JPH08316623A - 噴流半田付け装置 - Google Patents

噴流半田付け装置

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Publication number
JPH08316623A
JPH08316623A JP12203195A JP12203195A JPH08316623A JP H08316623 A JPH08316623 A JP H08316623A JP 12203195 A JP12203195 A JP 12203195A JP 12203195 A JP12203195 A JP 12203195A JP H08316623 A JPH08316623 A JP H08316623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solder
bath
solder bath
nozzle
oxide
Prior art date
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Pending
Application number
JP12203195A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Kanzaki
登 神埼
Takashi Hattori
隆司 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSAKA ASAHI KAGAKU KK
Original Assignee
OSAKA ASAHI KAGAKU KK
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Publication date
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  • Molten Solder (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】噴流半田付け装置のメインテナンスが容易かつ
安全に行えるようにすると共に、このメインテナンス作
業により半田付けされるプリント基板製品に品質のばら
つきが生じないようにする。また装置の稼働率の向上や
設置スペースの削減も同時にはかる。 【構成】半田槽をノズル16を取り付けた上部半田槽1
と、半田ポンプ9を取り付けた下部半田槽2に分離する
と共に、この上部半田槽1の下端と下部半田槽2とを送
液ダクト3で接続した。またこの上部半田槽1と下部半
田槽2との間に酸化物除去槽4を設け、上部半田槽1の
一側に設けた回収部1aを返液ダクト5でこの酸化物除
去槽4に接続すると共に、この酸化物除去槽4の下端を
返液ダクト6で下部半田槽2に接続し、溶融半田を還流
させる際にその中に混入した半田酸化物を除去すること
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノズルから溶融半田を
噴出させ、この溶融半田に接するようにプリント基板を
搬送し、半田付けを行うようにした噴流半田付け装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の噴流半田付け装置は、図
2に示すように溶融半田が貯留される半田槽30にノズ
ル16を取り付け、ノズル16から噴流させた溶融半田
をこの半田槽30で回収し、ポンプ9で再びノズル16
に送り込むことにより、溶融半田を循環させるようにし
ていた。そして、この半田槽30は昇降可能にスクリュ
ージャッキ31で支持されると共に、側方移動可能に車
輪33を有する台座32上に取り付けられていた。
【0003】この噴流半田付け装置は、台座32を床面
F上を側方に移動させることにより、プリント基板12
の搬送装置11の下方に配置され、上記スクリュージャ
ッキ31でノズル16の位置を、この搬送装置11に保
持されたプリント基板12と半田付けに好適な間隙を有
するように調節した上で使用に供された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の噴流半
田付け装置は、溶融半田を貯留した半田槽にノズルを取
り付けているので、この半田槽をプリント基板の半田付
けが行えるように搬送装置の下方にセットした状態で
は、ノズルの交換や半田槽内に溜まった半田酸化物の除
去などが行えなかった。
【0005】そこで、このようにノズルの交換や半田酸
化物の除去等のメインテナンスを必要とする場合には、
まず半田槽を支持したスクリュージャッキでこの半田槽
を下降させ、次にこのスクリュージャッキが取り付けら
れた台座を側方に移動させて噴流半田付け装置を搬送装
置の下方から引き出すこととしていた。そして、必要な
作業を行った後、再びこの噴流半田付け装置を元の位置
に戻し、ノズルが搬送されるプリント基板と所定の間隙
を有して対向するように調節することとしていた。
【0006】従って、ノズルの交換や半田酸化物の除去
作業等に時間を要すると共に、作業後にこの噴流半田付
け装置を元の位置に戻すためのノズルの位置合わせ作業
も困難で、作業の前後で半田付けされたプリント基板の
品質に差が生じる虞れがあった。さらに上記作業は、高
温で溶融した状態の半田が貯留された半田槽上で行わな
くてはならないため作業に危険を伴うという問題点も有
していた。
【0007】本発明は、これら従来の噴流半田付け装置
が有していた問題点の解決を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、溶融半田を
噴流させるノズルを、溶融半田が貯留される下部半田槽
と送液ダクトを介して接続された上部半田槽に取り付
け、この上部半田槽を、半田付けされるプリント基板を
搬送する搬送装置のフレームにノズルホルダーを介して
吊下支持し、上部半田槽の一側にはノズルから噴流した
溶融半田を回収する回収部を設け、この回収部を還流路
を介して上記下部半田槽と接続し、この還流路中には溶
融半田中に混入した半田酸化物を除去する酸化物除去槽
