JPH08317013A - インターフェイスの制御方式 - Google Patents
インターフェイスの制御方式Info
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- JPH08317013A JPH08317013A JP7139969A JP13996995A JPH08317013A JP H08317013 A JPH08317013 A JP H08317013A JP 7139969 A JP7139969 A JP 7139969A JP 13996995 A JP13996995 A JP 13996995A JP H08317013 A JPH08317013 A JP H08317013A
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- JP
- Japan
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- data
- mode
- dte
- fax modem
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 データ通信用端末装置(DTE)とデータ回
線終端装置(DCE)とを接続する双方向通信可能なイ
ンターフェイスにおいて、DTEとDCEの間で高速な
フロー制御が行える全二重通信を実現する。 【構成】 DTEとDCEのインターフェイスとしてI
EEE P1284のECPモードを用い、一方から他
方にデータの転送を中断する要求伝達にnPeriphRequest
(nFault)を用い、この要求を受信したら直ちにECP
モードのフォワードフェーズのデータ転送方向にするよ
うにした。
線終端装置(DCE)とを接続する双方向通信可能なイ
ンターフェイスにおいて、DTEとDCEの間で高速な
フロー制御が行える全二重通信を実現する。 【構成】 DTEとDCEのインターフェイスとしてI
EEE P1284のECPモードを用い、一方から他
方にデータの転送を中断する要求伝達にnPeriphRequest
(nFault)を用い、この要求を受信したら直ちにECP
モードのフォワードフェーズのデータ転送方向にするよ
うにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナル・コンピュ
ータのようなデータ通信用端末装置(DTE)とFAX
モデム等のデータ回線終端装置(DCE)を接続するた
めのインターフェイスの制御方式に関するものである。
ータのようなデータ通信用端末装置(DTE)とFAX
モデム等のデータ回線終端装置(DCE)を接続するた
めのインターフェイスの制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナル・コンピュータのよう
な情報処理端末(以下、簡単のため、これらをPCとい
う)の普及に伴い、文書をPCで作成することが一般的
になっている。その結果、PCにFAXモデムと呼ばれ
る装置を接続し、PC上の文書データを直接ファクシミ
リ画像に変換して送信することが増えてきた。また、こ
のためのインターフェイスとしては、ほとんどのPCに
搭載されているRS−232CあるいはRS−422が
一般的であった。
な情報処理端末(以下、簡単のため、これらをPCとい
う)の普及に伴い、文書をPCで作成することが一般的
になっている。その結果、PCにFAXモデムと呼ばれ
る装置を接続し、PC上の文書データを直接ファクシミ
リ画像に変換して送信することが増えてきた。また、こ
のためのインターフェイスとしては、ほとんどのPCに
搭載されているRS−232CあるいはRS−422が
一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したR
S−232Cは、PCなどの通信用端末装置(DTE)
とFAXモデム等のデータ回線終端装置(DCE)を接
続するためのシリアル・インターフェイスであり、転送
速度は20kbps以下に定められている。また、デー
タ通信(いわゆるパソコン通信)の場合、少なくともフ
ロー制御が行える全二重通信が必要となる。ところが、
データ圧縮技術等の進展により、より高速なDTEとD
CEとの間のデータ転送が要求されている。
S−232Cは、PCなどの通信用端末装置(DTE)
とFAXモデム等のデータ回線終端装置(DCE)を接
続するためのシリアル・インターフェイスであり、転送
速度は20kbps以下に定められている。また、デー
タ通信(いわゆるパソコン通信)の場合、少なくともフ
ロー制御が行える全二重通信が必要となる。ところが、
データ圧縮技術等の進展により、より高速なDTEとD
CEとの間のデータ転送が要求されている。
【0004】一方、多くのPCにはパラレル・インター
フェイスも搭載されており、たいていはプリンタとの接
続に利用される。そして、最近は、双方向通信が可能な
パラレル・インターフェイスであるIEEE P128
4も登場しており、数百から数千kByte/sce程
