JPH08314518A - ワイヤ径補正量指令方式 - Google Patents

ワイヤ径補正量指令方式

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JPH08314518A
JPH08314518A JP11555995A JP11555995A JPH08314518A JP H08314518 A JPH08314518 A JP H08314518A JP 11555995 A JP11555995 A JP 11555995A JP 11555995 A JP11555995 A JP 11555995A JP H08314518 A JPH08314518 A JP H08314518A
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JP
Japan
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wire diameter
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JP11555995A
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Teruo Baida
照生 倍田
Yuuji Tsuboguchi
勇次 坪口
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤカット放電加工機を制御するCNC
(数値制御装置)におけるワイヤ径補正量指令方式にお
いて、CNC側でのワイヤ径補正量データの設定作業を
無くすことができるようにする。 【構成】 ブロック先読み手段1bは、加工プログラム
の現在実行中の指令ブロックよりも先の指令ブロックを
読み込み、その指令ブロック内に加工条件コードが含ま
れている場合には、前処理指令コード出力手段1cは、
加工条件コードに対応する前処理指令コードをPC2に
対して出力する。PC2側のワイヤ径補正量データ出力
手段2aは、前処理指令コードを受け取ると、加工条件
データ格納手段2b内から対応する加工条件データを読
み、その加工条件データ内のワイヤ径補正量データをC
NC1側に出力する。ワイヤ径補正量データ格納手段1
dは、PC2側から送られたワイヤ径補正量データを格
納し、前処理実行手段1eが、そのワイヤ径補正量デー
タに基づいて加工経路演算等の前処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤカット放電加工機
を制御するCNCにおけるワイヤ径補正量指令方式に関
し、特にPC側で管理している加工条件データ内のワイ
ヤ径補正量を読み取るためのワイヤ径補正量指令方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤカット放電加工機を制御するCN
Cでは、ワイヤ径補正量データが内部の記憶領域に格納
されている。このワイヤ径補正量データは、マシニング
センタにおける工具径補正量データと同等のものであ
り、加工経路計算時に使用される。
【0003】図8は従来のワイヤカット放電加工機の制
御におけるワイヤ径補正量に関するデータ処理の流れを
示す図である。CNC81では、加工プログラム81a
が実行される。この加工プログラム81aの指令ブロッ
クには、移動指令とともに、工具データを呼び出すDコ
ードや、ワイヤカット放電加工機83の放電制御装置8
3aで必要な加工条件データの出力指令を行うSコード
が付加されている。
【0004】CNC81でSコードが読み込まれると、
このSコードは直ちにPC82に送られる。PC82
は、このSコードに対応する加工条件データを加工条件
領域82aから読み出し、放電制御装置83aに送る。
放電制御装置83aは、送られた加工条件データに従っ
て、放電電圧等を制御する。
【0005】ところで、加工条件データには、ワイヤ径
補正量データも含まれている。通常、ワイヤ径補正量
は、ワイヤの半径+放電ギャップ+仕上げ代によって求
められる。ここで、放電ギャップは、ワイヤ径やワーク
板厚/材料等の加工環境と、放電制御装置83aの放電
条件等によって決まるデータである。このようなことか
ら、ワイヤ径補正量データは、加工条件データの一部と
