JPH08314320A - 複写機 - Google Patents

複写機

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Publication number
JPH08314320A
JPH08314320A JP7123570A JP12357095A JPH08314320A JP H08314320 A JPH08314320 A JP H08314320A JP 7123570 A JP7123570 A JP 7123570A JP 12357095 A JP12357095 A JP 12357095A JP H08314320 A JPH08314320 A JP H08314320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
copying machine
roller
fixing
Prior art date
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Pending
Application number
JP7123570A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiki Ogida
利樹 扇田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP7123570A priority Critical patent/JPH08314320A/ja
Publication of JPH08314320A publication Critical patent/JPH08314320A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 合紙挿入機能を有する複写機において、定着
ローラーの長寿命化と合紙排紙時のスタッキング性とを
改善すること。 【構成】 合紙挿入機能を有する複写機において、合紙
・インデックス紙等の非転写用紙が定着部を通過する場
合に、一対の定着ローラーの圧力を解除する圧力解除手
段と該用紙が通過した後、再度前記一対の定着ローラー
を加圧させる加圧手段とを備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機にかかり、特に複
数の原稿を各原稿毎に多数枚コピーする場合、各コピー
用紙の整理を簡単に行うことができる機能を有した複写
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術としては、一連のコピーを完了
した場合この一連のコピーを区分するために区切りの目
印及びこの目印を自動的に上記一連のコピー完了後の用
紙上に送り出す手段を備える方法はすでに公知となって
いる。(特開昭56−21145号公報) また、この中では『コピー用紙とは異なったカラーの区
切り用紙を給紙した際コピー用紙の搬送経路を通って排
紙トレーに排出され、このときコピー動作は実行せず画
像は形成されない』とあり、トナー像を乗せない区切り
用紙でも通常のコピーと同じ搬送経路を通し排紙するも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】画像を乗せず合紙やイ
ンデックス紙を挿入する場合、トナー像が形成されない
ため定着部を通す必要がない。従来ではそれにもかかわ
らずコピー紙と同様に定着部を通過させるため、どうし
ても用紙のカールを発生させてしまいコピー紙とのカー
ル量の違いにより用紙のスタッキング性が悪くなってし
まう。
【0004】又、定着ローラーにおいては、白紙の合紙
やインデックス紙が通過することにより定着ローラー表
面の熱が奪われ表面温度低下も免れない。さらには、合
紙やインデックス紙に対し定着ローラーからの汚れが付
着してしまうという問題もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の複写機
は、原稿に対応した画像を形成する複写機であって、コ
ピー動作中にトナー像を持たない合紙やインデックス紙
等の非転写用紙を複数の転写用紙の間に予め指定された
順序にて挿入する機能を有する複写機において、前記非
転写用紙が定着部を通過する場合に、一対の定着ローラ
ーの圧力を解除する圧力解除手段と該用紙が通過した
