JPH08317186A - 自動倍率角度出し装置 - Google Patents

自動倍率角度出し装置

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JPH08317186A
JPH08317186A JP11962195A JP11962195A JPH08317186A JP H08317186 A JPH08317186 A JP H08317186A JP 11962195 A JP11962195 A JP 11962195A JP 11962195 A JP11962195 A JP 11962195A JP H08317186 A JPH08317186 A JP H08317186A
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Masafumi Tokunaga
雅史 徳永
Tetsuya Ichimaru
徹也 市丸
Keitaro Horiyama
敬太郎 堀山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、自動的に写真原稿の変倍率及び回転
角を求めて作業の負担を軽減する。 【構成】割付指定紙11を読み取りパラメータ検出手段
20によって割付画像データ上における原稿枠の高さ、
水平に対する傾きを検出し、これと共に写真原稿13を
読み取って得られる原稿画像データからエッジ検出手段
30により被写体画像の高さ、エッジの仮の水平線に対
する傾きを求め、倍率角度演算部40により原稿枠の高
さと被写体画像の高さとの比にラフ倍率を乗算して変倍
率を求め、かつ被写体画像の傾きを原稿枠の傾きに合わ
せて回転角とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば写真原稿を分解
するときに変倍率及び回転角を求める自動倍率角度出し
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真製版を作成する場合には、図10に
示すように割付指定紙に写真を貼り込む原稿枠を記載
し、この原稿枠に対して貼り込む写真の変倍率、回転角
が予め測定される。
【0003】この倍率・回転角の測定には、倍率角度測
定機が用いられる。この倍率角度測定機は、写真原稿
(例えばポジフィルム)を割付指定紙上に投影し、この
投影画像と割付指定紙上の原稿枠とが一致したときの写
真原稿の変倍率及び回転角を測定するものとなってい
る。
【0004】そして、これら写真原稿の変倍率及び回転
角は、パラメータとして画像読み取りのスキャナーに対
して画像入力時に指示入力される。このスキャナーは、
写真原稿の変倍率及び回転角に従って写真原稿を読取
り、これをディジタルの印刷用画像データとして得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、倍率角
度測定機を用いて写真原稿の変倍率及び回転角を測定
し、これら変倍率及び回転角をスキャナーに指示入力す
るのでは、作業員を介して変倍率及び回転角を測定し、
かつこれらをスキャナーに指示入力することになり、作
業員に対する負担が大きく、かつ作業効率を低下させる
原因となる。
【0006】そのうえ、非常に簡単なレイアウト指定の
割付指定紙の場合でも、倍率角度測定機を用いて作業員
を介して写真原稿の変倍率及び回転角を測定しなければ
ならない。
【0007】又、作業員を介して変倍率及び回転角をス
キャナーに指示入力を行うので、指示入力ミスを生じる
ことがある。そこで本発明は、自動的に写真原稿の変倍
率及び回転角を求めて作業の負担を軽減できる自動倍率
角度出し装置を提供することを目的とする。
【0008】又、本発明は、自動的に写真原稿の変倍率
及び回転角を求めて作業の負担を軽減でき、かつ変倍率
及び回転角の指示ミスを防止できる自動倍率角度出し装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、割付
指定紙上における原稿枠の配置姿勢を検出するパラメー
タ検出手段と、原稿における被写体画像のエッジから配
置姿勢を検出するエッジ検出手段と、このエッジ検出手
段により検出された被写体画像の配置姿勢に基づいて原
稿枠に合致する被写体画像の変倍率及び回転角を求める
倍率角度演算手段と、を備えて上記目的を達成しようと
する自動倍率角度出し装置である。
【0010】請求項2によれば、割付指定紙を読み取っ
