JPH08314217A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08314217A
JPH08314217A JP7115997A JP11599795A JPH08314217A JP H08314217 A JPH08314217 A JP H08314217A JP 7115997 A JP7115997 A JP 7115997A JP 11599795 A JP11599795 A JP 11599795A JP H08314217 A JPH08314217 A JP H08314217A
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JP
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fixing device
main body
image forming
fixing
roller
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Application number
JP7115997A
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English (en)
Inventor
Shigeo Kurotaka
重夫 黒高
Toshio Kaneko
利雄 金子
Takeshi Motohashi
武 本橋
Katsuhiro Aoki
勝弘 青木
Masahiko Akafuji
昌彦 赤藤
Noriyuki Kimura
則幸 木村
Takatsugu Fujishiro
宇貢 藤城
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジャム処理時に本体駆動系から定着装置への
駆動伝達を解除して、ジャム紙の除去操作を容易に行な
う。 【構成】 定着器7aが脱着可能に取り付けられる載置
台31に圧縮スプリング40を架設し、定着器7aを上
方に付勢する。本体カバー8に圧縮スプリング50を架
設し、カバー閉鎖時に定着器7aを下方に付勢する。本
体カバー8を閉じたとき、圧縮スプリング50の付勢力
と定着器7aの重量により圧縮スプリング40は縮小
し、定着ロ−ラ21の歯車38に本体側歯車37が噛み
合い駆動力が伝達される。本体カバー8を開けると、圧
縮スプリング40により定着器7aが上方に移動し、歯
車38と37とが離間して駆動力の伝達が解除され、ジ
ャム紙の除去を軽負荷で行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等の画像形成装置においては、記録紙上に転写したト
ナー像を定着装置により記録紙に定着し、その記録紙を
排紙トレイ等に排出している。定着装置としては、定着
ロ−ラ(加熱ローラ)とそれに圧接される加圧ロ−ラと
を備えたものが一般的である。
【0003】この様な定着装置を用いた画像形成装置に
おいて、定着装置内で紙詰まり(ジャム)が発生した場
合には、記録紙を破損することなく除去する必要があ
る。しかし、定着ロ−ラと加圧ロ−ラとが圧接された状
態で両ローラに挾まれた記録紙を不用意に引っ張ると記
録紙が破損して装置内に記録紙が残ってしまうことがあ
る。記録紙の破損を防止しつつジャム紙を除去する機構
としては、手動により定着ロ−ラを回転させるためのノ
ブを引っ張ることにより、定着ロ−ラを装置本体の駆動
系から切り離して、定着ロ−ラを手動で容易に回転でき
るようにして回転させ、ジャム紙を取り除くというのが
一般的な方式である。
【0004】しかし、従来の一般的な方式では、ノブを
引っ張りながら回転させなければならないため操作性が
良くない。そこで、ジャム処理を容易にするための機構
が種々提案されている。例えば、実公平6−48513
号公報には、画像形成装置本体側の駆動歯車と定着ロ−
ラ駆動歯車とを連結する従動歯車を揺動部材に取り付け
て、ジャム処理時に手動により定着ロ−ラを回転させる
ためのノブを回すことにより、本体側駆動歯車と定着ロ
−ラ駆動歯車とが空回りするようにして、軽負荷でジャ
ム紙の除去ができるようにした駆動装置が開示されてい
る。
【0005】また、特開昭63−309983号公報に
は、開閉可能に設けられた画像形成装置本体のカバーに
駆動歯車を配設し、ジャム処理を行なうときに本体カバ
ーを開くことにより、定着ロ−ラへの駆動連結が解除さ
れて、軽負荷でジャム紙の除去ができるようにした画像