して、PC82側の加工条件領域82aに格納されるこ
とが必要とされる。
【0006】一方、前述したように、ワイヤ径補正量デ
ータは、CNC81側でも必要とされる。このため、従
来は、加工プログラム81aで必要なワイヤ径補正量デ
ータを、予め加工条件領域82aの加工条件データから
読み出して、CNC81内のワイヤ径補正量領域81b
に格納しておき、加工経路の計算時には、このワイヤ径
補正量領域81bからワイヤ径補正量データを読み出し
て実行するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、加工プログラ
ムを変更する毎に、ワイヤ径補正量領域81b内のデー
タを書き換えることは、作業効率が悪かった。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、CNC側でワイヤ径補正量データの設定を行
う必要のないワイヤ径補正量指令方式を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、ワイヤカット放電加工機を制御するCN
C(数値制御装置)におけるワイヤ径補正量指令方式に
おいて、前記CNC側に設けられ、加工条件コードが含
まれる加工プログラムを格納するプログラム格納手段
と、前記CNC側に設けられ、前記加工プログラムの現
在実行中の指令ブロックよりも先の指令ブロックを読み
込むブロック先読み手段と、前記CNC側に設けられ、
前記ブロック先読み手段が読み込んだ指令ブロック内に
前記加工条件コードが含まれている場合には、前記加工
条件コードに対応する前処理指令コードをPC(プログ
ラマブル・コントローラ)に対して出力する前処理指令
コード出力手段と、前記PC側に設けられ、前記ワイヤ
カット放電加工に必要な加工条件データを格納する加工
条件データ格納手段と、前記PC側に設けられ、前記前
処理指令コードを受け取ると、前記加工条件データ格納
手段内から対応する加工条件データを読み、前記読んだ
加工条件データ内のワイヤ径補正量データを前記CNC
側に出力するワイヤ径補正量データ出力手段と、前記C
NC側に設けられ、前記PC側から送られたワイヤ径補
正量データを格納するワイヤ径補正量データ格納手段
と、前記ワイヤ径補正量データ格納手段に格納されたワ
イヤ径補正量データに基づいて加工経路演算等の前処理
を実行する前処理実行手段と、を有することを特徴とす
るワイヤ径補正量指令方式が提供される。
【0010】
【作用】CNC側に設けられるプログラム格納手段に
は、加工条件コードが含まれる加工プログラムが格納さ
れる。CNC側に設けられるブロック先読み手段は、加
工プログラムの現在実行中の指令ブロックよりも先の指
令ブロックを読み込む。そして、同じくCNC側に設け
られる前処理指令コード出力手段は、ブロック先読み手
段が読み込んだ指令ブロック内に加工条件コードが含ま
れている場合には、加工条件コードに対応する前処理指
令コードをPCに対して出力する。
【0011】PC側に設けられる加工条件データ格納手
段には、ワイヤカット放電加工に必要な加工条件データ
が格納されている。同じくPC側に設けられるワイヤ径
補正量データ出力手段は、前処理指令コードを受け取る
と、加工条件データ格納手段内から対応する加工条件デ
ータを読み、読んだ加工条件データ内のワイヤ径補正量
データをCNC側に出力する。
【0012】CNC側に設けられるワイヤ径補正量デー
タ格納手段は、PC側から送られたワイヤ径補正量デー
タを格納する。そして、前処理実行手段は、ワイヤ径補
正量データ格納手段に格納されたワイヤ径補正量データ
に基づいて加工経路演算等の前処理を実行する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本実施例の機能の概念図である。CNC
(数値制御装置)1側に設けられるプログラム格納手段
1aには、加工条件コードSが含まれる加工プログラム
が格納される。ブロック先読み手段1bは、加工プログ
ラムの現在実行中の指令ブロックよりも先の指令ブロッ
クを読み込む。そして、前処理指令コード出力手段1c
は、ブロック先読み手段1bが読み込んだ指令ブロック
内に加工条件コードが含まれている場合には、加工条件
コードに対応する前処理指令コードをPC(プログラマ
ブル・コントローラ)2に対して出力する。