度の高速な双方向通信が実現される。ところが、IEE
E P1284の規定するNibble、Byte、ECPモード
では、半二重通信しか行えない。
フェイスも搭載されており、たいていはプリンタとの接
続に利用される。そして、最近は、双方向通信が可能な
パラレル・インターフェイスであるIEEE P128
4も登場しており、数百から数千kByte/sce程
度の高速な双方向通信が実現される。ところが、IEE
E P1284の規定するNibble、Byte、ECPモード
では、半二重通信しか行えない。
【0005】本発明は、DTEとDCEの間で高速なフ
ロー制御が行える全二重通信を実現することができるイ
ンターフェイスの制御方式を提供することを目的とす
る。
ロー制御が行える全二重通信を実現することができるイ
ンターフェイスの制御方式を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、データ通信用
端末装置とデータ回線終端装置とを接続する双方向通信
可能なインターフェイスにおいて、上記各装置の一方よ
りデータの転送方向を決定する転送方向決定手段と、上
記各装置の他方よりデータの転送を中断する要求を一方
に常時伝達する転送中断伝達手段と、一方が前記要求を
受信したならば、直ちに前記転送方向決定手段によりデ
ータの転送を逆方向に決定する転送方向切換手段とを有
することを特徴とする。
端末装置とデータ回線終端装置とを接続する双方向通信
可能なインターフェイスにおいて、上記各装置の一方よ
りデータの転送方向を決定する転送方向決定手段と、上
記各装置の他方よりデータの転送を中断する要求を一方
に常時伝達する転送中断伝達手段と、一方が前記要求を
受信したならば、直ちに前記転送方向決定手段によりデ
ータの転送を逆方向に決定する転送方向切換手段とを有
することを特徴とする。
【0007】具体的には、インターフェイスとしてIE
EE P1284のECPモードを用い、要求伝達手段
としてnPeriphRequest(nFault)を用い、前記要求を受
信したら直ちにECPモードのフォワードフェーズのデ
ータ転送方向にする手段を有することを特徴とする。
EE P1284のECPモードを用い、要求伝達手段
としてnPeriphRequest(nFault)を用い、前記要求を受
信したら直ちにECPモードのフォワードフェーズのデ
ータ転送方向にする手段を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明では、PCとFAXモデムをIEEE
P1284を用いて接続し、その機能を流用しながら拡
張することにより、DTEとDCEの間の高速な、少な
くともフロー制御が行える全二重通信を実現する。
P1284を用いて接続し、その機能を流用しながら拡
張することにより、DTEとDCEの間の高速な、少な
くともフロー制御が行える全二重通信を実現する。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【0010】図において、回線終端装置(DCE)は、
FAXモデムを構成するものであり、装置全体を制御す
る主制御部101と、各種キー入力を行うための操作部
102と、通信回線を本装置と電話機との間で切り換え
る通信制御部103と、各種表示を行う表示部104
と、データ通信用端末装置を接続するためのインターフ
ェイス(I/F)部105と、データを蓄積するバッフ
ァメモリ106とを有するものである。
FAXモデムを構成するものであり、装置全体を制御す
る主制御部101と、各種キー入力を行うための操作部
102と、通信回線を本装置と電話機との間で切り換え
る通信制御部103と、各種表示を行う表示部104
と、データ通信用端末装置を接続するためのインターフ
ェイス(I/F)部105と、データを蓄積するバッフ
ァメモリ106とを有するものである。
【0011】また、データ通信用端末装置(DTE)
は、パーソナル・コンピュータを構成するものであり、
装置全体を制御する主制御部107と、回線終端装置
(DCE)を接続するためのインターフェイス(I/
F)部108と、データを蓄積するメモリ109とを有
する。また、データ通信用端末装置には、外付けのキー
ボード等の操作装置110とCRT等の表示装置111
が接続されている。
は、パーソナル・コンピュータを構成するものであり、
装置全体を制御する主制御部107と、回線終端装置
(DCE)を接続するためのインターフェイス(I/
F)部108と、データを蓄積するメモリ109とを有
する。また、データ通信用端末装置には、外付けのキー
ボード等の操作装置110とCRT等の表示装置111
が接続されている。
【0012】本実施例における各I/F部105、10
8は、IEEE P1284を利用したものである。
8は、IEEE P1284を利用したものである。
【0013】図2は、本実施例におけるI/F部10
5、108の信号線の接続状態を示す説明図である。図
中の矢印は、その元がその信号線を制御することを示
す。
5、108の信号線の接続状態を示す説明図である。図