後、再度前記一対の定着ローラーを圧着させる加圧手段
とを備えたことを特徴とする複写機である。
【0006】請求項2記載の複写機は、原稿に対応した
画像を形成する複写機であって、コピー動作中にトナー
像を持たない合紙やインデックス紙等の非転写用紙を複
数の転写用紙の間に予め指定された順序にて挿入する機
能を有する複写機において、前記非転写用紙に対して
は、通常の定着部を通過させずに専用の定着部外搬送経
路を備えたことを特徴とする複写機である。
【0007】請求項3記載の複写機には、原稿に対応し
た画像を形成する複写機であって、コピー動作中にトナ
ー像を持たない合紙やインデックス紙等の非転写用紙を
複数の転写用紙の間に予め指定された順序にて挿入する
機能を有する複写機において、前記非転写用紙に対して
専用の給紙台を設け、合紙モード選択時には前記非転写
用紙を複写プロセス経路を通さずに前記専用給紙台から
排紙トレイ上へ排紙するべく専用の搬送経路を設けたこ
とを特徴とする複写機である。
【0008】
【作用】請求項1及び請求項2記載の構成によれば、ト
ナー像を乗せていない合紙やインデックス紙を挿入する
場合、用紙を定着ローラー等トナー像定着部を通過させ
ないため、白紙の合紙やインデックス紙に対し必要のな
い熱と圧力を加えることにより生じるニップによって、
カールや汚れを発生させてしまうことがなく、用紙のス
タッキング性も改善されるし、合紙等のヒートローラー
への巻き付きが無くなる為用紙のジャムを防止できる。
合紙等の通紙による定着ローラーへの傷付きが抑制さ
れ、延いては定着ローラーの長寿命化にもつながる。
【0009】また、通紙によるヒートローラーの温度低
下も押さえることができ、多量コピー時の温度追従性も
改善されることになる。
【0010】請求項3記載の構成によれば、排紙部の近
傍に合紙専用の給紙台を設けて直接排紙部に搬送するこ
とにより、長い複写プロセスを通さないため合紙の出紙
時間が短くでき、従い全体の複写時間も短縮することが
可能となる。
【0011】
【実施例】
(実施例1)本発明の実施例を図1〜図5に基づいて説
明する本発明の一実施例のファクシミリ機能を備えたデ
ジタル複写機は、図1の如く、複写機本体10にスキャ
ナ部11、レーザプリンタ部12、多段給紙ユニット1
3を備え、ソータ14が装備されている。スキャナ部1
1は、透明ガラスから成る原稿載置台15、両面対応自
動原稿送り装置(RDF)16およびスキャナユニット
17とから構成されている。
【0012】また、スキャナ部11は、原稿載置台15
に載置された原稿を走査する場合には、原稿載置台15
の下面に沿ってスキャナユニット17が移動しながら原
稿画像を読み取るように構成されており、RDF16を
使用する場合には、RDF16の下方の所定位置にスキ
ャナユニット17を停止させた状態で原稿を搬送しなが
ら原稿画像を読み取るように構成されている。
【0013】RDF16は、複数枚の原稿を一度にセッ
トしておき、自動的に原稿を一枚ずつスキャナユニット
17の露光部へ送給して、オペレータの選択に応じて原
稿の片面または両面をスキャナユニット17に読み取ら
せるように構成されている。スキャナユニット17は、
原稿を露光するランプリフレクタアセンブリ18、原稿
からの反射光像を光電変換素子(CCD)19に導くた
めの複数の反射ミラー20、原稿からの反射光像をCC
D19に結像させるための複数のレンズ21を備えてい
る。
【0014】原稿画像をスキャナユニット17で読み取
ることにより得られた画像データは、画像処理部へ送ら
れ各種処理が施された後、画像処理部のメモリに一旦記
憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像データをレー
ザプリンタ部12に与えて用紙上に画像を形成する。前
記画像処理部は、図2の如く、画像データ入力部30、
画像データ処理部31、画像データ出力部32、RAM
(ランダムアクセスメモリ)等から構成されるメモリ3
3および中央処理演算装置(画像処理CPU)34を備
えている。
【0015】画像データ入力部30は、CCD部30
a,ヒストグラム処理部30bおよび誤差拡散処理部3
0cを備えている。画像データ入力部30は、CCD1
9から読み込まれた原稿の画像データを2値化変換し
て、2値のデジタル量としてヒストグラムをとりなが
ら、誤差拡散法により画像データを処理して、メモリ3