【0014】PC2側の加工条件データ格納手段2bに
は、ワイヤカット放電加工に必要な加工条件データが格
納されている。ワイヤ径補正量データ出力手段2aは、
前処理指令コードを受け取ると、加工条件データ格納手
段2b内から対応する加工条件データを読み、読んだ加
工条件データ内のワイヤ径補正量データをCNC1側に
出力する。
【0015】ワイヤ径補正量データ格納手段1dは、P
C2側から送られたワイヤ径補正量データを格納する。
そして、前処理実行手段1eは、ワイヤ径補正量データ
格納手段1dに格納されたワイヤ径補正量データに基づ
いて加工経路演算等の前処理を実行する。
【0016】図2は本実施例のワイヤカット放電加工機
の概略構成を示す図である。ワイヤカット放電加工機3
0は、CNC10によって制御される。CNC10は、
後述するようにメモリに格納された加工プログラムを読
み取って解読し、X軸サーボモータ33およびY軸サー
ボモータ34を駆動し、XYテーブル35の移動等、ワ
イヤカット放電加工機30全体を制御する。
【0017】XYテーブル35は、X軸サーボモータ3
3およびY軸サーボモータ34によって直交2軸方向に
移動可能になっている。このXYテーブル35の上に
は、導電性の材料からなるワーク36が固定される。X
Yテーブル35およびワーク36の上下には、ワイヤ4
9を保持する上部ワイヤガイド37および下部ワイヤガ
イド40が設けられる。これらの上下のワイヤガイド3
7および40は、ワイヤ49をワーク36に対して正確
に加工位置決めするためのものである。
【0018】ワイヤ49は、送り出しリール39から連
続的に送出され、ブレーキ38および上部ワイヤガイド
37を介してワーク36に達する。ワーク36を通過し
たワイヤ49は、XYテーブル35を通過後、下部ワイ
ヤガイド40およびワイヤ送り用ローラ41を介してワ
イヤ巻き取りリール42に収納される。
【0019】放電制御装置50からは2本の放電ケーブ
ル501および502が延出し、放電加工電圧をワイヤ
49とワーク36との間に供給している。一方の放電ケ
ーブル501は、上部ワイヤガイド37とブレーキ38
との間に設けられた給電子43に接続され、他方の放電
ケーブル502はワーク36に電気的に接続されてい
る。
【0020】放電制御装置50は、PCとしてのPMC
(プログラマブル・マシン・コントローラ)18からの
オン・オフ信号を受けて、放電電流のオン・オフの時間
幅を最適に制御する。また、放電制御装置50は、ワイ
ヤ49とワーク36間の極間電圧を受けて、これをディ
ジタル値に変換し、PMC18を介してCNC10に送
る。CNC10では、この極間電圧に対応した速度で、
XYテーブル35が移動するように、X軸サーボモータ
33及びY軸サーボモータ34を制御する。さらに、放
電制御装置50は、ワイヤ49とワーク36間の短絡を
電気的に検出してその検出信号をPMC18を介してC
NC10に送る。CNC10は、その短絡検出信号に応
じて短絡を解除するための指令をPMC18を介して放
電加工機本体30に送り、XYテーブル35を制御し
て、相対的にワイヤ49の動作を制御する。
【0021】加工液処理槽47は、タンク、ろ過装置お
よびイオン交換器等で構成され、噴射ノズル48からワ
ークの加工部分に加工液を注水する。以上のように、C
NC10は、制御信号を出力してXYテーブル35を移
動させ、また噴射ノズル48から注水しながらワイヤ4
9を送行させ、ワイヤ49とワーク36との間で、パル
ス放電を行いワークを加工する。パルス放電を行うとワ
ーク36の表面が気化、溶融し、ワーク36は所望の形
状に加工される。
【0022】なお、テーパ加工を行うために上部ワイヤ
ガイド37の位置を制御する機構については、本発明と
直接関係しないので省略してある。図3はワイヤカット
放電加工機30を制御するCNC10のハードウェアの
概略構成を示すブロック図である。CNC10は、プロ
セッサ11を中心に構成されている。プロセッサ11
は、バス19に結合されたROM12に格納されたシス
テムプログラムに従って、CNC10全体を制御する。
このROM12には、EPROMあるいはEEPROM
が使用される。
【0023】RAM13には、SRAM等が使用され、
一時的な計算データ、表示データ、入出力信号等が格納
される。不揮発性メモリ14には、図示されていないバ