てこの割付指定紙上における原稿枠の寸法及び傾きを検
出するパラメータ検出手段と、原稿を読み取って得られ
る原稿画像データにおける被写体画像のエッジを検出す
るエッジ検出手段と、このエッジ検出手段により検出さ
れた被写体画像のエッジ位置に基づいて原稿枠に合致す
る被写体画像の変倍率及び回転角を求める倍率角度演算
手段と、を備えて上記目的を達成しようとする自動倍率
角度出し装置である。
【0011】請求項3によれば、パラメータ検出手段
は、製版トンボから水平出しを行い、この後に割付指定
紙上における少なくとも原稿枠の高さ、水平に対する傾
きを検出する機能を有する自動倍率角度出し装置であ
る。
【0012】請求項4によれば、エッジ検出手段は、原
稿画像データにおける濃淡レベルの急激変化から被写体
画像のエッジを抽出し、かつ被写体画像の少なくとも高
さ、エッジの仮の水平線に対する傾きを得る機能を有す
る自動倍率角度出し装置である。
【0013】請求項5によれば、エッジ検出手段は、各
種原稿に応じた縁の寸法を予め保持し、これら寸法と比
較して原稿の種類を判別する自動倍率角度出し装置であ
る。請求項6によれば、倍率角度演算手段は、パラメー
タ検出手段により検出された原稿枠の高さとエッジ検出
手段により得られた被写体画像の高さとの比にラフ倍率
を乗算して変倍率を求め、かつエッジ検出手段により得
られた被写体画像の傾きをパラメータ検出手段により検
出された原稿枠の傾きに合わせて回転角とする機能を有
する自動倍率角度出し装置である。
【0014】請求項7によれば、割付指定紙を読み取
り、この割付指定紙の画像データ上における製版トンボ
から水平出しを行い、この後に割付指定紙上における少
なくとも原稿枠の高さ、水平に対する傾きを検出する機
能を有するパラメータ検出手段と、原稿を読み取って得
られる原稿画像データにおける縁の寸法と予め保持した
各種原稿の縁の寸法とを比較して原稿の種類を判別し、
この判別された原稿画像データにおける濃淡レベルの急
激変化から被写体画像のエッジを抽出し、かつ被写体画
像の少なくとも高さ、エッジの仮の水平線に対する傾き
を得る機能を有するエッジ検出手段と、パラメータ検出
手段により検出された原稿枠の高さとエッジ検出手段に
より得られた被写体画像の高さとの比にラフ倍率を乗算
して変倍率を求め、かつエッジ検出手段により得られた
被写体画像の傾きをパラメータ検出手段により検出され
た原稿枠の傾きに合わせて回転角とする機能を有する倍
率角度演算手段と、を備えて上記目的を達成しようとす
る自動倍率角度出し装置である。
【0015】
【作用】請求項1によれば、パラメータ検出手段により
割付指定紙上における原稿枠の配置姿勢を検出し、エッ
ジ検出手段により原稿における被写体画像のエッジから
配置姿勢を検出し、このエッジ検出手段により検出され
た被写体画像の配置姿勢に基づいて原稿枠に合致する被
写体画像の変倍率及び回転角を倍率角度演算手段により
求める。
【0016】請求項2によれば、パラメータ検出手段に
より割付指定紙を読み取って原稿枠の寸法及び傾きを検
出し、これと共にエッジ検出手段により原稿を読み取っ
て得られる原稿画像データにおける被写体画像のエッジ
を検出し、このエッジ検出手段により検出された被写体
画像のエッジ位置に基づいて倍率角度演算手段によって
原稿枠に合致する被写体画像の変倍率及び回転角を求め
る。これにより、自動的に写真原稿の変倍率及び回転角
を求めて作業の負担を軽減できる。
【0017】請求項3によれば、パラメータ検出手段に
おいて製版トンボから水平出しを行い、この水平ライン
に基づいて割付指定紙上における少なくとも原稿枠の高
さ、傾きを検出する。
【0018】請求項4によれば、エッジ検出手段におい
て原稿画像データにおける濃淡レベルの急激変化から被
写体画像のエッジを抽出し、このエッジにより境界の明
確になった被写体画像の少なくとも高さ、エッジの仮の
水平線に対する傾きを得る。
【0019】請求項5によれば、エッジ検出手段におい
て予め保持された各種原稿に応じた縁の寸法と原稿画像
データにおける被写体画像の寸法とを比較して原稿の種
類を判別する。
【0020】請求項6によれば、倍率角度演算手段にお
いて原稿枠の高さと被写体画像の高さとの比にラフ倍率
を乗算して変倍率を求め、かつ被写体画像の傾きを原稿
枠の傾きに合わせて回転角とする。
【0021】請求項7によれば、割付指定紙を読み取っ
てその画像データ上における製版トンボから水平出しを