3に一旦記憶するように構成されている。CCD30a
では、画像データに応じたアナログ電気信号がA/D変
換された後、デジタル信号としてヒストグラム処理部3
0bへ出力される。
【0016】ヒストグラム処理部30bでは、CCD部
30aから出力されたデジタル信号が256階調の画素
濃度別に加算され濃度情報(ヒストグラムデータ)が得
られるとともに、このヒストグラムデータは必要に応じ
て画像処理CPU34へ送られるか、または、画素デー
タとして誤差拡散処理部30cへ送られる。
【0017】誤差拡散処理部30cは、擬似中間処理の
一種である誤差拡散法すなわち2値化の誤差を隣接画素
の2値化判定に反映させる方法により、CCD部30a
から出力された8ビット/画素のデジタル信号が1ビッ
ト(2値)に変換され、原稿における局所領域濃度を忠
実に再現するための再配分演算が行われる。画素データ
処理部31は、多値化処理部31aおよび31b、合成
処理部31c、濃度変換処理部31d、変倍処理部31
e、画像プロセス部31f、誤差拡散処理部31g並び
に圧縮処理部31hを備えている。
【0018】画像データ処理部31は、入力された画像
データをオペレータが希望する画像データに最終的に変
換する処理部であり、メモリ33に最終的に変換された
出力画像データとして記憶されるまでこの処理部にて処
理するように構成されている。但し、画像データ処理部
31の各処理部は、必要に応じて機能するものであり、
機能しない場合もある。
【0019】多値化処理部31aおよび31bでは、誤
差拡散処理部30cで2値化されたデータが再度256
階調に変換される。合成処理部31cでは、画素毎の論
理演算、すなわち論理和、論理積または排他的論理和の
演算が選択的に行われる。この演算の対象となるデータ
は、メモリ33に記憶されている画素データおよびパタ
ーンジェネレータ(PG)からのドットデータである。
濃度変換処理部31dでは、256階調のデジタル信号
に対して、所定の階調変換テーブルに基づいて入力濃度
に対する出力濃度の関係が任意に設定される。
【0020】変倍処理部31eでは、指示された変倍率
に応じて、入力される既知データにより補間処理を行な
うことによって、変倍後の対象画素に対する画素データ
(濃度値)が求められ、副走査が変倍された後に主走査
が変倍処理される。画像プロセス部31fでは、入力さ
れた画素データに対して様々な画像処理が行われ、ま
た、特徴抽出等データ列に対する情報収集が行われる。
誤差拡散処理部31gでは、画像データ入力部30の誤
差拡散処理部30cと同様な処理が行われる。
【0021】圧縮処理部31hでは、ランレングスとい
う符号化により2値データが圧縮される。また、画像デ
ータの圧縮に関しては、最終的な出力画像データが完成
した時点で最後の処理ループにおいて圧縮が機能する。
画素データ出力部32は、復元部32a、多値化処理部
32b、誤差拡散処理部32cおよびレーザ出力部32
dを備えている。
【0022】画像データ出力部32は、圧縮状態でメモ
リ33に記憶されている画像データを復元し、もとの2
56階調に再度変換し、2値データより滑らかな中間調
表現となる4値データの誤差拡散を行い、レーザ出力部
32dへデータを転送するように構成されている。復元
部32aでは、圧縮処理部31hによって圧縮された画
像データが復元される。多値化処理部32bでは、画像
データ処理部31の多値化処理部31aおよび31bと
同様な処理が行われる。誤差拡散処理部32cでは、画
像データ入力部30の誤差拡散処理部30cと同様な処
理が行われる。
【0023】レーザ出力部32dでは、作像プロセスお
よび給紙搬送系を制御するプリンタ部制御用CPU38
からの制御信号に基づき、デジタル画素データがレーザ
のオンオフ信号に変換され、レーザがオンオフ状態とな
る。なお、画像データ入力部30および画像データ出力
部32において扱われるデータは、メモリ33の容量の
削減のため、基本的には2値データの形でメモリ33に
記憶されているが、画像データの劣化を考慮して4値の
データの形で処理することも可能である。
【0024】一方、ファクシミリ装置としては、電話回
線、NCU(網制御ユニット)36およびモデム37を
介して発呼側のファクシミリ装置より受信情報が着信す
るとプリンタ部制御用CPU38へ着信信号が送られ、
このCPU38は画像処理CPU34に対し、画像デー