ッテリによってバックアップされたCMOSが使用さ
れ、電源切断後も保持すべきパラメータ、加工プログラ
ム、工具補正データ、ピッチ誤差補正データ等が記憶さ
れる。また、不揮発性メモリ14には、PMC18側か
ら送られるワイヤ径補正量データを格納するための、ワ
イヤ径補正量データ格納領域14aが設けられている。
【0024】CRT/MDIユニット20は、CNC1
0の前面あるいは機械操作盤と同じ位置に配置され、デ
ータおよび図形の表示、データ入力、CNC10の運転
に使用される。グラフィック制御回路21は、数値デー
タおよび図形データ等のディジタル信号を表示用のラス
タ信号に変換し、表示装置22に送る。表示装置22
は、これらの数値および図形を表示する。表示装置22
には、CRTあるいは液晶表示装置が使用される。
【0025】キーボード23は、数値キー、シンボリッ
クキー、文字キーおよび機能キーから構成され、加工プ
ログラムの作成、編集およびCNC10の運転に使用さ
れる。ソフトウェアキー24は、表示装置22の下部に
設けられ、その機能は表示装置22に表示される。表示
装置22の画面が変化すれば、表示される機能に対応し
て、ソフトウェアキーの機能も変化する。
【0026】軸制御回路15は、プロセッサ11からの
軸の移動指令を受けて、軸の移動指令をサーボアンプ1
6に出力する。サーボアンプ16は、この移動指令を増
幅し、ワイヤカット放電加工機30に結合されたサーボ
モータを駆動し、ワイヤカット放電加工機30の工具と
ワークの相対運動を制御する。
【0027】なお、軸制御回路15およびサーボアンプ
16は、サーボモータの軸数に対応した数だけ設けられ
る。PMC18は、プロセッサ11からバス19経由で
M(補助)機能信号、後述するS機能信号、T(工具選
択)機能信号等を受け取る。そして、これらの信号をシ
ーケンス・プログラムで処理して、出力信号を出力し、
ワイヤカット放電加工機30内の放電制御装置50等を
制御する。PMC18の図示されていない不揮発性メモ
リには、放電制御装置50に供給する加工条件データを
格納するための加工条件データ格納領域18aが設けら
れている。加工条件データ格納領域18a内の各加工条
件データには、ワイヤ径補正量データが格納されてい
る。
【0028】次に、本実施例のワイヤ径補正量指令方式
の具体的な処理について説明する。図4は不揮発性メモ
リ14内の加工プログラムの一例を示す図である。図に
示すように、例えば指令ブロックN00A3およびN0
0A4では、加工条件コードS03、S01が含まれて
いる。指令ブロックN00A3が実行されるときには、
CNC10は、加工条件コードS03を読むと、この加
工条件コードS03に対応する出力指令コードをPMC
18に出力する。これを受けたPMC18は、加工条件
コードS03に対応する加工条件データを加工条件デー
タ格納領域18aから読み出して、放電制御装置50に
出力する。指令ブロックN00A4についても同様の処
理がなされる。
【0029】ところで、指令ブロックは、例えば2つ前
の指令ブロックの実行時に先読みされる。すなわち、現
在実行中の指令ブロックがN00A1であれば、この指
令ブロックN00A1の実行中に、前処理として指令ブ
ロックN00A2の加工経路の計算が行われる。加工経
路の計算では、指令ブロックN00A2,N00A3の
ワイヤ径補正量データが必要となる。このため、CNC
10は、指令ブロックN00A3の加工条件コードS0
3を読むと、加工条件コードS03に含まれるワイヤ径
補正量データを要求する前処理指令コードをPMC18
に送る。
【0030】これを受けたPMC18は、この加工条件
コードS03に対応する加工条件データを加工条件デー
タ格納領域18aから読み出して、そこに含まれるワイ
ヤ径補正量データをCNC10に送る。ワイヤ径補正量
データを受け取ったCNC10は、これを不揮発性メモ
リ14のワイヤ径補正量データ格納領域14aに格納す
る。
【0031】図5はワイヤ径補正量データ格納領域14
aの構成を示す図である。ワイヤ径補正量データ格納領
域14aには、例えば3個のデータ領域DA,DB,D
Cが設けられている。各データ領域DA,DB,DCに
は、データコードD02,D13,D04等と、それぞ
れのデータ量5mm,6.3mm,4.5mm等が格納
される。
【0032】データ領域DAには、現在実行中の指令ブ