中の矢印は、その元がその信号線を制御することを示
す。
【0014】Data(8..1)の信号線は、両方が
相手に1バイト・データを伝えることができる双方向の
信号線であり、他の信号は、HighとLowの2値を
とる信号線である。
相手に1バイト・データを伝えることができる双方向の
信号線であり、他の信号は、HighとLowの2値を
とる信号線である。
【0015】なお、本実施例の説明の前に、PC(パー
ソナルコンピュータ)と周辺機器とをIEEE P12
84で接続し、ECPモードでデータ通信を行う場合に
ついて説明する。図3に、ECPモードの状態遷移を示
す。
ソナルコンピュータ)と周辺機器とをIEEE P12
84で接続し、ECPモードでデータ通信を行う場合に
ついて説明する。図3に、ECPモードの状態遷移を示
す。
【0016】まず、PCと周辺機器は、電源を入れられ
た後は、コンパチビリティモード(Compatibility Mod
e)になる。これは、PCから周辺機器にデータ転送を
行えるモードである。
た後は、コンパチビリティモード(Compatibility Mod
e)になる。これは、PCから周辺機器にデータ転送を
行えるモードである。
【0017】次に、このコンパチビリティモードからネ
ゴシエーションフェーズ(Negotiation phase )とセッ
トアップフェーズ(Setup phase )と呼ばれるハンドシ
ェイクを行うことで、ECPモードに状態遷移できる。
ゴシエーションフェーズ(Negotiation phase )とセッ
トアップフェーズ(Setup phase )と呼ばれるハンドシ
ェイクを行うことで、ECPモードに状態遷移できる。
【0018】ECPモードは、大きくフォワードフェー
ズ(Forward phase )とリバースフェーズ(Reverse ph
ase )の2つに分けられる。フォワードフェーズは、P
Cから周辺機器にデータ転送を行うフェーズであり、リ
バースフェーズは、周辺機器からPCにデータ転送を行
うフェーズである。
ズ(Forward phase )とリバースフェーズ(Reverse ph
ase )の2つに分けられる。フォワードフェーズは、P
Cから周辺機器にデータ転送を行うフェーズであり、リ
バースフェーズは、周辺機器からPCにデータ転送を行
うフェーズである。
【0019】そして、ECPモードのフォワードフェー
ズでは、Data(8..1)上のデータをHostClk
(nStrobe )とPeriphAck (Busy)の2線式ハンドシェ
イクによってPCから周辺機器に伝送できる。ハンドシ
ェイク最中のHostAck (nAutoFd )の値により、ただの
データかコマンド・データかが識別される。
ズでは、Data(8..1)上のデータをHostClk
(nStrobe )とPeriphAck (Busy)の2線式ハンドシェ
イクによってPCから周辺機器に伝送できる。ハンドシ
ェイク最中のHostAck (nAutoFd )の値により、ただの
データかコマンド・データかが識別される。
【0020】また、ECPモードのリバースフェーズで
は、Data(8..1)上のデータをPeriphClk (nA
ck)とHostAck (nAutoFd )の2線式ハンドシェイクに
よって周辺機器からPCに伝送できる。ハンドシェイク
最中のHostPheriphAck(Busy)の値により、ただのデー
タかコマンド・データかが識別される。
は、Data(8..1)上のデータをPeriphClk (nA
ck)とHostAck (nAutoFd )の2線式ハンドシェイクに
よって周辺機器からPCに伝送できる。ハンドシェイク
最中のHostPheriphAck(Busy)の値により、ただのデー
タかコマンド・データかが識別される。
【0021】そして、nPeriphRequest(nFault)は、E
CPモードのフォワードフェーズにおいて有効な信号で
あり、周辺機器からPCに転送したいデータがあること
をPCに伝える。
CPモードのフォワードフェーズにおいて有効な信号で
あり、周辺機器からPCに転送したいデータがあること
をPCに伝える。
【0022】また、基本的に、モードやフェーズの状態
遷移はPC主導で行われ、周辺機器からは行えない。
遷移はPC主導で行われ、周辺機器からは行えない。
【0023】本発明は、以上のECPモードにおいて,
nPeriphRequest(nFault)を再定義し、PC(DTE)
と周辺機器(FAXモデム:DCE)両方のモードとフ
ェーズの状態遷移条件を規定することによって、高速
な、少なくともフロー制御が行える全二重通信を実現す
る。以下、実施例として、PC(DTE)がFAXモデ
ム(DCE)を介して、データの送信、データの受信を
行い、その途中でフロー制御が行われる場合について説
明する。
nPeriphRequest(nFault)を再定義し、PC(DTE)
と周辺機器(FAXモデム:DCE)両方のモードとフ
ェーズの状態遷移条件を規定することによって、高速
な、少なくともフロー制御が行える全二重通信を実現す