タ(モデム37からのデータ)のメモリ準備を命令し、
メモリ33へ画像データを記憶させる。これを読み出
し、読み出した受信情報に従ってレーザ書き込みユニッ
ト46を駆動し、感光ドラム48の表面に受信情報に対
応した静電潜像を形成する。なお、プリンタ部制御用C
PU38には、ヒータオンオフ回路39、サーミスタ4
1が接続され、ヒータランプ40がオンオフ制御され
る。
【0025】前記レーザプリンタ部12は、手差し原稿
トレイ45、レーザ書き込みユニット46および画像を
形成するための電子写真プロセス部47を備えている。
レーザ書き込みユニット46は、画像処理部のメモリ3
3からの画像データに応じたレーザ光を出射する半導体
レーザ、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、
等角速度偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部47
の感光体ドラム48上で等速度偏向されるように補正す
るf−θレンズ等を有している。感光体ドラム48の周
囲には、帯電器49、現像器50、転写器51、剥離器
52、クリーニング器53、除電器54が配設されて電
子写真プロセス部47が構成されている。
【0026】電子写真プロセス部47の出紙側には、搬
送ベルト55および定着器56が配置されており、電子
写真プロセス部47において所定の複写プロセスが施さ
れた複写用紙が搬送ベルト55によって定着器56に搬
送され、複写用紙上に転写されたトナー像が加熱定着さ
れるようになっている。定着器56の出紙側には、コピ
ーされた用紙の進路をソータ14側の搬送路14aある
いはレーザプリンタ部12の下方に配置された多段給紙
ユニット13側の搬送路13aのいずれかに切り換える
ゲートフラッパー57が配されている。したがって、レ
ーザ書き込みユニット46および電子写真プロセス部4
7において、画像処理部のメモリ33から読み出された
画像データは、レーザ書き込みユニット46によってレ
ーザ光線を走査させることにより帯電器49により均一
に帯電された感光体ドラム48の表面上に静電潜像とし
て形成され、現像器50からのトナーにより可視像化さ
れたトナー像は多段給紙ユニット13から搬送された用
紙の面上に静電転写され定着される。このようにして画
像が形成された用紙は、ソータ14へ送られたり、両面
/合成搬送路65へ搬送される。
【0027】前記多段給紙ユニット13は、用紙収納部
としての第1カセット60、第2カセット61、第3カ
セット62、選択により追加可能な第4カセット63お
よび搬送路64、両面/合成搬送路65を有している。
各カセット60,61,62,63の給紙側には、カセ
ット内の用紙を上から順に給紙するための給紙ローラ6
0a,61a,62a,63aが配されている。前記搬
送路64は、各カセット60,61,62,63からの
用紙を電子写真プロセス部47へ向けて搬送するよう複
数のペーパーガイドにより形成されている。この搬送路
64は、両面/合成搬送路65および手差し原稿トレイ
45からの搬送路45aと合流点Aで合流して電子写真
プロセス部47の感光体ドラム48と転写器51との間
の画像形成位置へ通じており、合流点Aは画像形成位置
に近い位置に設けられている。
【0028】前記両面/合成搬送路65は、定着器56
および搬送ベルト55の下方に配され、その下方に反転
搬送路66が設けられている。この両面/合成搬送路6
5は、両面複写モードにおいて、反転搬送路66から感
光ドラム48の画像形成位置まで用紙を搬送したり、用
紙の片面に異なる原稿の画像や異なる色のトナーで画像
を形成する合成複写を行う片面合成複写モードにおいて
用紙を反転することなく感光ドラム48の画像形成位置
まで搬送するよう複数のペーパーガイドにより形成され
ている。前記反転搬送路66は、原稿の両面を複写する
両面複写モードにおいて、用紙の表裏を反転させるため
のものである。
【0029】前記合流点Aの下流側には、感光体ドラム
48の回転との同期をとって搬送路64からの用紙を感
光ドラム48と転写器51の間に供給するレジストロー
ラ68が配されている。なお、各搬送路には、複数の搬
送ローラ69が配されている。また、デジタル複写機
は、合紙をコピーされた用紙の合紙挿入位置に挿入させ
てファイリングを行うための合紙モードを有している。
合紙モード機能は、図示しない表示パネルから合紙モー