ロックのデータが格納される。また、データ領域DBに
は、その1つ先の指令ブロックのデータが格納される。
さらに、データ領域DCには、データ領域DAの2つ先
の指令ブロックのデータが格納される。データ領域DA
のデータが含まれる指令ブロックの実行中、CNC10
は、データ領域DBおよびDCのデータが含まれる指令
ブロックの加工経路を計算する。そして、現在実行中の
指令ブロックが終了すると、CNC10は、データ領域
DAのデータを消去し、データ領域DB,DCのデータ
を順に繰り上げる。また、データ領域DCには、PMC
18からの新たなデータを格納する。
【0033】このように、ワイヤ径補正量データ格納領
域14aの各データ領域DA,DB,DCは、1指令ブ
ロックの終了毎にそのデータが書き換えられていく。し
たがって、CNC10は、各データの内容と実行内容と
を比べる必要がなく、データ領域DA,DB,DCだけ
を意識すればよいので、内部処理が簡単となる。
【0034】図6はこのようなワイヤ径補正量指令制御
を実行するためのCNC10側の処理手順を示すフロー
チャートである。 〔S1〕指令ブロックの先読みを行う。 〔S2〕読み込んだ指令ブロックに加工条件コードが含
まれているか否かを判断し、含まれていればステップS
3に進み、含まれていなければステップS5に進む。 〔S3〕加工条件コードに応じた前処理指令コードをP
MC18に出力する。 〔S4〕前処理指令コードで指定した加工条件データに
含まれるワイヤ径補正量データをPMC18から受け取
り、ワイヤ径補正量データ格納領域14aに格納する。 〔S5〕ワイヤ径補正量データ格納領域14aに格納し
たワイヤ径補正量データに基づいて、先読みした指令ブ
ロックの加工経路を計算する。なお、先読みした指令ブ
ロックに加工条件コードが含まれていない場合には、前
段の指令ブロックで使用されたワイヤ径補正量データに
基づいて加工経路を計算する。 〔S6〕実行用の指令ブロックを読み込む。 〔S7〕実行用に読み込んだ指令ブロックに加工条件コ
ードが含まれているか否かを判断し、含まれていればス
テップS8に進み、含まれていなければステップS9に
進む。 〔S8〕出力指令コードをPMC18に出力する。 〔S9〕ステップS6で読み込んだ指令ブロックを実行
する。
【0035】図7はPMC18側の処理手順を示すフロ
ーチャートである。 〔S11〕CNC10からの前処理指令コードが入力さ
れたか否かを判断し、入力されればステップS12に進
み、入力されなければステップS13に進む。 〔S12〕前処理指令コードで指定された加工条件デー
タを読み出し、その加工条件データに含まれるワイヤ径
補正量データを読んで、CNC10に送る。 〔S13〕CNC10からの出力指令コードが入力され
たか否かを判断し、入力されればステップS14に進
み、入力されなければ本フローチャートを終了する。 〔S14〕出力指令コードで指令された加工条件データ
を読み出し、放電制御装置50に出力する。
【0036】このように、本実施例では、前処理のため
に先読みした指令ブロックに加工条件コードが含まれて
いる場合には、PMC18に対して前処理指令コードを
出力することにより、加工条件コードに対応する加工条
件データに含まれているワイヤ径補正量データを要求
し、このワイヤ径補正量データに基づいて加工経路を計
算するようにしたので、加工プログラムの実行前に、予
めPMC18の加工条件データからワイヤ径補正量デー
タを読み出してCNC10側のメモリに入力する作業が
必要ない。したがって、作業効率が向上する。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、加工プ
ログラムの現在実行中の指令ブロックよりも先の指令ブ
ロックを読み込み、読み込んだ指令ブロック内に加工条
件コードが含まれている場合には、加工条件コードに対
応する前処理指令コードをPCに対して出力し、PC側
では、前処理指令コードを受け取ると、加工条件データ
格納手段内から対応する加工条件データを読み、読んだ
加工条件データ内のワイヤ径補正量データをCNC側に
出力し、CNC側では、PC側から送られたワイヤ径補
正量データに基づいて加工経路演算等の前処理を実行す
るようにしたので、予めPCの加工条件データからワイ
ヤ径補正量データを読み出してCNC側のメモリに入力
