JPH0831643A - 空芯コイル - Google Patents

空芯コイル

Info

Publication number
JPH0831643A
JPH0831643A JP18541294A JP18541294A JPH0831643A JP H0831643 A JPH0831643 A JP H0831643A JP 18541294 A JP18541294 A JP 18541294A JP 18541294 A JP18541294 A JP 18541294A JP H0831643 A JPH0831643 A JP H0831643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
air
electrode
core
core coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18541294A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Takemura
政夫 竹村
Shinichi Niwa
伸一 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP18541294A priority Critical patent/JPH0831643A/ja
Publication of JPH0831643A publication Critical patent/JPH0831643A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い磁束密度を得ることができ、しかも、生
産性が良好な空芯コイルを得る。 【構成】 導体箔と絶縁層からなる積層体が巻回された
空芯コイル。互いに巻回方向が異なる第1のコイル1と
第2のコイル2とが絶縁材3を介して重合され、第1の
コイル1の電極部1aと第2のコイルの電極部2aとが
接合されている。第1のコイルの電極部1aと第2のコ
イルの電極部2aは重合方向に少なくとも一部が重なる
ように併設してよい。コイル端子を外周面に形成しても
よい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光磁気ディスク
装置等に適用可能な空芯コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスク装置のバイアスコイル等
に使用される空芯コイルは、高い磁束密度が要求され
る。高い磁束密度を得るためには、コイルの厚さを小さ
くして、一定の巻幅に対するターン数を増やせばよい。
しかし、導体箔の一面に絶縁層を形成して巻回した後に
一定の厚さ寸法に切断して得られる空芯コイルの場合
は、絶縁層の厚さを薄くするのに限界があり、一定以上
に薄くすることができない。このため、絶縁層の厚さを
替えずに導体箔の厚さを薄くすることになってしまい、
占積率が低下して、高い磁束密度を有する空芯コイルを
得ることが不可能であった。
【0003】占積率を低下させることなく、一定の巻幅
に対するターン数を増加させた空芯コイルとして、図5
に示すようなものがある。図5において、空芯コイル2
0は扁平な一本の線材21を連続して巻回すことによっ
て構成されている。線材21は中央部を境にして両側が
それぞれ別々に巻回されて連結した2つのコイル20
a、コイル20bが形成されており、コイル20aとコ
イル20bは線材の巻回し方向が互いに逆向きとなって
いる。このような、コイル20aとコイル20bは上下
に重ねられて、空芯コイル20となっている。
【0004】以上のように同一の線材21の両端に形成
されたコイル20a及びコイル20bを重ね合わせて空
芯コイル20を構成することにより、コイルの導体部と
絶縁部の厚さ寸法を変更することなくターン数を倍にで
きるため、占積率を向上させて、高い磁束密度を得るこ
とができる。なお、このような空芯コイルは、特開昭6
2−260535号公報に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の空
芯コイルによれば、扁平な線材21の巻回しが複雑であ
るため、巻回装置の構成も複雑化し、生産性がよくない
という問題点があった。
【0006】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、占積率が高くて高い磁
束密度を得ることができ、しかも、生産性が良好な空芯
コイルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
導体箔と絶縁層からなる積層体が巻回された空芯コイル
において、互いに巻回方向が異なる第1のコイルと第2
のコイルとが絶縁材を介して重合され、第1のコイルの
電極部と第2のコイルの電極部とが接合されていること
を特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、第1のコイルの電
極部と第2のコイルの電極部は、重合方向に少なくとも
一部が重なるように、併設されていることを特徴とす
る。
【0009】請求項3記載の発明は、コイル端子が外周
面に形成されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】互いに逆方向に巻回された別体の第1のコイル
と第2のコイルを重ね合わせて、各内周面に形成された
電極部どうしを接続するため、巻回しのターン数が増
え、磁束密度が向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明にかかる空芯コイルの実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図1ないし図3
において、空芯コイルは、上下に重ね合わされた同一形
状の2つのコイル1及びコイル2から構成されている。
このうち、第1のコイルであるコイル1は、導体箔の一
面を絶縁層で覆ったシート状の積層体を、棒状の芯に沿
って所定回数巻回して巻回体を形成し、この巻回体を押
しつぶして適宜の形状に成形した後に、棒状の芯を引き
抜いて所定の厚さ寸法に切断することによって形成され
ている。コイル1の内周面と外周面は絶縁層が剥離され
て電極部1a、1bが形成されている。また、コイル1
の上端面と下端面は絶縁層3で覆われている。
【0012】一方、第2のコイル2もコイル1と同様な
形成手法によって形成されており、内周面には電極2a
が、外周面には電極部2bが形成されている。このう
ち、内周面に形成された電極2aは、コイル1の電極1
aと同じ位置に配置されている。また、コイル2の積層
体の巻回し方向は、コイル1の積層体の巻回し方向と逆
向きになっている。
【0013】互いに別部材であるコイル1とコイル2
は、絶縁材3を介して重合され、コイル1及びコイル2
の内周面で上下に重なり合った電極部1aと電極部2a
を半田5で接続することにより空芯コイルが構成されて
いる。なお、コイル1の外周面に形成された電極部1
b、及び、コイル2の外周面に形成された電極部2b
は、空芯コイルのコイル端子となっている。
【0014】以上のような構成の空芯コイルは、巻回し
方向の異なる別々のコイル1、2を重合するとともに、
上下方向に並設された電極部1aと電極部2aを半田付
接続することによって形成されるため、製造工程を大幅
に簡略化して、生産性を飛躍的に向上させることができ
る。また、十分な占積率を有するコイル1及びコイル2
を積層するためターン数が2倍となり、高い磁束密度を
得ることができる。さらに、十分な占積率を有している
分、省スペース化が可能となり、装置の小型化に寄与す
ることができる。さらに、コイル1及びコイル2は、巻
回体をスライスすることによって形成されるスライスコ
イルであるため外形を同一に形成でき、このことからも
省スペース化に寄与することができる。
【0015】なお、空芯コイルの内周に位置する電極部
1aと電極部2aの位置は完全に重なり合わなくともよ
い。図4に示すように、電極部1aと電極部2aの一部
が上下方向、即ち、重合方向で一部が重なり合えば半田
付接続は可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、互いに巻回方向が異な
る第1のコイルと第2のコイルとが絶縁材を介して重合
され、第1のコイルの電極部と第2のコイルの電極部と
が接合したため、高い磁束密度を得られる空芯コイルの
製造が容易となり、生産性を著しく向上させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる空芯コイルの実施例を示す斜視
図。
【図2】同上空芯コイルの横断面図。
【図3】同上空芯コイルの分解斜視図。
【図4】本発明にかかる空芯コイルの別の実施例を示す
断面図。
【図5】従来のコイルの例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 第1のコイル 1a 電極部 2 第2のコイル 2a 電極部 3 絶縁材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体箔と絶縁層からなる積層体が巻回さ
    れた空芯コイルにおいて、 互いに巻回方向が異なる第1のコイルと第2のコイルと
    が絶縁材を介して重合され、上記第1のコイルの電極部
    と上記第2のコイルの電極部とが接合されていることを
    特徴とする空芯コイル。
  2. 【請求項2】 第1のコイルの電極部と第2のコイルの
    電極部は、重合方向に少なくとも一部が重なるように、
    併設されていることを特徴とする請求項1記載の空芯コ
    イル。
  3. 【請求項3】 コイル端子が外周面に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の空芯コイル。
JP18541294A 1994-07-14 1994-07-14 空芯コイル Pending JPH0831643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18541294A JPH0831643A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 空芯コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18541294A JPH0831643A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 空芯コイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0831643A true JPH0831643A (ja) 1996-02-02