行い、この水平に基づいて少なくとも原稿枠の高さ、水
平に対する傾きを検出し、これと共に原稿を読み取って
得られる原稿画像データにおける縁の寸法と予め保持し
た各種原稿の縁の寸法とを比較して原稿の種類を判別
し、この判別された原稿画像データにおける濃淡レベル
の急激変化から被写体画像のエッジを抽出し、かつ被写
体画像の少なくとも高さ、エッジの仮の水平線に対する
傾きを得る。そして、原稿枠の高さと被写体画像の高さ
との比にラフ倍率を乗算して変倍率を求め、かつ被写体
画像の傾きを原稿枠の傾きに合わせて回転角とする。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は自動倍率角度出し装置の構成図で
ある。割付用スキャナー10は、簡易平面スキャナーで
あって、割付指定紙11を読み取ってその割付画像デー
タを出力するものである。
【0023】又、原稿用スキャナー12は、高品質平面
スキャナーであって、写真原稿13、例えば35mmフ
ィルム、ブローニ、4×5を読み取ってその原稿画像デ
ータを出力するものである。
【0024】一方、主制御部14には、プログラムメモ
リ15、各記憶装置16、17、入力部18を介してキ
ーボード19又はマウス、及びモニタ用CRTディスプ
レイ20が接続されている。
【0025】このうち各記憶装置16、17には、割付
用スキャナー10、原稿用スキャナー12から出力され
る各画像データがそれぞれ記憶されるものとなってい
る。主制御部14は、装置全体を統括制御するもので、
プログラムメモリ15に記憶されている図2の倍率角度
出しフローチャートに従って各指令を発し、パラメータ
検出手段20、エッジ検出手段30、及び倍率角度演算
部40が作動する機能を有している。
【0026】パラメータ検出手段20は、記憶装置16
に記憶された割付画像データを読み取り、この割付画像
データ上の割付指定紙11における原稿枠の寸法及び傾
きを検出する機能を有するもので、具体的には水平出し
部21、画像切出部22、原稿枠検出部23、及びパラ
メータ演算部24の各機能を有している。
【0027】水平出し部21は、割付画像データ上にお
ける割付指定紙11の各製版トンボを検出し、これら製
版トンボから水平だしを行って割付指定紙11の水平及
び垂直方向を設定する機能を有している。
【0028】画像切出部22は、写真原稿13における
割付指定紙11の原稿枠に合致する領域がキーボード1
9から指定入力されると、この原稿枠に合致する領域の
画像データを割付画像データから切り出す機能を有して
いる。
【0029】原稿枠検出部23は、割付画像データの濃
淡レベルを検出し、この濃淡レベルの低下するところか
ら割付指定紙11上の原稿枠を検出する機能を有してい
る。パラメータ演算部24は、原稿枠検出部23により
検出された原稿枠の高さ、幅、及び水平に対する傾きを
検出する機能を有している。
【0030】一方、エッジ検出手段30は、写真原稿1
3を読み取って得られる原稿画像データにおける被写体
画像のエッジを検出する機能を有するもので、具体的に
は原稿判別部31、エッジ抽出部32、及び傾き演算部
33の各機能を有している。
【0031】原稿判別部31は、原稿画像データを読み
取って写真原稿13の種別、例えば35mm写真フィル
ム、ブローニ又は4×5を判別する機能を有している。
すなわち、図3(a) 〜(c) は35mm写真フィルム、ブ
ローニ、4×5の各写真原稿13を示している。これら
写真原稿13は、それぞれ黒縁13a〜13cが形成さ
れている。そして、これら黒縁13a〜13cの寸法
は、各写真原稿13の種別ごとにそれぞれ異なったもの
となっている。
【0032】従って、原稿判別部31は、写真原稿13
の種別ごとの黒縁13a〜13cの各寸法a1 〜a3 、
b1 〜b3 を予め保持し、これら寸法から写真原稿13
の種別を判別するとともに写真原稿13の縁の位置のあ
たりを付ける機能を有している。
【0033】エッジ抽出部32は、原稿画像データの濃
淡レベルを読み取り、この濃淡レベルの急激に変化する
ところを写真原稿13上の黒縁と被写体画像との境界線
(被写体画像のエッジ)として検出する機能を有してい
る。
【0034】このエッジ抽出部32は、濃淡レベルの急
激変化を例えば空間フィルタ(ラプラシアン)、フリー
エ変換処理により検出する機能を有している。傾き演算
部33は、キーボード19から入力されるラフ倍率を受
け、かつエッジ抽出部32より抽出された原稿画像デー