を設けることにより上記の課題を解決した。
【0009】
【作用】搬送装置のフレームにノズルホルダーを介して
吊下された上部半田槽は、搬送装置の下方に位置する半
田槽の大きさを最小限とし、搬送装置にセットされた状
態でのノズルの交換を可能にすると共に、ノズル交換後
のノズルの位置合わせ作業を不要とする。
【0010】またこの上部半田槽と送液ダクトを介して
連通した下部半田槽は、ノズル交換作業などの装置停止
時に上部半田槽から逆流した溶融半田を回収し、ノズル
近傍から溶融半田を無くし、作業の安全をはかる。
【0011】還流路中に設けられた酸化物除去槽は、装
置を停止させることなく、半田付けの妨げとなる酸化物
などの半田滓を回収するように作用する。
【0012】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき本発明を詳
細に説明する。なお図において従来例に示したものと同
一機能部品には同一符号を附している。
【0013】図1は、実施例の簡略側面図である。図示
したように本発明の噴流半田付け装置は、半田槽をノズ
ル16を取り付けた上部半田槽1と、半田ポンプ9を取
り付けた下部半田槽2に分離すると共に、この上部半田
槽1の下端と下部半田槽2とを可撓性を有する送液ダク
ト3で接続している。またこの上部半田槽1と下部半田
槽2との間には、酸化物除去槽4を設け、上部半田槽1
の一側に設けた回収部1aを可撓性を有する返液ダクト
5でこの酸化物除去槽4に接続すると共に、この酸化物
除去槽4の下端を同様の可撓性を有する返液ダクト6で
下部半田槽2に接続し、半田の還流路を形成している。
【0014】上部半田槽1は、上部に取り付けたノズル
16の両側に、共に片側に傾斜した樋20を設け、樋2
0の傾斜下端に回収部1aを連設したものであり、半田
付けされるプリント基板12を保持して搬送する搬送装
置11が取り付けられたフレーム13に、ノズルホルダ
ー14と昇降調節ねじ15を介して上下方向に位置調節
可能に吊下支持されている。また、この上部半田槽1の
内部所定位置には邪魔板17や整流板18,19を設け
ている。
【0015】下部半田槽2は、上記上部半田槽1下方の
床面F上に定置され、内部に半田を溶融状態に保つ電熱
ヒーター10を設けると共に、溶融した半田を送液ダク
ト3へと圧送する半田ポンプ9を設けている。
【0016】また酸化物除去槽4は、内部縦方向に複数
の邪魔板21,22を設けると共に、その一側寄りを仕
切板23で仕切り、この仕切板23で仕切られた側に下
部半田槽2に通じる返液ダクト6を取り付けている。ま
たこの酸化物除去槽4の一側には、溶融半田の表面を掻
き、浮遊した半田滓などの酸化物を一方に寄せ集める寄
せ板7aを定期的に駆動する酸化物自動排出装置7を設
けている。
【0017】なお図1において符号24は、返液ダクト
6の上方に位置し、溶融半田のみを下方に落下させる網
状部材を示す。また25は、酸化物自動排出装置7で集
められた酸化物を落下させるシュート、8はこのシュー
ト25の下方に配された酸化物回収箱を示す。
【0018】上記構成を有する本発明の噴流半田付け装
置は、半田ポンプ9を作動させると、電熱ヒーター10
で加熱され、溶融状態で貯留されている下部半田槽2内
の溶融半田が送液ダクト3を介して上部半田槽1へと送
り込まれ、この上部半田槽1に取り付けたノズル16か
ら上方に噴流することにより、搬送装置11でこのノズ
ル16に接近して搬送されるプリント基板12の裏面に
連続的に溶融半田が接触し、所定の箇所にのみこの半田
が付着して残ることにより、半田付けがなされるもので
ある。この時、上部半田槽1内に設けた邪魔板17や整
流板18,19は、送液ダクト3から送り込まれた溶融
半田の圧力や流れのむらを均等化してノズル16に伝え
るように作用し、このことでノズル16からは、常に一
定の状態で、かつその幅方向にわたってむらを生じるこ
となく、溶融半田が噴流して精度良く半田付けがなされ
る。
【0019】このようにして半田付けに用いられた溶融
半田は、プリント基板12裏面の半田付けする箇所に付
着したものを除いてその大部分が下方へと落下し、ノズ
ル16の両側に設けられた樋20を伝って回収部1aに
回収される。そして、この回収部1aに集まった溶融半
田は、返液ダクト5を伝って、その下方に配された酸化
物除去槽4へと流れ、ここで溶融半田の表面に浮遊した
半田滓や酸化物が酸化物自動排出装置7で除去された
後、返液ダクト6を伝って下部半田槽2内に還流し、再
び半田付けに用いられるものである。
【0020】このようにして本発明の噴流半田付け装置
では、半田付けの際に生じた半田滓や酸化物が自動的に
回収され、ノズル16には常に清浄な溶融半田が送り込
まれるので、その清掃のために装置を停止させる必要が
なく、連続して半田付け作業が行える。
【0021】またノズル16の交換や清掃などのメイン
テナンスを必要とする場合は、半田ポンプ9を停止させ
た状態でその作業を行えば良く、この場合、本発明の噴
流半田付け装置では、搬送装置11に対置された上部半
田槽1が従来の半田槽に比して極めて小さいため、この
上部半田槽1を半田付けが行える状態にセットしたまま
その作業が行える。またこの時、半田ポンプ9の停止に
より、上部半田槽1内の溶融半田は送液ダクト3から下
部半田槽2内へと返流するので、ノズル16近傍には高
温で危険な溶融半田が存在せず、安全に作業が行える。
【0022】このように本発明の噴流半田付け装置で
は、上部半田槽1を作業位置にセットしたままノズル1
6交換等のメインテナンスが行えるので、作業後のノズ
ル16の位置合わせが不要になると共に、この作業の前
後でノズル16位置変動による半田付けの差が生ぜず、
半田付けされたプリント基板12の品質の確保が容易に
なる。
【0023】なお、このメインテナンスの際にノズル1
6位置の微調整を行いたい場合、あるいは半田付けされ
るプリント基板12の変更などに応じて作業条件を変更
する必要が生じた場合には、上述した昇降調節ねじ15
でフレーム13に吊下された上部半田槽1の取付位置を
変えれば良い。またこの上部半田槽1の取付位置の変更
