JPH08312379A - 燃料噴射装置 - Google Patents
燃料噴射装置Info
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- JPH08312379A JPH08312379A JP7144013A JP14401395A JPH08312379A JP H08312379 A JPH08312379 A JP H08312379A JP 7144013 A JP7144013 A JP 7144013A JP 14401395 A JP14401395 A JP 14401395A JP H08312379 A JPH08312379 A JP H08312379A
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- Japan
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- control sleeve
- injection
- fuel
- cam
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M41/00—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor
- F02M41/08—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined
- F02M41/14—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons
- F02M41/1405—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons pistons being disposed radially with respect to rotation axis
- F02M41/1411—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons pistons being disposed radially with respect to rotation axis characterised by means for varying fuel delivery or injection timing
- F02M41/1416—Devices specially adapted for angular adjustment of annular cam
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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- F02M41/10—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor
- F02M41/12—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor the pistons rotating to act as the distributor
- F02M41/123—Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined pump pistons acting as the distributor the pistons rotating to act as the distributor characterised by means for varying fuel delivery or injection timing
- F02M41/128—Varying injection timing by angular adjustment of the face-cam or the rollers support
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M59/00—Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
- F02M59/20—Varying fuel delivery in quantity or timing
- F02M59/36—Varying fuel delivery in quantity or timing by variably-timed valves controlling fuel passages to pumping elements or overflow passages
- F02M59/366—Valves being actuated electrically
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コントロールスリーブを軸方向に移動させて
燃料圧送終わりを調節するアクチュエータと、カムリフ
トの開始時期を制御するアクチュエータとを備えた燃料
噴射装置において、プリストローク制御を独立のアクチ
ュエータを設けることなく簡易な機械的構造で実現す
る。 【構成】 タイマピストン２１の動きにコントロールス
リーブ１５の周方向の動きを連動させ、コントロールス
リーブ１５にプリストローク制御の機能を持たせる。タ
イマピストン２１とコントロールスリーブ１５の動きを
連動させるには、これらを第１乃至第３リンク部材１
９、３０、３５によって連結し、タイマピストン２１の
作動量と一定の比率をもってコントロールスリーブ１５
を周方向に回動させる。
燃料圧送終わりを調節するアクチュエータと、カムリフ
トの開始時期を制御するアクチュエータとを備えた燃料
噴射装置において、プリストローク制御を独立のアクチ
ュエータを設けることなく簡易な機械的構造で実現す
る。 【構成】 タイマピストン２１の動きにコントロールス
リーブ１５の周方向の動きを連動させ、コントロールス
リーブ１５にプリストローク制御の機能を持たせる。タ
イマピストン２１とコントロールスリーブ１５の動きを
連動させるには、これらを第１乃至第３リンク部材１
９、３０、３５によって連結し、タイマピストン２１の
作動量と一定の比率をもってコントロールスリーブ１５
を周方向に回動させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、タイマ機構やコント
ロールスリーブを有する例えばＶＲポンプ、ＶＥポンプ
等の燃料噴射装置に関し、特にプリストローク制御機構
を備えたものに関する。
ロールスリーブを有する例えばＶＲポンプ、ＶＥポンプ
等の燃料噴射装置に関し、特にプリストローク制御機構
を備えたものに関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば特開昭６１─２３８３２号公報に
示されるこの種の燃料噴射装置は、ローラリング３１に
保持されたローラ３２上にカムディスク２９を当接し、
このカムディスク２９にプランジャ高圧室２５と臨むプ
ランジャ２６を固着させ、カムディスク２９を機関と同
期して回転させることによりプランジャ２６を回転往復
動させるようにしている。プランジャ２６には、吸入工
程時にポンプ室２２からプランジャ高圧室２５へ燃料を
吸入する通孔５０、圧送工程時にプランジャ高圧室２５
で加圧された燃料を送出する分配ポート３５、および燃
料送出をカットオフするスピルポート５１，５２が形成
されており、プランジャ高圧室２５に供給された燃料
は、プランジャ２６の往復動によって圧縮され、この圧
縮された燃料はプランジャ２６の回転動によって分配さ
れるようになっている。
示されるこの種の燃料噴射装置は、ローラリング３１に
保持されたローラ３２上にカムディスク２９を当接し、
