JPH08313303A - モーターエンコーダ - Google Patents

モーターエンコーダ

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JPH08313303A
JPH08313303A JP7124870A JP12487095A JPH08313303A JP H08313303 A JPH08313303 A JP H08313303A JP 7124870 A JP7124870 A JP 7124870A JP 12487095 A JP12487095 A JP 12487095A JP H08313303 A JPH08313303 A JP H08313303A
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JP
Japan
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ladder
circuit
light
motor encoder
unit
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JP7124870A
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Inventor
Hiroyuki Hagiwara
裕之 萩原
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニット間の位置調整や組立てが容易にな
り、また、可動長さや推進力の変更も容易になる。 【構成】 電磁駆動のために磁束発生手段と相まって作
用する電流印加手段としての、ガイドプレート上の積層
されたはしご状回路12を用いて、可動部11をローラ
15で移動ガイド部14に沿って移動駆動させると共
に、前記はしご状回路12を位置計測のためのスケール
としての手段として用いて、光学的位置読み取り部51
により可動部11とはしご状回路12との相対位置を検
出することが可能になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精密な位置決めを行う
駆動装置に利用されるモーターエンコーダに関する。例
えば直動ステージの位置制御、回転ステージの角度制
御、シリアルプリンタの印字ヘッド送り位置決め機構、
各種コンベア等の搬送系などに好適に利用される。
【0002】
【従来の技術】図22は、従来のリニアモーターエンコ
ーダの一構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面
図、(c)は側面図である図22に示されるリニアモー
タエンコーダは、主に銅、アルミ等の線材を利用して、
円柱状に巻き線されたコイル115(図24参照)を有
する。コイル115の内側には、磁石113と内ヨーク
117が挿入されている。コイル115の外側には、磁
石113を介して内ヨーク117と対向するように外ヨ
ーク114が配され、内ヨーク117と外ヨーク114
の間には柱部材が設けられている。
【0003】磁石113は図中Z方向に着磁されてお
り、磁石113表面から外ヨーク114に向けて主にZ
方向に磁束を発生している。内ヨーク117、外ヨーク
114、および柱部材116は強磁性体、例えば、鉄、
電磁軟鉄等で成形されている。
【0004】また、コイル115には可動部材120が
接着等により固定されている。可動部材120にはガイ
ド軸119を挿入するための貫通穴があり、ガイド軸1
19は可動部材120を図中X方向に移動可能に支持し
ている。可動部材120の端部にはスケール118が一
体的に支持されており、エンコーダユニット140によ
って可動部材120の移動距離を測定する。
【0005】エンコーダユニット140は主に光源12
2、明暗センサ123、レンズ121、124で構成さ
れている。ここで内ヨーク117、外ヨーク114、柱
部材116、磁石113、エンコーダユニット140、
ガイド軸119は固定側、コイル115、可動部材12
0、スケール118は可動側となる。
【0006】図23は、従来のリニアモーターエンコー
ダの他の構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面
図である図23に示されるリニアモーターエンコーダは
ベース128を備えている。ベース128上には、主に
銅、アルミ等の線材を利用して、扁平状に巻き線された
複数個のコイル127(図25参照)が一列に配され、
かつ接着等によって固定されている。
【0007】コイル127上には、磁石125、126
とヨーク142を一体に支持している可動部材132が
配設されている。磁石125は図中Z方向に着磁されて
おり、磁石126は図中Z方向と反対に着磁されてい
る。ヨーク142は強磁性体、例えば、鉄、電磁軟鉄等