タ上の被写体画像のエッジの仮の水平線に対する傾き、
及び被写体画像の高さ、幅を演算して求める機能を有し
ている。
【0035】倍率角度演算部40は、エッジ検出手段3
0により検出された被写体画像のエッジ位置に基づいて
割付指定紙11上の原稿枠に合致する被写体画像の変倍
率及び回転角を求める機能を有している。
【0036】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて図2に示す倍率角度出しフローチャート及び図4に
示す倍率角度出しの作業流れ図に従って説明する。この
倍率角度出しの作業は、割付指定紙11に対する読み込
みの作業と写真原稿13に対する読み込みの作業とが並
行して行われる。
【0037】先ず、割付指定紙11に対する読み込みの
作業について説明する。割付用スキャナー10は、割付
指定紙11を読み取ってその割付画像データを出力す
る。
【0038】なお、この割付用スキャナー10による割
付指定紙11の読み取りに際しては、回転角の指定はさ
れていない。又、レゾリューションは固定となってい
る。この割付用スキャナー10から出力された割付画像
データは、ステップ#1において記憶装置16に記憶さ
れる。
【0039】次に水平出し部21は、ステップ#2にお
いて記憶装置17に記憶されている割付画像データを読
み出し、この割付画像データをモニタ用CRTディスプ
レイ20に図5に示すように割付水平出し用の画面とし
て表示出力する。
【0040】この割付水平出し用の画面には、割付指定
紙11の画像が表示されるとともに「水平基準2点を指
示」という作業指示が表示される。ここで、作業員によ
るキーボード19又はマウスの操作により割付指定紙1
1の各製版トンボ50の位置が指示されると、水平出し
部21は、これら製版トンボ50を検出し、これら製版
トンボ50から水平だしを行って割付指定紙11の水平
及び垂直方向を設定する。
【0041】次に画像切出部22は、モニタ用CRTデ
ィスプレイ20の表示画面を図6に示す作業員によるキ
ーボード19又はマウスの操作を受けて割付領域指示の
表示画面に切り替える。
【0042】この割付領域指示の表示画面には、割付領
域指定用の割付指定紙11の画像が表示されるととも
に、その領域ナンバーNO、画像名、なりいきの各指示
欄が表示されている。
【0043】ここで、作業員によるキーボード19又は
マウスの操作により図6に示すように割付指定紙11の
各原稿枠「1」〜「3」を含む各領域のコーナが指示さ
れると、画像切出部23は、ステップ#3においてこれ
らコーナ座標から各原稿枠「1」〜「3」を含む領域を
認識し、これら領域に合致する各画像データを切り出
す。
【0044】又、作業員によるキーボード19又はマウ
スの操作により各原稿枠「1」〜「3」の各画像名、な
りいきが指示入力されると、画像切出部23は、これら
画像名、天地又は左右のなりいきを各原稿枠「1」〜
「3」を含む各領域ごとに設定する。
【0045】次に原稿枠検出部23は、各原稿枠「1」
〜「3」の各領域の濃淡レベルを検出し、この濃淡レベ
ルの低下するところから割付指定紙11上の原稿枠
「1」〜「3」を検出する。
【0046】次にパラメータ演算部24は、ステップ#
4において原稿枠検出部23により検出された割付画像
データ上の原稿枠、例えば図7に示す原稿枠の高さm、
幅n、及び水平出し部21の水平出しによる水平基準線
に対する傾きθを検出する。
【0047】次に主制御部14は、割付画像データ上の
全ての原稿枠「1」〜「3」に対する高さm、幅n及び
傾きθの検出を終了したかを判断し、終了したならばこ
れら原稿枠「1」〜「3」ごとの高さm、幅n及び傾き
θを例えば記憶装置16に記憶する。
【0048】一方、写真原稿13に対する読み込み作業
について説明する。原稿用スキャナー12は、写真原稿
13を読み取ってその原稿画像データを出力する。この
原稿用スキャナー12から出力された原稿画像データ
は、ステップ#10において記憶装置17に記憶され
る。
【0049】なお、この原稿用スキャナー12による写
真原稿13の読み取りに際しては、ラフ倍率がキーボー
ド19を通して入力され、このラフ倍率rが記憶装置1
7に記憶される。
【0050】次に原稿判別部31は、記憶装置17に記
憶された原稿画像データを読み取り、予め保持している
図3に示す各写真原稿13の種別ごとの各黒縁13a〜
13cの寸法との対照比較を行って写真原稿13の種