る。以下、実施例として、PC(DTE)がFAXモデ
ム(DCE)を介して、データの送信、データの受信を
行い、その途中でフロー制御が行われる場合について説
明する。
【0024】1.PCおよびFAXモデムの電源オン FAXモデムの主制御部101およびPCの主制御部1
07は、電源オンに従い、それぞれが制御する信号線を
コンパチビリティモードにする。
07は、電源オンに従い、それぞれが制御する信号線を
コンパチビリティモードにする。
【0025】2.データ通信用アプリケーションの起動 PCの主制御部107は、実行中のプログラムあるいは
操作装置110からの指示に従い、データ通信用アプリ
ケーションを起動する。データ通信用アプリケーション
は、起動して動作可能な状態になったら、ネゴシエーシ
ョンフェーズを経てECPモードに遷移し、さらにEC
Pモードのリバースフェーズに遷移する。このとき、D
CEが被呼されているならば、PeriphAck (Busy)とD
ata(8..1)を用いて、被呼されていることを示
すデータをPCに転送する。
操作装置110からの指示に従い、データ通信用アプリ
ケーションを起動する。データ通信用アプリケーション
は、起動して動作可能な状態になったら、ネゴシエーシ
ョンフェーズを経てECPモードに遷移し、さらにEC
Pモードのリバースフェーズに遷移する。このとき、D
CEが被呼されているならば、PeriphAck (Busy)とD
ata(8..1)を用いて、被呼されていることを示
すデータをPCに転送する。
【0026】3.データ通信開始 PCの主制御部107は、データ通信の開始を指示する
データを周辺機器に転送する。つまり、I/F部108
を制御してECPモードのリバースフェーズからECP
モードのフォワードフェーズに遷移し、データ転送を行
う。データ転送後は、再びECPモードのリバースフェ
ーズに戻る。コマンドとレスポンスのやり取りが必要な
場合は、ECPモードのフォワードフェーズとECPモ
ードのリバースフェーズの遷移を繰り返す。注意すべき
ことは、PCの主制御部107は、FAXモデムに転送
するデータがなくなったならば、I/F部105を制御
して直ちにECPモードのリバースフェーズに戻ること
である。
データを周辺機器に転送する。つまり、I/F部108
を制御してECPモードのリバースフェーズからECP
モードのフォワードフェーズに遷移し、データ転送を行
う。データ転送後は、再びECPモードのリバースフェ
ーズに戻る。コマンドとレスポンスのやり取りが必要な
場合は、ECPモードのフォワードフェーズとECPモ
ードのリバースフェーズの遷移を繰り返す。注意すべき
ことは、PCの主制御部107は、FAXモデムに転送
するデータがなくなったならば、I/F部105を制御
して直ちにECPモードのリバースフェーズに戻ること
である。
【0027】4.通信相手との接続 FAXモデムの主制御部101は、PCからの指示に従
い、通信制御部103を制御して通信相手と接続する。
接続前後において、接続エラー・メッセージや通信相手
から送られてきたデータは、ECPモードのリバースフ
ェーズにおいてI/F部105を制御してPCに転送す
る。
い、通信制御部103を制御して通信相手と接続する。
接続前後において、接続エラー・メッセージや通信相手
から送られてきたデータは、ECPモードのリバースフ
ェーズにおいてI/F部105を制御してPCに転送す
る。
【0028】以上からわかるように、データ転送が行わ
れない時は、ECPモードのリバースフェーズで待機
し、FAXモデムからPCへデータ転送を行う時は、E
CPモードのリバースフェーズでデータ転送を行う。ま
た、PCからFAXモデムへデータ転送を行う時は、E
CPモードのリバースフェーズからECPモードのフォ
ワードフェーズに遷移して、ECPモードのフォワード
フェーズでデータ転送を行い、データ転送後は再びEC
Pモードのリバースフェーズに戻る。
れない時は、ECPモードのリバースフェーズで待機
し、FAXモデムからPCへデータ転送を行う時は、E
CPモードのリバースフェーズでデータ転送を行う。ま
た、PCからFAXモデムへデータ転送を行う時は、E
CPモードのリバースフェーズからECPモードのフォ
ワードフェーズに遷移して、ECPモードのフォワード
フェーズでデータ転送を行い、データ転送後は再びEC
Pモードのリバースフェーズに戻る。
【0029】これを繰り返すことで、通信相手との間で
データのオーバーフローが起こらない限りは半二重のデ
ータ通信を継続できる。次に、データ転送のフロー制御
方法について説明する。
データのオーバーフローが起こらない限りは半二重のデ
ータ通信を継続できる。次に、データ転送のフロー制御
方法について説明する。
【0030】5.データ送信のフロー制御 PCから通信相手にデータ転送を行う時、FAXモデム
の主制御部101は、通信相手のDCEとの間で通信制
御(例えばMNP)を行うが、相手側の状況によりデー
タ転送を保留する場合がある。このとき、PCから転送
されるデータがFAXモデムのバッファメモリ106が