で成形されている。可動部材132にはガイド軸130
を挿入するための貫通穴があり、ガイド軸130は可動
部材132を図中X方向に移動可能に支持している。ガ
イド部材の両端は柱部材129により支持されている。
【0008】可動部材132の端部にはスケール131
が一体的に支持されており、エンコーダユニット143
によって可動部材132の移動距離を測定する。
【0009】エンコーダユニット143は主に光源13
4、明暗センサ135、レンズ133、136で構成さ
れている。ここでヨーク142、磁石125、126、
スケール131は可動側、ガイド軸130、コイル12
7、ベース128は固定側となる。
【0010】図26は従来の回転型モーターエンコーダ
を示す構成図である。
【0011】図26に示される回転型モーターエンコー
ダはモータユニット101とエンコーダユニット102
からなる。
【0012】このエンコーダは、一組の軸受け108に
よって回動自在に支持されている支軸112を有し、支
軸112はロータヨーク111が固定されている。ロー
タヨーク111の周りには、円弧状の形状の磁石110
が接着等によって固定されている。磁石110は偶数
個、隣同士の極が異なるように配設されている。
【0013】磁石110の外側にはコイル群109がハ
ウジング(不図示)に固定されており、信号入力によっ
て支軸112が回転駆動される。支軸112の端部には
円盤状のスケール103が一体的に配設されている。
【0014】エンコーダ102には前記スケール103
と光源104、受光素子107、レンズ105、106
が配設されている。支軸112の回転角度をスケール1
03に形成されたパターンを読み取り測定する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のモータ
ーエンコーダは、モータユニットの可動部、固定部と、
エンコーダユニットのヘッド、スケールの4ユニットか
ら構成されており、各ユニット同士の位置合わせが複雑
かつ困難であり、各ユニット及びそれらを構成する各部
品の精度を高く製造する必要があった。このために従来
のモーターエンコーダは価格的に高価なものであった。
また、可動長さ(角度)や推進力(トルク)を変更する
ためには磁石、コイル、スケールをその都度設計し直す
必要があった。
【0016】そこで本発明は、上記従来技術の問題点に
鑑み、各ユニットの位置調整や組立てが容易になり、ま
た、可動長さや推進力の変更も容易になるモーターエン
コーダを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電磁駆動部と光学式位置読み取り部と運動
支持部により構成されたモーターエンコーダにおいて、
前記電磁駆動部の可動側に磁束発生手段と前記光学式位
置読み取り部を有し、かつ前記電磁駆動部の固定側に前
記磁束発生手段による磁束に対して直交する方向に電流
を印加するためのはしご状にパターン形成されたはしご
状回路を有し、前記光学式位置読み取り部は、前記はし
ご状回路表面の形状的、または光学的情報を検出するも
のである事を特徴とする。
【0018】前記はしご状回路は、弾性的な材料により
構成されたベース部の上に導体により略平行に配設され
た誘導部と、該誘導部と同一平面内で略直角に配設さ
れ、前記誘導部間をはしご状に接続する複数の動作部と
からなり、前記誘導部の電気抵抗は前記動作部の電気抵
抗に対して微小であり、前記複数の動作部はそれぞれ等
間隔に配列されていることを特徴とする。
【0019】前記光学式位置読み取り部は、少なくとも
光源と、光束を成形する光学部品と、明暗センサとを備
え、前記光源および前記光学部品により前記はしご状回
路表面に入反射させた光束を前記明暗センサで計測する
ことにより、前記電磁駆動部の可動側と固定側の相対位
置を検出するものである事を特徴とし、この場合の前記
光学式位置読み取り部は、前記明暗センサを同一面内に
2個並べて配置し、前記明暗センサと前記はしご状回路
との光路上に1枚の遮光板を設けたものであって、前記
遮光板は、一周期の正弦波曲線を半周期の位置で折り返
した形状を外形とする穴を2個有し、該2個の穴の位置
は前記はしご状回路表面より反射された光束が一方が全
面に、他方が一方に照射された面積の3/4になるよう
に前記電磁駆動部の移動方向にずれており、前記電磁駆
動部の等速移動によって、前記はしご状回路表面により
反射されて前記明暗センサ上に入射される光量が略正弦
波となる事を特徴とするものであってもよい。
【0020】また、前記はしご状回路部を円筒状に湾曲
させ回転方向のトルクを発生し、かつ回転角度を検出す
る事を特徴したり、前記はしご状回路部を、直線部と湾
曲部を任意に有する形状に配設する事を特徴としたりす
るモーターエンコーダであってもよい。
【0021】
【作用】上記のとおりに構成された本発明では、可動側
に磁石とヨークからなる磁束発生手段と、少なくとも光