別、例えば35mm写真フィルム、ブローニ又は4×5
を判別し、かつその写真原稿13の縁の位置のあたりを
付ける。
【0051】ここで、原稿用スキャナー12から画像入
力する写真原稿13が複数毎あれば、原稿用スキャナー
12からはこれら写真原稿13の各原稿画像データが順
次読み込まれ、その都度作業員のキーボード19又はマ
ウスの操作により各写真原稿13の画像ナンバーNOが
入力される。なお、画像ナンバーNOは、割付指定紙1
1の各原稿枠「1」〜「3」に設定した各領域NOに対
応している。
【0052】次にエッジ抽出部32は、ステップ#11
において、記憶装置17に記憶されている原稿画像デー
タの濃淡レベルを空間フィルタを通して読み取り、この
濃淡レベルの急激に変化するところ、つまり図8に示す
ように写真原稿13上の黒縁13aと被写体画像13b
との境界線13cを検出する。
【0053】次に傾き演算部33は、エッジ抽出部32
より抽出された原稿画像データ上の各境界線13cから
被写体画像13bのエッジ位置を検出し、かつ図9に示
すように被写体画像13bの仮の水平線に対する傾きθ
´、及び被写体画像13bの高さm´、幅n´を演算し
て求める。
【0054】次に倍率角度演算部40は、パラメータ演
算部24により検出された原稿枠の高さmと傾き演算部
33により得られた被写体画像13bの高さm´との比
にラフ倍率rを乗算して変倍率を求める。すなわち、 変倍率=(m/m´)×r …(1) である。
【0055】又、倍率角度演算部40は、パラメータ演
算部24により得られた被写体画像13bの傾きθ´を
パラメータ演算部24により検出された原稿枠の傾きθ
に合わせて回転角とする。すなわち、 回転角=θ´=θ …(2) である。
【0056】この後、これら変倍率及び回転角に基づい
て原稿画像データが修正され、割付指定紙11に基づい
た製版が作成される。このように上記一実施例において
は、割付指定紙11を読み取ってその画像データ上にお
ける原稿枠の高さ、水平に対する傾きを検出し、これと
共に写真原稿13を読み取って得られる原稿画像データ
における被写体画像の高さ、エッジの仮の水平線に対す
る傾きを求め、これら原稿枠の高さと被写体画像の高さ
との比にラフ倍率を乗算して変倍率を求め、かつ被写体
画像の傾きを原稿枠の傾きに合わせて回転角とするよう
にしたので、自動的に写真原稿13の変倍率及び回転角
を求めることができて倍率角度出し機のような別機器を
必要とせず、作業の負担を軽減できる。
【0057】そのうえ、写真原稿13の変倍率及び回転
角を作業員を介さずに自動的に求めるので、これら変倍
率及び回転角の指示ミスを防止できる。又、パラメータ
検出手段20では、製版トンボ50から水平出して割付
指定紙11上の原稿枠の高さm、幅n、水平に対する傾
きθを検出するので、これら高さm、幅n及び傾きθを
正確に検出でき、写真原稿13の変倍率及び回転角の求
める際のパラメータの精度を高くできる。
【0058】又、エッジ検出手段30は、原稿画像デー
タにおける被写体画像13bのエッジを抽出し、このエ
ッジの仮の水平線に対する傾きθ´を得るので、この被
写体画像13bの傾きθ´を原稿枠の傾きθに正確に合
わせることができ、精度高い回転角を得ることができ
る。
【0059】さらに、エッジ検出手段30は、写真原稿
13の種類を判別するので、例えば35mm写真フィル
ム、ブローニ、4×5の各写真原稿13に対して適用で
き、さらにその写真原稿13の種類を増加できる。
【0060】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、自
動的に写真原稿の変倍率及び回転角を求めて作業の負担
を軽減できる自動倍率角度出し装置を提供できる。又、
本発明は、自動的に写真原稿の変倍率及び回転角を求め
て作業の負担を軽減でき、かつ変倍率及び回転角の指示
ミスを防止できる自動倍率角度出し装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動倍率角度出し装置の一実施
例を示す構成図。
【図2】倍率角度出しフローチャート。
【図3】各種写真原稿の寸法を示す図。
【図4】倍率角度出しの作業流れ図。
【図5】割付水平出し用の画面を示す図。
【図6】割付領域指示の表示画面を示す図。
【図7】原稿枠の高さ、幅及び傾きの検出を示す模式
図。
【図8】写真原稿のエッジ抽出を示す図。
【図9】写真原稿の高さ、幅及び傾きの検出を示す模式
図。