このカムディスク２９にプランジャ高圧室２５と臨むプ
ランジャ２６を固着させ、カムディスク２９を機関と同
期して回転させることによりプランジャ２６を回転往復
動させるようにしている。プランジャ２６には、吸入工
程時にポンプ室２２からプランジャ高圧室２５へ燃料を
吸入する通孔５０、圧送工程時にプランジャ高圧室２５
で加圧された燃料を送出する分配ポート３５、および燃
料送出をカットオフするスピルポート５１，５２が形成
されており、プランジャ高圧室２５に供給された燃料
は、プランジャ２６の往復動によって圧縮され、この圧
縮された燃料はプランジャ２６の回転動によって分配さ
れるようになっている。
【０００３】プランジャ２６には、スピルポート５１，
４２を覆うようにコントロールスリーブ５３が外嵌され
ており、このコントロールスリーブ５３を軸方向へ動か
すことで燃料圧送終わりを変更して燃料噴射量を可変す
ると共に、コントロールスリーブ５３を周方向に回動さ
せることで燃料の圧送始め、即ち、カムリフトの開始か
ら燃料の圧送が開始されるまでの期間（プリストロー
ク）を制御するようにしている。また、カムリフトの開
始時期を、カムディスク２９とローラ３２との相対位置
を変化させることで調節するようにしている。
４２を覆うようにコントロールスリーブ５３が外嵌され
ており、このコントロールスリーブ５３を軸方向へ動か
すことで燃料圧送終わりを変更して燃料噴射量を可変す
ると共に、コントロールスリーブ５３を周方向に回動さ
せることで燃料の圧送始め、即ち、カムリフトの開始か
ら燃料の圧送が開始されるまでの期間（プリストロー
ク）を制御するようにしている。また、カムリフトの開
始時期を、カムディスク２９とローラ３２との相対位置
を変化させることで調節するようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述の燃料噴射装置に
あっては、燃料圧送終わり、カムリフトの開始時期、及
び燃料圧送始めをそれぞれ独立に制御できる構成上、
低回転域での高負荷時や部分負荷時（パーシャル時、中
負荷時）の噴射期間をカム速度の早い領域でおこない、
噴射圧力を高めて黒煙やＮＯｘの低減を図ることがで
き、また、排ガス規制の要求から噴射ノズルの噴孔を
小さくする場合には、高回転高負荷時においてカム使用
域を拡大することができ、さらには、噴射タイミング
をカムリフトの開始時期のみならず燃料圧送始めの調節
によっても実質的に変更できるので、噴射タイミングの
変更自由度を拡大することができる等、数々のメリット
がある。しかしながら、上述の構成では、燃料圧送終わ
りを制御するアクチュエータやカムリフトの開始時期を
制御するアクチュエータの他に、燃料圧送始めを制御す
るアクチュエータも別個に設けられているので、アクチ
ュエータの数が増えて制御が煩雑になると共に、コスト
高となる不都合がある。
あっては、燃料圧送終わり、カムリフトの開始時期、及
び燃料圧送始めをそれぞれ独立に制御できる構成上、
低回転域での高負荷時や部分負荷時（パーシャル時、中
負荷時）の噴射期間をカム速度の早い領域でおこない、
噴射圧力を高めて黒煙やＮＯｘの低減を図ることがで
き、また、排ガス規制の要求から噴射ノズルの噴孔を
小さくする場合には、高回転高負荷時においてカム使用
域を拡大することができ、さらには、噴射タイミング
をカムリフトの開始時期のみならず燃料圧送始めの調節
によっても実質的に変更できるので、噴射タイミングの
変更自由度を拡大することができる等、数々のメリット
がある。しかしながら、上述の構成では、燃料圧送終わ
りを制御するアクチュエータやカムリフトの開始時期を
制御するアクチュエータの他に、燃料圧送始めを制御す
るアクチュエータも別個に設けられているので、アクチ
ュエータの数が増えて制御が煩雑になると共に、コスト
高となる不都合がある。
【０００５】そこで、この発明においては、燃料圧送終
わりとカムリフトの開始時期を制御する従来から具備し
ているアクチュエータはそのまま残し、燃料の圧送始め
を独立のアクチュエータを設けることなく簡易な機械的
構造によって制御し、もって上述した３つの要求にも対
応することができる燃料噴射装置を提供することを課題
としている。
わりとカムリフトの開始時期を制御する従来から具備し
ているアクチュエータはそのまま残し、燃料の圧送始め
を独立のアクチュエータを設けることなく簡易な機械的
構造によって制御し、もって上述した３つの要求にも対
応することができる燃料噴射装置を提供することを課題
としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】しかして、本願発明にか
かる分配型燃料噴射ポンプは、カム面をシフトさせて要
求する進角状態を設定する進角調節用アクチュエータ
と、コントロールスリーブを軸方向に変位させて要求す
る噴射量を設定する噴射量調節用アクチュエータとを有
し、前記進角調節用アクチュエータの動きに前記コント
ロールスリーブの周方向の動きを連動させ、前記コント
ロールスリーブにプリストローク制御機能を持たせたこ
とにある（請求項１）。
かる分配型燃料噴射ポンプは、カム面をシフトさせて要
求する進角状態を設定する進角調節用アクチュエータ
と、コントロールスリーブを軸方向に変位させて要求す
る噴射量を設定する噴射量調節用アクチュエータとを有
し、前記進角調節用アクチュエータの動きに前記コント
ロールスリーブの周方向の動きを連動させ、前記コント
ロールスリーブにプリストローク制御機能を持たせたこ
とにある（請求項１）。
【０００７】進角調節用アクチュエータの動きに前記コ
ントロールスリーブの周方向の動きを連動させる態様と
しては、進角調節用アクチュエータとコントロールスリ
ーブとをリンク部材によって連結し、前記進角調節用ア
クチュエータの作動量と一定の比率をもって前記コント
ロールスリーブを周方向に移動させるようにすることが
好ましく（請求項２）、これを実現する具体的なリンク
部材の構成としては、進角調節用アクチュエータの動き
伴って回動する第１リンク部材と、この第１リンク部材
に係合する第１アーム部を備え、前記第１リンク部材の
回動に伴って回動する第２リンク部材と、前記第２リン
ク部材に固定され、コントロールスリーブに係合する第
２アーム部を備えた第３リンク部材とを備え、第２アー
ム部の回動半径を第１アーム部の回動半径よりも大きく
するような構成が考えられる。
ントロールスリーブの周方向の動きを連動させる態様と
しては、進角調節用アクチュエータとコントロールスリ
ーブとをリンク部材によって連結し、前記進角調節用ア
クチュエータの作動量と一定の比率をもって前記コント
ロールスリーブを周方向に移動させるようにすることが
好ましく（請求項２）、これを実現する具体的なリンク
部材の構成としては、進角調節用アクチュエータの動き
伴って回動する第１リンク部材と、この第１リンク部材
に係合する第１アーム部を備え、前記第１リンク部材の
回動に伴って回動する第２リンク部材と、前記第２リン
ク部材に固定され、コントロールスリーブに係合する第
２アーム部を備えた第３リンク部材とを備え、第２アー
ム部の回動半径を第１アーム部の回動半径よりも大きく
するような構成が考えられる。
【０００８】また、コントロールスリーブを周方向に移
動させてプリストロークを可変させる構成を得るため
に、コントロールスリーブに燃料を吸入、排出する孔を
設けるようにするとよい（請求項３）。
動させてプリストロークを可変させる構成を得るため
に、コントロールスリーブに燃料を吸入、排出する孔を
設けるようにするとよい（請求項３）。
【０００９】
【作用】したがって、カムリフトの開始時期は進角調節
用アクチュエータによって調節れ、噴射量は噴射量調節
用アクチュエータによってコントロールスリーブを軸方
向に動かすことによって調節される。また、コントロー
ルスリーブの周方向の動きを進角調節用アクチュエータ