形成装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
公平6−48513号公報に記載の駆動装置の場合に
は、本体側駆動歯車と定着ロ−ラ駆動歯車とが空回りす
る際に、両歯車が接触することにより異音が発生すると
ともに、歯車を損傷させるという問題があった。
【0007】また、上記特開昭63−309983号公
報に記載の画像形成装置の場合には、駆動機構の構成が
複雑となり部品点数が増えること、及び、本体カバーに
駆動歯車を配設することから本体カバーの強度アップが
必要となりコストを上昇させるという問題があった。さ
らに、歯車の噛み合い精度が低く、騒音発生の原因とな
りやすいという問題もあった。
【0008】本発明は、上記従来の装置における上述の
問題を解決し、ジャム処理時に本体駆動系から定着装置
への駆動伝達を解除して、ジャム紙の除去操作を容易に
行なうことのできる画像形成装置を提供することを課題
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、熱ローラ定着装置と、開閉可能な本体カバーとを
有する画像形成装置において、前記定着装置を、画像形
成装置本体の駆動系からの駆動力が伝達される駆動位置
と、駆動力の伝達が解除される解除位置とに移動可能に
設けるとともに、前記本体カバーの開閉に連動して、カ
バー開時に前記定着装置を前記解除位置に移動させ、カ
バー閉時に前記定着装置を前記駆動位置に移動させる定
着装置移動手段を設けることにより解決される。
【0010】また、本発明は、前記の課題を解決するた
めに、前記定着装置移動手段が、画像形成装置本体と前
記定着装置との間に配設され前記定着装置を前記解除位
置方向に付勢する弾性部材と、前記本体カバーと前記定
着装置との間に配設され前記定着装置を前記駆動位置方
向に付勢する弾性部材とを有することを提案する。
【0011】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記定着装置を解除位置方向に付勢する弾性部
材が、前記定着装置下部と画像形成装置本体との間に配
設され、前記定着装置を駆動位置方向に付勢する弾性部
材が、前記定着装置上部と前記本体カバーとの間に配設
され、前記本体カバーの開閉に連動した定着装置移動方
向が上下方向であることを提案する。
【0012】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記定着装置を解除位置方向に付勢する弾性部
材が、定着装置の両端部に配設されることを提案する。
さらに、本発明は、前記の課題を解決するために、前記
定着装置を解除位置方向に付勢する弾性部材が、定着装
置ローラに付設され画像形成装置本体の駆動系から駆動
力が伝達される駆動歯車側にのみ配設されることを提案
する。
【0013】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記弾性部材が圧縮スプリングであることを提
案する。
【0014】
【作用】定着装置を駆動位置と解除位置とに移動可能に
設けるとともに、その定着装置を本体カバーの開閉に連
動して移動させる定着装置移動手段を設ける。これによ
り、画像形成装置の本体カバーを開けたときに定着装置
への駆動力の伝達を解除し、ジャム紙の除去を軽負荷で
容易に行うことができる。そして、本体カバーを閉じる
と定着装置へ駆動力が伝達され、画像形成動作を行うこ
とが可能となる。
【0015】その他の作用については、以下の実施例の
説明で明らかとなるであろう。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す断面構成図であ
る。この画像形成装置はカラープリンタであり、その本
体9の中央部にロータリー現像器6を備えている。その
現像器6の斜め上方にはベルト状感光体1が配設されて
いる。このベルト状感光体1は、像担持体である可橈性
のベルト状感光体であり、回転ローラ2,3間に架設さ
れて矢印のごとく図中時計回りに回動する。ベルト状感
光体1の周囲には、帯電部材4,感光体用クリーニング
装置15,中間転写ベルト10等が配設されている。
【0017】前記した現像器6は、夫々特定色の現像剤
を収容した複数の現像手段を有している。各現像手段
は、例えばイエロー,マゼンタ,シアン,黒色の各色現
像剤を収容し、所定の位置でベルト状感光体1に近接あ
るいは接触する現像スリーブを備えており、ベルト状感
光体1上に形成された潜像を非接触現像法あるいは接触
現像法により顕像化する。その現像器6の下部には、像
露光手段であるレーザー書き込みユニット5が配設され
