JPH08313538A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JPH08313538A
JPH08313538A JP12216095A JP12216095A JPH08313538A JP H08313538 A JPH08313538 A JP H08313538A JP 12216095 A JP12216095 A JP 12216095A JP 12216095 A JP12216095 A JP 12216095A JP H08313538 A JPH08313538 A JP H08313538A
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reaction
reagent
reaction container
sample
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JP12216095A
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Hidehiko Fujioka
秀彦 藤岡
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Mitsubishi Corp
Original Assignee
Mitsubishi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試薬を最適な時期に分注することができ、か
つ分析精度の高い自動分析装置を提供する。 【構成】 複数の使い捨て反応容器を並置して搬送する
無端の搬送手段と、前記搬送手段に設置された反応容器
に測定すべきサンプルを供給するサンプル供給手段と、
前記搬送手段に設置された反応容器に試薬を供給する試
薬供給手段とを有する自動分析装置において、反応段階
判断手段が、搬送手段に設置された反応容器のうち、サ
ンプル、及び、試薬を供給すべき反応容器が存在するか
を判断し、搬送制御手段は、サンプル、及び、試薬を供
給すべき反応容器が、サンプル供給手段、及び、試薬供
給手段による供給位置に移動するように、搬送手段を回
転させるようになっている装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反応容器にサンプル及
び試薬を自動的に供給し分析する自動分析装置に関し、
より詳細には、臨床学的な生化学的分析や免疫学的分析
を行う自動分析装置及び理化学分野での自動分析装置に
関する。
【0002】
【従来技術】従来から、反応容器にサンプル及び試薬を
自動的に供給し分析する種々の自動分析装置が提案され
ている。これらは、異なる試薬を使用し、サンプルと試
薬の反応時間の異なる複数の分析項目を、同時に分析す
ることができるようになっている。特開昭6−1022
82号に開示されている装置は、円形の回転可能な反応
槽テーブルと、その周縁部に設けられた複数のコマの各
々に固定された複数の反応容器と、反応容器を再使用す
るために、反応容器を洗浄する複数の洗浄ノズルとを有
する。反応容器は、反応槽テーブルの回転によって、1
コマずつ一定の移動速度で隣の反応容器の位置に移動
し、もとの位置に20分(1サイクル)後に戻る。その
間、サンプルの分注位置でサンプルが、また、試薬の分
注位置で試薬が反応容器内のサンプルに分注され、更
に、反応容器は、一定の移動速度で移動して一定時間後
に、第2試薬の分注位置に到達し、第2試薬が一回だけ
分注される。これが、各サンプルについて繰り返され
る。更に、反応容器は、1サイクルが経過するとき、反
応槽テーブルの回転によって洗浄ノズルの位置に到達
し、そのときまでに、サンプルと試薬の混合後、所定の
反応時間が終了している反応容器は、洗浄ノズルによっ
て洗浄されるようになっている。洗浄ノズルは、数本の
ノズルを有する。反応容器は、反応容器間のクロスコン
タミネーションを防止するため、1つの洗浄ノズルで1
回洗浄される毎に隣りの反応容器の位置に移動され、再
度、隣りの洗浄ノズルで洗浄され、この工程がノズルの
数だけ繰り返される。他方、反応時間が1サイクルより
も長い分析項目については、1サイクルの経過後に洗浄
ノズルが下降して、反応容器を洗浄してしまうのを防止
するため、複数の洗浄ノズルを各々独立して下降するこ
とができるようにし、他の反応容器の洗浄中、この反応
容器が位置する洗浄ノズルは下降しないようにしてい
る。このようにして、次のサイクルまで反応液を反応容
器内に残し、反応時間を、反応容器が次に洗浄ノズルの
位置に戻ってくる20分単位で、更に延長できるように
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近来の生化学的分析や
免疫学的分析は多様化し、これらの種々の分析項目を同
時に行うことができる自動分析装置が要望されている。
それらの分析項目に使用する試薬は多種多様で、かつ、
それらを分注する時期も異なる。そして、精度の高い測
定結果を得るためには、試薬をサンプルに、分析項目ご
とに決められた最適な時期に分注することが望ましい。
しかし、試薬を一定の時間間隔で分注する上記の装置で
は、これらの要請を満たすことができない。また、自動
分析装置は、多数のサンプルを迅速に処理することが望
ましく、その処理速度が重要である。上記従来の装置
は、反応容器を洗浄しないことにより、20分単位で反
応時間を延長し、反応時間の長い分析項目も行うことが
できるようになっている。しかし、上記装置では、所定
