号S13を増幅してゲート
回路29へ送出する。ゲート回路29は、図2(d)に
示すようなゲートパルスP1に応じて、信号期間とフィ
ードスルー期間とが重なり合った部分を抽出し、信号S
14として加算回路31へ送出する。
【0018】また、図2(e)に示したような信号S2
1が、遅延線26の入力端子26aに印加されたとする
と、中間端子26cには、時間τ1だけ遅延して入力端
子26aから到達する信号(図2(f))と、中間端子
26cから時間τ2だけ遅延して出力端子26bに到達
し、ここで反射して位相反転し、更に時間τ2だけ遅延
して到達する反射信号(図2(g))とが発生する。従
って、中間端子26cからは、図2(f)に示した信号
と図2(g)に示した反射信号とが混合されて雑音が抑
制され、図2(h)に示すような信号S23として送出
される。
【0019】この場合、遅延線26の入力端子26aか
ら中間端子26cまでの遅延時間τ1は、CCDの水平
シフトレジスタ12からの信号の位相を半クロック分だ
け補正するように設定する。例えば、200万画素のC
CDの場合、水平シフトレジスタ1本当り37.125
MHzのクロック周波数で動作するので、遅延時間τ1
=13.5μsに設定する。
【0020】また、中間端子26cから出力端子26b
までの遅延時間τ2は、入力端子26aから到達する信
号の信号期間T3と反射信号のフィードスルー期間T2
とが重なるように設定する。例えば、200万画素のC
CDの場合、遅延時間τ2は6.7ns近辺の値に設定
する。
【0021】バッファ増幅回路28は、信号S23を増
幅してゲート回路30へ送出する。ゲート回路30は、
図2(i)に示すようなゲートパルスP2に応じて、信
号期間とフィードスルー期間とが重なり合った部分を抽
出し、信号S24として加算回路31へ送出する。
【0022】加算回路31は、信号14および24を加
算合成し、図2(j)に示すような正常な時系列映像信
号Soとして出力する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、リ
セットパルスによるチャネル間干渉の少ない同相駆動法
によってデュアルチャネル構造のCCDから読出される
2チャネルの信号の内、正規のタイミングよりも位相が
進んで読出される信号を中間端子付きの遅延線に印加
し、この中間端子付きの遅延線の接地した出力端子から
中間端子へ反射してくる信号のフィードスルー期間と、
入力端子から中間端子へ到達する信号の信号期間とが重
なるように混合して雑音を抑制すると共に、遅延時間を
適当に設定することによって位相進みを補正することに
より、従来のようにアナログ遅延線等を別に設けること
なく、少ない部品点数で、雑音を抑制して安定した出力
信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】本実施例の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【図3】デュアルチャネル構造のCCDの駆動法を示す
図であり、(a)は逆相駆動法を示し、(b)は同相駆
動法を示している。
【符号の説明】
20 信号処理回路 21,22,27,28 バッファ増幅回路 23,24 インピーダンス整合用抵抗 25,26 遅延線 25a,26a 遅延線の入力端子 25b,26b 遅延線の出力端子 26c 遅延線26の中間端子 29,30 ゲート回路 31 加算回路 P1,P2 ゲートパルス S1,S2 CCDからの信号 So 正常な時系列映像信号

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デュアルチャネル構造のCCDから同相
    駆動により正規のタイミングで読出される第1の信号お
    よび前記第1の信号よりも位相が進んで読出される第2
    の信号を受け、雑音を抑制して正常な時系列映像信号と
    して出力するCCDの信号処理回路であって、 前記第1の信号が印加される入力端子および接地される
    出力端子を有し、入力端子において出力端子から逆位相
    で反射してくる信号と前記第1の信号とを混合して出力
    する第1の遅延線と、 前記第2の信号が印加される入力端子および接地される
    出力端子並びに中間端子を有し、中間端子において入力
    端子から中間端子へ到達する信号と出力端子から中間端
    子へ逆位相で反射してくる信号とを混合して出力する第
    2の遅延線と、 前記第1および第2の遅延線の出力信号に対してフィー
    ドスルー期間と信号期間とが重なった部分をそれぞれ抽
    出する手段と、 前記抽出手段によって抽出された信号部分を合成して前
    記正常な時系列映像信号を生成する手段とを備えること
    を特徴とするCCDの信号処理回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のCCDの信号処理回路に
    おいて、前記第1の遅延線の遅延時間が、出力端子から
    入力端子へ反射してくる信号のフィードスルー期間と前
    記第1の信号の信号期間とが重なるように設定され、ま
    た、前記第2の遅延線の入力端子から中間端子までの遅
    延時間が、前記第2の信号の位相進みを補正するように
    設定され、更に、前記第2の遅延線の中間端子と出力端
    子間の遅延時間が、入力端子から中間端子へ到達する信
    号の信号期間と出力端子から反射してくる信号のフィー
    ドスルー期間とが重なるように設定されていることを特
    徴とするCCDの信号処理回路。
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