ている。このレーザー書き込みユニット5は、図示しな
い半導体レーザー,駆動モータ5A,それにより回転さ
れるポリゴンミラー5B,fθレンズ5C及びミラー等
を有しており、上面にスリット状の露光用開口部を設け
た筐体に納めてプリンタ本体9に組み込まれる。なお、
レーザー書き込みユニットとしては、図示のものの他
に、発光部と収束性光伝送体を一体とした光学系を使用
することもできる。そして、レーザー書き込みユニット
5の下部には給紙台17が設けられている。この給紙台
17からは、給紙ローラ18,搬送ローラ19及びレジ
ストローラ20を介して図示しない転写紙が中間転写ベ
ルト10上部の所定の転写位置に搬送される。
【0018】ところで、前記した中間転写ベルト10は
転写像担持体であり、回転ローラ11,12間に架設さ
れて矢印のごとく図中反時計回りに回動する。その中間
転写ベルト10のループ内にはバイアスローラ13が設
けられている。そして、中間転写ベルト10は、回転ロ
ーラ3の位置でベルト状感光体1と接触しており、感光
体1上に形成され現像された顕像がバイアスローラ13
の作用により転写される。また、回転ローラ11の上方
位置で、プリンタの上カバー8に支持された転写ローラ
14が中間転写ベルト10に接離可能に設けられてい
る。さらに、回転ローラ11の下方位置には中間転写ベ
ルト用のクリーニング装置16が配置されている。さら
に、中間転写ベルト10の左側方には定着装置7が配設
されている。この定着装置7はプリンタ本体に着脱可能
に設けられている。なお、クリーニング装置16のブレ
ード16aは、中間転写ベルト10に接離可能となって
おり、画像形成動作中はベルト10の表面より離間した
位置に保持され、中間転写ベルト10上の画像が転写紙
に転写された後のみ、図示のごとくベルト10の表面に
圧接されてクリーニングを行なう。
【0019】次に、本実施例におけるカラー画像形成プ
ロセスについて説明する。なお、本実施例のカラープリ
ンタは図示しないホストコンピュータに接続されてい
る。そして、ホストコンピュータからのカラー画像デー
タを、図示しない画像データ処理部で演算処理して画像
データを作成し図示しない画像メモリに格納する。その
画像メモリに格納された画像データは、記録時に取り出
されて以下に記すカラー画像形成プロセスが実行され
る。
【0020】すなわち、本実施例のカラープリンタとは
別体のホストコンピュータから出力された色信号がレー
ザー書き込みユニット5に入力されると、半導体レーザ
(図示せず)で発生されたレーザービームが、駆動モー
タ5aにより回転されるポリゴンミラー5bにより回転
走査され、fθレンズ5cを経てミラー5dにより光路
を曲げられて、予め帯電部材4によって一様に帯電され
たベルト状感光体1の周面上に露光され静電潜像が形成
される。ここで露光する画像パターンは、所望のフルカ
ラー画像をイエロー,マゼンタ,シアン,黒に色分解し
たときの単色の画像パターンである。
【0021】ベルト状感光体1に順次形成された各々の
静電潜像は、ロータリー現像器6の各色(イエロー,マ
ゼンタ,シアン,黒)毎の現像器により現像され単色化
されて単色画像が形成される。その順次形成される単色
画像は、中間転写ベルト10に順次転写され、位置ズレ
を生じないように重ねられる。これにより、中間転写ベ
ルト10上にイエロー,マゼンタ,シアン,黒の単色画
像が重ね合わされ、その画像が給紙台17から搬送され
てきた転写紙に転写ローラ14の作用により転写され
る。転写終了後、定着装置7により画像が転写紙に定着
され、フルカラー画像が得られる。その転写紙は、本体
上カバー8の上面に形成された排紙トレイに排出され
る。なお、本体上カバー8は、図2に示すように開くこ
とができ、ジャム処理や定着装置7の交換等を容易に行
なうことができるようになっている。
【0022】次に、プリンタ本体に着脱可能に設けられ
た定着装置7の構成について詳述する。図3は、定着装
置7がプリンタ本体に装着され、本体上カバー8が閉め
られた状態を示している。また、図4は、本体上カバー
8が開けられ、定着装置7がプリンタ本体から外され、
定着装置7が定着器7aとオイル塗布器7bとに分割さ
れた状態を示している。
【0023】これらの図に示すように、定着器7a内に
は、熱源23を内蔵した定着ロ−ラ21が配設されてい
る。その定着ロ−ラ21に加圧当接された加圧ロ−ラ2
2も熱源24を内蔵している。定着ロ−ラ21は厚肉の
ゴムローラとして構成され、加圧ロ−ラ22は剛体に近
い薄肉のゴムローラとして構成されている。そして、図