の反応時間が20分以前に終了しても、反応容器は20
分経過するまで洗浄されない。このような装置は、反応
槽テーブルの反応容器数のサンプルしか同時に分析する
ことができず、従って、この間、分析が終了しているに
もかかわらず、この反応容器を次の分析に使用すること
ができず、処理速度が低下する。
【0004】更に、反応容器を洗浄しなければならない
上記の装置では、装置の処理速度を増そうとすると、反
応容器を十分に洗浄することができず、クロスコンタミ
ネーションの問題が生じ、また十分に乾燥することがで
きなければ、洗浄水が反応容器に残り、測定の精度に影
響を及ぼす恐れがある。従って、速やかにかつ、クロス
コンタミネーション等の問題の生じない方法で、反応容
器の準備を行う必要がある。更に、このような自動分析
装置は、限られた空間しかない検査室等に設置されるの
で、小型であることが望ましい。しかし、上述した従来
の自動分析装置は、洗浄水ポンプ、洗浄ノズル、更には
反応容器を乾燥させる手段が必要となり、大型で且つ複
雑な装置となり、更には、多量の洗浄水が必要で、排水
の処理の問題もある。そこで、本発明の第1の目的は、
試薬を最適な時期に分注することができ、かつ分析精度
の高い自動分析装置を提供することにある。また、本発
明の第2の目的は、所定反応時間経過後の反応容器の廃
棄及び新反応容器の供給を効率的に行うことによって、
処理速度の速い自動分析装置を提供することにある。
【0005】更に、本発明の第3の目的は、クロスコン
タミネーション等の反応容器の洗浄に伴う問題のない自
動分析装置を提供することにある。更に、本発明の第4
の目的は、小さな空間にも設置することができる小型な
自動分析装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、同時に測定可
能な反応容器の数が、反応容器搬送手段によって搬送可
能な反応容器の数に限定されてしまうことに着目し、反
応容器搬送手段の搬送効率を向上させるようにしたもの
である。本発明による自動分析装置は、複数の使い捨て
反応容器を並置して搬送する無端の搬送手段と、前記搬
送手段に設置された反応容器に測定すべきサンプルを供
給するサンプル供給手段と、前記搬送手段に設置された
反応容器に試薬を供給する試薬供給手段とを有する自動
分析装置であって、前記搬送手段の回転及び停止を制御
する搬送制御手段と、反応が進行している各反応容器に
おける反応経過時間を計測する時間計測手段と、前記時
間計測手段によって計測された反応経過時間に基づき、
前記搬送手段に設置された反応容器のうち、所定反応時
間が終了した反応容器が存在するかを判断する反応段階
判断手段と、前記反応段階判断手段が、所定反応時間が
経過したサンプルが存在すると判断した場合に、前記反
応容器を廃棄するための反応容器廃棄手段及び前記反応
容器を前記搬送手段に供給するための反応容器供給手段
とを有する。
【0007】また、本発明の好ましい実施態様において
は、前記搬送制御手段は、更に、前記搬送手段が、前記
サンプル供給手段による反応容器へのサンプルの供給、
及び/又は、前記試薬供給手段による反応容器への試薬
の供給を行うために前記搬送手段を停止させ、前記反応
容器廃棄手段は、前記搬送手段が停止しているときに、
前記反応容器を廃棄し、及び/又は、前記反応容器を前
記搬送手段に供給する。更に、本発明の好ましい実施態
様では、前記反応段階判断手段は、更に、前記搬送手段
に設置された反応容器のうち、サンプル、及び/又は、
試薬を供給すべき反応容器が存在するかを判断し、前記
反応段階判断手段が、サンプル、及び/又は、試薬を供
給すべき反応容器が存在すると判断した場合には、前記
搬送制御手段は、サンプル、及び/又は、試薬を供給す
べき反応容器が、前記サンプル供給手段、及び/又は、
前記試薬供給手段による供給位置に移動するように、前
記搬送手段を回転させるようになっている。また、本発
明の好ましい実施態様においては、前記試薬は、1つの
分析項目のための第1試薬と、サンプルと第1試薬を反
応容器に供給した後、所定時間経過後に供給すべき第2
試薬とを包含し、前記反応段階判断手段は、更に、第2
試薬を供給すべき所定時期に基づき、前記搬送手段に設
置された反応容器のうち、第2試薬を供給すべき反応容
器が存在するかを判断し、前記反応段階判断手段が、第
2試薬を供給すべき反応容器が存在すると判断した場合
には、前記搬送制御手段は、第2試薬を供給すべき反応
容器が、前記試薬供給手段による第2試薬の供給位置に
移動するように、前記搬送手段を回転させるようになっ
ている。
【0008】更に、本発明の好ましい実施態様において
は、前記反応段階判断手段によって、第2試薬を供給す
べきと判断された反応容器が複数存在する場合に、前記
搬送制御手段は、これら複数の反応容器のうち、前記搬
送手段が回転するときに第2試薬の供給位置に到達する
順に、第2試薬を供給すべき反応容器を第2試薬の供給
位置で停止させるようになっている。更に、本発明の好
ましい実施態様においては、前記反応段階判断手段によ
って、第2試薬を供給すべきと判断された反応容器が複
数存在する場合に、前記反応段階判断手段は、更に、第
2試薬を供給すべき反応容器の数が所定数未満であるか
否かを判断し、前記搬送制御手段は、第2試薬を供給す
べき反応容器の数が所定数未満である場合には、第2試
薬を供給すべき全反応容器を第2試薬の供給位置で停止
させ、第2試薬を供給すべき反応容器の数が所定数以上
である場合には、第2試薬を供給すべき反応容器のう
ち、所定数の反応容器のみ第2試薬の供給位置で停止さ