の動きに連動させるようにしたので、プリストロークは
カムリフトの開始時期制御と関連付けて同時に調節され
ることとなり、このため、プリストロークを独立して制
御する必要がなくなり，上記課題を達成することができ
るものである。
用アクチュエータによって調節れ、噴射量は噴射量調節
用アクチュエータによってコントロールスリーブを軸方
向に動かすことによって調節される。また、コントロー
ルスリーブの周方向の動きを進角調節用アクチュエータ
の動きに連動させるようにしたので、プリストロークは
カムリフトの開始時期制御と関連付けて同時に調節され
ることとなり、このため、プリストロークを独立して制
御する必要がなくなり，上記課題を達成することができ
るものである。
【００１０】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【００１１】図１において、インナカム方式の分配型燃
料噴射ポンプの主要部が示され、この分配型燃料噴射ポ
ンプ１は、図示しないフィードポンプを介してチャンバ
２内に燃料が導かれ、このチャンバ２をよぎるように分
配部材３が配され、ポンプハウジング４に固装されたバ
レル５に分配部材３の先端部が回転自在に挿入されてい
る。この分配部材３は、基端部がカップリングを介して
駆動軸に連結されており、機関と同期して回転のみが許
されるようになっている。また、分配部材３の基端部に
は、径方向（放射方向）にプランジャ６が摺動自在に挿
入されている。
料噴射ポンプの主要部が示され、この分配型燃料噴射ポ
ンプ１は、図示しないフィードポンプを介してチャンバ
２内に燃料が導かれ、このチャンバ２をよぎるように分
配部材３が配され、ポンプハウジング４に固装されたバ
レル５に分配部材３の先端部が回転自在に挿入されてい
る。この分配部材３は、基端部がカップリングを介して
駆動軸に連結されており、機関と同期して回転のみが許
されるようになっている。また、分配部材３の基端部に
は、径方向（放射方向）にプランジャ６が摺動自在に挿
入されている。
【００１２】この実施例においては、同一平面上に例え
ば９０度の間隔をおいて４つのプランジャ６が設けられ
ており、それぞれのプランジャ６の先端は、分配部材３
の基端部中央に設けられた圧縮室７を閉塞するように臨
み、該プランジャ６の基端は、シュー８及びローラ９を
介してリング状のカムリング１０の内面を摺接するよう
になっている。このカムリング１０は、分配部材３の周
囲に同心状に設けられると共に、機関の気筒数に対応し
たカム面が内側に形成され、分配部材３が回転すると、
各プランジャ６が分配部材３の径方向（放射方向）に往
復動し、圧縮室７の容積を可変するようになっている。
ば９０度の間隔をおいて４つのプランジャ６が設けられ
ており、それぞれのプランジャ６の先端は、分配部材３
の基端部中央に設けられた圧縮室７を閉塞するように臨
み、該プランジャ６の基端は、シュー８及びローラ９を
介してリング状のカムリング１０の内面を摺接するよう
になっている。このカムリング１０は、分配部材３の周
囲に同心状に設けられると共に、機関の気筒数に対応し
たカム面が内側に形成され、分配部材３が回転すると、
各プランジャ６が分配部材３の径方向（放射方向）に往
復動し、圧縮室７の容積を可変するようになっている。
【００１３】分配部材３には、その軸方向に形成されて
圧縮室７に通じる縦孔１１、この縦孔１１に連通し、分
配部材３の周面に気筒数に対応した数だけ開口する流出
入ポート１２、及び、バレル５やポンプハウジング４に
形成された分配通路１３と前記縦孔１１とを連通可能と
する分配ポート１４が形成されている。流出入ポート１
２は、分配部材３の表面において開口する部分が三角形
に形成され、回転方向後側の辺が分配部材３の軸方向と
平行しており、前側の辺が分配部材３の軸方向に対して
所定の角度に傾斜した辺となっている。そして、分配部
材３には、チャンバ内に配されたコントロールスリーブ
１５が流出入ポート１２を覆うように摺動自在に外挿さ
れている。
圧縮室７に通じる縦孔１１、この縦孔１１に連通し、分
配部材３の周面に気筒数に対応した数だけ開口する流出
入ポート１２、及び、バレル５やポンプハウジング４に
形成された分配通路１３と前記縦孔１１とを連通可能と
する分配ポート１４が形成されている。流出入ポート１
２は、分配部材３の表面において開口する部分が三角形
に形成され、回転方向後側の辺が分配部材３の軸方向と
平行しており、前側の辺が分配部材３の軸方向に対して
所定の角度に傾斜した辺となっている。そして、分配部
材３には、チャンバ内に配されたコントロールスリーブ
１５が流出入ポート１２を覆うように摺動自在に外挿さ
れている。
【００１４】コントロールスリーブ１５には、その上端
部に分配部材３の軸心に対して直角方向に延びる横溝１
６が形成され、下端部に分配部材３の軸心に対して平行
に延びる縦溝１７が形成されている。また、コントロー
ルスリーブ１５には、分配部材３の流出入ポート１２と
連通可能な吸入・カットオフ孔１８が形成されている。
この吸入・カットオフ孔１８は、分配部材３の内面にお
いて開口する部分が三角形状に形成され、流出入ポート
１２との連通開始タイミングを決定する辺が分配部材３
の軸方向に対して所定の角度に傾斜した辺となってお
り、流出入ポート１２との連通終了タイミングを決定す
る辺が分配部材３の軸方向と平行している。
部に分配部材３の軸心に対して直角方向に延びる横溝１
６が形成され、下端部に分配部材３の軸心に対して平行
に延びる縦溝１７が形成されている。また、コントロー
ルスリーブ１５には、分配部材３の流出入ポート１２と
連通可能な吸入・カットオフ孔１８が形成されている。
この吸入・カットオフ孔１８は、分配部材３の内面にお
いて開口する部分が三角形状に形成され、流出入ポート
１２との連通開始タイミングを決定する辺が分配部材３
の軸方向に対して所定の角度に傾斜した辺となってお
り、流出入ポート１２との連通終了タイミングを決定す
る辺が分配部材３の軸方向と平行している。
【００１５】このコントロールスリーブ１５は、エレク
トリックガバナ４０のシャフト４０ａの先端に設けられ
た偏心ボール２４が横溝１６に係合され、外部からの信
号によってシャフトが回転すると、分配部材３の軸方向
に移動されるようになっている。
トリックガバナ４０のシャフト４０ａの先端に設けられ
た偏心ボール２４が横溝１６に係合され、外部からの信
号によってシャフトが回転すると、分配部材３の軸方向
に移動されるようになっている。
【００１６】カムリング１０には、下記するタイマ機構
２０のタイマピストン２１と連動するリング状の第１リ
ンク部材１９が固定されている。この第１リンク部材１
９は、図２にも示されるように、外周縁下部が下方に延
設されてタイマピストン２１と連結するスライドピン２
２となっており、内周縁下部に回転中心Ｏ1 に向かって
延設された係止片２３が形成されている。
２０のタイマピストン２１と連動するリング状の第１リ
ンク部材１９が固定されている。この第１リンク部材１
９は、図２にも示されるように、外周縁下部が下方に延
設されてタイマピストン２１と連結するスライドピン２
２となっており、内周縁下部に回転中心Ｏ1 に向かって
延設された係止片２３が形成されている。
【００１７】タイマ機構２０は、第１リンク部材１９の
下方に設けられたシリンダ２５に摺動自在に収納された
タイマピストン２１を有し、このタイマピストン２１に
径方向からスライドピン２２が挿入接続され、タイマピ
ストン２１の移動を第１リンク機構１９の回転動に変換
し、この第１リンク機構１９が固定されたカムリング１
０を回転させて噴射時期を変更するようにしている。
下方に設けられたシリンダ２５に摺動自在に収納された
タイマピストン２１を有し、このタイマピストン２１に
径方向からスライドピン２２が挿入接続され、タイマピ
ストン２１の移動を第１リンク機構１９の回転動に変換