する作業が必要ない。したがって、作業効率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の機能の概念図である。
【図2】本実施例のワイヤカット放電加工機の概略構成
を示す図である。
【図3】ワイヤカット放電加工機を制御するCNCのハ
ードウェアの概略構成を示すブロック図である。
【図4】不揮発性メモリ内の加工プログラムの一例を示
す図である。
【図5】ワイヤ径補正量データ格納領域の構成を示す図
である。
【図6】ワイヤ径補正量指令制御を実行するためのCN
C側の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】PMC側の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】従来のワイヤカット放電加工機の制御における
ワイヤ径補正量に関するデータ処理の流れを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 CNC 1a プログラム格納手段 1b ブロック先読み手段 1c 前処理指令コード出力手段 1d ワイヤ径補正量データ格納手段 1e 前処理実行手段 2 PC 2a ワイヤ径補正量データ出力手段 2b 加工条件データ格納手段 10 CNC(数値制御装置) 12 ROM 13 RAM 14 不揮発性メモリ 14a ワイヤ径補正量データ格納領域 18 PMC 18a 加工条件データ格納領域 30 ワイヤカット放電加工機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤカット放電加工機を制御するCN
    C(数値制御装置)におけるワイヤ径補正量指令方式に
    おいて、 前記CNC側に設けられ、加工条件コードが含まれる加
    工プログラムを格納するプログラム格納手段と、 前記CNC側に設けられ、前記加工プログラムの現在実
    行中の指令ブロックよりも先の指令ブロックを読み込む
    ブロック先読み手段と、 前記CNC側に設けられ、前記ブロック先読み手段が読
    み込んだ指令ブロック内に前記加工条件コードが含まれ
    ている場合には、前記加工条件コードに対応する前処理
    指令コードをPC(プログラマブル・コントローラ)に
    対して出力する前処理指令コード出力手段と、 前記PC側に設けられ、前記ワイヤカット放電加工に必
    要な加工条件データを格納する加工条件データ格納手段
    と、 前記PC側に設けられ、前記前処理指令コードを受け取
    ると、前記加工条件データ格納手段内から対応する加工
    条件データを読み、前記読んだ加工条件データ内のワイ
    ヤ径補正量データを前記CNC側に出力するワイヤ径補
    正量データ出力手段と、 前記CNC側に設けられ、前記PC側から送られたワイ
    ヤ径補正量データを格納するワイヤ径補正量データ格納
    手段と、 前記ワイヤ径補正量データ格納手段に格納されたワイヤ
    径補正量データに基づいて加工経路演算等の前処理を実
    行する前処理実行手段と、 を有することを特徴とするワイヤ径補正量指令方式。
  2. 【請求項2】 前記ワイヤ径補正量データ格納手段は、
    複数個の格納領域を有し、新たなワイヤ径補正量データ
    が入力される度に、最も古いワイヤ径補正量データから
    順に消去するように構成されていることを特徴とする請
    求項1記載のワイヤ径補正量指令方式。
JP11555995A 1995-05-15 1995-05-15 ワイヤ径補正量指令方式 Pending JPH08314518A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7371989B2 (en) * 2005-09-26 2008-05-13 Fanuc Ltd Wire electric discharge machine
JP2014097541A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Fanuc Ltd ワイヤ放電加工機の制御装置、ワイヤ放電加工機およびワイヤ放電加工方法

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