せ、引続き、前記反応段階判断手段は、第1試薬及び/
又はサンプルの分注をすべき反応容器が存在するか否か
を判断するようになっている。
【0009】更に、本発明の好ましい実施態様において
は、前記搬送手段は、反応容器が供給されないエアブラ
ンク測定位置を有する。
【0010】
【作用】本発明の自動分析装置によれば、複数の使い捨
て反応容器を並置して搬送する無端の搬送手段と、搬送
手段に設置された反応容器に測定すべきサンプルを供給
するサンプル供給手段と、搬送手段に設置された反応容
器に試薬を供給する試薬供給手段とを有する自動分析装
置であって、搬送手段の回転及び停止を制御する搬送制
御手段と、反応が進行している各反応容器における反応
経過時間を計測する時間計測手段と、時間計測手段によ
って計測された反応経過時間に基づき、搬送手段に設置
された反応容器のうち、所定反応時間が終了した反応容
器が存在するかを判断する反応段階判断手段と、反応段
階判断手段が、所定反応時間が経過したサンプルが存在
すると判断した場合に、反応容器を廃棄するための反応
容器廃棄手段及び反応容器を搬送手段に供給するための
反応容器供給手段とを有するので、反応容器は所定の反
応時間が終了するまで搬送手段に残され、反応時間が終
了したとき廃棄されるので、長い反応時間の分析項目を
行うことができると共に、搬送手段を必要かつ最小限の
時間だけ使用するので、限られた数の反応容器しか搬送
することができない搬送手段を効率的に利用できる。こ
れにより、小さな搬送手段で一定のサンプル数を処理で
き、装置全体の小型化を図ることができる。また、反応
容器が廃棄された後、直ちに新反応容器が供給されるの
で、次の分析を引続き行うことができる。更に、反応容
器が使い捨てなので、反応容器の洗浄機構、乾燥機構等
が不要であり、装置を小型化することができると同時
に、クロスコンタミネーション等の問題がない。また、
反応容器が使い捨てなので、使用した反応容器を単に廃
棄し、供給するという、簡単かつ速やかな方法で、次の
分析の準備を行うことができる。
【0011】また、本発明の好ましい実施態様によれ
ば、更に、搬送制御手段は、更に、搬送手段が、サンプ
ル供給手段による反応容器へのサンプルの供給、及び/
又は、試薬供給手段による反応容器への試薬の供給を行
うために搬送手段を停止させ、反応容器廃棄手段は、搬
送手段が停止しているときに、反応容器を廃棄し、及び
/又は、反応容器を搬送手段に供給する。従って、サン
プルや試薬の供給を行う度に、反応容器の廃棄及び/又
は供給を、必要に応じて行うことができ、反応時間の終
了した反応容器を、反応時間の終了後、早い時期に廃棄
及び/又は供給でき、次の分析の準備を行うことができ
る。他方、反応容器の廃棄・供給のためだけに搬送手段
を停止させないので、処理時間の無駄がなく、装置の処
理速度の向上を図ることができる。更に、本発明の好ま
しい実施態様によれば、反応段階判断手段は、更に、搬
送手段に設置された反応容器のうち、サンプル、及び/
又は、試薬を供給すべき反応容器が存在するかを判断
し、反応段階判断手段が、サンプル、及び/又は、試薬
を供給すべき反応容器が存在すると判断した場合には、
搬送制御手段は、サンプル、及び/又は、試薬を供給す
べき反応容器が、サンプル供給手段、及び/又は、試薬
供給手段による供給位置に移動するように、搬送手段を
回転させるようになっているので、サンプルや試薬の供
給時期や反応時間の異なる分析項目を同時に行っても、
反応容器ごとに管理し、サンプル、及び/又は、試薬を
最適な供給時期に供給することができるので、分析の精
度を高めることができる。
【0012】本発明の好ましい実施態様によれば、試薬
は、1つの分析項目のための第1試薬と、サンプルと第
1試薬を反応容器に供給した後、所定時間経過後に供給
すべき第2試薬とを包含し、反応段階判断手段は、更
に、第2試薬を供給すべき所定時期に基づき、搬送手段
に設置された反応容器のうち、第2試薬を供給すべき反
応容器が存在するかを判断し、反応段階判断手段が、第
2試薬を供給すべき反応容器が存在すると判断した場合
には、搬送制御手段は、第2試薬を供給すべき反応容器
が、試薬供給手段による第2試薬の供給位置に移動する
ように、搬送手段を回転させるようになっているので、
第2試薬を最適な供給時期に反応容器に供給することが
でき、測定の精度を高めることができる。更に、本発明
の好ましい実施態様によれば、反応段階判断手段によっ
て、第2試薬を供給すべきと判断された反応容器が複数
存在する場合に、搬送制御手段は、これら複数の反応容
器のうち、搬送手段が回転するときに第2試薬の供給位
置に到達する順に、第2試薬を供給すべき反応容器を第
2試薬の供給位置で停止させるようになっているので、
第2試薬の分注を効率的に行うことができ、装置の処理
速度の向上を図ることができる。。
【0013】更に、本発明の好ましい実施態様によれ
ば、反応段階判断手段によって、第2試薬を供給すべき
と判断された反応容器が複数存在する場合に、反応段階
判断手段は、更に、第2試薬を供給すべき反応容器の数
が所定数未満であるか否かを判断し、搬送制御手段は、
第2試薬を供給すべき反応容器の数が所定数未満である
場合には、第2試薬を供給すべき全反応容器を第2試薬
の供給位置で停止させ、第2試薬を供給すべき反応容器
の数が所定数以上である場合には、第2試薬を供給すべ
き反応容器のうち、所定数の反応容器のみ第2試薬の供
給位置で停止させ、引続き、反応段階判断手段は、第1
試薬及び/又はサンプルの分注をすべき反応容器が存在
するか否かを判断するようになっているので、第2試薬