保持できる量を超えないうちに、PCからのデータ転送
を保留するために、I/F部105を制御してnPeriphR
equest(nFault)をLowにする。
の主制御部101は、通信相手のDCEとの間で通信制
御(例えばMNP)を行うが、相手側の状況によりデー
タ転送を保留する場合がある。このとき、PCから転送
されるデータがFAXモデムのバッファメモリ106が
保持できる量を超えないうちに、PCからのデータ転送
を保留するために、I/F部105を制御してnPeriphR
equest(nFault)をLowにする。
【0031】PCの主制御部107は、データ転送中に
それを検知したら直ちにデータ転送を中断し、nPeriphR
equest(nFault)がHighになるのを待つ。FAXモ
デムの主制御部101は通信相手との通信制御により、
相手が再びデータ受信可能になるまで、I/F部105
を制御してnPeriphRequest(nFault)をLowにし続け
る。PCは、nPeriphRequest(nFault)がHighにな
ったら、データ転送を再開する。
それを検知したら直ちにデータ転送を中断し、nPeriphR
equest(nFault)がHighになるのを待つ。FAXモ
デムの主制御部101は通信相手との通信制御により、
相手が再びデータ受信可能になるまで、I/F部105
を制御してnPeriphRequest(nFault)をLowにし続け
る。PCは、nPeriphRequest(nFault)がHighにな
ったら、データ転送を再開する。
【0032】6.データ受信のフロー制御 通信相手から受信したデータは、ECPモードのリバー
スフェーズでFAXモデムからPCへデータ転送され
る。PCの主制御部107は、FAXモデムからのデー
タ受信を保留したい場合、ECPモードのリバースフェ
ーズからECPモードのフォワードフェーズに遷移す
る。
スフェーズでFAXモデムからPCへデータ転送され
る。PCの主制御部107は、FAXモデムからのデー
タ受信を保留したい場合、ECPモードのリバースフェ
ーズからECPモードのフォワードフェーズに遷移す
る。
【0033】このとき、FAXモデムの主制御部101
は通信相手から転送されるデータがバッファメモリ10
6が保持できる量を超えないうちにデータ転送を保留す
るために、通信相手のDCEとの間で通信制御(例えば
MNP)を行い、かつnPeriphRequest(nFault)をLo
wにする。
は通信相手から転送されるデータがバッファメモリ10
6が保持できる量を超えないうちにデータ転送を保留す
るために、通信相手のDCEとの間で通信制御(例えば
MNP)を行い、かつnPeriphRequest(nFault)をLo
wにする。
【0034】PCの主制御部107は、I/F部108
を制御して、自分がデータを受信できるまでECPモー
ドのフォワードフェーズにとどまり、受信可能になった
ら直ちにECPモードのリバースフェーズに遷移する。
FAXモデムの主制御部101は、ECPモードのリバ
ースフェーズになったらnPeriphRequest(nFault)をH
ighに戻し、データ転送を再開する。
を制御して、自分がデータを受信できるまでECPモー
ドのフォワードフェーズにとどまり、受信可能になった
ら直ちにECPモードのリバースフェーズに遷移する。
FAXモデムの主制御部101は、ECPモードのリバ
ースフェーズになったらnPeriphRequest(nFault)をH
ighに戻し、データ転送を再開する。
【0035】7.データ通信終了 PCの主制御部107は、ECPモードのフォワードフ
ェーズでデータ通信の終了を指示するデータを周辺機器
に転送する。FAXモデムの主制御部101は、その指
示に従い回線との接続を解放し、接続が終了したことを
示すデータをECPモードのリバースフェーズでPCに
転送する。
ェーズでデータ通信の終了を指示するデータを周辺機器
に転送する。FAXモデムの主制御部101は、その指
示に従い回線との接続を解放し、接続が終了したことを
示すデータをECPモードのリバースフェーズでPCに
転送する。
【0036】以上において、nPeriphRequest(nFault)
はフロー制御に使用されるとき以外は、High(OF
F)である。
はフロー制御に使用されるとき以外は、High(OF
F)である。
【0037】本実施例の機能のほとんどは、IEEE
P1284をそのまま利用している。そして、DTEが
DCEにデータ転送を行っている最中にDCEでデータ
のオーバーフローが起こりそうになったら、DCEはnP
eriphRequest(nFault)をLowにし、DTEがそれを
検知したら、直ちにECPモードのリバースフェーズに
遷移するようにDCEとDTEを制御する点と、DCE
がDTEにデータ転送を行っている最中にDTEでデー
タのオーバーフローが起こりそうになったら、DTEは
ECPモードのフォワードフェーズに遷移し、DCEは
相手のDCEとの間のデータ転送を保留するようにDC
Eを制御する点が変更部分である。両方ともにIEEE