し、この第１リンク機構１９が固定されたカムリング１
０を回転させて噴射時期を変更するようにしている。
【００１８】タイマピストン２１の一端には、チャンバ
内の高圧燃料が導入される高圧室２６が、また他端に
は、フィードポンプの吸入経路と連通している低圧室２
７が形成されている。さらに、低圧室２７には、タイマ
スプリング２８が弾装され、このタイマスプリング２８
によりタイマピストン２１が常時高圧室側に付勢されて
いる。したがって、タイマピストン２１は、タイマスプ
リングのスプリング圧と高圧室内の油圧とが釣り合った
位置で停止し、高圧室圧が高くなると、タイマピストン
２１がタイマスプリング２８に抗して低圧室側に移動
し、カムリング１０が噴射時期を進角する方向に回動さ
せられ、噴射時期が早くなる。また、高圧室圧が低くな
ると、タイマピストン２１が高圧室側に移動し、カムリ
ング１０が噴射時期を遅角する方向に回動させられ、噴
射時期が遅くなる。尚、タイマの高圧室２６の圧力は、
要求されるタイマ進角が得られるようタイミングコント
ロールバルブ（ＴＣＶ）で調節されるようになってい
る。
内の高圧燃料が導入される高圧室２６が、また他端に
は、フィードポンプの吸入経路と連通している低圧室２
７が形成されている。さらに、低圧室２７には、タイマ
スプリング２８が弾装され、このタイマスプリング２８
によりタイマピストン２１が常時高圧室側に付勢されて
いる。したがって、タイマピストン２１は、タイマスプ
リングのスプリング圧と高圧室内の油圧とが釣り合った
位置で停止し、高圧室圧が高くなると、タイマピストン
２１がタイマスプリング２８に抗して低圧室側に移動
し、カムリング１０が噴射時期を進角する方向に回動さ
せられ、噴射時期が早くなる。また、高圧室圧が低くな
ると、タイマピストン２１が高圧室側に移動し、カムリ
ング１０が噴射時期を遅角する方向に回動させられ、噴
射時期が遅くなる。尚、タイマの高圧室２６の圧力は、
要求されるタイマ進角が得られるようタイミングコント
ロールバルブ（ＴＣＶ）で調節されるようになってい
る。
【００１９】前述したコントロールスリーブ１５の下方
には、図１に示されるように、ポンプハウジング４に対
して保持された第２リンク部材３０が設けられ、この第
２リンク部材３０は、ポンプハウジング４に軸支された
基軸部３１と、この基軸部３１から径方向に延びる第１
アーム部３２とから構成されている。第１アーム部３２
は、その先端に基軸部３１の軸心と平行に延びる係合突
部３３が設けられ、第１アーム部３２の径方向の長さ
（基軸部３１の中心から係合突起３３の中心までの長
さ）は、図２に示されるように、予め設定された所定長
Ｌ１となっている。そして、第１アーム部３２の係合突
部３３は、第１リンク部材１９の係止片２３に形成され
た凹部３４に係合されている。
には、図１に示されるように、ポンプハウジング４に対
して保持された第２リンク部材３０が設けられ、この第
２リンク部材３０は、ポンプハウジング４に軸支された
基軸部３１と、この基軸部３１から径方向に延びる第１
アーム部３２とから構成されている。第１アーム部３２
は、その先端に基軸部３１の軸心と平行に延びる係合突
部３３が設けられ、第１アーム部３２の径方向の長さ
（基軸部３１の中心から係合突起３３の中心までの長
さ）は、図２に示されるように、予め設定された所定長
Ｌ１となっている。そして、第１アーム部３２の係合突
部３３は、第１リンク部材１９の係止片２３に形成され
た凹部３４に係合されている。
【００２０】第２リンク部材３０の基軸部３１は、第１
リンク部材１９に対して垂直に設けられ、その中心Ｏ2
は、第１リンク部材１９の回転中心Ｏ1 とタイマピスト
ン２１との間にあり、タイマピストン２１がシリンダ２
５のほぼ中央に位置する時点で、スライドピン２２の中
心線がＯ1 とＯ2 を通る仮想線上にほぼ一致し、第１ア
ーム部３２が、Ｏ2 からＯ1 に向かって延びた状態とな
る。
リンク部材１９に対して垂直に設けられ、その中心Ｏ2
は、第１リンク部材１９の回転中心Ｏ1 とタイマピスト
ン２１との間にあり、タイマピストン２１がシリンダ２
５のほぼ中央に位置する時点で、スライドピン２２の中
心線がＯ1 とＯ2 を通る仮想線上にほぼ一致し、第１ア
ーム部３２が、Ｏ2 からＯ1 に向かって延びた状態とな
る。
【００２１】第２リンク部材３０の基軸部３１には、図
３にも示されるように、第３リンク部材３５が固く外嵌
されており、基軸部３１が回転するとこれと一体に回転
するようになっている。第３リンク部材３５には、前記
第１アーム部３２と同方向に延設された第２アーム部３
６が形成されており、このアーム部３６の先端に形成さ
れた係合ボール３７がコントロールスリーブ１５の下端
部に形成された縦溝１７に嵌合されている。
３にも示されるように、第３リンク部材３５が固く外嵌
されており、基軸部３１が回転するとこれと一体に回転
するようになっている。第３リンク部材３５には、前記
第１アーム部３２と同方向に延設された第２アーム部３
６が形成されており、このアーム部３６の先端に形成さ
れた係合ボール３７がコントロールスリーブ１５の下端
部に形成された縦溝１７に嵌合されている。
【００２２】この第２アーム部３６も、アームの長さ
（基軸部３１の中心Ｏ2 から係合ボール３７の中心まで
の長さ）が予め設定された所定長Ｌ２となっており、ま
た、タイマピストン２１がシリンダ２５のほぼ中央に位
置する時点で、Ｏ2 からコントロールスリーブ１５の中
心（分配部材３の軸心）Ｏ3 に向かって延びた状態とな
る。そして、この第２アーム部の長さＬ２は、第１アー
ム部の長さＬ１よりも長く設定されている。
（基軸部３１の中心Ｏ2 から係合ボール３７の中心まで
の長さ）が予め設定された所定長Ｌ２となっており、ま
た、タイマピストン２１がシリンダ２５のほぼ中央に位
置する時点で、Ｏ2 からコントロールスリーブ１５の中
心（分配部材３の軸心）Ｏ3 に向かって延びた状態とな
る。そして、この第２アーム部の長さＬ２は、第１アー
ム部の長さＬ１よりも長く設定されている。
【００２３】上記構成において、分配部材３が回転する
と、プランジャ６がカムリング１０によって分配部材３
の径方向に往復動し、流出入ポート１２が吸入・カット
オフ孔１８に順次連通し、プランジャ６がカムリング１
０の中心から遠ざかる方向へ移動する吸入工程にあって
は、流出入ポート１２と吸入・カットオフ孔１８とが整
合し（図４（ａ）参照）、チャンバ２内の燃料が圧縮室
７に吸入される。
と、プランジャ６がカムリング１０によって分配部材３
の径方向に往復動し、流出入ポート１２が吸入・カット
オフ孔１８に順次連通し、プランジャ６がカムリング１
０の中心から遠ざかる方向へ移動する吸入工程にあって
は、流出入ポート１２と吸入・カットオフ孔１８とが整
合し（図４（ａ）参照）、チャンバ２内の燃料が圧縮室
７に吸入される。
【００２４】その後、プランジャ６がカムリング１０の
中心に向かって移動する圧送工程に入ると、流出入ポー
ト１２と吸入・カットオフ孔１８との連通が断たれ（図
４（ｂ）参照）、分配ポート１４と分配通路１３の１つ
とが整合し、圧縮された燃料がこの分配通路１３を介し
て送出弁へ吐出されるようになっている。尚、送出弁か
ら送出された燃料は、図示しない噴射管を介して噴射ノ
ズルへ送られ、この噴射ノズルから機関の気筒内へ噴射
するようになっている。
中心に向かって移動する圧送工程に入ると、流出入ポー
ト１２と吸入・カットオフ孔１８との連通が断たれ（図
４（ｂ）参照）、分配ポート１４と分配通路１３の１つ
とが整合し、圧縮された燃料がこの分配通路１３を介し
て送出弁へ吐出されるようになっている。尚、送出弁か
ら送出された燃料は、図示しない噴射管を介して噴射ノ
ズルへ送られ、この噴射ノズルから機関の気筒内へ噴射
するようになっている。
【００２５】そして、圧送工程の途中で、次の流出入ポ
ート１２が吸入・カットオフ孔１８に連通すると（図４