示しない駆動手段から画像形成装置本体側の駆動歯車3
6,37を介して定着ロ−ラ21に付設された歯車38
に駆動力が伝達される。加圧ロ−ラ22は定着ロ−ラ2
1に従動回転する。また、定着器7aの下面には開口部
20が設けられており、その開口部20から後述するオ
イル塗布ローラ25が定着ロ−ラ21に圧接される。
【0024】一方、オイル塗布器7b内には、定着ロ−
ラ21に離型剤を塗布するためのオイル塗布ローラ2
5、そのオイル塗布ローラ25に離型剤を供給するため
のオイル供給ローラ26、そのオイル供給ローラ26に
離型剤を塗布するためのオイル塗布フェルト27等が配
設されている。オイルはオイルタンク29内に貯蔵され
る。オイル塗布ローラ25及びオイル供給ローラ26
は、オイルタンク側面に軸28aにより揺動自在に装着
された支持部材28に軸支されている。その支持部材2
8は、支持部材底面28bとオイルタンク29の底面と
の間に架設された圧縮スプリング30により、図中反時
計回りに付勢されている。従って、定着ロ−ラ21の下
部に位置するオイル塗布ローラ25は、定着器7aとオ
イル塗布器7bとが連結された状態で定着ロ−ラ21に
所定の圧力で圧接される。そして、オイル塗布ローラ2
5とオイル供給ローラ26とは互いに圧接して配置さ
れ、定着ロ−ラ21に従動回転する。なお、オイル塗布
ローラ25の定着ロ−ラ21への圧接力(スプリング3
0の付勢力)は弱いものなので、後述する定着装置の移
動に影響を与えるものではない。
【0025】ところで、定着器7aとオイル塗布器7b
とで構成された定着装置7は、プリンタ本体9に固定さ
れた定着装置載置台31に装着される。定着装置載置台
31に設けた位置決めピン32が、オイル塗布器7bの
下部に設けた位置決め用凹部33に嵌合する。また、定
着装置載置台31の支持板34に取り付けられた定着器
固定ピン39が、定着器7aの下部に設けた位置決め用
開口41に嵌合する。さらに、支持板34の上面に設け
られた半球状凹部35に定着ロ−ラ21の軸受(図示せ
ず)が嵌合する。これにより、定着装置7が載置台31
に位置決め載置される。なお、支持板34には圧縮スプ
リング40が架設されている。この圧縮スプリング40
は、定着装置7を載置台31に装着したときに、定着器
7aにより圧縮される。従って、定着器7aはスプリン
グ40の作用により上方に付勢されることになる。
【0026】そして、軸8aにより開閉自在な本体上カ
バー8の支持部材8bに圧縮スプリング50が架設さ
れ、その先端(下端)には定着装置押圧ピン51が装着
されている。押圧ピン51の先端は上カバー8から突出
しており、本体上カバー8を閉めた状態では、押圧ピン
51の先端が定着器7aの上面に当接して、スプリング
50の作用により定着装置7は下方に付勢される。この
圧縮スプリング50と、前記圧縮スプリング40と、定
着器7aの重量との関係は、圧縮スプリング50の付勢
力+定着器7aの重量>圧縮スプリング40の付勢力>
定着器7aの重量となるように設定されている。従っ
て、本体上カバー8を閉めた場合、圧縮スプリング50
の付勢力に定着器7aの重量を加えたものが圧縮スプリ
ング40の付勢力よりも大きいので、定着装置7が圧縮
スプリング40により浮き上がるようなことはない。
【0027】本実施例においては、上記のような構成に
なっているので、定着装置7を載置台31に装着して本
体上カバー8を閉めると、定着ロ−ラ21の歯車38と
本体側の駆動歯車37とが噛み合い、駆動力の伝達が可
能となる。そして、画像形成動作が開始されると、定着
ロ−ラ21は図中反時計回りに回転し、未定着トナーT
が転写された転写紙Pを図中右から左方向に搬送して定
着動作を行なう。
【0028】本体側駆動歯車37から定着ロ−ラ歯車3
8に駆動力が伝達されるとき、両歯車の間には駆動モー
メントF(図4に示す)が作用する。このモーメントF
は、定着器7aに対しては、定着ロ−ラ21の回転軸を
支点J(図4に示す)として図中左回転(反時計回り)
方向に作用し、定着器7aを下方に押しつけるように働
く。従って、画像形成動作実行時に、定着装置7すなわ
ち定着ロ−ラ21の位置が変動することはない。また、
オイル塗布ローラ25はスプリング30により定着ロ−
ラ21に圧接されているが、オイル塗布ローラ25の圧
接力は弱いものなので、定着器7a自体が浮き上がるこ
とはない。この様な構成により、本実施例においては、
本体上カバー8を開けてやれば、特別な工具を使用する
ことなく、定着器7aとオイル塗布器7bとを容易にプ
リンタ本体に対して着脱することが可能である。
【0029】ところで、上述したように、圧縮スプリン