ドキーで合紙モードを選択して、合紙挿入位置を入力す
ると、プリンタ部制御用CPU38によりレーザプリン
タ部12および給紙、搬送系を駆動するとき、合紙挿入
位置になると合紙を給紙する。合紙は例えば第3カセッ
ト62内に収納されていて必要に応じて給紙される。
【0030】図3,図4及び図5は定着部周辺の構造を
示すものであり、上ヒートローラー80は中空になって
おり、その中のハロゲンヒーターランプ81により上ヒ
ートローラー80を加熱している。またこの加熱温度を
検知制御するためにサーミスタ82が上ヒートローラー
80の表面に常に接触しており、表面温度を検知し、制
御回路によりヒーターランプ81をON/OFFするこ
とにより一定に保っている。上ヒートローラー80は前
後フレーム100により回転可能に位置決めされてい
る。また前後フレーム100に固定された回転支点10
1に圧接レバー86が回転可能に取り付けられており、
圧接レバー86の上部には圧着ローラー83の軸部が接
触している。圧着ローラー83は軸102に対し内部の
ベアリングにより滑らかに回転することができる。また
軸102の端部は前後フレーム100に設けられている
長穴103に沿って上下に移動することが可能となって
いる。
【0031】圧接レバー86は圧接スプリング87によ
り常に上方に押し上げられており圧着ローラー83をフ
レームの溝103に沿って上方へ押し上げ定着ローラー
80に圧接させている。ただし、圧着ローラー83を離
接可能にするために圧接レバー86を押し下げるための
離接カム88を設けている。これはフレーム100に回
転可能に位置決めされたカム軸104に固定されてい
て、カム軸の回転を位置制御機構108により離接カム
88を上死点と下死点に位置制御することで圧着ローラ
ー83の離接動作を行う。
【0032】位置制御機構108はカム軸104の延長
上にスプリングクラッチ105が固定されていて、スプ
リングクラッチ105のギアを駆動モーター107で常
に回転させているが、通常はソレノイド106のフック
がスプリングクラッチ105の爪に引っ掛かっておりク
ラッチが切れた状態になっている。
【0033】スプリングクラッチ105の爪は180°
毎に設けてあり、ソレノイドが一度ONしソレノイド1
06のフックがスプリングクラッチ105の爪からはず
れるとクラッチがつながり180°回転し次の爪で再度
ストップする。つまり、カム軸104の回転をソレノイ
ド106のフック部のON/OFF動作とスプリングク
ラッチ105の爪の位置関係により180°回転するご
とに止めることが出来る。このカム軸に固定される離接
カム88が圧接レバー86を圧接スプリング87の力に
反して押し下げ圧着ローラー83の圧力を解除したり、
逆に圧接させることが出来る。
【0034】ヒートローラー80の排紙側には剥離爪8
4がヒートローラー80の表面に接している。ヒートロ
ーラー80の入紙側には用紙ガイド板115があり、そ
こには紙の通過を検知する入紙センサー85がある。前
工程で得られた未定着の用紙は、入紙センサー85を検
知させた後ヒートローラー80と圧着ローラー83の間
に入り、トナーを加熱、熔融させて紙に定着させヒート
ローラー80から剥離爪84により強制剥離され排出さ
れる。
【0035】合紙等が給紙され、それを、入紙センサー
85が検知したとき、ソレノイド106が一度ON/O
FFしクラッチが接続することにより離接カム88が1
80°回転し定められた時間(用紙が通過する間)圧着
ローラー83を上ヒートローラー80から離間させ、用
紙に熱と圧力を与えないようにしている。用紙が通過し
た後は、再度ソレノイド106が動作することにより、
また離接カム88が180°回転し、圧着ローラー83
を上ヒートローラー80に圧接させ、未定着用紙の定着
を行う。なお、排紙ローラー120は搬送ベルト55の
出口側とのスパンが当複写機で通紙できる最小サイズの
用紙長よりも短い位置に設置している。
【0036】(実施例2)本発明の他の実施例を図6,
図7に基づいて説明する。
【0037】図6,図7は定着部周辺構造を示すもので
あり、上ヒートローラー80は中空になっており、その
中のハロゲンヒーターランプ81により上ヒートローラ
ー80を加熱している。またこの加熱温度を検知制御す
るためにサーミスタ82が上ヒートローラー80の表面
に常に接触しており、表面温度を検知し、制御回路によ