（ｃ）参照）、圧縮された燃料がチャンバ２に流出し、
噴射ノズルへの送出が停止され、噴射が終了する。した
がって、吸入・カットオフ孔１８が流出入ポート１２と
の連通を断ってから、次の流出入ポート１２と連通する
までの回転角が有効ストロークとなる。
ート１２が吸入・カットオフ孔１８に連通すると（図４
（ｃ）参照）、圧縮された燃料がチャンバ２に流出し、
噴射ノズルへの送出が停止され、噴射が終了する。した
がって、吸入・カットオフ孔１８が流出入ポート１２と
の連通を断ってから、次の流出入ポート１２と連通する
までの回転角が有効ストロークとなる。
【００２６】ここで、流出入ポート１２、吸入・カット
オフ孔１８は上述したような三角形状に形成されている
ので、流出入ポート１２と吸入・カットオフ孔１８とが
連通するタイミングは、コントロールスリーブ１５の位
置によって可変させることができる。つまり、コントロ
ールスリーブ１５の位置調整によって噴射終わり、即ち
噴射量を調節でき、コントロールスリーブ１５を図中左
方（分配部材８の基端部側）へ移動させるほど噴射量を
増大させ、右方（分配部材８の先端部側）へ移動するほ
ど噴射量を減少させることができる。
オフ孔１８は上述したような三角形状に形成されている
ので、流出入ポート１２と吸入・カットオフ孔１８とが
連通するタイミングは、コントロールスリーブ１５の位
置によって可変させることができる。つまり、コントロ
ールスリーブ１５の位置調整によって噴射終わり、即ち
噴射量を調節でき、コントロールスリーブ１５を図中左
方（分配部材８の基端部側）へ移動させるほど噴射量を
増大させ、右方（分配部材８の先端部側）へ移動するほ
ど噴射量を減少させることができる。
【００２７】より具体的に説明すると、コントロールス
リーブ１５が大噴射量位置に設定されている場合には、
図５の実線に示されているように、有効ストロークＳ１
は大きく、噴射期間が長くなるので、噴射量は多くな
る。逆に、コントロールスリーブ１５が小噴射量位置に
設定されている場合には、図５の２点鎖線に示されてい
るように、吸入・カットオフ孔１８の斜辺が流出入ポー
ト１２の斜辺に近づくので、有効ストロークＳ２が小さ
くなり（Ｓ２＜Ｓ１）、噴射期間が短くなって噴射量が
少なくなる。
リーブ１５が大噴射量位置に設定されている場合には、
図５の実線に示されているように、有効ストロークＳ１
は大きく、噴射期間が長くなるので、噴射量は多くな
る。逆に、コントロールスリーブ１５が小噴射量位置に
設定されている場合には、図５の２点鎖線に示されてい
るように、吸入・カットオフ孔１８の斜辺が流出入ポー
ト１２の斜辺に近づくので、有効ストロークＳ２が小さ
くなり（Ｓ２＜Ｓ１）、噴射期間が短くなって噴射量が
少なくなる。
【００２８】コントロールスリーブ１５がカムリング１
０との位相を変化せずに分配部材３の軸方向にのみ動く
ものであれば、プランジャ６がリフトし始めてから流出
入ポート１２と吸入・カットオフ孔１８との連通が断た
れて噴射が開始されるまでの期間（プリストローク）は
変化せず、噴射期間だけが異なることになるが、このよ
うな噴射制御にあっては、低速時のフルロード（高負
荷）やパーシャル（部分負荷、中負荷）時においても、
高速高負荷時と同様にカムの低速域を使用することにな
ってしまい、噴射圧力を十分に高くすることができなく
なる不都合が生じる。しかしながら、本発明によれば、
タイマピストン位置を変化させることで、プリストロー
クを変化させ、カムの高速域に低速、中・高負荷時の噴
射期間をあてることができる。
０との位相を変化せずに分配部材３の軸方向にのみ動く
ものであれば、プランジャ６がリフトし始めてから流出
入ポート１２と吸入・カットオフ孔１８との連通が断た
れて噴射が開始されるまでの期間（プリストローク）は
変化せず、噴射期間だけが異なることになるが、このよ
うな噴射制御にあっては、低速時のフルロード（高負
荷）やパーシャル（部分負荷、中負荷）時においても、
高速高負荷時と同様にカムの低速域を使用することにな
ってしまい、噴射圧力を十分に高くすることができなく
なる不都合が生じる。しかしながら、本発明によれば、
タイマピストン位置を変化させることで、プリストロー
クを変化させ、カムの高速域に低速、中・高負荷時の噴
射期間をあてることができる。
【００２９】つまり、タイマピストン２１を例えばリタ
ード方向（図２中Ａ方向）に動かし、第１リンク部材１
９をＯ1 を中心としてＢ方向にθ１回動させると、カム
リング１０も回動してθ１だけ回動し、係止片２３の凹
部３４に嵌合している第１アーム３２がＯ2 を中心とし
てＣ方向にθ２回動する（図２参照）。第３リンク部材
３５は第２リンク部材３０と一体に回動するので、第２
リンク部材３０がθ２回動すると、第２アーム部３６も
Ｏ2 を中心としてＤ方向にθ２回動し、この第２アーム
部３６に係合されているコントロールスリーブ１５はＯ
3 を中心としてＥ方向にθ３回動する（図３参照）。こ
こで、第１リンク部材１９の中心Ｏ1 はコントロールス
リーブ１５の中心Ｏ3 と一致しており、第２アーム部３
６の長さＬ２は第１アーム部３２の長さＬ１よりも長く
なっていることから、コントロールスリーブ１５の回動
角θ３は第１リンク部材１９の回動角θ１よりも大きく
なる。したがって、タイマピストン２１を動かしてカム
リング１０をθ１だけリタード方向に回動すれば、プラ
ンジャのリフト開始時期が遅くなると共に、コントロー
ルスリーブ１５がこのθ１よりも（θ３−θ１）だけ大
きく回動し、プリストロークが大きくなり、カムの高速
域に至ってから噴射が開始される。
ード方向（図２中Ａ方向）に動かし、第１リンク部材１
９をＯ1 を中心としてＢ方向にθ１回動させると、カム
リング１０も回動してθ１だけ回動し、係止片２３の凹
部３４に嵌合している第１アーム３２がＯ2 を中心とし
てＣ方向にθ２回動する（図２参照）。第３リンク部材
３５は第２リンク部材３０と一体に回動するので、第２
リンク部材３０がθ２回動すると、第２アーム部３６も
Ｏ2 を中心としてＤ方向にθ２回動し、この第２アーム
部３６に係合されているコントロールスリーブ１５はＯ
3 を中心としてＥ方向にθ３回動する（図３参照）。こ
こで、第１リンク部材１９の中心Ｏ1 はコントロールス
リーブ１５の中心Ｏ3 と一致しており、第２アーム部３
６の長さＬ２は第１アーム部３２の長さＬ１よりも長く
なっていることから、コントロールスリーブ１５の回動
角θ３は第１リンク部材１９の回動角θ１よりも大きく
なる。したがって、タイマピストン２１を動かしてカム
リング１０をθ１だけリタード方向に回動すれば、プラ
ンジャのリフト開始時期が遅くなると共に、コントロー
ルスリーブ１５がこのθ１よりも（θ３−θ１）だけ大
きく回動し、プリストロークが大きくなり、カムの高速
域に至ってから噴射が開始される。
【００３０】また、逆にタイマピストン２１をアドバン
ス側（Ａと反対方向）に動かせば、カムリング１０がア
ドバンス方向に回動してプランジャ６のリフト開始時期
は早くなり、プリストロークが小さくなって、カムの低
速域から噴射が開始される。尚、プリストロークの可変
代は、スライドピン２２がＯ1 とＯ2 を通る仮想線から
傾く最大角度をθ1maxとし、その時のコントロールスリ
ーブ１５の回動角をθ3maxとすれば、２（θ3max−θ1m
ax）となる。
ス側（Ａと反対方向）に動かせば、カムリング１０がア
ドバンス方向に回動してプランジャ６のリフト開始時期
は早くなり、プリストロークが小さくなって、カムの低
速域から噴射が開始される。尚、プリストロークの可変
代は、スライドピン２２がＯ1 とＯ2 を通る仮想線から
傾く最大角度をθ1maxとし、その時のコントロールスリ
ーブ１５の回動角をθ3maxとすれば、２（θ3max−θ1m
ax）となる。
【００３１】以上をまとめれば、高速、高負荷時におい