源、光学部品および明暗センサからなる光学式位置読み
取り部を有し、固定側に前記磁束発生手段による磁束に
直交する方向に電流を印加するためのはしご状に配線さ
れたはしご状回路を複数個積層して配設する。
【0022】そして、はしご状回路と磁束発生手段とが
相まって可動側が駆動されると、可動側の光学式位置読
み取り部によりはしご状回路表面の形状的、または光学
的情報が検知され、固定側と可動側との相対位置が出力
される。
【0023】このようにはしご状回路は、モーターエン
コーダにおいてモータのコイルの役割とエンコーダ用の
スケールの役割とを同一部品で同時に機能させることが
可能になる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0025】(第1の実施例)図1乃至図3に基づき、
本発明によるモーターエンコーダの駆動用コイル及び位
置検出用スケールの役割を行うはしご状回路について説
明する。
【0026】図1は、はしご状回路の平面図を示す。は
しご状回路は、樹脂等の柔軟な絶縁材料からなるベース
1の片面に銅、アルミ、金等の導電性金属材料を用いて
形成した回路であり、ベース1の長手方向に平行に延び
る2本の誘導部2と、ベース1表面で2本の誘導部2を
はしご状に接続する複数本の動作部3と、2本の誘導部
2の各一端部であって電圧引加を行う為に使用される端
子部4とから一体的に形成されている。
【0027】図2に前記のはしご状回路の部分拡大図
を、図3にその断面図を示す。ベース1の片面には、印
刷技術、エッチング技術等を利用して導電性金属材料か
らなる誘導部2、動作部3が形成されている。ここで動
作部3の幅qは誘導部2の幅pより小さく、p>(10
〜1000)×q、例えばp=20mm、q=0.1m
m等の関係が好ましい。したがって誘導部2の電気抵抗
は動作部3の電気抵抗2に対して微小である。動作部3
同士の隙間rは動作部3の幅qと略同一幅である。ま
た、ベース1の、前記はしご状回路を形成した一面には
保護層6が施され、それと反対面には接着層7が施され
ている。
【0028】図4は、前記はしご状回路を積層する状態
を示す斜視図である。この図に示すように、一枚目のは
しご状回路8は端子部を右側に、2枚目のはしご状回路
8は端子部を左側に、3枚目のはしご状回路8は端子部
を右側に、4枚目のはしご状回路8は端子部を左側にな
るように積層、配置する。
【0029】この際、はしご状回路8の裏面に設けられ
た接着層により互いに固定する。図中矢印9は図示しな
い磁束発生手段により発生された磁束方向を示す。それ
ぞれのはしご状回路8は端子部を介して、動作部に流れ
る電流の方向が全て図中矢印10方向になるよう結線さ
れている。フレミングの左手の法則に従って、はしご状
回路8と磁束9を発生する磁束発生手段との間にははし
ご状回路8と平行方向に推進力が発生される。
【0030】図5は、各動作部上での前記推進力の様子
を示すグラフである。この図より、上述したようにはし
ご状回路を互い違いに積層する方法によってほぼ均一の
推進力が得られる事が判る。
【0031】図6は、前記のはしご状回路の端子部4に
電圧を印加した際の各動作部3を流れる電流値を示すグ
ラフである。この図は動作部が2500本の場合のもの
で、動作部番号2500番が端子部4から最も離れた動
作部を示す。この図6より、各電流値は端子部4から離
れるに従って、緩やか勾配を持って少なくなることが判
る。
【0032】図7は、積層されたはしご状回路を用い
て、リニア型のモーターエンコーダを構成した概略図で
ある。
【0033】図7において、積層したはしご状回路12
は、剛性が高い材料によって成型された板状のガイドプ
レート13に固定されている。また、ガイドプレート1
3と平行して軸または板状の移動ガイド部14が設けら
ている。これらガイドプレート13と移動ガイド部14
とは図示しない筐体に固定されている。
【0034】可動部11は底面に、移動ガイド部14を
挟持するローラ15を有し、ローラ15により移動ガイ
ド部14に沿って直線方向に移動可能に支持されてい
る。また、可動部11には光学的位置読み取り部51が
配設され、この光学的位置読み取り部51は前記はしご
状回路11の表面の形状、または光学的情報を読み取
り、前記はしご状回路11と可動部10との相対的な位
置を割り出す。
【0035】また、図8に可動部11の断面図を、図9
にその側面図を示す。
【0036】可動部11は厚み方向に着磁された磁石1
7,18と、ヨーク16、支柱19と光学的位置読み取
り部51によって構成されている。磁石17,18は互
いに吸引する様に対向して配置され、ヨーク16に接着
等によって保持されている。ヨーク16及び支柱19は
鉄等の強磁性体からなり、前記磁石17,18が発生す
る磁束によって閉磁気回路を形成している。磁石17と
磁石18との間には図示するような垂直方向の磁束が発