を分注すべき反応容器が多数存在する場合に、長い間、
第1試薬及び/又はサンプルが分注されず、他のサンプ
ルの分析が行われない事態を回避することができる。本
発明の好ましい実施態様によれば、搬送手段は、反応容
器が供給されないエアブランク測定位置を有するので、
測定系の校正を行うことができ、高精度の測定を行うこ
とができる。
【0014】なお、上記判断手段は、コンピュータであ
ってもよい。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の実施例にかかる自動分析装
置の平面図である。図1を参照すると、自動分析装置1
は、中央部に試薬テーブル2と、反応容器56の搬送手
段である反応槽テーブル4とが配置され、手前側にはサ
ンプルを保管し供給するオートサンプラー6が配置さ
れ、左手前側には反応容器供給廃棄部8が配置され、反
応槽テーブル4の左向こう側に分光光度計10が配置さ
れている。自動分析装置1内の向こう側には、本装置1
の稼働制御するための種々のパラメータを入力するため
の複数のキー(図示せず)を有する操作キーボード12
と、操作状況、分析結果の分析過程等を表示するLCD
デイスプレイ14と、分析結果の分析データをプリント
するためのプリンタ16と、サンプル、分析項目、測定
結果、分析条件、分析結果等についての情報、システム
プログラム等を記憶したSRAM又はハードディスク、
及びフロッピーディスクを有する記憶手段18と、記憶
手段18へ情報の読み書きをするためのディスクドライ
ブ20とが配置されている。更に、装置全体を制御しま
た測定結果に基づいて分析する演算部を備え、またクロ
ックパルス等により反応時間の経過時間を計測するコン
ピュータ22を有する。
【0016】オートサンプラー6は、ほぼ矩形に延びた
無端搬送装置24の上に50本のバーコード付きのサン
プルチューブ26を載置してなる。無端搬送装置24の
サンプル搬送路の内部には、第1バーコードリーダ28
が配置され、上記サンプル搬送路中の所定位置73にあ
るサンプルチューブ26のバーコードを読み取って、サ
ンプルを識別する。無端搬送装置24と反応槽テーブル
4との間には、サンプルチューブ26内のサンプルを分
注するためのサンプリングピペット30が設けられてい
る。試薬テーブル2は、内側ゾーン32と外側ゾーン3
4のそれぞれに24個のバーコード付きの試薬ボトル3
6を収容可能に構成され、時計方向に回転する。その周
囲には、内側ゾーン32の試薬ボトル36のバーコード
を読み取るためにボトルハンドル小窓38を通して外側
ゾーン34の試薬ボトル36を持ち上げるボトルハンド
ラー40と、外側ゾーン34の試薬ボトル36のバーコ
ードを読み取るための第2バーコードリーダ42が配置
されている。試薬テーブル2の試薬の識別は、第2バー
コードリーダ42が、試薬テーブル2によって回転させ
られた試薬ボトル36のバーコードを読み取ることによ
り行われる。試薬テーブル2の周囲には、また、外側ゾ
ーン34の試薬ボトル36から試薬を取り出すための試
薬第1ピペット44と、内側ゾーン32の試薬ボトル3
6から試薬を取り出すための試薬第2ピペット48が配
置されている。試薬テーブル2の周囲には、更に、試薬
第1ピペット44のピペットヘッド46と試薬第2ピペ
ット48のピペットヘッド50の移動軌跡の中間に当た
る位置に、それぞれの第1ピペットヘッド用の第1洗浄
トラフ52及び第2ピペットヘッド用の第2洗浄トラフ
54が設けられている。
【0017】反応容器供給廃棄部8は、10個の反応容
器マガジンを縦に重ねて収容し、1マガジンには10列
10行又は10列20行に並べた100個又は200個
の使い捨ての反応容器56が収容されている。また、反
応槽テーブル4は、周縁部に72個の反応容器56を併
置するようになっており、反時計方向に回転する。記憶
手段18には、図2に示すように、本装置によって測定
を行うのに必要な種々の情報が記憶され、情報の入力は
操作キーボード12によって行われる。例えば、サンプ
ルのリスト、各サンプルについて行うべき分析項目、各
分析項目で使用する試薬の種類、各試薬について反応を
継続させるべき所定反応時間、更には、第1試薬と第2
の試薬を使用する必要のある分析項目については、試薬
を供給すべき時期等が予め入力されている。また、測定
中においても、あるサンプルが反応槽テーブル4のどの
位置の反応容器にいつ供給されたか、また、各反応容器
がサンプル、及び/又は、試薬の供給のどの段階にある
か、更には、測定結果、測定結果に基づく分析結果等を
記憶することができる。コンピュータ22は、記憶手段
18に記憶された上記の情報に基づいて、後に詳述する
図3に示す処理手順に従って装置の制御を行う。具体的
には、コンピュータ22は、第1バーコードリーダ28
が読み取ったサンプルのバーコードを基に、サンプルを
識別し、記憶手段18からそのサンプルについて行うべ
き分析項目を読み出し、更に、その分析項目について使
用する試薬の種類、試薬の供給回数、試薬の供給時期を
読み出し、更には、サンプルが反応槽テーブル4のどの
位置に、いつ分注されたかを記憶する。コンピュータ2
2は、これらの情報とクロックパルスによって計測され
た時間によって、各反応容器56について管理し、いつ
どの反応容器56にサンプルや、どの試薬を、いつ分注
すべきかを判断する。また、コンピュータ22は、サン
プルの測定値に基づいて様々な演算を行い、分析結果を
出力することができる。
【0018】本装置は以下のように作動する。反応容器
供給廃棄部8は、測定の終了した反応容器56を廃棄位
置70で廃棄する。次いで、反応槽テーブル4が1個の