Family

ID=16170342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18541294A Pending JPH0831643A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 空芯コイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0831643A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007067982A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Hioki Ee Corp フィルタ素子
JP2007088559A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Hioki Ee Corp フィルタ素子
CN103310940A (zh) * 2012-03-06 2013-09-18 浙江三花制冷集团有限公司 电磁线圈及其骨架

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007067982A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Hioki Ee Corp フィルタ素子
JP2007088559A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Hioki Ee Corp フィルタ素子
CN103310940A (zh) * 2012-03-06 2013-09-18 浙江三花制冷集团有限公司 电磁线圈及其骨架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3686908B2 (ja) 積層型コイル部品及びその製造方法
JP3551876B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
US20140132385A1 (en) Multilayer chip inductor and production method for same
JPWO2005024863A1 (ja) 積層コイル部品及びその製造方法
JP3099500B2 (ja) 複合積層トランス及びその製造方法
JPH0831643A (ja) 空芯コイル
KR100653429B1 (ko) 적층형 칩 타입 파워 인덕터 및 그 제조 방법
JP2001085233A (ja) 半閉磁路インダクタおよびその製造法。
JP2607058Y2 (ja) 積層チップインダクタ
US3270308A (en) Preformed magnetic core structure
JP3811091B2 (ja) 積層型トランスの製造方法
JP2005136037A (ja) 積層トランス
JPH06231977A (ja) コイル
JP2004200458A (ja) 溶接トランス
JP2633949B2 (ja) 磁気ヘッドの製造方法
JPH0365645B2 (ja)
JPH01276508A (ja) 電磁コイル用導線及び電磁コイル
JPH0878236A (ja) 積層型チップトランス
JPS621243B2 (ja)
JPH0547571A (ja) コンバータトランス
JP2001135533A (ja) 半閉磁路インダクタおよびその製造方法
JP2602168Y2 (ja) 積層セラミックインダクタ
JPH05121242A (ja) 分割積層型コイル
JPH03278506A (ja) 積層コイル部品及びその製造方法
JPH0475304A (ja) 縦捲きコイル及びその製造方法