グ40の付勢力が定着器7aの重量よりも大きく設定さ
れているので、本体上カバー8を開けると、定着器7a
がスプリング40の作用により載置台31から浮き上が
る。その結果、本体側駆動歯車37と定着ロ−ラ歯車3
8とが離間し、駆動系が遮断される。従って、ジャム処
理のために本体上カバー8を開けた場合、自動的に定着
ロ−ラ21への駆動伝達が遮断され、定着ロ−ラ21の
回転負荷が軽減される。そのため、定着ロ−ラ21は容
易に回転することができ、定着装置に発生したジャム紙
を簡単に取り除くことができる。すなわち、定着ロ−ラ
21に付設した手動回転用ノブ(図示せず)を回してや
るか、あるいはジャム紙をそのまま引き出してやれば、
容易にジャム紙を除去することができる。
【0030】図5は、定着装置7を載置台31に装着し
て本体上カバー8を閉めた状態を示している。このと
き、定着装置7(定着器7a)はスプリング50により
下方に付勢され、スプリング40は、定着器7aの重量
とスプリング50の付勢力とにより圧縮された状態とな
っている。なお、本実施例においては、スプリング40
を定着装置の両端(定着ロ−ラ21の軸方向の両端)に
2個配置している(図には1つのみ示している)。その
2個のスプリング40の合計の付勢力が、定着器7aの
重量よりも大きく、且つ、圧縮スプリング50の付勢力
+定着器7aの重量よりも小さくなるように設定されて
いる。定着器7aを移動させるためのスプリングを定着
装置の両端に配置することにより、定着器7aの移動を
確実かつ安定して行うことができる。しかし、定着装置
を移動させるためのスプリングを定着装置の両端に設け
るのではなく、駆動歯車を設けた側にだけスプリングを
配設するようにしても良い。駆動歯車を設けた側にだけ
スプリングを1個配設した場合、そのスプリングの付勢
力が定着器7aの重量よりも大きいものを使用してやれ
ば、本体上カバー8を開けた場合に駆動系を遮断するこ
とは可能である。これによればスプリングの個数を少な
くしてコストを低減させることができる。また、スプリ
ング40及び50として、板バネやゴム,ウレタン等を
用いるのではなく圧縮スプリングを用いることにより、
本体上カバー8の開閉に連動する定着装置7(定着器7
a)の移動精度と信頼性を保つことができる。
【0031】図6は、本体上カバー8を開けた状態を示
している。このときには、スプリング40が定着器7a
を上方に移動させ、本体側駆動歯車37と定着ロ−ラ歯
車38との間に隙間Sができ、両歯車が離間している。
従って、定着ロ−ラ21への駆動伝達は遮断され、定着
ロ−ラ21の回転負荷が低減されている。よって、定着
ロ−ラ21及び加圧ロ−ラ22は容易に回転でき、両ロ
ーラ間にジャム紙が挟持されている場合でも、ジャム紙
の除去を容易に行なうことができる。
【0032】なお、本実施例においては、定着装置7の
移動方向を上下方向としたので、本体上カバー8の開閉
に連動する定着装置7の移動及び移動規制を、定着装置
の重量と定着装置の上下に配したスプリングの付勢力の
みにより設定することができ、定着装置7(定着器7
a)を移動させるための構成を簡単にして低コストにて
実現することができる。
【0033】そして、本発明は本実施例に限定されるも
のではなく、定着装置の移動方向を上下(垂直)方向以
外に設定することも可能である。例えば、画像形成装置
の前後(手前側と奥側)方向や左右方向(図1において
左右方向)に定着装置を移動させることにより、本体駆
動系との駆動力の伝達及び解除を行わせることが可能で
ある。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、画像形成装置の本体カバーを開けたとき
には定着装置への駆動力の伝達が解除されるので、ジャ
ム紙の除去を軽負荷で容易に行うことができる。また、
本体カバーを閉じると定着装置へ駆動力が伝達され、画
像形成動作を行うことが可能となる。
【0035】請求項2の構成により、定着装置を移動さ
せるための手段として、画像形成装置本体と定着装置と
の間および本体カバーと定着装置との間に配設された弾
性部材を用いるので、低コストで容易に定着装置を移動
させることができる。
【0036】請求項3の構成により、本体カバーの開閉
に連動した定着装置の移動方向が上下方向となるので、
弾性部材の付勢力と定着装置重量の設定のみにより、定
着装置の移動及び移動の規制を容易に規定することがで
き、定着装置を移動させるための構成をより簡単にして
低コスト化を図ることができる。
【0037】請求項4の構成により定着装置の移動を確