生する。光学的位置読み取り部51は可動部11の側面
に取り付けられている。
【0037】ここで、推進力が略2倍のモータユニット
に変更する場合は前記はしご状回路の積層枚数を2倍に
構成するだけで良い。また、可動長さを半分に変更する
ためには前記はしご状回路を切断して構成するだけで良
い。
【0038】次に、前記光学的位置読み取り部51の詳
細を説明する。
【0039】図10は前記光学的位置読み取り部の一例
を示す概略構成図である。
【0040】前記光学的位置読み取り部51は、はしご
状回路表面に形成された動作部3及びベース1に、光源
20からの拡散光をレンズ22により集光させて照射
し、その反射光をレンズ23により集光させて明暗セン
サ21に投射する構成である。このような構成では、は
しご状回路と可動部との相対的な移動に伴って反射光量
が変化し、これによって可動部とはしご状回路の相対的
な移動量が測定できる。図11は明暗センサ21の出力
信号を示したものである。
【0041】また、図12に基づき、上記の光学的位置
読み取り部の別の例の詳細を説明する。
【0042】図12は前記光学的位置読み取り部の別の
例を示す概略構成図である。
【0043】図12において、光源24からの拡散光を
レンズ25によって平行光束に成形し、ビームスプリッ
タ55によって2光束に分離する。それぞれの光束は反
射ミラー56を介して、はしご状回路の表面に角度を持
って照射される。ベース1上に構成された動作部3は図
10に示した例よりも間隔が狭く、例えば1.6μm、
3.2μm、あるいは6.4μm間隔に配設されてお
り、前記はしご状回路の表面に照射された光束は回折現
象を起こし、それぞれ±n次の回折光を持つ。このうち
の片側はプラス1次、片側はマイナス1次の回折光を干
渉させ、偏光ビームスプリッタ61によってP波、N波
を分離し、2個の明暗センサ57により干渉縞の明暗を
測定する。これによって図13に示すような位相が90
度ずれた正弦波状の信号を得ることができる。
【0044】また、図14乃至図17に基づき、前記光
学的位置読み取り部のさらに別の例の詳細を説明する。
【0045】図14は前記光学的位置読み取り部のさら
に別の例を示す概略構成図である。
【0046】図14において、光源29からの拡散光を
レンズ30、62によって図15に示すような楕円形状
に成形し、はしご状回路33の表面に角度を持って照射
される。その反射光はマスク32を介して所定の面内に
並んだ2個の明暗センサ31に至る。図15に、前記光
源29からの光を前記レンズ30、62によって成形し
た光束をはしご状回路33上に照射した状態を示す。図
15において、符号34は動作部、符号26は動作部3
4より高さが低い非導電部を指し示している。符号35
は前記レンズ30、62によりはしご状回路33上に形
成された光束照射部35を指し示している。。
【0047】図16はマスク32に関する説明図であ
る。マスク32は図16(A)に示すように中央に2個
の穴があり、穴の形状は図16(B)に示すCOSカー
ブを外形とするように形成されている。また2個の穴は
それぞれ、照射された光束が一方は全面、他方はその面
積が3/4になるように位置している。これにより、は
しご状回路33の移動に伴って2個の明暗センサ31に
入射する光量が正弦波状に変化し、可動部と整列回路の
相対的な移動量を検出する。図17は明暗センサ31の
出力信号を示したものである。
【0048】(第2の実施例)図18は、本発明による
モーターエンコーダの第2の実施例の構成部品を示す分
解斜視図である。
【0049】本実施例のモーターエンコーダにおいて
は、図18に示すように、はしご状回路37はフレキシ
ブル基板等のような柔軟な材料で構成されている。この
ようなはしご状回路37は端子部が互い違いになるよう
に2個積層された後、円筒状に湾曲させられて、鉄等の
強磁性体から成るロータ37を囲み、さらには強磁性体
からなるヨーク41により囲まれる。
【0050】ロータ37の外周には2個の円弧状磁石3
8が対向するように配設されると共に、はしご状回路4
0に対する出射穴、入射穴を有する光学的位置読み取り
部39が配設されている。円弧状磁石38と内側のはし
ご状回路40の間隙は微小であり、外側のはしご状回路
40とヨーク41は接している。
【0051】円弧状磁石38の発生する磁束は、はしご
状回路40に対して放射線を描きヨーク41に達する。
はしご状回路40には動作部での電流方向が2個とも同
一方向になるように結線されており、フレミング左手の
法則に従って、ロータ37は回転駆動される。
【0052】光学的位置読み取り部39は図10、図1
2または図14に示したような構成をしており、前記は
しご状回路40内面の形状的、光学的情報を読み取り、
前記ロータ37と前記はしご状回路40の相対的な角度
変位を計測する。
【0053】図19は、図18に示した部品を用いて回
転型のモーターエンコーダを構成した構成図である。こ