りヒーターランプ81をON/OFFすることにより一
定に保っている。上ヒートローラー80には圧着ローラ
ー83が圧接レバー86と圧接スプリング87により圧
接されている。またヒートローラー80の排紙側には剥
離爪84がヒートローラー80の表面に接している。
【0038】ヒートローラー80の入紙側には用紙ガイ
ド板115aがあり、そこには紙の通過を検知する入紙
センサー85がある。前工程で得られた未定着の用紙
は、入紙センサー85を検知させた後、用紙ガイド板1
15bを通りヒートローラー80と圧着ローラー83の
間に入り、トナーを加熱、熔融させて紙に定着させヒー
トローラー80から剥離爪84により強制剥離され排出
される。
【0039】一方、入紙センサー85の後には排紙部ま
での間に定着部を通さないためのバイパス経路90を設
けている。分岐点には切り替えゲート91があり、これ
が上下に動き用紙の搬送経路を切り替える。切り替えゲ
ート91の上下動はゲート動作用ソレノイド116によ
り行われる。定着部に通紙する際は、ゲート動作ソレノ
イド116はOFF状態でゲートは下がった状態になっ
ている。合紙等が給紙された場合、それを入紙センサー
85が検知したとき、ゲート動作用ソレノイド116が
ONとなり切り替えゲート91が上がり用紙はバイパス
経路90を通って排紙部搬送路92に至り、定着部を通
らずに排出される。
【0040】ここでは、定着部のみをバイパスする方法
を例として挙げているが、定着部だけではなく例えば転
写部や給紙部を含んでもかまわない。
【0041】(実施例3)本発明の他の実施例を図8に
基づいて説明する。
【0042】尚本発明の実施例は実施例1(図1)のも
のと以下の点で相違し、その他は同一である。
【0043】定着部下流の排紙部14aの近傍に合紙専
用のカセット110、及びカセット内の合紙を給紙する
ための給紙ローラー110aを設けている。カセット1
10からは排紙部14aへ用紙搬送路111が通じてい
る。本実施例では基本的にコピー用紙の通紙モードは図
1の実施例1と同様であるが、一方、合紙モードの際
は、合紙挿入位置になるとカセット110から合紙を給
紙ローラー110aにて給紙し、用紙搬送路111を通
り直接排紙部14aに搬送され出紙する。
【0044】
【発明の効果】請求項1及び請求項2記載の発明によれ
ば、トナー像を乗せていない合紙やインデックス紙を挿
入する場合、用紙を定着ローラー等トナー像定着部を通
過させないため、白紙の合紙やインデックス紙に対し必
要のない熱と圧力を加えることにより生じるニップによ
って、カールや汚れを発生させてしまうことがなく、用
紙のスタッキング性も改善されるし、合紙等のヒートロ
ーラーへの巻き付きが無くなる為用紙のジャムを防止で
きる。合紙等の通紙による定着ローラーへの傷付きが抑
制され、ひいては定着ローラーの長寿命化にもつなが
る。
【0045】また、通紙によるヒートローラーの温度低
下も押さえることができ、多量コピー時の温度追従性も
改善されることになる。すなわち、ランニングコストの
安価な複写機を提供できる。
【0046】請求項3記載の発明によれば、排紙部の近
傍に合紙専用の給紙台を設けて直接排紙部に搬送するこ
とにより、長い複写プロセスを通さないため合紙の出紙
時間が短くでき、従い全体の複写時間も短縮することが
可能となる。すなわち操作性の優れた複写機を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ機能を備えたデジタ
ル複写機の断面図である。
【図2】画像処理部の詳細ブロック図である。
【図3】定着部の断面図(ヒートローラー圧接時)であ
る。
【図4】定着部の断面図(ヒートローラー圧力解除時)
である。
【図5】定着部の斜視図である。
【図6】定着部の断面図(別の実施例)である。
【図7】定着部(図7)の斜視図である。
【図8】本発明に係るデジタル複写機の別の実施例の断
面図である。
【符号の説明】