て、タイマをアドバンス側に設定すると共に、コントロ
ールスリーブ１５を噴射量増大方向に設定すれば、図６
に示されるように、プリストロークは小さくαとなり、
噴射時のカム使用域は、低速域から高速域の後半にかけ
て拡大される。これに対して、低速、中・高負荷時にお
いて、タイマをリタード側に設定すれば、プリストロー
クは大きくβとなり、カムの高速域に至ってから噴射が
開始されることになり、噴射圧力を増加させることがで
きる。その結果、低速高負荷域においても十分なトルク
を得ることができると共に、燃費の向上が図れ、黒煙の
発生を低減させることができる。また、低速中負荷域で
も噴射圧力を高めることで排気循環量を多くでき、ＮＯ
ｘを低減することができる。
て、タイマをアドバンス側に設定すると共に、コントロ
ールスリーブ１５を噴射量増大方向に設定すれば、図６
に示されるように、プリストロークは小さくαとなり、
噴射時のカム使用域は、低速域から高速域の後半にかけ
て拡大される。これに対して、低速、中・高負荷時にお
いて、タイマをリタード側に設定すれば、プリストロー
クは大きくβとなり、カムの高速域に至ってから噴射が
開始されることになり、噴射圧力を増加させることがで
きる。その結果、低速高負荷域においても十分なトルク
を得ることができると共に、燃費の向上が図れ、黒煙の
発生を低減させることができる。また、低速中負荷域で
も噴射圧力を高めることで排気循環量を多くでき、ＮＯ
ｘを低減することができる。
【００３２】さらに、噴射タイミングは、従来であれば
タイマピストン２１のストロークによる変化範囲にとど
まるものであったが、本願発明においては、タイマピス
トンストロークにプリストロークの可変分（θ３−θ
１）が加算された範囲で噴射タイミングを変化させるこ
とができるので、噴射タイミングの自由度を実質的に拡
大させることができる。
タイマピストン２１のストロークによる変化範囲にとど
まるものであったが、本願発明においては、タイマピス
トンストロークにプリストロークの可変分（θ３−θ
１）が加算された範囲で噴射タイミングを変化させるこ
とができるので、噴射タイミングの自由度を実質的に拡
大させることができる。
【００３３】尚、上述のような構成にあっては、図７
（ａ）乃至（ｃ）に示すような異なる特性であっても、
送油率がリフト初期で小さく、中程で大きくなる特性で
あれば、低速、中・高負荷時の噴射期間をカム速度の高
速部分に割り当て、高速、高負荷時の噴射期間をカム速
度の低速部分から割当てることができ、前記実施例と同
様の作用効果が得られるものである。また、この実施例
においては、プランジャ側に気筒数に対応した流出入ポ
ート１２を形成するものであったが、コントロールスリ
ーブ側に気筒数に対応した吸入・カットオフ孔１８を形
成するようにしてもよい。さらに、上述の実施例におい
ては、ＶＲ型の噴射ポンプを例に説明したが、ＶＥ型の
噴射ポンプにあっても同様にタイマピストンとコントロ
ールスリーブとを連動させて、タイマリタード時にプリ
ストローク量を大きくし、タイマアドバンス時にプリス
トローク量を小さくするようにしてもよい。
（ａ）乃至（ｃ）に示すような異なる特性であっても、
送油率がリフト初期で小さく、中程で大きくなる特性で
あれば、低速、中・高負荷時の噴射期間をカム速度の高
速部分に割り当て、高速、高負荷時の噴射期間をカム速
度の低速部分から割当てることができ、前記実施例と同
様の作用効果が得られるものである。また、この実施例
においては、プランジャ側に気筒数に対応した流出入ポ
ート１２を形成するものであったが、コントロールスリ
ーブ側に気筒数に対応した吸入・カットオフ孔１８を形
成するようにしてもよい。さらに、上述の実施例におい
ては、ＶＲ型の噴射ポンプを例に説明したが、ＶＥ型の
噴射ポンプにあっても同様にタイマピストンとコントロ
ールスリーブとを連動させて、タイマリタード時にプリ
ストローク量を大きくし、タイマアドバンス時にプリス
トローク量を小さくするようにしてもよい。
【００３４】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によればプ
リストローク制御をカムリフトの開始時期制御と連動さ
せ、進角調節用アクチュエータの制御によって進角状態
の調節とプリストロークの調節とを同時に行うようにし
たので、プリストローク制御を独立のアクチュエータを
設けることなく実現できる。
リストローク制御をカムリフトの開始時期制御と連動さ
せ、進角調節用アクチュエータの制御によって進角状態
の調節とプリストロークの調節とを同時に行うようにし
たので、プリストローク制御を独立のアクチュエータを
設けることなく実現できる。
【００３５】このため、低回転域での高負荷時や部分負
荷時（パーシャル時）の噴射期間をカム速度の早い領域
でおこない、噴射圧力を高めて黒煙やＮＯｘの低減を図
ることでき、排ガス規制の要求から噴射ノズルの噴孔を
小さくする場合には、高回転高負荷時においてカム使用
域を拡大することができ、さらには、噴射タイミングを
カムリフトの開始時期のみならず燃料圧送始めの調節に
よっても実質的に変更できるので、噴射タイミングの変
更自由度を拡大することができる。
荷時（パーシャル時）の噴射期間をカム速度の早い領域
でおこない、噴射圧力を高めて黒煙やＮＯｘの低減を図
ることでき、排ガス規制の要求から噴射ノズルの噴孔を
小さくする場合には、高回転高負荷時においてカム使用
域を拡大することができ、さらには、噴射タイミングを
カムリフトの開始時期のみならず燃料圧送始めの調節に
よっても実質的に変更できるので、噴射タイミングの変
更自由度を拡大することができる。
【図１】図１は、この発明を使用したＶＲ型の分配型燃
料噴射装置の要部を示す断面図である。
料噴射装置の要部を示す断面図である。
【図２】図２は、図１に示す燃料噴射装置のII−II線で
切断した断面を示す図である。
切断した断面を示す図である。
【図３】図３は、図１に示す燃料噴射装置のIII − III
線で切断した断面を示す図である。
線で切断した断面を示す図である。
【図４】図４は、分配部材の回転に伴う流出入ポート１
２と吸入・カットオフ孔１８との位置関係の変移を示し
た図であり、（ａ）は燃料の吸入、（ｂ）は燃料噴射、
（ｃ）は燃料のカットオフを説明する説明図である。
２と吸入・カットオフ孔１８との位置関係の変移を示し
た図であり、（ａ）は燃料の吸入、（ｂ）は燃料噴射、
（ｃ）は燃料のカットオフを説明する説明図である。
【図５】図５は、コントロールスリーブを軸方向に位置
調節した場合の流出入ポート１２と吸入・カットオフ孔
１８との位置関係を説明する図である。
調節した場合の流出入ポート１２と吸入・カットオフ孔
１８との位置関係を説明する図である。
【図６】図６は、送油率とカム角度との関係を示す特性
線図であり、ポンプの回転数や負荷に応じて噴射期間を
変更した状態を示す図である。
線図であり、ポンプの回転数や負荷に応じて噴射期間を
変更した状態を示す図である。
【図７】図７（ａ）乃至（ｃ）は、送油率とカム角度と
の関係を示す他の特性線図例を示す。
の関係を示す他の特性線図例を示す。
１２ 流出入ポート １５ コントロールスリーブ １８ 吸入・カットオフ孔 １９ 第１リンク部材 ２０ タイマ装置 ２１ タイマピストン ３０ 第２リンク部材 ３５ 第３リンク部材 ４０ エレクトリックガバナ
【手続補正書】
【提出日】平成８年５月９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２６
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２６】ここで、流出入ポート１２、吸入・カット
オフ孔１８は上述したような三角形状に形成されている
ので、流出入ポート１２と吸入・カットオフ孔１８とが
連通するタイミングは、コントロールスリーブ１５の位