の図において、図18に示した部品を用い、軸受け43
に支持された軸42に一体的に配設されたロータ44の
回りにはしご状回路45を複数枚積層して構成されてい
る。
【0054】(第3の実施例)図20は、本発明による
直動型モーターエンコーダを利用したシリアルプリンタ
の構成例を示す斜視図である。
【0055】本実施例のシリアルプリンタは、図20に
示すように、インクタンクを具備した記録用ヘッド84
を着脱自在に保持するキャリッジ83を有する。キャリ
ッジ83はシャフト82により一直線上を往復移動する
ように摺動自在に支持されている。キャリッジ83に
は、端子87の位置を互い違いにして積層されたはしご
状回路81をシャフト82と略平行な方向に挿入する貫
通孔が形成されている。キャリッジ83の貫通孔内に
は、はしご状回路81を挟むように二つの磁束発生手段
85が配設されると共に、はしご状回路81とキャリッ
ジ83の相対位置を計測する不図示のエンコーダユニッ
トが保持されている。
【0056】また、キャリッジ83の移動方向と略垂直
な方向に、記録用ヘッド84により記録される記録媒体
88を搬送する紙送りローラ86も備えている。なお、
はしご状回路81およびシャフト82は、不図示の筐体
により支持されている。
【0057】(第4の実施例)図21は、本発明による
モーターエンコーダを利用したロボットの構成例を示す
斜視図である。
【0058】本実施例のロボットは、図21に示すよう
に、アームロボット95が搭載された可動体94を有す
る。可動体94には、積層されたはしご状回路91を挿
入する貫通孔が形成されている。この貫通孔内には、は
しご状回路を挟むように二つの不図示の磁束発生手段が
配設されると共に、はしご状回路91と可動体94の相
対位置を計測する不図示のエンコーダユニットが保持さ
れている。また、可動体94はガイドローラ93を用い
てシャフト92に移動可能に支持されている。
【0059】さらに、はしご状回路91は直線部と湾曲
部を複合して配設されている。これによって、任意の軌
道上にはしご状回路91を配設し、可動体94を任意の
位置まで移動せしめることが可能となる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるモータ
ーエンコーダは、はしご状に成形した回路を、電磁駆動
のために磁束発生手段と相まって作用する電流印加手段
と位置計測のためのスケールとしての手段とに利用した
ので、モーターエンコーダの構成部品を簡略化する事が
可能となった。これに伴って、各ユニットの位置調整や
組立が容易になった。
【0061】また、はしご状回路を用いることにより、
可動長さまたは角度、推進力またはトルクを容易に変更
できるモーターエンコーダを提供するに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモーターエンコーダの特徴部であ
るはしご状回路を示す平面図である。
【図2】図1に示したはしご状回路の部分拡大図であ
る。
【図3】図2に拡大して示したはしご状回路の断面図で
ある。
【図4】本発明の特徴的な構成部であるはしご状回路を
積層する状態を示す斜視図である。
【図5】図4に示した、積層されたはしご状回路の各動
作部上での推進力の様子を示すグラフである。
【図6】本発明の特徴的な構成部であるはしご状回路の
端子部に電圧を印加した際の各動作部を流れる電流値を
示すグラフである。
【図7】積層されたはしご状回路を用いて、リニア型の
モーターエンコーダを構成した概略図である。
【図8】図7に示したリニア型のモーターエンコーダの
可動部の断面図である。
【図9】図8に示した可動部の側面図である。
【図10】図7および図8に示した光学的位置読み取り
部の一例を示す概略構成図である。
【図11】図10に示した光学的位置読み取り部の信号
出力を示す図である。
【図12】図7および図8に示した光学的位置読み取り
部の別の例を示す概略構成図である。
【図13】図12に示した光学的位置読み取り部の信号
出力を示す図である。
【図14】図7および図8に示した光学的位置読み取り
部のさらに別の例を示す概略構成図である。
【図15】図14の、光源からの光をレンズによって成
形した光束をはしご状回路上に照射した状態を示す図で
ある。
【図16】図14のマスクに関する説明図である。
【図17】図14に示した光学的位置読み取り部の信号
出力を示す図である。
【図18】本発明によるモーターエンコーダの第2の実
施例の構成部品を示す分解斜視図である。
【図19】図18に示した部品を用いて回転型のモータ
ーエンコーダを構成した構成図である。
【図20】本発明による直動型モーターエンコーダを利
用したシリアルプリンタの構成例を示す斜視図である。
【図21】本発明によるモーターエンコーダを利用した
ロボットの構成例を示す斜視図である。
【図22】従来のリニアモーターエンコーダの一構成例