反応容器56分だけ回転し、反応槽テーブル4の空いた
位置を、反応容器56の供給位置72に移動させる。反
応容器供給廃棄部8は、新たな反応容器56を反応槽テ
ーブル4の空いた位置に供給する。このように、測定
中、反応容器の廃棄と供給が行われ、すべてのサンプル
についての測定が終了したときは、反応槽テーブル4の
周縁部には空の反応容器56が設置され、次の測定のた
めに準備される。オートサンプラー6は反時計方向に回
転し、測定すべきサンプルが収納されたサンプルチュー
ブ26が、無端式に且つ連続的に搬送される。また、所
定位置73で第1バーコードリーダ28によって、サン
プルチューブ26に付されたバーコードが読み取られ、
サンプルが識別される。オートサンプラー6は更に回転
し、そのバーコードが読み取られたサンプルチューブ2
6は、サンプル分注位置74に進む。試薬テーブル2が
回転する間、第2バーコードリーダ42が試薬ボトル3
6のバーコードを読み取り、試薬テーブル2は、反応槽
テーブル4の第1試薬分注位置58にある反応容器56
に分注すべき第1試薬の試薬ボトル36を、第1試薬の
吸引位置60まで移動させる。第1ピペット44は、分
注すべき第1試薬を試薬ボトル36から吸引し、反応槽
テーブル4の第1試薬分注位置58にある空の反応容器
56に分注する。
【0019】サンプリングピペット30は、識別された
サンプルをサンプルチューブ26から吸引し、サンプル
を、反応槽テーブル4のサンプルの分注位置62にあ
る、既に第1試薬が分注されている反応容器56に分注
し、図示しない攪拌手段によってサンプルと第1試薬を
攪拌する。また、同様に、試薬テーブル2は、反応槽テ
ーブル4の第2試薬の分注位置64にある反応容器56
に分注すべき第2試薬の試薬ボトル36を、第2試薬の
吸引位置68まで移動させる。第2ピペット48は、分
注すべき第2試薬を試薬ボトル36から吸引し、反応槽
テーブル4の第2試薬の分注位置64にある第1試薬と
サンプルが既に分注された反応容器56に分注し、図示
しない攪拌手段で、第1試薬、サンプル及び第2試薬を
攪拌する。分光光度計10は、反応槽テーブル4の回転
に伴って測定位置65を横切る反応容器56の測定を光
学的に行う。測定は、サンプルの入った反応容器56が
測定位置を横切る毎に行われ、各サンプルごとに反応の
タイムコースが、記憶手段18に記憶される。また、反
応槽テーブル4は、その反応容器56の設置位置のう
ち、1か所、反応容器56が常に設置されないエアブラ
ンク測定位置66を有する。エアブランクは、反応容器
56が存在しないコマにおいて光学測定を行うことによ
って、測定系の校正を行うためのものである。エアブラ
ンクによる光学測定を短時間間隔で行うことによって、
光源ランプの劣化や測定系内での塵の付着等による測定
精度の低下を防止することができる。従って、この位置
を常にブランクにしておくために、反応容器供給廃棄部
8は、このエアブランク測定位置66が反応容器56の
供給位置72に位置しても、反応容器56を供給しない
ようになっている。
【0020】プリンタ16は、上記記憶された測定結果
の演算値である分析データを、所定時間経過後にプリン
トする。図3は、コンピュータ22によって行われる、
本発明にかかる自動分析装置の制御の処理手順のうち、
反応容器の供給及び廃棄の制御の処理手順を示すフロー
チャートである。装置をスタートすると、まず、図3に
示すステップ102乃至107の、反応容器56の廃棄
及び処理の処理を行う。ステップ102において、反応
槽テーブル4上の反応容器廃棄位置70における反応容
器56内の反応時間が終了していると判断した場合に
は、ステップ104に進み、反応容器供給廃棄部8は、
反応容器供給廃棄位置70にある反応容器56を廃棄す
る。ステップ105において、反応槽テーブル4を反応
容器1個分回転させ、ステップ106において、反応容
器56の供給位置72で停止させる。ステップ107に
おいて、反応容器供給廃棄部8は、反応容器56を反応
槽テーブル4に供給する。図4及び図5は、コンピュー
タ22によって行われる、本発明にかかる自動分析装置
の制御の処理手順を示すフローチャートである。
【0021】次いで、ステップ108において、図4の
サンプルチューブ26のバーコードを読み取るために、
第1バーコードリーダ28の読み取り位置73にサンプ
ルチューブ26が存在するか否か、すなわち、まだ分注
していないサンプルがあるか否かを判断する。存在する
と判断した場合には、ステップ110において、反応槽
テーブル4を回転させ、空の反応容器56を第1試薬の
分注位置58に移動させて、ステップ112において、
反応槽テーブル4を停止させる。更に、反応槽テーブル
4が停止しているとき、図3のステップ102乃至10
7に従って、反応容器56の廃棄及び供給の処理を行
う。次いで、ステップ114において、第1試薬分注位
置58にある空の反応容器56に第1試薬を、試薬第1
ピペット44で分注する。ステップ116において、第
1バーコードリーダ28によって既にサンプルが識別さ
れ、分注位置74で分注を待っているサンプルが存在す
ると判断した場合には、ステップ118において、反応
槽テーブル4を回転させ、ステップ120において、第
1試薬の分注された反応容器56をサンプルの分注位置
62に移動させて、ステップ120において、停止させ
る。反応槽テーブル4が停止しているとき、図3のステ
ップ102乃至107に従って、反応容器56の廃棄及
び供給の処理を行う。次いで、ステップ122におい
て、サンプル分注位置62にある反応容器56にサンプ