置によって可変させることができる。つまり、コントロ
ールスリーブ１５の位置調整によって噴射終わり、即ち
噴射量を調節でき、コントロールスリーブ１５を図中左
方（分配部材３の基端部側）へ移動させるほど噴射量を
増大させ、右方（分配部材３の先端部側）へ移動するほ
ど噴射量を減少させることができる。
オフ孔１８は上述したような三角形状に形成されている
ので、流出入ポート１２と吸入・カットオフ孔１８とが
連通するタイミングは、コントロールスリーブ１５の位
置によって可変させることができる。つまり、コントロ
ールスリーブ１５の位置調整によって噴射終わり、即ち
噴射量を調節でき、コントロールスリーブ１５を図中左
方（分配部材３の基端部側）へ移動させるほど噴射量を
増大させ、右方（分配部材３の先端部側）へ移動するほ
ど噴射量を減少させることができる。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２７
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２７】より具体的に説明すると、コントロールス
リーブ１５が大噴射量位置に設定されている場合には、
図５の実線に示されているように、有効ストロークＳ１
は大きく、噴射期間が長くなるので、噴射量は多くな
る。逆に、コントロールスリーブ１５が小噴射量位置に
設定されている場合には、図５の２点鎖線に示されてい
るように、吸入・カットオフ孔１８の斜辺が流出入ポー
ト１２の斜辺に近づくので、有効ストロークＳ２ が小さ
くなり（Ｓ２ ＜Ｓ１ ）、噴射期間が短くなって噴射量が
少なくなる。
リーブ１５が大噴射量位置に設定されている場合には、
図５の実線に示されているように、有効ストロークＳ１
は大きく、噴射期間が長くなるので、噴射量は多くな
る。逆に、コントロールスリーブ１５が小噴射量位置に
設定されている場合には、図５の２点鎖線に示されてい
るように、吸入・カットオフ孔１８の斜辺が流出入ポー
ト１２の斜辺に近づくので、有効ストロークＳ２ が小さ
くなり（Ｓ２ ＜Ｓ１ ）、噴射期間が短くなって噴射量が
少なくなる。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２９
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２９】つまり、タイマピストン２１を例えばリタ
ード方向（図２中Ａ方向）に動かし、第１リンク部材１
９をＯ１を中心としてＢ方向にθ１ 回動させると、カム
リング１０も回動してθ１ だけ回動し、係止片２３の凹
部３４に嵌合している第１アーム３２がＯ２を中心とし
てＣ方向にθ２ 回動する（図２参照）。第３リンク部材
３５は第２リンク部材３０と一体に回動するので、第２
リンク部材３０がθ２ 回動すると、第２アーム部３６も
Ｏ２を中心としてＤ方向にθ２ 回動し、この第２アーム
部３６に係合されているコントロールスリーブ１５はＯ
３を中心としてＥ方向にθ３ 回動する（図３参照）。こ
こで、第１リンク部材１９の中心Ｏ１はコントロールス
リーブ１５の中心Ｏ３と一致しており、第２アーム部３
６の長さＬ２は第１アーム部３２の長さＬ１よりも長く
なっていることから、コントロールスリーブ１５の回動
角θ３ は第１リンク部材１９の回動角θ１ よりも大きく
なる。したがって、タイマピストン２１を動かしてカム
リング１０をθ１ だけリタード方向に回動すれば、プラ
ンジャのリフト開始時期が遅くなると共に、コントロー
ルスリーブ１５がこのθ１ よりも（θ３ −θ１ ）だけ大
きく回動し、プリストロークが大きくなり、カムの高速
域に至ってから噴射が開始される。
ード方向（図２中Ａ方向）に動かし、第１リンク部材１
９をＯ１を中心としてＢ方向にθ１ 回動させると、カム
リング１０も回動してθ１ だけ回動し、係止片２３の凹
部３４に嵌合している第１アーム３２がＯ２を中心とし
てＣ方向にθ２ 回動する（図２参照）。第３リンク部材
３５は第２リンク部材３０と一体に回動するので、第２
リンク部材３０がθ２ 回動すると、第２アーム部３６も
Ｏ２を中心としてＤ方向にθ２ 回動し、この第２アーム
部３６に係合されているコントロールスリーブ１５はＯ
３を中心としてＥ方向にθ３ 回動する（図３参照）。こ
こで、第１リンク部材１９の中心Ｏ１はコントロールス
リーブ１５の中心Ｏ３と一致しており、第２アーム部３
６の長さＬ２は第１アーム部３２の長さＬ１よりも長く
なっていることから、コントロールスリーブ１５の回動
角θ３ は第１リンク部材１９の回動角θ１ よりも大きく
なる。したがって、タイマピストン２１を動かしてカム
リング１０をθ１ だけリタード方向に回動すれば、プラ
ンジャのリフト開始時期が遅くなると共に、コントロー
ルスリーブ１５がこのθ１ よりも（θ３ −θ１ ）だけ大
きく回動し、プリストロークが大きくなり、カムの高速
域に至ってから噴射が開始される。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００３０】また、逆にタイマピストン２１をアドバン
ス側（Ａと反対方向）に動かせば、カムリング１０がア
ドバンス方向に回動してプランジャ６のリフト開始時期
は早くなり、プリストロークが小さくなって、カムの低
速域から噴射が開始される。尚、プリストロークの可変
代は、スライドピン２２がＯ１とＯ２を通る仮想線から
傾く最大角度をθ１ｍａｘとし、その時のコントロール
スリーブ１５の回動角をθ３ｍａｘとすれば、２（θ３
ｍａｘ−θ１ｍａｘ）となる。
ス側（Ａと反対方向）に動かせば、カムリング１０がア
ドバンス方向に回動してプランジャ６のリフト開始時期
は早くなり、プリストロークが小さくなって、カムの低
速域から噴射が開始される。尚、プリストロークの可変
代は、スライドピン２２がＯ１とＯ２を通る仮想線から
傾く最大角度をθ１ｍａｘとし、その時のコントロール
スリーブ１５の回動角をθ３ｍａｘとすれば、２（θ３
ｍａｘ−θ１ｍａｘ）となる。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００３２】さらに、噴射タイミングは、従来であれば
タイマピストン２１のストロークによる変化範囲にとど
まるものであったが、本願発明においては、タイマピス
トンストロークにプリストロークの可変分（θ３ −
θ１ ）が加算された範囲で噴射タイミングを変化させる
ことができるので、噴射タイミングの自由度を実質的に
拡大させることができる。
タイマピストン２１のストロークによる変化範囲にとど
まるものであったが、本願発明においては、タイマピス
トンストロークにプリストロークの可変分（θ３ −
θ１ ）が加算された範囲で噴射タイミングを変化させる
ことができるので、噴射タイミングの自由度を実質的に
拡大させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ０２Ｍ 41/14 ３２０ Ｆ０２Ｍ 41/14 ３２０ ３３０ ３３０Ｚ
Claims (3)
- 【請求項１】 カム面をシフトさせて要求する進角状態
を設定する進角調節用アクチュエータと、コントロール
スリーブを軸方向に変位させて要求する噴射量を設定す
る噴射量調節用アクチュエータとを有し、前記進角調節
用アクチュエータの動きに前記コントロールスリーブの
周方向の動きを連動させ、前記コントロールスリーブに
プリストローク制御機能を持たせたことを特徴とする燃
料噴射装置。 - 【請求項２】 進角調節用アクチュエータとコントロー
ルスリーブとはリンク部材によって連結され、前記進角
調節用アクチュエータの作動量と一定の比率をもって前
記コントロールスリーブが周方向に移動する請求項１記
載の燃料噴射装置。 - 【請求項３】 前記コントロールスリーブに燃料を吸
入、排出する孔が設けられている請求項１又は２記載の