は、必ずしも図示した昇降調節ねじ15のようなもので
行わなくても良く、例えばノズルホルダー14自体をタ
ーンバックル様に構成したり、あるいはアタッチメント
の交換や嵌合位置の変更などによりノズル16の取付高
さを変更するようにしても良い。
【0024】また実施例では、酸化物除去槽4の一側に
酸化物自動排出装置7を設け、溶融半田に浮遊した半田
酸化物を定期的に寄せ板で集めて、酸化物回収箱8上に
落下させるようにした例を示したが、溶融半田中に混入
した酸化物などの固形物は網状部材24で捕捉されるた
め、この網状部材24上を定期的に清掃することとすれ
ば、酸化物自動排出装置7は必ずしも設けなくとも良
い。
【0025】
【発明の効果】以上の通り本発明の噴流半田付け装置で
は、溶融半田の還流路中に酸化物除去槽を設けたので、
半田付けに伴って生じる半田滓や酸化物が自動的に除去
されるため、この除去のために装置を停止させる必要が
なくなり、装置の稼働率が向上する。
【0026】また半田槽を上部半田槽と下部半田槽に分
離し、ノズルが取り付けられた上部半田槽を作業位置に
セットしたままノズル交換等のメインテナンスが行える
ようにしたので、従来のように全てが組込まれた半田槽
自体を昇降あるいは側方移動させる大掛かりなスクリュ
ジャッキや台座が不要になると共に、その移動のための
スペースも必要なく、狭小な空間に効率良く設置でき
る。またノズル交換等のメインテナンスの際に半田槽を
移動させる必要がないので、作業が迅速に行えると共
に、その後のノズルの位置の狂いも生ぜず、半田付けさ
れたプリント基板の品質を一定に維持できる。
【0027】さらにこのメインテナンスの際に半田ポン
プを停止させると、上部半田槽内の溶融半田が下部半田
槽内に戻るので、ノズルの近傍には高温で危険な溶融半
田が存在せず、作業が安全に行えることになるという多
くの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による噴流半田付け装置の実施例を示す
簡略側面図である。
【図2】従来例の簡略側面図である。
【符号の説明】
1 上部半田槽 1a 回収部 2 下部半田槽 3 送液ダクト 4 酸化物除去槽 5,6 返液ダクト 9 半田ポンプ 11 搬送装置 13 フレーム 14 ノズルホルダー 16 ノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上向きのノズルから噴流させた溶融半田
    を、このノズルに接近して搬送されるプリント基板の裏
    面に接触させ、このプリント基板に必要な半田付けを行
    うようにした噴流半田付け装置において、 溶融半田を噴流させるノズルは、溶融半田が貯留される
    下部半田槽と送液ダクトを介して接続された上部半田槽
    に取り付けられ、この上部半田槽は、半田付けされるプ
    リント基板を搬送する搬送装置のフレームにノズルホル
    ダーを介して吊下支持され、上部半田槽の一側にはノズ
    ルから噴出した溶融半田を回収する回収部が設けられ、
    この回収部は還流路を介して上記下部半田槽と接続さ
    れ、この還流路中には溶融半田中に混入した半田酸化物
    を除去する酸化物除去槽が設けられたことを特徴とする
    噴流半田付け装置。
JP12203195A 1995-05-22 1995-05-22 噴流半田付け装置 Pending JPH08316623A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12203195A JPH08316623A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 噴流半田付け装置

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JP12203195A JPH08316623A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 噴流半田付け装置

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JPH08316623A true JPH08316623A (ja) 1996-11-29

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ID=14825887

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JP12203195A Pending JPH08316623A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 噴流半田付け装置

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JP (1) JPH08316623A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG80611A1 (en) * 1998-02-27 2001-05-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Soldering apparatus, and agent and method for separating solder and solder oxides

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG80611A1 (en) * 1998-02-27 2001-05-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Soldering apparatus, and agent and method for separating solder and solder oxides

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