ルを、サンプルピペット10で分注する。
【0022】次いで、第2試薬を最適な供給時期に分注
するため、反応槽テーブル4上の反応容器56中に、第
2試薬を分注すべき反応容器56が複数個、同時に存在
する場合には、他の反応容器56に第1試薬及びサンプ
ルの供給を行わずに、これらの反応容器56に第2試薬
の分注を行う必要がある。他方、第2試薬の分注を待つ
反応容器56が多数存在する場合には、長時間、第1試
薬及びサンプルが分注されず、新たなサンプルの分析を
始めることができない。従って、連続して第2試薬を分
注すべき反応容器56の数を3個までとし、4個目以上
については、第1試薬及びサンプルの分注を優先させる
べく、次回の処理サイクルのときに分注する。従って、
図5のステップ124において、第2試薬を連続して分
注する回数を計数すべく、カウンタNを0にする。ステ
ップ126において、反応槽テーブル4に設置された反
応容器56のうち、第2試薬を分注すべき反応容器56
が存在すると判断した場合には、ステップ128におい
て、反応槽テーブル4を回転させる。ステップ130に
おいて、第2試薬を分注すべき反応容器56のうち、反
応槽テーブル4を回転させるとき、初めに第2試薬の分
注位置64に到達する反応容器56を、第2試薬の分注
位置64で停止させる。反応槽テーブル4が停止してい
るとき、図3のステップ102乃至107に従って、反
応容器56の廃棄及び供給の処理を行う。次いで、ステ
ップ132において、第2試薬分注位置64にある反応
容器56に第2試薬を、第2試薬ピペット48で分注す
る。1回目の分注が終了したので、ステップ134にお
いて、カウンタNに1を加える。3回の分注回数の限度
に達したかを判断するため、ステップ136において、
N=3であるかを判断する。ステップ136において、
N=3と等しくないと判断された場合には、第2試薬の
分注を続けるためにステップ126及至136の手順を
繰り返す。ステップ136において、N=3であると判
断された場合、すなわち、第2試薬の分注が連続して3
回行われた場合には、第1試薬及びサンプルの分注を行
うために、ステップ102及至17とステップ108以
下の手順を繰り返す。
【0023】ステップ108において、第1バーコード
リーダ28の読み取り位置73にサンプルチューブ26
が存在しない場合には、第1試薬を反応容器56に分注
して分析の準備を行う必要がないので、ステップ116
に進む。ステップ116において、反応槽テーブル4に
サンプルを分注すべき反応容器56が存在しない場合
は、ステップ124において、カウンタN=0とし、ス
テップ126において、第2試薬を分注すべき反応容器
56が存在しないと判断した場合には、反応槽テーブル
4にまだ反応時間が終了していない反応容器56が存在
するかを判断する。すなわち、ステップ138におい
て、反応槽テーブル4に少なくとも第1試薬の分注され
た反応容器が存在すると判断した場合は、ステップ10
2乃至ステップ136の処理を繰り返す。ステップ13
8において、反応槽テーブル4に少なくとも第1試薬の
分注された反応容器が存在しないと判断した場合、すな
わち全ての反応容器56における反応時間が終了してい
る場合は、ステップ140において、反応テーブルを停
止させ、サンプルの分析を終了する。本実施例によれ
ば、第2バーコードリーダ42が各試薬ボトル36に付
されたバーコードを読み取ることによって、試薬テーブ
ル2における各試薬ボトル36の位置の特定がなされる
ので、そのような情報を予めコンピュータ22に入力し
ておく必要がない。
【0024】また本実施例によれば、自動的に反応容器
56を反応槽テーブル4に供給するようになっているの
で、光学的に測定する反応容器56に指紋等の汚れが付
着することがない。また、本実施例によれば、反応容器
56の供給位置72が、廃棄位置70に隣接した位置に
あり、反応容器56が廃棄位置70で廃棄されると、反
応槽テーブル4がその空いた位置を、隣接する供給位置
72に移動するように制御され、速やかに反応容器56
が供給されるようになっているので、反応容器56の廃
棄及び供給が速やかに行われ、次の分析を引続き行うこ
とができる。更に、本実施例によれば、サンプルを連続
的に搬送するオートサンプラー6を有するので、サンプ
ルの供給作業の無人化を図ることができる。また、本実
施例では、第2試薬を分注すべき反応容器56が同時に
複数個存在する場合には、サンプルや第1試薬の分注を
行わずに、3個を限度として第2試薬の分注を連続して
行うようになっている。従って、第2試薬を、第2試薬
の最適な分注時期に達し次第、分注することができる。
他方、3個を限度としているので、そのような反応容器
56が4個以上存在する場合に、長い間、サンプル及び
第1試薬が分注されない事態を回避することができる。
【0025】本発明は、以上の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々
の変更が可能であり、それらも、本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでものない。本実施例で
は、第2バーコードリーダ42によって各試薬ボトル3
6のバーコードが読み取られ、試薬テーブル2における
各試薬ボトル36の位置が特定されるようになっている
が、そのような位置情報を、予め、記憶手段18に記憶
させておき、試薬の位置の特定は、ソフトウエアで行っ
ても良い。この場合、ボトルハンドラー40、ボトルハ
ンドル小窓38、及び第2バーコードリーダー42は不
要となる。また、本実施例では、記憶手段18として、