燃料噴射装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7144013A JPH08312379A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 燃料噴射装置 |
| US08/646,908 US5647323A (en) | 1995-05-18 | 1996-05-09 | Fuel injection system |
| DE69605593T DE69605593T2 (de) | 1995-05-18 | 1996-05-16 | Kraftstoffeinspritzanlage |
| EP96303470A EP0743446B1 (en) | 1995-05-18 | 1996-05-16 | Fuel injection system |
| KR1019960016386A KR0171552B1 (ko) | 1995-05-18 | 1996-05-16 | 연료분사장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7144013A JPH08312379A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 燃料噴射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08312379A true JPH08312379A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=15352300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7144013A Pending JPH08312379A (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 燃料噴射装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5647323A (ja) |
| EP (1) | EP0743446B1 (ja) |
| JP (1) | JPH08312379A (ja) |
| KR (1) | KR0171552B1 (ja) |
| DE (1) | DE69605593T2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10231762A (ja) * | 1996-12-19 | 1998-09-02 | Zexel Corp | 分配型燃料噴射ポンプ |
| JPH10274059A (ja) * | 1997-03-28 | 1998-10-13 | Zexel Corp | 分配型燃料噴射装置のタイマ装置 |
| JPH10281033A (ja) * | 1997-04-03 | 1998-10-20 | Zexel Corp | 燃料噴射ポンプのスピル制御装置 |
| CN109555692A (zh) * | 2018-12-18 | 2019-04-02 | 珠海格力电器股份有限公司 | 活塞限位结构、压缩机及换热设备 |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR1209065A (fr) * | 1956-12-19 | 1960-02-29 | Bosch Gmbh Robert | Pompe à injection de combustible pour moteurs |
| US2935062A (en) * | 1956-12-19 | 1960-05-03 | Bosch Gmbh Robert | Injection pumps |
| DE2638670A1 (de) * | 1976-08-27 | 1978-03-02 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzpumpe |
| US4441474A (en) * | 1980-12-31 | 1984-04-10 | Lucas Industries Limited | Fuel injection pumping apparatus |
| US4376432A (en) * | 1981-04-13 | 1983-03-15 | Stanadyne, Inc. | Fuel injection pump with spill control mechanism |
| JPS6079152A (ja) * | 1983-10-03 | 1985-05-04 | Nippon Denso Co Ltd | 燃料噴射量制御装置 |
| JPS60243363A (ja) * | 1984-05-17 | 1985-12-03 | Nippon Denso Co Ltd | 分配型燃料噴射ポンプの燃料噴射率制御装置 |
| US4662537A (en) * | 1984-06-18 | 1987-05-05 | Advanced Technology Products, Inc. | Timed pill monitor and dispenser |
| DE3524387A1 (de) * | 1984-07-10 | 1986-01-23 | Nissan Motor Co., Ltd., Yokohama, Kanagawa | Kraftstoffeinspritzpumpe |
| ES8702583A1 (es) * | 1986-02-24 | 1987-01-16 | Cav Condiesel Sa | Perfeccionamientos en las bombas rotativas de inyeccion. |
| JP2829639B2 (ja) * | 1989-09-22 | 1998-11-25 | 株式会社ゼクセル | 電子制御式分配型燃料噴射ポンプの送油率可変制御方法 |
| JPH07310619A (ja) * | 1994-05-19 | 1995-11-28 | Zexel Corp | 分配型燃料噴射ポンプ |
-
1995
- 1995-05-18 JP JP7144013A patent/JPH08312379A/ja active Pending
-
1996
- 1996-05-09 US US08/646,908 patent/US5647323A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-05-16 DE DE69605593T patent/DE69605593T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-05-16 EP EP96303470A patent/EP0743446B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-05-16 KR KR1019960016386A patent/KR0171552B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0743446B1 (en) | 1999-12-15 |
| KR960041688A (ko) | 1996-12-19 |
| DE69605593D1 (de) | 2000-01-20 |
| DE69605593T2 (de) | 2000-07-27 |
| EP0743446A1 (en) | 1996-11-20 |
| KR0171552B1 (ko) | 1999-03-20 |
| US5647323A (en) | 1997-07-15 |
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