【図10】従来の写真原稿の変倍率及び回転角の測定作
業を示す図。
【符号の説明】
10…割付用スキャナー、11…割付指定紙、12…原
稿用スキャナー、13…写真原稿、14…主制御部、1
6,17…記憶装置、19…キーボード、20…モニタ
用CRTディスプレイ、20…パラメータ検出手段、2
1…水平出し部、22…画像切出部、23…原稿枠検出
部、24…パラメータ演算部、30…エッジ検出手段、
31…原稿判別部、32…エッジ抽出部、33…傾き演
算部、40…倍率角度演算部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 割付指定紙上における原稿枠の配置姿勢
    を検出するパラメータ検出手段と、 原稿における被写体画像のエッジから配置姿勢を検出す
    るエッジ検出手段と、 このエッジ検出手段により検出された前記被写体画像の
    配置姿勢に基づいて前記原稿枠に合致する前記被写体画
    像の変倍率及び回転角を求める倍率角度演算手段と、を
    具備したことを特徴とする自動倍率角度出し装置。
  2. 【請求項2】 割付指定紙を読み取ってこの割付指定紙
    上における原稿枠のサイズ及び傾きを検出するパラメー
    タ検出手段と、 原稿を読み取って得られる原稿画像データにおける被写
    体画像のエッジを検出するとともに少なくとも前記被写
    体画像の傾きを求めるエッジ検出手段と、 このエッジ検出手段により検出された前記被写体画像の
    エッジ位置及び傾きに基づいて前記原稿枠に合致する前
    記被写体画像の変倍率及び回転角を求める倍率角度演算
    手段と、を具備したことを特徴とする自動倍率角度出し
    装置。
  3. 【請求項3】 パラメータ検出手段は、製版トンボから
    水平出しを行い、この後に割付指定紙上における少なく
    とも原稿枠の高さ、水平に対する傾きを検出する機能を
    有することを特徴とする請求項1又は2記載の自動倍率
    角度出し装置。
  4. 【請求項4】 エッジ検出手段は、原稿画像データにお
    ける濃淡レベルの急激変化から被写体画像のエッジを抽
    出し、かつ前記被写体画像の少なくとも高さ、前記エッ
    ジの仮の水平線に対する傾きを得る機能を有することを
    特徴とする請求項1又は2記載の自動倍率角度出し装
    置。
  5. 【請求項5】 エッジ検出手段は、各種原稿に応じた縁
    の寸法を予め保持し、これら寸法と比較して原稿の種類
    を判別する機能を有することを特徴とする請求項1又は
    2記載の自動倍率角度出し装置。
  6. 【請求項6】 倍率角度演算手段は、パラメータ検出手
    段により検出された原稿枠の高さとエッジ検出手段によ
    り得られた被写体画像の高さとの比にラフ倍率を乗算し
    て変倍率を求め、かつ前記エッジ検出手段により得られ
    た被写体画像の傾きを前記パラメータ検出手段により検
    出された原稿枠の傾きに合わせて回転角とする機能を有
    することを特徴とする請求項1又は2記載の自動倍率角
    度出し装置。
  7. 【請求項7】 割付指定紙を読み取り、この割付指定紙
    の画像データ上における製版トンボから水平出しを行
    い、この後に前記割付指定紙上における少なくとも原稿
    枠の高さ、水平に対する傾きを検出する機能を有するパ
    ラメータ検出手段と、 原稿を読み取って得られる原稿画像データにおける縁の
    寸法と予め保持した各種原稿の縁の寸法とを比較して前
    記原稿の種類を判別し、この判別された前記原稿画像デ
    ータにおける濃淡レベルの急激変化から被写体画像のエ
    ッジを抽出し、かつ前記被写体画像の少なくとも高さ、
    前記エッジの仮の水平線に対する傾きを得る機能を有す
    るエッジ検出手段と、 前記パラメータ検出手段により検出された前記原稿枠の
    高さと前記エッジ検出手段により得られた前記被写体画
    像の高さとの比にラフ倍率を乗算して変倍率を求め、か
    つ前記エッジ検出手段により得られた前記被写体画像の
    傾きを前記パラメータ検出手段により検出された前記原
    稿枠の傾きに合わせて回転角とする機能を有する倍率角
    度演算手段と、を具備したことを特徴とする自動倍率角
    度出し装置。
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