SRAM又はハードディスク及びフロッピーディスクを
使用しているが、他の同様な記憶手段を使用してもよ
い。更に、本実施例では、クロックパルスを使用して、
各反応容器56の反応時間の経過時間を計測するように
なっているが、例えば、時間の計測手段は、プログラム
ソフトで、時間計測を行ってもよい。更に、本実施例に
おいては、オートサンプラー6は矩形の無端搬送装置2
4を有するが、数本のサンプルを設置できるラック式の
ものでも良い。
【0026】更に、本実施例においては、サンプルは、
オートサンプラー6によって、設置された順番に連続的
に供給されるようになっているが、例えば、第1バーコ
ードリーダ28が、まずオートサンプラー6に設置され
た全てのサンプルのバーコードを読み取り、コンピュー
タ22が、最も効率的に分析を行うことができるサンプ
ルの測定の順番を判断するようにしてもよい。このよう
にすることにより更に、効率的に分析を行うことができ
る。更に、本実施例においては、第1バーコードリーダ
28が、サンプルのバーコードを読み取ってサンプルを
識別するようになっているが、記憶手段18に予めサン
プルの順番を記憶させておき、各サンプルをソフトウエ
アによって識別するようにしてもよい。また、各反応容
器マガジンの反応容器の収容数及び反応容器マガジンの
数は、装置内の大きさや、反応容器の消費量等によって
増減させても良い。更に、本実施例では、サンプル及び
/又は試薬を反応容器56に供給するために、反応槽テ
ーブル4が停止している間に、反応容器56の廃棄位置
70に位置する反応容器56を廃棄するようにしている
が、廃棄する反応容器56が存在すると判断したとき、
廃棄すべき反応容器56が廃棄位置70に移動するよう
に反応槽テーブル4の回転を制御してもよい。これによ
り、搬送できる反応容器56の数が限られた反応槽テー
ブル4をより効率的に使用することができる。
【0027】また、本実施例では、反応容器供給位置7
2は、反応容器廃棄位置70の隣りの反応容器位置にあ
るが、反応容器56の廃棄後、速やかに新たな反応容器
56を供給できる位置であれば、反応容器供給位置72
は別の位置であっても良い。更に、本実施例では、反応
容器56の廃棄及び供給(ステップ104及び107)
を行ってから、サンプルや試薬の分注を行う(ステップ
114、122及び130)ように制御されているが、
これらは、同時に行っても良い。更に、本実施例の処理
手順では、第1試薬、サンプル、又は第2試薬のそれぞ
れについて、これらの分注を待つ反応容器56が反応槽
テーブル4に存在するかを判断し、存在する場合には、
その都度、反応槽テーブル4を回転させてその反応容器
56を分注位置に移動させているが、まず、第1試薬、
サンプル、及び第2試薬のすべてについて判断し、移動
すべき位置のうち、最も近い位置から順番に移動させる
ように、反応槽テーブル4の回転を制御するようにして
もよい。これにより、分注をより効率的に行うことがで
きる。また、本実施例では、第2試薬を分注すべき反応
容器56が同時に複数個存在する場合には、サンプルや
第1試薬の分注を行わずに、3個を限度として第2試薬
の分注を連続して行うようになっているが、そのような
反応容器の限度数は、必要に応じて変更してもよい。更
に、本実施例における自動分析装置ては、1又は2種類
の試薬を使用する分析項目について行うようになってい
るが、3種類以上の試薬を使用する分析項目を行っても
よい。この場合、コンピュータ22は、各試薬につい
て、分注を待つ反応容器が存在するかを判断する。
【0028】更に、本明細書において、手段とは、必ず
しも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能
が、ソフトウエアによって実現される場合も包含する。
また、1つの手段の機能が、2以上の物理的手段によっ
て実現されても、また2以上の手段の機能が1つの物理
的手段によって実現されてもよい。
【0029】
【発明の効果】そこで、本発明によれば、試薬を最適な
時期に分注することができ、かつ分析精度の高い自動分
析装置を提供することができる。また、本発明によれ
ば、所定反応時間経過後の反応容器の廃棄及び新反応容
器の供給を効率的に行うことによって、処理速度の速い
自動分析装置を提供することができる。更に、本発明に
よれば、クロスコンタミネーション等の反応容器の洗浄
に伴う問題のない自動分析装置を提供することができ
る。更に、本発明によれば、小さな空間にも設置するこ
とができる小型な自動分析装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例にかかる自動分析装置
の平面図である。
【図2】図2は、記憶手段18に記憶される情報を示す
図である。
【図3】図3は、コンピュータ22によって行われる、
本発明にかかる自動分析装置の制御の処理手順のうち、
反応容器の供給及び廃棄の制御の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図4】図4は、コンピュータ22によって行われる、
本発明にかかる自動分析装置の制御の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】図5は、コンピュータ22によって行われる、