実かつ安定的に行うことができる。請求項5の構成によ
り、弾性部材の数量を減らして簡易な構成で定着装置を
移動させることができるので、さらなる低コスト化を図
ることができる。
【0038】請求項6の構成により、圧縮スプリングを
用いることにより、板バネやクッション材等の他の弾性
部材を用いるよりも、定着装置移動の正確さと信頼性を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるカラープリンタの概略
を示す断面構成図である。
【図2】そのプリンタの本体上カバーを開けた状態を示
す断面図である。
【図3】そのプリンタの定着装置の構成を示す断面図で
ある。
【図4】本体上カバーが開けられ、プリンタ本体から取
り外された定着装置を分割して示した説明図である。
【図5】本体上カバーが閉められた状態における定着装
置の作用を説明するための部分断面図である。
【図6】本体上カバーが開けられた状態における定着装
置の作用を説明するための部分断面図である。
【符号の説明】
1 ベルト状感光体 6 ロータリー現像器 7 定着装置 7a 定着器 7b オイル塗布器 8 本体上カバー 9 カラープリンタ本体 21 定着ロ−ラ 22 加圧ロ−ラ 23,24 熱源 25 オイル塗布ローラ 30,40,50 圧縮スプリング 31 定着装置載置台 32 位置決めピン 36,37 本体側駆動歯車 38 定着ロ−ラ歯車 39 定着器固定ピン F 駆動モーメント P 転写紙 J 支点 T 未定着トナー
フロントページの続き (72)発明者 青木 勝弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 赤藤 昌彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 木村 則幸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 藤城 宇貢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱ローラ定着装置と、開閉可能な本体カ
    バーとを有する画像形成装置において、 前記定着装置を、画像形成装置本体の駆動系からの駆動
    力が伝達される駆動位置と、駆動力の伝達が解除される
    解除位置とに移動可能に設けるとともに、 前記本体カバーの開閉に連動して、カバー開時に前記定
    着装置を前記解除位置に移動させ、カバー閉時に前記定
    着装置を前記駆動位置に移動させる定着装置移動手段を
    設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記定着装置移動手段が、画像形成装置
    本体と前記定着装置との間に配設され前記定着装置を前
    記解除位置方向に付勢する弾性部材と、前記本体カバー
    と前記定着装置との間に配設され前記定着装置を前記駆
    動位置方向に付勢する弾性部材とを有することを特徴と
    する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記定着装置を解除位置方向に付勢する
    弾性部材が、前記定着装置下部と画像形成装置本体との
    間に配設され、前記定着装置を駆動位置方向に付勢する
    弾性部材が、前記定着装置上部と前記本体カバーとの間
    に配設され、前記本体カバーの開閉に連動した定着装置
    移動方向が上下方向であることを特徴とする、請求項2
    に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記定着装置を解除位置方向に付勢する
    弾性部材が、定着装置の両端部に配設されたことを特徴
    とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記定着装置を解除位置方向に付勢する
    弾性部材が、定着装置ローラに付設され画像形成装置本
    体の駆動系から駆動力が伝達される駆動歯車側にのみ配
    設されたことを特徴とする、請求項2に記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記弾性部材が圧縮スプリングであるこ
    とを特徴とする、請求項2ないし5に記載の画像形成装
    置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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