10 複写機本体 11 スキャナ部 12 レーザプリンタ部 13 多段給紙ユニット 14 ソータ 15 原稿載置台 16 RDF 17 スキャナユニット 18 ランプリフレクタアセンブリ 19 光電変換素子(CCD) 20 反射ミラー 21 レンズ 30 画像データ入力部 30a CCD部 30b ヒストグラム処理部 30c 誤差拡散処理部 31 画像データ処理部 31a 多値化処理部 31b 多値化処理部 31c 合成処理部 31d 濃度変換処理部 31e 変倍処理部 31f 画像プロセス部 31g 誤差拡散処理部 31h 圧縮処理部 32 画素データ出力部 32a 復元部 32d 多値化処理部 32c 誤差拡散処理部 32d レーザ出力部 33 メモリ 34 中央処理演算装置(画像処理CPU) 36 NCU(網制御ユニット) 37 モデム 38 プリンタ制御用CPU 39 ヒータON・OFF回路 40 ヒータランプ 41 サーミスタ 45 手差し原稿トレイ 46 レーザ書き込みユニット 47 電子写真プロセス部 48 感光体ドラム 49 帯電器 50 現像器 51 転写器 52 剥離器 53 クリーニング器 54 除電器 55 搬送ベルト 56 定着器 57 ゲートフラッパー 60 カセット 61 カセット 62 カセット 63 カセット 64 搬送路 65 両面/合成搬送路 66 反転搬送路 68 レジストローラ 69 搬送ローラ 80 上ヒートローラ 81 ハロゲンヒーターランプ 82 サーミスタ 83 圧着ローラ 84 剥離爪 85 入紙センサー 86 圧接レバー 87 圧接スプリング 88 離接カム 90 バイパス経路 91 切り替えゲート 92 排紙部搬送路 100 前後フレーム 101 回転支点 102 軸 103 長穴 104 カム軸 105 スプリングクラッチ 106 ソレノイド 107 駆動モータ 108 位置制御機構 110 カセット 110a 給紙ローラー 111 用紙搬送路 115 用紙ガイド板 115a 用紙ガイド板 115b 用紙ガイド板 116 ゲート動作ソレノイド 120 排紙ローラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に対応した画像を形成する複写機で
    あって、コピー動作中にトナー像を持たない合紙やイン
    デックス紙等の非転写用紙を複数の転写用紙の間に予め
    指定された順序にて挿入する機能を有する複写機におい
    て、前記非転写用紙が定着部を通過する場合に、一対の
    定着ローラーの圧力を解除する圧力解除手段と該用紙が
    通過した後、再度前記一対の定着ローラーを圧着させる
    加圧手段とを備えたことを特徴とする複写機。
  2. 【請求項2】 原稿に対応した画像を形成する複写機で
    あって、コピー動作中にトナー像を持たない合紙やイン
    デックス紙等の非転写用紙を複数の転写用紙の間に予め
    指定された順序にて挿入する機能を有する複写機におい
    て、前記非転写用紙に対しては、通常の定着部を通過さ
    せずに専用の定着部外搬送経路を備えたことを特徴とす
    る複写機。
  3. 【請求項3】 原稿に対応した画像を形成する複写機で
    あって、コピー動作中にトナー像を持たない合紙やイン
    デックス紙等の非転写用紙を複数の転写用紙の間に予め
    指定された順序にて挿入する機能を有する複写機におい
    て、前記非転写用紙に対して専用の給紙台を設け、合紙
    モード選択時には前記非転写用紙を複写プロセス経路を
    通さずに前記専用給紙台から排紙トレイ上へ排紙するべ
    く専用の搬送経路を設けたことを特徴とする複写機。
JP7123570A 1995-05-23 1995-05-23 複写機 Pending JPH08314320A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006095849A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Sharp Corp 印刷システム、ドキュメント差し替え装置、及びプリンタドライバ
US7050747B2 (en) * 2001-05-25 2006-05-23 Konica Minolta Holdings, Inc. Pressure applying device to fixing roller of image forming apparatus
JP2011133809A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Kyocera Mita Corp 定着装置及び画像形成装置

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