P1284の規格から逸脱する変更ではない。
P1284をそのまま利用している。そして、DTEが
DCEにデータ転送を行っている最中にDCEでデータ
のオーバーフローが起こりそうになったら、DCEはnP
eriphRequest(nFault)をLowにし、DTEがそれを
検知したら、直ちにECPモードのリバースフェーズに
遷移するようにDCEとDTEを制御する点と、DCE
がDTEにデータ転送を行っている最中にDTEでデー
タのオーバーフローが起こりそうになったら、DTEは
ECPモードのフォワードフェーズに遷移し、DCEは
相手のDCEとの間のデータ転送を保留するようにDC
Eを制御する点が変更部分である。両方ともにIEEE
P1284の規格から逸脱する変更ではない。
【0038】IEEE P1284は、今後多くのPC
に搭載されると考えられるので、そのコストは低くなる
と予想される。従って、IEEE P1284の機能と
わずかな変更をDCEに施すことにより、IEEE P
1284を利用できるDTEとの間で従来のRS−23
2Cなどでは困難であった高速なデータ転送を実現でき
る。つまり、低コストで高速なデータ通信が可能とな
る。
に搭載されると考えられるので、そのコストは低くなる
と予想される。従って、IEEE P1284の機能と
わずかな変更をDCEに施すことにより、IEEE P
1284を利用できるDTEとの間で従来のRS−23
2Cなどでは困難であった高速なデータ転送を実現でき
る。つまり、低コストで高速なデータ通信が可能とな
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
DTEとDCEの間で高速なフロー制御が行える全二重
通信を実現することができる効果がある。
DTEとDCEの間で高速なフロー制御が行える全二重
通信を実現することができる効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例におけるI/F部の信号線の接続状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図3】上記実施例で利用するECPモードの状態遷移
を示す説明図である。
を示す説明図である。
101、107…主制御部、 102…操作部、 103…通信制御部、 104…表示部、 105、108…I/F部、 106…バッファメモリ、 109…メモリ、 110…操作装置、 111…表示装置。
Claims (2)
- 【請求項1】 データ通信用端末装置とデータ回線終端
装置とを接続する双方向通信可能なインターフェイスに
おいて、 上記各装置の一方よりデータの転送方向を決定する転送
方向決定手段と、上記各装置の他方よりデータの転送を
中断する要求を一方に常時伝達する転送中断伝達手段
と、一方が前記要求を受信したならば、直ちに前記転送
方向決定手段によりデータの転送を逆方向に決定する転
送方向切換手段とを有することを特徴とするインターフ
ェイスの制御方式。 - 【請求項2】 請求項1において、 インターフェイスとしてIEEE P1284のECP
モードを用い、要求伝達手段としてnPeriphRequest(nF
ault)を用い、前記要求を受信したら直ちにECP Fo
rward のデータ転送方向にする手段を有することを特徴
とするインターフェイスの制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7139969A JPH08317013A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | インターフェイスの制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7139969A JPH08317013A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | インターフェイスの制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08317013A true JPH08317013A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=15257891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7139969A Pending JPH08317013A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | インターフェイスの制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08317013A (ja) |
-
1995
- 1995-05-15 JP JP7139969A patent/JPH08317013A/ja active Pending
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