本発明にかかる自動分析装置の制御の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 自動分析装置 2 試薬テーブル 4 反応槽テーブル 6 オートサンプラー 8 反応容器供給廃棄部 10 分光光度計 12 操作キーボード 14 LCDデイスプレイ 16 プリンタ 18 記憶手段 20 ドライバ 26 サンプルチューブ 28 第1バーコードリーダ 30 サンプリングピペット 36 試薬ボトル36 44 試薬第1ピペット 48 試薬第2ピペット 56 反応容器 58 第1試薬分注位置 64 第2試薬の分注位置 66 ブランク測定位置 70 反応容器の廃棄位置 72 反応容器の供給位置 74 サンプル分注位置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の使い捨て反応容器を並置して搬送
    する無端の搬送手段と、前記搬送手段に設置された反応
    容器に測定すべきサンプルを供給するサンプル供給手段
    と、前記搬送手段に設置された反応容器に試薬を供給す
    る試薬供給手段とを有する自動分析装置であって、 前記搬送手段の回転及び停止を制御する搬送制御手段
    と、 反応が進行している各反応容器における反応経過時間を
    計測する時間計測手段と、 前記時間計測手段によって計測された反応経過時間に基
    づき、前記搬送手段に設置された反応容器のうち、所定
    反応時間が終了した反応容器が存在するかを判断する反
    応段階判断手段と、 前記反応段階判断手段が、所定反応時間が経過したサン
    プルが存在すると判断した場合に、前記反応容器を廃棄
    するための反応容器廃棄手段及び前記反応容器を前記搬
    送手段に供給するための反応容器供給手段とを有する、
    複数の分析項目を分析することができる自動分析装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送制御手段は、更に、前記搬送手
    段が、前記サンプル供給手段による反応容器へのサンプ
    ルの供給、及び/又は、前記試薬供給手段による反応容
    器への試薬の供給を行うために前記搬送手段を停止さ
    せ、 前記反応容器廃棄手段は、前記搬送手段が停止している
    ときに、前記反応容器を廃棄し、及び/又は、前記反応
    容器を前記搬送手段に供給すること、を特徴とする請求
    項1に記載の自動分析装置。
  3. 【請求項3】 前記反応段階判断手段は、更に、前記搬
    送手段に設置された反応容器のうち、サンプル、及び/
    又は、試薬を供給すべき反応容器が存在するかを判断
    し、 前記反応段階判断手段が、サンプル、及び/又は、試薬
    を供給すべき反応容器が存在すると判断した場合には、
    前記搬送制御手段は、サンプル、及び/又は、試薬を供
    給すべき反応容器が、前記サンプル供給手段、及び/又
    は、前記試薬供給手段による供給位置に移動するよう
    に、前記搬送手段を回転させること、を特徴とする請求
    項1又は2に記載の自動分析装置。
  4. 【請求項4】 前記試薬は、1つの分析項目のための第
    1試薬と、サンプルと第1試薬を反応容器に供給した
    後、所定時間経過後に供給すべき第2試薬とを包含し、 前記反応段階判断手段は、更に、第2試薬を供給すべき
    所定時期に基づき、前記搬送手段に設置された反応容器
    のうち、第2試薬を供給すべき反応容器が存在するかを
    判断し、 前記反応段階判断手段が、第2試薬を供給すべき反応容
    器が存在すると判断した場合には、前記搬送制御手段
    は、第2試薬を供給すべき反応容器が、前記試薬供給手
    段による第2試薬の供給位置に移動するように、前記搬
    送手段を回転させること、を特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載の自動分析装置。
  5. 【請求項5】 前記反応段階判断手段によって、第2試
    薬を供給すべきと判断された反応容器が複数存在する場
    合に、 前記搬送制御手段は、これら複数の反応容器のうち、前
    記搬送手段が回転するときに第2試薬の供給位置に到達
    する順に、第2試薬を供給すべき反応容器を第2試薬の
    供給位置で停止させることを特徴とする請求項4に記載
    の自動分析装置。
  6. 【請求項6】 前記反応段階判断手段によって、第2試
    薬を供給すべきと判断された反応容器が複数存在する場
    合に、前記反応段階判断手段は、更に、第2試薬を供給
    すべき反応容器の数が所定数未満であるか否かを判断
    し、 前記搬送制御手段は、第2試薬を供給すべき反応容器の
    数が所定数未満である場合には、第2試薬を供給すべき
    全反応容器を第2試薬の供給位置で停止させ、第2試薬
    を供給すべき反応容器の数が所定数以上である場合に
    は、第2試薬を供給すべき反応容器のうち、所定数の反
    応容器のみ第2試薬の供給位置で停止させ、 引続き、前記反応段階判断手段は、第1試薬及び/又は
    サンプルの分注をすべき反応容器が存在するか否かを判
    断すること、を特徴とする請求項4に記載の自動分析装
    置。
  7. 【請求項7】 前記搬送手段は、反応容器が供給されな
    いエアブランク測定位置を有すること、を特徴とする請
    求項1乃至6のいずれか1項に記載の自動分析装置。
JP12216095A 1995-05-22 1995-05-22 自動分析装置 Pending JPH08313538A (ja)

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