を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側
面図である。
【図23】従来のリニアモーターエンコーダの他の構成
例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図24】図22のコイルを示す斜視図である。
【図25】図23のコイルを示す斜視図である。
【図26】従来の回転型モーターエンコーダを示す構成
図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 誘導部 3 動作部 4 端子部 6 保護層 7 接着層 8,33,40,45,81,91 はしご状回路 9 磁束方向 10 電流方向 11 可動部 12 積層したはしご状回路 13 ガイドプレート 14 移動ガイド部 15 ローラ 16,41 ヨーク 17,18 磁石 19 支柱 20,24,29 光源 21,57,31 明暗センサ 22,23,25,30,62 レンズ 34 動作部 35 光束照射部 36 非導電部 37,44 ロータ 38 円弧状磁石 42 軸 43 軸受け 39,51 光学的位置読み取り部 55 ビームスプリッタ 56 反射ミラー 82,92 シャフト 83 キャリッジ 84 記録用ヘッド 85 磁束発生手段 86 紙送りローラ 87 端子 88 記録媒体 93 ガイドローラ 94 可動体 95 アームロボット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁駆動部と光学式位置読み取り部と運
    動支持部により構成されたモーターエンコーダにおい
    て、 前記電磁駆動部の可動側に磁束発生手段と前記光学式位
    置読み取り部を有し、かつ前記電磁駆動部の固定側に前
    記磁束発生手段による磁束に対して直交する方向に電流
    を印加するためのはしご状にパターン形成されたはしご
    状回路を有し、 前記光学式位置読み取り部は、前記はしご状回路表面の
    形状的、または光学的情報を検出するものである事を特
    徴とするモーターエンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記はしご状回路は、弾性的な材料によ
    り構成されたベース部の上に導体により略平行に配設さ
    れた誘導部と、該誘導部と同一平面内で略直角に配設さ
    れ、前記誘導部間をはしご状に接続する複数の動作部と
    からなり、 前記誘導部の電気抵抗は前記動作部の電気抵抗に対して
    微小であり、 前記複数の動作部はそれぞれ等間隔に配列されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のモーターエンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記光学式位置読み取り部は、少なくと
    も光源と、光束を成形する光学部品と、明暗センサとを
    備え、前記光源および前記光学部品を用いて前記はしご
    状回路表面に入反射させた光束を前記明暗センサで計測
    することにより、前記電磁駆動部の可動側と固定側の相
    対位置を検出するものである事を特徴とする請求項1記
    載のモーターエンコーダ。
  4. 【請求項4】 前記光学式位置読み取り部は、前記明暗
    センサを同一面内に2個並べて配置し、前記明暗センサ
    と前記はしご状回路との光路上に1枚の遮光板を設けた
    ものであって、前記遮光板は、一周期の正弦波曲線を半
    周期の位置で折り返した形状を外形とする穴を2個有
    し、該2個の穴の位置は前記はしご状回路表面より反射
    された光束が一方が全面に、他方が一方に照射された面
    積の3/4になるように前記電磁駆動部の移動方向にず
    れており、前記電磁駆動部の等速移動によって、前記は
    しご状回路表面により反射されて前記明暗センサ上に入
    射される光量が略正弦波となる事を特徴とする請求項3
    記載のモーターエンコーダ。
  5. 【請求項5】 前記はしご状回路部を円筒状に湾曲させ
    回転方向のトルクを発生し、かつ回転角度を検出する事
    を特徴とする請求項1記載のモーターエンコーダ。
  6. 【請求項6】 前記はしご状回路部を、直線部と湾曲部
    を任意に有する形状に配設する事を特徴とする請求項1
    記載のモーターエンコーダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005090902A1 (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. ステージ装置
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